JP2015163143A - 集塵装置、及び電気掃除機 - Google Patents

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Abstract

【課題】簡単な構造によって第2遠心分離部によって分離された細塵と第1遠心分離部によって分離された粗塵とを一緒に廃棄する。
【解決手段】集塵装置(100)において、集塵カップ(111)は、粗塵を集塵する第1集塵室(111A)と、細塵を集塵する第2集塵室(111B)とに区分されており、第2集塵室(111B)を構成する壁面の一部は、第1集塵室(111A)の外周面(111C)である。
【選択図】図4

Description

本発明は、集塵装置、及び電気掃除機に関する。
従来から、吸い込まれた空気を集塵容器にて旋回させることによって塵埃を遠心分離するサイクロン型集塵装置を備えた、所謂サイクロン式電動掃除機が知られている。また、一般に、サイクロン型集塵装置には、塵埃が遠心分離された後の空気を更に濾過するためのフィルタが設けられている。これによって、遠心分離されなかった細塵がフィルタによって捕集される。
近年、空気を旋回させる遠心分離部を2段備え、各遠心分離部にて遠心分離される塵埃のサイズが異なるように設計されたマルチサイクロン式掃除機が提案されている。このようなマルチサイクロン式掃除機は、例えば特許文献1に開示されている。
特許文献1の電気掃除機における集塵装置では、塵埃を含有する空気中の比較的サイズが大きい粗塵を第1遠心分離部にて遠心分離し、第1遠心分離部にて遠心分離されなかった細塵を第2遠心分離部にて遠心分離している。
特開2013−236671号公報(2013年11月28日公開)
しかしながら、上述した特許文献1記載の集塵装置では、集塵物の廃棄時に、第2遠心分離部によって遠心分離された細塵を、第1遠心分離部によって遠心分離された粗塵と合わせてケース部の底蓋に集め、底蓋を開けることによって集塵物を廃棄する構成になっている。それゆえ、粗塵と細塵とを集める構造が必要になり、集塵物を廃棄するための構造が複雑化するという問題がある。
特許文献1の集塵装置では、第1遠心分離部によって分離された粗塵は、ケース部の底蓋に溜められる。一方、第2遠心分離部によって分離された細塵は、第2遠心分離部の下端部に連通する細塵溜め部に溜められる。この細塵溜め部は、円環状に設けられ、第1遠心分離部のケース部の上端部の全周縁部に連続してケース部に対して上方に拡開している。
集塵物の廃棄時には、底蓋による第1遠心分離部(ケース部)の下部の開閉に連動して、細塵溜め部の開閉蓋部が開閉するようになっている。これにより、使用者が粗塵を廃棄するためにケース部の底蓋を開く動作が引き金となって、この動作だけで細塵溜め部に溜められた細塵をも第1遠心分離部側へ導いて粗塵とともに一緒に廃棄する。したがって、特許文献1の集塵装置では、細塵溜め部に溜められた細塵を粗塵とともに一緒に廃棄するためには、底蓋の開閉に連動して細塵溜め部の開閉蓋部が開閉する構造が必要になり、装置の構造が複雑化する。
本発明は、上記従来の問題点に鑑みなされたものであって、その目的は、簡単な構造によって第2遠心分離部によって分離された細塵と第1遠心分離部によって分離された粗塵とを一緒に廃棄することが可能な集塵装置、及び電気掃除機を提供することにある。
上記の課題を解決するために、本発明の一態様に係る集塵装置は、塵埃含有空気中の第1の塵埃を分離する第1の遠心分離部と、上記第1の遠心分離部に連通し、第1の遠心分離部を通過した塵埃含有空気中の、上記第1の塵埃よりも小さい第2の塵埃を分離する第2の遠心分離部と、上記第1及び第2の塵埃を集塵する集塵容器を備え、上記集塵容器は、上記第1の塵埃を集塵する第1の集塵室と、上記第2の塵埃を集塵する第2の集塵室とに区分されており、上記第2の集塵室を構成する壁面の一部は、上記第1の集塵室の外周面であることを特徴としている。
本発明の一態様によれば、簡単な構造によって第2遠心分離部によって分離された細塵と第1遠心分離部によって分離された粗塵とを一緒に廃棄することができるという効果を奏する。
本発明の実施形態に係る電気掃除機に備えられた掃除機本体の構成を示す斜視図である。 図1に示す掃除機本体の構成を示す断面図である。 本発明の実施形態に係る集塵装置の構成を示す斜視図である。 本発明の実施形態に係る集塵装置の構成を示す分解斜視図である。 本発明の実施形態に係る集塵装置内の空気の流れを説明するための断面図である。 本発明の実施形態に係る集塵装置の構成を示す断面図である。 本発明の実施形態に係る集塵装置における集塵部本体の構成を示す分解斜視図である。 本発明の実施形態に係る集塵装置における第2遠心分離ユニットの構成を示す分解斜視図である。 本発明の実施形態に係る集塵装置におけるフィルタユニットの構成を示す分解斜視図である。
〔実施形態1〕
(掃除機本体)
以下、本発明の実施の形態1について、詳細に説明する。
本実施形態に係る電気掃除機は、掃除機本体、吸込口部、接続管、接続ホース、及び操作ハンドル等を備えた構成になっている。図1は、本実施形態に係る電気掃除機に備えられた掃除機本体1の構成を示す斜視図である。図2は、掃除機本体1の構成を示す断面図である。
図1及び図2に示されるように、掃除機本体1は、駆動装置2と、サイクロン式の集塵装置100と、を備えている。駆動装置2は、集塵装置100を前方にて着脱可能に支持する。
ここで、掃除機本体1が設置される面を水平面とする。そして、この水平面に対し垂直な方向を高さ方向とする。また、集塵装置100における駆動装置2と反対側を前側とし、該前側と反対側を後側とする。
駆動装置2は、接続部3と、内部の空気を外部へ排出するための外部排気口4と、電動送風機5と、制御装置6と、を備えている。接続部3には、本実施形態に係る電気掃除機に備えられた接続ホースが接続される。また、駆動装置2は、排気口31及び吸気口32を有する。集塵装置100が駆動装置2に装着されたとき、排気口31は、集塵装置100の流入口113と連通するように構成され、吸気口32は、集塵装置100の排出口135と連通するように構成されている。
電動送風機5は、吸気を行うための送風ファン及び該送風ファンを回転駆動する送風駆動モータを有している。制御装置6は、CPUやRAM、ROM等の制御部を有しており、電気掃除機を統括的に制御する。具体的には、制御装置6では、CPUがROMに記憶された制御プログラムに従って各種処理を実行する。
本実施形態に係る電気掃除機では、掃除機本体1に内蔵された電動送風機5が作動されることによって、吸込口部から吸気が行われる。そして、吸入口部から吸引された塵埃を含む空気は、図2に示されるように、接続部3から破線矢印で示す吸込経路Yを経て、駆動装置2の排気口31から集塵装置100へ導入される。この集塵装置100内にて、吸い込まれた空気は、塵埃が遠心分離され、塵埃が除去された状態で駆動装置2の吸気口32から吸気される。吸気口32から吸気された空気は、実線矢印で示される排気経路Zを経て、駆動装置2の後部に設けられた外部排気口4から外部へ排出される。なお、排気経路Zは、制御装置6を経由している。このため、制御装置6は、排気経路Zを流れる空気によって冷却される。
(集塵装置)
以下、図2〜6を参照して、集塵装置100の構成について詳細に説明する。図3は、集塵装置100の構成を示す斜視図である。また、図4は、集塵装置100の構成を示す分解斜視図である。図5は、集塵装置100内の空気の流れを説明するための断面図である。図6は、集塵装置100の構成を示す断面図である。なお、図5及び図6では、集塵装置100の断面方向が異なる。
まず、図2に示されるように、集塵装置100は、駆動装置2に装着され掃除機本体1を構成した状態にて、その中心軸Cが水平面に対して約20°程度電動送風機5側へ傾斜するように配置されている。このような角度にて集塵装置100を配置することによって、掃除機本体1における高さ方向及び前後方向の寸法を小さくすることができ、掃除機本体1のコンパクトな設計が可能になる。例えば、中心軸Cが水平面に対して30°を超えるように集塵装置100を傾斜させた場合、高さ方向の寸法を押えることができるが、前後方向の寸法が大きくなる。逆に、集塵装置100を傾斜させない、あるいは中心軸Cが水平面に対して10°以下の角度にて傾斜させている場合、高さの寸法が大きくなる。したがって、集塵装置100の中心軸Cを水平面に対して20°前後に傾斜させることによって、コンパクトに掃除機本体1を設計できる。
集塵装置100は、集塵部本体110と、第2遠心分離ユニット120と、フィルタユニット130と、を備えている。集塵部本体110は、上方開口部を有する集塵カップ111を備えている。第2遠心分離ユニット120は、集塵カップ111の上方開口部に着脱可能に取り付けられている。そして、フィルタユニット130は、第2遠心分離ユニット120の上部に取り付けられている。
(集塵部本体110)
集塵部本体110は、図5及び6に示されるように、塵埃を含む空気を導入するための流入口113が形成された集塵カップ111を備えている。集塵カップ111は、上部が開口されており、第1集塵室111Aと、該第1集塵室111Aの周囲に形成された第2集塵室111Bとに区分されている。第2集塵室111Bは、その内側壁が第1集塵室111Aの外周面111Cを含むように構成されている。また、集塵カップ111は、下部(底)も開口されている。集塵カップ111の底は、開閉可能に底蓋114が設けられている。第1集塵室111Aの外周に第2集塵室111Bが設けられているため、集塵カップ111の水洗いが容易になり、メンテナンスが容易になる。
図7は、集塵部本体110の構成を示す分解斜視図である。この図7を参照して、底蓋114の構成を詳述する。底蓋114は、集塵カップ111に対して開閉可能にするために、軸支部112に支持された図示しない軸部を介して集塵カップ111に回動可能に装着されている。底蓋114の中心部分には、開口部114aが形成されている。
また、底蓋114には、回転伝達機構50(第1の回転伝達機構)が設けられている。この回転伝達機構50は、底蓋114の開口部114aに回転可能に設けられている。この開口部114aは、図5及び6に示されるように、上方に突出した円筒形状になっている。開口部114aの内面には、回転伝達機構50(第1の回転伝達機構)の軸受けとして機能する受部114bが一体に設けられている。
受部114bは、図5及び6に示されるように、円筒形状になっている。受部114bの下側には、支持部51が回転可能に設けられている。この支持部51は、受部114bの円筒の内径と略一致する開口を有し、受部114bと嵌り込むリーグ形状の凹部が形成されている。
支持部51の下側には、回転を伝達するための伝達ギア52がコイルスプリング53を介して設けられている。また、底蓋114の下面と伝達ギア52との間をシールするために環状の下シール材54が設けられている。下シール材54は、底蓋114の開口部114aと受部114bとの間に嵌め込まれて固定されており、下面が伝達ギア52と密着している。また、コイルスプリング53の上部は、支持部51の外周に形成されている鍔部51aに当接している。また、コイルスプリング53の下部は、伝達ギア52に環状に形成された環状孔52aに嵌り、環状孔52aの底面に当接している。このように、コイルスプリング53は、支持部51と伝達ギア52との間に介在されている。コイルスプリング53の付勢力の作用により、伝達ギア52は下方に付勢されている。
一方、支持部51の上側、すなわち受部114bの上側には、連結部55が、上部シール材56を介して開口部114aに設けられている。この連結部55は、伝達ギア52の駆動力である回転力を、第2遠心分離ユニット120の圧縮部123を回転させる回転伝達機構60に伝達させるためのものである。連結部55は、上下方向(高さ方向)の略中央部分に、リング形状の鍔部55aが一体的に設けられている。上部シール材56は、この鍔部55aに嵌め込まれ固定されている。上部シール材56は、その外周面が開口部114aに当接し、集塵カップ111内部の集塵空間を密閉する。また、上部シール材56の上面は、集塵カップ111内にて露出した状態で設けられており、後述する第2の回転伝達機構を構成する圧縮部の下端が当接し、その部材との間を密閉する機能を有する。
連結部55は、鍔部55aから上側へ突出した連結体55bと、鍔部55aから下側へ突出した軸部55cとが設けられている。連結体55bは、第2遠心分離ユニット120の圧縮部123を回転させる回転伝達機構60と連結するために設けられている。軸部55cは、開口部114aの受部114bの開口を貫通する。軸部55cにおける受部114bの開口と対応する部分は円筒形状であり、それより下側の部分が四角柱形状になっている。そして、上記四角柱形状の各面から突出した4つ突部が設けられている。支持部51には、軸部55cの下部形状に合致するように開口が形成されている。また、伝達ギア52には、軸部55cの下部形状と係合する結合部52bが形成されている。この結合部52bは、軸部55cの下部形状に合致する開口を有している。したがって、伝達ギア52は、コイルスプリング53を介在して連結部55の中心部が固定用のビス57A及びナット57Bにて締結されることによってネジ固定される。そして、底蓋114の開口部114aの受部114bを介して回転可能に連結される。
以上のように、伝達ギア52は、集塵装置100の底面、すなわち集塵カップ111の底蓋114に設けられている。そして、集塵カップ111内部は、上部シール材56及び下54によって密閉されている。
なお、集塵カップ111の鍔部の下面に環状のシール材58が取り付けられている。この環状のシール材58によって、開閉可能な底蓋114と集塵カップ111との密閉が維持されている。
また、伝達ギア52に対応して、駆動装置2側には、駆動源となる駆動部を構成する伝達駆動ギアが設けられている。この伝達駆動ギアは、伝達ギア52と噛み合うように構成されている。
(第2遠心分離ユニット120)
図5、6、及び8を参照して、第2遠心分離ユニット120の構成について詳細に説明する。図8は、第2遠心分離ユニット120の構成を示す分解斜視図である。
第2遠心分離ユニット120は、図5、6、及び8に示されるように、集塵カップ111を上側から閉塞する上蓋本体121と、内筒部122と、圧縮部123と、回転伝達機構60(第2の回転伝達機構)と、を備えている。
上蓋本体121の上面の中央には、開口部121aが形成されている。そして、上蓋本体121は、上部に円筒部121bを有する。また、上蓋本体121の最下部には、連結突出部121cが形成されており、この連結突出部121cの上には、テーパ部121dが連結している。
上蓋本体121は、集塵カップ111に対し着脱可能に設けられている。このため、集塵装置100を容易に分解することができ、メンテナンスが容易になる。
上蓋本体121の円筒部121bを構成する内側面に沿って、8個の第2遠心分離部80が並んで配置されている。第2遠心分離部80それぞれには、円筒部121b内の空間と連通するように、流入口81が形成されている。第2遠心分離部80は、流入口81から流入した空気が旋回する旋回筒部82を備えている。この旋回筒部82は、下方へ向けて幅狭になるように構成されたテーパ構造を有する。旋回筒部82の上面の中央には、空気が流出する流出口83aが形成されている。そして、この流出口83aから下方へ延びるように排気筒83が設けられている。第2遠心分離部80によって分離された空気は、排気筒83を通過して、上部に設けられた流出口83aから上方へ排出されることになる。
また、上蓋本体121の上部には、第2遠心分離部80の上面と面一である平坦面が形成されている。このため、上蓋本体121の上部の掃除が容易になり、集塵装置100のメンテナンスが容易になる。
各第2遠心分離部80は、上蓋本体121から鉛直下方に突出した構造になっている。第2遠心分離ユニット120が集塵部本体110に取り付けられた状態において、各第2遠心分離部80の下側部分は、集塵カップ111の第2集塵室111B内に収容される。すなわち、集塵カップ111の第2集塵室111Bには、各第2遠心分離部80の下側部分の旋回筒部82を収容するための空間が設けられている。これによって、第2遠心分離部80が第2集塵室111B内に収容された分だけ、集塵装置100を低背化することができる。
また、第2集塵室111B内の各第2遠心分離部80が収容される空間には、第2遠心分離部80の旋回筒部82のテーパ構造に適合したテーパ壁面が形成されている。これによって、第2集塵室111B内にて各第2遠心分離部80を安定に保持することができる。
また、第2遠心分離部80の下端にある開口部は全て、第2集塵室111Bと連通するように配置されている。そして、第2遠心分離ユニット120が集塵部本体110に取り付けられた状態において、第2遠心分離部80の下端部は、第2集塵室111Bを構成する壁面によって位置決めされるようになっている。
内筒部122は、上蓋本体121の下部に連結されており、後述する第1遠心分離部によるサイクロン分離後の空気を上蓋本体121の上部へと通気するように構成されている。圧縮部123は、集塵カップ111に集塵された塵埃を圧縮するためのものである。また、回転伝達機構60は、回転伝達機構50の回転力を圧縮部123へ伝達するためのものである。
内筒部122は、上方へ向かって拡径する上方開口端縁122aと、遠心分離後の空気を通すための複数のスリット122bを有する胴部122cとを有している。なお、胴部122cの外周にはメッシュ状の吸気側フィルタが巻き付けられている。内筒部122の上方開口端縁122aは、上蓋本体121のテーパ部121dにネジにて接合される。この内筒部122の上方開口端縁122aの上縁には、図示しないシール材があらかじめ固着されている。上方開口端縁122aの上縁と上蓋本体121のテーパ部121d下面との間は、このシール材によってシールされる。なお、内筒部122の胴部122cの下端にはシール部材124が設けられている。
圧縮部123は、上部に大径円筒部123aを有する。大径円筒部123aの下部には、大径円筒部123aよりも径が小さい小径円筒部123bが設けられている。大径円筒部123aは、内筒部122と連通しており、集塵カップ111の上部を遠心分離部(サイクロン部)、下部を分離後の塵埃を集塵する集塵部として区分する機能を備える。このため、大径円筒部123aの径は、内筒部122の筒状の径よりも大きくなっている。
この圧縮部123は、大径円筒部123a及び小径円筒部123bに亘って、その外周面に螺旋羽根123cが2重に形成されている。各螺旋羽根123cは、回転することによって集塵カップ111内のゴミおよび塵埃を圧縮する機能を有する。そして、螺旋羽根123cの下面には複数の小さな突起123d(図5参照)が形成されている。これらの突起123dは、各螺旋羽根123cの回転時に、ゴミおよび塵埃と接触して下方へ押しやる機能を有し、この機能によって、ゴミおよび塵埃の圧縮率を高めることができる。
また、圧縮部123の小径円筒部123bの下端は、図5に示されるように、底蓋114に設けられている上部シール材56に密着している。この上部シール材56によるシールによって、集塵カップ111内の塵埃と圧縮部123内部の塵埃とが混合することを防止できる。
次に、回転伝達機構60について、説明する。回転伝達機構60は、図5、6、及び8に示されるように、係合部61と、第1回転円筒62と、第2回転円筒63と、を備えている。
係合部61は、図5に示されるように、圧縮部123における小径円筒部123bの円筒内部に一体的に形成されており、回転伝達機構50の連結部55に係合・連結されている。連結部55と係合部61との係合・連結は、特に限定されず、駆動を連結するため従来公知の連結機構を利用することができる。連結部55に圧縮部123の係合部61が連結されると、回転伝達機構50の回転により圧縮部123が回転され、必要に応じて集塵された塵埃が圧縮される。
ここで、圧縮部123が回転可能に設けられる構成について、以下に説明する。図5に示されるように、圧縮部123には、平坦な形状の連結片123eが設けられている。この連結片123eは、大径円筒部123aと小径円筒部123bとが上下で連接するように構成されている。そして、この連結片123eには、第1回転円筒62及び第2回転円筒63が支持され固定されている。第1回転円筒62及び第2回転円筒63は、内筒部122に内装されている。また、第2回転円筒63は、ビス64(図5参照)にて固定されている。
第2回転円筒63の円筒内径は、小径円筒部123bの内筒内径と略同一である。またこの第2回転円筒63は、円筒内径が第1回転円筒62の円筒内径と略同一となるように形成されている。第1回転円筒62は、内筒部122に内装され回転可能に設けられている。
第1回転円筒62の上端には、外方に突出された支持部62aが一体に形成されている。この支持部62aは、内筒部122の上方開口端縁122a上に保持(支持)される。また、図6に示されるように、支持部62aは、上蓋本体121の連結突出部121cの下端と上方開口端縁124aとによって挟まれて支持されている。第1回転円筒62は、内筒部122に回転可能に支持されている。
第1回転円筒62及び第2回転円筒63は、内筒部122と略同様の構造であり、筒状の胴部にスリットが形成されている。これによって、第1回転円筒62及び第2回転円筒63の内部と外部との間で、空気の通気を可能にしている。
また、第1回転円筒62には、上方に突出する4つの連結片62bが一体的に設けられている。この連結片62bは、支持部62aよりも内方であり、かつ上蓋本体121の連結突出部121cよりも内方の位置に形成されている。
連結片62bに対応して、上部の上蓋本体121には、下方に突出するよう係止片が設けられている。この係止片は、第1回転円筒62の連結片62bに係止するように設けられており、少なくとも2つの連結片62bを係止する。
(フィルタユニット130)
図5、6、及び9を参照して、フィルタユニット130の構成について詳細に説明する。図9は、フィルタユニット130の構成を示す分解斜視図である。
フィルタユニット130は、フィルタケース131と、排気側フィルタ132と、シール材133と、フィルタカバー134と、を備えている。フィルタケース131は、排気側フィルタ132の下部を支持している。排気側フィルタ132は、フィルタケース131に着脱可能に収納されている。また、フィルタカバー134は、フィルタケース131に着脱可能に取り付けられており、排気側フィルタ132の上部を覆うように構成されている。また、排気側フィルタ132の外周には、シール材133が取り付けられている。シール材133は、排気側フィルタ132とフィルタカバー134とを密着させるためのものである。
排気側フィルタ132は、つづら折り状のHEPAフィルタからなるフィルタ本体132aと、フィルタ本体132aを保持する円環状の枠体132bと、フィルタ本体132aに対して垂直方向に貫通する中心ボス部132cと、中心ボス部132cと枠体とを結合してなる結合片132dとを有する。なお、枠体132bの外周面にはシール材133が嵌め込まれ、固定されている。
フィルタケース131は、上方が開口された開口端縁131aと、段部131bと、胴部131cと、連結筒部131dと、を有する。フィルタカバー134は、開口端縁131aの上端部に支持される。段部131bは、排気側フィルタ132における枠体132bに嵌め込まれたシール材133と密着し、排気側フィルタ132を支持する。胴部131cは、段部131bを介して開口端縁131aに連設されており、開口縁端131aよりも開口径が小さくなっている。また、連結筒部131dは、胴部131cの下部に形成されている。連結筒部131dの内壁にはネジ溝131e(図6参照)が形成されている。一方、上蓋本体の上部にはネジ山121eが形成されている。ネジ山121eとネジ溝131eとがかみ合い締結されることによって、フィルタユニット130は、第2遠心分離ユニット120の上部に着脱可能に取り付けられる。
(電気掃除機の動作)
本実施形態に係る電気掃除機の動作について、以下に説明する。まず、電気掃除機を操作すると、制御装置6は、電動送風機5を作動させ、吸入口部から吸気する。吸込口部から吸気された空気は、接続管及び接続ホースを通じ、接続ホースに接続された接続部3を介して掃除機本体1に流入する。掃除機本体1を流入した塵埃含有空気は、図2の矢印で示す吸込経路Yを経由して集塵装置100に流入する。集塵装置100の流入口113に流入した塵埃含有空気は、図2、5の矢印で示す分離経路Xを経由して、排出口135から排出される。
集塵装置100では、集塵カップ111内の圧縮部123の上部にある大径円筒部123aを境に、上部が第1遠心分離部70(サイクロン部)として作用する。すなわち、集塵装置100において、第1遠心分離部70は、集塵カップ111における第1集塵室111Aの内側面、及び内筒部122の外周面等によって構成された旋回風路である。そして、流入口113は、第1遠心分離部70が構成する旋回風路の接線方向に開口している。それゆえ、流入口113を介して流入した塵埃含有空気は、第1遠心分離部70が構成する旋回風路を旋回することによって、該塵埃含有空気中の特に粗塵(第1の塵埃)は、遠心分離され、集塵カップ111の内側面に沿って落下して、底蓋114上に溜められる。
粗塵が分離された空気は、内筒部122を通過して、上蓋本体121の円筒部121bに到達する。円筒部121b内の空気は、それぞれの第2遠心分離部80へ流入する。
第2遠心分離部80において、塵埃含有空気が流入する流入口81は、旋回筒部82と排気筒83との間に形成された空気の旋回流路の接線方向に開口している。それゆえ、流入口81から流入した塵埃含有空気は、旋回筒部82の内周面に沿って旋回する。ここで、第2遠心分離部80における空気の旋回方向は、第1遠心分離部70における空気の旋回方向と逆になっている。また、第2遠心分離部80における空気の旋回軸は、第1遠心分離部70における空気の旋回軸と略平行になっている。
第2遠心分離部80は、塵埃含有空気の旋回半径が第1遠心分離部70での旋回半径よりも小さく、かつ、旋回速度が第1遠心分離部70での旋回速度よりも大きくなるように設計されている。これにより、第1遠心分離部70を通過した塵埃含有空気について、第1遠心分離部70によって分離された粗塵よりも小さい塵埃、すなわち細塵を分離することができる。それゆえ、第2遠心分離部80での空気の旋回によって、塵埃含有空気中の細塵(第2の塵埃)は、遠心分離され、旋回筒部82の内周面に沿って落下し、第2集塵室111Bへ入り、最終的に、第2集塵室111B内の底蓋114上に溜められる。
そして、細塵(第2の塵埃)が分離された空気は、各第2遠心分離部80の中央部に設けられた排気筒83を通過し、流出口83aから排出される。
流出口83aから排出された空気は、排気側フィルタ132を上下方向に通過し、排出口135を介して集塵装置100から排出される。集塵装置100において、流出口83aから排出口135へ至る排出風路は、第2遠心分離部80よりも上側に設けられている。
このように、第2遠心分離部ユニット120と、フィルタユニット120とを分離する構成であり、構造の複雑化も防止することができることから、メンテナンスが容易になる。
また、流出口83aから排出口135へ至る排出風路は全て、第2遠心分離部80よりも上側に設けられているので、排出経路が下から上へと単純な経路となり、集塵装置100に発生する旋回音や風切音の増加を抑制することができる。
集塵装置100から排出された空気は、吸気口32を通過して、図2に示された排気経路Zを経て外部排気口4から外部へ排出される。
このような動作中、図示しない駆動モータによって、集塵装置100の底面に設けられた伝達ギア52が回転する。これによって、回転伝達機構50にて、連結部55が回転する。そして、連結部55に連結している係合部61が回転する。この係合部61は、圧縮部123に一体的に設けられている。それゆえ、係合部61の回転によって、圧縮部123が回転する。そして、圧縮部123の回転に伴って、螺旋羽根123cは、集塵された塵埃を圧縮する方向に回転する。この螺旋羽根123cは、掃除を行っている期間中に継続して回転させてもよく、一定時間毎に、回転、停止を順次繰り返して動作させてもよい。また塵埃の量が増えた時点で回転させてもよい。
なお、螺旋羽根123cの回転方向は、螺旋羽根123cの構造に応じて適宜設定可能であり、圧縮部123の螺旋羽根123cが圧縮できる方向であればよい。
掃除が完了すると、使用者は、電動送風機5の動作を停止させる。このとき、圧縮部123は、螺旋羽根123cによる圧縮回転方向とは逆方向に回転される。それゆえ、電動送風機5の動作停止後、塵埃の圧縮を行なうことはない。圧縮部123による圧縮動作によって、集塵カップ111の第1集塵室111Aに集塵された塵埃は、掃除中に十分に圧縮された状態になる。このため、電動送風機5の動作停止後、圧縮部123が圧縮回転方向と逆方方向に回転しても、圧縮された塵埃に何ら影響しない。
また、集塵装置100の集塵カップ111内に一定量の塵埃が溜まっている場合、使用者は、集塵装置100を掃除機本体1から取り外す。
そして、ゴミ箱等の廃棄位置へ集塵装置100を運んだ後、使用者が例えばゴミ捨てボタン(不図示)等を外部操作することによって、底蓋114が自重により開くように回動する。これによって、底蓋114上に溜められた、粗塵(第1の塵埃)及び細塵(第2の塵埃)は、一緒に廃棄位置へ廃棄されることになる。
このように、集塵装置100では、集塵カップ111は、粗塵を集塵する第1集塵室111Aと、細塵を集塵する第2集塵室111Bとに区分されており、第2集塵室111Bを構成する壁面の一部は、第1集塵室111Aの外周面111Cである。このため、集塵装置100では、第1遠心分離部70によって分離された粗塵は、第1集塵室111Aに収容される一方、第2遠心分離部80によって分離された細塵は、第1集塵室111Aと独立した空間である第2集塵室111Bに収容されることになる。そして、集塵カップ111を開放することによって、粗塵及び細塵が一緒に廃棄される。それゆえ、集塵装置100では、集塵物の廃棄時に第2遠心分離部80によって遠心分離された細塵を第1遠心分離部70によって遠心分離された粗塵と合わせて底蓋114に集めるための構造を必要としない。したがって、集塵装置100の構成によれば、簡単な構造によって第2遠心分離部80によって分離された細塵と第1遠心分離部70によって分離された粗塵とを一緒に廃棄することができる。
また、集塵装置100では、第1集塵室111Aの底部の位置と第2集塵室111Bの底部の位置とが略同じ位置になっている。このように、第2遠心分離部80によって分離された細塵を溜める第2集塵室111Bについて、第1集塵室111Aと同等の十分な高さを確保することができる。それゆえ、細塵が第2集塵室111B外部へ再流出しにくくなる。その結果、集塵装置100では、粗塵と細塵との分離性能を十分確保することができる。
〔実施形態2〕
本発明の他の実施形態2について、以下に説明する。
本実施形態に係る電気掃除機に備えられた集塵装置では、排出風路は、第2遠心分離部の流出口より上側の空気の気流を線で示したとき、気流の線の中に、第2遠心分離部の流出口と集塵装置の排出口とを最短距離で結ぶ線が存在するように構成されている。ここで、図5の構成を用いて本実施形態に係る集塵装置を説明する。
図5において、流出口83aから排出された空気は、排気側フィルタ132を上下方向に通過し、排出口135を介して集塵装置100から排出される。集塵装置100において、流出口83aから排出口135へ至る排出風路は、第2遠心分離部80よりも上側に設けられている。また、この排出流路は、フィルタケース131の内壁とフィルタカバー134とによって形成されており、第2遠心分離部80の下方または側方へ屈曲するものではない。ここで、流出口83aから排出口135へ至る排出風路において発生する気流を線で示した場合、これら線の中に、少なくとも流出口83aと排出口135とを最短距離で結ぶ線があることが理想である。このように最短距離の気流の線がある場合、集塵装置100内の風路には、下方から上方へ向かうメインの風路が形成され、途中で屈曲することはない。それゆえ、集塵装置100の風路内の圧力損失の増加を抑制することができる。
なお、上記排出風路が上記実施形態1の構成である場合、排気側フィルタ132から排気される空気の気流は、排出口135付近で、一ヶ所のみ屈曲している。この屈曲箇所を無くすことが理想である。この屈曲箇所を無くすために、本実施形態では、例えば、排気側フィルタ132からの排気口135の位置を排気側フィルタ132より上部に配置している。これによって、排気側フィルタ132から排気される空気の気流の屈曲箇所を無くすことができる。そして、こうすることにより、排出風路には、構造的な狭路がないため、集塵装置100に発生する旋回音や風切音の増加を抑制することができる。また、屈曲箇所が無いため、排出風路の構造の複雑化も防止することができる。
〔実施形態3〕
本発明のさらに他の実施形態3について、以下に説明する。
前述の実施形態1に係る電気掃除機では、フィルタユニット130は、集塵装置100側に取り付けられた構成になっている。しかし、このフィルタユニット130は、実施形態1の構成に限定されない。
すなわち、本実施形態に係る電気掃除機では、フィルタユニット130は、駆動装置2側に取り付けられた構成となっている。この構成により、集塵装置100は、集塵部本体110及び第2遠心分離ユニット120を備えたものとなり、装置の軽量化を実現することができる。
〔まとめ〕
本発明の態様1に係る集塵装置100は、塵埃含有空気中の第1の塵埃を分離する第1遠心分離部70と、上記第1遠心分離部70に連通し、第1遠心分離部70を通過した塵埃含有空気中の、上記第1の塵埃よりも小さい第2の塵埃を分離する第2の遠心分離部と、上記第1及び第2の塵埃を集塵する集塵容器(集塵カップ111)を備え、上記集塵容器(集塵カップ111)は、上記第1の塵埃を集塵する第1集塵室111Aと、上記第2の塵埃を集塵する第2集塵室111Bとに区分されており、上記第2集塵室111Bを構成する壁面の一部は、上記第1集塵室111Aの外周面111Cであることを特徴としている。
上記の構成によれば、第1遠心分離部70によって分離された粗塵は、第1集塵室111Aに収容される一方、第2遠心分離部80によって分離された細塵は、第1集塵室111Aと独立した空間である第2集塵室111Bに収容されることになる。そして、集塵カップ111を開放することによって、粗塵及び細塵が一緒に廃棄される。それゆえ、上記の構成によれば、集塵物の廃棄時に第2遠心分離部80によって遠心分離された細塵を第1遠心分離部70によって遠心分離された粗塵と合わせて底蓋114に集めるための構造を必要としない。したがって、上記の構成によれば、簡単な構造によって第2遠心分離部80によって分離された細塵と第1遠心分離部70によって分離された粗塵とを一緒に廃棄することができる。
本発明の態様2に係る集塵装置100は、上記態様1において、上記第1集塵室111A及び第2集塵室111Bを共に開閉可能な底蓋114を備えた構成であってもよい。
上記の構成によれば、上記第1集塵室111A及び第2集塵室111Bを共に開閉可能な底蓋114を備えているので、第2遠心分離部80によって分離された細塵と第1遠心分離部70によって分離された粗塵とをより簡単に廃棄することができる。
本発明の態様3に係る集塵装置100は、上記態様1または2において、上記第2集塵室111Bには、上記第2遠心分離部80の下部を収容する空間が設けられていてもよい。
上記の構成によれば、第2遠心分離部80が第2集塵室111B内に収容された分だけ、集塵装置100を低背化することができる。
本発明の態様4に係る集塵装置100は、上記態様3において、上記第2遠心分離部80の下部はテーパ構造になっており、上記第2集塵室111Bにおける上記第2遠心分離部80が収容される空間を構成する壁部には、上記テーパ構造に適合したテーパ壁面が形成されていることが好ましい。
上記の構成によれば、上記第2集塵室111Bにおける上記第2遠心分離部80が収容される空間を構成する壁部には、上記テーパ構造に適合したテーパ壁面が形成されているので、第2集塵室111B内にて第2遠心分離部80を安定に保持することができる。
本発明の態様5に係る集塵装置100は、上記態様1から4において、上記第2遠心分離部80が設けられ、上記集塵容器(集塵カップ111)を上から閉塞する上蓋(上蓋本体121)を備え、上記上蓋(上蓋本体121)が上記集塵容器(集塵カップ111)に取り付けられた状態において、第2遠心分離部80の下端部は、第2集塵室111Bを構成する壁面によって位置決めされるようになっていることが好ましい。
上記の構成によれば、第2集塵室111Bに対する第2遠心分離部80の位置が保持されるので、第2集塵室111B内にて第2遠心分離部80をより安定に保持することができる。
本発明の態様6に係る集塵装置100は、上記態様1から5において、第1集塵室111Aの底部の位置と第2集塵室111Bの底部の位置とが略同じ位置になっている構成であってもよい。
上記の構成によれば、第2遠心分離部80によって分離された細塵を溜める第2集塵室111Bについて、第1集塵室111Aと同等の十分な高さを確保することができる。それゆえ、上記の構成によれば、細塵が第2集塵室111B外部へ再流出しにくくなる。その結果、集塵装置100では、粗塵と細塵との分離性能を十分確保することができる。
本発明の態様7に係る電気掃除機は、上記態様1から6の集塵装置を備えた構成である。
上記の構成によれば、簡単な構造によって第2遠心分離部80によって分離された細塵と第1遠心分離部70によって分離された粗塵とを一緒に廃棄することができる。
本発明は上述した各実施形態に限定されるものではなく、請求項に示した範囲で種々の変更が可能であり、異なる実施形態にそれぞれ開示された技術的手段を適宜組み合わせて得られる実施形態についても本発明の技術的範囲に含まれる。さらに、各実施形態にそれぞれ開示された技術的手段を組み合わせることにより、新しい技術的特徴を形成することができる。
本発明は、電機掃除機において、集塵装置としてサイクロン集塵装置を備えた事例を説明したが、このようなサイクロン式の集塵装置だけでなく、空気中の塵埃を分離し、分離された塵埃を集塵し、分離後の空気をさらにフィルタを介しての細かな塵埃を除去するようにした電気掃除機全般に利用することができる。
1 掃除機本体
2 駆動装置
3 接続部
4 外部排気口
5 電動送風機
6 制御装置
50 回転伝達機構
60 回転伝達機構
70 第1遠心分離部
80 第2遠心分離部
81 流入口
82 旋回筒部
83 排気筒
83a 流出口
100 集塵装置
110 集塵部本体
111 集塵カップ(集塵容器)
111A 第1集塵室
111B 第2集塵室
111C 外周面
113 流入口
114 底蓋
120 第2遠心分離ユニット
121 上蓋本体(上蓋)
122 内筒部
123 圧縮部
130 フィルタユニット
131 フィルタケース
132 排気側フィルタ(フィルタ)
134 フィルタカバー
135 排出口
C 中心軸
X 分離経路
Y 吸込経路
Z 排気経路

Claims (5)

  1. 塵埃含有空気中の第1の塵埃を分離する第1の遠心分離部と、
    上記第1の遠心分離部に連通し、第1の遠心分離部を通過した塵埃含有空気中の、上記第1の塵埃よりも小さい第2の塵埃を分離する第2の遠心分離部と、
    上記第1及び第2の塵埃を集塵する集塵容器を備え、
    上記集塵容器は、上記第1の塵埃を集塵する第1の集塵室と、上記第2の塵埃を集塵する第2の集塵室とに区分されており、上記第2の集塵室を構成する壁面の一部は、上記第1の集塵室の外周面であることを特徴とする集塵装置。
  2. 上記第1及び第2の集塵室を共に開閉可能な底蓋を備えたことを特徴とする請求項1に記載の集塵装置。
  3. 上記第2の集塵室には、上記第2の遠心分離部の下部を収容する空間が設けられていることを特徴とする請求項1または2に記載の集塵装置。
  4. 上記第2の遠心分離部の下部はテーパ構造になっており、
    上記第2の集塵室における上記第2の遠心分離部が収容される空間を構成する壁部には、上記テーパ構造に適合したテーパ壁面が形成されていることを特徴とする請求項3に記載の集塵装置。
  5. 請求項1〜4の何れか1項に記載の集塵装置を備えたことを特徴とする電気掃除機。
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