JP2015164881A - ドーピング型、コア‐シェル型及び分散型球状多孔質アナターゼ型酸化チタンナノ粒子の合成方法 - Google Patents

ドーピング型、コア‐シェル型及び分散型球状多孔質アナターゼ型酸化チタンナノ粒子の合成方法 Download PDF

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Abstract

【課題】簡易な方法で、球状多孔質酸化チタンナノ粒子への金属原子の含有状態を制御することができる球状多孔質酸化チタンナノ粒子の合成方法を提供する。
【解決手段】メタノールに、チタンイソプロポキシドまたは球状多孔質酸化チタンナノ粒子と、Au、Pt、Pd、Ag又はCuの金属塩から選択される1種以上と、チタンイソプロポキシドを用いる場合にはギ酸、酢酸、安息香酸及びオルトフタル酸から選択される1種以上とを添加してメタノール溶液を調製する工程と、メタノールが超臨界メタノールとなる温度で前記メタノール溶液を加熱する工程と、を備え、前記加熱の際の昇温速度を選択することにより、金属原子がドープされたあるいはナノ粒子内外に分散されたまたはシェル内に包含された球状多孔質アナターゼ型酸化チタンナノ粒子の合成方法とする。
【選択図】図2

Description

本発明は、ドーピング型、コア‐シェル型及び分散型球状多孔質アナターゼ型酸化チタンナノ粒子の合成方法に関するものであり、詳しくは、球状多孔質アナターゼ型酸化チタンナノ粒子へのAuなどの金属原子の含有状態を制御する技術に関する。
近年、多孔質ナノ粒子が、吸着、分離、触媒といった様々な用途で用いられている。多孔質ナノ粒子とは、径2〜50nmの孔(メソポア)を有するナノ粒子のことをいう。
特に、酸化チタンの多孔質ナノ粒子は、特有の光学特性、光電子特性、生物学的特性、徐放性、電気特性及び化学特性を有するので、白色顔料、触媒担持、光触媒、反応触媒、光半導体、太陽電池、遺伝子導入試薬、ドラッグデリバリ、細胞マーカーなどに主に用いられている。
多孔質酸化チタンナノ粒子が球状であることにより、優れた安定性、単分散性、高い集光特性、再利用の容易さなどの優れた特性を示すことが明らかとなってきている。
従来用いられてきた球状多孔質酸化チタンナノ粒子の合成方法としては、水熱法、ゾル‐ゲル法、自己集合(自己組織化)法などがある。
非特許文献1には、水熱法による、光触媒に用いられる球状多孔質酸化チタンナノ粒子の合成法が記載されている。詳しくは、Ti(SOとNHFとHOとを160℃で6時間反応させることにより、球状多孔質酸化チタンナノ粒子を合成する方法が記載されている。
非特許文献2には、ゾル‐ゲル法による、太陽電池に用いられる球状多孔質酸化チタンナノ粒子の合成法が記載されている。詳しくは、Ti(OCとジエチレングリコールを8時間攪拌し、得られた沈殿を少量の水を含むアセトンに加え、引き続き沈殿をエタノールと水とで洗浄した後、この沈殿を水に加え160℃で6時間反応させることにより、球状多孔質酸化チタンナノ粒子を合成する方法が記載されている。
非特許文献3には、自己集合(自己組織化)法による、生物化学分野(ドラッグデリバリ)に用いられる球状多孔質酸化チタンナノ粒子の合成法が記載されている。詳しくは、酸化チタン粒子を集合させ、SiOでコーティングしてクラスターを形成し、焼成、シリカエッチングにより、球状多孔質酸化チタンナノ粒子を合成する方法が記載されている。
しかしながら、これら従来の合成方法は、非常に複雑であり、合成に長時間を要するという問題があった。
超臨界流体中における球状多孔質ナノ粒子の合成法も知られてきている。
非特許文献4には、超臨界流体中で球状多孔質Feナノ粒子を合成する方法、非特許文献5には、超臨界流体中で球状多孔質TiOナノ粒子を合成する方法が記載されている。
超臨界流体中でチタンイソプロポキシドと有機修飾剤を用い、球状多孔質酸化チタンナノ粒子を合成する方法も知られている。有機修飾剤としては、ヘキサン酸、ヘキサナール、デシルホスホン酸などが知られている。
これらの超臨界流体中における球状多孔質ナノ粒子の合成法は、ワンポット合成であり、反応時間が短く操作が容易であるという利点がある。
しかしながら、これらの合成法では、用途に応じて球状多孔質酸化チタンナノ粒子の粒子径や孔径を調整することは容易ではなかった。
上記課題を解決するものとして、本出願人は、特許文献1に、超臨界メタノール中でチタンイソプロポキシドとカルボン酸(ギ酸、酢酸、安息香酸、オルトフタル酸、フマル酸又はマレイン酸)とを反応させる工程を備える球状多孔質酸化チタンナノ粒子の合成方法を開示している。
また、本出願人は、特許文献2に、Er、Eu、Ce、Au、Ag又はPdが含有された球状多孔質無機酸化物ナノ粒子(球状多孔質酸化チタンナノ粒子)、及びその合成方法を開示している。Er又はEuが含有された多孔質酸化チタンナノ粒子は、光を照射することにより発光するので、無機物の細胞マーカーとしての利用が期待される。Ce、Au、Ag又はPdが含有された多孔質酸化チタンナノ粒子は、光触媒、化学触媒としての利用が期待される。
特許文献2には、Er、Eu、Ce、Agは球状多孔質酸化チタンナノ粒子に分散して含有され、Au、Pdは球状多孔質酸化チタンナノ粒子の核内に含有されたことが記載されている。
しかし、金属原子が多孔質酸化チタンナノ粒子にどのような状態で含有されるかを制御するには至っておらず、用途に応じて金属原子が異なる状態で含有された多孔質酸化チタンナノ粒子を作り分けることは難しかった。
また、特許文献2には、Auが核内に含有された多孔質酸化チタンナノ粒子が開示されているが、アナターゼ型酸化チタンナノ粒子の結晶格子内に、Auを簡易な方法でドープすることは困難であった。
WO2013/061621号公報 特開2013−245137号公報
Z. Liu et al. Chem. Eur. J. 2007, 13, 1851 W.-G. Yang et al. J. Mater. Chem. 2010, 20, 2870 Y. Yin et al. Anal. Chem., 2010, 82, 7249; Angew. Chem. Int. Ed. 2010, 49, 1862 T. Adschiri et al. J. Am. Chem. Soc. 2007, 129, 11061. Dalton Trans., 2011, 40, 1073. T. Adschiri et al. J. Nanoparticle Res. 2007, 9, 1067; Chem. Lett. 2010, 39, 961.
本発明は、上述したような問題点を解決すべくなされたものであって、簡易な方法で、球状多孔質アナターゼ型酸化チタンナノ粒子への金属原子の含有状態を制御することができる球状多孔質アナターゼ型酸化チタンナノ粒子の合成方法を提供するものである。
請求項1に係る発明は、メタノールに、チタンイソプロポキシドと、テトラクロロ金酸四水和物又は酢酸金と、ギ酸、酢酸、安息香酸及びオルトフタル酸から選択される1種以上とを添加してメタノール溶液を調製する工程と、メタノールが超臨界メタノールとなる温度で前記メタノール溶液を加熱する工程と、を備え、前記加熱の際の昇温速度が20℃/min以下であることを特徴とする、Au原子がドープされたAuドーピング型球状多孔質アナターゼ型酸化チタンナノ粒子の合成方法に関する。
請求項2に係る発明は、メタノールに、球状多孔質アナターゼ型酸化チタンナノ粒子と、Au、Pt、Pd、Ag又はCuの金属塩から選択される1種以上とを添加してメタノール溶液を調製する工程と、メタノールが超臨界メタノールとなる温度で前記メタノール溶液を加熱する工程と、を備え、前記加熱の際の昇温速度が20℃/min以下或いは500〜1000℃/minであることを特徴とする、金属原子がナノ粒子の中空内孔に内包されたコア‐シェル型、あるいはナノ粒子の表面あるいは細孔内に分散した分散型球状多孔質アナターゼ型酸化チタンナノ粒子の合成方法に関する。
請求項3に係る発明は、前記金属塩の金属がAuであり、前記昇温速度が500〜1000℃/minであることを特徴とする請求項2記載のAuコア‐シェル型球状多孔質アナターゼ型酸化チタンナノ粒子の合成方法に関する。
請求項4に係る発明は、前記金属塩の金属がAuであり、前記昇温速度が20℃/min以下であることを特徴とする請求項2記載のAu分散型球状多孔質アナターゼ型酸化チタンナノ粒子の合成方法に関する。
請求項5に係る発明は、前記金属塩の金属がPt又はPdであり、前記昇温速度が500〜1000℃/minであることを特徴とする請求項2記載のPt又はPd分散型球状多孔質アナターゼ型酸化チタンナノ粒子の合成方法に関する。
請求項6に係る発明は、前記金属塩がAu塩とPt塩とPd塩であり、前記昇温速度が500〜1000℃/minであることを特徴とする請求項2記載のAu/Pt/Pdコア‐シェル型球状多孔質アナターゼ型酸化チタンナノ粒子の合成方法に関する。
請求項7に係る発明は、前記金属塩がAu塩とPt塩であり、前記昇温速度が500〜1000℃/minであることを特徴とする請求項2記載のAu内包Ptコア‐シェル型球状多孔質アナターゼ型酸化チタンナノ粒子の合成方法に関する。
請求項8に係る発明は、前記メタノール溶液を調製する工程において、必要に応じて界面活性剤を添加することを特徴とする請求項2乃至7いずれかに記載のコア‐シェル型あるいは分散型球状多孔質アナターゼ型酸化チタンナノ粒子の合成方法に関する。
請求項9に係る発明は、前記金属塩の金属がAu、前記昇温速度が500〜1000℃/minであり、前記メタノール溶液を調製する工程において、界面活性剤を添加することを特徴とする請求項8記載のAu分散型球状多孔質アナターゼ型酸化チタンナノ粒子の合成方法に関する。
請求項10に係る発明は、前記金属塩の金属がPt又はPd、前記昇温速度が500〜1000℃/minであり、前記メタノール溶液を調製する工程において、界面活性剤を添加することを特徴とする請求項8記載のPt又はPdコア‐シェル型球状多孔質アナターゼ型酸化チタンナノ粒子の合成方法に関する。
請求項11に係る発明は、前記金属塩がAu塩とPt塩であり、前記昇温速度が500〜1000℃/minであり、前記メタノール溶液を調製する工程において、界面活性剤を添加することを特徴とする請求項8記載のAu内包Ptコア‐シェル型球状多孔質アナターゼ型酸化チタンナノ粒子の合成方法に関する。
請求項12に係る発明は、前記界面活性剤が、臭化セチルトリメチルアンモニウムであることを特徴とする請求項8乃至11いずれかに記載のコア‐シェル型あるいは分散型球状多孔質アナターゼ型酸化チタンナノ粒子の合成方法に関する。
請求項1に係る発明によれば、メタノールに、チタンイソプロポキシドと、テトラクロロ金酸四水和物及び/又は酢酸金と、ギ酸、酢酸、安息香酸及びオルトフタル酸から選択される1種以上とを添加してメタノール溶液を調製する工程と、メタノールが超臨界メタノールとなる温度で前記メタノール溶液を加熱する工程と、を備え、前記加熱の際の昇温速度が20℃/min以下であることにより、簡易な方法で、Au原子がドープされたAuドーピング型球状多孔質アナターゼ型酸化チタンナノ粒子を得ることができる。また、この方法により合成されたAuドーピング型球状多孔質アナターゼ型酸化チタンナノ粒子は、Au原子の分散性が良いため、光触媒、化学触媒としての利用が期待できる。
請求項2に係る発明によれば、加熱の際の昇温速度が20℃/min以下である場合と、加熱の際の昇温速度が500〜1000℃/minである場合とを選択することにより、金属原子を中空球状多孔質アナターゼ型酸化チタンナノ粒子の中空内孔に内包するように、或いは球状多孔質アナターゼ型酸化チタンナノ粒子の表面あるいは細孔内に分散するように等、金属原子の含有状態を制御することができ、これにより、金属原子がナノ粒子の中空内孔に内包されたコア‐シェル型、あるいはナノ粒子の表面あるいは細孔内に分散した分散型球状多孔質アナターゼ型酸化チタンナノ粒子を合成することができる。
請求項3に係る発明によれば、前記金属塩の金属がAuであり、前記昇温速度が500〜1000℃/minであることにより、Au原子がナノ粒子の中空内孔に内包されたAuコア‐シェル型球状多孔質アナターゼ型酸化チタンナノ粒子を合成することができる。
請求項4に係る発明によれば、前記金属塩の金属がAuであり、前記昇温速度が20℃/min以下であることにより、Au原子がナノ粒子の表面あるいは細孔内に分散したAu分散型球状多孔質アナターゼ型酸化チタンナノ粒子を合成することができる。
請求項5に係る発明によれば、前記金属塩の金属がPt又はPdであり、前記昇温速度が500〜1000℃/minであることにより、Pt又はPd原子がナノ粒子の表面あるいは細孔内に分散したPt又はPd分散型球状多孔質アナターゼ型酸化チタンナノ粒子を合成することができる。
請求項6に係る発明によれば、前記金属塩がAu塩とPt塩とPd塩であり、前記昇温速度が500〜1000℃/minであることにより、Au原子とPt原子とPd原子とがナノ粒子の中空内孔に内包されたAu/Pt/Pdコア‐シェル型球状多孔質アナターゼ型酸化チタンナノ粒子を合成することができる。
請求項7に係る発明によれば、前記金属塩がAu塩とPt塩であり、前記昇温速度が500〜1000℃/minであることにより、cubic型結晶構造の内部Au核をcubicPt殻が包み込んだAu内包Ptコア‐シェル型球状多孔質アナターゼ型酸化チタンナノ粒子を合成することができる。
請求項8に係る発明によれば、界面活性剤の添加の有無を選択することにより、金属原子を中空球状多孔質アナターゼ型酸化チタンナノ粒子の中空内孔に内包するように、或いは球状多孔質アナターゼ型酸化チタンナノ粒子の表面あるいは細孔内に分散するように等、金属原子の含有状態を制御することができ、これにより、金属原子がナノ粒子の中空内孔に内包されたコア‐シェル型、あるいはナノ粒子の表面あるいは細孔内に分散した分散型球状多孔質アナターゼ型酸化チタンナノ粒子を合成することができる。
請求項9に係る発明によれば、前記金属塩の金属がAu、前記昇温速度が500〜1000℃/minであり、前記メタノール溶液を調製する工程において界面活性剤を添加することにより、Au原子がナノ粒子の表面あるいは細孔内に分散したAu分散型球状多孔質アナターゼ型酸化チタンナノ粒子を合成することができる。
請求項10に係る発明によれば、前記金属塩の金属がPt又はPd、前記昇温速度が500〜1000℃/minであり、前記メタノール溶液を調製する工程において、界面活性剤を添加することにより、Pt又はPd原子がナノ粒子の中空内孔に内包されたPt又はPdコア‐シェル型球状多孔質アナターゼ型酸化チタンナノ粒子を合成することができる。
請求項11に係る発明によれば、前記金属塩がAu塩とPt塩であり、前記昇温速度が500〜1000℃/minであり、前記メタノール溶液を調製する工程において界面活性剤を添加することにより、cubic型結晶構造の内部Au核をcubicPt殻が包み込んだAu内包Ptコア‐シェル型球状多孔質アナターゼ型酸化チタンナノ粒子を合成することができる。
請求項12に係る発明によれば、界面活性剤が臭化セチルトリメチルアンモニウムであることにより、少ない添加量で金属原子の含有状態を制御することができる。
実施例1で得られたAuドーピング型球状多孔質アナターゼ型酸化チタンナノ粒子のX線回析(XRD)結果である。 実施例1で得られたAuドーピング型球状多孔質アナターゼ型酸化チタンナノ粒子のTEM写真である。 実施例1で得られたAuドーピング型球状多孔質アナターゼ型酸化チタンナノ粒子のTEM写真及びEDXマッピングである。 実施例1で得られたAuドーピング型球状多孔質アナターゼ型酸化チタンナノ粒子のEDXラインスキャン分析結果である。 実施例2で得られたAuコア‐シェル型球状多孔質アナターゼ型酸化チタンナノ粒子のTEM写真及びEDXマッピングである。 実施例3で得られたAu分散型球状多孔質アナターゼ型酸化チタンナノ粒子のTEM写真及びEDXマッピングである。 実施例4で得られたPt分散型球状多孔質アナターゼ型酸化チタンナノ粒子のTEM写真及びEDXマッピングである。 実施例5で得られたPd分散型球状多孔質アナターゼ型酸化チタンナノ粒子のTEM写真及びEDXマッピングである。 実施例6で得られたAu分散型球状多孔質アナターゼ型酸化チタンナノ粒子のTEM写真及びEDXマッピングである。 実施例7で得られたAu分散型球状多孔質アナターゼ型酸化チタンナノ粒子のTEM写真及びEDXマッピングである。 実施例8で得られたPtコア‐シェル型球状多孔質アナターゼ型酸化チタンナノ粒子のTEM写真及びEDXマッピングである。 実施例9で得られたPdコア‐シェル型球状多孔質アナターゼ型酸化チタンナノ粒子のTEM写真及びEDXマッピングである。 実施例10で得られたAu/Pt/Pdコア‐シェル型球状多孔質アナターゼ型酸化チタンナノ粒子のTEM写真及びEDXマッピングである。 実施例11で得られたAu内包Ptコア‐シェル型球状多孔質アナターゼ型酸化チタンナノ粒子のTEM写真及びEDXマッピング及びラインスキャンである。 実施例12で得られたAu内包Ptコア‐シェル型球状多孔質アナターゼ型酸化チタンナノ粒子のTEM写真及びEDXマッピング及びラインスキャンである。
以下、本発明に係るドーピング型、コア‐シェル型及び分散型球状多孔質アナターゼ型酸化チタンナノ粒子の合成方法について説明する。
本発明に係る合成方法は、金属原子を含有した球状多孔質アナターゼ型酸化チタンナノ粒子の合成方法であり、球状多孔質アナターゼ型酸化チタンナノ粒子の合成と同時に金属原子を含有させる方法(一段階反応)と、まず球状多孔質アナターゼ型酸化チタンナノ粒子を合成し、次工程で金属原子を含有させる方法(二段階反応)の二つの方法がある。
<一段階反応の合成方法>
球状多孔質アナターゼ型酸化チタンナノ粒子の合成と同時に金属原子を含有させる方法(一段階反応)について説明する。
本発明の合成方法(一段階反応)は、以下の二つの工程を備えている。
(A)メタノールに、チタンイソプロポキシドと、テトラクロロ金酸四水和物又は酢酸金と、ギ酸、酢酸、安息香酸及びオルトフタル酸から選択される1種以上とを添加してメタノール溶液を調製する工程
(B)メタノールが超臨界メタノールとなる温度で、上記工程Aで調製したメタノール溶液を加熱する工程
まず、メタノールに、チタンイソプロポキシドと、テトラクロロ金酸四水和物又は酢酸金と、酢酸金と、ギ酸、酢酸、安息香酸及びオルトフタル酸から選択される1種以上とを添加してメタノール溶液を調製する(工程A)。
チタンイソプロポキシドは、チタンアルコキシドの一種であり、CAS.No.546−68−9、化学式Ti(OPr)Prはイソプロピル基:−CH(CH)であって、下記(式1)に示す構造を有している。
チタンイソプロポキシドのメタノールに対する濃度としては、0.01〜1.0mol/Lが好ましい。
テトラクロロ金酸四水和物は、3価のAuのクロロ錯体の水和物であり、CAS.No.1303−50−0、化学式HAuCl・4HOであって、下記(式2)に示す構造を有している。
酢酸金は、CAS.No.15804−32−7の化合物である。化学式(CHCOO)Auで表され、下記(式3)に示す構造を有している。
テトラクロロ金酸四水和物又は酢酸金のメタノールに対する濃度としては、0.001〜0.1mol/Lが好ましい。
ギ酸は、CAS.No.64−18−6の低級カルボン酸の一種である。化学式HCOOHであって、下記(式4)に示す構造を有している。
酢酸は、CAS.No.64−19−7の低級カルボン酸の一種である。化学式CHCOOHであって、下記(式5)に示す構造を有している。
安息香酸は、CAS.No.65−85−0の芳香族カルボン酸の一種である。化学式CCOOHであって、下記(式6)に示す構造を有している。
オルトフタル酸は、CAS.No.88−99−3の芳香族カルボン酸の一種である。化学式C(COOH)であって、下記(式7)に示す構造を有している。
上記カルボン酸のメタノールに対する濃度としては、0.05〜5.0mol/Lが好ましい。
次に、上記方法にて調製したメタノール溶液を、メタノールが超臨界メタノールとなる温度で加熱する(工程B)。
超臨界流体とは、臨界点以上の温度及び圧力下においた物質の状態のことをいい、気体と液体の区別がつかない状態といわれ、気体の拡散性と液体の溶解性をもつ。本発明において、超臨界流体として超臨界メタノールが用いられる。
超臨界メタノール中で、チタンイソプロポキシドとテトラクロロ金酸四水和物又は酢酸金と上記カルボン酸とを反応させることにより、一次粒子同士が分離することなく球状多孔質アナターゼ型酸化チタンナノ粒子を生成することができるとともに、Au原子がドープされたAuドーピング型球状多孔質アナターゼ型酸化チタンナノ粒子を合成することができる。
本発明において、反応温度は200℃以上が好ましく、300〜400℃がより好ましい。反応温度が200℃より低い場合、一次粒子径が小さくなることにより孔径が小さくなりすぎ多孔質粒子を形成できないため好ましくない。
上記工程Bにおいて、加熱は緩やかに行う。具体的には、この加熱の際の昇温速度を、20℃/min以下、より好ましくは0.1〜10℃/minとする。昇温速度を上記数値範囲とすることにより、Au原子が酸化チタンナノ粒子にドープされたAuドーピング型球状多孔質アナターゼ型酸化チタンナノ粒子を得ることができる。
昇温速度が20℃/minを超えると、Au原子の含有状態の制御を上手く行うことができず、例えばAu原子は酸化チタンナノ粒子の核内に含有され、本発明のAuドーピング型球状多孔質アナターゼ型酸化チタンナノ粒子を得ることができない。
本発明において、加熱温度に達してからの加熱時間は少なくとも1秒以上が好ましく、1〜10分がより好ましい。
<二段階反応の合成方法>
次に、まず球状多孔質アナターゼ型酸化チタンナノ粒子を合成し、次工程で金属原子を含有させる方法(二段階反応)について説明する。
本発明の合成方法(二段階反応)は、以下の二つの工程を備えている。
(a)メタノールに、球状多孔質アナターゼ型酸化チタンナノ粒子と、Au、Pt、Pd、Ag又はCuの金属塩から選択される1種以上とを添加してメタノール溶液を調製する工程
(b)メタノールが超臨界メタノールとなる温度で、上記工程aで調製されたメタノール溶液を加熱する工程
上記工程aについて説明する。
球状多孔質アナターゼ型酸化チタンナノ粒子は、公知の方法によって合成することができ、例えば、本出願人が出願人である上記特許文献1(WO2013/061621)に記載の方法を用いることができる。
具体的には、超臨界メタノール中で、チタンイソプロポキシドとカルボン酸(ギ酸、酢酸、安息香酸、オルトフタル酸、フマル酸又はマレイン酸)とを反応させることにより、球状多孔質アナターゼ型酸化チタンナノ粒子を得ることができる。球状多孔質アナターゼ型酸化チタンナノ粒子としては、中空のもの及び中実のもの、いずれも用いることができる。
球状多孔質アナターゼ型酸化チタンナノ粒子のメタノールに対する濃度としては、0.01〜1.0mol/Lが好ましい。
金属塩としては、Au、Pt、Pd、Ag又はCuの金属塩が用いられ、特に酢酸塩や塩化物が好適に用いられる。具体的には、テトラクロロ金酸四水和物、塩化白金、酢酸パラジウム、硝酸パラジウムなどが好適に用いられる。これらの金属塩はメタノールに1種添加してもよく、あるいは2種以上添加してもよい。複数種類の金属の金属塩を添加することにより、複数種類の金属が含有した球状多孔質アナターゼ型酸化チタンナノ粒子を得ることができる。
上記各金属塩のメタノールに対する濃度としては、0.001〜0.1mol/Lが好ましい。
上記工程bについて説明する。
上記工程aによって球状多孔質アナターゼ型酸化チタンナノ粒子と上記金属塩とを添加し調製したメタノール溶液を、メタノールが超臨界メタノールとなる温度で加熱する。
本発明において、反応温度は200℃以上が好ましく、300〜400℃がより好ましい。反応温度が200℃より低い場合、十分に金属原子がナノ粒子に含有されないため好ましくない。
本発明において、この加熱の際の昇温速度を、20℃/min以下、より好ましくは0.1〜10℃/min、或いは500〜1000℃/min、より好ましくは700〜900℃/minとする。
本発明者らは、加熱の際の昇温速度(加熱速度)の大小、即ち急激に加熱(急加熱)するか、緩やかに加熱(遅加熱)するかによって、金属原子が酸化チタンナノ粒子にどのように取り込まれるかを制御できることを見出した。
例えば、添加する金属塩としてテトラクロロ金酸四水和物や酢酸金などのAuの塩を用いる場合、急激に加熱(急加熱)すると、Au原子は酸化チタンナノ粒子の中空内孔に内包されるのに対し(コア−シェル型)、緩やかに加熱(遅加熱)すると、Au原子は酸化チタンナノ粒子の表面あるいは細孔内に分散する(分散型)。
一方、添加する金属塩としてPt又はPdの塩を用いる場合、急激に加熱(急加熱)すると、Pt又はPd原子は酸化チタンナノ粒子の表面あるいは細孔内に分散する(分散型)。
このように、用途に応じて、昇温速度を上記数値範囲内に設定することにより、金属原子の含有状態を制御することができる。
遅加熱の場合、昇温速度が20℃/minを超えると、金属原子の含有状態の制御を上手く行うことができないため好ましくない。また、急加熱の場合、昇温速度が500℃/min未満であると、金属原子の含有状態の制御を上手く行うことができないため好ましくない。一方、1000℃/minを超えた昇温速度による加熱は、実施が困難なため好ましくない。
本発明において、加熱温度に達してからの加熱時間は少なくとも1秒以上が好ましく、1〜10分がより好ましい。
メタノール溶液を調製する工程(上記工程a)において、必要に応じて界面活性剤を添加することができる。界面活性剤としては、臭化セチルトリメチルアンモニウムが好適に用いられる。
昇温速度だけでなく、界面活性剤の添加の有無により、金属原子の含有状態を制御することができる。
例えば、添加する金属塩としてテトラクロロ金酸四水和物や酢酸金などのAuの塩を用い、昇温速度を急加熱とした場合、界面活性剤を添加しない場合は、Au原子は酸化チタンナノ粒子の中空内孔に内包されるのに対し、界面活性剤を添加すると、Au原子は酸化チタンナノ粒子の表面あるいは細孔内に分散する。
一方、添加する金属塩としてPt又はPdの塩を用い、昇温速度を急加熱とした場合、界面活性剤を添加しない場合は、Pt又はPd原子は酸化チタンナノ粒子の表面あるいは細孔内に分散するのに対し、界面活性剤を添加すると、Pt又はPd原子は酸化チタンナノ粒子の中空内孔に内包される。
このように、用途に応じて、加熱の際の昇温速度の設定、及び界面活性剤の添加の有無の選択により、金属原子の含有状態を制御することができる。
以下の実施例に基づいてさらに詳細に説明するが、本発明に係るドーピング型、コア‐シェル型及び分散型球状多孔質アナターゼ型酸化チタンナノ粒子の合成方法は、これらに限定されるものではない。
実施例1
チタンイソプロポキシド(0.1mmol)、テトラクロロ金酸四水和物(0.01mmol)、オルトフタル酸(0.5mmol)を10mLのメタノールと混合し、一晩撹拌した。この混合物3.5mLを容積10mLのSUS316反応管に移し、昇温速度5.4℃/minで400℃まで加熱し、超臨界メタノールとし、10分間反応させた(下記スキーム1)。その後、氷水に投入し反応を終了させた。遠心分離とメタノール洗浄を数回繰り返した後、真空乾燥することにより、球状多孔質アナターゼ型酸化チタンナノ粒子の粉体を得た。
得られた球状多孔質アナターゼ型酸化チタンナノ粒子をXRD、TEM、EDXを用いて分析した。
図1は、実施例1で得られたAuドーピング型球状多孔質アナターゼ型酸化チタンナノ粒子のX線回析(XRD)結果である。図1より、実施例1で得られた酸化チタンの結晶構造はアナターゼ型である。AuのXRD回折パターンは観測できなかった。
図2は、実施例1で得られたAuドーピング型球状多孔質アナターゼ型酸化チタンナノ粒子の透過型電子顕微鏡(TEM)写真である。TEMより、酸化チタンナノ粒子は、球状かつ多孔質の中実ナノ粒子である。Au塩をTi塩に対して10%加えているにも関わらず、明らかなAuナノ粒子の存在を示す画像ではなかった。
図3は、実施例1で得られたAuドーピング型球状多孔質アナターゼ型酸化チタンナノ粒子のTEM写真及びEDXマッピングである。
XRD測定では、アナターゼ型の酸化チタンの回折パターンを観測したが、AuのXRD回折パターンは観測できなかった。しかし、EDXマッピング分析では、Au粒子が球状多孔質アナターゼ型酸化チタンナノ粒子に全体的に分散していることが確認できた(0.3%)。このことから、Au原子は、酸化チタンのアナターゼ型結晶格子にドープしていると考えられる。
Auナノ粒子の存在を知る目的で、EDXラインスキャン分析を行った。図4は、実施例1で得られたAuドーピング型球状多孔質アナターゼ型酸化チタンナノ粒子のEDXラインスキャン分析結果である。
その結果、Auの密度分布が軸方向に対し山形となり、Auナノ粒子が球状多孔質アナターゼ型酸化チタンナノ粒子の全体的に分散していることが明らかとなった。
実施例2
チタンイソプロポキシド(0.1mmol)、オルトフタル酸(0.5mmol)を10mLのメタノールと混合し、一晩撹拌した。この混合物3.5mLを容積10mLのSUS316反応管に移し、昇温速度6.0℃/minで300℃まで上昇させ、超臨界メタノールとし、10分間反応させた。反応後、白色の中空球状多孔質アナターゼ型酸化チタンナノ粒子が得られた。
次いで、この中空球状多孔質アナターゼ型酸化チタンナノ粒子(0.1mmol)、テトラクロロ金酸四水和物(0.01mmol)を10mLのメタノールと混合し、一晩撹拌した。この混合物3.5mLを容積10mLのSUS316反応管に移し、昇温速度800℃/minで300℃まで加熱し、10分間300℃に保った(下記スキーム2)。放冷後、得られた粒子をXRD、TEM、EDXを用いて分析した。
図5は、実施例2で得られたAuコア‐シェル型球状多孔質アナターゼ型酸化チタンナノ粒子のTEM写真及びEDXマッピングである(以下、実施例2〜12については、XRD結果は省略する)。
得られたナノ粒子は、cubic型結晶構造を有するAuナノ粒子を中空内孔に内包したAuコア‐シェル型球状多孔質アナターゼ型酸化チタンナノ粒子であった。
実施例3
中空球状多孔質アナターゼ型酸化チタンナノ粒子、テトラクロロ金酸四水和物及びメタノールの混合物の昇温速度を5.4℃/minとしたこと以外は、実施例2と同じ条件で合成した(下記スキーム3)。放冷後、得られた粒子をXRD、TEM、EDXを用いて分析した。
図6は、実施例3で得られたAu分散型球状多孔質アナターゼ型酸化チタンナノ粒子のTEM写真及びEDXマッピングである。
得られたナノ粒子は、多数のAuナノ粒子が分散したAu分散型球状多孔質アナターゼ型酸化チタンナノ粒子であった。
実施例4
実施例2と同じ方法により、中空球状多孔質アナターゼ型酸化チタンナノ粒子を得た。
次いで、この中空球状多孔質アナターゼ型酸化チタンナノ粒子(0.1mmol)、塩化白金(0.01mmol)を10mLのメタノールと混合し、一晩撹拌した。この混合物3.5mLを容積10mLのSUS316反応管に移し、昇温速度800℃/minで300℃まで加熱し、10分間300℃に保った(下記スキーム4)。放冷後、得られた粒子をXRD、TEM、EDXを用いて分析した。
図7は、実施例4で得られたPt分散型球状多孔質アナターゼ型酸化チタンナノ粒子のTEM写真及びEDXマッピングである。
得られたナノ粒子は、多数のPtナノ粒子が分散したPt分散型球状多孔質アナターゼ型酸化チタンナノ粒子であった。
実施例5
実施例2と同じ方法により、中空球状多孔質アナターゼ型酸化チタンナノ粒子を得た。
次いで、この中空球状多孔質アナターゼ型酸化チタンナノ粒子(0.1mmol)、酢酸パラジウム(0.01mmol)を10mLのメタノールと混合し、一晩撹拌した。この混合物3.5mLを容積10mLのSUS316反応管に移し、昇温速度800℃/minで300℃まで加熱し、10分間300℃に保った(下記スキーム5)。放冷後、得られた粒子をXRD、TEM、EDXを用いて分析した。
図8は、実施例5で得られたPd分散型球状多孔質アナターゼ型酸化チタンナノ粒子のTEM写真及びEDXマッピングである。
得られたナノ粒子は、多数のPdナノ粒子が分散したPd分散型球状多孔質アナターゼ型酸化チタンナノ粒子であった。
実施例6
チタンイソプロポキシド(0.1mmol)、オルトフタル酸(0.5mmol)を10mLのメタノールと混合し、一晩撹拌した。この混合物3.5mLを容積10mLのSUS316反応管に移し、昇温速度800℃/minで300℃まで上昇させ、超臨界メタノールとし、10分間反応させた。反応後、白色の中実球状多孔質アナターゼ型酸化チタンナノ粒子が得られた。
次いで、この中実球状多孔質アナターゼ型酸化チタンナノ粒子(0.1mmol)、テトラクロロ金酸四水和物(0.01mmol)、臭化セチルトリメチルアンモニウム(CTAB,0.05mmol)を10mLのメタノールと混合し、一晩撹拌した。この混合物3.5mLを容積10mLのSUS316反応管に移し、昇温速度800℃/minで300℃まで加熱し、10分間300℃に保った(下記スキーム6)。放冷後、得られた粒子をXRD、TEM、EDXを用いて分析した。
図9は、実施例6で得られたAu分散型球状多孔質アナターゼ型酸化チタンナノ粒子のTEM写真及びEDXマッピングである。
得られたナノ粒子は、多数のAuナノ粒子が分散したAu分散型球状多孔質アナターゼ型酸化チタンナノ粒子であった。
実施例7
実施例2と同じ方法により、中空球状多孔質アナターゼ型酸化チタンナノ粒子を得た。
次いで、この中空球状多孔質アナターゼ型酸化チタンナノ粒子(0.1mmol)、テトラクロロ金酸四水和物(0.01mmol)、臭化セチルトリメチルアンモニウム(CTAB,0.05mmol)を10mLのメタノールと混合し、一晩撹拌した。この混合物3.5mLを容積10mLのSUS316反応管に移し、昇温速度800℃/minで300℃まで加熱し、10分間300℃に保った(下記スキーム7)。放冷後、得られた粒子をXRD、TEM、EDXを用いて分析した。
図10は、実施例7で得られたAu分散型球状多孔質アナターゼ型酸化チタンナノ粒子のTEM写真及びEDXマッピングである。
得られたナノ粒子は、多数のAuナノ粒子が分散したAu分散型球状多孔質アナターゼ型酸化チタンナノ粒子であった。
実施例8
実施例2と同じ方法により、中空球状多孔質アナターゼ型酸化チタンナノ粒子を得た。
次いで、この中空球状多孔質アナターゼ型酸化チタンナノ粒子(0.1mmol)、塩化白金(0.01mmol)、臭化セチルトリメチルアンモニウム(CTAB,0.05mmol)を10mLのメタノールと混合し、一晩撹拌した。この混合物3.5mLを容積10mLのSUS316反応管に移し、昇温速度800℃/minで300℃まで加熱し、10分間300℃に保った(下記スキーム8)。放冷後、得られた粒子をXRD、TEM、EDXを用いて分析した。
図11は、実施例8で得られたPtコア‐シェル型球状多孔質酸アナターゼ型化チタンナノ粒子のTEM写真及びEDXマッピングである。
得られたナノ粒子は、複数の小さいPtナノ粒子を中空内孔に内包したPtコア‐シェル型球状多孔質アナターゼ型酸化チタンナノ粒子であった。
実施例9
実施例2と同じ方法により、中空球状多孔質アナターゼ型酸化チタンナノ粒子を得た。
次いで、この中空球状多孔質アナターゼ型酸化チタンナノ粒子(0.1mmol)、硝酸パラジウム(0.01mmol)、臭化セチルトリメチルアンモニウム(CTAB,0.05mmol)を10mLのメタノールと混合し、一晩撹拌した。この混合物3.5mLを容積10 mLのSUS316反応管に移し、昇温速度800℃/minで300℃まで加熱し、10分間300℃に保った(下記スキーム9)。放冷後、得られた粒子をXRD、TEM、EDXを用いて分析した。
図12は、実施例9で得られたPdコア‐シェル型球状多孔質アナターゼ型酸化チタンナノ粒子のTEM写真及びEDXマッピングである。
得られたナノ粒子は、複数の小さいPdナノ粒子を中空内孔に内包したPdコア‐シェル型球状多孔質アナターゼ型酸化チタンナノ粒子であった。
実施例10
実施例2と同じ方法により、中空球状多孔質アナターゼ型酸化チタンナノ粒子を得た。
次いで、この中空球状多孔質アナターゼ型酸化チタンナノ粒子(0.1mmol)、テトラクロロ金酸四水和物(0.01mmol)、塩化白金(0.01mmol)、硝酸パラジウム(0.01mmol)を10mLのメタノールと混合し、一晩撹拌した。この混合物3.5mLを容積10mLのSUS316反応管に移し、昇温速度800℃/minで300℃まで加熱し、10分間300℃に保った(下記スキーム10)。放冷後、得られた粒子をXRD、TEM、EDXを用いて分析した。
図13は、実施例10で得られたAu/Pt/Pdコア‐シェル型球状多孔質アナターゼ型酸化チタンナノ粒子のTEM写真及びEDXマッピングである。
得られたナノ粒子は、cubic型結晶構造のAu、Pt、Pdの三種類の金属よりなる合金ナノ粒子が中空内孔に閉じ込められたAu/Pt/Pdコア‐シェル型球状多孔質アナターゼ型酸化チタンナノ粒子であった。
実施例11
実施例2と同じ方法により、中空球状多孔質アナターゼ型酸化チタンナノ粒子を得た。
次いで、この中空球状多孔質アナターゼ型酸化チタンナノ粒子(0.1mmol)、テトラクロロ金酸四水和物(0.01mmol)、塩化白金(0.01mmol)を10mLのメタノールと混合し、一晩撹拌した。この混合物3.5mLを容積10mLのSUS316反応管に移し、昇温速度800℃/minで300℃まで加熱し、10分間300℃に保った(下記スキーム11)。放冷後、得られた粒子をXRD、TEM、EDXを用いて分析した。
図14は、実施例11で得られたAu内包Ptコア‐シェル型球状多孔質アナターゼ型酸化チタンナノ粒子のTEM写真及びEDXマッピング及びラインスキャンである。
得られたナノ粒子をXRD及びTEMライン分析したところ、cubic型結晶構造の内部Au核をcubicPt殻が包み込んだAu内包Ptコア‐シェル型球状多孔質アナターゼ型酸化チタンナノ粒子であった。
実施例12
実施例2と同じ方法により、中空球状多孔質アナターゼ型酸化チタンナノ粒子を得た。
次いで、この中空球状多孔質アナターゼ型酸化チタンナノ粒子(0.1mmol)、テトラクロロ金酸四水和物(0.01mmol)、塩化白金(0.01mmol)、臭化セチルトリメチルアンモニウム(CTAB,0.05mmol)を10mLのメタノールと混合し、一晩撹拌した。この混合物3.5mLを容積10mLのSUS316反応管に移し、昇温速度800℃/minで300℃まで加熱し、10分間300℃に保った(下記スキーム12)。放冷後、得られた粒子をXRD、TEM、EDXを用いて分析した。
図15は、実施例12で得られたAu内包Pt内包コア‐シェル型球状多孔質アナターゼ型酸化チタンナノ粒子のTEM写真及びEDXマッピング及びラインスキャンである。
得られたナノ粒子をXRD及びTEMライン分析したところ、cubic型結晶構造の内部Au核をcubicPt殻が包み込んだAu内包Ptコア‐シェル型球状多孔質アナターゼ型酸化チタンナノ粒子であった。
これら実施例の結果から、加熱の際の昇温速度の設定と、界面活性剤の添加の有無の選択により、金属原子を酸化チタンナノ粒子の表面あるいは細孔内に分散させたり、或いは中空内孔に内包させたり、金属原子の含有状態を制御できることがわかる。
本発明は、特に、光触媒、化学触媒に好適に利用されるものである。

Claims (12)

  1. メタノールに、チタンイソプロポキシドと、テトラクロロ金酸四水和物又は酢酸金と、ギ酸、酢酸、安息香酸及びオルトフタル酸から選択される1種以上とを添加してメタノール溶液を調製する工程と、
    メタノールが超臨界メタノールとなる温度で前記メタノール溶液を加熱する工程と、
    を備え、
    前記加熱の際の昇温速度が20℃/min以下であることを特徴とする、Au原子がドープされたAuドーピング型球状多孔質アナターゼ型酸化チタンナノ粒子の合成方法。
  2. メタノールに、球状多孔質アナターゼ型酸化チタンナノ粒子と、Au、Pt、Pd、Ag又はCuの金属塩から選択される1種以上とを添加してメタノール溶液を調製する工程と、
    メタノールが超臨界メタノールとなる温度で前記メタノール溶液を加熱する工程と、を備え、
    前記加熱の際の昇温速度が20℃/min以下或いは500〜1000℃/minであることを特徴とする、金属原子がナノ粒子の中空内孔に内包されたコア‐シェル型、あるいはナノ粒子の表面あるいは細孔内に分散した分散型球状多孔質アナターゼ型酸化チタンナノ粒子の合成方法。
  3. 前記金属塩の金属がAuであり、前記昇温速度が500〜1000℃/minであることを特徴とする請求項2記載のAuコア‐シェル型球状多孔質アナターゼ型酸化チタンナノ粒子の合成方法。
  4. 前記金属塩の金属がAuであり、前記昇温速度が20℃/min以下であることを特徴とする請求項2記載のAu分散型球状多孔質アナターゼ型酸化チタンナノ粒子の合成方法。
  5. 前記金属塩の金属がPt又はPdであり、前記昇温速度が500〜1000℃/minであることを特徴とする請求項2記載のPt又はPd分散型球状多孔質アナターゼ型酸化チタンナノ粒子の合成方法。
  6. 前記金属塩がAu塩とPt塩とPd塩であり、前記昇温速度が500〜1000℃/minであることを特徴とする請求項2記載のAu/Pt/Pdコア‐シェル型球状多孔質アナターゼ型酸化チタンナノ粒子の合成方法。
  7. 前記金属塩がAu塩とPt塩であり、前記昇温速度が500〜1000℃/minであることを特徴とする請求項2記載のAu内包Ptコア‐シェル型球状多孔質アナターゼ型酸化チタンナノ粒子の合成方法。
  8. 前記メタノール溶液を調製する工程において、必要に応じて界面活性剤を添加することを特徴とする請求項2乃至7いずれかに記載のコア‐シェル型あるいは分散型球状多孔質アナターゼ型酸化チタンナノ粒子の合成方法。
  9. 前記金属塩の金属がAu、前記昇温速度が500〜1000℃/minであり、
    前記メタノール溶液を調製する工程において、界面活性剤を添加することを特徴とする請求項8記載のAu分散型球状多孔質アナターゼ型酸化チタンナノ粒子の合成方法。
  10. 前記金属塩の金属がPt又はPd、前記昇温速度が500〜1000℃/minであり、
    前記メタノール溶液を調製する工程において、界面活性剤を添加することを特徴とする請求項8記載のPt又はPdコア‐シェル型球状多孔質アナターゼ型酸化チタンナノ粒子の合成方法。
  11. 前記金属塩がAu塩とPt塩であり、前記昇温速度が500〜1000℃/minであり、前記メタノール溶液を調製する工程において、界面活性剤を添加することを特徴とする請求項8記載のAu内包Ptコア‐シェル型球状多孔質アナターゼ型酸化チタンナノ粒子の合成方法。
  12. 前記界面活性剤が、臭化セチルトリメチルアンモニウムであることを特徴とする請求項8乃至11いずれかに記載のコア‐シェル型あるいは分散型球状多孔質アナターゼ型酸化チタンナノ粒子の合成方法。
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