JP2015161560A - 放射線検出装置 - Google Patents

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Akira Yoshida
晃 吉田
鈴木 康彦
Yasuhiko Suzuki
康彦 鈴木
長島 賢一
Kenichi Nagashima
賢一 長島
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Abstract

【課題】重量の増大を抑えつつ、測定しようとする方向以外の方向から飛来する放射線を確実に遮蔽することが可能な放射線検出装置を提供する。
【解決手段】ピンホールコリメータ11を介して入射する放射線を検出する放射線検出器21と、放射線検出器21の周囲に設けられ、ピンホールコリメータ11の視野外の方向から飛来する放射線の放射線検出器21への入射を防ぐための遮蔽体10とを備えた放射線検出装置1において、遮蔽体10の各部の厚みを、夫々を通って放射線検出器21に到達する可能性のある放射線のエネルギーに応じた厚みに設定する。より具体的には、遮蔽体10の厚みは、地表から放射された放射線が空気と散乱することにより生じた放射線(スカイシャインによる放射線)のエネルギーに応じた厚みに設定する。
【選択図】図5

Description

この発明は、放射線検出装置に関する。
特許文献1には、「放射線撮像装置は、撮像対象から飛来する放射線を測定する検出器と、前記検出器の前面に配置して前記放射線の入射方向を制限するコリメータとを備えたガンマカメラと、前記ガンマカメラの視野内の光学的な画像を撮影する光学カメラと、画像表示装置と、を備えた放射線撮像装置であって、前記検出器の測定データから前記ガンマカメラの視野内の放射線分布を表す放射線画像を生成する放射線画像生成手段と、前記放射線画像を前記光学カメラによって撮影した光学画像に重ね合わせて合成画像を生成する画像合成手段と、エネルギーの大きさ毎に前記測定データの個数を全領域について積算することによって、放射線源のエネルギースペクトルを表すエネルギースペクトル画像を生成するエネルギースペクトル画像生成手段と、前記合成画像と前記エネルギースペクトル画像とを、前記画像表示装置に表示させる表示制御手段と、を備える」と記載されている。
特開2013−122388号公報
昨今、放射線に対する関心が高まっており、地上の広い範囲に亘って放射線量の分布を効率よく測定することについてのニーズが存在する。地上の広い範囲に亘る放射線量の分布の測定方法としては、例えば、特許文献1に記載のガンマカメラを飛行体に搭載し、放射線の入射方向を下方(地表の方向)に向けて上空から放射線量を測定することが考えられる。
しかしガンマカメラは、その使用に際し、ノイズの要因となるような測定しようとする方向以外の方向から飛来するガンマ線を、タングステンや鉛等の比重の大きな素材からなる遮蔽体によって遮蔽する必要があり、測定精度を確保しつつ遮蔽を確実にしようとすれば総重量の増大を避けられず、とくに無人ヘリコプタ等の小型の飛行体に搭載しようとした場合、総重量が飛行体の可搬重量(ペイロード)を超えてしまう、飛行時間が制限されてしまう、といった課題が生じる。
本発明は上記課題に鑑みてなされたものであり、重量の増大を抑えつつ、測定しようとする方向以外の方向から飛来する放射線を確実に遮蔽することが可能な放射線検出装置を提供することを目的とする。
上記目的を達成する本発明の一つは、放射線検出装置であって、コリメータを介して入射する放射線を検出する放射線検出器と、前記放射線検出器の周囲に設けられ、前記コリメータの視野外の方向から飛来する放射線の前記放射線検出器への入射を防ぐための遮蔽体と、を備え、前記遮蔽体の各部の厚みが、夫々を通って前記放射線検出器に到達する可能性のある放射線のエネルギーに応じた厚みに設定されていることとする。
その他、本願が開示する課題、及びその解決方法は、発明を実施するための形態の欄、及び図面により明らかにされる。
本発明によれば、重量の増大を抑えつつ、測定しようとする方向以外の方向から飛来する放射線を確実に遮蔽することが可能な放射線検出装置を提供することができる。
放射線検出装置1の外観斜視図である。 放射線検出装置1の分解斜視図である。 遮蔽体10、放射線検出モジュール20、及びピンホールコリメータ11の分解斜視図である。 図1の放射線検出装置1のA−A’矢視断面図である。 図4の断面図における放射線検出モジュール20の周辺の構成を拡大して描いた図である。 放射線検出器21の方向に飛来することが想定されるガンマ線の様子を説明する図である。
以下、実施形態について図面を参照しつつ詳細に説明する。
図1に実施形態として示す放射線検出装置1の外観斜視図を、図2に放射線検出装置1の分解斜視図を示している。これらの図に示すように、放射線検出装置1は、ケース50、遮蔽体10、ピンホールコリメータ11、放射線検出モジュール20、信号処理基板30、光学カメラ40、及び上蓋51を備える。
ケース50の全体は略直方体状を呈しており、ケース50の前面61と後面62、右側面63と左側面64、及び頂面65と底面66は、いずれも平行である。信号処理基板30は、ケース50の後面62の外周側の所定位置にネジ止め等によって固定される。遮蔽体10、ピンホールコリメータ11、放射線検出モジュール20、及び光学カメラ40は、いずれもケース50の内部空間の所定位置にネジ止め等によって固定される。
以下では、3次元座標系XYZを、そのZX平面が前面61及び後面62に、そのYZ平面が右側面63及び左側面64に、そのXY平面が頂面65及び底面66に、夫々平行になるように設定するものとする。また以下において、上記XYZ座標系における+Z方向を「上」または「上方」と、−Z方向を「下」または「下方」と称することがある。
ケース50は、その内部に、遮蔽体10、ピンホールコリメータ11、放射線検出モジュール20、及び光学カメラ40を格納する。ケース50は、その上蓋51を閉じることにより内部の機密性が保たれるようになっている。ケース50の下面には、ゴムや樹脂等からなる足部50aが設けられる。上蓋51の上面の複数個所には、放射線検出装置1を飛行体に吊り下げる際等に用いる吊り下げ用フック51aが設けられている。
図3に遮蔽体10、放射線検出モジュール20、及びピンホールコリメータ11の分解斜視図を示している。同図に示すように、遮蔽体10は、側面底部遮蔽体12、側面上部遮蔽体13、及び頂面遮蔽体14を、下から順に重ねて組み合わせることにより構成されている。側面底部遮蔽体12の外観は、扁平略正方形状かつ筒状であり、側面上部遮蔽体13の外観は、裁頭四角錐状かつ筒状であり、頂面遮蔽体14の外観は、扁平略正方形状である。側面底部遮蔽体12及び側面上部遮蔽体13は、いずれも夫々の筒の中心軸が重なるように組み合わされる。ピンホールコリメータ11は、遮蔽体10の下方側に組み合わされる。尚、側面底部遮蔽体12、側面上部遮蔽体13、頂面遮蔽体14、及びピンホールコリメータ11を組み合わせた状態において夫々の間に生じる隙間をガンマ線が直進するのを防ぐため、夫々が結合する部分に設けられる嵌合構造は凸凹の多い構造とすることが好ましい。
図4は図1の放射線検出装置1のA−A’矢視断面図、図5は図4の断面図における放射線検出モジュール20の周辺部分を拡大して描いた図である。放射線検出モジュール20は、遮蔽体10とピンホールコリメータ11とを組み合わせることにより形成される内部空間に収容される。放射線検出モジュール20は、放射線検出器21及びフロントエンド回路基板22を備える。ケース50及び遮蔽体10の所定位置には、ケース50内部に設けられたフロントエンド回路基板22とケース50外部に設けられた信号処理基板30とを電気的に接続するための信号線が配線される経路(不図示)が設けられている。ガンマ線の直進を防ぐため、この経路は、例えば、ラビリンス状に形成してもよい。図5に示すように、頂面遮蔽体14は、嵌合構造と頂面遮蔽体14の支持構造とを兼ねた頂面遮蔽体嵌合部14aを有しているが、他の部材を用いて嵌合や支持を行う場合、頂面遮蔽体嵌合部14aは不要である。
放射線検出器21は、複数の放射線検出素子21aが2次元的(m×nのマトリックス状)に配列された構成を有する位置有感型のガンマ線検出器である。放射線検出器21は、例えば、放射線検出素子21aとして半導体素子(シリコン、ゲルマニウム、CdTe、CdZnTe、TlBr、HgI2、GaAs等)を用いた半導体放射線検出器である。放射線検出素子21aとしては、NaI(Tl)、CsI(Tl)、GSO(Ce)、LSO(Ce)、BGOなどの結晶シンチレータに光デバイス(光電子増倍管、フォトダイオード、アバランシェフォトダイオード、ガイガーモードアバランシェフォトダイオードなど)を結合させたものを用いてもよい。
放射線検出素子21aは、これに入射するガンマ線と相互作用し、フロントエンド回路22にパルス状の電気信号を出力する。フロントエンド回路22は、放射線検出器21から入力される電気信号にガンマ線が検出された放射線検出素子21aの識別情報(以下、素子IDと称する。)を対応させた情報を信号処理基板30に出力する。信号処理基板30に設けられた信号処理回路は上記素子IDに基づき、m×nのマトリックスのうちいずれの放射線検出素子21aによってガンマ線が検出されたのかを特定することができる。信号処理基板30は、フロントエンド回路22から送られてくる素子ID、検出時刻、及び放射線のエネルギー等を入力として所定の処理を行い、パーソナルコンピュータ等の情報処理装置に処理の結果を送信する。また信号処理基板30は、情報処理装置から送られてくる命令に従って所定の処理(測定開始処理、測定終了処理等)を行う。
図5に示すように、ピンホールコリメータ11は、外観略裁頭円錐状かつ筒状の遮蔽構造111を有する。遮蔽構造111の内部には、測定対象であるガンマ線が入射される入射孔11a(ピンホール)が設けられている。
遮蔽体10は、ピンホールコリメータ11の視野外の方向から飛来するガンマ線(入射孔11aを透過するガンマ線)が放射線検出器21に入射するのを防ぐ目的で設けられる。遮蔽体10は、鉛やタングステンなどのガンマ線を遮蔽する能力に優れた素材を用いて構成されている。
以下、地表から上空に向かって放射される放射線を測定すべく放射線検出装置1が無人ヘリコプタ等の飛行体に搭載される場合を想定し、放射線検出装置1は、ピンホールコリメータ11が下方(地表方向(−Z方向))を中心とした視野方向から飛来する放射線を捉えて放射線検出器21の検出面211に投影するように位置決めされているものとする。
本実施形態では、遮蔽体10の各部を最適な厚さに、即ちその各部の厚みを、夫々において放射線検出器21に向かって飛来することが想定されるガンマ線のエネルギーに応じた厚みに設定することにより、放射線検出装置1の軽量化を図っている。以下、遮蔽体10の各部(側面底部遮蔽体12の側面、側面上部遮蔽体13の側面、及び頂面遮蔽体14の側面)の厚み(以下、「遮蔽厚」とも称する。)の決定方法について具体的に説明する。
遮蔽厚の決定に際してはいわゆるスカイシャインの影響を考慮する。スカイシャインとは、地表から放出されたガンマ線(以下、「直達ガンマ線」とも称する。)のうち、空気と相互作用することによって散乱されたガンマ線(以下、「散乱ガンマ線」とも称する。)が飛来する現象のことである。放射線検出装置1によって地表から飛来する直達ガンマ線を精度よく測定するには、散乱ガンマ線の放射線検出器21への入射を確実に防ぐ必要がある。尚、遮蔽厚の決定に際しては、散乱後のガンマ線(散乱ガンマ線)のエネルギーは散乱前のガンマ線に比べて小さくなりエネルギーが小さいガンマ線の遮蔽に必要な遮蔽厚は薄くすることができる、ガンマ線が遮蔽体10の側面に斜めに入射する場合は側面に垂直に入射する部分に比べて遮蔽厚を薄くすることができる、といった事情についても考慮するものとする。
図6は放射線検出器21の方向に飛来することが想定されるガンマ線の様子を描いた図である。以下、同図とともに遮蔽厚の具体的な決定方法について説明する。尚、同図には放射線検出装置1が備える構成のうち説明に必要な構成のみを示している。以下では、説明の簡単のため、一例として、タングステン(元素記号W)を素材する遮蔽体10により、ガンマ線(セシウム137(元素記号Cs137)が放出するエネルギー(662keV(キロエレクトロンボルト))を1/100に減衰させる場合について説明するが、ガンマ線のエネルギーは必ずしもこの値に限定されない。またガンマ線のエネルギーは必ずしも単一であるとは限らない。
まず側面底部遮蔽体12の遮蔽厚の決定方法について、水平方向(XY平面(地表面)に平行な方向)から飛来する直達ガンマ線であるガンマ線G2を遮蔽する場合を例として説明する。ここでガンマ線G2のエネルギー(662keV)に対するタングステンの線減弱係数は1.88/cmであるので、透過率を1/100にするような側面底部遮蔽体12の遮蔽厚(図5のL1)は、
L1=Log e(1/100)÷1.88=2.44cm ・・・式1
と求められる。尚、ここでは線減弱係数がコヒーレントな散乱を含むものとして求めたが、コヒーレントな散乱を除いて求めてもよい。また線減弱係数はビルドアップ係数を考慮して求めてもよい。またガンマ線G2が地表から放射されたものであるとすれば、ガンマ線G2はその飛来方向(水平方向)から遙か遠方から飛来したものと推定されるので空気減衰の影響を考慮して遮蔽厚を決定するようにしてもよい。例えば、空気減衰によってガンマ線量が1/2になると仮定し、透過率を1/50として遮蔽厚を求めてもよい。ガンマ線G2のように水平方向から飛来するガンマ線の放射線検出器21への入射を確実に防ぐため、側面底部遮蔽体12の上面121の高さは少なくとも放射線検出器21の上面212の高さ以上とすることが好ましい。
続いて側面上部遮蔽体13の遮蔽厚の決定方法について、図6に示す、散乱ガンマ線G3S、散乱ガンマ線G4S、及び散乱ガンマ線G5Sを遮蔽する場合を例として説明する。
まず側面上部遮蔽体13の底面における遮蔽厚(図5のL2(以下、「下底」とも称する。))については、例えば、図6に示す散乱ガンマ線G3S及び散乱ガンマ線G4Sを考慮して、次のようにして決定する。
まず散乱ガンマ線G3Sは、地表から垂直上方に放射されたガンマ線G3が点P3に存在する空気と相互作用することにより水平方向に散乱されたものであるので、次式(コンプトン散乱の関係式)より、散乱ガンマ線G3Sのエネルギーは
散乱後のガンマ線のエネルギー
=Eγ÷(1+(1―cosθ)×Eγ÷511keV)=288keV
・・・式2
と求められる。尚、上式において、Eγは散乱前のガンマ線エネルギー、θは散乱角(散乱前のガンマ線の進行方向と散乱後のガンマ線の進行方向との間の角度(散乱ガンマ線G3Sの場合は90度))である。ここで上記288keVのエネルギーを持つガンマ線に対するタングステンの線減弱係数は6.75/cmであるので、透過率を1/100にする遮蔽厚L2は、
L2=Log e(1/100)÷6.75=0.68cm ・・・式3
と求められる。
一方、散乱ガンマ線G4Sは、地表から水平線(地表面)に対して角度D4の方向に放射されたガンマ線G4が点P4に存在する空気と相互作用して散乱角D4Sで散乱されたものである。散乱ガンマ線G4Sのエネルギーは散乱角D4Sで決定される。ここで散乱角D4Sと角度D4は等しく、散乱角D4S(=角度D4)を20度とすれば、式2から散乱ガンマ線G4Sのエネルギーは614keVとなり、透過率を1/100にする遮蔽厚L2は2.53cmと求められる。尚、角度D4S(=角度D4)は0度から180度の間の値をとるが、角度D4が小さいほど散乱ガンマ線のエネルギーは大きくなる。また、角度D4が小さいほどガンマ線は遠方の地表から飛来していることになり、飛程は長くなると考えられる。空気中を進行するガンマ線は一定の割合で空気に吸収され、飛程が長くなると空気減衰の影響が大きくなる。そこで、例えば、角度D4が40度より小さい場合は空気による減衰効果により点P4に到達しないものと仮定し、角度D4(=散乱角D4S)が40度の場合の遮蔽厚L2を求めると、散乱ガンマ線G4Sのエネルギーは508keVとなり、透過率を1/100にする遮蔽厚L2は1.77cmと求められる。
以上によれば、遮蔽厚L2(下底)は1.77cm以上であればよいことがわかる。但し、実際には角度D4が0度から180度の値を持ったガンマ線が存在するので、例えば、情報処理装置(コンピュータ)によるシミュレーションを行ってより厳密に遮蔽厚L2を決定するようにしてもよい。上記シミュレーションでは、例えば、地表の十分に広い範囲に均一に放射性物質が存在するものとし、各放射性物質は4π方向に放射線を放出するものとし、ガンマ線は空気に対して所定の散乱確率で反応するものとし、散乱角度は所定の確率で決定されるものとして、遮蔽なしで入射するガンマ線の数が1/100になる遮蔽厚を求める。
側面上部遮蔽体13の頂面近傍における遮蔽厚(図5のL3(以下、「上底」とも称する。))については、例えば、図6に示す散乱ガンマ線G5Sを考慮して次のようにして決定する。散乱ガンマ線G5Sは、地表から水平線(地表面)に対して角度D5の方向に放射されたガンマ線G5が点P5に存在する空気と相互作用して散乱角D5Sで散乱されたものである。図6に示すように、散乱ガンマ線G5Sと水平線(放射線検出器21の上面)との間の角度はD5Iであり、散乱角D5Sは、角度D5と角度D5Iの和となる。角度D5Iは放射線検出器20の形状や位置と側面上部遮蔽体13の形状や位置等から決定される。本例では、角度D5Iは、側面上部遮蔽体13に散乱ガンマ線G5Sが入射する部分から最も離れた放射線検出器21の部分から上底の放射線検出器21から最も離れた端部に引いた線分と水平線との間の角度である。
ここで角度D5が40度、角度D5Iが40度であると仮定して説明すると、散乱角D5Sは80度(=角度D5+角度D5I)となり、散乱ガンマ線G5Sのエネルギーは320keVと求められ、透過率を1/100にする遮蔽厚は0.84cmと求められる。そして散乱ガンマ線G5Sは側面上部遮蔽体13を角度D5Iの角度で斜めに透過するので、遮蔽厚(図5のL3(上底))は0.84cm×cos(D5I)=0.84cm×cos40度=0.64cmと求められる。
以上より、遮蔽厚L2(下底)(=1.77cm)に対して遮蔽厚L3(上底)(=0.64)となり、側面上部遮蔽体13の遮蔽厚は上方ほど薄くできることがわかる。尚、側面上部遮蔽体13の断面形状は、前述の通り遮蔽厚L2を下底とし遮蔽厚L3を上底とする台形形状としてもよいし、側面上部遮蔽体13の高さごとに角度D5Iを求めて高さごとに遮蔽厚を決定するようにしてもよい。後者の場合、断面形状のうち上記台形形状の斜辺13aに対応する部分は曲線になり、飛来が想定されるガンマ線のエネルギー、遮蔽材の材質、想定する遮蔽効果、ガンマ線が地表から放射される際の水平線との角度などによって上に凸の曲線または下に凸の曲線となる。例えば、地表から水平線(地表面)に対して角度40度で放射された662keVのガンマ線の散乱ガンマ線を、タングステンを素材とする遮蔽体で1/100にする場合は下に凸の曲線になる。この場合、加工性等を考慮して側面上部遮蔽体13の断面形状を上記曲線に近似する斜辺13aを有する台形形状で代替させれば遮蔽厚は斜辺13aに相当する部分が曲線の場合に比べて厚くなり、十分な遮蔽性能が得られる。一方、上記曲線が上に凸となる場合に同様に台形形状で代替させると遮蔽厚は斜辺13aに相当する部分が曲線の場合に比べて薄くなってしまうが、この場合は適宜遮蔽厚を増大させて必要とされる遮蔽性能が得られるようにすればよい。
続いて、頂面遮蔽体14の遮蔽厚(図5のL4)の決定方法について説明する。ここでは図6に示す散乱ガンマ線G6Sを遮蔽する場合を例として説明する。散乱ガンマ線G6Sは、地表から水平線(地表面)に対して角度D6の方向に放射されたガンマ線G6が点P6に存在する空気と相互作用して散乱角D6Sで散乱されたものである。角度D6Iは、放射線検出器21と頂面遮蔽体14の位置関係から所定の角度範囲をとりうる。例えば、角度D6Iが角度50度〜130度の値をとりうる場合、散乱ガンマ線G6Sのエネルギーが最大になるのは角度D6Iが50度のときである。この場合、角度D6を40度とすれば散乱角D6Sは90度(角度D6I+角度D6)であり、散乱ガンマ線G6Sの遮蔽に必要な遮蔽厚は0.68cmとなる。このとき、散乱ガンマ線G6Sは頂面遮蔽体14を斜めに透過するので、頂面遮蔽体14の厚さ(図1のL4)は0.68cm×sin(D6I)=0.84cm×sin50度=0.52cmと求められる。
また角度D6Iがより大きな値をとる場合、散乱ガンマ線のエネルギーは小さくなるが、頂面遮蔽体14を垂直に透過することになるのでその分、散乱ガンマ線は頂面遮蔽体14を透過しやすくなる。例えば、角度D6Iが90度のとき散乱ガンマ線G6Sを1/100にする遮蔽厚は0.34cmとなり、角度D6Iが50度のときに比べて遮蔽厚は薄くなる。尚、角度D6Iが最小角度から90度の範囲をとりうる場合の頂面遮蔽体14の遮蔽厚(図1のL4)はある角度D6Iで極大値を持つ可能性がある。そこで安全をとり、散乱ガンマ線G6Sのエネルギーを、角度D6Iが最小の50度である場合について、散乱ガンマ線G6Sは頂面遮蔽体14を垂直に透過するものとして、即ち頂面遮蔽体14を斜めに透過することによる効果を考慮せずに計算すれば、頂面遮蔽体14の遮蔽厚(図1のL4)は0.68cmと求められる。尚、頂面遮蔽体14の厚さ(図1のL4)を極大にする角度D6Iを求めて遮蔽厚を求めるようにしてもよい。角度D6Iが最小角度である場合に散乱ガンマ線G6Sを1/100にする遮蔽厚を求め、これにsin(D6I)を乗算した値を実際の遮蔽厚としてもよい。前述と同様、情報処理装置によるシミュレーションを実施して遮蔽厚を求めてもよい。以上では頂面遮蔽体14の厚みが一様であるものとしているが、例えば、頂面遮蔽体14の上面を曲面としてより厳密に遮蔽厚を決定するようにしてもよい。
ピンホールコリメータ11の遮蔽構造111は、入射孔11aを介して入射するガンマ線以外のガンマ線が放射線検出器21に入射するのを防ぐべく、鉛やタングステン等を素材として構成されている。例えば、直達ガンマ線(662keV)をタングステンを素材とする遮蔽板により1/100にする場合を想定すれば、遮蔽構造111の厚みは側面底部遮蔽体12の遮蔽厚(図1のL1)を求めたときと同様の方法で計算すると遮蔽厚は2.44cmと求められる。
放射線源から放出されたガンマ線は、入射孔11aを通過してピンホールコリメータ11の内部に入射すると放射線検出器21に像を形成し(放射線検出素子21aのいずれかによりガンマ線が検出され)、この像に対応する位置に存在する放射線検出素子21aからパルス状の電気信号が出力される。そしてこの電気信号はフロントエンド回路22によって放射線検出素子21aの素子IDと対応付けられ、後述する信号処理基板30に出力される。
図6のガンマ線G1のように北方(−X方向)から飛来するガンマ線は、放射線検出器21の南方(+X方向)に位置する放射線検出素子21aによって検出される。また東方(+Y方向)から飛来するガンマ線(不図示)は、放射線検出器21の西方(−Y方向)に位置する放射線検出素子21aによって検出される。このように、ピンホールコリメータ11に入射するガンマ線は、東西南北の位置関係が反転した状態で放射線検出器21に検出される。
光学カメラ40は、例えば、CCD(Charge Coupled Device)カメラであり、測定対象の被写体を撮像して光学画像を取得する。光学カメラ40は、ピンホールコリメータ11とその撮像範囲が一致するように設定されており、入射孔11aの視野内に存在する被写体を撮像する。光学カメラ40による撮像結果(光学画像)と、ピンホールコリメータ11を透過したガンマ線を放射線検出モジュール20で検出した測定結果(放射線源の分布)とを重ね合わせることで、ガンマ線源が存在する方向や位置を特定することができる。
ところで、ガンマ線の測定に際しては、透過力の強い宇宙線等が遮蔽体10を透過してバックグラウンドとなることがあり、測定精度を向上するには測定したガンマ線からバックグラウンドを差し引く必要がある。そこでバックグラウンドを簡便に測定することができるように、例えば、図4に示すように、ピンホールコリメータ11の入射孔11aを塞ぐように鉛やタングステン等のガンマ線の遮蔽能力に優れた素材で構成されたバックグランド遮蔽体60をピンホールコリメータ11に脱着可能に設けてもよい。バックグラウンド遮蔽体60の全体形状は、例えば、円柱状、直方体状などとする。バックグラウンド遮蔽体60は、例えば、支持部材61とともに、ネジ固定、Iボルト固定、爪嵌合、着磁による嵌合などによりケース50に固定し、ピンホールコリメータ11の入射孔11aに脱着可能な状態とする。
バックグラウンド遮蔽体60は可能な限り軽量であることが望ましい。そのため、例えば、バックグラウンド遮蔽体60の水平方向の長さは入射孔11aの視野を完全に塞げる程度の長さとする。また入射孔11aの径が下方ほど末広がりになっていることに着目し、バックグラウンド遮蔽体60の径が下方ほど拡大するようにしてもよい。この場合、バックグラウンド遮蔽体60の全体形状は円錐形や裁頭円錐状となる。またバックグラウンド遮蔽体60をなるべくピンホールコリメータ11に接近させてバックグラウンド遮蔽体60の底面径の短縮化を図ってもよい。バックグラウンド遮蔽体60を軽量化することで放射線検出装置1をバックグラウンド遮蔽体60とともに飛行体に搭載することが可能になり、放射線の測定を行う位置で同時にバックグラウンドの測定を実施することができ、測定精度を向上することができる。また同じ放射線検出装置1を用いてバックグラウンドの測定と測定対象からの放射線の測定の双方を実施することができ、装備の簡素化や放射線の測定にかかるコストの低減を図ることができる。
以上に説明したように、本実施形態の放射線検出装置1によれば、重量の増大を抑えつつ、測定しようとする方向以外の方向から飛来する放射線を確実に遮蔽することができる。そのため、測定精度を維持しつつ放射線検出装置1を可搬重量(ペイロード)の小さな飛行体に吊り下げて上空から放射線の飛来方向の分布を効率よく測定することができる。また遮蔽体10を薄くすることができるので、その分、放射線検出装置1の製造コストを抑えることができる。
ところで、本発明は上記した実施例に限定されるものではなく、様々な変形例が含まれる。例えば、上記した実施例は本発明を分かりやすく説明するために詳細に説明したものであり、必ずしも説明した全ての構成を備えるものに限定されるものではない。また、ある実施例の構成の一部を他の実施例の構成に置き換えることが可能であり、また、ある実施例の構成に他の実施例の構成を加えることも可能である。また、各実施例の構成の一部について、他の構成の追加、削除、置換をすることが可能である。
例えば、放射線検出素子21aは、必ずしも複数でなくてよく、また放射線検出器21は必ずしもマトリックス状でなくてよい。またピンホールコリメータ11に代えて、放射線の飛来方向のうち特定の方向のみが開口するコリメータを用いてもよい。
光学系はピンホール光学系に限られず、例えば、マルチピンホールコリメータ・符号化開口マスク・コンプトン運動学を利用した光学系等の他の光学系であってもよい。
ピンホールコリメータ11の視野は下方以外の方向を向いていてもよい。例えば、本発明は、上方からスカイシャインによる散乱ガンマ線が飛来する可能性のある状況で水平向から飛来する放射線を測定するような場合に適用することもできる。
放射線検出モジュール20の形態は前述したものに限られず、例えば、直方体状、円柱状、球体状、半球体状等の他の形態であってもよい。また遮蔽体とコリメータとによって構成される内部空間(放射線検出モジュール20が格納される内部空間)の形態も前述したものに限られない。
以上では遮蔽体10の透過率を1/100にする場合を例として説明したが、透過率ではなく透過数に基づき遮蔽厚を決定するようにしてもよい。またピンホールコリメータ11の透過率を1/200にするなど、遮蔽体や遮蔽構造ごとに透過率を設定してもよい。
以上ではガンマ線が地表から放射される角度(角度D4、角度D5、角度D6)を特定の値に固定して計算を行っているが、複数の角度で飛来する放射線の夫々に重みを設定して計算を行ってもよい。
以上では放射線がガンマ線である場合を例として説明したが、以上の構成は放射線が他の種類の放射線(アルファ線、ベータ線、X線等)である場合に広く適用することができる。
1 放射線検出装置、10 遮蔽体、11 ピンホールコリメータ、11a 入射孔、111 遮蔽構造、12 側面底部遮蔽体、13 側面上部遮蔽体、13a 斜辺、14 頂面遮蔽体、14a 頂面遮蔽体嵌合部、20 放射線検出モジュール、21 放射線検出器、21a 放射線検出素子、22 フロントエンド回路基板、30 信号処理基板、40 光学カメラ、50 ケース、50a 足部、51 上蓋、51a 吊り下げ用フック、60 バックグランド遮蔽体、61 支持部材

Claims (11)

  1. コリメータを介して入射する放射線を検出する放射線検出器と、
    前記放射線検出器の周囲に設けられ、前記コリメータの視野外の方向から飛来する放射線の前記放射線検出器への入射を防ぐための遮蔽体と、
    を備え、
    前記遮蔽体の各部の厚みが、夫々を通って前記放射線検出器に到達する可能性のある放射線のエネルギーに応じた厚みに設定されている
    ことを特徴とする放射線検出装置。
  2. 請求項1に記載の放射線検出装置であって、
    前記コリメータは、地表から上空に向かって放射される放射線を前記放射線検出器に入射させるように視野が設定され、
    前記放射線検出器は、前記コリメータの上方に設けられ、
    前記放射線検出器よりも上方に位置する前記遮蔽体の部位の厚みが、前記放射線検出器の水平方向に位置する前記遮蔽体の部位の厚みよりも薄い
    ことを特徴とする放射線検出装置。
  3. 請求項2に記載の放射線検出装置であって、
    前記放射線検出器よりも上方に位置する前記遮蔽体の部位の厚みが、段階的にもしくは連続的に、上方に位置する部位ほど薄くなるように設定されている
    ことを特徴とする放射線検出装置。
  4. 請求項2に記載の放射線検出装置であって、
    前記遮蔽体は、前記放射線検出器の水平方向周囲を囲む筒状の側面底部遮蔽体、及び前記側面底部遮蔽体の上に前記側面底部遮蔽体と同軸に設けられる筒状の側面上部遮蔽体を含み、
    前記側面上部遮蔽体の側面の厚みが、前記側面底部遮蔽体の側面の厚みよりも薄い
    ことを特徴とする放射線検出装置。
  5. 請求項4に記載の放射線検出装置であって、
    前記側面上部遮蔽体の側面の厚みが、段階的にもしくは連続的に、上方に位置する部位ほど薄くなるように設定されている
    ことを特徴とする放射線検出装置。
  6. 請求項4に記載の放射線検出装置であって、
    前記遮蔽体は、前記側面上部遮蔽体の上部開口を塞ぐように設けられる平板状の頂面遮蔽体を更に含み、
    前記頂面遮蔽体の厚みが、前記側面底部遮蔽体の側面の厚みよりも薄い
    ことを特徴とする放射線検出装置。
  7. 請求項1乃至6のいずれか一項に記載の放射線検出装置であって、
    前記遮蔽体の厚みが、前記放射線検出器に向けて飛来する可能性のある、地表から放射された放射線が空気と散乱することにより生じた放射線のエネルギーに応じた厚みに設定されている
    ことを特徴とする放射線検出装置。
  8. 請求項1乃至6のいずれか一項に記載の放射線検出装置であって、
    前記コリメータは、当該コリメータの視野外の方向から飛来する放射線が前記放射線検出器に入射するのを防ぐための遮蔽構造を備える
    ことを特徴とする放射線検出装置。
  9. 請求項1乃至6のいずれか一項に記載の放射線検出装置であって、
    バックグラウンドの測定に際して前記コリメータの入射孔に放射線が入射するのを防ぐための遮蔽機構を備える
    ことを特徴とする放射線検出装置。
  10. 請求項1乃至6のいずれか一項に記載の放射線検出装置であって、
    前記放射線はガンマ線である
    ことを特徴とする放射線検出装置。
  11. 請求項1乃至6のいずれか一項に記載の放射線検出装置であって、
    当該放射線検出装置を飛行体に搭載して地表から上空に向かって放射される放射線を測定する際に当該放射線検出装置を飛行体に吊り下げるための吊り下げ機構を備える
    ことを特徴とする放射線検出装置。
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