JP2017190714A - エンジン装置 - Google Patents

エンジン装置 Download PDF

Info

Publication number
JP2017190714A
JP2017190714A JP2016080431A JP2016080431A JP2017190714A JP 2017190714 A JP2017190714 A JP 2017190714A JP 2016080431 A JP2016080431 A JP 2016080431A JP 2016080431 A JP2016080431 A JP 2016080431A JP 2017190714 A JP2017190714 A JP 2017190714A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
cooling water
blow
gas
pipe
engine
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2016080431A
Other languages
English (en)
Inventor
孝夫 石橋
Takao Ishibashi
孝夫 石橋
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Isuzu Motors Ltd
Original Assignee
Isuzu Motors Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Isuzu Motors Ltd filed Critical Isuzu Motors Ltd
Priority to JP2016080431A priority Critical patent/JP2017190714A/ja
Publication of JP2017190714A publication Critical patent/JP2017190714A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Abstract

【課題】ブローバイガスの温度低下を効果的に抑止する。【解決手段】エンジン10のブローバイガス出口部と吸気系17とを接続して、ブローバイガスを吸気系17に導くブローバイガス配管53と、ウォータジャケット31から冷却水を導出させる冷却水配管32と、冷却水配管32に設けられると共に、その内部に冷却水を流通させる中空筒状の冷却水容器とを備え、ブローバイガス配管53の少なくとも一部が冷却水容器内に軸方向に貫通挿入されると共に、冷却水容器の内周面とブローバイガス配管53の外周面との間に全周に亘って所定の間隔が確保された。【選択図】図1

Description

本発明は、エンジン装置に関し、特に、エンジンで発生したブローバイガスを吸気系に還流するPCV(Positive Crankcase Ventilation)装置に関する。
従来より、シリンダとピストンとの隙間からクランクケース内に漏れ出たブローバイガスを吸気系に還流するPCV装置が実用化されている。
寒冷地等の低温環境下においては、ブローバイガスを還流させる配管が外気により冷却されると、ブローバイガス中に含まれる水分が凍結して配管を閉塞させる場合がある。配管の閉塞によりクランクケース内の圧力が上昇すると、オイル漏れ等の不具合を生じる可能性があり、ブローバイガスの凍結を効果的に抑止する必要がある。
例えば、特許文献1には、車両構造物との干渉を避けるように屈曲する外管と、当該外管内に挿入されて同様に屈曲する小径の内管とを備え、内管内にはブローバイガスを流通させると共に、外管内にはエンジンの冷却水を流通させてブローバイガスの凍結防止を図るようにした技術が開示されている。
特開平11−315928号公報
ところで、上記従来構造では、外管に内管を挿入した状態で全体を屈曲形成しているため、内管の外周面が外管の内周面に直線状に接触する部分が生じる。このため、直線状に接触する部分では、エンジン冷却水からブローバイガスへの熱伝達が行われず、ブローバイガスの温度低下を十分に抑止できない可能性がある。
開示の技術は、ブローバイガスの温度低下を効果的に抑止することを目的とする。
開示の技術は、エンジンのブローバイガス出口部と前記エンジンの吸気系とを接続して、前記エンジンで発生したブローバイガスを前記吸気系に導くブローバイガス配管と、前記エンジンのウォータジャケットから冷却水を導出させる冷却水配管と、前記冷却水配管に設けられると共に、その内部に前記冷却水を流通させる中空筒状の冷却水容器と、を備え、前記ブローバイガス配管の少なくとも一部が前記冷却水容器内に軸方向に貫通挿入されると共に、前記冷却水容器の内周面と当該冷却水容器に挿入された前記ブローバイガス配管の外周面との間に全周に亘って所定の間隔が確保されたことを特徴とする。
前記ブローバイガス配管が前記冷却水容器内の冷却水の流れに対してブローバイガスの流れを逆向きとするように前記冷却水容器に挿入されてもよい。
前記冷却水容器が前記ウォータジャケットの冷却水出口部に隣接する前記冷却水配管に設けられてもよい。
前記冷却水配管に介装されると共に、前記エンジンの排気系から吸気系に再循環される再循環排気を前記冷却水との熱交換により冷却するクーラをさらに備え、前記冷却水容器が前記クーラの冷却水出口部に隣接する前記冷却水配管に設けられてもよい。
前記ブローバイガス配管に介装されてブローバイガスからオイルを分離するオイルセパレータをさらに備え、前記オイルセパレータよりも上流側の前記ブローバイガス配管及び、前記オイルセパレータよりも下流側の前記ブローバイガス配管の両方が前記冷却水容器内に貫通挿入されてもよい。
開示の技術によれば、ブローバイガスの温度低下を効果的に抑止することができる。
本発明の一実施形態に係るエンジン装置を示す模式的な全体構成図である。 (A)は本実施形態に係る熱交換部を示す模式的な縦断面図、(B)は(A)のA−A線断面図である。 他の実施形態に係るエンジン装置を示す模式的な全体構成図である。 他の実施形態に係る熱交換部を示す模式的な横断面図である。 他の実施形態に係る熱交換部を示す模式的な縦断面図である。
以下、添付図面に基づいて、本発明の一実施形態に係るエンジン装置について説明する。同一の部品には同一の符号を付してあり、それらの名称および機能も同じである。したがって、それらについての詳細な説明は繰返さない。
図1は本実施形態のディーゼルエンジン(以下、単にエンジン)10を示す模式的な全体構成図である。シリンダブロック11の上部にはシリンダヘッド12が設けられ、シリンダヘッド12の上部にはシリンダヘッドカバー13が設けられている。シリンダブロック11には、図示しないクランクシャフトを収容するクランクケース部11Aが設けられ、クランクケース部11Aの下部にはオイルを貯留するオイルパン14が設けられている。
シリンダヘッド12の側部には、吸気マニホールド15及び排気マニホールド16が設けられている。吸気マニホールド15には、燃焼室内に新気を導入する吸気管17が接続され、排気マニホールド16には、燃焼室内から排気を導出する排気管18が接続されている。
排気再循環(EGR)装置20は、排気管18と吸気管17とを接続するEGR管21と、EGR管21に介装されてEGRガスを冷却するEGRクーラ22と、EGR量を調整可能なEGRバルブ23とを備えている。
エンジン冷却水循環回路30は、シリンダブロック11内に設けられて各気筒を冷却するウォータジャケット31と、ウォータジャケット出口部とEGRクーラ22の冷却水入口部とを接続する第1冷却水配管32と、EGRクーラ22の冷却水出口部とラジエータ34の入口部とを接続する第2冷却水配管33と、ウォータジャケット31の入口部に設けられた冷却水ポンプ35と、ラジエータ34の出口部と冷却水ポンプ35とを接続する第3冷却水配管36と、第2冷却水配管33と第3冷却水配管36とを接続するバイパス冷却水配管37と、サーモスタット38とを備えている。冷却水温が所定の暖気温度に達するまではサーモスタット38が閉弁し、冷却水はバイパス冷却水配管37に流されてラジエータ34を迂回するようになっている。
PCV装置50は、ブローバイガスからオイルを分離するオイルセパレータ51と、シリンダヘッドカバー13のブローバイガス出口部とオイルセパレータ51のブローバイガス入口部とを接続する第1ブローバイガス配管52と、オイルセパレータ51のブローバイガス出口部と吸気管17とを接続する第2ブローバイガス配管53と、オイルセパレータ51のブローバイガス出口部に隣接して設けられた逆止弁のPCVバルブ54と、オイルセパレータ51のオイル出口部とシリンダブロック11のオイル入口部とを接続すると共に、オイルセパレータ51で分離されたオイルをオイルパン14に戻すリターン配管55と、エンジン冷却水とブローバイガスとの熱交換を行う熱交換部60とを備えている。本実施形態において、熱交換部60は、第1冷却水配管32のウォータジャケット出口部に隣接して介装されている。
以下、図2に基づいて、熱交換部60の詳細構成について説明する。なお、第1冷却水配管32の熱交換部60よりも冷却水上流側を上流側第1冷却水配管32Aとし、熱交換部60よりも冷却水下流側を下流側第1冷却配管32Bとして説明する。
図2に示すように、熱交換部60は、その内径を下流側ブローバイガス配管52の外径よりも大径に形成された中空円筒状の冷却水容器61と、上流側第1冷却水配管32Aに接続されて冷却水容器61内にエンジン冷却水を導入する冷却水導入部62と、下流側第1冷却水配管32Bに接続されて冷却水容器61内からエンジン冷却水を導出する冷却水導出部63とを備えている。
冷却水容器61の内部には、その円筒軸方向に第2ブローバイガス配管53が貫通挿入されている。冷却水容器61の内筒面と第2ブローバイガス配管53の外周面との間には、全周に亘って所定の間隔が確保されており、冷却水が第2ブローバイガス配管53の外周面全体に均一に流されるように構成されている。
冷却水導入部62は、第2ブローバイガス配管53のガス下流側が隣接する冷却水容器61の一端側円筒部(図中上側)に接続され、冷却水導出部63は、第2ブローバイガス配管53のガス上流側が隣接する冷却水容器61の他端側円筒部(図中下側)に接続されている。すなわち、冷却水容器61内のエンジン冷却水の流れ方向に対して、第2ブローバイガス配管53内のブローバイガスの流れ方向が逆向きとなるように構成されている。
以上詳述したように、本実施形態によると、冷却水容器61の内筒面と第2ブローバイガス配管53の外周面との間に全周に亘って所定の間隔を確保することで、エンジン冷却水が第2ブローバイガス配管53の外周面全体に均一に流されるようになっている。このように、第2ブローバイガス配管53の外周面全体に冷却水を均一に流すことで、エンジン冷却水とブローバイガスとの熱交換面積が効果的に確保されるようになり、ブローバイガスの凍結を確実に防止することができる。
また、冷却水導入部62を第2ブローバイガス配管53のガス下流側が隣接する冷却水容器61の一端側に接続し、冷却水導出部63を第2ブローバイガス配管53のガス上流側が隣接する冷却水容器61の他端側に接続することで、冷却水容器61内のエンジン冷却水の流れに対してブローバイガスが逆向きに流されるようになっている。このように、エンジン冷却水とブローバイガスとを逆向きに流すことで、冷却水導入部62から冷却水容器61内に流れ込む高温のエンジン冷却水が下流側の低温ブローバイガスに当てられようになり、ブローバイガスの昇温効果を確実に向上することができる。
なお、本発明は、上述の実施形態に限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で、適宜変形して実施することが可能である。
例えば、図3に示すように、熱交換部60をEGRクーラ22の冷却水出口部に隣接する第2冷却水配管33に介装してもよい。この場合もEGRガスとの熱交換により高温に上昇したエンジン冷却水でブローバイガスを効果的に昇温することが可能になる。
また、図4に示すように、冷却水導入部62及び冷却水導出部63を冷却水容器61に接線方向から接続して構成してもよい。このように、冷却水導入部62及び冷却水導出部63を接線方向から接続することで、エンジン冷却水が冷却水容器61内を第2ブローバイガス配管53の外周面に沿って螺旋状に流れるようになり、エンジン冷却水とブローバイガスとの熱交換率を効果的に向上することができる。
また、図5に示すように、熱交換部60の冷却水容器61内に第1ブローバイガス配管52及び第2ブローバイガス配管53の両方を貫通挿入して構成することもできる。この場合は、各配管52,53内のブローバイガスの流れをエンジン冷却水の流れと逆方向とし、さらに、各配管52,53を離間させて挿入すればよい。このように構成すれば、各配管52,53の外周面全体に冷却水を均一に流しつつ、ブローバイガスを各配管52,53で二段階に昇温することが可能となり、ブローバイガスの凍結を確実に防止することができる。
また、エンジン10はディーゼルエンジンに限定されず、ガソリンエンジン等の他のエンジンにも広く適用することが可能である。
10 エンジン
11 シリンダブロック
12 シリンダヘッド
13 シリンダヘッドカバー
17 吸気管
20 EGR装置
22 EGRクーラ
30 エンジン冷却水循環回路
31 ウォータジャケット
32 第1冷却水配管
33 第2冷却水配管
50 PCV装置
51 オイルセパレータ
52 第1ブローバイガス配管
53 第2ブローバイガス配管
60 熱交換部
61 冷却水容器
62 冷却水導入部
63 冷却水導出部

Claims (5)

  1. エンジンのブローバイガス出口部と前記エンジンの吸気系とを接続して、前記エンジンで発生したブローバイガスを前記吸気系に導くブローバイガス配管と、
    前記エンジンのウォータジャケットから冷却水を導出させる冷却水配管と、
    前記冷却水配管に設けられると共に、その内部に前記冷却水を流通させる中空筒状の冷却水容器と、を備え、
    前記ブローバイガス配管の少なくとも一部が前記冷却水容器内に軸方向に貫通挿入されると共に、前記冷却水容器の内周面と当該冷却水容器に挿入された前記ブローバイガス配管の外周面との間に全周に亘って所定の間隔が確保された
    ことを特徴とするエンジン装置。
  2. 前記ブローバイガス配管が前記冷却水容器内の冷却水の流れに対してブローバイガスの流れを逆向きとするように前記冷却水容器に挿入された
    請求項1に記載のエンジン装置。
  3. 前記冷却水容器が前記ウォータジャケットの冷却水出口部に隣接する前記冷却水配管に設けられた
    請求項1又は2に記載のエンジン装置。
  4. 前記冷却水配管に介装されると共に、前記エンジンの排気系から吸気系に再循環される再循環排気を前記冷却水との熱交換により冷却するクーラをさらに備え、
    前記冷却水容器が前記クーラの冷却水出口部に隣接する前記冷却水配管に設けられた
    請求項1又は2に記載のエンジン装置。
  5. 前記ブローバイガス配管に介装されてブローバイガスからオイルを分離するオイルセパレータをさらに備え、
    前記オイルセパレータよりも上流側の前記ブローバイガス配管及び、前記オイルセパレータよりも下流側の前記ブローバイガス配管の両方が前記冷却水容器内に貫通挿入された
    請求項1から4の何れか一項に記載のエンジン装置。
JP2016080431A 2016-04-13 2016-04-13 エンジン装置 Pending JP2017190714A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2016080431A JP2017190714A (ja) 2016-04-13 2016-04-13 エンジン装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2016080431A JP2017190714A (ja) 2016-04-13 2016-04-13 エンジン装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2017190714A true JP2017190714A (ja) 2017-10-19

Family

ID=60084567

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2016080431A Pending JP2017190714A (ja) 2016-04-13 2016-04-13 エンジン装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2017190714A (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
DE112018005015T5 (de) 2017-09-29 2020-07-09 Kabushiki Kaisha Tokai Rika Denki Seisakusho Schaltvorrichtung
JP7385091B2 (ja) 2020-08-18 2023-11-22 株式会社クボタ ブローバイガス処理装置およびブローバイガス処理装置を備えるエンジン
JP7421033B2 (ja) 2020-09-29 2024-01-24 株式会社クボタ ブローバイガス処理装置およびブローバイガス処理装置を備えるエンジン

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
DE112018005015T5 (de) 2017-09-29 2020-07-09 Kabushiki Kaisha Tokai Rika Denki Seisakusho Schaltvorrichtung
JP7385091B2 (ja) 2020-08-18 2023-11-22 株式会社クボタ ブローバイガス処理装置およびブローバイガス処理装置を備えるエンジン
JP7421033B2 (ja) 2020-09-29 2024-01-24 株式会社クボタ ブローバイガス処理装置およびブローバイガス処理装置を備えるエンジン

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5880471B2 (ja) 多気筒エンジンの冷却装置
JP5974926B2 (ja) 多気筒エンジンの冷却構造
RU2718387C2 (ru) Система (варианты) и способ для охладителя системы рециркуляции отработавших газов
US6748906B1 (en) Heat exchanger assembly for a marine engine
US9212620B2 (en) Coolant jackets for an internal combustion engine and method of control
JP2015086767A (ja) ターボチャージャを備えた内燃機関の冷却装置
EA019697B1 (ru) Установка для охлаждения двигателя
JP2013053558A (ja) Egr装置の凍結防止装置
JP2017190714A (ja) エンジン装置
JP6776604B2 (ja) エンジン装置
JP2015124763A (ja) エンジンのシリンダヘッド
JP4985210B2 (ja) シリンダヘッド及びヒータ配管構造
JP2014020345A (ja) Egrシステム
US9470187B2 (en) EGR heat exchanger with continuous deaeration
US20160222844A1 (en) Oil pan and engine assembly including the oil pan
JP2009108704A (ja) エンジンの冷却装置
KR101671680B1 (ko) 내연 엔진을 작동시키기 위한 방법
JP2012127254A (ja) ブローバイガス還流装置
KR101830475B1 (ko) 통합형 서모스탯 밸브 및 과급 공기 쿨러 덮개 조립체
JP5482581B2 (ja) 内燃機関の冷却装置
JP2016180413A (ja) 多気筒エンジンの冷却構造
JP6707997B2 (ja) エンジン装置
JP2014125905A (ja) Egrクーラ
US10677142B2 (en) Parallel-flow immersion heat exchanger
JP2018127988A (ja) ブローバイガス環流装置