JP2015162068A - 運転支援装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】運転者の癖によって発生する車両の危険な操作を低減することが可能な運転支援装置の提供。【解決手段】車両VEのコントローラー11は、スロットルセンサ2等の操作状態検出手段による検出値に基づいて演算を行い、形成された演算データとマップ記憶部11aに記憶された判定マップとにより、運転者の車両操作に癖が有るか否かを判定する。運転者の車両操作に癖が有ると判定された場合、イグニッションスイッチ10がオフ状態からオン状態に切り換えられた時に、スピーカー装置16によって運転者に対して車両操作に癖があることを通知する。運転者に対して通知する場合、車上ディスプレイ14にナビゲーション画像およびテレビ画像を表示することを停止し、スピーカー装置16においてラジオ、楽曲等の音声を発生させることを停止し、また、トランスミッション18の油圧を制御し、アクセルペダルを踏んでも車両VEを走行させることを停止させる。【選択図】図1

Description

本発明は、危険な車両操作を低減させるために、運転者に注意喚起を行う運転支援装置に関する。
衝突可能性のある他車両の接近に対して注意喚起を行う運転支援装置に関する従来技術があった(例えば、特許文献1参照)。これは、自車両に接近するとともに、衝突可能性のある他車両のヒヤリハットの発生を検出する検出手段と、当該検出手段による検出結果に基づいて、次回の注意喚起のタイミングを補正するタイミング補正手段とを備え、タイミング補正手段によって補正されたタイミングで運転者に注意喚起を行っている。この従来技術においては、補正されたタイミングで注意喚起を行うことにより、運転者の運転行動の特性およびそれぞれの走行場面を考慮して注意喚起を行うことができるため、運転者に応じて最適なタイミングで注意喚起を行うことができる。
特開2011−113275号公報
ところで、走行中の予期せぬ事態に応じて、運転者が車両に対して行う操作は、場合によっては走行中の車両に悪影響を与えることがある。すなわち、車両の急加速、急ブレーキ、急ハンドルは、その走行状態を不安定にし、車両事故の原因となることもある。また、他車両からすれば、そのような車両の急操作を予測することは困難であって、それが原因となって車両同士が互いに急接近する危険も発生し得る。
ところが、上述したように、運転者によって運転行動の特性はそれぞれ異なっており、運転者が車両に対して行う危険な操作も、運転者の特性に起因するところが大きい。例えば、同じように、走行路上に障害物を発見した場合でも、それに対するブレーキ操作およびハンドル操作の有無、その速さ、大きさは、運転者によって異なることが多い。したがって、車両周囲の要因に基づいて運転者に注意喚起するのみでは、車両における危険な操作を低減することに対して不十分であった。
ここで、これまで述べてきたような運転者特有の車両操作は、その運転者の癖によるところが多く、他の運転者よりもその発生頻度が高いと考えられる。運転者の操作上の癖を本人は意識していないことが多く、無意識のまま当該癖による操作を繰り返すことになる。そのような運転操作上の癖を低減するためには、運転者自身に癖の存在を認識させることが最も重要であるが、これまで、運転者の癖による誤操作や危険操作について、運転者に通知するような従来技術はなかった。
本発明は上記事情に鑑みてなされたものであり、その目的は、運転者の癖によって発生する車両の危険な操作を低減することが可能な運転支援装置を提供することにある。
上述した課題を解決するために、請求項1に係る運転支援装置(1、1A)の発明は、車両(VE)の操作状態を検出する操作状態検出手段(2、3、4、5、6、7、8)と、車両に設けられ、運転者(DR)に対してメッセージを伝える運転通知手段(14、16)と、操作状態検出手段による検出結果に基づいて、運転者の車両操作に関する習癖の有無を判定し、運転者に習癖が有ると判定された場合に、運転通知手段によって運転者に対し習癖の存在を通知する通知制御手段(11、11A)と、を備えている。
この構成によれば、操作状態検出手段による検出結果に基づいて、運転者の車両操作に関する習癖の有無を判定し、運転者に習癖が有ると判定された場合に、運転通知手段によって運転者に対し習癖の存在を通知する通知制御手段を備えていることにより、運転者に対して、他の運転者よりも発生頻度が高い車両操作上の癖を認識させることができるため、運転者の癖による車両操作を低減することが可能となり、運転走行上の安全性を向上させることができる。
本発明の実施形態1による運転支援装置が取り付けられた車両のブロック図 車両の運転者シートを模式的に示した側面図 スロットルセンサによる検出値に基づき演算データを形成する方法を説明するためのグラフを示した図 運転者の癖の有無を判定するために使用するスロットル開度についての判定マップを示した図 実施形態1による通知制御方法のフローチャートを示した図 実施形態2による運転支援装置のブロック図 実施形態2による車両側の通知制御方法のフローチャートを示した図 実施形態2による情報管理センター側の通知判定方法のフローチャートを示した図
<実施形態1>
図1乃至図5に基づき、本発明の実施形態1による運転支援装置1について説明する。図1に示すように、本実施形態による運転支援装置1は、スロットルセンサ2を備えている。スロットルセンサ2は、車両VEに設けられたエンジンのスロットル開度を検出している。また、運転支援装置1は、ブレーキ圧センサ3を備えている。ブレーキ圧センサ3は、車両VEのマスタシリンダまたはホイルシリンダの液圧を検出している。また、運転支援装置1は、シフトレバースイッチ4を備えている。シフトレバースイッチ4は、車両VEのシフトレバーの位置を検出している。
また、運転支援装置1は、操舵角センサ5を備えている。操舵角センサ5は、例えばホール素子を使用しており、車両VEに設けられた操舵輪の操舵角を検出している。また、運転支援装置1は、車両速度センサ6を備えている。車両速度センサ6は、車両VEのトランスミッション18の出力軸の回転速度を検出している。また、運転支援装置1は、加速度センサ7を備えている。加速度センサ7は、車両VEのエアバッグコントローラ内に設けられており、車両の左右方向および前後方向の加速度を検出することができるセンサである。加速度センサ7は、静電容量型加速度センサであっても、ピエゾ抵抗式加速度センサであっても、熱検知方式の加速度センサであってもよい。
また、運転支援装置1は、車輪速センサ8を備えている。車輪速センサ8は、車両VEの車輪速度を検出している。上述した、スロットルセンサ2、ブレーキ圧センサ3、シフトレバースイッチ4、操舵角センサ5、車両速度センサ6、加速度センサ7および車輪速センサ8は車両VE上の装置の操作状態を検出しており、それぞれ操作状態検出手段に該当する。尚、エンジン等の操作状態検出手段が設けられた車両VE上の装置は、本発明に対して直接の関係がないため、トランスミッション18以外の装置は図1乃至図5において省略されている。
また、運転支援装置1は、複数のシート荷重センサ9(運転者識別手段に該当する)を備えている。シート荷重センサ9は、歪ゲージを含んだ荷重センサが使用されており、運転者シートSDのシートフレームFSとアッパーレールRUとの間に介装されている(図2示)。シート荷重センサ9は、運転者シートSD上に発生する荷重変化を検出しており、運転者シートSD上に着座する運転者DRの体重に応じて、異なる検出値を発生する。
また、運転支援装置1は、イグニッションスイッチ10を備えている。イグニッションスイッチ10は車両VEに設けられ、エンジンのイグニッション装置を作動させるための装置である。
上述したスロットルセンサ2、ブレーキ圧センサ3、シフトレバースイッチ4、操舵角センサ5、車両速度センサ6、加速度センサ7、車輪速センサ8、シート荷重センサ9およびイグニッションスイッチ10は、コントローラー11(通知制御手段に該当する)に接続されている。コントローラー11は、図示しない入出力装置、CPU、RAM等により形成された制御装置である。コントローラー11は、例えば、エアバッグECU等と兼用されていてもよい。コントローラー11は、マップ記憶部11a、運転者判別部11b、データ演算部11c、データ格納部11d、通知判定部11eおよび作動制御部11fを備えている。
マップ記憶部11aは、後述するように、運転者DRの運転操作に癖(習癖)があるか否かを判定する際に使用する数種の判定マップを記憶している。当該判定マップは、多数の運転者DRが実際に運転操作を行い、当該運転操作に関する検出値に基づいて、後述する情報管理センターCRにおいて形成される。
また、運転者判別部11bは、シート荷重センサ9によって検出された荷重値に基づいて、運転者シートSD上に着座した運転者DRを特定している。シート荷重センサ9による検出値に基づいて運転者DRを判別する代わりに、着座した運転者DRが設定した運転者シートSDの前後方向位置を検出し、当該前後方向位置を、記憶された各々の運転者DRの固有の着座位置と比較することにより、運転者DRを特定してもよい(図2示)。さらに、運転者シートSD上を撮影するCCDカメラを設け、その撮像を画像解析することによって、運転者シートSD上に着座した運転者DRを判別してもよい。
また、データ演算部11cは、上述したスロットルセンサ2等の操作状態検出手段による複数の検出値に対して、所定の演算を施し、マップ記憶部11aに記憶された判定マップと比較可能なデータにする。また、データ格納部11dは、データ演算部11cによって演算されたデータを、その種類ごとに記憶している。
また、通知判定部11eは、データ演算部11cよる演算結果に基づき、運転者DRの車両VEの運転操作に癖があるか否かを判定する。また、作動制御部11fは、後述するように、コントローラー11に接続された装置の作動を制御する。
コントローラー11には、車両VEに設けられた外部通信装置12(通信装置に該当する)が接続されている。本実施形態において、外部通信装置12はDCM (Data Communication Module)により形成されているが、これに限られるものではなく、携帯電話機等であってもよい。外部通信装置12は、コントローラー11によって作動制御され、車外の情報管理センターCR(管理センターに該当する)との間で情報の授受を行う。
また、コントローラー11には、ナビゲーションECU13を介して、車上ディスプレイ14(運転通知手段、ディスプレイ装置および車上装置に該当する)が接続されている。車室内に設けられた車上ディスプレイ14は、運転者DRの操作に基づいてナビゲーションECU13によって作動制御され、ナビゲーション画像を表示する。また、車上ディスプレイ14は、画像によって運転者DRに対してメッセージを伝えることも可能である。
また、コントローラー11には、オーディオECU15を介して、車室内に設けられたスピーカー装置16(運転通知手段および車上装置に該当する)が接続されている。スピーカー装置16は、運転者DRの操作に基づいてオーディオECU15によって作動制御され、車室内において音声を発生させる。また、スピーカー装置16は、音声によって運転者DRに対してメッセージを伝えることも可能である。
また、コントローラー11には、トランスミッションECU17を介して、トランスミッション18(車上装置に該当する)が接続されている。トランスミッション18は、運転者DRの操作に基づいてトランスミッションECU17によって作動制御され、所定の変速段に切り換えられる。
次に、図3および図4に基づき、本実施形態による運転者DRの運転操作に癖があるか否かの判定方法について、スロットル開度θを用いた場合の例を挙げて説明する。図3に示したグラフにおいて、横軸は運転者DRがアクセル操作をしてからの時間経過を示し、縦軸はスロットルセンサ2により検出されたスロットル開度θ(%)を示している。また、グラフの原点は、アクセル操作が開始された時点に該当する。
最初にデータ演算部11cによって、運転者DRによるアクセル操作が開始してから、所定時間T1後におけるスロットル開度θを示す点S1と原点とが直線L1にて結ばれ、直線L1の勾配A1が求められる(図3示)。次に、運転者DRによるアクセル操作が開始してから、所定時間T2後におけるスロットル開度θを示す点S2と前述の点S1とを直線L2にて結び、直線L2の勾配A2を求める。ここで、T1、T2は関係式:T1=T2−T1を満足している。
次に、運転者DRによるアクセル操作が開始してから、所定時間T3後におけるスロットル開度θを示す点S3と前述の点S2とを直線L3にて結び、直線L3の勾配A3を求める。ここで、T2、T3は関係式:T1=T3−T2を満足している。算出された勾配A1、A2、A3のデータは、データ格納部11dに記憶される。以下、勾配A1、A2、A3を含んで、包括的に勾配Aという。
上述したように、1回のアクセル操作によって、3個の勾配A1、A2、A3のデータを検出する。このようなアクセル操作を何度も繰り返すことによって、直線L1、L2、L3の勾配A1、A2、A3のデータを蓄積する。尚、上述したように直線L1、L2、L3の勾配A1、A2、A3を求めるタイミングは、必ずしも均等間隔に設ける必要はなく、車両VEの特性に応じて自由なタイミングにおいて算出することができる。
勾配Aのデータが所定数だけ得られると、通知判定部11eにより、図4に示したヒストグラムが形成される。図4のヒストグラムにおいて、横軸には勾配Aが示されており、縦軸には、所定の範囲に区分けされた勾配Aの各々の範囲ごとに、演算された勾配Aのデータ数(度数)が示されている。上述した勾配A1、A2、A3は、図4において各々示された範囲に該当している。
通知判定部11eは図4のヒストグラムを形成すると、マップ記憶部11aからスロットル開度θについての判定マップを取り出し、当該ヒストグラムに重ね合わせる。ヒストグラムに重ね合わせられた判定マップのうち、図4において、破線で囲まれたハッチングの範囲は運転習癖領域HRに該当する。通知判定部11eは、形成されたヒストグラムの柱状グラフの一部が、運転習癖領域HRにかかっている場合、運転者DRの運転操作に癖があると判定する。図4に示した場合においては、右端の2つの柱状グラフが運転習癖領域HRにかかっており(図4において、IT1およびIT2によって示す)、運転者DRの運転操作に癖があると判定される。
次に、図5に基づき、本実施形態のコントローラー11による通知制御方法について説明する。最初に、車両VEに運転者DRが乗車し、車両VEのイグニッションスイッチ10がオフ状態からオン状態に切り換えられると(ステップS101)、シート荷重センサ9による検出値に基づき、運転者判別部11bが、運転者シートSD上に着座した運転者DRを特定する(ステップS102)。次に、過去(以前のルーチンにおけるステップS109)において、運転者シートSD上に着座している運転者DRに対して、運転操作に癖があることを通知すると判定されたか否かを判定する(ステップS103)。当該運転者DRに対して、運転操作に癖があることを通知すると判定されていない場合、ステップS107へと進む。
過去において、運転者DRに対して運転操作に癖があることを通知すると判定されている場合、作動制御部11fは、車上ディスプレイ14にナビゲーション画像およびテレビ画像を表示することを停止し、スピーカー装置16において、ラジオ、楽曲等の音声を発生させることを停止し、また、シフトレバースイッチ4の位置にかかわらず、トランスミッション18の油圧を制御し、アクセルペダルを踏んでも車両VEを走行させることを停止させる(ステップS104)。この状態において作動制御部11fは、スピーカー装置16によって、運転者DRに対して運転操作に癖があることを通知する(ステップS105)。当該通知は、例えば、「アクセルペダル操作が急です。」、「シフトレバー操作が多すぎます。」、「ブレーキペダルの踏み方が急です。」、「ハンドル操作が急です。」というようなメッセージによって行う。運転者DRに対する通知は、スピーカー装置16の音声によるメッセージの代わりに、またはスピーカー装置16の音声によるメッセージに加えて、車上ディスプレイ14の画像によるメッセージによって行ってもよい。運転者DRに対する通知を行った後、作動制御部11fは、車上ディスプレイ14にナビゲーション画像を表示し、スピーカー装置16において楽曲等の音声を発生可能にし、トランスミッション18による車両VEの走行を可能な状態にする(ステップS106)。
次に、ステップS107において、スロットルセンサ2、ブレーキ圧センサ3、シフトレバースイッチ4、操舵角センサ5、車両速度センサ6、加速度センサ7および車輪速センサ8によって、車両VEの操作状態が検出され、データ演算部11cが検出値に基づいて上述した演算を行う(ステップS108)。演算されたデータが所定数以上形成されると、通知判定部11eはマップ記憶部11aに記憶された判定マップに基づいて、運転者DRの運転操作に癖があるか否かを判定する(ステップS109)。運転者DRの運転操作に癖があると判定した場合、上述した運転者DRに対して、当該癖の存在を通知することを決定し(ステップS110)、運転者DRの運転操作に癖がないと判定した場合、運転者DRに対する通知を行わないことを決定する(ステップS111)。この時に行われる各々の決定は、着座している運転者DRを区別して行われ、運転者判別部11bによって特定された運転者DRに固有の決定となることは言うまでもない。ステップS110およびステップS111における決定内容は、コントローラー11の不揮発性メモリーに記憶される。その後、イグニッションスイッチ10がオン状態からオフ状態に切り換えられたか否かが判定され(ステップS112)、イグニッションスイッチ10がオフ状態に切り換えられたと判定された場合、本制御フローは終了する。一方、イグニッションスイッチ10がオフ状態に切り換えられたと判定されない場合、ステップS107へと戻り、車両VEの操作状態の検出が繰り返される。
本実施形態において、コントローラー11は、通知判定部11eによる運転者DRの癖の有無についての判定結果に関する情報を、外部通信装置12によって情報管理センターCRに対して送信する。情報管理センターCRにおいては、送信された情報を判定マップの形成のために役立てることができる。
本実施形態によれば、コントローラー11が、スロットルセンサ2等の操作状態検出手段による検出結果に基づいて、運転者DRの車両操作に関する癖の有無を判定し、運転者DRに癖が有ると判定された場合に、スピーカー装置16または車上ディスプレイ14によって運転者DRに対し癖の存在を通知することにより、運転者DRに対して車両操作上の癖を認識させることができるため、他の運転者よりも発生頻度が高い、運転者DRの癖による車両操作を低減することが可能となり、運転走行上の安全性を向上させることができる。
また、コントローラー11は、イグニッションスイッチ10がオフ状態からオン状態に切り換わった時に、スピーカー装置16または車上ディスプレイ14によって、運転者DRに対して癖の存在を通知することにより、運転者DRがスピーカー装置16からの音声または車上ディスプレイ14に表示される画像に対し、最も注意を向けることが可能な時に癖の存在を通知することになるため、運転者DRに対し運転操作における自分の癖を確実に認識させることができ、効果的な注意喚起ができる。
また、車両VEが走行中に、運転者DRに対して癖の存在を通知することがないため、運転中において運転者DRの注意力が散漫になることを防止することができる。
また、コントローラー11は、車上ディスプレイ14、スピーカー装置16およびトランスミッション18といった、車両VEに設けられ、運転者DRが操作可能な車上装置の作動を制御可能に形成され、運転者DRに対して運転操作の癖の存在を通知する時には、これらの車上装置の作動を停止することにより、車上ディスプレイ14にナビゲーション画像を表示することなく、スピーカー装置16において楽曲等の音声を発生することなく、トランスミッション18による車両VEの走行を可能にすることがないため、運転者DRがよりいっそう当該通知に注意を向けることができるようになる。
また、運転者DRに対して運転操作の癖の存在を通知する運転通知手段は、スピーカー装置16または車上ディスプレイ14であることにより、これらの装置は通常の車両に設けられているため、運転者DRに対して運転操作の癖の存在を通知する目的で、車両VEに新たな装置を設ける必要がない。
また、車両VEには、車外の情報管理センターCRに対して情報を送信可能な外部通信装置12が設けられ、コントローラー11は、運転者DRの癖の有無に関する判定結果を、外部通信装置12によって情報管理センターCRに対して送信することにより、情報管理センターCRにおいて、送信された情報を判定マップの形成のために役立てることができる。
また、車両VEには、運転者シートSDに着座する運転者DRによって異なる検出値を発生するシート荷重センサ9が形成され、コントローラー11は、シート荷重センサ9による検出値に基づき、運転者シートSDに着座する運転者DRを判別した後、その癖の有無を判定していることにより、例えば、1つの家庭において、複数の家族が1台の車両VEを共通して使用している場合にも、運転操作の癖を有する運転者DRを正しく特定でき、運転操作の癖を有する運転者のみに通知をすることができる。
<実施形態2>
次に、図6乃至図8に基づいて、実施形態2による運転支援装置1Aについて、実施形態1による運転支援装置1との相違点のみについて説明する。尚、図6において、図1と同一の構成については、同一の符号を付している。図6に示したように、本実施形態による運転支援装置1Aは、コントローラー11の代わりにコントローラー11Aを備えている。コントローラー11Aは、実施形態1におけるコントローラー11と同様に、データ演算部11c、データ格納部11dおよび作動制御部11fを含んでいる。これらは、それぞれコントローラー11のものと同様の構成、機能を有する。コントローラー11Aは、さらに送信判定部11gを備えている。送信判定部11gは、データ演算部11cによって形成された演算データを、情報管理センターCRに送信するか否かを判定する。送信判定部11gは、データ演算部11cによって形成された演算データが、所定数以上になった場合、情報管理センターCRに対し当該演算データを送信する。
一方、コントローラー11Aは、実施形態1によるコントローラー11と異なり、マップ記憶部11aおよび通知判定部11eを備えておらず、これらは情報管理センターCRに設けられている。情報管理センターCRに配置されたマップ記憶部11aおよび通知判定部11e(センター側判定部に該当する)は、実施形態1において、コントローラー11が備えていたものと同様の構成、機能を有する。本実施形態においては、車両VEに設けられたコントローラー11Aと、情報管理センターCRに形成されたマップ記憶部11aおよび通知判定部11eとを包括した構成が通知制御手段に該当する。尚、本実施形態によるコントローラー11Aにおいて、運転者判別部11bは省略されている。
次に、図7に基づき、本実施形態のコントローラー11Aによる通知制御方法について説明する。最初に、車両VEに運転者DRが乗車し、車両VEのイグニッションスイッチ10がオフ状態からオン状態に切り換えられると(ステップS201)、車両VEが情報管理センターCRからの送信を受信したか否かを判定する(ステップS202)。情報管理センターCRから受信していない場合、ステップS207へと進む。情報管理センターCRからの受信があったと判定された場合、情報管理センターCRからの送信内容が、運転者DRに対し運転操作に癖があることを通知することを指示するものであるか否かを判定する(ステップS203)。当該送信内容は、情報管理センターCR側において、後述するステップS303またはステップS304(図8示)において決定される。情報管理センターCRからの送信内容が、運転者DRに対し運転操作に癖があることを通知することを指示するものでない場合、ステップS207へと進む。
情報管理センターCRからの送信内容が、運転者DRに対し運転操作に癖があることを通知することを指示するものである場合、作動制御部11fは、車上ディスプレイ14にナビゲーション画像およびテレビ画像を表示することを停止し、スピーカー装置16において、ラジオ、楽曲等の音声を発生させることを停止し、また、シフトレバースイッチ4の位置にかかわらず、トランスミッション18の油圧を制御し、アクセルペダルを踏んでも車両VEを走行させることを停止させる(ステップS204)。この状態において作動制御部11fは、スピーカー装置16によって、運転者DRに対して運転操作に癖があることを通知する(ステップS205)。運転者DRに対する通知を行った後、作動制御部11fは、車上ディスプレイ14にナビゲーション画像を表示し、スピーカー装置16において楽曲等の音声を発生可能にし、トランスミッション18による車両VEの走行を可能な状態にする(ステップS206)。
次に、ステップS207において、スロットルセンサ2、ブレーキ圧センサ3、シフトレバースイッチ4、操舵角センサ5、車両速度センサ6、加速度センサ7および車輪速センサ8によって、車両VEの操作状態が検出され、データ演算部11cが検出値に基づいて上述した演算を行う(ステップS208)。送信判定部11gは、演算されたデータが所定数以上形成されているか否かを判定する(ステップS209)。演算されたデータが所定数以上形成されていると判定した場合、外部通信装置12により情報管理センターCRに対して演算されたデータを送信し(ステップS210)、演算されたデータが所定数以上形成されていないと判定した場合、ステップS211へと進む。ステップS211においては、イグニッションスイッチ10がオン状態からオフ状態に切り換えられたか否かが判定され、イグニッションスイッチ10がオフ状態に切り換えられたと判定された場合、本制御フローは終了する。一方、イグニッションスイッチ10がオフ状態に切り換えられたと判定されない場合、ステップS207へと戻り、車両VEの操作状態の検出が繰り返される。
次に、図8に基づき、本実施形態の情報管理センターCRにおける通知判定方法について説明する。最初に、通知判定部11eにおいて、車両VEからの演算データの送信を受信したか否かが判定される(ステップS301)。当該車両VEからの演算データの送信は、前述したステップS210において行なわれたものに該当する。演算データの受信をしていない場合、本制御フローは終了する。車両VEからの演算データを受信している場合、通知判定部11eはマップ記憶部11aに記憶された判定マップに基づいて、運転者DRの運転操作に癖があるか否かを判定する(ステップS302)。運転者DRの運転操作に癖があると判定した場合、運転者DRに対して癖の存在を通知する内容の指示を、外部通信装置12により車両VEへ送信し(ステップS303)、運転者DRの運転操作に癖がないと判定した場合、運転者DRに対して癖の存在を通知しない内容の指示を、外部通信装置12により車両VEへ送信する(ステップS304)。運転者DRに対する通知に関する指示を車両VEへ送信した後、本制御フローは終了する。
本実施形態においては、車両VEの操作状態の検出値に基づいた演算を車両VE側において行っているが、マップ記憶部11aおよび通知判定部11eに加えて、データ演算部11cおよびデータ格納部11dを情報管理センターCRに設け、情報管理センターCR側において当該演算を実行してもよい。
本実施形態によれば、車両VEには、車外の情報管理センターCRとの間で情報の授受が可能な外部通信装置12が設けられるとともに、情報管理センターCRは、マップ記憶部11aおよび通知判定部11eを有しており、スロットルセンサ2等の操作状態検出手段による検出結果は、外部通信装置12によって情報管理センターCRに送信され、情報管理センターCRの通知判定部11eは、操作状態検出手段による検出結果に基づいて、運転者DRの車両操作に関する癖の有無を判定し、運転者DRの癖の有無に関する判定結果は、外部通信装置12によって車両VEに送信されることにより、車両VEのコントローラー11Aが、マップ記憶部11aおよび通知判定部11eを有する必要がないため、コントローラー11Aを小型化することができる。
<他の実施形態>
本発明は、上述した実施形態に限定されるものではなく、次のように変形または拡張することができる。
情報管理センターCRにおいて判定マップが保存されており、外部通信装置12によって判定マップを入手した車両VEにおいて、運転者DRの運転操作に癖があるか否かを判定するようにしてもよい。
また、運転者DRの運転操作に癖があるか否かの判定は、必ずしも判定マップを使用しなければならないわけではなく、運転者DRについて、車両VEの操作状態の検出値の過去からの平均値を算出し、当該平均値が他の運転者についての操作状態の検出値の平均値よりも大きいまたは小さい場合に、運転者DRの運転操作に癖があると判定するようにしてもよい。
図面中、1,1Aは運転支援装置、2はスロットルセンサ(操作状態検出手段)、3はブレーキ圧センサ(操作状態検出手段)、4はシフトレバースイッチ(操作状態検出手段)、5は操舵角センサ(操作状態検出手段)、6は車両速度センサ(操作状態検出手段)、7は加速度センサ(操作状態検出手段)、8は車輪速センサ(操作状態検出手段)、9はシート荷重センサ(運転者識別手段)、10はイグニッションスイッチ、11,11Aはコントローラー(通知制御手段)、11eは通知判定部(センター側判定部)、12は外部通信装置(通信装置)、14は車上ディスプレイ(ディスプレイ装置、運転通知手段、車上装置)、16はスピーカー装置(運転通知手段、車上装置)、18はトランスミッション(車上装置)、CRは情報管理センター(管理センター)、DRは運転者、SDは運転者シート、VEは車両を示している。

Claims (7)

  1. 車両(VE)の操作状態を検出する操作状態検出手段(2、3、4、5、6、7、8)と、
    前記車両に設けられ、運転者(DR)に対してメッセージを伝える運転通知手段(14、16)と、
    前記操作状態検出手段による検出結果に基づいて、運転者の車両操作に関する習癖の有無を判定し、運転者に前記習癖が有ると判定された場合に、前記運転通知手段によって運転者に対し前記習癖の存在を通知する通知制御手段(11、11A)と、
    を備えた運転支援装置(1、1A)。
  2. 前記車両に設けられたイグニッションスイッチ(10)を備え、
    前記通知制御手段は、
    前記イグニッションスイッチがオフ状態からオン状態になった時に、前記運転通知手段によって、運転者に対して前記習癖の存在を通知する請求項1記載の運転支援装置。
  3. 前記通知制御手段は、
    前記車両に設けられ、運転者が操作可能な車上装置(14、16、18)の作動を制御可能に形成され、運転者に対して前記習癖の存在を通知する時には、前記車上装置の作動を停止する請求項1または2に記載の運転支援装置。
  4. 前記運転通知手段は、
    前記車両に設けられたスピーカー装置(16)またはディスプレイ装置(14)である請求項1乃至3のうちのいずれか一項に記載の運転支援装置。
  5. 前記車両に設けられ、車外の管理センター(CR)に対して情報を送信可能な通信装置(12)を備え、
    前記通知制御手段は、
    運転者の前記習癖の有無に関する判定結果を、前記通信装置によって前記管理センターに対して送信する請求項1乃至4のうちのいずれか一項に記載の運転支援装置。
  6. 前記車両には、運転者シート(SD)に着座する運転者によって異なる検出値を発生する運転者識別手段(9)が形成され、
    前記通知制御手段は、
    前記運転者識別手段による検出値に基づき、前記運転者シートに着座する運転者を区別して、前記習癖の有無を判定する請求項1乃至5のうちのいずれか一項に記載の運転支援装置。
  7. 前記車両に設けられ、車外の管理センター(CR)との間で情報の授受が可能な通信装置(12)を備えるとともに、
    前記通知制御手段は、前記管理センターに配置されたセンター側判定部(11e)を有しており、
    前記操作状態検出手段による検出結果に基づくデータが、前記通信装置によって前記管理センターに送信され、前記センター側判定部は、前記データに基づいて、運転者の車両操作に関する習癖の有無を判定し、運転者の前記習癖の有無に関する判定結果は、前記通信装置によって前記車両に送信され、前記運転通知手段は、送信された前記判定結果に基づき運転者に対し前記習癖の存在を通知する請求項1乃至4のうちのいずれか一項に記載の運転支援装置。
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