JP2015160408A - 液体受容装置、液体噴射装置及び液体排出方法 - Google Patents

液体受容装置、液体噴射装置及び液体排出方法 Download PDF

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Abstract

【課題】受容可能な液体の量を減らすことなく、液体の排出性を向上させることができる液体受容装置、液体噴射装置及び液体排出方法を提供する。
【解決手段】液体受容装置15は、液体を排出可能な排出孔43と、排出孔43が設けられる底部45と、排出孔43を囲むように底部45に立設される壁部46と、を有して、底部45と壁部46とが液体を貯留可能な液体貯留部47を形成する液体保持部32を備える。液体保持部32は、重力方向Zと交差する第1移動方向+Mに沿って移動可能であり、壁部46は、第1移動方向+Mに対して斜めに交差する第1傾斜壁部46aを含み、排出孔43は、第1傾斜壁部46aに沿う位置に配置される。
【選択図】図3

Description

本発明は、インクなどの液体を受容可能な液体受容装置、液体噴射装置及び液体排出方法に関する。
液体噴射装置の一例として、記録ヘッドに設けたノズルからインクを吐出することで印刷を行うインクジェット式のプリンターがある。こうしたプリンターのうちには、ノズルから排出されるインクを受容する凹部が設けられたキャップ部材を備えるとともに、凹部の内底面に設けられた排出口からインクを速やかに排出するために、凹部の内側面を排出口に向けて傾斜させたものがある(例えば、特許文献1)。
特開2006−7678号公報
ところで、キャップ部材において凹部の内側面を傾斜させると、その分、キャップ部材内の容積が小さくなるため、キャップ部材に保持できる液体の量が少なくなってしまうという課題がある。
なお、このような課題は、キャッピングを行うためのキャップ部材に限らず、フラッシングに伴ってノズルから吐出される液体を受容するフラッシングボックスなど、液体を一時的に保持する液体保持部を備える液体受容装置及び液体噴射装置においては、概ね共通したものとなっている。
本発明は、こうした実情に鑑みてなされたものであり、その目的は、受容可能な液体の量を減らすことなく、液体の排出性を向上させることができる液体受容装置、液体噴射装置及び液体排出方法を提供することにある。
以下、上記課題を解決するための手段及びその作用効果について記載する。
上記課題を解決する液体受容装置は、液体を排出可能な排出孔と、前記排出孔が設けられる底部と、前記排出孔を囲むように前記底部に立設される壁部と、を有して、前記底部と前記壁部とが液体を貯留可能な液体貯留部を形成する液体保持部を備え、前記液体保持部は、重力方向と交差する移動方向に沿って移動可能であり、前記壁部は、前記移動方向に対して斜めに交差する傾斜壁部を含み、前記排出孔は、前記傾斜壁部に沿う位置に配置される。
この構成によれば、液体保持部が移動方向に移動すると、液体貯留部に貯留された液体は、慣性力によって底部に沿って移動方向の反対方向に流動して、移動方向に対して斜めに交差する傾斜壁部に沿って流れる。そして、傾斜壁部に沿って流れる液体は、傾斜壁部に沿う位置に配置された排出孔に向けて流動して、排出孔から速やかに排出される。したがって、底部を傾斜させるなどして受容可能な液体の量を減らすことなく、液体の排出性を向上させることができる。
上記液体受容装置において、前記排出孔は、前記傾斜壁部の前記移動方向における終点側の端部よりも前記移動方向における始点側の端部に近い位置に配置される。
この構成によれば、排出孔は、傾斜壁部の移動方向における終点側の端部よりも移動方向における始点側の端部に近い位置に配置されるので、傾斜壁部に沿って移動方向の終点側から反対方向に流れる液体を始点側に集めて、効率よく排出孔から排出することができる。
上記液体受容装置において、前記底部は、前記液体貯留部を形成する第1底面と、前記第1底面の反対側の面となる第2底面とを有し、前記排出孔は、前記底部の前記第1底面における開口面積よりも前記第2底面における開口面積の方が小さくなるように漏斗状をなすテーパー面を有して、前記テーパー面の一部が前記傾斜壁部と交差する位置に配置され、前記テーパー面は、前記傾斜壁部と交差する部分の方が、前記傾斜壁部と交差しない部分よりも、前記第1底面に対する傾斜角度が大きい。
この構成によれば、排出孔のテーパー面は、傾斜壁部と交差する部分の第1底面に対する傾斜角度が大きいので、傾斜壁部にぶつかった液体を傾斜角度の大きいテーパー面に沿って流動させて、排出孔を通じて速やかに排出することができる。また、第1底面に沿って排出孔に向けて流れてきた液体を傾斜角度が小さいテーパー面に沿って緩やかに流動させることによって、液体の流れを乱すことなく、排出孔を通じて速やかに排出することができる。
上記液体受容装置において、前記壁部は、互いに対面する位置に配置される一対の前記傾斜壁部と、前記傾斜壁部と交差する一対の側壁部と、を有する。
この構成によれば、壁部が互いに対面する位置に配置される一対の傾斜壁部を有するので、液体保持部が移動方向に沿って往復移動する場合にも、液体を傾斜壁部に沿って流動させることができる。すなわち、液体保持部の往路移動時には一方の傾斜壁部に沿って液体を流動させることができるし、液体保持部の復路移動時には他方の傾斜壁部に沿って液体を流動させることができる。また、傾斜壁部は側壁部と交差するので、傾斜壁部及び側壁部に沿って液体を流動させることによって、液体貯留部において流動方向の乱れを抑制することができる。
上記液体受容装置において、前記傾斜壁部は、前記移動方向に対して湾曲している。
この構成によれば、傾斜壁部は移動方向に対して湾曲しているので、移動方向の反対方向に流動する液体が傾斜壁部にぶつかったときに、流動方向の乱れを抑制して、液体を傾斜壁部に沿って流動させることができる。
上記液体受容装置は、前記液体保持部に接続される大気開放機構を備え、前記液体保持部は、前記壁部が対象物に接触することで前記液体貯留部が閉空間になるとともに、前記底部には前記大気開放機構に連通する連通孔が設けられ、前記底部において、前記連通孔は前記排出孔よりも前記移動方向における終点側に配置される。
この構成によれば、底部において、連通孔は排出孔よりも移動方向における終点側に配置されているので、液体保持部の移動に伴って流動する液体の連通孔への流入を抑制することができる。
上記液体受容装置において、前記連通孔は、前記底部よりも鉛直方向上方において開口する。
この構成によれば、連通孔は、底部よりも鉛直方向上方において開口するので、液体貯留部に貯留された液体の連通孔への流入を抑制することができる。
上記課題を解決する液体噴射装置は、液体を噴射可能な液体噴射部と、上記液体受容装置と、を備える。
この構成によれば、上記液体受容装置と同様の作用効果を得ることができる。
上記課題を解決する液体排出方法は、液体を排出可能な排出孔と、前記排出孔が設けられる底部と、前記排出孔を囲むように前記底部に立設される壁部と、を有する液体保持部において、前記底部と前記壁部とが形成する液体貯留部に貯留された液体を前記排出孔を通じて排出する液体排出方法であって、前記液体保持部を重力方向と交差する移動方向に移動させることによって、前記液体貯留部に貯留された液体を前記移動方向の反対方向に流動させる移動工程と、前記反対方向に流動した液体を前記壁部のうち前記移動方向に対して斜めに交差する傾斜壁部に沿って流動させる流動工程と、前記傾斜壁部に沿って流動した液体を、前記傾斜壁部に沿う位置に配置される前記排出孔を通じて排出する排出工程と、を備える。
この構成によれば、上記液体受容装置と同様の作用効果を得ることができる。
上記液体排出方法は、前記排出孔を通じて前記液体貯留部を吸引する吸引工程を備える。
この構成によれば、排出孔を通じて液体貯留部を吸引することによって、液体の排出孔への流入を促進して、液体貯留部から液体を速やかに排出することができる。
一実施形態の液体噴射装置の構成を示す側面図。 一実施形態の液体受容装置の動作を示す側面図。 液体噴射部及び液体受容装置の構成を示す上面図。 図3における4−4線矢視断面図。 液体保持部の第1変更例を示す上面図。 液体保持部の第2変更例を示す上面図。 液体保持部の第3変更例を示す上面図。
以下、液体噴射装置の実施形態について、図を参照して説明する。液体噴射装置は、例えば、用紙などの媒体に液体の一例であるインクを噴射することによって記録(印刷)を行うインクジェット式のプリンターである。
図1に示すように、液体噴射装置11は、液体を噴射可能な液体噴射部12と、媒体Sを支持するための支持台13と、媒体Sを搬送方向Yに搬送するための搬送機構14と、液体噴射部12から排出される液体を受容する液体受容装置15とを備えている。搬送機構14は、例えば搬送方向Yにおいて印刷領域PAの上流側と下流側とに配置される搬送ローラー21,22を備える。なお、搬送機構14は、媒体Sを載置可能な搬送ベルトを備えるようにしてもよい。
液体噴射部12には液体を液滴として噴射する複数のノズル17が設けられている。液体噴射部12は、搬送機構14によって搬送される媒体Sに対して、印刷領域PAにおいてノズル17から液滴を噴射することで印刷を行う。
支持台13は、印刷領域PAに設定される支持位置(図1に実線で示す位置)と印刷領域PAから離れた退避位置(図1に二点鎖線で示す位置)との間で移動する。例えば、支持台13は、媒体Sが印刷領域PAに搬送されるときには支持位置に移動して、液滴を受容する媒体Sを支持する。また、印刷が終了したときなどには、支持台13は退避位置に移動する。
液体受容装置15は、支持部材31に支持された液体保持部32と、支持部材31を介して液体保持部32を重力方向と交差する移動方向に沿って移動させるための移動機構33と、液体保持部32に接続される排出機構34と、液体保持部32に接続される大気開放機構35と、を備える。また、液体噴射装置11は、移動機構33、排出機構34及び大気開放機構35の制御を行う制御部100を備える。
図2に示すように、移動機構33は、支持部材31に設けられた突部31aを案内するガイドレール36を有して、液体保持部32を印刷領域PAに設定される受容位置(図2に実線で示す位置)と印刷領域PAから離れた待機位置(図2に二点鎖線で示す位置)との間で移動させる。液体保持部32の待機位置は、受容位置から重力方向Z及び搬送方向Yの双方向にずれた位置にある。
排出機構34は、液体を収容可能な回収体37と、回収体37と液体保持部32とを接続する排出流路38と、排出流路38の途中位置に配置される減圧部39と、を備える。大気開放機構35は、大気開放弁41と、大気開放弁41と液体保持部32とを接続する通気流路42とを備える。排出流路38及び通気流路42は、例えば可撓性を有するチューブからなり、液体保持部32の移動に追従して変位する。
図3に示すように、本実施形態の液体噴射部12は、搬送方向Yと交差する媒体Sの幅方向Xが長手方向になっている。液体噴射部12に設けられた開口面12aには、ノズル17の下流端となる液滴の噴射口23が形成されている。
複数のノズル17は、搬送方向Y及び幅方向Xに対して斜めに交差する方向に並んでノズル列Nを形成するとともに、液体噴射部12には幅方向Xに所定の間隔をあけて複数のノズル列Nが配置されている。なお、液体噴射部12に設けられるノズル17の数やノズル列Nの数は任意に変更することができる。
支持部材31の突部31aは、幅方向Xにおける両端側であって、搬送方向Yにおける上流側となる位置に対をなすように突設されて、支持部材31の幅方向Xにおける両端側に配置された一対のガイドレール36と係合している。そして、液体保持部32が受容位置と待機位置との間で移動するときには、支持部材31の突部31aがガイドレール36に案内される。
本実施形態において、図3に二点鎖線で示す受容位置から図3に実線で示す待機位置に向かう液体保持部32の移動方向を第1移動方向+M、待機位置から受容位置に向かう液体保持部32の移動方向を第2移動方向−Mとする。すなわち、第1移動方向+Mにおいては、受容位置が移動の始点位置となるとともに待機位置が移動の終点位置となる。また、第2移動方向−Mにおいては、待機位置が移動の始点位置となるとともに受容位置が移動の終点位置となる。そして、第1移動方向+M及び第2移動方向−Mは、重力方向と交差する方向である。
支持部材31には、複数(本実施形態では6つ)の液体保持部32が幅方向Xに並ぶように配置されている。本実施形態の液体保持部32は、排出流路38に連通する排出孔43と、通気流路42に連通する連通孔44と、排出孔43及び連通孔44が設けられる底部45と、排出孔43及び連通孔44を囲むように底部45に立設される壁部46とを有する。液体保持部32は、底部45と壁部46とが液体を貯留可能な液体貯留部47を形成する有底箱状のキャップであり、壁部46が形成するキャップの開口部は、複数(例えば、4列)のノズル列Nの噴射口23を囲むことができる大きさになっている。なお、液体受容装置15が備える液体保持部32の数は任意に変更することができる。例えば、1つの液体保持部32によって全ての噴射口23を囲む場合には、液体受容装置15が備える液体保持部32は1つでもよい。
液体保持部32が複数ある場合、排出流路38及び通気流路42は、液体保持部32の底部45に接続される一端側が複数に分岐してそれぞれ分岐流路38a,42aになるとともに、複数の分岐流路38a,42aが合流する他端側がそれぞれ回収体37と大気開放弁41とに接続される。
壁部46は、互いに対面する位置に平行をなすように配置される一対の傾斜壁部46a,46bと、互いに対面する位置に平行をなすように配置されて傾斜壁部46a,46bと交差する一対の側壁部46c,46dと、を有する。傾斜壁部46a,46bは、移動方向+M,−Mに対して斜めに交差するとともに、その傾斜角度は、ノズル列Nの搬送方向Y及び幅方向Xに対する傾斜角度と等しくするのが好ましい。本実施形態において、一方(図3における右方)の傾斜壁部46aを第1傾斜壁部46aというとともに、他方(図3における左方)の傾斜壁部46bを第2傾斜壁部46bということがある。また、本実施形態の側壁部46c,46dは移動方向+M,−Mと直交する方向に延びている。
液体保持部32の底部45に設けられる排出孔43は、第1傾斜壁部46aに沿う位置に配置される。なお、液体保持部32において、排出孔43は、第1傾斜壁部46aの第1移動方向+Mにおける終点側の端部よりも第1移動方向+Mにおける始点側の端部に近い位置に配置されるのが好ましい。
また、液体保持部32において、連通孔44は、第2傾斜壁部46bの第1移動方向+Mにおける始点側の端部よりも移動方向における終点側の端部に近い位置であって、排出孔43よりも第1移動方向+Mにおける終点側に配置されるのが好ましい。例えば、図3の一番左側の液体保持部32において、一点鎖線によって第1移動方向+Mにおける傾斜壁部46a,46bの中心位置を示すと、排出孔43は一点鎖線よりも受容位置側(第1移動方向+Mの後ろ側)に配置される一方、連通孔44は一点鎖線よりも待機位置側(第1移動方向+Mの前側)に配置される。
図4に示すように、液体保持部32の底部45は、液体貯留部47を形成する第1底面45aと、第1底面45aの反対側の面となる第2底面45bとを有している。液体保持部32において、排出孔43は、底部45の第1底面45aにおける開口面積よりも第2底面45bにおける開口面積の方が小さくなるように漏斗状をなすテーパー面43aを有して、テーパー面43aの一部が第1傾斜壁部46aと交差する位置に配置されるのが好ましい。なお、テーパー面43aは、一端側(本実施形態では上端側)が第1底面45aと交差しているのが好ましいが、他端側(本実施形態では下端側)は第2底面45bと交差していなくてもよい。
排出孔43のテーパー面43aは、第1傾斜壁部46aと交差する部分の方が、第1傾斜壁部46aと交差しない部分よりも、第1底面45aに対する傾斜角度が大きくなるようにするのが好ましい。例えば、図4において、テーパー面43aの第1傾斜壁部46aと交差する部分の第1底面45aに対する傾斜角度をα1、第1傾斜壁部46aと交差しない部分の傾斜角度をα2とすると、α1>α2である。
液体保持部32において、底部45の第1底面45aには、連通孔44が底部45よりも鉛直方向上方において開口するように、連通孔44を形成する突出部48を突設するのが好ましい。
次に、液体受容装置15の動作について説明する。
液体噴射部12が印刷を終了すると、制御部100が大気開放弁41を閉弁状態にするとともに移動機構33を制御して、待機位置にある液体保持部32を第2移動方向−Mに移動させて、受容位置に配置させる。
そして、図4に示すように、液体保持部32が液体噴射部12に対して相対移動して、壁部46の先端部分が噴射口23を囲むように対象物である液体噴射部12の開口面12aに接触することで、液体貯留部47を閉空間CAにするキャッピングを行う。なお、キャッピングは、受容位置にある液体保持部32に対して液体噴射部12を移動させて行うこともできるし、受容位置にある液体保持部32を液体噴射部12に対して移動させて行うこともできる。このキャッピングによってノズル17が乾燥しにくくなるので、ノズル17の目詰まりによる噴射不良の発生が抑制される。
キャッピングの実行後において印刷を開始するときなどには、液体保持部32が液体噴射部12と離れる方向に相対移動することによって、キャッピングが解除される。なお、キャッピングの際に液体保持部32が接触する対象は開口面12aに限らず、例えば液体噴射部12の側面部分や液体噴射部12を保持する保持体と液体保持部32とを接触させることで、噴射口23が開口する閉空間CAを形成することもできる。
また、ノズル17において液滴の噴射不良が生じた場合などには、噴射不良を解消するためのメンテナンス動作として、大気開放弁41を閉弁状態にするとともに液体保持部32が液体噴射部12のキャッピングを行った状態で、制御部100が減圧部39を駆動させる。これにより、噴射口23が開口する閉空間CAが排出孔43を通じて減圧されて負圧になるので、ノズル17から液体とともに噴射不良の原因となっている気泡等の異物が排出される吸引クリーニングが行われる。また、ノズル17から排出された液体は、液体保持部32の液体貯留部47に一時的に貯留されるとともに、減圧部39の駆動に伴って排出孔43を通じて液体貯留部47から排出される。そして、排出された液体は、排出流路38を通じて回収体37に回収される。
なお、吸引クリーニングが行われた後には、制御部100が大気開放弁41を開弁状態にすることで閉空間CAの負圧を解消した上で、キャッピングを解除する。また、制御部100が減圧部39を駆動することによって、液体貯留部47に貯留された液体を排出孔43を通じて排出する空吸引を行う。こうした空吸引は、大気開放弁41を開弁状態にしておけば、キャッピングをした状態で行うこともできる。
このように、大気開放弁41は、開弁状態になることで連通孔44を通じて閉空間CAを大気に連通させる。なお、減圧部39は、例えば、排出流路38としてのチューブを押し潰しながら回転する回転部材を有するチューブポンプとすることができる。この構成を採用する場合には、回転部材によるチューブの押し潰しを解除することで、閉空間CAを大気開放することができる。また、排出流路38に大気開放弁を設けた場合には、この大気開放弁を開弁することによって、閉空間CAを大気開放することができる。このように、排出機構34を大気開放機構として機能させることができる場合には、大気開放機構35を備えなくてもよい。
さらに、液体噴射装置11においては、噴射不良を解消するためのメンテナンス動作として、受容位置にある液体保持部32に向けて液体噴射部12が液滴を噴射するフラッシングを行うこともある。そして、フラッシングが行われた後には、減圧部39を駆動することによって、液体貯留部47に貯留された液体を排出孔43を通じて排出する空吸引が行われる。
次に、以上のように構成された液体噴射装置11の作用について説明する。
本実施形態の液体噴射装置11は、多数の媒体Sに対して連続的に印刷を行う場合に、所定枚数の印刷が終了する毎に、または、所定時間が経過する毎に、フラッシングを行う。このとき、フラッシングのために媒体Sの搬送を停止すると、印刷が終了するまでの時間が長くなってしまうため、印刷が終了した媒体Sが印刷領域PAから搬送されて、次の媒体Sが印刷領域PAに搬送されるまでの合間(紙間)に、フラッシングを行うのが好ましい。
この場合、媒体Sの搬送の合間に、支持台13を支持位置から退避位置に往路移動させるとともに液体保持部32を待機位置から受容位置に往路移動させ、フラッシングを行い、液体保持部32を受容位置から待機位置に復路移動させるとともに支持台13を退避位置から支持位置に復路移動させる、という一連の動作を行う必要がある。
また、このような一連の動作によって印刷の合間に1回目のフラッシングを行った後、所定枚数または所定時間の印刷が行われると、再度、支持台13及び液体保持部32を移動させて2回目のフラッシングを行うことになる。すると、特に媒体Sの搬送速度が速い場合などには、フラッシングで噴射された液体を液体保持部32が受容して、その液体を排出するための空吸引を行う時間が待機位置で停止している間だけでは不十分になり、液体保持部32が移動しているときにも液体の排出を行うことがある。
この場合、液体保持部32は、受容位置で受容した液体を液体貯留部47に貯留した状態で、受容位置から第1移動方向+Mに移動し、この移動の間に、減圧部39が駆動して液体貯留部47の液体を排出孔43を通じて排出させることになる。
ここで、図3に実線の矢印で示すように、移動機構33が液体保持部32を第1移動方向+Mに移動させると、液体貯留部47に貯留された液体は慣性力によって第1移動方向+Mの反対方向となる第2移動方向−Mに流動する(移動工程)。すると、第2移動方向−Mに流動した液体は、第1移動方向+Mに対して斜めに交差する第1傾斜壁部46aにぶつかって、第1傾斜壁部46aに沿って流動する(流動工程)。そして、第1傾斜壁部46aに沿って流動する液体は、第1傾斜壁部46aに沿う位置に配置された排出孔43を通じて排出される(排出工程)。このとき、排出孔43にはテーパー面43aが設けられているので、液体はテーパー面43aに沿って排出孔43にスムーズに流入する。さらに、液体保持部32が第1移動方向+Mに移動するときに、減圧部39を駆動させて排出孔43を通じて液体貯留部47の吸引を行うようにすれば(吸引工程)、液体は排出孔43を通じて速やかに液体貯留部47から排出される。
また、例えば液体貯留部47に保持された液体の量が少なく、減圧部39を駆動しなかった場合にも、液体保持部32の移動に伴って液体が流動して排出孔43に流入することによって、液体貯留部47から液体を排出することができる。すなわち、排出孔43を通じて液体貯留部47から液体を排出する排出工程においては、必ずしも減圧部39の駆動による吸引を行わなくてもよい。
なお、液体保持部32の移動速度が速い場合には、受容位置から待機位置に移動する間に液体貯留部47の液体を全て排出することができないことがある。そのため、液体保持部32が待機位置に移動して待機している間や、次のフラッシングのために待機位置から受容位置に移動する間にも、減圧部39の駆動による液体貯留部47の吸引を継続してもよい。
あるいは、1回のフラッシングで排出される液体の量が少ない場合には、フラッシングの度に吸引を行うほど、液体貯留部47に液体が溜まらない場合もある。この場合には、複数回フラッシングを行って、液体貯留部47にある程度液体が溜まった段階で減圧部39を駆動して液体貯留部47を吸引してもよい。
このように、液体貯留部47に液体が溜まった状態で液体保持部32が待機位置から受容位置に向けて第2移動方向−Mに移動する場合、図3に二点鎖線の矢印で示すように、液体貯留部47に貯留された液体は慣性力によって第2移動方向−Mの反対方向となる第1移動方向+Mに流動する。すると、第1移動方向+Mに流動した液体は、第2傾斜壁部46bにぶつかって、第2傾斜壁部46bに沿って流動する。このとき、第2傾斜壁部46bに沿う位置には通気流路42に連通する連通孔44が配置されているが、連通孔44は液体貯留部47を形成する底部45に突設された突出部48の先端に開口しているので、流動する液体の連通孔44への流入が抑制される。
上記実施形態によれば、以下のような効果を得ることができる。
(1)液体保持部32が第1移動方向+Mに移動すると、液体貯留部47に貯留された液体は、慣性力によって底部45に沿って第1移動方向+Mの反対方向に流動して、第1移動方向+Mに対して斜めに交差する第1傾斜壁部46aに沿って流れる。そして、第1傾斜壁部46aに沿って流れる液体は、第1傾斜壁部46aに沿う位置に配置された排出孔43に向けて流動して、排出孔43から速やかに排出される。したがって、底部45を傾斜させるなどして受容可能な液体の量を減らすことなく、液体の排出性を向上させることができる。
(2)排出孔43は、第1傾斜壁部46aの第1移動方向+Mにおける終点側の端部よりも第1移動方向+Mにおける始点側の端部に近い位置に配置されるので、第1傾斜壁部46aに沿って第1移動方向+Mの終点側から反対方向に流れる液体を始点側に集めて、効率よく排出孔43から排出することができる。
(3)排出孔43のテーパー面43aは、第1傾斜壁部46aと交差する部分の第1底面45aに対する傾斜角度が大きいので、第1傾斜壁部46aにぶつかった液体を傾斜角度の大きいテーパー面43aに沿って流動させて、排出孔43を通じて速やかに排出することができる。また、第1底面45aに沿って排出孔43に向けて流れてきた液体を傾斜角度が小さいテーパー面43aに沿って緩やかに流動させることによって、液体の流れを乱すことなく、排出孔43を通じて速やかに排出することができる。
(4)壁部46が互いに対面する位置に配置される一対の傾斜壁部46a,46bを有するので、液体保持部32が第1移動方向+Mに沿って往復移動する場合にも、液体を傾斜壁部46a,46bに沿って流動させることができる。すなわち、液体保持部32の往路移動時には一方の第2傾斜壁部46bに沿って液体を流動させることができるし、液体保持部32の復路移動時には他方の第1傾斜壁部46aに沿って液体を流動させることができる。また、傾斜壁部46a,46bは側壁部46c,46dと交差するので、傾斜壁部46a,46b及び側壁部46c,46dに沿って液体を流動させることによって、液体貯留部47において流動方向の乱れを抑制することができる。
(5)底部45において、連通孔44は排出孔43よりも第1移動方向+Mにおける終点側に配置されているので、液体保持部32の移動に伴って流動する液体の連通孔44への流入を抑制することができる。
(6)連通孔44は、底部45よりも鉛直方向上方において開口するので、液体貯留部47に貯留された液体の連通孔44への流入を抑制することができる。
(7)排出孔43を通じて液体貯留部47を吸引することによって、液体の排出孔43への流入を促進して、液体貯留部47から液体を速やかに排出することができる。
なお、上記実施形態は以下に示す変更例のように変更してもよい。なお、以下の変更例において上記実施形態と同じ符号を付したものは上記実施形態と同様の構成を備えるので説明を省略し、以下においては上記実施形態と異なる点を中心に説明を行う。
・図5に示す第1変更例のように、液体保持部32の傾斜壁部46a,46bが第1移動方向+Mに対して湾曲しつつ、側壁部46c,46dと交差するようにしてもよい。この構成によれば、第1傾斜壁部46aは第1移動方向+Mに対して湾曲しているので、第1移動方向+Mの反対方向に流動する液体が第1傾斜壁部46aにぶつかったときに、流動方向の乱れを抑制して、液体を第1傾斜壁部46aに沿って流動させることができる。
・図5及び図6に示すように、第1移動方向+Mへの移動時に液体を排出するための排出孔43及びこの排出孔43に対応する連通孔44に加えて、各図に二点鎖線で示すように、第2移動方向−Mへの移動時に液体を排出するための排出孔43及びこの排出孔43に対応する連通孔44を設けるようにしてもよい。
・図5に示す第1変更例のように、排出孔43及び連通孔44を傾斜壁部46a,46bと側壁部46c,46dとが交差する位置の近くに配置してもよい。この構成によれば、液体保持部32の移動方向+M,−Mへの移動に伴って、慣性力によって移動方向+M,−Mの始点側から終点側に向けて流れる液体を移動方向+M,−Mの始点側に配置された排出孔43を通じて効率よく排出することができる。また、連通孔44が設けられる移動方向+M,−Mの終点側には、液体があまり流動してこないので、連通孔44への液体の流入を抑制することができる。
・図6に示す第2変更例のように、液体保持部32の壁部46が、移動方向+M,−Mに対して斜めに交差する傾斜壁部46a,46b及び側壁部46c,46dを有してもよい。すなわち、液体保持部32の形状は任意に変更することができる。
・図6に示す第2変更例のように、液体保持部32の底部45に複数の排出孔43を設けてもよい。
・図6に示す第2変更例のように、液体保持部32にテーパー面43aを有さない排出孔43を設けてもよい。
・図6に示す第2変更例及び図7に示す第3変形例のように、テーパー面43aと傾斜壁部46a,46bとが交差しない排出孔43を液体保持部32に設けてもよい。
・図6に示す第2変更例のように、液体保持部32において、底部45に連通孔44が開口する突出部48を設けなくてもよい。
・図7に示す第3変更例のように、液体保持部32の傾斜壁部46a,46bは平行をなさなくてもよい。特に、液体保持部32が第1移動方向+Mに移動するときにのみ液体貯留部47に貯留した液体を排出孔43から排出する場合には、傾斜壁部46a,46bの第1移動方向+Mにおける始点側の端部を互いに近づく方向に傾斜させて、両傾斜壁部46a,46bに沿う位置に複数の排出孔43を設けるのが好ましい。この構成によれば、第1移動方向+Mの反対方向に流動する液体を2つの傾斜壁部46a,46bに沿って流動させて、複数の排出孔43を通じて速やかに排出することができる。
・液体保持部32が第1移動方向+Mに移動するときにのみ液体貯留部47に貯留した液体を排出孔43から排出する場合には、第1傾斜壁部46aに対面する位置に配置される壁部は第1移動方向+Mに対して傾斜していなくてもよい。
・液体保持部32の移動方向は、重力方向と交差する方向であれば、任意に変更することができる。例えば、液体保持部32が幅方向Xに沿う移動方向など、実質的に水平な方向に移動するようにしてもよい。
・液体保持部32は、液体噴射部12から噴射される液体を受容するフラッシングボックスであってもよい。この場合には、液体保持部32が液体噴射部12に対して接触しなくてもよいし、液体受容装置15が大気開放機構35を備えなくてもよい。
・液体噴射部12が噴射する液体は、インク以外の液体であってもよいし、機能材料の粒子が液体に分散又は混合されてなる液状体であってもよい。例えば、液晶ディスプレイ、EL(エレクトロルミネッセンス)ディスプレイ及び面発光ディスプレイの製造などに用いられる電極材や色材(画素材料)などの材料を分散または溶解のかたちで含む液状体を噴射して記録(印刷)を行う構成にしてもよい。
・媒体Sは用紙に限らず、プラスチックフィルムや薄い板材などでもよいし、捺染装置などに用いられる布帛であってもよい。
11…液体噴射装置、12…液体噴射部、15…液体受容装置、32…液体保持部、35…大気開放機構、43…排出孔、43a…テーパー面、44…連通孔、45…底部、45a…第1底面、45b…第2底面、46…壁部、46a,46b…傾斜壁部、46c,46d…側壁部、47…液体貯留部、CA…閉空間、Z…重力方向、+M,−M…移動方向。

Claims (10)

  1. 液体を排出可能な排出孔と、前記排出孔が設けられる底部と、前記排出孔を囲むように前記底部に立設される壁部と、を有して、前記底部と前記壁部とが液体を貯留可能な液体貯留部を形成する液体保持部を備え、
    前記液体保持部は、重力方向と交差する移動方向に沿って移動可能であり、
    前記壁部は、前記移動方向に対して斜めに交差する傾斜壁部を含み、
    前記排出孔は、前記傾斜壁部に沿う位置に配置されることを特徴とする液体受容装置。
  2. 前記排出孔は、前記傾斜壁部の前記移動方向における終点側の端部よりも前記移動方向における始点側の端部に近い位置に配置されることを特徴とする請求項1に記載の液体受容装置。
  3. 前記底部は、前記液体貯留部を形成する第1底面と、前記第1底面の反対側の面となる第2底面とを有し、
    前記排出孔は、前記底部の前記第1底面における開口面積よりも前記第2底面における開口面積の方が小さくなるように漏斗状をなすテーパー面を有して、前記テーパー面の一部が前記傾斜壁部と交差する位置に配置され、
    前記テーパー面は、前記傾斜壁部と交差する部分の方が、前記傾斜壁部と交差しない部分よりも、前記第1底面に対する傾斜角度が大きいことを特徴とする請求項1または請求項2に記載の液体受容装置。
  4. 前記壁部は、互いに対面する位置に配置される一対の前記傾斜壁部と、前記傾斜壁部と交差する一対の側壁部と、を有することを特徴とする請求項1〜請求項3のうちいずれか一項に記載の液体受容装置。
  5. 前記傾斜壁部は、前記移動方向に対して湾曲していることを特徴とする請求項1〜請求項4のうちいずれか一項に記載の液体受容装置。
  6. 前記液体保持部に接続される大気開放機構を備え、
    前記液体保持部は、前記壁部が対象物に接触することで前記液体貯留部が閉空間になるとともに、前記底部には前記大気開放機構に連通する連通孔が設けられ、
    前記底部において、前記連通孔は前記排出孔よりも前記移動方向における終点側に配置されることを特徴とする請求項1〜請求項5のうちいずれか一項に記載の液体受容装置。
  7. 前記連通孔は、前記底部よりも鉛直方向上方において開口することを特徴とする請求項6に記載の液体受容装置。
  8. 液体を噴射可能な液体噴射部と、
    請求項1〜請求項7のうちいずれか一項に記載の液体受容装置と、
    を備える液体噴射装置。
  9. 液体を排出可能な排出孔と、前記排出孔が設けられる底部と、前記排出孔を囲むように前記底部に立設される壁部と、を有する液体保持部において、前記底部と前記壁部とが形成する液体貯留部に貯留された液体を前記排出孔を通じて排出する液体排出方法であって、
    前記液体保持部を重力方向と交差する移動方向に移動させることによって、前記液体貯留部に貯留された液体を前記移動方向の反対方向に流動させる移動工程と、
    前記反対方向に流動した液体を前記壁部のうち前記移動方向に対して斜めに交差する傾斜壁部に沿って流動させる流動工程と、
    前記傾斜壁部に沿って流動した液体を、前記傾斜壁部に沿う位置に配置される前記排出孔を通じて排出する排出工程と、
    を備える液体排出方法。
  10. 前記排出孔を通じて前記液体貯留部を吸引する吸引工程を備えることを特徴とする請求項9に記載の液体排出方法。
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