JP2015160823A - 2−シアノフェニルボロン酸誘導体の製造方法 - Google Patents

2−シアノフェニルボロン酸誘導体の製造方法 Download PDF

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Abstract

【課題】2−シアノフェニルボロン酸誘導体(2)の合成方法を提供。
【解決手段】アルカリ金属塩及びリチウム2,2,6,6−テトラメチルピペリジド存在下、芳香族ニトリル(1)及びトリアルコキシボランを反応させる合成方法。


【選択図】なし

Description

本発明は、医薬、電子材料の原料となりうる、2−シアノフェニルボロン酸誘導体の製造方法に関する。
2−シアノフェニルボロン酸及びその誘導体は、鈴木カップリング反応に使用される、医薬、液晶などの電子材料の原料として有用である。
一般的なボロン酸の製造法としては、(1)アリールシランやアリールスタンナン化合物と三臭化ホウ素とのトランスメタル化反応後に加水分解する方法、(2)ハロゲン化アリールやアリールトリフレートとピナコールボランまたはビスピナコールジボレートとを遷移金属触媒を用いてカップリングする方法、(3)ハロゲン化アリールをアリールマグネシウムハロゲン化物やアリールリチウムなどの有機金属化合物に変換した後、トリアルコキシボランと反応させる方法などが知られている。
工業的に製造する方法として(3)の方法が一般に用いられているが、ボロン酸のなかでもニトリル基を含有するボロン酸類は、有機マグネシウム化合物がニトリル基と反応するため、n−ブチルリチウムとハロゲン化ベンゾニトリルとを低温で反応させる方法が一般に用いられている。しかし、2−シアノフェニルボロン酸は、n−ブチルリチウムを用いても低収率でしか得られないことも知られている。
特許文献1には、2−ブロモベンゾニトリルをt−ブチルリチウムと反応させ、目的物である2−シアノフェニルボロン酸を収率よく得る方法が記載されている(Preparative Example 1)。特許文献1には別法として、ハロゲン化ベンゾニトリルをピナコールボランやビスピナコールジボランと貴金属触媒を用いてカップリングし、目的の2−シアノフェニルボロン酸のピナコールエステルを得る方法も挙げられる(Preparative Example 2)。
非特許文献1には ベンゾニトリルを原料としたリチウム2,2,6,6−テトラメチルピペリジドによるオルトリチオ化反応を経由して、さらにネオペンチルグリコールでエステル化、得られる有機相を乾固することで、2−シアノフェニルボロン酸のネオペンチルグリコールエステルが得られることを報告している。
特許文献2では、反応液を酸性水溶液で処理する際に、水相のpHを7未満にすることで、水が存在する系においてもN−ベンゾイル−2,2,6,6−テトラメチルピペリジンへの加水分解が起こらず、1−フェニル−1−(2,2,6,6−テトラメチルピペリジン−1−イル)メチルイミンが安定に存在し、引き続き有機溶媒による抽出を行うことにより副生成物である1−フェニル−1−(2,2,6,6−テトラメチルピペリジン−1−イル)メチルイミンを安定かつ選択的に酸性水相へ抽出することにより、高純度で2−シアノフェニルボロン酸を得る方法も報告されている。
特許文献3では、ベンゾニトリルのオルトリチエーション反応において、ニトリルへの付加反応を抑制する方法としてリチウムマグネシウムジ−2,2,6,6−テトラメチルピペリジドを用いる方法が報告されている。
また非特許文献2では、リチウム2,2,6,6−テトラメチルピペリジドとトリイソブチルアルミニウムを用いて、ニトリル位への付加反応を抑制し、ベンゾニトリルのオルトリチエーション反応を実施する方法が報告されている。
欧州特許EP−0675118A明細書 日本特許5209183 特表 2010−516649
Organic Lett. 3(10), 1435-1437(2001) J.Am.Chem.Soc. 2004, 126, 10526-10527
しかしながら、特許文献1に記載の方法では原料の2−ブロモベンゾニトリルおよびt−ブチルリチウムが高価であることや、分離の困難な2−シアノ−3−ブロモフェニルボロン酸等が副生し、純度が向上しないなどの問題があった。特許文献1に記載の別法では、原料のハロゲン化ベンゾニトリルおよびピナコールボラン原料が高価であり、また、カップリングに高価な触媒を必要とするため、工業的な製法としては問題がある。
非特許文献1に記載の方法では、リチウム2,2,6,6−テトラメチルピペリジドがベンゾニトリルのニトリル基に付加反応が進行し、N−ベンゾイル−2,2,6,6−テトラメチルピペリジンが20〜25%程度副生し2−シアノフェニルボロン酸の収率及び純度が低下する問題がある。
特許文献2に記載の方法も、副反応に起因して収率は57.4%と低いものであった。
特許文献3に記載の製法についても、収率が66%と低く満足いくものではなかった。
非特許文献2に記載の造方法では、活性種がトリアルコキシボランと反応がほとんど進行しない。その為、ボロン酸合成に応用できない事を本発明者らは確認している(比較例参照)。また、特許文献3及び非特許文献2に記載の方法は、共に高価な2,2,6,6−テトラメチルピペリジンを過剰量(2当量)使用する必要があるという点でも問題があった。
そこで本発明が解決しようとする課題は、リチウム2,2,6,6−テトラメチルピペリジドを用いる2−シアノフェニルボロン酸誘導体の製造方法において、リチウム2,2,6,6−テトラメチルピペリジドを過剰量使用することなく、かつニトリル基付加の副反応を抑制しつつ、高収率かつ低コストで2−シアノフェニルボロン酸誘導体を製造できる方法を提供することである。
本発明者は前述の問題に鑑み鋭意検討を行った。その結果、アルカリ金属及びリチウム2,2,6,6−テトラメチルピペリジドの存在下に、芳香族ニトリル及びトリアルコキシボランを反応させることにより、リチウム2,2,6,6−テトラメチルピペリジドを過剰量使用することなく、かつリチウム2,2,6,6−テトラメチルピペリジドのニトリル基への付加反応を抑制しつつ、高収率で2−シアノフェニルボロン酸及びその誘導体が得られるという本発明を完成するに至った。
すなわち、本発明は以下の記載を要旨とする2−シアノフェニルボロン酸及びその誘導体の製造方法に関するものであり、
(1) 一般式(1):
(式中、R、R、R及びRは、各々同一でもよく異なっていてもよい、水素、C1〜C12のアルキル基、C1〜C12のアリール基及びC1〜C12のアラルキル基からなる群から選ばれる炭化水素基、又はハロゲン原子である。)で示される芳香族ニトリルを、アルカリ金属塩及びリチウム2,2,6,6−テトラメチルピペリジドの存在下、トリアルコキシボラン(但し、アルコキシ基は炭素原子1〜6である)と反応させることを含む、一般式(2):
(式中、R、R、R及びRは、前記と同義である)
で示される2−シアノフェニルボロン酸誘導体の製造法。
(2)前記リチウム2,2,6,6−テトラメチルピペリジドは、2,2,6,6−テトラメチルピペリジン及びC1〜C6のアルキルリチウムから調製される、(1)に記載の製造法。
(3)前記C1〜C6のアルキルリチウムが、n−ブチルリチウムである、(2)に記載の製造法。
(4)前記C1〜C6のアルキルリチウムは、2,2,6,6−テトラメチルピペリジンに対して0.8以上1.1モル以下で使用される、(2)又は(3)に記載の製造法。
(5)前記アルカリ金属塩がアルカリ金属のハロゲン化物である、(2)〜(4)のいずれか1項に記載の製造法。
(6)前記アルカリ金属塩はリチウム2,2,6,6−テトラメチルピペリジドに対して0.5当量以上で使用される、(1)〜(5)のいずれか1項に記載の製造法。
(7)(1)〜(6)のいずれか1項に記載の方法を実施して前記一般式(2)で示される2−シアノフェニルボロン酸誘導体を得る工程、及び
前記工程で得られた一般式(2)で示される2−シアノフェニルボロン酸誘導体をC1〜C8のモノアルコール又はジオールと反応させてエステル化する工程を含む、一般式(3):
(式中R、R、R及びRは前記と同義であり、Rは炭素数1〜8のアルキル基であり、互いに結合して環を形成していても良い)
で示される2−シアノフェニルボロン酸エステル誘導体の製造法。
(8)ジオールが1,3−プロパンジオールである事を特徴とする(7)に記載の製造法。
本発明の方法によれば、2−シアノフェニルボロン酸誘導体を従来製法よりも高収率かつ低コスト得ることができる。
<一般式(2)の製造方法>
以下に本発明を詳細に説明する。
一般式(2)で示される2−シアノフェニルボロン酸誘導体の製造方法は、一般式(1)で示される芳香族ニトリルを、アルカリ金属塩及びリチウム2,2,6,6−テトラメチルピペリジドの存在下、トリアルコキシボラン(但し、アルコキシ基は炭素原子1〜6である)と反応させることを含む方法である。本発明の製造方法は、上記反応をアルカリ金属塩及びリチウム2,2,6,6−テトラメチルピペリジドの存在下で行うことが特徴である。
一般式(1)又は(2)のR、R、R及びRは、各々同一でもよく異なっていてもよい、水素、C1〜C12のアルキル、C1〜C12のアリール及びC1〜C12のアラルキル基からなる群から選ばれる炭化水素基、又はハロゲン原子である。R、R、R及びRは、具体的には、例えば、水素原子、メチル基、エチル基、イソプロピル基、シクロアルキル基、アリール基、フッ素、塩素、臭素、ヨウ素等を表す。これらの中で好ましくは、メチル基、エチル基、イソプロピル基などのアルキル基、水素原子が挙げられる。
一般式(1)で示される具体的な化合物としては、ベンゾニトリル(R、R、R及びRの全てが水素原子である)、1−シアノ−4−メチルベンゼン(R、R及びRが水素原子であり、Rがメチル基である)、及び1−シアノ−4−フルオロベンゼン(R、R及びRが水素原子であり、Rがフッ素原子である)等が挙げられる。これらの化合物は、何れも公知の化合物である。一般式(2)で示される具体的な化合物としては、上記一般式(1)で示される具体的な化合物を原料とする2−シアノフェニルボロン酸(R、R、R及びRの全てが水素原子である)、2−シアノ−5−メチルフェニルボロン酸(R、R及びRが水素原子であり、Rがメチル基である)、及び2−シアノ−5−フルオロフェニルボロン酸(R、R及びRが水素原子であり、Rがフッ素原子である)等が挙げられる。
アルカリ金属塩に関しては、具体的には、塩化リチウム、臭化リチウム、フッ化リチウム、ヨウ化リチウム、硝酸リチウム、硫酸リチウム、炭酸リチウム、フッ化ナトリウム、塩化ナトリウム、臭化ナトリウム、ヨウ化ナトリウム、硝酸ナトリウム、塩化カリウム、臭化カリウム、フッ化カリウム、ヨウ化カリウム、硝酸カリウム、塩化セシウム、臭化セシウム、ヨウ化セシウム等が挙げられるが、好ましくは塩化リチウム、臭化リチウム、塩化カリウム、臭化ナトリウムが挙げられる。
リチウム2,2,6,6−テトラメチルピペリジドは、公知の合成法により得られたものを特に限定なく使用できる。例えば、2,2,6,6−テトラメチルピペリジン及びC1〜C6のアルキルリチウムの反応により調製される。2,2,6,6−テトラメチルピペリジンは公知の化合物であり、市販品を入手できる。C1〜C6のアルキルリチウムは、上記反応を容易に実施できるという観点からは、C4のn−ブチルリチウムであることが好ましい。n−ブチルリチウムは、操作の安全性を考慮すると、例えば、ヘキサン等の有機溶媒の溶液として用いることが適当である。n−ブチルリチウム以外のC1〜C6のアルキルリチウムとしては、例えば、s−ブチルリチウム、t−ブチルリチウム、メチルリチウム、エチルリチウム、n−プロピルリチウム、2,2−ジメチルプロピルリチウム、ヘキシルリチウムを挙げることができる。
上記リチウム2,2,6,6−テトラメチルピペリジド形成においては、前記C1〜C6のアルキルリチウムは、2,2,6,6−テトラメチルピペリジンに対して0.8以上1.1モル以下で使用され、好ましくは2,2,6,6−テトラメチルピペリジンに対して0.8以上1.05モル以下の範囲である。C1〜C6のアルキルリチウムの使用量をこの範囲にすることで、過剰量存在する場合であってもC1〜C6のアルキルリチウムがニトリル基に反応して副生物を生成することを抑制できるという利点がある。
リチウム2,2,6,6−テトラメチルピペリジドが、2,2,6,6−テトラメチルピペリジン及びn−ブチルリチウムから調製される場合、2,2,6,6−テトラメチルピペリジンに対して0.8以上1.1モル以下のn−ブチルリチウムを使用することが適当である。2,2,6,6−テトラメチルピペリジンに対してn−ブチルリチウムが過剰な場合にはn−ブチルリチウム自体がニトリル基に反応し副生物が生成する為、好ましくなく、2,2,6,6−テトラメチルピペリジンを僅かに過剰に使用することが好ましい。n−ブチルリチウムの使用量は、0.8以上1.05モル以下とすることがより好ましい。
アルカリ金属塩は、リチウム2,2,6,6−テトラメチルピペリジドに対して0.5当量以上で使用できる。好ましくはリチウム2,2,6,6−テトラメチルピペリジドに対して0.8〜1.5当量である。この範囲にすることで、リチウム2,2,6,6−テトラメチルピペリジドのニトリル基への付加反応を顕著に抑制できるという利点がある。
上記リチウム2,2,6,6−テトラメチルピペリジドは、例えば、2,2,6,6−テトラメチルピペリジンを含有する有機溶媒(例えば、THF、 ジエチルエーテル、メチル−t−ブチルエーテル、シクロペンチルメチルエーテル、トルエンなど)などに、C1〜C6のアルキルリチウムを添加することで形成することができる。C1〜C6のアルキルリチウムは、ヘキサン等の有機溶媒の溶液として滴下することが好ましい。さらにC1〜C6のアルキルリチウムの添加は、冷却下で行うことがさらに好ましい。より具体的には、2,2,6,6−テトラメチルピペリジンのTHF溶液にn−ブチルリチウムを添加することによりリチオ化し調製する方法が例示される。調製後のリチウム2,2,6,6−ピペリジドは溶液に完全に溶解している必要は無く、リチウム2,2,6,6−テトラメチルピペリジドの結晶を含むスラリー溶液として反応に使用することもできる。2,2,6,6−テトラメチルピペリジンを含有する有機溶媒にC1〜C6のアルキルリチウムを添加してリチウム2,2,6,6−テトラメチルピペリジドを調製する場合、2,2,6,6−テトラメチルピペリジンを含有する有機溶媒にアルカリ金属塩を共存させることもできる。アルカリ金属塩共存下に調製したリチウム2,2,6,6−テトラメチルピペリジドは、そのまま次のトリアルコキシボランとの反応に供することができる。
トリアルコキシボラン(但し、アルコキシ基は炭素原子1〜6である)としては、ボロン酸合成に一般的に使用される、例えば、トリメトキシボラン、トリエトキシボラン、トリイソプロポキシボランが例示される。特に好ましい例としてトリイソプロポキシボランが例示される。
一般式(1)で示される芳香族ニトリルを、アルカリ金属塩及びリチウム2,2,6,6−テトラメチルピペリジド存在下に、トリアルコキシボランと混合して、一般式(2)で示される2−シアノフェニルボロン酸を得る。
リチウム2,2,6,6−テトラメチルピペリジドは原料の一般式(1)で示される芳香族ニトリルに対して、例えば、0.9〜2モル比の間で使用できる。この範囲にすることで、高価な2,2,6,6−テトラメチルピペリジンの使用量を削減することができるという利点がある。
トリアルコキシボランは一般式(1)で示される芳香族ニトリルに対して0.9〜5モル比の間で使用できる。この範囲にすることで、ニトリル化合物からボロン酸への転化率を向上させることができるという利点がある。
2−シアノフェニルボロン酸誘導体合成の際の基質の添加順序は特に限定されないが、リチウム2,2,6,6−テトラメチルピペリジド及びオルトリチオ体の熱安定性を考慮すると、調製したリチウム2,2,6,6−テトラメチルピペリジド溶液にトリアルコキシボラン及び芳香族ニトリルを順次または同時添加する方法が好ましい。
反応に使用する溶媒は、活性プロトンを有していない溶媒から適宜選択することができる。無溶媒でも反応可能であるほか、トルエン等の芳香族炭化水素類、ジエチルエーテル、t−ブチルメチルエーテル、ジイソプロピルエーテル、THF等のエーテル類が例示される。特に好ましい例としてTHFが挙げられる。
反応温度としては、−100℃〜0℃の範囲が例示される。温度が−100℃より低いと反応が遅くなり、また温度が0℃より高いと副生成物(1−フェニル−1−(2,2,6,6−テトラメチルピペリジン−1−イル)メチルイミン)が多くなる為、好ましくない。特に好ましい温度として−80℃〜−20℃が例示できる。反応時間は、例えば、2〜5時間の範囲である。但し、この範囲に限定される意図ではなく、反応の進行度合等を考慮の上適宜決定できる。
一般式(2)で示される2−シアノフェニルボロン酸(反応生成物)は、そのままあるいは適宜精製した後に次の反応(用途)に使用することができる。例えば、後述するエステル誘導体の製造に用いることができる。
<一般式(3)の2−シアノフェニルボロン酸エステル誘導体の製造方法>
本発明は、上記本発明の一般式(2)で示される2−シアノフェニルボロン酸誘導体の製造方法を実施する工程、及びこの工程で得られた一般式(2)で示される2−シアノフェニルボロン酸誘導体をアルコールと反応させてエステル化する工程を含む、一般式(3)で示されるエステル誘導体の製造方法を包含する。
一般式(3)におけるRに関しては、炭素原子数1〜8の直鎖又は分岐アルキル基又はアリル基を表す。また、環状でも良く、具体的には、例えば、メチル基、エチル基、イソプロピル基、酸素を含み、環状の1,3−プロパンジオールエステル、ネオペンチルグリコールエステル、カテコールエステル、ピナコールエステル等が挙げられる。
上記本発明の一般式(2)で示される2−シアノフェニルボロン酸誘導体の製造方法により得られた2−シアノフェニルボロン酸誘導体は、単離又は単離することなく水に非混和性の有機溶媒(例えば:酢酸エチル、ジエチルエーテル、ジイソプロピルエーテル、t−ブチルメチルエーテル、シクロペンチルメチルエーテル、塩化メチレン等)に溶解した状態で、C1〜C8のモノアルコール又はジオールと反応させてエステル化することができる。エステル化反応は、通常のエステル化方法で実施できる。
モノアルコールの例としては、メタノール、エタノール、イソプロパノールを挙げることができ、ジオールの例としては、1,3−プロパンジオール、カテコール、ピナコール等を挙げることができる。モノアルコールを用いれば、一般式(3)におけるRは、これらのエステル体はアルキル基又はアリル基であり、ジオールを用いれば、一般式(3)におけるRは、環状のエステルとなる。一般式(2)で示される2−シアノフェニルボロン酸誘導体に対するモノアルコール又はジオールの使用量は、例えば、0.8〜2.0当量の範囲とすることができ、好ましくは0.9〜1.5当量の範囲とすることができる。
反応温度及び時間には特に制限はないが、例えば、50℃以下の範囲、好ましくは、15〜25℃で1分以上、好ましくは1分〜10時間の範囲、さらに好ましくは10分〜5時間の範囲で実施すことができる。
以下実施例にて、本発明の効果を示すが、本発明はこの実施例に限定されるものではない。
<分析条件>
液体クロマトグラフィー分析
試料溶液:2−シアノフェニルボロン酸の濃度が1mg/1ml以下の濃度となるように、サンプルを水/アセトニトリル=40:60(V/V)混合溶液に溶解した。
装置:東ソー高圧グラジエントシステム (東ソー株式会社製)
検出器:UV−8020 (東ソー株式会社製)
カラム:YMC−Pack Pro C18 RS(4.6mmφ×150mmL)
温度:40℃
移動相:A液: 水/アセトニトリル/70%過塩素酸(900/100/1 V/V/V)
B液:水/アセトニトリル/70%過塩素酸(100/900/1 V/V/V)
グラジエント法:B液 0分/5%→20分/5%→40分/100%→50分/100%
流量:1.0ml/min
検出波長:UV 230nm
注入量:10μl
定量分析条件
液体クロマトグラフィー分析:分析条件は上記と同等
試料溶液:酸洗浄後の有機相約400mgをアセトニトリル50mlに溶解した。
検量線作成:濃度既知の2−シアノフェニルボロン酸サンプルを用いて濃度高配をつけた検量線を作成(分析4点)
定量方法:試料溶液を分析後、作成した検量線から有機相濃度を算出し、有機相重量から2−シアノフェニルボロン酸の収率を算出する。
実施例1 2−シアノフェニルボロン酸の合成例
窒素置換した 300mlフラスコ中で、2,2,6,6−テトラメチルピペリジン7.88g(55.8mmol)、塩化リチウム2.77g(65.3mmol:2,2,6,6−テトラメチルピペリジンに対して1.17当量)にTHF100mlを加えたのち、−10℃で15%−n−ブチルリチウムヘキサン溶液24.2g(58.2mmol)を滴下してリチウム2,2,6,6−テトラメチルピペリジド溶液を調製した。この液を−50℃に冷却した後、トリイソプロポキシボラン10.93g(58.2mmol)を滴下し、続いてベンゾニトリル4.98g(48.3mmol)を滴下した後、同温度で3時間熟成した。反応液をHPLCで分析したところ、2−シアノフェニルボロン酸の面積%は98.6%、面積%で1.38%の1−フェニル−1−(2,2,6,6−テトラメチルピペリジン−1−イル)メチルイミンの副生が確認された。この反応液を、3N−HCl38mlに添加し加水分解を行った。 酢酸エチル150mlを加えて攪拌した後、酸相を分離した。有機相を0.2N−HCl 50mlで洗浄を行い、得られた有機相溶液をHPLCを用いて2−シアノフェニルボロン酸の定量を行った結果、2−シアノフェニルボロン酸が収率95.0%得られていることを確認した。また、1−フェニル−(2,2,6,6−テトラメチルピペリジン−1−イル)メチルイミンが面積%で0.45%含有していた。
実施例2〜7(2−シアノフェニルボロン酸の合成)
実施例1において、アルカリ金属塩、アルカリ金属塩の当量を変えたこと以外は実施例1と同様に反応を行った。その結果を表1に示す。また、比較例1についても表1に示す。
実施例8 2−シアノフェニルボロン酸エステルの合成
実施例1で得られた有機相に1,3−プロパンジオール3.69g(48.5mmol)を添加し、室温で1時間撹拌した。遊離した水相を分離した後エバポレーターにて溶媒を留去した。残留油状物にトルエン2ml、ヘプタン120mlを加えて、結晶を析出させた。得られた結晶をヘプタン30mlで洗浄後、乾燥を実施し、2−シアノフェニルボロン酸の1,3−プロパンジオールエステル(2−(1,3,2−ジオキサボリナン−2−イル)ベンゾニトリル)7.44g(収率:82.4%)を得た。この結晶には、1−フェニル−1−(2,2,6,6−テトラメチルピペリジン−1−イル)メチルイミンが0.40%含有していた。
比較例2:リチウム2,2,6,6−テトラメチルピペリジンと及びトリイソブチルアルミニウム(非特許文献2の方法でボロン酸合成を実施)
窒素置換した 300mlフラスコ中で、2,2,6,6−テトラメチルピペリジン7.53g(53.3mmol)、をTHF100mlに溶解したのち、−78℃で15%−n−ブチルリチウムヘキサン溶液20.8g(48.5mmol)を滴下し後、0℃にて30分熟成した。熟成後、−78℃に冷却した後、28%トリイソブチルアルミニウムヘキサン溶液35.6g(50.9mmol)を滴下し、滴下後、0℃にて30分熟成した。熟成後、−78℃に冷却してベンゾニトリル2.5g(24.2mmol)を滴下し、2時間熟成後、トリイソプロポキシボラン17.8g(94.6mmol)を加え、−78℃にて15分、−40℃にて2時間、室温にて40時間熟成したものの、2−シアノフェニルボロン酸の生成は確認されなかった。
比較例3:リチウムマグネシウムジ−2,2,6,6−テトラメチルピペリジド(特許文献3の方法でボロン酸合成を実施)
窒素置換した200mlフラスコ中に、削状マグネシウム0.77g(31.7mmol)、THF65ml加えた。1,2−ジクロロエタン3.17g(32.0mmol)を滴下し、そして反応物を全てのマグネシウムが消費されるまで、約3時間撹拌した。窒素置換した他の300mlフラスコに2,2,6,6−テトラメチルピペリジン9.04g(64.0mmol)及びTHF(30ml)を入れた。この溶液を−40℃に冷やし、そして15%−n−ブチルリチウムヘキサン溶液27.3g(63.9mmol)を滴下にした。添加後、この反応液を0℃まで暖めて、同じ温度で30分撹拌した。MgCl溶液を0℃にてリチウム−2,2,6,6−テトラメチルピペリジド溶液に滴下して、反応混合物を0℃で30分間撹拌し、それから室温まで暖めてさらに1時間撹拌した。溶液を減圧下除去し、その後、塩類が完全に溶解するまで撹拌しながら、THF100mlを加えた。
調製したリチウムマグネシウムジ−2,2,6,6−テトラメチルピペリジド−THF溶液を−20℃でベンゾニトリル3.0g(29.1mmol)を滴下し、−20℃にて3時間熟成後、トリメトキシボラン4.54g(43.7mmol)を同じ温度で滴下した。滴下後、−20℃で1時間熟成後、室温にて3時間熟成した。この反応液を3N−HCl50mlに添加し加水分解を行った。酢酸エチル50mlで3回抽出し得られた有機相溶液をHPLCを用いて2−シアノフェニルボロン酸の定量を行った結果、2−シアノフェニルボロン酸が66.0%で得られていることを確認した。また、1−フェニル−(2,2,6,6−テトラメチルピペリジン−1−イル)メチルイミンを0.27%含有していた。
本発明によりニトリル基含有芳香族ボロン酸が安価に得られるので、医薬、電子材料の原料として有用である。

Claims (8)

  1. 一般式(1):
    (式中、R、R、R及びRは、各々同一でもよく異なっていてもよい、水素、C1〜C12のアルキル基、C1〜C12のアリール基及びC1〜C12のアラルキル基からなる群から選ばれる炭化水素基、又はハロゲン原子である。)で示される芳香族ニトリルを、アルカリ金属塩及びリチウム2,2,6,6−テトラメチルピペリジドの存在下、トリアルコキシボラン(但し、アルコキシ基は炭素原子1〜6である)と反応させることを含む、一般式(2):
    (式中、R、R、R及びRは、前記と同義である)
    で示される2−シアノフェニルボロン酸誘導体の製造法。
  2. 前記リチウム2,2,6,6−テトラメチルピペリジドは、2,2,6,6−テトラメチルピペリジン及びC1〜C6のアルキルリチウムから調製される、請求項1に記載の製造法。
  3. 前記C1〜C6のアルキルリチウムが、n−ブチルリチウムである、請求項2に記載の製造法。
  4. 前記C1〜C6のアルキルリチウムは、2,2,6,6−テトラメチルピペリジンに対して0.8以上1.1モル以下で使用される、請求項2又は3に記載の製造法。
  5. 前記アルカリ金属塩がアルカリ金属のハロゲン化物である、請求項1〜4のいずれか1項に記載の製造法。
  6. アルカリ金属塩はリチウム2,2,6,6−テトラメチルピペリジドに対して0.5当量以上で使用される、請求項2〜5のいずれか1項に記載の製造法。
  7. 請求項1〜6のいずれか1項に記載の方法を実施して前記一般式(2)で示される2−シアノフェニルボロン酸誘導体を得る工程、及び
    前記工程で得られた一般式(2)で示される2−シアノフェニルボロン酸誘導体をC1〜C8のモノアルコール又はジオールと反応させてエステル化する工程を含む、一般式(3):
    (式中R、R、R及びRは前記と同義であり、Rは炭素数1〜8のアルキル基であり、互いに結合して環を形成していても良い)
    で示される2−シアノフェニルボロン酸エステル誘導体の製造法。
  8. ジオールが1,3−プロパンジオールである事を特徴とする請求項7に記載の製造法。
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