JP2015164771A - 記録装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】記録装置において衝撃が加えられ、あるいは装置の姿勢が変化しても筐体内へ液体が侵入する虞を低減させることができる記録装置を提供する。
【解決手段】記録装置は、ベース部及びベース部から突出する液体吐出部64を有する記録ヘッド32と記録ヘッドが取り付けられる筐体52とを備え、記録ヘッドはフランジ部62が筐体の底部と対向し、ベース部において底部と対向する部位に底部に対し突出する記録ヘッド側リブ82が形成され、底部においてベース部と対向する部位にベース部に対し突出する筐体側リブ76が形成され、記録ヘッド側リブと対向する部位との間の第1の隙間84で毛細管現象により液体を保持可能であり、筐体側リブと対向する部位との間の第2の隙間86で毛細管現象により液体を保持可能であり、第1の隙間と第2の隙間は筐体側リブ及び記録ヘッド側リブの突出方向において位置がずれている。
【選択図】図10

Description

本発明は、被記録媒体に記録を行う記録装置に関する。
本願において、記録装置には、所定方向に記録ヘッドが移動しながら記録を行うシリアルプリンター、記録ヘッドが移動しないラインプリンター、及びこれらプリンター機能を備える複写機、ファクシミリ等の種類が含まれるものとする。
従来、記録装置の一例であるインクジェットプリンター(以下、プリンターという。)が広く用いられている。このインクジェットプリンターでは、用紙の幅方向に移動可能なキャリッジに設けられたヘッドユニットにインクを一滴ずつ吐出する複数のノズル穴が設けられている。
このプリンターでは、インクの吐出の際、吐出されたインク滴の一部が被記録媒体への着弾時に前記ヘッドユニット側に跳ね返り、当該ヘッドユニットに付着することがある。
また、吐出されたインクの一部がインクミストとなり、当該インクミストの一部が前記ヘッドユニットに付着することや、前記ノズル穴の目詰まりを解消するためにクリーニング部材で前記ヘッドユニットを拭った際、当該ヘッドユニットの周囲にインクの飛沫が飛散し、それらの一部が前記ヘッドユニットに付着することがある。
また、前記キャリッジがホームポジションに位置した際、前記ヘッドユニットをキャップで覆うことが行われている。前記キャップは前記ヘッドユニットの保護を図るだけでなく、吸引手段により前記ノズル穴内から強制的にインクを吸い出す場合やフラッシング操作の場合のインクの受けとして機能する。
ここで、前記ヘッドユニットが前記キャップにより覆われた際、前記キャップ内に残留したインクの一部が前記ヘッドユニットに付着することがある。ヘッドユニットに付着したこれらのインクの一部は、プリンターの長期間の使用の内にその浸透性によりキャリッジとヘッドユニットとの間の隙間等に入り込むことがある。そして、キャリッジ内に設けられた、前記ヘッドユニットにおけるインクの吐出を制御する基板やケーブル等に付着し、これらの基板やケーブル等に腐食や短絡を生じさせる虞がある。
上記問題に対応して、キャリッジ内の基板やケーブル等が収容されている領域にインクが侵入する虞を低減させるキャリッジを備える記録装置(プリンター)がある(特許文献1参照)
特開2000−103077号公報
上記特許文献1記載のプリンターは、複数のノズル穴が形成されたノズルプレートを備える記録ヘッド本体と、当該記録ヘッドが取り付けられたヘッドホルダーと、該ヘッドホルダーが取り付けられているキャリッジとを備えている。このヘッドホルダーには、キャリッジとの接続部との近傍に水平方向に延びるリブが設けられ、当該リブには下方に開口する溝が設けられている。さらに、このヘッドホルダーにはキャリッジとの接続部にも溝が設けられている。
当該ヘッドホルダーに付着したインクは、表面張力によりキャリッジ側に移動することがあるが、前記リブによりキャリッジ側への移動を遮られ、前記リブに設けられた溝によりインクが捕捉され、当該溝で保持される。プリンターの長期間の使用において、前記リブに設けられた溝の容積以上のインクは、当該溝に収容しきれなくなり、前記リブを乗り越えて前記ヘッドホルダーと前記キャリッジとの接合部に到達する。前記リブを乗り越えたインクはヘッドホルダーにおいてキャリッジとの接続部に設けられた溝に捕捉され、キャリッジ内への侵入を阻まれることとなる。
ところで、このプリンターでは、当該プリンターを持ち運ぶことにより当該プリンターの姿勢が変化することや、プリンターの落下等により当該プリンターに衝撃が加わることがある。これにより、前記ヘッドホルダーと前記キャリッジとの接続部に設けられた溝で保持されていた前記インクの保持ができなくなり、当該インクの一部がキャリッジ内に侵入する虞がある。
本発明は、上記問題点に鑑みてなされたもので、記録装置において衝撃が加えられ、あるいは装置の姿勢が変化しても筐体内へ液体が侵入する虞を低減させることができる記録装置を提供することを目的とする。
上記課題を達成するため、本発明の第1の態様の記録装置は、ベース部及び当該ベース部から突出する液体吐出部を有する、被記録媒体に対して液体を吐出する記録ヘッドと、前記記録ヘッドが取り付けられる筐体と、を備え、前記記録ヘッドは、前記筐体の底部に形成された開口から前記液体吐出部が露出するとともに、前記ベース部が前記筐体の底部と対向し、前記ベース部において前記筐体の底部と対向する部位には、前記底部に対し突出する記録ヘッド側リブが形成され、前記筐体の底部において前記ベース部と対向する部位には、前記ベース部に対し突出する筐体側リブが、前記記録ヘッド側リブに対し前記液体吐出部から遠い側または近い側に形成され、前記記録ヘッド側リブと、前記筐体の底部において前記記録ヘッド側リブと対向する部位と、の間の第1の隙間で毛細管現象により前記液体を保持可能であり、前記筐体側リブと、前記ベース部において前記筐体側リブと対向する部位と、の間の第2の隙間で毛細管現象により前記液体を保持可能であり、前記第1の隙間と前記第2の隙間は、前記筐体側リブ及び前記記録ヘッド側リブの突出方向において位置がずれていることを特徴とする。
本態様によれば、毛細管現象により液体を保持可能な第2の隙間は、毛細管現象により液体を保持可能な第1の隙間に対して液体吐出部から遠い側または近い側に形成され、かつ第1の隙間と第2の隙間とは、筐体側リブ及び記録ヘッド側リブの突出方向において位置がずれている。つまり、第1の隙間と第2の隙間とは互い違いに配置されている。一例として、第2の隙間が第1の隙間に対して液体吐出部から近い側に形成されている場合において、記録装置の姿勢が変化した際あるいは記録装置に衝撃が加わった際、第2の隙間で保持されていた液体の保持状態が損なわれて当該液体が第2の隙間から流れ出ても、液体が筐体内に侵入するためには第2の隙間と互い違いに配置された第1の隙間を通過しなくてはならず、第2の隙間から流れ出た液体は記録ヘッド側リブにより遮られて第1の隙間で捕捉され、当該第1の隙間で保持されることとなる。
その結果、液体は第1の隙間で確実に保持されることから、筐体内に侵入する虞を低減させることができる。したがって、筐体内に設けられた基板やケーブル等に腐食や短絡を生じさせる虞を低減させることができる。
また、液体を第1の隙間及び第2の隙間で保持可能であることから、筐体とベース部との間で保持可能な液体の収容量を増大させることができる。その結果、記録装置の長期間の使用により筐体内へ侵入しようとする液体の量が増大しても、当該液体が筐体内に侵入する虞を低減させることができる。
本発明の第2の態様の記録装置は、第1の態様において、前記記録ヘッド側リブは前記液体吐出部を取り囲む様に形成され、前記筐体側リブは前記開口を取り囲むように形成されていることを特徴とする。
本態様によれば、記録ヘッドが筐体に取り付けられた状態において、液体吐出部は開口から露出するので記録ヘッド側リブも開口を取り囲むことになり、当該開口から筐体内へ侵入しようとする液体に対して当該液体を捕捉して保持する隙間を開口の周囲に二重に設けることができる。したがって、筐体内に液体が侵入する虞を確実に低減させることができる。
本発明の第3の態様の記録装置は、第1または第2の態様において、前記記録ヘッド側リブおよび前記筐体側リブは切れ目なく形成されていることを特徴とする。
本態様によれば、前記記録ヘッド側リブおよび前記筐体側リブは切れ目なく形成されることとなる。つまり、開口の周囲を第1の隙間及び第2の隙間が切れ目なく取り囲むこととなるので、液体が開口から筐体内へ侵入する虞を確実に低減させることができる。
本発明の第4の態様の記録装置は、第1から第3のいずれか一の態様において、前記筐体側リブは、前記記録ヘッド側リブに対し前記液体吐出部に近い側に形成されていることを特徴とする。
本発明の第5の態様の記録装置は、第1から第4のいずれか一の態様において、前記記録ヘッド側リブと前記筐体側リブとで挟まれた空間における、前記筐体の底部と前記ベース部との間の距離は、毛細管現象により前記液体を保持しない距離であることを特徴とする。
本態様において、記録ヘッド側リブと筐体側リブとで挟まれた空間は、当該空間の外側と第1の隙間及び第2の隙間を介して連通している。ここで、第1の隙間及び第2の隙間は毛細管現象で液体を保持可能であることから、前記空間内に液体を収容した際、第1の隙間及び第2の隙間における毛細管現象により液体を空間内に溜めることができる。本態様では、空間における筐体の底部とベース部との間の距離を毛細管現象により前記液体を保持しない距離とするので前記距離を大きくすることにより空間の体積を増大させることができ。これにより、空間に収容できる液体の量を増大させることができる。したがって、記録装置の長期間の使用において筐体内へ侵入しようとする液体の量が増大しても、前記空間に液体を収容することができ、当該液体が筐体内に侵入する虞を低減させることができる。
本発明の第6の態様の記録装置は、第1から第5のいずれか一の態様において、前記記録ヘッド側リブと前記筐体側リブとで挟まれた空間における、前記記録ヘッド側リブと前記筐体側リブとの間の距離は、毛細管現象により前記液体を保持しない距離であることを特徴とする。
本態様によれば、記録ヘッド側リブと筐体側リブとの間の距離を毛細管現象により前記液体を保持しない距離とするので前記距離を大きくすることにより、記録ヘッド側リブと筐体側リブとで挟まれた空間の体積を増大させることができるので、当該空間に収容できる液体の量を増大させることができる。その結果、記録装置の長期間の使用において筐体内へ侵入しようとする液体の量が増大しても、前記空間に液体を収容することができ、当該液体が筐体内に侵入する虞を低減させることができる。
本発明の第7の態様の記録装置は、第1から第6のいずれか一の態様において、前記記録ヘッド側リブ及び前記筐体側リブの少なくとも一方と対向する部位には、前記少なくとも一方のリブに向けて突出する相手側リブが設けられていることを特徴とする。
本態様によれば、記録ヘッド側リブ及び前記筐体側リブの少なくとも一方のリブに向けてベース部あるいは筐体側から突出する相手側リブが設けられることにより、相手側リブとベース部あるいは筐体との繋ぎ目に角部が形成される。この角部には、液体が当該液体の表面張力で保持されることから、液体が開口から筐体内へ侵入し難くなる。その結果、液体が筐体内に侵入する虞を低減させることができる。
本発明の第8の態様の記録装は、第1から第6のいずれか一の態様において、前記記録ヘッド側リブ及び前記筐体側リブの少なくとも一方と対向する部位には、溝が設けられていることを特徴とする。
本態様によれば、記録ヘッド側リブ及び筐体側リブの少なくとも一方と対向する部位に溝を設けることにより第1の隙間及び第2の隙間における液体の保持量を増やすことができる。その結果、記録装置の長期間の使用において筐体内へ侵入しようとする液体の量が増大しても、第1の隙間及び第2の隙間における液体の保持量が増大するので、当該液体が筐体内に侵入する虞を低減させることができる。
本発明の第9の態様の記録装置は、第1から第6のいずれか一の態様において、前記記録ヘッド側リブ及び前記筐体側リブのいずれか一方と対向する部位には、前記一方のリブに向けて突出する相手側リブが設けられ、前記記録ヘッド側リブ及び前記筐体側リブの他方と対向する部位には、溝が設けられていることを特徴とする。
本態様によれば、第7の態様及び第8の態様における効果を得ることができる。
本発明の第10の態様は、第1から第9の態様のいずれかにおいて、前記筐体内部には、前記記録装置内に設けられた制御部と電気的に接続される基板が設けられ、前記記録ヘッド側リブ及び前記筐体側リブは、前記液体吐出部と前記基板との間に設けられていることを特徴とする。
本態様によれば、前記筐体内部には、前記記録装置内に設けられた制御部と電気的に接続される基板が設けられ、前記記録ヘッド側リブ及び前記筐体側リブは、前記液体吐出部と前記基板との間に設けられているので、前記記録ヘッド側リブ及び前記筐体側リブにより、前記基板への液体の付着を抑制し或いは防止し、前記基板の腐食や短絡を抑制し或いは防止することができる。尚、「前記液体吐出部と前記基板との間」とは、位置的な意味と、前記液体吐出部から前記基板に向かう液体の経路的な意味と、の双方を含むものである。
本発明に係るプリンターの外観斜視図。 本発明に係るプリンターの用紙搬送経路を示す側断面図。 本発明に係るプリンターの装置本体の斜視図。 本発明に係るプリンターにおけるキャリッジの斜視図。 本発明に係るプリンターにおけるキャリッジの下部を示す斜視図。 キャリッジの断面図。 キャリッジ本体を示す斜視図。 キャリッジ本体に設けられたリブを示す平面図。 記録ヘッドを示す斜視図。 第1の実施例における記録ヘッド側リブとキャリッジ側リブとの位置関係を示す側断面図。 第1の実施例の変更例における記録ヘッド側リブとキャリッジ側リブとの位置関係を示す側断面図。 第2の実施例における記録ヘッド側リブとキャリッジ側リブとの位置関係を示す側断面図。 第3の実施例における記録ヘッド側リブとキャリッジ側リブとの位置関係を示す側断面図。 第4の実施例における2つのキャリッジ側リブとフランジ部との位置関係を示す側断面図。
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。尚、各実施例において同一の構成については、同一の符号を付し、最初の実施例においてのみ説明し、以後の実施例においてはその構成の説明を省略する。
図1は本発明に係るプリンターの外観斜視図であり、図2は本発明に係るプリンターの用紙搬送経路を示す側断面図であり、図3は本発明に係るプリンターの装置本体の斜視図であり、図4は本発明に係るプリンターにおけるキャリッジの斜視図であり、図5は本発明に係るプリンターにおけるキャリッジの下部を示す斜視図である。
図6はキャリッジの断面図であり、図7はキャリッジ本体を示す斜視図であり、図8はキャリッジ本体に設けられたリブを示す平面図であり、図9は記録ヘッドを示す斜視図であり、図10は第1の実施例における記録ヘッド側リブとキャリッジ側リブとの位置関係を示す側断面図である。
図11は第1の実施例の変更例における記録ヘッド側リブとキャリッジ側リブとの位置関係を示す側断面図であり、図12は第2の実施例における記録ヘッド側リブとキャリッジ側リブとの位置関係を示す側断面図であり、図13は第3の実施例における記録ヘッド側リブとキャリッジ側リブとの位置関係を示す側断面図であり、図14は第4の実施例における2つのキャリッジ側リブとフランジ部との位置関係を示す側断面図である。
また、各図において示すX−Y−Z座標系はX方向が記録ヘッドの走査方向、Y方向が記録装置の奥行き方向及び用紙搬送方向、Z方向が記録ヘッドと用紙との間の距離(ギャップ)の変化する方向すなわち装置高さ方向を示している。尚、各図において−Y方向を装置前面側とし、+Y方向側を装置背面側とする。
■■■プリンターの概要■■■■■■■
図1ないし図3を参照して、記録装置の一例としてのインクジェットプリンター10(以下「プリンター10」という)の構成要素について説明する。図1に示すようにプリンター10は、装置本体12と、カバー14とを備えている。
カバー14は、装置本体12の前面において当該装置本体12に回動可能に取り付けられている。カバー14は、装置本体12に対して開いた姿勢(不図示)と閉じた姿勢(図1参照)とを取り得る。カバー14を装置本体12に対して開いた姿勢とすることにより、装置本体12内で記録された用紙Pをプリンター10の前面側に排出することができる。
次いで、図2を参照しながら用紙搬送経路上の構成要素についてさらに詳説する。尚、図2において装置背面側(図2における+Y軸方向側)から装置前面側(図2における−Y軸方向側)へ延びる二点鎖線P’は、用紙Pの搬送経路を示している。装置本体12の背面側(図2における+Y方向側)には、給送部16が設けられている。給送部16は、ホッパー18と、給送ローラー20とを備えている。
ホッパー18は、その支持面18aに用紙Pを載置可能に構成されている。また、ホッパー18は、上方(図2における+Z軸方向側)を支点にして装置本体12に対して揺動可能に設けられている。つまり、ホッパー18は、給送ローラー20に対して進退可能に設けられている。また、ホッパー18において給送ローラー20に接近する方向に揺動した状態がホッパー18の用紙Pの給送姿勢である(図2における二点鎖線部参照)。
用紙搬送経路においてホッパー18と対向する位置には、図示しない駆動モーターにより駆動させられる給送ローラー20が設けられている。ホッパー18が上方(図2における+Z軸方向側)を支点に揺動し、用紙給送姿勢(図2における二点鎖線部分参照)を取った際、ホッパー18の支持面18aにおいて最上位に積層された用紙Pは給送ローラー20によりピックアップされて搬送経路下流側に送られる。
用紙Pの搬送経路において給送ローラー20の下流側には、搬送部22が設けられている。搬送部22は、搬送駆動ローラー24と搬送従動ローラー26とを備える。搬送駆動ローラー24は図示しない駆動源により回転させられる。搬送部22は、給送部16から給送された用紙Pを搬送駆動ローラー24と搬送従動ローラー26との間でニップして搬送方向下流側に搬送する。搬送部22の下流側には記録部28が設けられている。
記録部28は、キャリッジ30と、該キャリッジの底部に設けられた記録ヘッド32と、記録ヘッド32に対向し、用紙Pを支持するプラテン34とを備えている。記録ヘッド32は、プラテン34に支持された用紙Pと対向する。キャリッジ30は、装置本体12内部に設けられた制御部(不図示)により制御される駆動源(不図示)によって「所定の方向」としての主走査方向(図2の紙面表裏方向すなわちX軸方向)に往復動する様に駆動される。
また、プラテン34は、用紙Pを下方から支持することにより、用紙Pの記録面と記録ヘッド32のヘッド面との間の距離(ギャップ)を規定する。また、記録ヘッド32の用紙Pと対向する面には、複数のノズル穴(不図示)が設けられ、当該ノズル穴からインクを用紙Pの記録面に向けて吐出することにより用紙Pに記録を実行する。
記録部28の搬送方向下流側には、排出部36が設けられている。排出部36は、排出駆動ローラー38を備えている。記録部28で記録が実行された用紙Pは、排出駆動ローラー38により装置前方に向けて排出される。尚、排出駆動ローラー38は図示しない駆動源により回転させられる。以上が用紙搬送経路P’の詳細である。
次いで、図3を参照して記録部28においてキャリッジ30を駆動させる機構について説明する。記録部28は、キャリッジ30を図3におけるX軸方向に移動させるキャリッジ駆動機構40と、当該キャリッジ駆動機構を駆動させるキャリッジ駆動モーター42を備えている。キャリッジ駆動モーター42は、装置本体12においてX軸方向側に延びるフレーム44の+X軸方向側端部に取り付けられている。
キャリッジ駆動機構40は、駆動プーリー46と、従動プーリー(不図示)と、タイミングベルト48とを備えている。駆動プーリー46は、キャリッジ駆動モーター42の駆動軸に取り付けられている。図示しない従動プーリーは、フレーム44の−X軸方向側に駆動プーリー46に対して従動回転可能に取り付けられている。タイミングベルト48は、駆動プーリー46と図示しない従動プーリーとに掛け回されている。
タイミングベルト48の一部はキャリッジ30に把持されている。したがって、キャリッジ駆動モーター42を回転駆動させると、駆動プーリー46を介してタイミングベルト48が駆動され、キャリッジ30はX軸方向に移動する。尚、キャリッジ駆動機構40及びキャリッジ駆動モーター42は、図示しない制御部により制御されている。
また、フレーム44にはX軸方向に沿って延びるリニアスケール50(図3参照)が設けられている。そして、キャリッジ30の背面側にはエンコーダーセンサ(不図示)が設けられている。前記エンコーダーセンサは、リニアスケール50を検出可能に構成されている。
前記エンコーダーセンサ(不図示)は、発光部(不図示)と受光部(不図示)とを備えて成り、X軸方向に沿って延びるリニアスケール50を、発光部と受光部とで挟み込むように設けられている。キャリッジ30の移動に伴い、前記エンコーダーセンサ(不図示)はリニアスケール50に多数形成されたスリットの通過に伴う矩形波信号を、前記制御部(不図示)へ送信し、これにより前記制御部(不図示)は、キャリッジ30の主走査方向(図3におけるX軸方向)における位置、及び速度を検知できる様になっている。
■■■第1の実施例■■■■■■■
次いで図4ないし図6を参照してキャリッジ30の構成について説明する。キャリッジ30は、筐体52と、取付板フィルター54と、シールゴム56と、流路プレート58と、基板60と、記録ヘッド32とを備えている。記録ヘッド32は、ベース部としてのフランジ部62と、当該フランジ部62から図7における−Z軸方向に突出する液体吐出部64とを備えている。液体吐出部64は、その下面であるノズル面64aに複数のノズル穴(不図示)が整列されて設けられている。
記録ヘッド32は、図5に示すように液体吐出部64が筐体52の後述する開口66(図7参照)から露出するように筐体52の後述する、「底部」としての内側底部52a(図7参照)に取り付けられている。具体的には、筐体52の後述する内側底部52aに記録ヘッド32のフランジ部62が対向するように取り付けられている(図6及び図10参照)。
また、キャリッジ30の筐体52の内側には取付板フィルター54が取り付けられている。取付板フィルター54は、図6における+Z軸方向側が開放された箱状部材であり、その底部にフィルター(不図示)と、当該フィルターの周囲を囲むようにシールゴム56が取り付けられている。
キャリッジ30の筐体52内において取付板フィルター54の下方、つまり図6における−Z軸方向側には流路プレート58が設けられている。取付板フィルター54の下面と流路プレート58の上面とを重ね合わせた際、前記フィルター(不図示)から延び、記録ヘッド32に「液体」としてのインクを供給するインク流路68(図6参照)が形成される。したがって、取付板フィルター54は、流路プレート58を介してキャリッジに取り付けられている。
流路プレート58の図7における−Z軸方向側には基板60が設けられている。基板60にはコネクター70が設けられ、FFC(フレキシブルフラットケーブル)72(図3参照)により装置本体12内に設けられた前記制御部(不図示)に電気的に接続されている。基板60は、前記制御部からの制御指令に基づいて記録ヘッド32におけるインクの吐出を制御する。尚、基板60の−Z軸方向側には、記録ヘッド32が設けられている。
キャリッジ30の筐体52に取り付けられた取付板フィルター54には、インクカートリッジ74がキャリッジ30の図7における+Z軸方向側から着脱可能に取り付けられている。インクカートリッジ74を取付板フィルター54に取り付けた際、インクカートリッジ74のインク供給口(不図示)と前記フィルター(不図示)とが密着し、インク流路68を介して記録ヘッド32の複数のノズル穴(不図示)へインクが供給可能となる。
図7及び図8を参照して筐体52について説明する。筐体52は図7における+Z軸方向側が開放された箱状に形成されている。また、筐体52の内側の底部52aには開口66が設けられている。図8に示すように内側底部52aにおいて開口66の四辺の端部には開口66を取り囲むように筐体側リブ76が設けられている。筐体側リブ76は、内側底部52aから図7における+Z軸方向に突出している。すなわち、筐体側リブ76は、記録ヘッド32が筐体52に取り付けられた状態において記録ヘッド32のフランジ部62に向けて突出している(図10参照)。
また、図8における開口66の+X軸方向側の端部においてY軸方向中央部には切欠き部78が設けられている。図8における開口66の+X軸方向側の端部においてY軸方向に延びる筐体側リブ76の一部は、切欠き部78によって切り取られた状態となっている。すなわち、開口66の周囲において切欠き部78が設けられた部分のみ筐体側リブ76が設けられていない。
ここで、再度図5を参照して切欠き部78について説明する。筐体52に記録ヘッド32が取り付けられている状態において、筐体52の内側底部52aから切欠き部78を介して接地板80が開口66内に突出している。接地板80はその先端が液体吐出部64の一部と接触するように筐体52内に設けられている。接地板80は、図示しないがFFC72の少なくとも一部と電気的に接続され、液体吐出部64に蓄積される静電気を液体吐出部64から逃して液体吐出部64を接地(アース)する。
次いで、図9を参照して記録ヘッド32について説明する。記録ヘッド32において液体吐出部64の周囲にはフランジ部62が設けられている。液体吐出部64の図9における−Z軸方向側の面、すなわち、図2においてプラテン34と対向する面は複数のノズル穴(不図示)が整列して設けられたノズル面64aとして形成されている。
また、フランジ部62には、液体吐出部64の周囲を取り囲むようにフランジ部62の四辺の端部に記録ヘッド側リブ82が形成されている。つまり、記録ヘッド側リブ82はフランジ部62を切れ目なく一周するように形成されている。また、記録ヘッド側リブ82はフランジ部62から図9における−Z軸方向に向けて突出している。すなわち、記録ヘッド側リブ82は、記録ヘッド32が筐体52に取り付けられた状態において筐体52の内側底部52aに向けて突出している(図10参照)。
本実施例における記録ヘッド側リブ82は、記録ヘッド32が筐体52に取り付けられた状態(図6参照)において図8におけるXY平面において開口66に対して筐体側リブ76の外側に位置するようにフランジ部62に設けられている。
次いで、図6及び図10を参照して記録ヘッド32が筐体52に取り付けられた状態における筐体側リブ76と記録ヘッド側リブ82との関係を説明する。尚、図10は図6において一点鎖線に囲まれた領域の拡大図である。
本実施例では、記録ヘッド32が筐体52に取り付けられた状態において筐体52の内側底部52aと記録ヘッド32のフランジ部62とは対向している。フランジ部62において筐体52の内側底部52aと対向する部位には内側底部52aに向けて記録ヘッド側リブ82が突出している。
記録ヘッド側リブ82と内側底部52aにおいて記録ヘッド側リブ82と対向する部材との間には第1の隙間84が形成されている。第1の隙間84において記録ヘッド側リブ82と内側底部52aにおいて記録ヘッド側リブ82と対向する部位との間の距離、つまりZ軸方向における距離をL1とする。そして距離L1は毛細管現象により第1の隙間84においてインクが保持可能な距離に設定されている。
本実施例では、筐体52の内側底部52aにおいてフランジ部62と対向する部位にはフランジ部62に向けて筐体側リブ76が突出している。また、本実施例において筐体側リブ76は記録ヘッド側リブ82に対して液体吐出部64に近い側に形成されている。
筐体側リブ76とフランジ部62において筐体側リブ76と対向する部位との間には第2の隙間86が形成されている。第2の隙間86において筐体側リブ76とフランジ部62において筐体側リブと対向する部位との間の距離、つまりZ軸方向における距離をL2とする。そして距離L2は毛細管現象により第2の隙間86においてインクが保持可能な距離に設定されている。
また、図10に示すように第1の隙間84と第2の隙間86とが形成される位置は、Z軸方向においてずれており、互い違いとなるように設定されている。
また、図10におけるX軸方向において、筐体側リブ76と記録ヘッド側リブ82との間には空間88が設けられている。図10において空間88は開口66の側では第2の隙間86と連通し、筐体52の内側では第1の隙間84と連通している。第1の隙間84及び第2の隙間86にはそれぞれ毛細管現象でインクを保持可能であることから、空間88は第1の隙間84と第2の隙間86との間でインクを溜めるインク溜めとして機能させることができる。
また、空間88においてZ軸方向における内側底部52aとフランジ部62との間の距離をL3とすると、距離L3は毛細管現象によりインクを保持しない距離に設定されている。また、空間88においてX軸方向における筐体側リブ76と記録ヘッド側リブ82との間の距離をL4とすると、距離L4は毛細管現象によりインクを保持しない距離に設定されている。したがって空間88におけるZ軸方向における距離L3及びX軸方向における距離L4を大きくすることができるので、空間88の体積を増大させることができ、空間88内に収容可能なインク量を増大させることができる。
また、図10に示すように筐体側リブ76及び記録ヘッド側リブ82は図10におけるX軸方向において液体吐出部64と基板60との間に位置している。そして、液体吐出部64から吐出されたインクが筐体52内に位置する基板60に向かう際、筐体側リブ76が形成する第2の隙間86、空間88、記録ヘッド側リブ82が形成する第1の隙間84を通ることとなる。したがって、第2の隙間86、空間88及び第1の隙間84はインクが基板60に向かう経路となるので、基板60に向かおうとするインクをより確実に捕捉することができる。その結果、基板60へのインクの付着を抑制し或いは防止し、基板60の腐食や短絡を抑制し或いは防止することができる。
ここで、図10に示すように筐体側リブ76の−X軸方向側の端部76aやフランジ部62の開口66に面する部分には、液体吐出部64から吐出されたインクの一部が付着することがある。例えば、キャリッジ30がホームポジションにおいてキャップ手段(不図示)にキャップされた際にキャップ手段(不図示)に残留していたインクが付着する場合や、ノズル面64aをクリーニング部材(不図示)で拭った際のインクの飛沫が付着する場合、あるいは液体吐出部64から吐出されてプリンター10内を漂うインクミストが付着する場合などである。
端部76aやフランジ部62の開口66に面する部分に付着したインクの一部は表面張力等により第2の隙間86側に移動することがある。そして、第2の隙間86側に移動したインクは、第2の隙間86において毛細管現象により捕捉されて第2の隙間86に保持されることとなる。
ここで、第2の隙間86にインクが保持された状態において、プリンター10に+X軸方向側に衝撃が加わった際、第2の隙間86に保持されていたインクの一部が第2の隙間86から+X軸方向側に飛び出すことがある。しかし、第2の隙間86の+X軸方向側には記録ヘッド側リブ82が立設し、Z軸方向において第1の隙間84が設けられた位置は第2の隙間86の設けられた位置とずれているので、記録ヘッド側リブ82が第2の隙間86から飛び出したインクの筐体52内に向けての動きを遮る。
そして、記録ヘッド側リブ82の−X軸方向側の端部82aに付着したインクは空間88内で溜められ、あるいはインクが表面張力により第1の隙間84側に移動すると第1の隙間84における毛細管現象により捕捉されて第1の隙間84に保持されることとなる。
また、第2の隙間86に入り込んだインクの量が当該第2の隙間86におけるインクの保持量を超えた場合、第2の隙間86からインクが漏れ出ることとなる。漏れ出たインクの一部は表面張力により筐体側リブ76の+X軸方向側の端部76bを伝って移動し、筐体側リブ76と内側底部52aとの境目の角部76cに表面張力により溜まることとなる。あるいは、漏れ出たインクの一部はフランジ部62の空間88に面する部分を伝って記録ヘッド側リブ82の−X軸方向側の端部82aに移動し、記録ヘッド側リブ82とフランジ部62との境目の角部82bに表面張力により溜まることとなる。
さらに、表面張力による角部76c、82bでのインクの保持量を超えてインクが供給されると、インクの一部は第1の隙間84側に移動し、第1の隙間84において毛細管現象により捕捉されて第1の隙間84に保持されることとなる。また、インクが第1の隙間84に毛細管現象により保持されている間、開口66側からインクが流入してきても空間88にインクを溜めることができる。
すなわち、本実施例では、第1の隙間84、第2の隙間86及び空間88にそれぞれインクを溜めることができるので、筐体52とフランジ部62との間で溜めることができるインクの保持量を増大させることができる。これにより、プリンター10を長期間使用してもインクが第1の隙間84、第2の隙間86及び空間88に保持されるのでキャリッジ30内に侵入する虞を低減させることができる。
上記説明をまとめると、本実施例では第2の隙間86が第1の隙間84に対して液体吐出部64から近い側に形成されている場合において、プリンター10の姿勢が変化した際あるいはプリンター10に衝撃が加わった際、第2の隙間86で保持されていたインクの保持状態が損なわれて当該インクが第2の隙間86から流れ出ても、インクが筐体52内に侵入するためには第2の隙間86と互い違いに配置された第1の隙間84を通過しなくてはならず、第2の隙間86から流れ出た液体は記録ヘッド側リブ82により遮られて第1の隙間84で捕捉され、当該第1の隙間84で保持されることとなる。
その結果、インクは第1の隙間84で確実に保持されることから、筐体52内に侵入する虞を低減させることができる。したがって、筐体52内に設けられた基板60やFFC72に腐食や短絡を生じさせる虞を低減させることができる。
また、インクを第1の隙間84及び第2の隙間86で保持可能であることから、筐体52とフランジ部62との間で保持可能なインクの収容量を増大させることができる。その結果、プリンター10の長期間の使用により筐体52内へ侵入しようとするインクの量が増大しても、当該インクが筐体52内に侵入する虞を低減させることができる。
また、記録ヘッド32が筐体52に取り付けられた状態において、記録ヘッド側リブ82及び筐体側リブ76はそれぞれ開口66を取り囲むことから、当該開口66から筐体52内へ侵入しようとするインクに対して当該インクを捕捉して保持する隙間を開口66の周囲に二重に設けることができる。したがって、筐体52内にインクが侵入する虞を確実に低減させることができる。
また、記録ヘッド側リブ82と筐体側リブ76とで挟まれた空間88は、当該空間88の外側と第1の隙間84及び第2の隙間86を介して連通している。ここで、第1の隙間84及び第2の隙間86は毛細管現象でインクを保持可能であることから、空間88内にインクを収容した際、第1の隙間84及び第2の隙間86における毛細管現象によりインクを空間88内に溜めることができる。本実施例では、空間88における筐体52の内側底部52aとフランジ部62との間の距離L3を毛細管現象によりインクを保持しない距離とするので距離L3を大きくすることにより空間88の体積を増大させることができる。これにより、空間88に収容できる液体の量を増大させることができる。したがって、プリンター10の長期間の使用において筐体52内へ侵入しようとするインクの量が増大しても、空間88にインクを収容することができ、当該インクが筐体52内に侵入する虞を低減させることができる。
また、記録ヘッド側リブ82と筐体側リブ76との間の距離L4を毛細管現象によりインクを保持しない距離とするので距離L4を大きくすることにより、記録ヘッド側リブ82と筐体側リブ76とで挟まれた空間88の体積を増大させることができるので、当該空間88に収容できるインクの量を増大させることができる。その結果、プリンター10の長期間の使用において筐体52内へ侵入しようとするインクの量が増大しても、空間88にインクを収容することができ、当該インクが筐体52内に侵入する虞を低減させることができる。
<<<第1の実施例の変更例>>>
(1)本実施例では、筐体側リブ76を記録ヘッド側リブ82に対し液体吐出部64から近い側に設ける構成としたが、この構成に代えて筐体側リブ76を記録ヘッド側リブ82に対し液体吐出部64から遠い側に設ける構成としてもよい。
(2)本実施例では、開口66に切欠き部78を設けることにより開口66の周囲の一部には筐体側リブ76が設けられていないが、この構成に代えて、筐体側リブ76を開口66の周囲に切れ目なく設ける構成としてもよい。
この構成では、記録ヘッド側リブ82および筐体側リブ76が開口66の周囲を切れ目なく形成されることとなる。したがって、開口66の周囲を第1の隙間84及び第2の隙間86が切れ目なく取り囲むこととなるので、インクが開口66から筐体52内へ侵入する虞を確実に低減させることができる。
(3)本実施例では、空間88における記録ヘッド側リブ82と筐体側リブ76との間の距離L4を毛細管現象によりインクを保持しない距離としたが、この構成に代えて、図11に示すように距離L4を毛細管現象によりインクを保持する距離に設定してもよい。
この構成によれば、図11におけるZ軸方向に沿って記録ヘッド側リブ82と筐体側リブ76とが対向する部分にも毛細管現象による保持力が作用する。その結果、第1の隙間84から第2の隙間86までの間に連続して毛細管現象によりインクを保持する保持力を作用させることができるので、第1の隙間84から第2の隙間86までの経路におけるインクの保持力を高めることができる。したがって、インクが開口66から筐体52内へ侵入する虞をより確実に低減させることができる。
■■■第2の実施例■■■■■■■
図12を参照して第2の実施例について説明する。本実施例では、筐体側リブ76及び記録ヘッド側リブ82のそれぞれ対向する部位に相手側リブが設けられている点で第1の実施例と相違する。具体的には、フランジ部62において筐体側リブ76と対向する部位に筐体側リブ76に向けて突出する、「相手側リブ」としての記録ヘッド側補助リブ90が設けられている。筐体側リブ76と記録ヘッド側補助リブ90との間は第2の隙間86として設定されている。
筐体52の内側底部52aにおいて記録ヘッド側リブ82と対向する部位に記録ヘッド側リブ82に向けて突出する、「相手側リブ」としての筐体側補助リブ92が設けられている。記録ヘッド側リブ82と筐体側補助リブ92との間は第1の隙間84として設定されている。尚、本実施例においてもZ軸方向において第1の隙間84が設けられた位置と第2の隙間86が設けられた位置はずれるように設定されており、第1の隙間84と第2の隙間86とが互い違いとなるように設定されている。
また、記録ヘッド側補助リブ90にはフランジ部62との境目において−X軸方向側に角部90aが形成され、+X軸方向側に角部90bが形成される。同様に筐体側補助リブ92にも筐体52の内側底部52aとの境目において−X軸方向側に角部92aが形成され、+X軸方向側に角部92bが形成される。
したがって、各角部90a、90b、92a、92bには、インクの表面張力により当該インクが溜まることとなる。その結果、第1の隙間84及び第2の隙間86だけでなくインクを保持する箇所を増やすことができる。したがって、インクが開口66から筐体52内へ侵入し難くなる。その結果、インクが筐体52内に侵入する虞を低減させることができる。
<<<第2の実施例の変更例>>>
本実施例において、記録ヘッド側補助リブ90及び筐体側補助リブ92を設ける構成としたが、この構成に代えて、記録ヘッド側補助リブ90及び筐体側補助リブ92のいずれか一方を設ける構成としてもよい。
■■■第3の実施例■■■■■■■
図13を参照して第3の実施例について説明する。本実施例では、筐体側リブ76及び記録ヘッド側リブ82のそれぞれ対向する部位に溝が設けられている点で第1の実施例と相違する。
本実施例では、フランジ部62において筐体側リブ76と対向する部位に溝94が設けられている。また、筐体52の内側底部52aにおいて記録ヘッド側リブ82と対向する部位に溝96が設けられている。尚、本実施例では筐体側リブ76と溝94の底面とが第2の隙間86を構成し、記録ヘッド側リブ82と溝96の底面とが第1の隙間84を構成する。
本実施例では、溝94、96を設けることにより、第1の隙間84及び第2の隙間86の体積を増大させることができる。また、溝94、96の底面には+X軸方向側及び−X軸方向側の角部が形成されることから溝94、96内におけるインクの保持を確実にすることができる。したがって、第1の隙間84及び第2の隙間86におけるインクの保持量を増やすことができる。その結果、プリンター10の長期間の使用において筐体52内へ侵入しようとするインクの量が増大しても、第1の隙間84及び第2の隙間86におけるインクの保持量が増大するので、当該インクが筐体52内に侵入する虞を低減させることができる。
<<<第3の実施例の変更例>>>
(1)本実施例において、溝94、96を設ける構成としたが、この構成に代えて、溝94、96のいずれか一方を設ける構成としてもよい。
(2)また、フランジ部62において筐体側リブ76と対向する部位に溝94を設け、筐体52の内側底部52aにおいて記録ヘッド側リブ82と対向する部位に記録ヘッド側リブ82に向けて突出する筐体側補助リブ92を設ける構成としてもよく、フランジ部62において筐体側リブ76と対向する部位に筐体側リブ76に向けて突出する記録ヘッド側補助リブ90を設け、筐体52の内側底部52aにおいて記録ヘッド側リブ82と対向する部位に溝96を設ける構成としてもよい。
■■■第4の実施例■■■■■■■
図14を参照して第4の実施例について説明する。本実施例では、筐体52の内壁底部52a及びフランジ部62のいずれか一方に2つのリブを設けられている点で第1の実施例と異なる。
図14に示すように本実施例では、筐体52の内壁底部52aから対向するフランジ部62に向けて2つの筐体側リブ98、100が突出している。筐体側リブ98、100は対向するフランジ部62との間に第1の隙間102及び第2の隙間104を形成する。また、第1の隙間102及び第2の隙間104は毛細管現象によりインクが保持可能に形成されている。
さらに、図14におけるX軸方向において、筐体側リブ98と筐体側リブ100との間には空間106が設けられている。したがって、本実施例においても筐体52内の基板60に向かうインクは、第1の隙間102、第2の隙間104及び空間106を経路とするので、確実に第1の隙間102、第2の隙間104及び空間106に捕捉され、基板60へのインクの付着の虞を低減することができる。その結果、基板60へのインクの付着を抑制し或いは防止し、基板60の腐食や短絡を抑制し或いは防止することができる。
<<<第4の実施例の変更例>>>
本実施例において、筐体52側に2つの筐体側リブ98、100を設ける構成としたが、この構成に代えてフランジ部62に当該フランジ部から対向する筐体52の内側底部52aに向けて突出する2つの記録ヘッド側リブを設ける構成としてもよい。
上記説明をまとめると、本実施例におけるプリンター10は、フランジ部62及び当該フランジ部62から突出する液体吐出部64を有する、用紙Pに対してインクを吐出する記録ヘッド32と、記録ヘッド32が取り付けられる筐体52とを備えている。記録ヘッド32は、筐体52の底部に形成された開口66から液体吐出部64が露出するとともに、フランジ部62が筐体52の内側底部52aと対向する。フランジ部62において筐体52の内側底部52aと対向する部位には、内側底部52aに対し突出する記録ヘッド側リブ82が形成されている。筐体52の内側底部52aにおいてフランジ部62と対向する部位は、フランジ部62に対し突出する筐体側リブ76が、記録ヘッド側リブ82に対し液体吐出部64から遠い側または近い側に形成されている。記録ヘッド側リブ82と、筐体52の内側底部52aにおいて記録ヘッド側リブ82と対向する部位と、の間の第1の隙間84で毛細管現象によりインクを保持可能であり、筐体側リブ76と、フランジ部62において筐体側リブ76と対向する部位と、の間の第2の隙間86で毛細管現象によりインクを保持可能であり、第1の隙間84と第2の隙間86は、筐体側リブ76及び記録ヘッド側リブ82の突出方向において位置がずれている。
記録ヘッド側リブ82は液体吐出部64を取り囲む様に形成され、筐体側リブ76は開口66を取り囲むように形成されている。また、記録ヘッド側リブ82および筐体側リブ76は切れ目なく形成されている。
また、筐体側リブ76は、記録ヘッド側リブ82に対し液体吐出部64に近い側に形成されている。記録ヘッド側リブ82と筐体側リブ76とで挟まれた空間88における、筐体52の内側底部52aとフランジ部62との間の距離は、毛細管現象により前記液体を保持しない距離であり、記録ヘッド側リブ82と筐体側リブ76とで挟まれた空間88における、記録ヘッド側リブ82と筐体側リブ76との間の距離は、毛細管現象により前記液体を保持しない距離である。
記録ヘッド側リブ82及び筐体側リブ76の少なくとも一方と対向する部位には、当該少なくとも一方のリブ82、76に向けて突出する記録ヘッド側補助リブ90、筐体側補助リブ92が設けられている。あるいは、記録ヘッド側リブ82及び筐体側リブ76の少なくとも一方と対向する部位には、溝94、96が設けられている。
あるいは、記録ヘッド側リブ82及び筐体側リブ76のいずれか一方と対向する部位には、一方のリブ82、76に向けて突出する記録ヘッド側補助リブ90及び筐体側補助リブ92のいずれかが設けられ、記録ヘッド側リブ82及び筐体側リブ76の他方と対向する部位には、溝94及び溝96のいずれかが設けられている。
また、筐体52内部には、装置本体12内に設けられた制御部と電気的に接続される基板60が設けられている。記録ヘッド側リブ82及び筐体側リブ76は、液体吐出部64と基板60との間に設けられている。
また、本実施形態では本発明に係る第1の隙間84及び第2の隙間86を記録装置の一例としてのインクジェットプリンターに適用したが、その他液体噴射装置一般に適用することも可能である。
ここで、液体噴射装置とは、インクジェット式記録ヘッドが用いられ、該記録ヘッドからインクを吐出して被記録媒体に記録を行うプリンター、複写機及びファクシミリ等の記録装置に限らず、インクに代えてその用途に対応する液体を前記インクジェット式記録ヘッドに相当する液体噴射ヘッドから被記録媒体に相当する被噴射媒体に噴射して、前記液体を前記被噴射媒体に付着させる装置を含むものである。
液体噴射ヘッドとして、前記記録ヘッドの他に、液晶ディスプレー等のカラーフィルター製造に用いられる色材噴射ヘッド、有機ELディスプレーや面発光ディスプレー(FED)等の電極形成に用いられる電極材(導電ペースト)噴射ヘッド、バイオチップ製造に用いられる生体有機物噴射ヘッド、精密ピペットとしての試料噴射ヘッド等が挙げられる。
尚、本発明は上記実施例に限定されることなく、特許請求の範囲に記載した発明の範囲内で、種々の変形が可能であり、それらも本発明の範囲内に含まれるものであることは言うまでもない。
10 プリンター、12 装置本体、14 カバー、16 給送部、18 ホッパー、
18a 支持面、20 給送ローラー、22 搬送部、24 搬送駆動ローラー、
26 搬送従動ローラー、28 記録部、30 キャリッジ、32 記録ヘッド、
34 プラテン、36 排出部、38 排出駆動ローラー、40 キャリッジ駆動機構、
42 キャリッジ駆動モーター、44 フレーム、46 駆動プーリー、
48 タイミングベルト、50 リニアスケール、52 筐体、52a 内側底部、
54 取付板フィルター、56 シールゴム、58 流路プレート、60 基板、
62 フランジ部、64 液体吐出部、64a ノズル面、66 開口、
68 インク流路、70 コネクター、74 インクカートリッジ、
76、98、100 筐体側リブ、76a、76b、82a 端部、
76c、82b、90a、90b、92a、92b 角部、78 切欠き部、
80 接地板、82 記録ヘッド側リブ、84、102 第1の隙間、
86、104 第2の隙間、88、106 空間、90 記録ヘッド側補助リブ、
92 筐体側補助リブ、94、96 溝、L1、L2、L3、L4 距離、P 用紙、
P’ 用紙搬送経路

Claims (10)

  1. ベース部及び当該ベース部から突出する液体吐出部を有する、被記録媒体に対して液体を吐出する記録ヘッドと、
    前記記録ヘッドが取り付けられる筐体と、を備え、
    前記記録ヘッドは、前記筐体の底部に形成された開口から前記液体吐出部が露出するとともに、前記ベース部が前記筐体の底部と対向し、
    前記ベース部において前記筐体の底部と対向する部位には、前記底部に対し突出する記録ヘッド側リブが形成され、
    前記筐体の底部において前記ベース部と対向する部位には、前記ベース部に対し突出する筐体側リブが、前記記録ヘッド側リブに対し前記液体吐出部から遠い側または近い側に形成され、
    前記記録ヘッド側リブと、前記筐体の底部において前記記録ヘッド側リブと対向する部位と、の間の第1の隙間で毛細管現象により前記液体を保持可能であり、
    前記筐体側リブと、前記ベース部において前記筐体側リブと対向する部位と、の間の第2の隙間で毛細管現象により前記液体を保持可能であり、
    前記第1の隙間と前記第2の隙間は、前記筐体側リブ及び前記記録ヘッド側リブの突出方向において位置がずれている、
    ことを特徴とする記録装置。
  2. 請求項1に記載の記録装置において、前記記録ヘッド側リブは前記液体吐出部を取り囲む様に形成され、
    前記筐体側リブは前記開口を取り囲むように形成されている、
    ことを特徴とする記録装置。
  3. 請求項2に記載の記録装置において、前記記録ヘッド側リブおよび前記筐体側リブは切れ目なく形成されている、
    ことを特徴とする記録装置。
  4. 請求項1から請求項3のいずれか一項に記載の記録装置において、前記筐体側リブは、前記記録ヘッド側リブに対し前記液体吐出部に近い側に形成されている、
    ことを特徴とする記録装置。
  5. 請求項1から請求項4のいずれか一項に記載の記録装置において、前記記録ヘッド側リブと前記筐体側リブとで挟まれた空間における、前記筐体の底部と前記ベース部との間の距離は、毛細管現象により前記液体を保持しない距離である、
    ことを特徴とする記録装置。
  6. 請求項1から請求項5のいずれか一項に記載の記録装置において、前記記録ヘッド側リブと前記筐体側リブとで挟まれた空間における、前記記録ヘッド側リブと前記筐体側リブとの間の距離は、毛細管現象により前記液体を保持しない距離である、
    ことを特徴とする記録装置。
  7. 請求項1から請求項6のいずれか一項に記載の記録装置において、前記記録ヘッド側リブ及び前記筐体側リブの少なくとも一方と対向する部位には、前記少なくとも一方のリブに向けて突出する相手側リブが設けられている、
    ことを特徴とする記録装置。
  8. 請求項1から請求項6のいずれか一項に記載の記録装置において、前記記録ヘッド側リブ及び前記筐体側リブの少なくとも一方と対向する部位には、溝が設けられている、
    ことを特徴とする記録装置。
  9. 請求項1から請求項6のいずれか一項に記載の記録装置において、前記記録ヘッド側リブ及び前記筐体側リブのいずれか一方と対向する部位には、前記一方のリブに向けて突出する相手側リブが設けられ、前記記録ヘッド側リブ及び前記筐体側リブの他方と対向する部位には、溝が設けられている、
    ことを特徴とする記録装置。
  10. 請求項1から請求項9のいずれか一項に記載の記録装置において、前記筐体内部には、前記記録装置内に設けられた制御部と電気的に接続される基板が設けられ、
    前記記録ヘッド側リブ及び前記筐体側リブは、前記液体吐出部と前記基板との間に設けられている、
    ことを特徴とする記録装置。
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