JP2014037133A - 液体噴射装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】ノズル面にインクが残留することを抑制できる液体噴射装置を提供する。
【解決手段】ノズルプレート22のノズル面22aに開口したノズル27から液体を噴射可能なヘッドユニット16と、該ヘッドユニット16が固定され、ノズルプレート22を露出させる開口領域17aが設けられた固定板17と、該固定板17のヘッドユニット16とは反対側の固定板露出面17b、およびノズル面22aを払拭するワイパー部材12と、を備え、ノズル面22aの液体に対する接触角をθn、固定板露出面17bの液体に対する接触角をθs、および、ワイパー部材12の液体に対する接触角をθwとしたとき、θn>θs>θw>90度の関係を満たした。
【選択図】図5

Description

本発明は、インクジェット式記録ヘッドなどの液体噴射ヘッドを備えた液体噴射装置に関するものであり、特に、ノズルが形成されたノズル面を払拭するワイパー部材を備えた液体噴射装置に関する。
液体噴射装置は液体噴射ヘッドを備え、この噴射ヘッドから各種の液体を噴射する装置である。この液体噴射装置としては、例えば、インクジェット式プリンターやインクジェット式プロッター等の画像記録装置があるが、最近ではごく少量の液体を所定位置に正確に着弾させることができるという特長を生かして各種の製造装置にも応用されている。例えば、液晶ディスプレイ等のカラーフィルターを製造するディスプレイ製造装置,有機EL(Electro Luminescence)ディスプレイやFED(面発光ディスプレイ)等の電極を形成する電極形成装置,バイオチップ(生物化学素子)を製造するチップ製造装置に応用されている。そして、画像記録装置用の記録ヘッドでは液状のインクを噴射し、ディスプレイ製造装置用の色材噴射ヘッドではR(Red)・G(Green)・B(Blue)の各色材の溶液を噴射する。また、電極形成装置用の電極材噴射ヘッドでは液状の電極材料を噴射し、チップ製造装置用の生体有機物噴射ヘッドでは生体有機物の溶液を噴射する。
この種の液体噴射ヘッドには、例えば、圧電素子(圧力発生手段の一種)の駆動によって圧力室内の液体に圧力変動を生じさせ、ノズル面に開口したノズルから液体を噴射する液体噴射ヘッドユニットを、固定板に複数固定したものがある(例えば、特許文献1参照)。固定板には開口領域が設けられており、この開口領域から各液体噴射ヘッドユニットのノズルが露出するように構成されている。また、一般的に液体噴射装置には、液体噴射ヘッドの底面(固定板の底面やノズル面)を払拭するワイパー部材が設けられている。ワイパー部材は、液体噴射ヘッドに対して相対的に移動できるように構成されている。
特開2007−216666号公報
このような構成の液体噴射ヘッドでは、固定板の開口領域の縁において、当該固定板の露出面(払拭時にワイパー部材が接触する面)とノズル面との間に段差が形成されるため、液体噴射ヘッドの底面に付着した液体をワイパー部材で拭き取る際に、ノズル面に液体が残留する虞があった。具体的に説明すると、液体噴射ヘッドの底面の一側から他側に向けて払拭する際には、まず、先に払拭される固定板に付着した液体をワイパー部材の前面(ワイパー部材の進行方向側の面)に保持した状態で、ワイパー部材が固定板表面に対して密着しつつ移動する。その後、ワイパー部材が開口領域の段差部分に到達すると、ワイパー部材の前面に保持されている液体の一部が段差部分の隅に残留し、この残留した液体が段差部分を通過した直後のワイパー部材の後面(ワイパー部材の進行方向とは反対側の面)に付着する。この状態で、ワイパー部材がノズル面側に移動すると、ワイパー部材に付着した液体が、ワイパー部材の進行に追従してノズル面上で引き伸ばされる。そして、この引き伸ばされた液体は、ワイパー部材から引き千切られ、ノズル面に残留する場合がある。
このようにノズル面に液体が残留すると、この残留した液体が記録紙(着弾対象の一種)側に垂れ落ちて記録紙に付着したり、記録紙と液体噴射ヘッドとの接触によって記録紙に転写したりすることで、記録紙が汚れる虞があった。また、ノズル内に残留した液体が入り込むと、吐出不良になる虞があった。さらに、ノズル面をキャッピング部材によってキャップする構成を採用した場合、キャッピング部材が当接する箇所に残留した液体が乾燥し、堆積すると、ノズル面とキャッピング部材との間に隙間ができる虞があった。
本発明は、このような事情に鑑みてなされたものであり、その目的は、ノズル面にインクが残留することを抑制できる液体噴射装置を提供することにある。
本発明は、上記目的を達成するために提案されたものであり、ノズル形成部材のノズル面に開口したノズルから液体を噴射可能な液体噴射ヘッドユニットと、
該液体噴射ヘッドユニットが固定され、前記ノズル面を露出させる開口領域が設けられた固定板と、
前記ノズル面、および、前記固定板の液体噴射ヘッドユニットとは反対側の固定板露出面を払拭するワイパー部材と、を備え、
前記ノズル面の前記液体に対する接触角をθn、前記固定板露出面の前記液体に対する接触角をθs、および、前記ワイパー部材の前記液体に対する接触角をθwとしたとき、
θn>θs>θw>90度
の関係を満たすことを特徴とする。
本発明によれば、ノズル面の液体に対する接触角が90度より大きい、すなわち、ノズル面が撥液性を有するため、ノズル面に液体が残留することを抑制できる。また、ノズル面の方が固定板の固定板露出面やワイパー部材よりも液体に対する接触角が大きいため、液体がノズル面よりも固定板やワイパー部材側に移動(或いは付着)し易くなり、ノズル面に液体が残留することを更に抑制できる。さらに、ワイパー部材の液体に対する接触角が90度より大きいため、ワイパー部材の後面(ワイパー部材の進行方向とは反対側の面)に液体が付着することを防止でき、ノズル面に液体が残留することを一層抑制できる。
また、上記構成において、前記固定板の開口領域の縁と前記ノズル形成部材との間に間隙を設け、
該間隙に充填剤を充填した構成を採用することが望ましい。
この構成によれば、間隙によって、固定板やノズル形成部材の寸法のずれを許容することができる。また、間隙に充填剤を充填したので、この間隙に液体が残留することを防止でき、この残留した液体がノズル面側に付着することを抑制できる。
さらに、上記構成において、前記充填剤の前記液体に対する接触角をθfとしたとき、 θn>θf>θs
の関係を満たすことが望ましい。
この構成によれば、ノズル面の液体が充填剤を介して固定板側に移動し易くなり、ノズル面に液体が残留することを更に抑制できる。
また、上記各構成において、前記ワイパー部材が弾性部材で形成されることが望ましい。
この構成によれば、ノズル面とワイパー部材との密着性を向上させることができる。これにより、ノズル面に液体が残留することを更に抑制できる。
プリンターの構成を説明する斜視図である。 記録ヘッドを斜め上方から観た分解斜視図である。 記録ヘッドの底面図である。 ヘッドユニットの断面図である。 記録ヘッドの底面を払拭する様子を説明する模式図である。 第2の実施形態におけるヘッドユニットの断面図である。
以下、本発明を実施するための形態を、添付図面を参照して説明する。なお、以下に述べる実施の形態では、本発明の好適な具体例として種々の限定がされているが、本発明の範囲は、以下の説明において特に本発明を限定する旨の記載がない限り、これらの態様に限られるものではない。また、以下の説明は、本発明の液体噴射装置として、インクジェット式記録ヘッド(以下、記録ヘッド)3を搭載したインクジェット式プリンター(以下、プリンター)1を例に挙げて行う。
プリンター1の構成について、図1を参照して説明する。プリンター1は、記録紙等の記録媒体2(着弾対象の一種)の表面に対して液体状のインクを噴射して画像等の記録を行う装置である。このプリンター1は、インクを噴射する記録ヘッド3、この記録ヘッド3が取り付けられるキャリッジ4、キャリッジ4を主走査方向に移動させるキャリッジ移動機構5、記録媒体2を副走査方向に移送するプラテンローラー6等を備えている。ここで、上記のインクは、本発明の液体の一種であり、液体供給源としてのインクカートリッジ7に貯留されている。このインクカートリッジ7は、記録ヘッド3に対して着脱可能に装着される。なお、インクカートリッジ7がプリンター1の本体側に配置され、当該インクカートリッジ7からインク供給チューブを通じて記録ヘッド3に供給される構成を採用することもできる。
上記のキャリッジ移動機構5はタイミングベルト8を備えている。そして、このタイミングベルト8はDCモーター等のパルスモーター9により駆動される。従ってパルスモーター9が作動すると、キャリッジ4は、プリンター1に架設されたガイドロッド10に案内されて、主走査方向(記録媒体2の幅方向)に往復移動する。
また、キャリッジ4の移動範囲内における記録領域よりも外側の端部領域には、キャリッジ4の走査の基点となるホームポジションが設定されている。本実施形態におけるホームポジションには、記録ヘッド3のノズル面22a(図4参照)を封止するキャッピング部材11と、後述する固定板露出面17bおよびノズル面22aを払拭するためのワイパー部材12とが配置されている。本実施形態のワイパー部材12の材料は、インクに対する接触角が90度より大きく(撥インク性)、かつ、後述する固定板露出面17bおよびノズル面22aよりもインクに対する接触角が小さい素材が採用されている。また、ワイパー部材12は樹脂等の弾性部材で形成されている。これにより、ノズル面22aとワイパー部材12との密着性を向上させることができる。なお、ワイパー部材12による払拭に関しては、後で説明する。
図2は、上記記録ヘッド3の構成を示す分解斜視図である。図3は、記録ヘッド3の底面図である。図4は、記録ヘッド3の要部を拡大した断面図である。本実施形態における記録ヘッド3は、ケース15と、複数のヘッドユニット16(本発明の液体噴射ヘッドユニットの一種)と、ユニット固定板17(本発明の固定板の一種)とを備えている。
ケース15は、複数のヘッドユニット16や、当該ヘッドユニット16へインクを供給するインク供給流路15a(図4参照)を備える合成樹脂製の箱体状部材であり、上面側に針ホルダー19が形成されている。この針ホルダー19は、インク導入針20が立設された部材であり、本実施形態においては各色のインクカートリッジ7のインクに対応させて合計8本のインク導入針20がこの針ホルダー19に横並びに配設されている。このインク導入針20は、インクカートリッジ7内に挿入される中空針状の部材であり、先端部に開設された導入孔(図示せず)からインクカートリッジ7内に貯留されたインクをケース15内のインク供給流路15aを通じてヘッドユニット16側に導入する。
また、ケース15の底面側には、反対側(針ホルダー19側)に窪んだユニット収容空部15b(図4参照)が設けられている。このユニット収容空部15b内には、4つのヘッドユニット16が主走査方向に横並びの状態で収納されている。各ヘッドユニット16は、4つのヘッドユニット16に対応して4つの開口領域17aが設けられた金属製のユニット固定板17に、当該開口領域17aからノズルプレート22(ノズル面22a)を露出させた状態で位置決め固定されている。また、ユニット固定板17は、その上面(ヘッドユニット16が固定される側の面)の周縁部(開口領域17aよりも外側の縁)がケース15の底面におけるユニット収容空部15bの縁に固定されている。これにより、各ヘッドユニット16は、ユニット収容空部15b内に収容された状態でケース15に対して位置決め固定される。また、ユニット固定板17のヘッドユニット16とは反対側の固定板露出面17bには、撥インク処理(例えば、撥水膜を設ける等)が施されている。これについては、後述する。
本実施形態では、ヘッドユニット16の高さがばらついたとしても、ヘッドユニット16をユニット収容空部15b内に収容できるように、ユニット収容空部15bの深さをヘッドユニット16の高さの設計値よりも僅かに深くなるように設定している(図4参照)。このため、ヘッドユニット16をユニット収容空部15b内に収容した状態では、ヘッドユニット16の上面とユニット収容空部15bの天井面(ヘッドユニット16の上面に対向する面)との間に僅かな隙間が形成される。この隙間のうちインク導入路45(後述)とインク供給流路15aとの連通部分の周囲を接着剤18で充填することで、ヘッドユニット16の上面とユニット収容空部15bの天井面とが接着されている。なお、連通部分におけるインク導入路45の開口縁、またはインク供給流路15aの開口縁にパッキンを設け、このパッキンを対向する面に当接することよってインク導入路45とインク供給流路15aとを連通してもよい。この場合、パッキンの周囲に接着剤18を充填する、
次に、図4を用いてヘッドユニット16の内部構成について説明する。なお、便宜上、ヘッドユニット16を構成する各部材の積層方向を上下方向として説明する。本実施形態におけるヘッドユニット16は、圧力発生ユニット14および流路ユニット21を備え、これらの部材が積層された状態でユニットケース26(ケース部材の一種)に取り付けて構成されている。流路ユニット21は、連通基板23(共通液室形成部材の一種)、ノズルプレート22(本発明のノズル形成部材の一種)、および、コンプライアンス基板25を有している。また、圧力発生ユニット14は、圧力室31が形成された圧力室形成基板29(圧力室形成部材の一種)、弾性膜30、圧電素子35(圧力発生手段の一種)、および保護基板24が積層されてユニット化されている。
ユニットケース26は、ノズルプレート22、コンプライアンス基板25、および圧力発生ユニット14が接合された連通基板23が底面側に固定される合成樹脂製の箱体状部材である。このユニットケース26の平面視における中心部分にはノズル列方向に沿って長尺な矩形状の開口を有する貫通空部44が、ユニットケース26の高さ方向を貫通する状態で形成されている。この貫通空部44は、圧力発生ユニット14の配線空部38と連通して、フレキシブルケーブル49の一端部および駆動IC50(何れも後述)が収容される空部を形成する。また、ユニットケース26の下面側には、当該下面からユニットケース26の高さ方向の途中まで直方体状に窪んだ収容空部47が形成されている。この収容空部47の深さは、圧力発生ユニット14の厚さ(高さ)よりも少し大きく設定されている。また、収容空部47の第1の方向(ノズル27の列設(並設)方向)の寸法および第2の方向(ノズル面22a内において第1の方向に直交する方向)の寸法は、それぞれ、圧力発生ユニット14の対応する方向の寸法よりも少し大きく設定されている。そして、流路ユニット21がユニットケース26の下面に位置決めされた状態で接合されると、連通基板23上に積層された圧力発生ユニット14が収容空部47に収容される。また、上記の貫通空部44の下端は、収容空部47の天井面に開口している。
ユニットケース26には、インク導入空部46およびインク導入路45が形成されている。インク導入路45は、インク導入空部46と比較して断面積が小さく設定された細い流路であり、その上端はユニットケース26の上面に開口し、下端はインク導入空部46の長手方向(第1の方向)の中央部分に開口している。そして、インクカートリッジ7側からのインクは、インク供給流路15aおよびインク導入路45を通じて、インク導入空部46に流入し、当該インク導入空部46から連通基板23の共通液室32に導入される。
インク導入空部46は、ユニットケース26における収容空部47に対して隔壁48を間に挟んで第2の方向の外側に外れた位置に形成されている。より具体的には、連通基板23の共通液室32に対応して、収容空部47の両側にそれぞれ1つずつ、合計2つのインク導入空部46が形成されている。そして、ユニットケース26に連通基板23が接合された状態では、各インク導入空部46は、対応する共通液室32とそれぞれ連通する。収容空部47とインク導入空部46とを隔てる隔壁48は、連通基板23の肉薄部40に対応する位置に形成されている。ユニットケース26と連通基板23との接合時においては、隔壁48の下面と肉薄部40の上面とが互いに接合される。このように構成することで、収容空部47が、インク導入空部46等の流路から独立した空間となる。ここで、従来では、圧力発生ユニットにも共通液室に相当する空部が設けられていたのに対し、本実施形態の構成では、圧力発生ユニット14に共通液室に相当する空部を設けることなく当該圧力発生ユニット14の小型化が図られている。この小型化に伴い、収容空部47を流路から独立した空間とするために、インク導入空部46と収容空部47との間に隔壁48が設けられ、当該隔壁48の下面と連通基板23の肉薄部40の上面とが互いに接合される構成となっている。その結果、本発明に係るヘッドユニット16では、共通液室32の第2液室52の上面側に薄肉部40が設けられている。
圧力発生ユニット14の構成部材である圧力室形成基板29は、シリコン単結晶基板(結晶性基板の一種。以下、単にシリコン基板とも言う。)から作製されている。この圧力室形成基板29には、シリコン基板に対して異方性エッチング処理によって複数の圧力室31が、ノズルプレート22の各ノズル27に対応して複数形成されている。このように、シリコン基板に対して異方性エッチングによって圧力室31を形成することで、より高い寸法・形状精度を確保することができる。後述するように、本実施形態におけるノズルプレート22にはノズル27の列が2条形成されているので、圧力室形成基板29には、圧力室31の列が各ノズル列に対応して2条形成されている。圧力室31は、ノズル27の並設方向(第1の方向)に直交する方向(第2の方向)に長尺な空部である。圧力室形成基板29(圧力発生ユニット14)が後述する連通基板23に対して位置決めされた状態で接合されると、圧力室31の第2の方向の一端部は、後述する連通基板23のノズル連通路36を介してノズル27と連通する。また、圧力室31の第2の方向の他端部は、連通基板23の個別連通口42を介して共通液室32と連通する。
圧力室形成基板29の上面(連通基板23との接合面とは反対側の面)には、圧力室31の上部開口を封止する状態で弾性膜30が形成されている。この弾性膜30は、例えば厚さが約1μmの二酸化シリコンから構成される。また、この弾性膜30上には、図示しない絶縁膜が形成される。この絶縁膜は、例えば、酸化ジルコニウムから成る。そして、この弾性膜30および絶縁膜上における各圧力室31に対応する位置に、圧電素子35がそれぞれ形成される。圧電素子35は、所謂撓みモードの圧電素子である。この圧電素子35は、弾性膜30および絶縁膜上に、金属製の下電極膜、チタン酸ジルコン酸鉛(PZT)等からなる圧電体層、および、金属製の上電極膜(何れも図示せず)が順次積層された後に、圧力室31毎にパターニングされて構成される。そして、上電極膜または下電極膜の一方が共通電極とされ、他方が個別電極とされる。また、弾性膜30、絶縁膜、および下電極膜が、圧電素子35の駆動時に振動板として機能する。
各圧電素子35の個別電極(上電極膜)からは、図示しない電極配線部が絶縁膜上にそれぞれ延出されており、これらの電極配線部の電極端子に相当する部分に、フレキシブルケーブル49の一端側の端子が接続される。このフレキシブルケーブル49は、例えば、ポリイミド等のベースフィルムの表面に銅箔等で導体パターンを形成し、この導体パターンをレジストで被覆した構成とされる。フレキシブルケーブル49の表面には、圧電素子35を駆動する駆動IC50が実装されている。各圧電素子35は、駆動IC50を通じて上電極膜および下電極膜間に駆動信号(駆動電圧)が印加されることにより、撓み変形する。
上記の圧電素子35が形成された連通基板23の上面には保護基板24が配置される。この保護基板24は下面側が開口した中空箱体状の部材であり、例えば、ガラス、セラミックス材料、シリコン単結晶基板、金属、合成樹脂等から作製される。この保護基板24の内部には、圧電素子35に対向する領域に当該圧電素子35の駆動を阻害しない程度の大きさの逃げ凹部39が形成されている。さらに、保護基板24において、隣り合う圧電素子列の間には、基板厚さ方向を貫通した配線空部38が形成されている。この配線空部38内には、圧電素子35の電極端子とフレキシブルケーブル49の一端部とが配置される。
流路ユニット21の基部となる連通基板23は、シリコン基板から作製された板材であり、共通液室32が異方性エッチングによって形成されている。この共通液室32は、各圧力室31の並設方向(即ち第1の方向)に沿って長尺な空部である。共通液室32は、連通基板23の板厚方向を貫通した第1液室51(貫通部)と、連通基板23の下面側から上面側に向けて当該共通液室形成部材23の板厚方向の途中まで上面側に肉薄部40を残した状態で形成された第2液室52(非貫通部)と、から構成される。
連通基板23の上面側における第1液室51の開口は、インクが導入される入口開口部として機能する。すなわち、ユニットケース26に形成されたインク導入路45およびインク導入空部46側からのインクが、入口開口部を通じて第1液室51内に流入する。この第1液室51の長手方向、即ち、第1の方向の両端部は、それぞれの端部に向かうほど次第に狭くなるように形成されている。より具体的には、第1液室51の両端部において、当該第1液室51を画成している互いに対向する壁面の少なくとも一方が、第1の方向の端部に向かうほど他方に近接するように傾斜している。このように、第1液室51の両端部の開口形状を先細りにすることで、当該第1液室51の両端部におけるインクの流速の低下を抑制することができる。したがって、個別連通口42を通じて各圧力室31へ供給するインクの供給圧を揃えることができる。
第2液室52は、第1液室51に隣接して形成された窪みである。上記の肉薄部40は、当該第2液室52の天井面を構成する。この第2液室52の第2の方向における一端部(ノズル27から遠い側の端部)は、第1液室51と連通する一方、同方向の他端部は、圧力室31の下方に対応する位置に形成されている。この第2液室52の他端部、すなわち、第1液室側51とは反対側の縁部には、薄肉部40を貫通する個別連通口42が、圧力室形成基板29の各圧力室31に対応して第1の方向に沿って複数形成されている。この個別連通口42の下端は、第2液室52と連通し、個別連通口42の上端は、圧力室形成基板29の圧力室31と連通する。
ノズルプレート22は、ドット形成密度に対応したピッチで複数のノズル27を列状に開設した板材である。本実施形態では、360dpiに対応するピッチで360個のノズル27を列設することでノズル列(ノズル群の一種)が構成されている。このノズルプレート22の下側(連通基板23とは反対側)の面がノズル面22aであり、撥インク処理(例えば、撥水膜を設ける等)が施されることで、固定板露出面17bおよびワイパー部材12よりもインクに対する接触角が大きくなるように設定されている。また、本実施形態においては、当該ノズルプレート22に2条のノズル列が形成されている。さらに、本実施形態におけるノズルプレート22は、ユニット固定板17よりも板厚が薄いシリコン基板から作製されている。なお、ノズルプレート22の厚さは、ノズル27の仕様に応じて定まるため、ユニット固定板17のように厚くすることができない。このため、ノズル面22aがユニット固定板17の固定板露出面17bよりも上方(連通基板23側)に位置する。そして、当該基板に対してドライエッチングを施すことにより円筒形状のノズル27が形成されている。このようにノズル27をドライエッチングによって形成することで、例えば、ステンレス鋼等の金属製の板材に対して塑性加工によりノズルを形成する構成と比較して、より高い精度でノズル27を形成することが可能となる。これにより、ノズル27から噴射されるインクの着弾精度が向上する。
ノズルプレート22の寸法に関し、少なくともノズル列に直交する方向(第2の方向)の寸法は、圧力発生ユニット14の同方向の寸法、連通基板23の同方向の寸法、および、ユニットケース26の同方向の寸法よりも小さく設定されている。具体的には、後述するノズル連通路36とノズル27との液密が確実に確保される範囲内で(即ち、ノズル連通路36とノズル27とを液密状態で連通させ得る接合代が確保できる限り)可及的に小さく設定されている。このようにノズルプレート22を可及的に小型化することで、コストの低減に寄与することが可能となる。そして、ノズル連通路36とノズル27とが位置決めされて連通する状態で連通基板23とノズルプレート22とが接合された状態では、共通液室32は、ノズルプレート22に覆われることなく露出する。また、ユニット固定板17にヘッドユニット16を位置決め固定した状態では、ユニット固定板17の開口領域17aからノズルプレート22(ノズル面22a)が露出する。
コンプライアンス基板25は、連通基板23のノズルプレート22に覆われていない部分、すなわち、共通液室32(第1液室51および第2液室52の)の下面側の開口を塞ぐ部材である。本実施形態では、2つの共通液室32に対応して、2つのコンプライアンス基板25が接合されている。このコンプライアンス基板25は、金属等の硬質の材料からなる固定基板25aの上に、剛性が低く可撓性を有する封止膜25bが積層された板材である。固定基板25aの共通液室32に対向する領域は、厚さ方向に除去された開口部となっている。このため、共通液室32の下面は、封止膜25bで封止され、共通液室32内のインクの圧力変動を吸収するコンプライアンス部として機能する。なお、本実施形態のコンプライアンス基板25は、第2の方向における一端が連通基板23の外形と揃えられており、他端がユニット固定板17の開口領域17aの縁と揃えられている。
このように構成されたヘッドユニット16は、開口領域17aからノズルプレート22を露出させた状態でユニット固定板17に位置決め固定される。具体的には、コンプライアンス基板25の固定基板25aの下面とユニット固定板17の上面(固定板露出面17bとは反対側の面)との接合によって、ヘッドユニット16がユニット固定板17に固定される。なお、本実施形態では、ヘッドユニット16とユニット固定板17を接合する際に、ユニット固定板17やノズルプレート22等の寸法および接合位置がずれたとしても、ユニット固定板17とノズルプレート22が干渉しないように、開口領域17aをノズルプレート22よりも僅かに大きく形成している。すなわち、ユニット固定板17の開口領域17aの縁とノズルプレート22との間に間隙54を設けている。このため、間隙54の両側(ユニット固定板17側およびノズルプレート22側)には、段差が形成されることになる。
ここで、本発明では、ワイパー部材12によって固定板露出面17bおよびノズル面22aを払拭する際に、インクがノズル面22aに残留することを抑制する構成が採用されている。具体的には、ノズルプレート22のノズル面22aのインクに対する接触角をθn、ユニット固定板17の固定板露出面17bのインクに対する接触角をθs、および、ワイパー部材12のインクに対する接触角をθwとしたとき、以下の式(1)の関係を満たすように構成されている。
θn>θs>θw>90度 …(1)
例えば、水系のインクを用いる場合、ノズル面22aにシランカップリング剤(SCA)からなる撥水膜を、固定板露出面17bにポリフェニレンサルファイド(PPS)からなる撥水膜をそれぞれ形成し、ワイパー部材12をフッ素樹脂から形成する。また、ワイパー部材12としては、シリコーン樹脂で形成し、その表面をポリスチレン(PS)やポリエチレン(PE)によってコーティングすることもできる。なお、撥水膜等に用いられる撥水材料としては、フッ素樹脂(PTFE、PFA、FEP)、シリコーン樹脂、ポリスチレン(PS)、ポリエチレン(PE)等の他、飽和フルオロアルキル基(特にトリフルオロメチル基)、アルキルシリル基、フルオロキシル基、長鎖アルキル基等の官能基をもつ材料等がある。ノズル面22a、固定板露出面17b、およびワイパー部材12の表面は、これらの撥水材料を適宜に用いて式(1)の関係を満たすように構成される。
次に、図5を用いて、ワイパー部材12による固定板露出面17bおよびノズル面22aの払拭について説明する。なお、本実施形態では、キャリッジ4を移動させて、ワイパー部材12をノズル列に直交する方向(第2の方向)に沿って相対的に移動させている。また、図5では、第2の方向に沿って左から右にワイパー部材12が移動して、左側端部の固定板露出面17bに付着したインクを払拭する様子を説明している。
まず、キャリッジ4をワイパー部材12側に移動させ、ワイパー部材12の先端を記録ヘッド3の底面(固定板露出面17b)に当接させる。この状態で、ワイパー部材12をノズルプレート22側(右側端部側)に相対的に移動(進行)させる。これにより、図5(a)に示すように、固定板露出面17bに付着したインクがワイパー部材12の前面(ワイパー部材12の進行方向側の面)に保持されつつ当該ワイパー部材12と共に移動する。さらに、この状態で、ワイパー部材12が一側の間隙54(開口領域17aの段差部分)に到達すると、図5(b)に示すように、ワイパー部材12の前面に保持されているインクの一部が一側の間隙54に残留する。ここで、本発明では、ワイパー部材12のインクに対する接触角が90度より大きくなるように設定したため(θw>90度)、間隙54を通過した直後のワイパー部材12の後面(ワイパー部材12の進行方向とは反対側の面)にインクが付着することを防止できる。その結果、ワイパー部材12の後面をインクが追従することでノズル面22aにインクが残留することを抑制できる。その後、ワイパー部材12は、前面にインクを保持したままノズル面22aに弾性により当接し、ノズル面22a上を移動する。そして、ワイパー部材12が他側の間隙54に到達すると、図5(c)に示すように、ワイパー部材12の前面に保持されているインクの一部が他側の間隙54に残留する。ここで、ワイパー部材12のインクに対する接触角が90度より大きくなるように設定したため(θw>90度)、一側と同様に、間隙54を通過した直後のワイパー部材12の後面にインクが付着することを防止できる。また、ノズル面22aのインクに対する接触角が固定板露出面17bよりも大きくなるように設定したため(θn>θs)、ワイパー部材12に保持されたインクがノズル面22a側から固定板露出面17b側にスムーズに移動する。その後、ワイパー部材12は、並設されたヘッドユニット16の固定板露出面17bおよびノズル面22aを順次払拭するが、上記した手順と同じであるため、説明を省略する。そして、ワイパー部材12が記録ヘッド3の底面における進行方向の終端に到達すると、この終端に位置する固定板露出面17bからワイパー部材12が離隔する。このとき、固定板露出面17bのインクに対する接触角がワイパー部材12よりも大きくなるように設定したため(θs>θw)、ワイパー部材12に保持されたインクが固定板露出面17bに残留せずに、ワイパー部材12側にスムーズに移動する。
このように、ノズル面22aのインクに対する接触角が90度より大きい(θn>90度)、すなわち、ノズル面22aが撥液性を有するため、ノズル面22aにインクが残留することを抑制できる。また、ノズル面22aの方が固定板の固定板露出面17bやワイパー部材12よりもインクに対する接触角が大きいため(θn>θs>θw)、インクがノズル面22aよりもユニット固定板17やワイパー部材12側に移動(或いは付着)し易くなり、ノズル面22aにインクが残留することを更に抑制できる。さらに、ワイパー部材12のインクに対する接触角が90度より大きいため(θw>90度)、ワイパー部材12の後面(ワイパー部材12の進行方向とは反対側の面)にインクが付着することを防止でき、ノズル面22aにインクが残留することを一層抑制できる。
ところで、本発明は、上記した実施形態に限定されるものではなく、特許請求の範囲の記載に基づいて種々の変形が可能である。
例えば、図6に示す第2の実施形態では、ユニット固定板17の開口領域17aの縁とノズルプレート22との間に設けられた間隙54に充填剤55を充填している。これにより、間隙54にインクが残留することを防止でき、この残留したインクがノズル面22a側に付着することを抑制できる。本実施形態では、固定板露出面17bとこれよりも上方(連通基板23側)に位置するノズル面22aとが滑らかに接続されるように、充填剤55の露出した表面(下面)を固定板露出面17bからノズル面22aに向けて上り傾斜させている。これにより、ワイパー部材12が固定板露出面17bからノズル面22aに移動する際に滑らかに移動でき、ワイパー部材12によるインクの保持をより確実にすることができる。また、本実施形態の充填剤55は、当該充填剤55のインクに対する接触角をθfとしたとき、以下の式(2)の関係を満たすように適宜に選択された撥水材料が用いられている。
θn>θf>θs …(2)
このようにすれば、ノズル面22aのインクが充填剤55の表面を介して固定板露出面17b側に移動し易くなり、ノズル面22aに液体が残留することを更に抑制できる。なお、その他の構成は上記した実施形態と同じであるため、説明を省略する。
また、上記各実施形態では、圧力発生手段として、所謂撓み振動型の圧電素子35を例示したが、これには限られず、例えば、所謂縦振動型の圧電素子を採用することも可能である。その他、圧力発生手段としては、発熱によりインク内に気泡を発生させることで圧力変動を生じさせる発熱素子や、静電気力により圧力室の区画壁を変位させることで圧力変動を生じさせる静電アクチュエーターなどの圧力発生手段を採用する構成においても本発明を適用することが可能である。
そして、以上では、液体噴射ヘッドの一種であるインクジェット式記録ヘッド3(ヘッドユニット16)を例に挙げて説明したが、本発明は、液体が、第1液室の上部開口から導入され、第2液室の天井面である肉薄部の下方を通って個別連通口を介して圧力室に供給される構成を採用する他の液体噴射ヘッドにも適用することができる。例えば、液晶ディスプレイ等のカラーフィルターの製造に用いられる色材噴射ヘッド、有機EL(Electro Luminescence)ディスプレイ、FED(面発光ディスプレイ)等の電極形成に用いられる電極材噴射ヘッド、バイオチップ(生物化学素子)の製造に用いられる生体有機物噴射ヘッド等にも本発明を適用することができる。
1…プリンター,3…記録ヘッド,12…ワイパー部材,14…圧力発生ユニット,16…ヘッドユニット,15…ケース,16…ヘッドユニット,17…ユニット固定板,17a…開口領域,17b…固定板露出面,21…流路ユニット,22…ノズルプレート,22a…ノズル面,23…連通基板,25…コンプライアンス基板,26…ユニットケース,27…ノズル,29…圧力室形成基板,31…圧力室,32…共通液室,35…圧電素子,40…肉薄部,41…共通連通路,42…個別連通口,51…第1液室,52…第2液室,54…間隙,55…充填剤。

Claims (4)

  1. ノズル形成部材のノズル面に開口したノズルから液体を噴射可能な液体噴射ヘッドユニットと、
    該液体噴射ヘッドユニットが固定され、前記ノズル面を露出させる開口領域が設けられた固定板と、
    該固定板の液体噴射ヘッドユニットとは反対側の固定板露出面、および前記ノズル面を払拭するワイパー部材と、を備え、
    前記ノズル面の前記液体に対する接触角をθn、前記固定板露出面の前記液体に対する接触角をθs、および、前記ワイパー部材の前記液体に対する接触角をθwとしたとき、
    θn>θs>θw>90度
    の関係を満たすことを特徴とする液体噴射装置。
  2. 前記固定板の開口領域の縁と前記ノズル形成部材との間に間隙を設け、
    該間隙に充填剤を充填したことを特徴とする請求項1に記載の液体噴射装置。
  3. 前記充填剤の前記液体に対する接触角をθfとしたとき、
    θn>θf>θs
    の関係を満たすことを特徴とする請求項2に記載の液体噴射装置。
  4. 前記ワイパー部材が弾性部材で形成されたことを特徴とする請求項1から請求項3の何れか一項に記載の液体噴射装置。
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