JP2018054190A - 配管、温度制御装置及び車両 - Google Patents
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Abstract
【課題】内管を流れる液体の温度を調整可能にする。
【解決手段】配管3は、液体Wを通す第1配管31と、第1配管31の外側に設けられており、流体Fを流入させる流入口321と、流入口321から流入した流体Fを流出させる流出口322とが設けられている第2配管32と、流入口321及び流出口322の少なくとも一方の少なくとも一部の領域を開閉する開閉部33と、を有する。第1配管31と第2配管32との間には、フィン34が設けられている。
【選択図】図2
【解決手段】配管3は、液体Wを通す第1配管31と、第1配管31の外側に設けられており、流体Fを流入させる流入口321と、流入口321から流入した流体Fを流出させる流出口322とが設けられている第2配管32と、流入口321及び流出口322の少なくとも一方の少なくとも一部の領域を開閉する開閉部33と、を有する。第1配管31と第2配管32との間には、フィン34が設けられている。
【選択図】図2
Description
本発明は、流れる液体の温度を制御するための配管、温度制御装置、及び当該配管を有する車両に関するものである。
車両には、内管と外管とを有する二重管構造内において、排熱回収器により温められた液体と、エンジンに供給するための流体との間で熱交換するための熱交換器が設けられている。特許文献1には、車両に、排熱回収装置と2重管状の熱交換器とが設けられており、排熱回収装置から供給される熱媒体とエンジン冷却水との熱交換を行い、エンジン冷却水を加熱し、加熱されたエンジン冷却水をパイプでエンジンに供給することによりエンジンを暖気する構造が開示されている。
車両では、エンジンに供給される液体(例えば、水)の温度は、適切な温度帯に保つことが求められる。例えば、エンジンを冷却させる必要があるときは、第1の温度の液体が求められる。一方では、例えば、車両の始動時等、エンジン内のエンジンオイルを温める必要があるときには、第1の温度と異なる第2の温度の液体が求められる。
ところで、車両には、排熱回収器が設けられており、エンジンから排出される高温の排気ガスの熱回収が行われている。例えば、排熱回収器から得られる液体を用いて、エンジンを冷却させる必要があるときには、排熱回収器により生成された液体を冷却してから、エンジンに供給しなければならない。一方で、排熱回収器から得られる液体を用いて、エンジンを温める必要があるときには、排熱回収器により生成された高温の液体を、冷却されないように保温された状態で、エンジンに供給する必要がある。そこで、パイプを流れる液体の温度を調整可能にすることが求められている。
そこで、本発明はこれらの点に鑑みてなされたものであり、内管を流れる液体の温度を調整することができる二重管構造を提供することを目的とする。
本発明の第1の態様においては、液体を通す第1配管と、前記第1配管の外側に設けられており、流体を流入させる流入口と、前記流入口から流入した流体を流出させる流出口とが設けられている第2配管と、前記流入口及び前記流出口の少なくとも一方の少なくとも一部の領域を開閉する開閉部と、を有することを特徴とする配管を提供する。
また、前記第1配管と前記第2配管との間には、フィンが設けられていてもよい。また、前記流入口と前記流出口とは、前記第2配管の外周面に形成されており、前記開閉部は、円筒形状であって、前記第2配管の外周面をスライドすることにより、前記流入口及び前記流出口の少なくとも一方の少なくとも一部の領域を開閉してもよい。また、前記流入口と前記流出口とは、前記第2配管の長手方向における両側の端部に形成されていてもよい。
本発明の第2の態様においては、車両のエンジンと排熱回収器との間を接続する配管と、前記配管を流れる液体の温度を制御する制御部とを有し、前記配管は、前記液体を通す第1配管と、前記第1配管の外側に設けられており、流体を流入させる流入口と、前記流入口から流入した流体を流出させる流出口とが設けられている第2配管と、前記流入口及び前記流出口の少なくとも一方の少なくとも一部の領域を開閉する開閉部と、を有し、前記制御部は、前記液体の温度が第1の温度よりも低いときには、前記開閉部が、前記流入口及び前記流出口の少なくとも一方の少なくとも一部の領域を閉じるように制御し、前記液体の温度が第2の温度よりも高いときには、前記開閉部が、前記流入口及び前記流出口の少なくとも一方の少なくとも一部の領域を開くように制御することを特徴とする温度制御装置を提供する。
本発明の第3の態様においては、エンジンと、前記エンジンの温度を調整するための液体を通す配管と、を備え、前記配管は、前記液体を通す第1配管と、前記第1配管の外側に設けられており、流体を流入させる流入口と、前記流入口から流入した流体を流出させる流出口とが設けられている第2配管と、前記流入口及び前記流出口の少なくとも一方の少なくとも一部の領域を開閉する開閉部と、を有することを特徴とする車両を提供する。
本発明によれば、内管と外管とを有する二重管構造の配管において、内管を流れる液体の温度を調整することができるという効果を奏する。
<第1の実施形態>
図1は、第1の実施形態に係る配管3が車両に設けられている構成を示す図である。
車両は、エンジン1、排熱回収器2、配管3、配管4、及び制御部5を有する。制御部5と配管3とは、配管3を流れる液体の温度を制御する温度制御装置を構成する。
図1は、第1の実施形態に係る配管3が車両に設けられている構成を示す図である。
車両は、エンジン1、排熱回収器2、配管3、配管4、及び制御部5を有する。制御部5と配管3とは、配管3を流れる液体の温度を制御する温度制御装置を構成する。
エンジン1は、例えば、ディーゼルエンジンである。排熱回収器2は、エンジン1から排出される高温の排気ガスを利用してエンジン1と排熱回収器2とを循環する液体Wを加熱する機器である。液体Wは、例えば、水である。液体Wは、エンジン1の温度を調整するための液体である。
配管3は、エンジン1と排熱回収器2との間に設けられている管である。配管3の内部には、液体Wが流れている。配管3は、排熱回収器2からエンジン1へと液体Wを流す管である。配管3は、例えば、車両の前後方向において延伸している。配管3は、配管3の内部を流れる液体Wの温度を調整する機能、すなわち、液体Wを冷却したり、保温したりする機能を有する。配管3の詳細は、後述する。
配管4は、エンジン1と排熱回収器2との間に設けられている管である。配管4の内部には、液体Wが流れている。配管4は、エンジン1から排熱回収器2へと液体Wを流す管である。配管4は、例えば、車両の前後方向において延伸している。制御部5は、例えば、CPU、ROM、RAM等を有するマイクロコンピュータを備えた電子制御装置である。制御部5は、水温に応じて駆動するサーモアクチュエータ等による機械制御装置であってもよい。制御部5は、配管3を流れる液体Wの温度を制御する機能を有する。制御部5の詳細は、後述する。
図2は、第1の実施形態に係る配管3の構成を示す図である。図3は、図2のX−X線断面図を示す。
配管3は、第1配管31、第2配管32、開閉部33、及びフィン34を有する。第1配管31は、金属製で、中空を有する円柱形状である。第1配管31は、エンジン1と排熱回収器2との間に設けられている。
配管3は、第1配管31、第2配管32、開閉部33、及びフィン34を有する。第1配管31は、金属製で、中空を有する円柱形状である。第1配管31は、エンジン1と排熱回収器2との間に設けられている。
第1配管31は、液体Wを通す管である。具体的には、第1配管31は、排熱回収器2からエンジン1に液体Wを通す管である。第1配管31の長手方向における液体Wが流れる上流側の端部は、排熱回収器2に接続されている。第1配管31の長手方向における液体Wが流れる下流側の端部は、エンジン1に接続されている。
第2配管32は、流体Fが流れる管である。第2配管32は、金属又は樹脂等で形成されており、中空を有する円柱形状である。第2配管32は、第1配管31の外側に設けられている。また、第2配管32の長手方向における両端には、第1配管31の外径と同じ大きさの内径を有する穴が設けられた板部が設けられている。例えば、第2配管32の長手方向における長さは、第1配管31の長手方向における長さと同じ長さである。しかし、第2配管32の長手方向における長さは、任意である。第2配管32の長手方向における長さは、第1配管31の長手方向における長さよりも短くてもよい。
第2配管32は、流入口321と流出口322とを有する。流入口321は、第1配管31の外側面と第2配管32の内側面との間に、流体Fを流入させる開口である。流体Fは、例えば空気であり、車両が前方に走行することで生じる走行風として流入口321に流入する。流体Fは、ファンにより強制的に送風される風、又はポンプにより供給される液体であってもよい。流入口321は、第2配管32の長手方向におけるエンジン1側の端部付近の外周面に形成されている。流入口321は、例えば丸穴形状である。図2においては、複数の流入口321が、例えば、第2配管32の外周面上に、第2配管32の外周を取囲むようにして直線状に配置されている。しかし、複数の流入口321は、第2配管32の外周面上に、第2配管32の外周を取囲むようにして直線状に配置されているだけに限らず、任意の位置に配置されていてもよい。
流出口322は、流入口321から第1配管31の外側面と第2配管32の内側面との間に流入した流体Fを、第2配管32の外側に流出させる開口である。流出口322は、第2配管32の長手方向における排熱回収器2側の端部付近の外周面に形成されている。流出口322は、例えば丸穴形状である。複数の流出口322が、第2配管32の外周面上に、第2配管32の外周を取囲むようにして直線状に配置されている。
流入口321と流出口322とは、丸穴形状を有するが、形状は任意である。流入口321と流出口322とは、例えば、長穴形状を有していてもよい。また、複数の流入口321と複数の流出口322とが、第2配管32に、それぞれ設けられているが、流入口321と流出口322の数は、任意である。
開閉部33は、流入口321及び流出口322の少なくとも一方の少なくとも一部の領域を開閉する部材である。開閉部33は、第1開閉部331と第2開閉部332とを有する。第1開閉部331は、流入口321を開閉する部材である。第1開閉部331は、円筒形状である。第1開閉部331は、第2配管32の外側に設けられている。第1開閉部331は、第2配管32の外側をスライドするように構成されている。第1開閉部331は、外部から力が加えられることにより、第1開閉部331が流入口321を覆わない位置(第1の位置)と第1開閉部331が流入口321を覆う位置(第2の位置)との間で移動する。
第2開閉部332は、流出口322を開閉する部材である。第2開閉部332は、円筒形状である。第2開閉部332は、第2配管32の外側に設けられている。第2開閉部332は、第2配管32の外側をスライドするように構成されている。第2開閉部332は、外部から力が加えられることにより、第2開閉部332が流出口322を覆わない位置(第3の位置)と第2開閉部332が流出口322を覆う位置(第4の位置)との間で移動する。
開閉部33は、第1開閉部331と第2開閉部332とを有しているが、開閉部33は、第1開閉部331と第2開閉部332のどちらか一方だけを有していてもよい。配管3においては、このように、流入口321と流出口322とが、第2配管32の外周面に形成されており、円筒形状の開閉部33が第2配管32の外周面をスライドすることにより、流入口321及び流出口322の少なくとも一方の少なくとも一部の領域を開閉することができる。
開閉部33は、複数の流入口321のそれぞれを同じ大きさに開閉し、複数の流出口322のそれぞれを同じ大きさに開閉することができるので、各流入口321及び各流出口322の付近の液体Wの温度を同程度の温度にすることができる。したがって、例えば、温度センサで液体Wの温度を測定する際に、温度センサの位置によらず、測定温度の精度を向上させることができる。
流入口321と流出口322とが開放されているときは、流体Fが、流入口321から第1配管31の外側面と第2配管32の内側面とで形成されている空間に流入する。流入口321から流入した流体Fは、流出口322から流出する。
液体Wの温度よりも低い温度の流体Fを流すことで、第1配管31の内側を流れる液体Wは、第1配管31の外側面と第2配管32の内側面とで形成されている空間を流れる流体Fと熱交換されることにより、冷却される。その結果、第1配管31の長手方向におけるエンジン1側の端部付近の第1配管31内の液体Wの温度TW2は、第1配管31の長手方向における排熱回収器2側の端部付近の第1配管31内の液体Wの温度TW1に比べて低くなる(TW2<TW1)。
一方で、流入口321及び流出口322の少なくとも一方が閉じられているときは、流体Fが、流入口321から第1配管31の外側面と第2配管32の内側面とで形成されている空間に流入せず、第1配管31の外側面と第2配管32の内側面とで形成されている空間を流体Fが流れない。
このため、流入口321及び流出口322の少なくとも一方が閉じられているときに、第1配管31の内側を流れる液体Wは、流入口321と流出口322とが開放されているときに、第1配管31の内側を流れる液体Wに比べて、第1配管31内において冷却されない。流体Fの温度が液体Wの温度と同程度であれば、流入口321及び流出口322の少なくとも一方が閉じられているときに、第1配管31の内側を流れる液体Wは、保温される。
すなわち、流入口321及び流出口322の少なくとも一方が閉じられているときの第1配管31の長手方向におけるエンジン1側の端部付近の第1配管31内の液体Wの温度TW3は、流入口321と流出口322とが開放されているときの第1配管31の長手方向におけるエンジン1側の端部付近の第1配管31内の液体Wの温度TW2よりも高い(TW3>TW2)。
このように、開閉部33が流入口321と流出口322の少なくとも一方の少なくとも一部の領域を開閉することにより、第2配管32の内側を流れる流体Fの量を調整することができる。その結果、第1配管31の内側を流れる液体Wの温度を調整することができる。
フィン34は、伝熱面積を増加させることにより、第1配管31の内側を流れる液体Wと第1配管31の外側を流れる流体Fとで熱交換する際における熱交換の効率を高めるための部材である。
フィン34は、金属製で、長方形状を有する。フィン34は、第1配管31と第2配管32との間に設けられている。具体的には、フィン34は、第1配管31の外側、かつ、第2配管32の内側に設けられている。
フィン34の長手方向の長さは、例えば、第2配管32の長手方向における長さと同じ長さである。フィン34の短手方向の長さは、第1配管31の外径と第2配管32の内径との間の径方向における長さと同じ長さである。フィン34の短手方向における第1配管31側の端部は、第1配管31の外周面に接続されている。また、フィン34の短手方向における第2配管32側の端部は、第2配管32の内周面に接続されている。
配管3には、複数のフィン34が、第1配管31の外側に放射状に設けられている。第1配管31の外側と第2配管32の内側との間の空間は、複数のフィン34によって区切られている。なお、フィン34の数とフィン34の形状は任意である。
配管3は、フィン34を有することにより、第1配管31の内側を流れる液体Wを冷却させるときには、冷却効果を高めることができ、かつ、第1配管31の内側を流れる液体Wを保温させたいときには、保温効果を高めることができる。
制御部5は、液体Wの温度に応じて開閉部33の動作を制御するための制御部として機能する。制御部5は、液体Wの温度が第1の温度よりも低いときには、開閉部33が、流入口321及び流出口322の少なくとも一方の少なくとも一部の領域を閉じるように制御する。また、制御部5は、液体Wの温度が第2の温度よりも高いときには、開閉部33が、流入口321及び流出口322の少なくとも一方の少なくとも一部の領域を開くように制御する。
[第1の実施形態に係る配管3による効果]
第1の実施形態に係る配管3は、液体Wを通す第1配管31と、第1配管31の外側に設けられており、流体Fを流入させる流入口321と、流入口321から流入した流体Fを流出させる流出口322とが設けられている第2配管32と、流入口321及び流出口322の少なくとも一方の少なくとも一部の領域を開閉する開閉部33と、を有する。
第1の実施形態に係る配管3は、液体Wを通す第1配管31と、第1配管31の外側に設けられており、流体Fを流入させる流入口321と、流入口321から流入した流体Fを流出させる流出口322とが設けられている第2配管32と、流入口321及び流出口322の少なくとも一方の少なくとも一部の領域を開閉する開閉部33と、を有する。
第1の実施形態に係る配管3は、このような構成を有するので、排熱回収器2で温められた液体Wをエンジン1に供給する際において、車両の状況に応じて、保温された液体Wが必要なときには、保温された液体Wが供給され、冷却された液体Wが必要なときには、冷却された液体Wを供給することができる。
<第2の実施形態>
図4は、第2の実施形態に係る配管3aの構成を示す図である。図5は、第2の実施形態に係る配管3aをAの方向から見た図を示す。
配管3aは、配管3の構成と比べて、第2配管32aの長手方向における両側の端部に、流入口321aと流出口322aとが形成されている点と、流入口321aと流出口322aとを開閉する開閉部33aが設けられている点とで異なる。
図4は、第2の実施形態に係る配管3aの構成を示す図である。図5は、第2の実施形態に係る配管3aをAの方向から見た図を示す。
配管3aは、配管3の構成と比べて、第2配管32aの長手方向における両側の端部に、流入口321aと流出口322aとが形成されている点と、流入口321aと流出口322aとを開閉する開閉部33aが設けられている点とで異なる。
第2配管32aは、円筒形状である。第2配管32aは、流入口321aと流出口322aとを有する。流入口321aは、流体Fが流入する開口である。流入口321aは、第2配管32aの長手方向におけるエンジン1側の端部に形成されている。流出口322aは、流体Fが流出する開口である。流出口322aは、第2配管32aの長手方向における排熱回収器2側の端部に形成されている。
開閉部33aは、流入口321a及び流出口322aの少なくとも一方の少なくとも一部の領域を開閉する部材である。開閉部33aは、第1開閉部331aと第2開閉部332aとを有する。第1開閉部331aは、流入口321aの少なくとも一部を開放したり、覆ったりする部材である。第2開閉部332aは、流出口322aの少なくとも一部を開放したり、覆ったりする部材である。第1開閉部331aは、第2配管32aの長手方向におけるエンジン1側の端部のエンジン1側に設けられている。第2開閉部332aは、第2配管32aの長手方向における排熱回収器2側の端部の排熱回収器2側に設けられている。
第1開閉部331aは、左板部3311aと右板部3312aとを有する。左板部3311aは、第2配管32aの外径と同じ大きさである外径を有し、かつ、第1配管31の内径と同じ大きさである穴を有する半円盤形状の部材である。右板部3312aは、第2配管32aの外径と同じ大きさである外径を有し、かつ、第1配管31の内径と同じ大きさである穴を有する半円盤形状の部材である。
同様に、第2開閉部332aは、左板部3321aと右板部3322aとを有する。左板部3321aは、第2配管32aの外径と同じ大きさである外径を有し、かつ、第1配管31の内径と同じ大きさである穴を有する半円盤形状の部材である。右板部3322aは、第2配管32aの外径と同じ大きさである外径を有し、かつ、第1配管31の内径と同じ大きさである穴を有する半円盤形状の部材である。
左板部3311aと右板部3312aとが、例えば制御部5による制御に基づいて第2配管32aの長手方向におけるエンジン1側の端部のエンジン1側の位置においてスライドすることにより、左板部3311aと右板部3312aとは、流入口321aを開放したり、覆ったりする。同様に、左板部3321aと右板部3322aとが、第2配管32aの長手方向における排熱回収器2側の端部の排熱回収器2側の位置においてスライドすることにより、左板部3321aと右板部3322aとは、流出口322aを開放したり、覆ったりする。
制御部5が、左板部3311a、右板部3312a、左板部3321a、及び右板部3322aをスライドさせる量を制御することで、配管3aは、流入口321aから流入させる流体Fの流量を変化させ、第1配管31の内側を流れる液体Wの温度を細かく調整することができる。なお、第1開閉部331a及び第2開閉部332aの形状、及び作動方向は、任意である。例えば、第1開閉部331aは、左板部3311aと右板部3312aとを有し、左板部3311aと右板部3312aとを第2配管32aの円周方向にスライドするようにして、流入口321aを開閉するようにしてもよい。
配管3aにおいては、上述したように、流入口321aと流出口322aとが、第2配管32aの長手方向における両側の端部に形成されているので、流入口321aと流出口322aとを車両の前後方向と同じ方向に配置することができる。この結果、配管3aは、流体Fが流入口321aから流入し易くなり、かつ、第2配管32aの内部に流体Fを流れやすくすることができる。
(変形例)
第1の実施形態に係る配管3は、第2配管32の長手方向における両端部付近の外周面に流入口321と流出口322とを、それぞれ有する。また、第2の実施形態に係る配管3aは、第2配管32aの長手方向における両端部に、流入口321aと流出口322aとを有する。別の実施形態として、第1の実施形態に係る構成と第2の実施形態に係る構成とを組み合わせてもよい。例えば、別の実施形態に係る第2配管32b(不図示)は、第2配管32bの長手方向におけるエンジン1側の端部に流入口321bを有し、第2配管32bの長手方向における排熱回収器2側の端部付近の外周面に流出口322bを有していてもよい。
第1の実施形態に係る配管3は、第2配管32の長手方向における両端部付近の外周面に流入口321と流出口322とを、それぞれ有する。また、第2の実施形態に係る配管3aは、第2配管32aの長手方向における両端部に、流入口321aと流出口322aとを有する。別の実施形態として、第1の実施形態に係る構成と第2の実施形態に係る構成とを組み合わせてもよい。例えば、別の実施形態に係る第2配管32b(不図示)は、第2配管32bの長手方向におけるエンジン1側の端部に流入口321bを有し、第2配管32bの長手方向における排熱回収器2側の端部付近の外周面に流出口322bを有していてもよい。
また、第1の実施形態に係る配管3及び第2の実施形態に係る配管3aは、車両に用いられる配管として例示しているが、車両に用いられる配管だけに限定されず、車両以外に用いられる配管であってもよい。また、第1の実施形態及び第2の実施形態においては、本発明を配管3に適用した場合について説明したが、本発明は、配管4に適用してもよい。
以上、本発明を実施の形態を用いて説明したが、本発明の技術的範囲は上記実施の形態に記載の範囲には限定されない。上記実施の形態に、多様な変更又は改良を加えることが可能であることが当業者に明らかである。そのような変更又は改良を加えた形態も本発明の技術的範囲に含まれ得ることが、特許請求の範囲の記載から明らかである。
W・・・液体
F・・・流体
1・・・エンジン
2・・・排熱回収器
3、3a・・・配管
31・・・第1配管
32、32a、32b・・・第2配管
321、321a、321b・・・流入口
322、322a、322b・・・流出口
33、33a・・・開閉部
331、331a・・・第1開閉部
3311a・・・左板部
3312a・・・右板部
332、332a・・・第2開閉部
3321a・・・左板部
3322a・・・右板部
34・・・フィン
4・・・配管
5・・・制御部
F・・・流体
1・・・エンジン
2・・・排熱回収器
3、3a・・・配管
31・・・第1配管
32、32a、32b・・・第2配管
321、321a、321b・・・流入口
322、322a、322b・・・流出口
33、33a・・・開閉部
331、331a・・・第1開閉部
3311a・・・左板部
3312a・・・右板部
332、332a・・・第2開閉部
3321a・・・左板部
3322a・・・右板部
34・・・フィン
4・・・配管
5・・・制御部
Claims (6)
- 液体を通す第1配管と、
前記第1配管の外側に設けられており、流体を流入させる流入口と、前記流入口から流入した流体を流出させる流出口とが設けられている第2配管と、
前記流入口及び前記流出口の少なくとも一方の少なくとも一部の領域を開閉する開閉部と、
を有することを特徴とする配管。 - 前記第1配管と前記第2配管との間には、フィンが設けられていることを特徴とする、
請求項1に記載の配管。 - 前記流入口と前記流出口とは、前記第2配管の外周面に形成されており、
前記開閉部は、円筒形状であって、前記第2配管の外周面をスライドすることにより、前記流入口及び前記流出口の少なくとも一方の少なくとも一部の領域を開閉することを特徴とする、
請求項1又は2に記載の配管。 - 前記流入口と前記流出口とは、前記第2配管の長手方向における両側の端部に形成されていることを特徴とする、
請求項1又は2に記載の配管。 - 車両のエンジンと排熱回収器との間を接続する配管と、前記配管を流れる液体の温度を制御する制御部とを有し、
前記配管は、
前記液体を通す第1配管と、
前記第1配管の外側に設けられており、流体を流入させる流入口と、前記流入口から流入した流体を流出させる流出口とが設けられている第2配管と、
前記流入口及び前記流出口の少なくとも一方の少なくとも一部の領域を開閉する開閉部と、
を有し、
前記制御部は、
前記液体の温度が第1の温度よりも低いときには、前記開閉部が、前記流入口及び前記流出口の少なくとも一方の少なくとも一部の領域を閉じるように制御し、前記液体の温度が第2の温度よりも高いときには、前記開閉部が、前記流入口及び前記流出口の少なくとも一方の少なくとも一部の領域を開くように制御することを特徴とする温度制御装置。 - エンジンと、
前記エンジンの温度を調整するための液体を通す配管と、
を備え、
前記配管は、
前記液体を通す第1配管と、
前記第1配管の外側に設けられており、流体を流入させる流入口と、前記流入口から流入した流体を流出させる流出口とが設けられている第2配管と、
前記流入口及び前記流出口の少なくとも一方の少なくとも一部の領域を開閉する開閉部と、
を有することを特徴とする車両。
Priority Applications (1)
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---|---|---|---|
JP2016189071A JP2018054190A (ja) | 2016-09-28 | 2016-09-28 | 配管、温度制御装置及び車両 |
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JP2016189071A JP2018054190A (ja) | 2016-09-28 | 2016-09-28 | 配管、温度制御装置及び車両 |
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Cited By (2)
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---|---|---|---|---|
CN108871016A (zh) * | 2018-06-01 | 2018-11-23 | 广州汽车集团股份有限公司 | 热回收装置 |
JP2020070759A (ja) * | 2018-10-31 | 2020-05-07 | 株式会社クボタ | 過給機付きエンジン |
-
2016
- 2016-09-28 JP JP2016189071A patent/JP2018054190A/ja active Pending
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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CN108871016A (zh) * | 2018-06-01 | 2018-11-23 | 广州汽车集团股份有限公司 | 热回收装置 |
CN108871016B (zh) * | 2018-06-01 | 2020-06-16 | 广州汽车集团股份有限公司 | 热回收装置 |
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