JP2015159532A - 発振器 - Google Patents
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Abstract
【課題】 開示の実施形態は、発振器及びその調整方法を提供する。
【解決手段】 回路は、遅延要素、電圧調整線、及び制御可能キャパシタンスを有しても良い。遅延要素は、遅延を有しても良く、入力及び出力を有しても良い。入力は出力に結合されても良い。電圧調整線は、遅延要素の遅延を調整するために、遅延要素に調整電圧を供給するよう構成されても良い。制御可能キャパシタンスは、遅延要素の出力に結合されても良く、制御可能キャパシタンスの変化が遅延要素の遅延を調整するように構成されても良い。
【選択図】 図1
【解決手段】 回路は、遅延要素、電圧調整線、及び制御可能キャパシタンスを有しても良い。遅延要素は、遅延を有しても良く、入力及び出力を有しても良い。入力は出力に結合されても良い。電圧調整線は、遅延要素の遅延を調整するために、遅延要素に調整電圧を供給するよう構成されても良い。制御可能キャパシタンスは、遅延要素の出力に結合されても良く、制御可能キャパシタンスの変化が遅延要素の遅延を調整するように構成されても良い。
【選択図】 図1
Description
本願明細書で議論される実施形態は、発振器に関する。
発振器又は発振回路は、種々の異なる種類の目的のために特定の周波数で信号を生成するよう構成され得る。種々の種類の発振器が存在し、特に、リング発振器、LCタンク発振器、水晶発振器、を含む。リング発振器及びLCタンク発振器のような幾つかの種類の発振器は、特定の周波数を有する信号を生成するよう調整され得る。発振器が遭遇する1つの問題は、発振器の周囲の回路内の信号又は他の因子を調整することにより、生成される信号にノイズを導入してしまうことである。
本願明細書で請求される主題は、上述のような欠点を解決する実施形態や上述のような環境でのみ機能する実施形態に限定されない。むしろ、この背景技術は、単に、本願明細書に記載される複数の実施形態が実施される技術分野の一例を説明するために提供される。
開示の実施形態は、発振器及びその調整方法を提供する。
一実施形態の一態様によると、回路は、遅延要素、電圧調整線、及び制御可能キャパシタンスを有しても良い。遅延要素は、遅延を有しても良く、入力及び出力を有しても良い。入力は出力に結合されても良い。電圧調整線は、遅延要素の遅延を調整するために、遅延要素に調整電圧を供給するよう構成されても良い。制御可能キャパシタンスは、遅延要素の出力に結合されても良く、制御可能キャパシタンスの変化が遅延要素の遅延を調整するように構成されても良い。
実施形態の目的及び利点が理解され、少なくとも特に特許請求の範囲で指摘された要素、特徴及び組合せを用いて達成されるだろう。
上述の全体的説明及び以下の詳細な説明の両方は、例示及び説明のためであり、本発明の範囲を限定しないことが理解される。
例示的な実施形態は、添付の図面を用いて、更なる特異性及び詳細事項と共に記載され説明される。
例示的なリング発振器の図である。
別の例示的なリング発振器の図である。
リング発振器内の例示的な段の図である。
リング発振器及び制御ユニットを有する例示的な回路の図である。
リング発振器の周波数を調整する例示的な方法のフローチャートである。
例示的なリング発振器の異なる動作周波数範囲のグラフである。
リング発振器の周波数を調整する例示的な方法のフローチャートである。
リング発振器を含む回路の図である。
一実施形態の一態様によると、電圧調整線及び複数の段を含むリング発振器が開示される。電圧調整線は、複数の段の各々に調整電圧を供給するよう構成されても良い。複数の段は、ある周波数で出力信号を生成するよう構成されても良い。出力信号を生成するために、複数の段は、複数の段の各々の出力が複数の段の別の1つの入力に結合されるよう、結合されても良い。幾つかの実施形態では、複数の段の各々は、遅延を有する遅延要素を有しても良い。複数の段の各々の遅延要素は、電圧調整線上の調整電圧が遅延要素の遅延を調整し得るように構成されても良い。複数の段の各々は、遅延要素の出力に結合される制御可能キャパシタンスを有しても良い。上述及び他の実施形態では、制御可能キャパシタンスの変化は、遅延要素の遅延を調整しても良い。出力信号の周波数は、複数の段の遅延要素の遅延に基づいても良い。したがって、出力信号の周波数は、複数の段の各々の調整電圧及び/又は制御可能キャパシタンスを調整することにより調整されても良い。
幾つかの実施形態では、制御可能キャパシタンスは、特定の動作周波数範囲内の特定の周波数に出力信号の周波数を調整する粗調整メカニズムとして用いられても良い。次に、調整電圧は、特定の動作周波数範囲内の特定の周波数に、出力信号の周波数を調整するために用いられても良い。その結果、リング発振器の調整電圧利得、例えば調整電圧の電圧変化当たりの周波数変化は、調整電圧のみを用いて制御される同様の動作周波数範囲を有する他のリング発振器と比べて、低減されても良い。調整電圧の利得が低減されると、調整電圧によりリング発振器に入力されるノイズも低減され得る。その結果、出力信号の周波数は、調整電圧のみを用いて制御される同様の動作周波数範囲を有する他のリング発振器からの出力信号の周波数と比べて、より一定になり安定する。
本発明の実施形態を、添付の図面を参照して以下に説明する。
図1は、本願明細書に記載の少なくとも1つの実施形態により配置される例示的なリング発振器100の図を示す。リング発振器100は、特定の周波数で出力信号102を生成するよう構成されても良い。出力信号102を生成するために、リング発振器100は、本願明細書では集合的に段110として称される第1、第2及び第3の段110a、110b、110cを有しても良い。段110は、段110の各々の入力が段110の別の段の出力に結合され、リングを形成するよう、結合されても良い。特に、第1の段110aの入力は、第3の段110cの出力に結合されても良い。第2の段110bの入力は、第1の段110aの出力に結合されても良く、第3の段110cの入力は、第2の段110bの出力に結合されても良い。図1は3個の段110を示すが、リング発振器100は任意の数の段を有しても良い。例えば、リング発振器100は、5、10、30、100、1000,2000、又はそれ以上の段110を有しても良い。リング発振器100の段110の数は、リング発振器100の特徴の中でも特にリング発振器100の出力信号102の特定の周波数のような、リング発振器100の1又は複数の所望の特性に基づいても良い。
段110がリングを形成するために一緒に結合されると、ノイズ又は特定の他のソースにより段110のうちの1つに導入される信号は、出力信号102を生成するために段110の各々により増幅され遅延され得る。ある周波数で段110が飽和し及び出力信号102が安定するまで、出力信号102は増幅され、段110を通じてフィードバックされ得る。
段110の各々は、遅延要素112と、遅延要素112の出力に結合される制御可能キャパシタンス114と、を有しても良い。例えば、第1の段110aは、第1の遅延要素112aと、第1の遅延要素112aの出力に結合される第1の制御可能キャパシタンス114aを有しても良い。第2の段110bは、第2の遅延要素112bと、第2の遅延要素112bの出力に結合される第2の制御可能キャパシタンス114bを有しても良い。第3の段110cは、第3の遅延要素112cと、第3の遅延要素112cの出力に結合される第3の制御可能キャパシタンス114cを有しても良い。
遅延要素112は、それぞれ、遅延が出力信号102の生成をもたらすように、リング発振器100に導入される信号を遅延するよう構成されても良い。遅延要素112の遅延は、ほぼ等しい又は等しくても良い。遅延要素112の遅延量及び遅延要素112の数は、出力信号102の周波数を決定する際に役立ち得る。例えば、幾つかの実施形態では、出力信号102の周波数は、次式に基づき決定されても良い。
ここで、Fは出力信号102の周波数であり、nは遅延要素112の数であり、Tは各遅延要素112の遅延である。したがって、出力信号102の周波数は、遅延要素112の遅延を調整することにより調整できる。幾つかの実施形態では、遅延要素112の遅延は、遅延要素112に適用される電圧を調整することにより調整されても良い。
制御可能キャパシタンス114は、遅延要素112の遅延を調整するよう構成されても良い。例えば、制御可能キャパシタンス114がより大きなキャパシタンスを有するとき、遅延要素112の遅延は増大し得る。代替で、制御可能キャパシタンス114がより小さなキャパシタンスを有するとき、遅延要素112の遅延は減少し得る。
リング発振器100は、電圧調整線140と、キャパシタンス調整線150とを有しても良い。電圧調整線140及びキャパシタンス調整線150の両方は、段110の各々に結合されても良い。電圧調整線140は、複数の段110の各々に調整電圧を供給するよう構成されても良い。特に、電圧調整線140は、遅延要素112の各々の遅延を調整するために、遅延要素112の各々に調整電圧を供給するよう構成されても良い。
キャパシタンス調整線150は、複数の段110の各々にキャパシタンス調整信号を供給するよう構成されても良い。特に、キャパシタンス調整線150は、遅延要素112の出力に結合されるキャパシタンス量を調整し、したがって遅延要素112の遅延を調整するために、制御可能キャパシタンス114の各々にキャパシタンス調整信号を供給するよう構成されても良い。その結果、遅延要素112の遅延及び出力信号102の周波数は、調整電圧及びキャパシタンス調整信号の一方又は両方を用いて調整可能である。
幾つかの実施形態では、調整電圧は、遅延要素112の遅延の微調整を提供しても良く、キャパシタンス調整信号は遅延要素112の遅延の粗調整を提供しても良い。遅延要素112の遅延の粗調整は、遅延の変化の粒度又はキャパシタンス調整信号の2つの隣接設定間の遅延の変化量が、変化の粒度又は調整電圧の2つの隣接設定間の遅延の変化量より大きいことを示しても良い。
本開示の範囲から逸脱することなくリング発振器100に対し変更、追加又は省略が行われても良い。例えば、幾つかの実施形態では、リング発振器100は、調整電圧及び制御可能キャパシタンスを供給するよう構成される制御部を有しても良い。
図2は、本願明細書に記載の少なくとも1つの実施形態により配置される別の例示的なリング発振器200の図を示す。リング発振器200は、特定の周波数で出力信号202を生成するよう構成されても良い。出力信号202を生成するために、リング発振器200は、本願明細書では集合的に段210として称される第1、第2及び第3の段210a、210b、210cを有しても良い。段210は、図1の段110がリング構成に結合されるのと同様の方法で、リング構成に結合されても良い。
段210の各々は、インバータ212と、インバータ212の出力に結合される制御可能キャパシタンス214と、を有しても良い。例えば、第1の段210aは、第1のインバータ212aと、第1のインバータ212aの出力に結合される第1の制御可能キャパシタンス214aを有しても良い。第2の段210bは、第2のインバータ212bと、第2のインバータ212bの出力に結合される第2の制御可能キャパシタンス214bを有しても良い。第3の段210cは、第3のインバータ212cと、第3のインバータ212cの出力に結合される第3の制御可能キャパシタンス214cを有しても良い。
インバータ212は、それぞれ、それらの入力で受信された信号を反転するよう構成されても良い。さらに、インバータ212は、それぞれ、それらの入力で受信された信号を遅延するよう構成されても良い。段210及びインバータ212はリング構成に構成されているので、インバータ212は、インバータ212が飽和するまで、段210に導入される信号を連続的に反転し増幅しても良い。インバータ212が飽和すると、出力信号202になる、インバータ212により増幅される信号は、安定し得る。インバータ212内の遅延により、出力信号202は、50%にほぼ等しい又はそれに等しいデューティーサイクルを有する発振信号であっても良い。出力信号202の周波数は、上述のようなインバータ212の遅延に基づいても良い。
インバータ212の各々は、電圧調整線240に結合されても良い。電圧調整線240は、インバータ212に調整電圧を供給するよう構成されても良い。インバータ212に供給される調整電圧の変化は、インバータ212の遅延を調整しても良い。例えば、調整電圧の増大は、インバータ212の遅延を減少しても良く、調整電圧の減少は、インバータ212の遅延を増大しても良い。
インバータ212の出力に結合される制御可能キャパシタンス214は、インバータ212の遅延に影響を与え得る。例えば、インバータ212の出力におけるキャパシタンスの増大は、インバータ212の遅延を増大しても良く、一方で、インバータ212の出力におけるキャパシタンスの減少は、インバータ212の遅延を減少しても良い。
制御可能キャパシタンス214の各々は、キャパシタンス調整線250に結合されても良い。キャパシタンス調整線250は、制御可能キャパシタンス214にキャパシタンス調整信号を供給するよう構成されても良い。制御可能キャパシタンス214によりインバータ212の出力に結合されるキャパシタンス量は、キャパシタンス調整信号により制御されても良い。幾つかの実施形態では、制御可能キャパシタンス214の各々は、キャパシタのスイッチドアレイであっても良い。上述及び他の実施形態では、スイッチドアレイの各々の中のキャパシタは、全て同じ若しくは同様のキャパシタンス又は異なるキャパシタンスを有しても良い。代替又は追加で、制御可能キャパシタンス214は、それぞれ、電圧制御バラクタ又はデジタルバラクタのような可変キャパシタンスであっても良い。
本開示の範囲から逸脱することなくリング発振器200に対し変更、追加又は省略が行われても良い。例えば、幾つかの実施形態では、リング発振器200は、調整電圧及び制御可能キャパシタンスを供給するよう構成される制御部を有しても良い。代替又は追加で、上述のように、リング発振器200は複数の他の段を有しても良い。
図3は、本願明細書に記載の少なくとも1つの実施形態により配置されるリング発振器内の例示的な段300の図を示す。段300は、インバータ310と、制御可能キャパシタンス320と、を有しても良い。段300は、1又は複数の同様に構成される段を有して、リングに結合され、図1及び2のリング発振器100又は200のようなリング発振器を形成しても良い。
インバータ310は、入力ノード304、出力ノード302、電圧ノード340を有する。インバータ310は、本願明細書では集合的にトランジスタ312と称されるp型トランジスタ312a及びn型トランジスタ312bを更に有する。各トランジスタ312は、ゲート、ドレイン、ソースを有する。トランジスタ312のゲートは、入力ノード304に結合される。トランジスタ312のドレインは、出力ノード302に結合される。p型トランジスタ312aのソースは、電圧ノード340に結合されても良い。n型トランジスタ312bのソースは、グランドに結合されても良い。
制御可能キャパシタンス320は、インバータ310の出力ノード302に結合される。制御可能キャパシタンス320は、本願明細書では集合的にスイッチ322と称される第1、第2、第3、及び第4のスイッチ322a、322b、322c、及び322dを有する。制御可能キャパシタンス320は、本願明細書では集合的にキャパシタ330と称される第1、第2、第3、及び第4のキャパシタ330a、330b、330c、及び330dを有する。各スイッチ322は、インバータ310の出力ノード302と図3に示すようなキャパシタ330のうちの1つとの間に結合される。キャパシタ330は、スイッチ322とグランドとの間に結合される。各スイッチ322は、各スイッチ322にキャパシタンス調整信号を供給するよう構成されるキャパシタンス調整線350に結合される。キャパシタンス調整信号は、出力ノード302におけるキャパシタンスを調整するために出力ノード302に1又は複数のキャパシタ330を結合するために、スイッチ322を開閉しても良い。幾つかの実施形態では、スイッチ322は、トランジスタ、特定の他の種類のスイッチ、又はスイッチの種類の特定の組合せであっても良い。
キャパシタ330は、それぞれ、等しい又はほぼ等しいキャパシタンスを有しても良い。代替又は追加で、キャパシタ330は、それぞれ異なるキャパシタンスを有しても良く、キャパシタンス330のうちの1又は複数は、異なる若しくは同じキャパシタンスを有しても良い。幾つかの実施形態では、キャパシタ330は、バイナリアルゴリズムを用いて出力ノード302にキャパシタンスを結合させるために、キャパシタ330がそれぞれ2の冪乗で増大するキャパシタンスを有するよう、構成されても良い。例えば、第2のキャパシタ330bのキャパシタンスは第1のキャパシタ330aのキャパシタンスの2倍であっても良く、第3のキャパシタ330cのキャパシタンスは第2のキャパシタ330bのキャパシタンスの2倍であっても良く、第4のキャパシタ330dのキャパシタンスは第3のキャパシタ330cのキャパシタンスの2倍であっても良い。
段300の動作の一例は次の通りである。信号は、入力ノード304で受信され、トランジスタ312に供給されても良い。トランジスタ312は、信号を増幅し反転しても良い。トランジスタ312は、信号を遅延させても良い。信号の遅延量は、電圧ノード340に適用される電圧により影響され得る、トランジスタ312の立ち上がり及び/又は立ち下がり時間に基づいても良い。例えば、電圧ノード340に適用される高い電圧は信号の遅延を減少しても良く、一方で、電圧ノード340に適用される低い電圧は信号の遅延を増大しても良い。
トランジスタ312の立ち下がり及び/又は立ち下がり時間は、出力ノード302におけるキャパシタンスによっても影響を受け得る。出力ノード302におけるキャパシタンスの増大は、トランジスタ312の立ち上がり及び/又は立ち下がり時間を増大し、これは、信号の遅延の増大をもたらし得る。出力ノード302におけるキャパシタンスの減少は、トランジスタ312の立ち上がり及び/又は立ち下がり時間を減少し、これは、信号の遅延の減少をもたらし得る。
信号の発振周波数は、インバータ310により引き起こされる遅延の量に基づいても良い。したがって、信号の発振周波数を増大するために、電圧ノード340における電圧は増大されても良く、及び/又は制御可能キャパシタンス320により出力ノード302に結合されるキャパシタンスは、スイッチ322の1又は複数を開くことにより減少されても良い。信号の発振周波数を減少するために、電圧ノード340における電圧は減少されても良く、及び/又は制御可能キャパシタンス320により出力ノード302に結合されるキャパシタンスは、スイッチ322の1又は複数を閉じることにより増大されても良い。
本開示の範囲から逸脱することなく段300に対し変更、追加又は省略が行われても良い。例えば、幾つかの実施形態では、段300は、4個より多いキャパシタンスを有しても良い。段300は、2、6、8、12、20、50、100、又はそれより多くのキャパシタ、又は特定の他の数のキャパシタを有しても良い。代替又は追加で、インバータ310は、図3に示したものと異なる構成を有しても良い。
図4は、本願明細書に記載の少なくとも1つの実施形態により配置されるリング発振器410及び制御ユニット430を含む例示的な回路400の図を示す。リング発振器410は、出力信号402を生成するよう構成されても良い。リング発振器410は、本願明細書では集合的にインバータ412と称される第1のインバータ412a、第2のインバータ412b、第3のインバータ412cを有しても良い。インバータ412は、インバータ412の各々の入力がインバータ412の別のものの出力に結合されるよう、リング構成に構成されても良い。
リング発振器410は、本願明細書では集合的に制御可能キャパシタンス414と称される第1の制御可能キャパシタンス414a、第2の制御可能キャパシタンス414b、第3の制御可能キャパシタンス414cを更に有しても良い。第1の制御可能キャパシタンス414aは第1のインバータ412aの出力に結合されても良く、第2の制御可能キャパシタンス414bは第2のインバータ412bの出力に結合されても良く、第3の制御可能キャパシタンス414cは第3のインバータ412cの出力に結合されても良い。リング発振器410は、図2のリング発振器200と同様の方法で機能しても良い。
電圧調整線440は、制御ユニット430及びインバータ412に通信可能に結合されても良い。キャパシタンス調整線450は、制御ユニット430及び制御可能キャパシタンス414に通信可能に結合されても良い。
制御ユニット430は、電圧調整線440に沿ってインバータ412に供給される調整電圧を生成するよう構成されても良い。調整電圧は、インバータ412の遅延を調整するよう構成されても良い。制御ユニット430は、キャパシタンス調整線に沿って制御可能キャパシタンス414に供給されるキャパシタンス調整信号を生成するよう構成されても良い。キャパシタンス調整信号は、制御可能キャパシタンス414のキャパシタンスを調整し、それによりインバータ412の遅延を調整するよう構成されても良い。インバータ412の遅延を調整することにより、制御ユニット430は、出力信号402の周波数を調整するよう構成されても良い。
幾つかの実施形態では、制御ユニット430は、出力信号402の周波数を調整するよう構成されても良い。出力信号402の周波数を調整するために、制御ユニット430は、調整電圧及びキャパシタンス調整信号を調整するよう構成されても良い。幾つかの実施形態では、キャパシタンス調整信号は、出力信号402の周波数を粗調整するために用いられても良く、調整電圧は、出力信号402の周波数を微調整するために用いられても良い。例えば、制御ユニット430は、出力信号402の動作周波数範囲を選択するためにキャパシタンス調整信号を用い、選択した動作周波数範囲の中の特定の周波数に出力信号402の周波数を調整するために調整電圧を用いるよう構成されても良い。動作周波数範囲は、図6に関連して更に説明される。
幾つかの実施形態では、制御ユニット430は、出力信号402の周波数を特定の周波数に調整するために、キャパシタンス調整信号及び調整電圧を調整しても良い。上述及び他の実施形態では、制御ユニット430は、出力信号402を受信しても良く、出力信号402の周波数を検出しても良い。出力信号402の検出された周波数に基づき、制御ユニット430は、出力信号402の周波数が特定の周波数にほぼ等しく又はそれに等しくなるまで、キャパシタンス調整信号及び調整電圧を調整しても良い。
幾つかの実施形態では、制御ユニット430は、出力信号402の周波数と特定の周波数との間の差に基づき、キャパシタンス調整信号及び調整電圧を調整しても良い。上述の及び他の実施形態では、制御ユニット430は、特定の周波数が選択された発振周波数範囲の範囲内になるまで、選択した動作周波数範囲を調整するために、キャパシタンス調整信号を調整しても良い。次に、制御ユニット430は、出力信号402の周波数が特定の周波数にほぼ等しい又はそれに等しくなるまで、調整電圧を調整しても良い。
幾つかの実施形態では、制御ユニット430は、特定の周波数が選択した動作周波数範囲の範囲内になるまで、キャパシタンス調整信号を増大又は減少することにより、キャパシタンス調整信号を調整しても良い。代替又は追加で、制御ユニット430は、特定の周波数を含む動作周波数範囲を見付けるために、二分制御法に基づきキャパシタンス調整信号を調整しても良い。
幾つかの実施形態では、出力信号402の周波数が特定の周波数にほぼ等しい又はそれに等しくなるように、キャパシタンス調整信号及び調整電圧を調整した後に、制御ユニット430は、出力信号402の周波数と特定の周波数との間の差をモニタし続けても良い。出力信号402の周波数と特定の周波数との間の差が閾より大きくなると、制御ユニット430は、キャパシタンス調整信号及び/又は調整電圧を調整しても良い。上述及び他の実施形態では、閾はゼロ又は特定の他の数値であっても良い。
幾つかの実施形態では、制御ユニット430は、調整電圧の範囲内の調整電圧の位置に基づき、リング発振器410の動作中、選択した動作周波数範囲の中で切り替えるよう構成されても良い。例えば、調整電圧は、0乃至1ボルト(V)の間の範囲を有しても良い。調整電圧が0.9Vより高い又は0.1Vより低いとき、制御ユニット430は、調整電圧が調整電圧の範囲の中央値のより近くで動作するよう、選択した動作周波数範囲を調整しても良い。上述及び他の実施形態では、動作周波数範囲の範囲は重複しても良い。
本開示の範囲から逸脱することなく回路400に対し変更、追加又は省略が行われても良い。例えば、幾つかの実施形態では、制御ユニット430は、調整電圧440又はキャパシタンス調整信号450のうちの一方を供給しても良く、別の回路又はコンポーネントは、調整電圧440又はキャパシタンス調整信号450の他方を供給しても良い。
幾つかの実施形態では、制御ユニット430は、リング発振器410に上述のように出力信号402の周波数を調整させるために動作を実行するよう構成されるハードウェアを有しても良い。上述及び他の実施形態では、ハードウェアは、メモリ又は他のコンピュータ可読媒体に格納される命令を実行することにより動作を実行しても良い。代替又は追加で、ハードウェアは、制御ユニット430に上述の動作を実行させる動作を実行するよう構成されるASIC(application−specific integrated circuit)又はFPGA(field−programmable gate array)であっても良い。代替又は追加で、ハードウェアは、ASIC/FPGAにより実行される実行、他のハードウェア、及びメモリに格納された命令により実行される実行の組合せを用いて動作を実行しても良い。
メモリは、本願明細書に記載のような任意のコンピュータ可読媒体であっても良い。このようなコンピュータ可読媒体は、汎用、特定目的コンピュータ(例えば、プロセッサ)、又は記載のハードウェアによりアクセスできる利用可能な媒体であっても良い。例として且つ限定ではなく、このようなコンピュータ可読媒体は、RAM(Random Access Memory)、ROM(Read−Only Memory)、EEPROM(Electrically Erasable Programmable Read−Only Memory)、CD−ROM(Compact Disc Read−Only Memory)又は他の光ディスク記憶装置、磁気ディスク記憶装置又は他の磁気記憶装置を含む非一時的若しくは有形コンピュータ可読記憶媒体、又はコンピュータにより実行可能な命令若しくはデータ構造の形式で所望のプログラムコード手段を伝える若しくは格納するために用いられる他の媒体を有し得る。上述の組合せも、コンピュータ可読媒体の範囲に包含され得る。
図5は、本願明細書に記載の少なくとも1つの実施形態に従って配置された、リング発振器の周波数を調整する例示的な方法500のフローチャートを示す。方法500は、幾つかの実施形態では、図4の回路400のような回路により実施されても良い。別個のブロックとして示したが、所望の実装に依存して、種々のブロックは、更なるブロックに分割され、少ないブロックに結合され、又は除去されても良い。
方法500は、ブロック502で開始しても良い。ブロック502で、初期周波数範囲及び初期調整電圧は、リング発振器のために選択されても良い。初期周波数範囲は、キャパシタンス調整信号を用いてリング発振器の制御可能キャパシタンスを調整することにより、選択されても良い。幾つかの実施形態では、初期周波数範囲は、最高周波数範囲であっても良い。上述及び他の実施形態では、最小量の制御可能キャパシタンスがリング発振器に結合されても良い。幾つかの実施形態では、初期調整電圧は、調整電圧の範囲の中央電圧であっても良い。調整電圧は、リング発振器内のインバータに供給されても良い。上述及び他の実施形態では、調整電圧は、インバータの遅延を調整しても良い。初期周波数範囲及び初期調整電圧は、出力信号にある周波数を持たせても良い。
ブロック504で、出力信号の周波数は、基準信号の周波数と比較されても良い。出力信号の周波数が基準信号の周波数より大きいとき、方法500はブロック506に進んでも良い。出力信号の周波数が基準信号の周波数より小さいとき、方法500はブロック508に進んでも良い。
ブロック506で、動作周波数範囲は調整されても良い。動作周波数範囲は、キャパシタンス調整信号を調整して、制御可能キャパシタンスによりリング発振器に結合されるキャパシタンスの量を変化させることにより、調整されても良い。幾つかの実施形態では、動作周波数範囲は、隣接する動作周波数範囲に調整されても良い。幾つかの実施形態では、動作周波数範囲は、制御可能キャパシタンスからのより大きなキャパシタンスをリング発振器に結合することにより、隣接するより低い動作周波数範囲に調整されても良い。より低い動作周波数範囲へと調整することにより、出力信号の周波数はより低くなり得る。
ブロック508で、調整電圧は増大されても良い。調整電圧の増大は、リング発振器内のインバータの遅延を増大させ得る。インバータの遅延の減少は、出力信号の周波数を増大し得る。
ブロック510で、出力信号の周波数は、基準信号の周波数と比較されても良い。出力信号の周波数が基準信号の周波数より大きいとき、方法500はブロック512に進んでも良い。出力信号の周波数が基準信号の周波数より小さいとき、方法500はブロック508に進んでも良い。
ブロック512で、調整電圧は減少されても良い。調整電圧の減少は、リング発振器内のインバータの遅延を増大させ得る。インバータの遅延の増大は、出力信号の周波数を減少し得る。
当業者は、この処理及び本願明細書に開始した他の処理及び方法において、その処理及び方法で実行される機能が異なる順序で実施されても良いことを理解するだろう。さらに、概略のステップ及び動作は、単に例として提供され、幾つかのステップ及び動作は、開示の実施形態の本質から逸脱することなく、任意であり、より少ないステップ及び動作に組み合わされ、又は追加ステップ及び動作に拡張されても良い。
例えば、ブロック510は、出力信号の周波数と特定の周波数との間の差が閾より大きいときを決定するステップを更に有しても良い。上述及び他の実施形態では、方法500は、ブロック504に戻っても良い。
図6は、本願明細書に記載の少なくとも1つの実施形態により配置される例示的なリング発振器の異なる動作周波数範囲のグラフ600を示す。グラフ600は、本願明細書では集合的に動作周波数範囲602と称される第1、第2、第3、第4、第5、及び第6の動作周波数範囲602a〜602fを示す。グラフ600は、6個の動作周波数範囲602を示すが、限定を意図しない。例示的なリング発振器は、6個より少ない又は多い動作周波数範囲602を有しても良い。
グラフ600のy軸は、図1、2及び4の出力信号102、202、又は402の周波数のような、リング発振器の出力信号の周波数に対応する。グラフ600のx軸は、それぞれ図1、2、4の遅延要素112及び/又はインバータ212、412のような、リング発振器内のインバータに適用され得る調整電圧の電圧に対応する。
図6に示すように、6個の動作周波数範囲の各々で、調整電圧が増大するにつれ、出力信号の周波数は増大し、調整電圧が減少するにつれ、出力信号の周波数は減少する。したがって、調整電圧の調整は、動作周波数範囲602のうちの選択された1つの範囲内で、出力信号の周波数を調整可能にする。動作周波数範囲602のうちの選択された1つの範囲内での調整は、本願明細書では微調整と称され得る。幾つかの実施形態では、微調整は、動作周波数範囲602のうちの選択された1つの範囲の中の周波数の範囲内で連続的又は離散的であっても良い。
選択された動作周波数範囲602を超えて出力信号の周波数を調整するために、別の動作周波数範囲602が選択されても良い。動作周波数範囲602のうちの異なる範囲間での調整は、本願明細書では粗調整と称され得る。上述及び他の実施形態では、粗調整は、微調整より、隣接する選択可能な周波数間の周波数ステップが大きくても良い。
動作周波数範囲602は、特定の周波数の重複を有するよう構成されても良い。例えば、第3の動作周波数範囲602c内の最高周波数は、第2の動作周波数範囲602b内の最低周波数よりも高くても良い。動作周波数範囲602間の重複を設けることにより、出力信号は、第6の動作周波数範囲602f内の最低周波数と第1の動作周波数範囲602a内の最高周波数との間の周波数に調整されても良い。幾つかの実施形態では、動作周波数範囲602は、各周波数が少なくとも2つの異なる動作周波数範囲602から選択できるように、重複しても良い。
図7は、本願明細書に記載の少なくとも1つの実施形態に従って配置された、リング発振器の周波数を調整する例示的な方法700のフローチャートを示す。方法700は、幾つかの実施形態では、図4の回路400のような回路により実施されても良い。別個のブロックとして示したが、所望の実装に依存して、種々のブロックは、更なるブロックに分割され、少ないブロックに結合され、又は除去されても良い。
方法700はブロック702で開始しても良い。ブロック702で、リング発振器のある段の中の遅延要素の出力に結合された制御可能キャパシタンスは、リング発振器の出力信号の周波数が調整されるように、遅延要素の遅延を調整するよう調整されても良い。幾つかの実施形態では、制御可能キャパシタンスの調整は、遅延要素の出力に結合するために、スイッチドキャパシタンスアレイから1又は複数のキャパシタンスを選択するステップを有しても良い。幾つかの実施形態では、制御可能キャパシタンスの増大は、出力信号の周波数が減少するように、遅延要素の遅延を増大しても良い。
ブロック704で、遅延要素に適用される調整電圧は、出力信号の周波数が調整されるように、遅延要素の遅延を調整するために調整されても良い。幾つかの実施形態では、調整電圧の増大は、出力信号の周波数が増大するように、遅延要素の遅延を減少しても良い。
例えば、方法700は、複数の動作周波数範囲から出力信号の動作周波数範囲を選択するステップを更に有しても良い。上述及び他の実施形態では、制御可能キャパシタンスは、選択された動作周波数範囲に基づき調整されても良い。方法700は、選択された動作周波数範囲内の特定の周波数を選択するステップを更に有しても良い。上述及び他の実施形態では、調整電圧は、特定の周波数に基づき調整されても良い。
図8は、本願明細書に記載の少なくとも1つの実施形態により配置されるリング発振器820を有する回路800の図を示す。回路800は、リング発振器820に結合されるコンポーネント812を有しても良い。コンポーネント812は、調整電圧840及びキャパシタンス調整信号850をリング発振器820に供給するよう構成されても良い。リング発振器820は、それぞれ図1、2、4のリング発振器100、200、及び/又は410と同様であっても良い。リング発振器820は、コンポーネント812により供給される調整電圧840及びキャパシタンス調整信号850に基づき、ある周波数を有する出力信号802を出力するよう構成されても良い。
幾つかの実施形態では、回路800は、位相ロックループ(phase−locked−loop:PLL)回路であっても良い。上述及び他の実施形態では、コンポーネント812は、出力信号802の周波数と基準信号との間の比較に基づき調整電圧840を供給するよう構成される、位相検出器、チャージポンプ、ループフィルタを有しても良い。コンポーネント812は、キャパシタンス調整信号850を供給するよう構成され得る追加ロジック及び/又はハードウェアを有しても良い。
幾つかの実施形態では、回路800は、デジタルロックループ(digital−locked−loop:DLL)回路であっても良い。上述及び他の実施形態では、コンポーネント812は、出力信号802の周波数と基準信号との間の比較に基づき調整電圧840を供給するよう構成される、デジタル位相検出器及びデジタルループフィルタを有しても良い。コンポーネント812は、キャパシタンス調整信号850を供給するよう構成され得る追加ロジック及び/又はハードウェアを有しても良い。
幾つかの実施形態では、回路800は、クロック及びデータリカバリ(clock and data recovery:CDR)回路であっても良い。上述及び他の実施形態では、コンポーネント812は、データ信号からクロック信号を抽出する回路を有しても良い。上述及び他の実施形態では、調整電圧840は、データ信号から抽出されたクロック信号の周波数に基づいても良い。コンポーネント812は、キャパシタンス調整信号850を供給するよう構成され得る追加ロジック及び/又はハードウェアを有しても良い。本開示の範囲から逸脱することなく回路800に対し変更、追加又は省略が行われても良い。
本願明細書で用いられるように、用語「モジュール」、「コンポーネント」又は「ユニット」は、モジュール若しくはコンポーネントの動作を実行するよう構成される特定ハードウェア実装、及び/又はコンピューティングシステムの汎用ハードウェア(例えばコンピュータ可読媒体、処理装置、等)に格納され及び/又はそれらにより実行され得るソフトウェアオブジェクト若しくはソフトウェアルーチンを表しても良い。幾つかの実施形態では、本願明細書に記載されたのと異なるコンポーネント、モジュール、エンジン及びサービスは、(例えば、別個のスレッドとして)コンピューティングシステムで実行されるオブジェクト又は処理として実施されても良い。本願明細書に記載のシステム及び方法の幾つかは概して(汎用ハードウェアに格納される及び/又はそれにより実行される)ソフトウェアで実装されるように記載されたが、専用ハードウェアの実装又はソフトウェアと専用ハードウェアの組み合わせの実装も可能であり考えられる。この説明では、「コンピュータエンティティ」は、本願明細書で先に定められたようにコンピューティングシステム、又はコンピューティングシステムで実行されるモジュール若しくはモジュールの組合せであっても良い。
本発明の主題は構造的特徴及び/又は方法論的動作に特有の言葉で記載されたが、本発明の主題は、特許請求の範囲に定められる上述の特定の特徴又は動作に限定されないことが理解されるべきである。むしろ、上述の特定の特徴及び動作は、特許請求の範囲の実施の例示的携帯として開示されたものである。
本願明細書に記載された全ての例及び条件文は、教育上の目的で、読者が本発明の原理及び発明者により考案された概念を理解するのを助け、技術を促進させるためであり、これらの特に記載された例及び条件に限定されないものと考えられるべきである。本発明の実施形態が詳細に記載されたが、種々の変更、置換及び修正が本発明の精神及び範囲から逸脱することなく行われうることが理解されるべきである。
100、410 リング発振器
110、210、300 段
112 遅延要素
114、214、320、414 制御可能キャパシタンス
310 インバータ
430 制御ユニット
400、800 回路
812 コンポーネント
820 発振器
110、210、300 段
112 遅延要素
114、214、320、414 制御可能キャパシタンス
310 インバータ
430 制御ユニット
400、800 回路
812 コンポーネント
820 発振器
Claims (20)
- 遅延を有し入力と出力とを有する遅延要素であって、前記入力は前記出力に結合される、遅延要素と、
前記遅延要素の前記遅延を調整するために、前記遅延要素に調整電圧を供給するよう構成される電圧調整線と、
前記遅延要素の前記出力に結合される制御可能キャパシタンスであって、前記制御可能キャパシタンスは、前記制御可能キャパシタンスの変化が前記遅延要素の前記遅延を調整するよう構成される、制御可能キャパシタンスと、
を有する回路。 - 前記遅延要素はインバータを有する、請求項1に記載の回路。
- 前記遅延要素は、第1の遅延要素を有し、前記回路は、前記第1の遅延要素の出力と入力との間に結合される複数の第2の遅延要素を更に有する、請求項1に記載の回路。
- 前記制御可能キャパシタンスは、第1の制御可能キャパシタンスを有し、前記電圧調整線は、前記複数の第2の遅延要素の各々に前記調整電圧を供給するよう構成され、前記第2の遅延要素の各々の出力は、複数の第2の制御可能キャパシタンスのうちの1つに結合される、請求項3に記載の回路。
- 前記制御可能キャパシタンスは、スイッチドキャパシタのアレイを有する、請求項1に記載の回路。
- 前記調整電圧は、前記遅延要素の前記遅延の微調整を提供し、前記制御可能キャパシタンスは、前記遅延要素の前記遅延の粗調整を提供する、請求項1に記載の回路。
- 前記遅延要素は、前記遅延要素の前記遅延に基づく周波数を有する出力信号を生成するよう構成され、前記調整電圧及び前記制御可能キャパシタンスは、前記出力信号の前記周波数を制御するよう構成される、請求項1に記載の回路。
- 前記回路は、位相ロックループ、デジタルロックループ、又はクロック及びデータリカバリ回路内の発振器であり、前記位相ロックループ、前記デジタルロックループ、又は前記クロック及びデータリカバリ回路は、前記電圧調整線に前記調整電圧を供給するよう構成される、請求項1に記載の回路。
- 調整電圧を供給するよう構成される電圧調整線と、
前記電圧調整線に結合され、ある周波数で出力信号を生成するよう構成される複数の段であって、前記複数の段は、前記複数の段の各々の出力が前記複数の段の別の段の入力に結合されるように一緒に結合され、前記複数の段の各々は、
遅延を有する遅延要素であって、前記遅延要素は、前記電圧調整線上の前記調整電圧が前記遅延要素の前記遅延を調整するように、前記電圧調整線に結合される、遅延要素と、
前記遅延要素の出力に結合される制御可能キャパシタンスであって、前記制御可能キャパシタンスの変化は、前記遅延要素の前記遅延を調整し、前記出力信号の前記周波数は前記複数の段の前記遅延要素の前記遅延に基づく、制御可能キャパシタンスと、
を有する複数の段と、
を有する回路。 - 前記遅延要素はインバータを有する、請求項9に記載の回路。
- 前記複数の段は、奇数個の段を有する、請求項9に記載の回路。
- 前記複数の段の各々の中の前記制御可能キャパシタンスは、スイッチドキャパシタのアレイを有する、請求項9に記載の回路。
- 前記調整電圧は、前記遅延要素の前記遅延の微調整を提供し、前記制御可能キャパシタンスは、前記遅延要素の前記遅延の粗調整を提供する、請求項9に記載の回路。
- 前記回路は、位相ロックループ、デジタルロックループ、又はクロック及びデータリカバリ回路内の発振器であり、前記位相ロックループ、前記デジタルロックループ、又は前記クロック及びデータリカバリ回路は、前記電圧調整線に前記調整電圧を供給するよう構成される、請求項9に記載の回路。
- 発振器の周波数を調整する方法であって、
リング発振器の段の中の遅延要素の出力に結合される制御可能キャパシタンスを調整するステップであって、前記遅延要素の遅延を調整して、前記リング発振器の出力信号の周波数が調整されるようする、ステップと、
前記遅延要素に供給される調整電圧を調整するステップであって、前記遅延要素の前記遅延を調整して、前記出力信号の前記周波数が調整されるようにする、ステップと、
を有する方法。 - 複数の動作周波数範囲から前記出力信号の動作周波数範囲を選択するステップを更に有し、前記制御可能キャパシタンスは、前記選択された動作周波数範囲に基づき調整される、請求項15に記載の方法。
- 前記選択された動作周波数範囲の範囲内の特定の周波数を選択するステップを更に有し、前記調整電圧は、前記特定の周波数に基づき調整される、請求項16に記載の方法。
- 前記制御可能キャパシタンスを調整するステップは、前記遅延要素の前記出力に結合するために、スイッチドキャパシタンスアレイから1又は複数のキャパシタンスを選択するステップを有する、請求項15に記載の方法。
- 前記制御可能キャパシタンスの増大は、前記出力信号の前記周波数が減少するように、前記遅延要素の前記遅延を増大する、請求項15に記載の方法。
- 前記調整電圧の増大は、前記出力信号の前記周波数が増大するように、前記遅延要素の前記遅延を減少する、請求項15に記載の方法。
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