JP2015159544A - 送信装置、受信装置、送信方法、受信方法、及び多次元コンステレーションの生成方法 - Google Patents

送信装置、受信装置、送信方法、受信方法、及び多次元コンステレーションの生成方法 Download PDF

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Abstract

【課題】高度な変調ダイバーシチを伴うデジタル伝送用の多次元回転コンステレーションを生成するための方法及び対応する受信装置を提供する。
【解決手段】回転コンステレーションマッパ1420は、カウンタ710の出力b1〜b4を、N次元空間内の位置によって定義された複数のコンステレーションポイントを持つN次元回転コンステレーションにマッピングし、これによって得られたコンステレーション成分s1〜s4を平方ユークリッド距離演算部730へ出力する。平方ユークリッド距離演算器730は、平方ユークリッド距離を計算する。最小器740−1〜740−4は、各ビットについて2つの部分に対する最小の平方ユークリッド距離を保持する。加算器750−1〜750−4は、最小器740−1〜740−4のmin0の出力から、min1の出力を減算し、減算の結果をL(b1)〜L(b4)として出力する。
【選択図】図14

Description

本発明は、デジタルデータ通信に関し、特に、デジタルデータ変調のための多次元コンステレーションの生成方法、多次元コンステレーションに基づく変調と伝送方法、対応する装置に関する。
フェージングは、通信システムにおける重要な問題の一つである。フェージングは受信信号の振幅がマルチパス伝搬に起因してランダムに変動することである。もし、チャネルの遅延広がりが信号のシンボル期間より大きければ、フェージングはまた周波数選択性である。フェージングの振幅は通常レイリー分布に近似され、そのフェージングはレイリーフェージングと呼ばれる。
デジタル通信システムにおいて、情報は、コンステレーションと呼ばれる、ディスクリートアルファベットに属するシンボルの系列として符号化される。このようなコンステレーションはN次元を持ち、1次元当たりB情報ビットを符号化する。従って、コンステレーションポイントとも呼ばれる、取り得る値の数は2N×Bである。1次元当たりのビット数Bは直接伝送のスペクトル効率(bits/Hz)を決定する。次元数Nはスペクトル効率に影響しない。一例として、N=2、B=1のコンステレーションを図1Aに示す。
一般的に、図1Aに示すQAM(Quadrature Amplitude Modulation)コンステレーシ
ョンの例では、各伝送ビットは1つの次元にのみ影響を与える。図1Aにおいて、コンステレーションポイント“b12”(=“00”、“01”、“10”、“11”)のb1
は水平軸に相当する次元にのみ影響を与え、b2は垂直軸に相当する次元にのみ影響を与
える。仮に、伝送ビットが影響を与える次元が深いフェージングを受けると、当該次元を変調する全てのビットの信頼性が極端に低下し、誤り率が大きくなる。この影響が図1Aにおいて誤りによって示されている。例えば、垂直軸によって表されるチャネルが徐々に消失していくと、コンステレーションポイントが水平軸に近づいていき(図1Aの実線矢印)、コンステレーションポイント“00”と“01”とが区別しにくくなり、コンステレーションポイント“10”と“11”とが区別しにくくなる。
仮に、各ビットが全ての次元に影響を与えるようにコンステレーションが修正されると、フェージング耐性が強くなる。次元の1つでの深いフェージングはコンステレーションのビットの全てに影響を与えるが、その影響は従前の場合より悪くなく、その結果、平均して、誤り率が低下する。これは文献で変調ダイバーシチと呼ばれている。
[Rotated Constellations]
変調ダイバーシチを達成する一つの方法は、コンステレーションの次元の全てにチャネルフェージングの影響を拡散するために、(超立方体)コンステレーションを回転することである。これが、N=2、B=1の場合に関して、図1Bに示されている。例えば、図1Bに示すように、垂直軸によって表されるチャネルが徐々に消失していくと、コンステレーションポイントが水平軸に近づいていく(図1Bの実線矢印)が、コンステレーションポイント“00”、“01”、“10”、“11”は水平軸に相当する次元で区別できる。このように、コンステレーションポイント“00”、“01”、“10”、“11”は、垂直軸に相当する深いチャネルフェージングの影響を受けた後でさえ、区別できる。
多次元回転は、N個の要素を持つ信号ベクトルにN×N正方行列を乗算することによって実現される。正方行列が回転行列(或いは、反射行列)であるための必要十分条件は、
それが直交行列であること、即ち、下記の(数1)を満足することである。
Figure 2015159544
上記の(数1)は、列ベクトル/行ベクトルが直交単位ベクトルでなければならない、即ち、下記の(数2)を満足しなければならないことを意味する。
Figure 2015159544
これは、コンステレーションのいかなる2ポイント間でもユークリッド距離を保ち、加法性白色ガウス雑音(Additive White Gaussian Noise)を伴ったチャネル(AWGNチャネル)における性能が影響を受けないことを保証する。
明らかに、必ずしも全ての回転が改良された変調ダイバーシチの効果を生じるわけではない。非特許文献1から、16QAMに対する最適な回転角θは下記の(数3)であることが知られており、対応する2次元の回転行列Rは下記の(数4)である。
Figure 2015159544
Figure 2015159544
2次元より大きい次元のコンステレーションに対する最適な回転を見つけることは、2次元のコンステレーションでの回転角のように1つの最適化パラメータでないため、より複雑である。例えば、4次元コンステレーションの場合、各々が自身の部分的な回転行列を伴った、6つの独立した回転角がある。その部分的な回転角は、非特許文献2では、ギブンス角と呼ばれている。確定的な4次元回転行列は、6つのギブンス回転行列、即ち、下記の(数5)に示した6つの行列を乗算することによって得られる。
Figure 2015159544
非特許文献2から、最適化は下記の(数6)に示す6つの要素を持つベクトルに関して実施される。
Figure 2015159544
非特許文献2によると、1次元当たり2ビットの4次元コンステレーションに対する、結果として得られる最適な回転角の値は、下記の(数7)に示す値である。
Figure 2015159544
この方法の欠点は、特に大きな次元数でのパラメータ数である。N次元に対して、部分的な回転角の数はN個の中から2個を取り出す組合せの数、即ち、下記の(数8)で与えられる値に等しい。
Figure 2015159544
故に、回転角の数は次元の数の2乗で増大する。その結果、最適化問題は次元数が大きいとき大変難しくなる。
非特許文献3は、減少させたパラメータ数の利点を持つ、代数的整数理論を使用した、
2つの異なるアプローチを開示する。
第1のアプローチは、“canonical embedding(標準埋め込み)”を代数的整数場に適
用することによって、回転行列の構造を考えるものである。これには、2つの方法が提案されている。第1の方法は、次元数N=2e2e3に対して、ダイバーシチL=N/2を持つ格子を作り出す。但し、e2,e3=0,1,2,・・・である。ダイバーシチはコンステレーションのいかなる2つの異なったポイントの成分における異なった値の最小数を意味する。第2の方法は、ダイバーシチL=Nを持つ格子を作り出す。Nの取り得る値は非常に制限され、3,5,9,11,15などである。
N次元の回転コンステレーションを作り出す方法の改良が、非特許文献3に開示されている。回転行列Rは下記の(数9)で表される。
Figure 2015159544
但し、上付き文字Tは行列の転置を表す。
N=4に関する回転行列の値は下記の(数10)に示す値である。
Figure 2015159544
結果として得られる回転行列はいかなるNに対しても直交性を持つ回転行列であるが、十分な変調ダイバーシチはNが2のべき乗であるときにのみ達成される。
これらの方法の各々は、ある程度のダイバーシチを保証することができる。これらの方法の厳しい欠点は、結果として得られる回転行列は固定され、異なるコンステレーションサイズに対して最適化を許容する一つのパラメータも持たないため、様々なコンステレーションサイズに応じて変調ダイバーシチ効果を最大化することができないことである。
第2のアプローチは、まず2次元と3次元の回転行列を作り、2次元と3次元の回転行列を下記の(数11)に示すアダマールのような積み重ねた拡張(stacked expansion)
を使ってより大きな次元を持った行列を作りだすための基本の行列として使う。
Figure 2015159544
基本の2次元回転行列と3次元回転行列は一つの独立したパラメータを持ち、それはコンステレーションの積距離が最大化されるように選択される。4次元回転行列は上記の(数11)に従って2つの2次元回転行列から作り出される。比較的小さい次元のため、2つの2次元回転行列のパラメータ間の代数的関係を見つけることができ、それにより、積距離は最大化される。より大きな次元に対して、このような最適化は扱いにくくなる。こ
のことが第2のアプローチの主要な欠点である。
[Mapping constellation components to ensure independent fading]
他の観点は、回転コンステレーションのN次元が独立したフェージングを受けるように、回転コンステレーションのN次元の分離とマッピングに関する。これは、所望のダイバーシチの性能を得るために必要な重要な側面である。
N次元で表現されている回転コンステレーションを次元ごとに分離して得られたN個のコンステレーション成分は、異なる、タイムスロット、周波数、伝送アンテナ、或いは、それらの組合せを用いて伝送される。さらに、信号処理が伝送前に可能である。重大な側面は、N次元が理想的には無相関の、異なったフェージングを受けなければならない、ことである。
異なるタイムスロット、周波数、アンテナにわたったN次元の拡散は、例えば、適切なインタリービングとマッピングとによって達成され得る。
[Mapping constellation components to transmitted complex cells]
他の観点は、伝送用の複素シンボルへの、回転コンステレーションのN実次元のマッピングに関する。所望のダイバーシチを保証するために、N次元は異なる複素シンボルにマッピングされなければならない。それから、複素シンボルは、前述したように、インタリービングとマッピングとによって、拡散される。その結果、受信時に、N次元は無相関のフェージングを受ける。
図2に送信機のブロック構成を示す。
送信機はFECエンコーダ210と、ビットインタリーバ220と、回転コンステレーションマッパ230と、複素シンボルマッパ240と、シンボルインタリーバ/シンボルマッパ250と、変調チェーン260−1〜260−Mと、伝送アンテナ270−1〜270−Mとを備える。
FECエンコーダ210は入力に対して前方誤り訂正(forward error correction:FEC)エンコーディングを行う。なお、今までのところ知られている、新しい規格で最も使われている、最も良いFEC符号はターボ符号と低密度パリティ検査(Low-Density Parity Check:LDPC)符号である。
ビットインタリーバ220はFECエンコーダ210からの入力に対してビットインタリービングを行う。ビットインタリービングはブロックインターリービング或いは畳み込みインタリービングである。
回転コンステレーションマッパ230は、ビットインタリーバ220からの入力を回転コンステレーションにマッピングする。
一般に、回転コンステレーションマッパ230の入力は、付加的にビットインタリービングを行うビットインタリーバ220を介した、FECエンコーダ210の出力である。ビットインタリービングは、普通、1次元当たり1ビットより大きいときに(B>1)、要求される。FECエンコーダ210によるFECエンコーディングは、制御された方法で、冗長なビットを作り出す。その結果、伝搬誤りは受信側において訂正され得る。総合的なスペクトル効率は減少するけれども、伝送は全体としてロバストになる。すなわち、ビット誤り率(BER)がSN比(Signal to Noise ratio:SNR)と比べてより早く
減衰する。
なお、非回転超立方体コンステレーション上での情報ビットの本来のマッピングに関しては、各次元は、バイナリーマッピング或いはグレイマッピングを使って、Bビットに分けられて変調される。それ故、離散値の数は2Bで、コンステレーションポイントの数は
B×Nである。
複素シンボルマッパ240は、回転コンステレーションマッパ230からの入力であるN次元の回転コンステレーションシンボルを表すN個のコンステレーション成分を異なる複素シンボルにマッピングする。
複素シンボルマッパ240によるN次元の回転コンステレーションシンボルを表すN個のコンステレーション成分の、複素シンボルへのマッピングに関して、多数実現でき、そのいくつかを図3に示す。その本質的な機能は、1つの回転コンステレーションシンボルを表すN個のコンステレーション成分を異なった複素シンボルにマッピングすることである。
図3は、4次元の場合の例である。図3中の同じ値(例えば、“1”)のボックスは、4次元の回転コンステレーションシンボルのグループを表しており、そのボックス内の値はグループの番号を表している。また、1つのボックスは1つの次元のコンステレーション成分を表している。
図3の"Constellation symbols"は4次元の回転コンステレーションシンボルが6つ並
んだ状態を表す。図3の"Complex symbols"は6つの4次元の回転コンステレーションシ
ンボルを並び替えて得られた12個の複素シンボルを表している。但し、図3では"Complex symbols"として3つの態様を例示している。なお、実際に伝送する際は、並び替えに
よって得られた1つの"Complex symbols"の上下に並ぶ2つのコンステレーション成分を
ペアリングしたものを複素シンボルとして変調して伝送する。
シンボルインタリーバ/シンボルマッパ250は、複素シンボルマッパ240からの入力である複素シンボルに対してシンボルインタリービングを行うと共に、シンボルインタリービング後の複素シンボルを、異なるタイムスロット、周波数、伝送アンテナ、或いは、それらの組合せにマッピングする。シンボルインタリービングはブロックインターリービング或いは畳み込みインタリービングである。
各伝送アンテナ270−1〜270−Mに対して設けられた1つの変調チェーン260−1〜260−Mは、シンボルインタリーバ/シンボルマッパ250からの入力に対して、フェージング係数推定用のパイロットの挿入、時間領域への変換、D/A(Digital to
Analog)変換、送信フィルタリング、直交変調等の処理を施し、送信信号を伝送アンテ
ナ270−1〜270−Mから送出する。
[Receiver Side]
受信機側において、送信機側の正確な逆のステップが実行されなければならない。図2にブロック構成を示した送信機に対応した受信機のブロック構成を図4に示す。
受信機は、受信アンテナ410−1〜410−Mと、復調チェーン420−1〜420−Mと、シンボルデマッパ/シンボルデインタリーバ430と、複素シンボルデマッパ440と、回転コンステレーションデマッパ450と、ビットデインタリーバ460と、FECデコーダ470とを備える。
各受信アンテナ410−1〜410−Mに対して設けられた1つの復調チェーン420−1〜420−Mは、図2の送信機によって送信され、受信アンテナ410−1〜410−Mで受信された受信信号に対して、A/D(Analog to Digital)変換、受信フィルタ
リング、直交復調等の処理を施し、パイロットを利用して伝送路特性の振幅値(フェージング係数)の推定および雑音分散の推定を行い、位相が補正された受信信号とともにそれらを出力する。
シンボルデマッパ/シンボルデインタリーバ430は、復調チェーン420−1〜420−Mからの入力に対して、送信機のシンボルインタリーバ/シンボルマッパ230の処
理と逆の処理を行う。
複素シンボルデマッパ440は、シンボルデマッパ/シンボルデインタリーバ430からの入力に対して、送信機の複素シンボルマッパ240の処理と逆の処理を行う。これによって、N次元の回転コンステレーションシンボルが得られる。
回転コンステレーションデマッパ450は、N次元の回転コンステレーションシンボルのデマッピング処理を行い、そのN次元の回転コンステレーションに含まれる各ビットの判定結果を出力する。
ビットデインタリーバ460は、回転コンステレーションデマッパ450からの入力に対して、送信機のビットインタリーバ220の処理と逆の処理を行う。
FECデコーダ470はビットデインタリーバ460からの入力に対してFECデコーディングを行う。
以下、回転コンステレーションデマッパ450について更に説明する。
回転コンステレーションデマッパ450によるN次元の回転コンステレーションシンボルのデマッピング処理は下記の2つの方法(i)、(ii)で実施され得る。
(i)まず、コンステレーションを逆回転し、次いで、別々に各次元に対するビットの抽出を行う。
(ii)一度に全次元のビットをデコードする。
第1の解法(上記の(i))は最も単純であるが、その性能は準最適である。その性能は、回転コンステレーションにとって、非回転のコンステレーションに対してよりさらに悪くなる。簡易なため、この解法は低コストの受信機で使用される。
第2の方法(上記の(ii))はより複雑であるが、所定のSNRにおいてBERに関してよりよい性能を提供する。以下に、この第2の方法をより詳細に記載する。
送信機のように、受信機の好ましい形態は、図4に示すように、回転コンステレーションデマッパ450の後段に、付加的にビットデインタリーバ460を介して、FECデコーダ470を含む。より正確には、回転されたコンステレーションデマッピングを行う回転コンステレーションデマッパ450は、図5に示すように、N次元シンボルベクトル(y1,・・・,yN)と推定されたフェーシング係数ベクトル(h1,・・・,hN)とを受け取り、各シンボルからN×Bビットのデータ(b1,・・・,bN×B)を取り出す。
FECデコーディングが用いられるとき、誤り訂正の性能が準最適化であるので、N次元の回転コンステレーションシンボルのデマッピング処理は硬判定を行うことによってもはや実施され得ない。代わりに、軟ビット(soft bits)が、確率の形式、或いは、対数
尤度比(Log-likelihood ratio:LLR)の形式において、使用される。確率乗算が便宜上和として表されるため、LLR表現の方が選ばれる。定義により、ビットbkのLLR
は下記の(数12)であるとする。
Figure 2015159544
但し、P(bk=0|y)とP(bk=1|y)は、夫々、受信シンボルベクトルyを受信したときにbk=0とbk=1が伝送されていた事前確率である。既知理論によれば、コンステレーションのビットbkのLLRは下記の(数13)の正確な式で表される。
Figure 2015159544
N次元コンステレーションに関して、平方ノルムはN次元空間において受信シンボルベクトルyからフェージングを受けたコンステレーションシンボルベクトルHsまでの平方ユークリッド距離を表し、下記の(数14)で表される。
Figure 2015159544
各ビットbkはコンステレーションを等しいサイズの2つの部分Sk 0とSk 1に分割し、
k 0とSk 1は夫々bkが0と1に対応する。一例として、グレイエンコーディングによる
古典的な16−QAMコンステレーションに関して図6A、図6Bに示す。図6Aはコンステレーションエンコーディングを示し、図6Bは各ビットbkに対する2つの部分を示
す。
LLRに対する正確な式(上記の(数13))は、指数関数、除算、対数を用いる計算のため困難である。実用的には、max−logと呼ばれる下記の(数15)に示す近似が行われ、この近似はわずかの誤差を含む。
Figure 2015159544
上記の(数15)を利用することによって、上記の(数13)から、下記の(数16)に示す、LLRに対する更にいっそう簡単な式が導き出される。
Figure 2015159544
各受信シンボルベクトルyに対して、全ての2B×Nのコンステレーションポイントへの距離が計算され、各部分に対する最小値が決定される。
16QAM回転コンステレーション(N=2,B=2)に対するLLRデマッパ(図4
の回転コンステレーションデマッパ450の一例)の好ましいハードウェア構成を図7に示す。
LLRデマッパは、カウンタ710と、回転コンステレーションマッパ720と、平方ユークリッド距離演算器730と、最小器740−1〜740−4と、加算器750−1〜750−4とを備える。
各受信シンボルベクトルy毎に、カウンタ710は24=16のコンステレーションポ
イントの全ての生成を繰り返して行い、コンステレーションポイントを表す4ビットb1
,b2,b3,b4を回転コンステレーションマッパ720へ出力する。
回転コンステレーションマッパ720は、カウンタ710から供給されたカウンタ値をインデックスとして用いてルックアップテーブルから2次元の回転コンステレーションポイントを選択し、選択して得られた2つのコンステレーション成分s1,s2を平方ユークリッド距離演算器730へ出力する。
平方ユークリッド距離演算器730は、平方ユークリッド距離を計算する(図8参照)。
最小器740−1〜740−4は、各ビットについて2つの部分に対する最小の平方ユークリッド距離を保持する(図9参照)。各ビットに対する2つのコンステレーション部分は単にカウンタ710の対応するビットによって示される。
加算器750−1〜750−4は、最小器740−1〜740−4のmin0(ビット0に対応)の出力から、min1(ビット1に対応)の出力を減算し、減算の結果をL(b1)〜L(b4)として出力する。
N次元の平方ユークリッド距離の計算を行う平方ユークリッド距離演算器の回路図を図8に示す。なお、平方ユークリッド距離演算器730は、図8の回路構成をN=2に変形したものである。
平方ユークリッド距離演算器は、乗算器810−1〜810−Nと、加算器820−1〜820−Nと、乗算器810〜1〜810−Nと、加算器840と、乗算器850を備える。
乗算器810−1〜810−Nは、h1〜hNとs1〜sNとを乗算し、加算器820−1〜820−Nは、y1〜yNからh11〜hNNを減算し、乗算器830−1〜830−Nは、y1−h11〜yN−hNNとy1−h11〜yN−hNNとを乗算する。
加算器840は、乗算器830−1〜830−Nの出力を加算し、乗算器850は、加算器840の出力に1/2σ2を乗算する。乗算器850の出力がN次元の平方ユークリ
ッド距離である。
各ビットに対する最小の平方ユークリッド距離の計算を行う最小器740−1〜740−4の回路図を図9に示す。1ビットのサブセット(或いは部分)入力は、現在の部分を示す。
最小器740−1〜740−4は、比較器910と、セレクタ920と、インバータ930と、Dフリップフロップ940−0,940−1と、セレクタ950とを備える。
サブセットの値(カウンタ710からの入力値)が0であるときの図9の動作を説明する。
セレクタ950は、Dフリップフロップ940−0の出力とDフリップフロップ940
−1の出力とからDフリップフロップ940−0の出力を選択して出力する。
比較器910は、平方ユークリッド距離演算器730で計算された平方ユークリッド距離を示すdin(A)とセレクタ950の出力(B)とを比較して、BがAより小さい場合には0を出力し、セレクタ920は、比較器910から受け取った0に基づき、dinとセレクタ950の出力とからセレクタ950の出力を選択して出力する。一方、比較器910は、AがBより小さい場合には1を出力し、セレクタ920は、比較器910から受け取った1に基づき、dinとセレクタ950の出力とからdinを選択して出力する。なお、AとBが等しい場合には、セレクタ920においてdinとセレクタ950の出力のいずれを選択しても同じ結果が得られるため、比較器910は0または1のいずれを出力してもよい。
インバータ930はサブセットの値“0”を反転する。Dフリップフロップ940−0のイネーブル端子には1が入力され、Dフリップフロップ940−0は、イネーブルであるので、セレクタ920の出力の取り込みを行う。一方、Dフリップフロップ940−1のイネーブル端子に0が入力され、Dフリップフロップ940−1は、ディセーブルであるので、セレクタ920の出力の取り込みを行わない。
サブセットの値が1であるときの図9の動作を説明する。
セレクタ950は、Dフリップフロップ940−0の出力とDフリップフロップ940−1の出力とからDフリップフロップ940−1の出力を選択して出力する。
比較器910は、din(A)とセレクタ950の出力(B)とを比較して、BがAより小さい場合には0を出力し、セレクタ920は、比較器910から受け取った0に基づき、dinとセレクタ950の出力とからセレクタ950の出力を選択して出力する。一方、比較器910は、AがBより小さい場合には1を出力し、セレクタ920は、比較器910から受け取った1に基づき、dinとセレクタ950の出力とからdinを選択して出力する。なお、AとBが等しい場合には、セレクタ920においてdinとセレクタ950の出力のいずれを選択しても同じ結果が得られるため、比較器910は0または1のいずれを出力してもよい。
Dフリップフロップ940−1のイネーブル端子に1が入力され、Dフリップフロップ940−1は、イネーブルであるので、セレクタ920の出力の取り込みを行う。一方、インバータ930はサブセットの値“1”を反転する。Dフリップフロップ940−0のイネーブル端子には0が入力され、Dフリップフロップ940−0は、ディセーブルであるので、セレクタ920の出力の取り込みを行わない。
受信機の性能における意味のある改良が、反復復号を利用することによって成し遂げられる。この反復復号を利用した構成の受信機は、図10に示すように、回転コンステレーションマッパ1010と、ビットデインタリーバ1020と、FECデコーダ1030と、加算器1040と、ビットインタリーバ1050とを備え、回転コンステレーションデマッパ1010とFECデコーダ1030は、ループするように接続されている。
回転コンステレーションデマッパ1010は、N次元の回転コンステレーションシンボルのデマッピング処理を行い、Lを出力する(図11参照。)。ビットデインタリーバ1020は、回転コンステレーションデマッパ1010からの入力に対して、送信機のビットインタリーバ220の処理と逆の処理を行う。FECデコーダ1030はビットデインタリーバ1020からの入力に対してFECデコーディングを行う。
加算器1040は、FECデコーダ1030の出力からFECデコーダ1030の入力を減算する。ビットインタリーバ1050は加算器1040の出力に対して、送信機のビットインタリーバ220の処理と同じ処理を行い、LEを出力する。LEは外部情報と呼ば
れ、回転コンステレーションデマッパ1010によるN次元の回転コンステレーションシンボルのデマッピング処理を助力するために回転コンステレーションデマッパ1010へフィードバックされる。この場合、FECデコーディングは例えばLLRの形式において、軟ビットを作り出すことが絶対不可欠である。
文献によれば、ビットbkに対してLLRを計算するための式が下記の(数17)で与
えられる。
Figure 2015159544
但し、xは各コンステレーションポイントに関連したK=N×Bビットを表し、Xk 0とXk 1はビットkに関連した2つのコンステレーションの部分を表し、各コンステレーションポイントは整数座標のNビットの代わりに、N×Bビットによって表される。更に、sはs(x)として表現され、コンステレーションマッピング関数を表す。
例えば、X3 0とX3 1は下記の(数18)で示される。
Figure 2015159544
反復復号用の回転コンステレーションデマッパ1010の一構成例を図11に示す。反復復号用の回転コンステレーションデマッパ1010は非反復復号用の回転コンステレーションデマッパに類似していることに注意すべきである。同様の要素には同様の参照符号を付し、その詳細な説明は省略する。
回転コンステレーションデマッパ1010は、カウンタ710と、回転コンステレーションマッパ720と、平方ユークリッド距離演算器730と、最小器740−1〜740−4と、加算器750−1〜750−4とに加え、論理積器1110−1〜1110−4と、加算器1120と、加算器1130−1〜1130−4と、加算器1140−1〜1140−4とを備える。
論理積器1110−1〜1110−4は、ビットインタリーバ1050の出力LE(b
1)〜LE(b4)とカウンタ710の出力b1〜b4との論理積演算を行い、加算器1
120は、論理積器1110−1〜1110−4の出力を加算する。加算器1130−1
〜1130−4は加算器1120の出力から論理積器1110−1〜1110−4の出力を減算する。加算器1140−1〜1140−4は、平方ユークリッド距離演算部730の出力から加算器1130−1〜1130−4の出力を減算し、減算値を最小器740−1〜740−4のdinへ出力する。
K. Boulle and J. C. Belfiore, "Modulation Scheme Designed for the Rayleigh Fading Channel", presented at CISS 1992 B. D. Jelicic and S. Roy, "Design of Trellis Coded QAM for Flat Fading and AWGN Channels", IEEE Transactions on Vehicular Technology, Vol. 44, Feb. 1995 J. Boutros and E. Viterbo, "Signal Space Diversity: A Power- and Bandwidth- Efficient Diversity Technique for the Rayleigh Fading Channel", IEEE Transactions on Information Theory, Vol. 44, July. 1998 M. O. Damen and K. Abed- Meraim and J.C. Belfiore, "Diagonal Algebraic Space- Time Block Codes", IEEE Transactions on Information Theory, Vol. 48, March. 2002
上述のように、コンステレーションを回転させる回転行列の検討が様々行われてきたが、これまでの検討結果では、様々なコンステレーションサイズに対して、高度な変調ダイバーシチを伴うデジタル変調用の多次元回転コンステレーション(多次元回転行列)を生成するための効率的な方法は提供されていなかった。
非特許文献2に記載されたギブンス回転を利用するアプローチは、最適な多次元回転コンステレーションを生成するためのパラメータの数がそのコンステレーションの次元数の2乗オーダで増加する課題を有していた。
非特許文献3に記載された“canonical embedding(標準埋め込み)”を利用する第1
のアプローチは、多次元回転行列の生成方法が次元の数で一意に決定され、異なるコンステレーションサイズに対して最適化を許容する一つのパラメータも持たないため、様々なコンステレーションサイズに応じて変調ダイバーシチ効果を最大化することができない課題を有していた。
非特許文献3に記載された2次元と3次元の回転行列を積み重ねた拡張(stacked expansion)を使ってより大きな次元を持った多次元回転行列を作りだす第2のアプローチは
、次元が大きくなるに従って積み重ねられた回転行列の間の代数的関係が複雑になり、最適化が困難になるという課題を有していた。
本発明の目的は、様々なコンステレーションサイズに対して、高度な変調ダイバーシチを伴うデジタル伝送用の多次元回転コンステレーション(多次元回転行列)を生成するための効率的な方法を提供し、それを利用して得られる多次元回転コンステレーションに基づくデータの伝送を行う送信装置及び送信方法と、それを利用して得られる多次元回転コンステレーションに基づくデータの受信を行う受信装置及び受信方法を提供することである。
本発明の送信装置は、複数の伝送チャネルを使ってデータ伝送を行う送信装置であって、伝送されるべきデータに応じて、各々が複数成分を持つ複数のコンステレーションポイントの中から1つのコンステレーションポイントを選択するモジュレータと、選択された
コンステレーションポイントの各成分を複数の伝送チャネルの異なる一つを使って伝送するトランスミッタと、を備え、前記複数のコンステレーションポイントは、直交変換をN次元整数格子ZNの部分集合に適用することによって得られるN次元空間内の位置によっ
て定義され、前記Nは4の倍数であり、前記直交変換は、主対角線上にある全要素の絶対値が第1の値に等しく、主対角線上にない全要素の絶対値がゼロでない第2の値に等しい、N行N列の行列表現を持つ。
これによれば、様々なコンステレーションサイズに対して、高度な変調ダイバーシチを伴うデジタル伝送用の多次元回転コンステレーション(多次元回転行列)を効率的に生成することが可能になる。また、生成された多次元回転行列を利用して得られる多次元回転コンステレーションによって、高度な変調ダイバーシチ効果を有するデータ伝送を行うことが可能になる。
2次元におけるコンステレーションの一例とそのフェージングの影響を示す図。 図1Aのコンステレーションを回転させることによって得られる2次元におけるコンステレーションの一例とそのフェージングの影響を示す図。 従来の送信機のブロック構成図。 コンステレーションシンボルの複素シンボルへのマッピングを説明するための概略図。 従来の受信機のブロック構成図。 回転コンステレーションデマッパの入力及び出力の説明図。 グレイエンコーディングでの従来の16QAMコンステレーションの一例を示す図。 図6Aのコンステレーションの各ビットに対する2つの部分を説明するための図。 16QAM回転コンステレーションに対するLLRデマッパのハードウェア構成の一例を示す図。 N次元の平方ユークリッド距離の計算を行う平方ユークリッド距離演算器のハードウェア構成の一例を示す図。 最小の平方ユークリッド距離の計算を行う最小器のハードウェア構成の一例を示す図。 反復復号を行う回路のブロック構成図。 反復復号用の回転コンステレーションデマッパのハードウェア構成の一例を示す図。 本発明の実施の形態の送信機のブロック構成図。 本発明の実施の形態の受信機のブロック構成図。 図13の回転コンステレーションデマッパのブロック構成図。
第1の送信装置は、複数の伝送チャネルを使ってデータ伝送を行う送信装置であって、伝送されるべきデータに応じて、各々が複数成分を持つ複数のコンステレーションポイントの中から1つのコンステレーションポイントを選択するモジュレータと、選択されたコンステレーションポイントの各成分を複数の伝送チャネルの異なる一つを使って伝送するトランスミッタと、を備え、前記複数のコンステレーションポイントは、直交変換をN次元整数格子ZNの部分集合に適用することによって得られるN次元空間内の位置によって
定義され、前記Nは4の倍数であり、前記直交変換は、主対角線上にある全要素の絶対値が第1の値に等しく、主対角線上にない全要素の絶対値がゼロでない第2の値に等しい、
N行N列の行列表現を持つ。
第1の送信方法は、複数の伝送チャネルを使ってデータ伝送を行う送信方法であって、伝送されるべきデータに応じて、各々が複数成分を持つ複数のコンステレーションポイントの中から1つのコンステレーションポイントを選択するステップと、選択されたコンステレーションポイントの各成分を複数の伝送チャネルの異なる一つを使って伝送するステップと、を有し、前記複数のコンステレーションポイントは、直交変換をN次元整数格子ZNの部分集合に適用することによって得られるN次元空間内の位置によって定義され、
前記Nは4の倍数であり、前記直交変換は、主対角線上にある全要素の絶対値が第1の値に等しく、主対角線上にない全要素の絶対値がゼロでない第2の値に等しい、N行N列の行列表現を持つ。
これらによれば、様々なコンステレーションサイズに対して、高度な変調ダイバーシチを伴うデジタル伝送用の多次元回転コンステレーション(多次元回転行列)を効率的に生成することが可能になる。また、生成された多次元回転行列を利用して得られる多次元回転コンステレーションによって、高度な変調ダイバーシチ効果を有するデータ伝送を行うことが可能になる。
第2の送信装置及び第2の送信方法は、夫々、第1の送信装置及び第1の送信方法において、前記直交変換は、主対角線上にある全要素の絶対値が第1の値に等しく、主対角線上にない全要素の絶対値がゼロでない第2の値に等しいN行N列の行列表現の列、行、或いは、列及び行を並び替えた行列表現を持つ。
これらによれば、直交変換が主対角線上にある全要素の絶対値が第1の値に等しく、主対角線上にない全要素の絶対値がゼロでない第2の値に等しい、N行N列の行列表現を持つ場合と同様の効果が得られる。
第3の送信装置は、第1の送信装置において、前記選択されたコンステレーションポイントの成分が伝送される前記伝送チャネルのフェージングが無相関であるように、前記選択されたコンステレーションポイントの各成分をその成分が伝送されるべき前記複数の伝送チャネルの一つにマッピングするマッパを更に備える。
第3の送信方法は、第1の送信方法において、前記選択されたコンステレーションポイントの成分が伝送される前記伝送チャネルのフェージングが無相関であるように、前記選択されたコンステレーションポイントの各成分をその成分が伝送されるべき前記複数の伝送チャネルの一つにマッピングするステップを更に有する。
これによれば、フェージングが存在する状況下においても、伝送性能の最適化が図られる。
第4の送信装置は、第1の送信装置において、前記トランスミッタは、選択されたコンステレーションポイントの各成分を、複数のタイムスロット、周波数、伝送アンテナ、或いは、それらの組合せの、異なる1つを使って伝送するように、調整する。
第5の送信装置及び第4の送信方法は、夫々、第1の送信装置及び第1の送信方法において、前記複数の伝送チャネルは、直交周波数分割多重スキームでの複数の異なるキャリアを含む。
第6の送信装置及び第5の送信方法は、夫々、第1の送信装置及び第1の送信方法において、前記複数の伝送チャネルは、直交周波数分割多重スキームでの複数の異なるシンボルを含む。
第1の受信装置は、複数の伝送チャネルを使ってデータ受信を行う受信装置であって、複数の伝送チャネル上の複数の成分信号を受信するレシーバと、受信した前記複数の成分
信号に応じて、複数のコンステレーションポイントの中から1つのコンステレーションポイントを選択するデモジュレータと、を備え、前記複数のコンステレーションポイントは、直交変換をN次元整数格子ZNの部分集合に適用することによって得られるN次元空間
内の位置によって定義され、前記Nは4の倍数であり、前記直交変換は、主対角線上にある全要素の絶対値が第1の値に等しく、主対角線上にない全要素の絶対値がゼロでない第2の値に等しい、N行N列の行列表現を持つ。
第1の受信方法は、複数の伝送チャネルを使ってデータ受信を行う受信方法であって、複数の伝送チャネル上の複数の成分信号を受信するステップと、受信した前記複数の成分信号に応じて、複数のコンステレーションポイントの中から1つのコンステレーションポイントを選択するステップと、を有し、前記複数のコンステレーションポイントは、直交変換をN次元整数格子ZNの部分集合に適用することによって得られるN次元空間内の位
置によって定義され、前記Nは4の倍数であり、前記直交変換は、主対角線上にある全要素の絶対値が第1の値に等しく、主対角線上にない全要素の絶対値がゼロでない第2の値に等しい、N行N列の行列表現を持つ。
これらによれば、様々なコンステレーションサイズに対して、高度な変調ダイバーシチを伴うデジタル伝送用の多次元回転コンステレーション(多次元回転行列)を効率的に生成することが可能になる。また、生成された多次元回転行列を利用して得られる多次元回転コンステレーションによって、高度な変調ダイバーシチ効果を有するデータ受信を行うことが可能になる。
第2の受信装置及び第2の受信方法は、夫々、第1の受信装置及び第1の受信方法において、前記直交変換は、主対角線上にある全要素の絶対値が第1の値に等しく、主対角線上にない全要素の絶対値がゼロでない第2の値に等しいN行N列の行列表現の列、行、或いは、列及び行を並び替えた行列表現を持つ。
これらによれば、直交変換が主対角線上にある全要素の絶対値が第1の値に等しく、主対角線上にない全要素の絶対値がゼロでない第2の値に等しい、N行N列の行列表現を持つ場合と同様の効果が得られる。
第3の受信装置及び第3の受信方法は、夫々、第1の受信装置及び第1の受信方法において、前記複数の伝送チャネルは、直交周波数分割多重スキームでの複数の異なるキャリアを含む。
第4の受信装置及び第4の受信方法は、夫々、第1の受信装置及び第1の受信方法において、前記複数の伝送チャネルは、直交周波数分割多重スキームでの複数の異なるシンボルを含む。
第1の多次元コンステレーションの生成方法は、データ通信におけるデジタル変調スキームのための多次元コンステレーションの生成方法であって、多次元ベクトル空間の複数のベクトルを受信するステップと、直交変換を受信した前記複数のベクトルに適用することによって多次元コンステレーションのコンステレーションポイントを得るステップと、を有し、前記直交変換は、受信したいかなる2つの異なったベクトルの成分における異なる値の最小数に対して、いかなる2つの異なった多次元コンステレーションポイントの成分における異なった値の数が増加するように調整され、Nは4の倍数であり、前記直交変換は、主対角線上にある全要素の絶対値が第1の値に等しく、主対角線上にない全要素の絶対値がゼロでない第2の値に等しい、N行N列の行列表現を持つ。
これによれば、様々なコンステレーションサイズに対して、高度な変調ダイバーシチを伴うデジタル伝送用の多次元回転コンステレーション(多次元回転行列)を効率的に生成することが可能になる。
第2の多次元コンステレーションの生成方法は、第1の多次元コンステレーションの生成方法において、前記直交変換は、主対角線上にある全要素の絶対値が第1の値に等しく、主対角線上にない全要素の絶対値がゼロでない第2の値に等しいN行N列の行列表現の列、行、或いは、列及び行を並び替えた行列表現を持つ。
これによれば、直交変換が主対角線上にある全要素の絶対値が第1の値に等しく、主対角線上にない全要素の絶対値がゼロでない第2の値に等しい、N行N列の行列表現を持つ場合と同様の効果が得られる。
第3の多次元コンステレーションの生成方法は、第1の多次元コンステレーションの生成方法において、実数としての回転因子rを0と1との間で選択するステップと、前記第1の値aを、式
Figure 2015159544
の値を求めることによって計算するステップと、前記第2の値b、式
Figure 2015159544
の値を求めることによって計算するステップと、
Figure 2015159544
が直交行列になるように、その行列表現の各要素(i,j)に対して、符号si,jを選択
することによって前記直交変換を決定するステップと、を更に有する。
これによれば、直交変換の決定を容易に行うことができる。
第4の多次元コンステレーションの生成方法は、第3の多次元コンステレーションの生成方法において、前記選択された回転因子は、いかなる2つの異なった多次元コンステレーションポイントの成分における異なった値の最小数を最大にする。
これによれば、高度の変調ダイバーシチと、それとともにフェージングの存在下における増大したロバストネスが、スペクトル効率を維持しながら、達成される。
第5の多次元コンステレーションの生成方法は、第1の多次元コンステレーションの生成方法において、受信した前記複数のベクトルは、N次元整数格子ZNの部分集合を表す
これは、簡単な数値実行に役立つ。
以下、本発明の実施の形態について図面を参照しつつ説明する。
まず、提案する多次元回転行列について説明する。
多次元回転行列は、一つの独立したパラメータを持ち、可能な限り規則正しい構造を持つ。そのパラメータは可能な限り、様々なコンステレーションサイズに対して誤り率を最小にするように設定される。特に、多次元回転コンステレーションを得るために使用される多次元回転行列には次の2つの条件(i),(ii)が課される。
(i)各出力は1つの支配的な入力を持つ。
(ii)残りの入力は等しい重みを持つ。
条件(i),(ii)は、N=4の場合、多次元回転行列が下記の(数19)の形式であれば満たされる。
Figure 2015159544
一般的には、多次元回転行列が下記の(数20)の形式であれば、条件(i),(ii)が満たされる。なお、(数20)の多次元回転行列はN行N列の行列である。
Figure 2015159544
但し、a,bは実パラメータであり、符号値(Sign Value)si,jはsi,j∈{−1,+1}である。なお、上記の条件(i),(ii)を満たすパラメータa,bの値は、a>b>0である。
明らかに、同じ利点が上記の(数20)に示した多次元回転行列の列及び/又は行を並び替えた行列においても得られる。従って、多次元回転行列として、上記の(数20)の行列を用いるようにしてもよく、また、(数20)の行列の列及び/又は行を並び替えて得られた行列を用いるようにしても良い。(数20)の行列及びその列及び/又は行を並び替えて得られた行列の特徴は、各行に実パラメータaを持つ要素が1つあり、各列に実パラメータaを持つ要素が1つあり、且つ、それ以外の要素が実パラメータbを持っていることである。
以下、上記の(数20)の多次元回転行列の正規化について記載する。なお、(数20)の行列の列及び/又は行を並び替えて得られた行列(多次元回転行列)に対しても同様の正規化を行うことができる。
正規化条件はパラメータa,bとの間で下記の(数21)に示す関係を成立させる。
Figure 2015159544
それ故、多次元回転行列は1つの独立したパラメータのみを持つ。0と1との間の“回転因子”rを下記の(数22)のように定義する。
Figure 2015159544
それ故、パラメータa、bは“回転因子”rを使って下記の(数23)のように表される。
Figure 2015159544
“回転因子”rを利用することの利点は、次元数にかかわらずその範囲が常に0〜1であることである。回転因子rの最適値は、コンステレーションサイズ、即ち、次元数Nと正方形/立方体コンステレーションの1次元当たりのビット数Bに依存する。なお、上記の条件(i),(ii)を満たすrの値は0より大きく1より小さい。
但し、多次元コンステレーションを回転させる多次元回転行列として、正規化されていない多次元回転行列を用いるようにしてもよく、正規化された多次元回転行列を用いるようにしても良い。
唯一の未解決の問題は、符号行列Sがどのような値をとるかということである。符号行列Sは下記の(数24)で定義される。
Figure 2015159544
十分条件でないけれども必要条件は、符号行列Sは、スケーリング係数に至るまで、直交でなければならない。このような行列は文献ではアダマール行列として知られている。多次元回転行列Rにおけるaとbが異なっているので、下記の(数25)に示す、付加的な条件が課される。
Figure 2015159544
この条件は、いかなるa×b積が対応するb×a積に相殺されることを保証する。
もし主対角線上の全要素が同じ符号を持ち、主対角線に対して対称な位置の要素が互いに反対の符号を持つならば、この条件は満たされる。4次元と8次元の場合に対する特に好ましい符号行列の例を下記の(数26)と(数27)に示す。
Figure 2015159544
Figure 2015159544
アダマール行列は4の倍数であるサイズに対してのみ可能であることに注意すべきである。多次元回転行列は4の倍数の次元数に対してのみ存在する。従って、本発明によるコンステレーションの次元数は好ましくは4の倍数(4、8、12、16など)である。
符号行列Sが一旦固定されると、結果として得られる多次元回転行列Rは、適宜に回転因子rを選択し、選択した回転因子rを用いて上記の(数23)からパラメータaの値とパラメータbの値を計算することによって、あるコンステレーションサイズ、即ち、1次元当たりのビット数或いはコンステレーションポイント数に対して最適化される。最後まで、何か適した最適化アルゴリズムが使用されてもよい。最適化の標的として、いかなる2つ異なる多次元回転コンステレーションポイントの成分における異なる値の最小数が使用されてもよい。他の最適化の標的は同じように使用されてもよい。本発明の好ましい実施の形態によれば、費用関数が、いかなる2つの異なる多次元回転コンステレーションポイントの対応する成分間の最小絶対値差を考慮に入れて定義される。このような費用関数の例が、2つの多次元回転コンステレーションポイントの対応する成分間の全N絶対値差に対して最小を計算し、これらの最小を合計する、或いは、多次元回転コンステレーションポイントの全ペアでそれらの平方を計算する。
多次元回転コンステレーションは、いかなる2つの異なる多次元回転コンステレーションポイントの成分における異なる値の最小数が、多次元非回転コンステレーションにおけるそれよりも大きければ、既に有用である。また、多次元回転コンステレーションは、いかなる2つの異なる多次元コンステレーションポイントの2つの対応する成分の最小絶対値差が多次元非回転コンステレーションのそれよりも大きければ、既に有用である。
本発明の好ましい実施の形態において、伝送チャネルとデコーダを含む全体の伝送処理は、ビットエラーレートを決定するために、シミュレーションされている。それから、“回転因子”rは、決定したビットエラーレートを最小にするように、調整される。
本発明は、最適なスペクトル効率で、複数のフェージング(サブ)チャネル或いはスロットを使ってデータの変調及び伝送用に使われ得る、多次元回転コンステレーションを生成する。最後まで、所望の次元数Nと1次元当たりの所望のビット数(即ち、1方向当たりのコンステレーションポイントの数)とを持った従来の超立方体コンステレーションが、例えば、適切なN次元整数格子ZNの部分集合を選択することによって定められる。こ
こで、ZNは、整数座標を持つN次元空間の全ポイントの集合である。この超立方体コン
ステレーションは、例えば、N次元に対する、従来の等辺等角のQAMの生成であってもよい。他の初期コンステレーションは、N次元の円形のコンステレーションなどの生成のように使用されても良い。
一旦、初期コンステレーションが固定されると、回転されたコンステレーションポイントの集合、即ち、多次元回転コンステレーションを得るために、上記に定義した多次元回転行列Rを、初期コンステレーションポイントの各々に適用することによって、回転を施しても良い。多次元回転コンステレーションは、“回転因子”rの入念な選択に依存することによって、提供される変調ダイバーシチの度合いの項において、初期コンステレーションよりもっと有益である。“回転因子”rとそれを伴った回転コンステレーションは、特別なアプリケーションの要求に応じて、最大変調ダイバーシチ、或いは少なくとも変調ダイバーシチのある最小の度合いを提供するコンステレーションを得られるように、変形されてもよい。
本発明は、また、上記に記述した方法によって得られた多次元回転コンステレーションを使用する変調スキームに基づいて、複数のフェージング(サブ)チャネル或いはスロット上で効率的にデータの伝送と受信を行う方法と装置を提供する。発明に関する方法或いは装置は、所望の多次元回転コンステレーションを得るための上述した方法を実行するか、上述した方法によって計算された、予め定義して予め保持しておいた多次元回転コンステレーションのコンステレーションポイントを使用するものであってもよい。後者の場合、発明に関する方法或いは装置は、少なくともいくつかの多次元回転コンステレーションポイントの位置を示す情報が蓄えられた、ストレージにアクセスする。
本発明の他の観点は、N次元回転コンステレーションのN次元が伝送中にそれらが独立したフェージングを受けるように、N次元回転コンステレーションのN次元の分離とマッピングに関する。これは、期待したダイバーシチ性能を実現するために必要な重要な側面である。
一般に、これは、チャネルのフェージングが無相関であるという条件で、複数の伝送チャネルの異なった一つの伝送チャネルを使って、N次元回転コンステレーションのコンステレーションポイントのN成分の各々を伝送することによって実現可能である。ターム“複数の伝送チャネルの異なった一つの伝送チャネル”は、複数のタイムスロットの異なった一つのタイムスロット、複数の周波数の異なった一つの周波数、複数の伝送アンテナの異なった一つの伝送アンテナ、或いは、複数のそれらの組合せの異なった一つの組合せ、として言及される。直交周波数分割多重(OFDM)のコンテキストにおいて、特に、ターム“複数の伝送チャネルの異なった一つの伝送チャネル”は、複数のアクティブキャリアの異なった一つのアクティブキャリア、或いは、複数のOFDMシンボルの異なった一つのOFDMシンボル、或いは、複数のそれらの組合せの異なった一つの組合せとして言及されてもよい。シングルキャリアシステムのコンテキストにおいて、特に、ターム“複数の伝送チャネルの異なった一つの伝送チャネル”は、複数のシンボルの異なった一つのシンボル、或いは、複数のタイムスロットの異なった一つのタイムスロットとして言及されてもよい。
更に、信号処理が伝送前に可能である。重大な側面は、N次元が、理想的には無相関の、異なったフェージングを受けなければならない、ということである。
異なったタイムスロット、周波数、伝送アンテナに渡ったN次元の拡散は、例えば、適切なインタリービングとマッピングとを使うことによって実現される。
本発明の他の観点は、伝送用の複素シンボルへの、N次元回転コンステレーションのN実次元のマッピングに関する。所定のチャネルの同相成分と直交成分のフェージングは典型的には同一であるので、複素シンボルは、同じN次元回転コンステレーションポイント
の2つの異なる成分で作られるべきではない。代わりに、N次元回転コンステレーションポイントのN成分が所望のダイバーシチを保証するために、異なる複素シンボルにマッピングされなければならない。
この方法で生成された複素シンボルは、それから、従来の方法で、インタリービングとマッピングを使用して、使用できるタイムスロット、周波数、及び/或いはアンテナなどに拡散される。この結果、N次元は無相関のフェージングに支配を受ける。
データ伝送におけるデジタル変調スキームのための多次元コンステレーションの生成方法の流れの一例を記載する。これは、例えばコンピュータシステムによって実現され、下記の各ステップがCPU(Central Processing Unit)によって実行される。
(ステップ1)N次元ベクトル空間の複数のベクトルを受信する。但し、受信した複数のベクトルは、例えば、N次元整数格子ZNの部分集合を表す。
(ステップ2)上記の(数20)で表される多次元回転行列Rが直交行列になるように、上記の(数24)で表される符号行列Sの各符号値si,jの値を決定する。
(ステップ3)“回転因子”rを0と1との間の実数として選択する。但し、例えば、“回転因子”rは、いかなる2つの異なったN次元コンステレーションポイントの成分における異なった値の最小数を最大にするように選択される。なお、これに限定されるものではなく、“回転因子”rは、ステップS1で受信したいかなる2つの異なったベクトルの成分における異なる値の最小数に対して、いかなる2つの異なったN次元回転コンステレーションポイントの成分における異なった値の数が増加するように、選択されるようにしてもよい。
(ステップ4)ステップS3で選択した回転因子“r”の値を上記の(数23)に代入して、パラメータaとパラメータbの値を計算する。
(ステップ5)ステップS2で決定した各符号値si,jを持つ符号行列Sと、ステップ
S4で計算したパラメータa,bの値とを用いて、上記の(数20)から多次元回転行列Rを決定する。
(ステップ6)ステップS1で受信したN次元ベクトル空間の複数のベクトルに、ステップS5で決定したN次元回転行列を適用することによって、N次元回転コンステレーションのコンステレーションポイントを得る。
本発明の実施の形態の送信機の、図2に類似した、ブロック構成を図12に示す。同様の要素には同様の参照符号を付し、その詳細な説明は省略する。
図12の送信機は、図2の送信機の回転コンステレーションマッパ230を、回転コンステレーションマッパ1230に置き換えた構成をしている。回転コンステレーションマッパ1230は、上記の(数20)のN次元回転行列又は(数20)のN次元回転行列の列及び/又は行を並び替えて得られたN次元回転行列を、N次元整数格子ZNの部分集合
に適用することによって得られたN次元空間内の位置によって定義された複数のコンステレーションポイントを持つN次元回転コンステレーションに基づいて処理を行う。この処理は、ビットインタリーバ220の出力を回転コンステレーションにマッピングする処理である。
本発明の実施の形態の受信機の、図4に類似した、ブロック構成を図13に示す。同様の要素には同様の参照符号を付し、その詳細な説明は省略する。
図13の受信機は、図4の受信機の回転コンステレーションデマッパ450を、回転コンステレーションデマッパ1350に置き換えた構成をしている。回転コンステレーションデマッパ1350は、上記の(数20)のN次元回転行列又は(数20)のN次元回転行列の列及び/又は行を並び替えて得られたN次元回転行列を、N次元整数格子ZNの部
分集合に適用することによって得られたN次元空間内の位置によって定義された複数のコンステレーションポイントを持つN次元回転コンステレーションに基づいて処理を行う。
16QAM回転コンステレーション(N=2,B=2)に対する、図13の回転コンス
テレーションデマッパ1350のハードウェア構成の一例を図14に示す。図13の回転コンステレーションデマッパ1350は、図7の回転コンステレーションデマッパの回転コンステレーションマッパ720の代わりに、回転コンステレーションマッパ1420を備える。コンステレーションマッパ1420は、カウンタ710の出力b1〜b4を、上記の(数20)のN次元回転行列又は(数20)のN次元回転行列の列及び/又は行を並び替えて得られたN次元回転行列を、N次元整数格子ZNの部分集合に適用することによっ
て得られたN次元空間内の位置によって定義された複数のコンステレーションポイントを持つN次元回転コンステレーションにマッピングし、これによって得られたコンステレーション成分s1〜s4を平方ユークリッド距離演算部730へ出力する。
なお、送信機及び受信機の構成は上述したものに限定されるものではない。例えば、受信機の構成は、図10及び図11の構成であってもよく、この場合、回転コンステレーションデマッパ1010、回転コンステレーションマッパ720が、上記の(数20)のN次元回転行列又は(数20)のN次元回転行列の列及び/又は行を並び替えて得られたN次元回転行列を、N次元整数格子ZNの部分集合に適用することによって得られたN次元
空間内の位置によって定義された複数のコンステレーションポイントを持つN次元回転コンステレーションに基づいて処理を行う。
本発明は、デジタルデータ通信に関し、高度の変調ダイバーシチを伴うデジタルデータ変調用の多次元コンステレーションを生成するための効率的な方法、このようなコンステレーションに基づくデータ伝送とデータ受信の方法、これに対応する装置を提供する。これは、主対角線上の全要素が同じ第1の絶対値を持ち、他の全要素が同じ第2の絶対値を持つ多次元回転行列のみを考えることによって実現される。この方法では、多次元回転行列は、一つの独立したパラメータを持ち、可能な限り規則正しい構造を持つ。その独立したパラメータは可能な限り、様々なコンステレーションサイズに対して誤り率を最小にするように設定される。
本発明は、コンステレーションを用いて変調し或いは復調する通信機器に利用できる。
210 FECエンコーダ
220 ビットインタリーバ
1230 回転コンステレーションマッパ
240 複素シンボルマッパ
250 シンボルインタリーバ/シンボルマッパ
260−1〜260−M 変調チェーン
270−1〜270−M 伝送アンテナ
410−1〜410−M 受信アンテナ
420−1〜420−M 復調チェーン
430 シンボルデマッパ/シンボルデインタリーバ
440 複素シンボルデマッパ
1350 回転コンステレーションデマッパ
460 ビットデインタリーバ
470 FECデコーダ

Claims (2)

  1. 複数の伝送チャネルを使ってデータ受信を行う受信装置であって、
    複数の伝送チャネル上のN個の成分信号を受信するレシーバと、
    受信した前記N個の成分信号を回転コンステレーションに基づいて復調するデモジュレータと、
    を備え、
    前記回転コンステレーションの複数の回転コンステレーションポイントは、直交変換を各々がN個の成分を持つ複数の初期コンステレーションポイントに適用することによって得られ、
    前記Nは4の倍数であり、
    前記直交変換は、(i)主対角線上にある全要素の絶対値が第1の値に等しく、主対角線上にない全要素の絶対値がゼロでない第2の値に等しい、N行N列の行列表現を持つ、又は、(ii)前記N行N列の行列表現の列または行のいずれかを、或いは、列及び行の両方を並び替えた行列表現を持つ
    受信装置。
  2. 複数の伝送チャネルを使ってデータ受信を行う受信方法であって、
    複数の伝送チャネル上のN個の成分信号を受信するステップと、
    受信した前記N個の成分信号を回転コンステレーションに基づいて復調するステップと、
    を有し、
    前記回転コンステレーションの複数の回転コンステレーションポイントは、直交変換を各々がN個の成分を持つ複数の初期コンステレーションポイントに適用することによって得られ、
    前記Nは4の倍数であり、
    前記直交変換は、(i)主対角線上にある全要素の絶対値が第1の値に等しく、主対角線上にない全要素の絶対値がゼロでない第2の値に等しい、N行N列の行列表現を持つ、又は、(ii)前記N行N列の行列表現の列または行のいずれかを、或いは、列及び行の両方を並び替えた行列表現を持つ
    受信方法。
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