JP2015159261A - 基板処理システム、基板処理方法、プログラム及びコンピュータ記憶媒体 - Google Patents

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Abstract

【課題】基板上に混在する粗密なレジストパターンを所定の目標寸法に形成することを目的としている。
【解決手段】塗布現像処理システム1は、複数の処理装置が設けられた処理ステーションと、ウェハ表面に形成されたレジストパターンの線幅を測定するウェハ検査装置と、ウェハ検査装置でのレジストパターンの線幅の測定結果に基づいて、処理ステーション内の各処理装置の処理パラメータまたは露光装置の処理パラメータの少なくともいずれかを補正する制御部300と、を有している。制御部300は、規定の処理パラメータにより形成した密パターン及び粗パターンの線幅と、規定の処理パラメータから所定の値だけ変化させた処理パラメータにより形成した密パターン及び粗パターンの線幅との相関関係を求め、当該相関関係に基づいて、処理装置または露光装置の少なくともいずれかの処理パラメータを補正する。
【選択図】図1

Description

本発明は、基板の処理を行う基板処理システム、基板処理システムにおける基板の処理方法、プログラム及びコンピュータ記憶媒体に関する。
例えば半導体デバイスの製造工程におけるフォトリソグラフィー処理では、例えば半導体ウェハ(以下、「ウェハ」という)等の基板上にレジスト液を塗布しレジスト膜を形成するレジスト塗布処理、レジスト膜に所定のパターンを露光する露光処理、露光されたレジスト膜を現像する現像処理、現像処理後のウェハを乾燥させたりするための加熱処理等の各種処理が行われている。これらの一連の処理は、基板を処理する各種処理ユニットやウェハを搬送する搬送ユニットなどを搭載した基板処理システムである塗布現像処理システム、及び塗布現像処理システムに隣接して設けられた露光装置で行われている。
上述のようなフォトリソグラフィー処理により形成されるレジストパターンは、半導体デバイス製造のその後の工程において下地膜加工後の形状を定めるものであり、所望の線幅で形成することが極めて重要である。そのため、上述の塗布現像処理システムでのウェハ処理において、レジストパターンの線幅に影響を与えるものについてパラメータの最適化が行われる。具体的には、レジストパターンの線幅に影響を与えるウェハ処理として、例えば露光処理後の加熱処理であるポストエクスポージャーベーキング処理(以下「PEB処理」という)において、PEB処理を最適化するために温度条件の補正が行われる。より具体的には、例えば検査用ウェハにフォトリソグラフィー処理によりレジストパターンを形成して当該形成されたレジストパターンの線幅を測定し、その寸法測定結果に基づいて加熱温度が補正される。
ところが、ウェハ上のレジストパターンには、レジストパターン間の距離が近く密集した密な部分と、レジストパターン間の距離が離れた粗な部分が存在し、密な部分のレジストパターン(以下、「密パターン」という)と、粗な部分のレジストパターン(以下、「粗パターン」という)との間で現像処理後の線幅に差が生じる、いわゆる粗密バイアスと呼ばれる現象が起こる。そして、このような粗密バイアスはPEB処理などにおいても起こり、例えばPEB処理における加熱温度を変化させた場合に、密パターンにおける線幅の変化量と粗パターンにおける線幅の変化量が異なったものとなる。したがって、上述のように、PEB温度を補正しても、密パターンと粗パターンの双方の線幅を最適化することは困難である。
そのため、特許文献1では、密パターンと粗パターンの線幅を最適化するため、露光装置でウェハに露光処理を行う際に、2以上のスペクトルピークを含んだスペクトルエネルギー分布の分離を制御するように放射線ビームを制御することが提案されている。
特開2006−216949号公報
しかしながら本発明者らによれば、粗密バイアスはフォトリソグラフィー処理に用いるレジストの種類により異なる。即ち、例えばある所定のレジストにおいて線幅を最適化するための補正値は、他のレジストに適用しても粗密バイアスの違いにより必ずしも最適なものとならない。また、同じレジストであっても、レジスト膜の下地に形成される膜の種類によって粗密バイアスが変化する。そのため、レジストの種類と下地膜との組み合わせに応じてウェハ処理のパラメータの最適な補正値を求める必要がある。
ところが、線幅を最適化するための補正値を求める際には、上述のように検査用ウェハにレジストパターンを形成するので、製品用のウェハの生産を一旦停止する必要がある。したがって、生産性の観点から検査用ウェハを持ちいることなく補正値を求める技術が望まれている。
また、従来は、塗布現像処理システムにおけるPEB処理による線幅の最適化と、露光装置における線幅の最適化が別個独立に行われていたので、塗布現像処理システムにおける最適化と露光装置における最適化を組み合わせることで、レジストパターンの線幅の更なる最適化も期待されている。
本発明は、かかる点に鑑みてなされたものであり、基板上に混在する粗密なレジストパターンを所定の目標寸法に形成することを目的としている。
前記の目的を達成するため、本発明は、基板を処理する基板処理システムであって、基板の表面に粗密のレジストパターンを形成する複数の処理装置が設けられた処理ステーションと、前記基板処理システムの外部に設けられ、複数の露光ステージを備えた露光装置と、前記処理ステーションとの間で基板を受け渡すインターフェイスステーションと、基板表面に形成されたレジストパターンの線幅を測定する基板検査装置と、前記基板検査装置でのレジストパターンの線幅の測定結果に基づいて、前記処理ステーション内の各処理装置の処理パラメータまたは前記露光装置の処理パラメータの少なくともいずれかを補正する制御部と、を有し、前記制御部は、規定の処理パラメータにより形成したレジストパターンの線幅と、前記規定の処理パラメータから所定の値だけ変化させた処理パラメータにより形成したレジストパターンの線幅との間の差分と、前記処理パラメータの変化量との相関関係を求め、前記相関関係に基づいて、前記処理装置または前記露光装置の少なくともいずれかの処理パラメータを補正する制御をさらに行うことを特徴としている。
本発明者らによれば、例えば基板のPEB処理において、製品としての基板の品質に問題が生じない程度の微小な温度、例えば±0.1度程度を規定の温度から変化させた場合でも、レジストパターンの線幅には基板検査装置で検出可能な程度の差が生じる。そして本発明によれば、制御部において規定の処理パラメータにより形成したレジストパターンの線幅と、前記規定の処理パラメータから所定の値だけ変化させた処理パラメータにより形成したレジストパターンの線幅との間の差分に基づいて、処理パラメータの変化量と当該線幅の差分との相関関係を求めるので、上述のように処理パラメータを微小変化させることで、例えば基板処理システムで製品となる基板を処理する過程において、換言すれば、基板処理システムでの製品用の基板の生産を停止することなく、所望の相関関係を求めることができる。また、例えばレジストの種類が異なると、例えばPEB処理の際の加熱温度の変化量に対して線幅の変化量が小さく、且つ露光装置での露光量の変化に対して線幅の変化量が大きくなったり、その逆に、PEB処理の際の加熱温度に対して線幅の変化量が大きく、且つ露光装置での露光量の変化に対して線幅の変化量が小さくなったりする。これに対して、本発明においては制御部で求めた相関関係に基づいて、例えば処理パラメータの変化量に対する線幅の変化量の大きな処理パラメータを選択して補正することで、基板処理システムにおける線幅の最適化と露光装置における線幅の最適化を組み合わせて、線幅の最適化の更なる向上を図ることができる。
また、レジストパターンが粗密パターンを有する場合は、上述のような相関関係を、密パターンと粗パターンについて個別に求めることで、粗密バイアスに応じた補正値を求めることができる。したがって、基板上に混在する粗密なレジストパターンを精度よく所定の目標寸法に形成することができる。
別の観点による本発明は、基板を処理する基板処理システムにおける基板の処理方法であって、前記基板処理システムは、基板の表面に粗密のレジストパターンを形成する複数の処理装置が設けられた処理ステーションと、前記基板処理システムの外部に設けられ、複数の露光ステージを備えた露光装置と、前記処理ステーションとの間で基板を受け渡すインターフェイスステーションと、基板表面に形成されたレジストパターンの線幅を測定する基板検査装置と、を有し、前記基板の処理方法は、規定の処理パラメータにより形成したレジストパターンの線幅と、前記規定の処理パラメータから所定の値だけ変化させた処理パラメータにより形成したレジストパターンの線幅とを測定し、測定された線幅の差分と、前記処理パラメータの変化量との相関関係を求め、前記相関関係に基づいて、前記処理装置または前記露光装置の少なくともいずれかの処理パラメータを補正することを特徴としている。
別の観点による本発明は、前記基板の処理方法を基板処理システムによって実行させるように、当該基板処理システムを制御する制御装置のコンピュータ上で動作するプログラムが提供される。
また別の観点による本発明は、前記プログラムを格納した読み取り可能なコンピュータ記憶媒体が提供される。
本発明によれば、基板上に粗密なレジストパターンが混在している場合であっても、レジストパターンを精度よく所定の目標寸法に形成することができる。
本実施の形態にかかる塗布現像処理システムの構成の概略を示す平面図である。 本実施の形態にかかる塗布現像処理システムの構成の概略を示す正面図である。 本実施の形態にかかる塗布現像処理システムの構成の概略を示す背面図である。 ウェハ上のレジストパターンを示した縦断面図である。 熱処理装置の熱板の構成を示す平面図である。 分割されたウェハ領域を示す説明図である。 制御部の構成を示すブロック図である。 レジストパターンの線幅とPEB処理における加熱温度との相関関係を示すグラフである。 レジストパターンの線幅とPEB処理における加熱温度との相関関係を示すグラフである。 レジストパターンの線幅と露光処理における露光量との相関関係を示すグラフである。 レジストパターンの線幅と露光処理における露光量との相関関係を示すグラフである。 レジストパターンの線幅と現像処理における現像時間との相関関係を示すグラフである。 レジストパターンの線幅と現像後ベーク処理における加熱温度との相関関係を示すグラフである。
以下、本発明の実施の形態について説明する。本実施の形態では、基板処理システムが、ウェハ上にレジストパターンを形成する塗布現像処理システムである場合を例にして説明する。図1は、本実施の形態にかかる塗布現像処理システム1の構成の概略を示す説明図である。図2及び図3は、塗布現像処理システム1の内部構成の概略を示す正面図及び背面図である。なお、本実施の形態においては、例えば図4に示すように、ウェハW上のレジストパターン310には、密のレジストパターンとして、密パターンP1と、粗のレジストパターンとしての粗パターンP2が混在して形成される。すなわち、レジストパターン310の幅Lに対するレジストパターン310間のスペース部311の幅SのL分のS比率(以下「S/L比率」という)が小さい第1のS/L比率の密パターンP1と、第1のS/L比率より大きい第2のS/L比率の粗パターンP2が混在している。レジストパターン310の下層には、例えば被処理膜Bが形成されている。
塗布現像処理システム1は、図1に示すように複数枚のウェハWを収容したカセットCが搬入出されるカセットステーション10と、ウェハWに所定の処理を施す複数の各種処理装置を備えた処理ステーション11と、処理ステーション11に隣接して設けられインターフェイスステーション12とを一体に接続した構成を有している。インターフェイスステーション12のY方向正方向側には露光装置13が隣接して設けられている。インターフェイスステーション12は、露光装置13との間でウェハWの受け渡しを行う。露光装置13には、例えば2つの露光ステージ13a、13bが設けられている。なお、露光ステージの設置数は本実施の形態に限定されるものではなく、3つ以上の露光ステージが設けられていてもよい。また、露光装置13には、当該露光装置13の制御を行う露光制御部14が設けられている。露光装置13での露光処理においては、例えば日々の気圧差でフォーカスの制御性が変化するため、露光制御部14ではそれに伴うレジストパターンの線幅の変化を抑制するように処理パラメータとしての露光量やフォーカス深度などの露光条件が設定される。また、露光装置13では、同一の処理パラメータで処理を行っても、露光ステージ13a、13b間で露光処理に差が生じるので、露光制御部14では、露光ステージ13a、13b間で生じる差を補正するように処理パラメータの補正が行われる。
カセットステーション10には、カセット載置台20上に複数配置された、カセットCを載置する複数のカセット載置板21と、X方向に延びる搬送路22上を移動自在なウェハ搬送装置23が設けられている。ウェハ搬送装置23は、上下方向及び鉛直軸周り(θ方向)にも移動自在であり、各カセット載置板21上のカセットCと、後述する処理ステーション11の第3のブロックG3の受け渡し装置との間でウェハWを搬送できる。
処理ステーション11には、各種装置を備えた複数の、例えば4つのブロックG1、G2、G3、G4が設けられている。例えば第1のブロックG1には、図2に示すように複数の液処理装置、例えばウェハWのレジスト膜の下層に反射防止膜(以下「下部反射防止膜」という)を形成する下部反射防止膜形成装置30、ウェハWにレジスト液を塗布してレジスト膜を形成するレジスト塗布装置31、ウェハWのレジスト膜の上層に反射防止膜(以下「上部反射防止膜」という)を形成する上部反射防止膜形成装置32、ウェハWを現像処理する現像処理装置33が、下から順に例えば4段に重ねられている。なお、上部反射防止膜形成装置32は、露光機が液浸露光方式の場合、液浸水からレジスト膜を保護する膜(上部保護膜)を形成する上部保護膜形成装置32となる場合がある。
これら第1のブロックG1の各装置30〜33は、処理時にウェハWを収容する複数のカップF、例えばカップFを水平方向に4台有し、複数のウェハWを並行して処理することができる。
例えば第2のブロックG2には、図3に示すようにウェハWの熱処理を行う熱処理装置40や、ウェハWを疎水化処理する疎水化処理装置としてのアドヒージョン装置41、ウェハWの外周部を露光する周辺露光装置42が上下方向と水平方向に並べて設けられている。熱処理装置40は、ウェハWを載置して加熱する熱板と、ウェハWを載置して冷却する冷却板を有し、加熱処理と冷却処理の両方を行うことができる。図5に示すように、熱処理装置40に設けられた熱板43は、例えば5つの熱板領域R、R、R、R、Rに区画されている。熱板43は、例えば平面から見て中心部に位置する円形の熱板領域Rと、その周囲を円弧状に4等分した熱板領域R〜Rに区画されている。熱板43の各熱板領域R〜Rには、給電により発熱するヒータ44が個別に内蔵され、各熱板領域R〜R毎に加熱できる。各熱板領域R〜Rのヒータ44の発熱量は、後述する制御部300により調整され、各熱板領域R〜Rの温度が所定の加熱温度に制御される。
例えば第3のブロックG3には、複数の受け渡し装置50、51、52、53、54、55、56が下から順に設けられている。また、第4のブロックG4には、複数の受け渡し装置60、61、62が下から順に設けられている。
図1に示すように第3のブロックG3のY方向正方向側の隣には、ウェハ搬送機構70が設けられている。ウェハ搬送機構70は、例えばY方向、θ方向及び上下方向に移動自在な搬送アームを有している。ウェハ搬送機構70のX方向正方向側及び負方向側には、ウェハ検査装置71、72がウェハ搬送機構70を挟んで設けられている。また、ウェハ搬送機構70のY方向正方向側には複数のウェハWを一時的に収容するウェハ載置部73、74が設けられている。ウェハ載置部73は第2のブロックG2寄りに、ウェハ載置部74は第1のブロックG1寄りに配置されている。そして、ウェハ搬送機構70は、ウェハWを支持した状態で上下に移動して、第3のブロックG3内の各受け渡し装置、ウェハ検査装置71、72及びウェハ載置部73、74との間でウェハWを搬送できる。なお、本実施の形態におけるウェハ検査装置71、72は、ウェハWにされているレジストパターン310の寸法を測定するものである。また、ウェハ検査装置71、72は、ウェハ面内の複数領域、例えば図6に示すような各ウェハ領域W〜Wのレジストパターン310の寸法を測定することができる。なお、このウェハ領域W〜Wは、上述する熱処理装置40の熱板領域R〜Rに対応している。また、本実施の形態では、ウェハ検査装置71、72により測定されるレジストパターン310の寸法としての線幅Lは、例えば図4に示すように、レジストパターンの高さ方向における中間点の値Mである。中間点の値Mとするのは、PEB処理における加熱温度の変化に対するレジストパターン310の線幅の変化が最も大きいためであるが、レジストパターン310の上端部近傍の値や下端部近傍の値を測定してもよい。
図1に示すように第1のブロックG1、第2のブロックG2、第4のブロックG4及びウェハ載置部73、74に囲まれた領域には、ウェハ搬送領域Dが形成されている。ウェハ搬送領域Dには、ウェハ搬送機構80が複数配置されている。ウェハ搬送機構80は、例えばY方向、X方向、θ方向及び上下方向に移動自在な搬送アームを有している。ウェハ搬送機構80は、ウェハ搬送領域D内を移動し、周囲の第1のブロックG1、第2のブロックG2並びに第4のブロックG4内の所定の装置及びウェハ載置部73、74に対してウェハWを搬送できる。
インターフェイスステーション12には、ウェハ搬送機構90と受け渡し装置100が設けられている。ウェハ搬送機構90は、例えばY方向、θ方向及び上下方向に移動自在な搬送アームを有している。ウェハ搬送機構90は、例えば搬送アームにウェハWを支持して、第4のブロックG4内の各受け渡し装置、受け渡し装置100及び露光装置13との間でウェハWを搬送できる。
以上の塗布現像処理システム1には、図1に示すように制御部300が設けられている。制御部300は、例えば図7に示すように、露光装置13の露光制御部14との間で通信を行う通信手段301と、ウェハWのロット毎の処理レシピや各処理装置における処理パラメータを記憶する記憶手段302と、例えばウェハ検査装置71、72からのレジストパターンの寸法測定結果が入力される入力部303と、寸法測定結果から例えば熱処理装置40における処理パラメータである加熱温度や露光装置13における処理パラメータである露光量の補正値を算出するためのプログラムQを格納するプログラム格納手段304と、プログラムQを実行して各処理条件を算出する演算手段305と、算出された処理条件を熱処理装置40に出力する出力手段306などを備えている。
プログラム格納手段304に格納されているプログラムQにより実行される、各処理条件を算出する方法について説明する。プログラムQにより、例えば同一ロットの1番目ウェハWの処理が、記憶手段302に記憶された処理レシピに基づいて規定の処理パラメータで実行されると、例えば同一ロットの後続のウェハW、例えば2番目以降のウェハWの処理において、処理パラメータを製品としてのウェハWの品質に影響しない程度の微小な値だけ変化させる。具体的には、例えば処理パラメータがPEB処理における加熱温度や露光装置13における露光量である場合、2番目のウェハWにおける全ての熱板領域R〜Rにおいて、例えば加熱温度を±0.1℃変化させ、3番目のウェハWにおいて例えば露光量を0.1mJ/cmだけ変化させる。なお、全ての熱板領域R〜Rにおいて同じように加熱温度を変化させることで、ウェハWの面内全体でレジストパターン310の線幅は変化するが、ウェハWの面内における線幅の分布については変化しない。
そして、プログラムQでは、1番目のウェハWと2番目のウェハW及び3番目のウェハが処理ステーション11及び露光装置13で順次処理されてレジストパターン310が形成されると、ウェハ検査装置71、72での線幅の測定結果から、処理パラメータの変化量と、レジストパターン310の線幅の変化量との間の相関関係を求める。具体的には、1番目のウェハWと2番目のウェハWとの間の加熱温度の変化量に対する、レジストパターン310の線幅の変化量から、例えば図8に示すような相関関係を求める。この際、プログラムQでは密のレジストパターンである密パターンP1と、粗のレジストパターンである粗パターンP2の両方に関しての相関関係が求められる。そうすると、例えばあるレジスト種においては、例えば図8に示すように、密パターンP1におけるPEB処理の温度に対するレジストパターン310の変化量が、粗パターンP2における変化量よりも大きい(粗密バイアスが大きい)ものや、他のレジスト種においては例えば図9に示すように、密パターンP1と粗パターンP2とでほとんど差が生じず(粗密バイアスが小さい)、且つレジストパターン310の変化量が大きいといったように、レジスト種に応じた相関関係が求められる。なお、図8に示す相関関係は粗密バイアスが大きく、後述するようにPEB処理において温度補正を行った場合の粗密バイアスリスクが高いため、温度補正は好ましくない。プログラムQでは、図9に示す相関関係を有するウェハWについては粗密バイアスリスクが低いため、レジストパターン310の線幅の最適化にPEB処理における温度補正が好ましいものと判断する。
また、1番目と3番目のウェハWからは、例えば図10及び図11に示すように、PEB処理における場合と同様の相関関係が求められる。図10は、露光量の変化に対する粗密バイアスが大きく、図11では粗密バイアスが小さな場合についてそれぞれ示している。そして、プログラムQでは、図11に示す相関関係を有するウェハWについては、レジストパターン310の線幅の最適化に露光処理における露光量の補正が好ましいものと判断する。
なお、図8〜図11の相関関係におけるレジストパターン310の線幅は、ウェハW面内における平均値であり、例えばウェハ検査装置71、72において、各ウェハ領域W〜Wにおいてそれぞれ複数点の線幅を測定することにより求められる。
そして、プログラムQでは、図8〜図11の相関関係に基づいて、レジストパターン310の線幅の最適化を行うにあたり、補正する処理パラメータ及び処理パラメータの補正値を算出する。具体的には、先ずプログラムQでは、上述のように、粗密バイアスが小さく且つレジストパターンの変化量が小さい処理パラメータを特定する。例えば、あるレジスト種で処理されたウェハWにおいて、同一ロットの1番目のウェハと2番目のウェハWから図9の相関関係が算出され、1番面のウェハWと3板面のウェハWから図10の相関関係が算出された場合を例にすると、プログラムQでは、PEB処理において加熱温度を補正するほうが粗密バイアスリスクが小さいものと判断され、補正する処理パラメータとしてPEB処理における加熱温度が特定される。
次に、プログラムQでは、図9の相関関係と、ウェハ検査装置71、72におけるレジストパターン310の線幅の測定結果に基づいて、加熱温度の補正値を算出する。具体的には、レジストパターン310の線幅の測定結果と、予め定められた所望のレジストパターン310の線幅との差を求め、当該所望の値との差の分だけ線幅を変化させるような、PEB処理における加熱温度の補正値を図9の相関関係から算出する。そして、算出された補正値は、出力手段306から熱処理装置40に出力されて加熱温度が補正される。
なお、上記の場合と反対に、同一ロットの1番目のウェハと2番目のウェハWから図8の相関関係が算出され、1番目のウェハWと3番目のウェハWから図9の相関関係が算出された場合は、露光処理において露光量を補正するように、プログラムQにより露光制御部14の露光量が補正される。
また、例えば同一ロットの1番目のウェハと2番目のウェハWから図9の相関関係が算出され、1番目のウェハWと3番目のウェハWから図11の相関関係が算出された場合、即ちPEB処理、露光処理共に粗密バイアスが小さいと判断された場合は、PEB処理、露光処理のいずれの処理パラメータを補正してもよい。但し、例えば露光の際のフォーカスやウェハW面内のショット間における線幅といった項目の最適化は、露光装置13によってのみ実施可能であることを考慮すると、PEB処理における粗密バイアスが小さいと判断された場合は、露光処理の粗密バイアスの大小に関わらず、PEB処理における加熱温度を補正して、露光装置13では、フォーカスやウェハW面内のショット間における線幅の差を最小化するように露光制御部14により露光装置13を独立して制御することが好ましい。
なお、上記では、PEB処理を行う熱処理装置40や露光処理を行う露光装置13の露光ステージ13a、13b間で装置間差によるレジストパターン310の線幅に差が生じないことを前提に説明を行ったが、装置間の差が許容できない範囲にある場合は、各装置ごとに上述のような相関関係を求めるようにしてもよい。例えば熱処理装置40間の個体差により生じるレジストパターン310の線幅の差が許容できない場合は、各熱処理装置40について個別に相関関係を求めて、当該相関関係に基づいて各熱処理装置40ごとに補正値を求めるようにしてもよい。
なお上述の制御部300は、例えばCPUやメモリなどを備えたコンピュータにより構成され、例えばメモリに記憶されたプログラムを実行することによって、塗布現像処理システム1における塗布処理を実現できる。なお、塗布現像処理システム1における塗布処理を実現するための各種プログラムは、例えばコンピュータ読み取り可能なハードディスク(HD)、フレキシブルディスク(FD)、コンパクトディスク(CD)、マグネットオプティカルデスク(MO)、メモリーカードなどの記憶媒体Hに記憶されていたものであって、その記憶媒体Hから制御部300にインストールされたものが用いられている。
次に、以上のように構成された塗布現像処理システム1で行われるウェハWの線幅の最適化の方法について、塗布現像処理システム1全体で行われるウェハ処理のプロセスに基づいて説明する。
ウェハWの処理にあたっては、先ず、複数枚のウェハWを収容したカセットCがカセットステーション10の所定のカセット載置板21に載置される。その後、ウェハ搬送装置23によりカセットC内の各ウェハWが順次取り出され、先ず1番目のウェハWが処理ステーション11の第3のブロックG3に搬送される。
次にウェハWは、ウェハ搬送機構70によって例えばウェハ載置部73に搬送される。その後ウェハWは、第2のブロックG2のアドヒージョン装置41に搬送され、疎水化処理される。その後、ウェハWは、ウェハ搬送機構80によって例えば第1のブロックG1の下部反射防止膜形成装置30に搬送され、ウェハW上に下部反射防止膜が形成される。その後ウェハWは、第2のブロックG2の熱処理装置40に搬送され、加熱処理が行われる。
その後ウェハWは、ウェハ搬送機構80によってレジスト塗布装置31に搬送され、ウェハW上にレジスト膜が形成される。その後ウェハWは、熱処理装置40に搬送されて、プリベーク処理される。
次にウェハWは、上部反射防止膜形成装置32に搬送され、ウェハW上に上部反射防止膜が形成される。その後ウェハWは、熱処理装置40に搬送されて、加熱され、温度調節される。その後、ウェハWは、周辺露光装置42に搬送され、周辺露光処理される。
次にウェハWは第4のブロックG4に搬送され、インターフェイスステーション12のウェハ搬送機構90によって露光装置13に搬送される。露光装置13では、例えば露光ステージ13a、13bのいずれかにウェハWが載置される。露光処理を終えたウェハWは、ウェハ搬送機構90によって第4のブロックG4に搬送される。
その後ウェハWは、ウェハ搬送機構80によって熱処理装置40に搬送され、PEB処理される。その後ウェハWは、現像処理装置33に搬送されて現像処理される。現像処理終了後、ウェハWは、熱処理装置40に搬送され、現像後ベーク処理される。
その後ウェハWは、ウェハ載置部73に搬送される。次いでウェハWはウェハ搬送機構70によってウェハ検査装置71に搬送され、レジストパターン310の密パターンP1及び粗パターンP2それぞれの線幅が測定され、当該線幅の平均値が算出される。なお、ここでは、ウェハ領域W〜Wによる線幅のばらつきはなく、ウェハW面内における複数点での測定結果から、ウェハ面内全体での線幅の平均値が求められるものとする。測定された線幅は、例えば制御部300に出力される。その後ウェハWは、ウェハ搬送機構70によって第3のブロックG3に搬送され、その後カセットステーション10のウェハ搬送装置23によって所定のカセット載置板21のカセットCに搬送される。
それと共に、同一ロットの後続のウェハW、例えば2番目のウェハWにおいては、例えばPEB処理における加熱温度が例えば0.1℃だけ1番目のウェハWより高く設定され、他の処理パラメータは1番目のウェハWと同じのままでウェハWの処理が行われる。2番目のウェハWの処理が完了すると、当該2番目のウェハWはウェハ検査装置71に搬送され、レジストパターン310の密パターンP1及び粗パターンP2それぞれの線幅の平均値が測定される。また、同一ロットの3番目のウェハWにおいては、例えば露光量が0.1mJ/cmだけ1番目のウェハWより高く設定され、他の処理パラメータは1番目のウェハWと同じのままでウェハWの処理が行われる。そして3番目のウェハWの処理が完了すると、当該3番目のウェハWもウェハ検査装置71に搬送され、レジストパターン310の密パターンP1及び粗パターンP2それぞれの線幅の平均値が測定される。
そして制御部300では、1番目のウェハWと2番目のウェハWの線幅の測定結果から、PEB温度の変化量とレジストパターン310の線幅の変化量との相関関係を、1番目のウェハWと3番目のウェハWの線幅の測定結果から、露光量の変化量とレジストパターン310の線幅の変化量との相関関係が求められる。そして、当該求められた相関関係から、粗密バイアスの小さいものを選択して処理パラメータを補正する。本実施の形態では、例えばPEB処理における粗密バイアスが露光量における粗密バイアスよりも小さいものと判定され、PEB処理における加熱温度の補正値が算出され、当該補正値に基づいてPEB処理の加熱温度が補正されるものとする。
これにより、後続のロット、例えば4番目以降のウェハWにおいては、補正後の加熱温度によりPEB処理が行われて、ウェハWにおける密パターンP1及び粗パターンP2の双方の線幅が最適化される。そして、この処理工程が同一ロットの他のウェハWについても行われ、一連のフォトリソグラフィー処理が終了する。
以上の実施の形態によれば、例えばウェハWのPEB処理において、製品としてのウェハWの品質に問題が生じない程度の微小な温度、例えば±0.1度程度を規定の温度から変化させることで、PEB処理における加熱温度の変化量と、当該加熱温度の変化量に対するレジストパターン310の線幅の変化量との相関関係を求めるので、従来は、塗布現像処理システム1を停止して検査用ウェハを用いて求めていた当該相関関係を、塗布現像処理システム1で製品となるウェハWを処理する過程において求めることができる。そして、露光量に対しても同様の相関関係を求め、制御部300により、粗密バイアスリスクの小さな相関関係を選択して、当該選択された相関関係に基づいて処理パラメータの補正値を算出し、当該補正値に基づいて処理パラメータを補正するので、塗布現像処理システム1における線幅の最適化と、露光装置13における線幅の最適化を組み合わせて、線幅の最適化の更なる向上を図ることができる。したがって、ウェハW上に混在する粗密なレジストパターン310を精度よく所定の目標寸法に形成することができる。また、上述のように、レジストパターン310の最適化にあたり、塗布現像処理システム1を停止させる必要がないので、従来のような検査用ウェハを用いる場合のように、生産性が低下することもない。
また、レジストパターン310の粗密バイアスは、レジスト種や被処理膜Bといった下地膜の種類によっても変化するが、本実施の形態のように、製品となるウェハWをウェハ検査装置71で検査して、当該製品ウェハWについての粗密バイアスを求めるので、膨大な数となるレジスト種と被処理膜Bとの組み合わせについて予め粗密バイアスを求める必要がない。したがって、粗密バイアスの補正にかかる労力を大幅に低減できる。なお、最初にレジストパターン310の線幅を測定したウェハWの測定結果により、処理パラメータを補正する必要がないと判断される場合には、後続のウェハWについて処理パラメータの補正を行わないようにしてもよい。かかる場合、補正が必要か否かについて、例えば作業員が線幅の測定値に基づいて判断するようにしてもよいし、プログラムQにおいて、線幅の測定値が所定の閾値の範囲内に収まっていない場合のみ、補正を行うようにしてもよい。また、補正の要否を判断するにあたっても、例えばレジストパターン310の線幅の平均値が許容範囲内に収まっている場合でも、例えばウェハW面内における線幅のばらつきが3シグマで許容範囲を超える場合は補正を行うというように、複数の要素に基づいて補正の要否を判断してもよい。
なお、以上の実施の形態では、PEB処理における加熱温度をウェハWの全面において補正した場合の一例について説明したが、ウェハ領域W〜Wにおいて熱板43のヒータ44の個体差により線幅が異なったものとなる場合は、各熱板領域R〜Rにおける温度の補正値を、それぞれ異なったものとしてもよい。かかる場合、ウェハWの面内における線幅の差についても最適化することができる。また、各熱板43毎に個体差が生じる場合についても、各熱板毎に粗密バイアスを求め、当該粗密バイアスに基づいて補正値をそれぞれ異なったものとしてもよい。
同様に、露光ステージ13a、13bにおいて線幅が異なる場合は、各露光ステージ13a、13bにおける露光量の補正値を、露光ステージ13aと露光ステージ13bとで異なるものとしてもよい。
なお、以上の実施の形態では、PEB処理における加熱温度か、露光処理における露光量のいずれかのみを補正したが、当然に、PEB処理における加熱温度と露光処理における露光量の双方を補正してもよい。なお、露光ステージ13aと露光ステージ13bとで線幅が異なったものとなる場合は、例えば露光制御部14から制御部300に対していずれの露光ステージで露光処理を行ったかの情報を出力し、制御部300では、PEB処理の際の補正値に、露光ステージに個体差による線幅の差をさらに加えるようにしてもよい。こうすることで、露光装置13と塗布現像処理システム1の間で協調して線幅の最適化を行うことができるので、より精密にレジストパターン310の線幅を調整することができる。
なお、以上の実施の形態では、補正する処理パラメータが露光量とPEB処理の加熱温度である場合を例にして説明したが、補正する処理パラメータとしては本実施の形態の内容に限定されるものではなく、ウェハWのレジストパターン310の線幅に影響する処理パラメータであれば、任意のものが使用できる。例えば他の処理パラメータとして、現像処理装置33における現像液の供給時間、即ち現像時間であったり、現像処理後に行われる現像後ベーク処理における加熱温度であったり、例えばウェハWの線幅を調整するために、現像処理後のウェハWに対して薬液を供給してウェハWの線幅を細らせるシュリンクプロセスにおいて、薬液の供給後に行われる加熱処理の加熱温度であったりしてもよい。例えば現像時間においても、例えば図12に示すようなレジストパターン310の線幅との相関関係が存在し、現像後ベーク処理における加熱温度においても、図13に示すような相関関係が求まるので、PEB処理における加熱温度に代えて、これらの処理パラメータを補正してもよい。
また、以上の実施の形態では、処理パラメータの補正にあたり、ウェハWの全面に対して密パターンP1及びパターンP2のそれぞれの線幅を測定し、当該線幅の平均値を求めた。しかしながら、処理パラメータの補正にあたっては、必ずしも密パターンP1及びパターンP2の線幅の平均値を求める必要はなく、例えばウェハWの一部にテスト用パターンを形成し、当該テスト用パターンの線幅を測定して、この線幅に基づいて処理パラメータの補正を行うようにしてもよい。
以上、添付図面を参照しながら本発明の好適な実施の形態について説明したが、本発明はかかる例に限定されない。当業者であれば、特許請求の範囲に記載された思想の範疇内において、各種の変更例または修正例に想到し得ることは明らかであり、それらについても当然に本発明の技術的範囲に属するものと了解される。本発明はこの例に限らず種々の態様を採りうるものである。以上の実施の形態では、撮像対象は基板の表であったが、基板の裏面を撮像する場合にも本発明は適用できる。また、上述した実施の形態は、半導体ウェハの塗布現像処理システムにおける例であったが、本発明は、半導体ウェハ以外のFPD(フラットパネルディスプレイ)、フォトマスク用のマスクレチクルなどの他の基板の塗布現像処理システムである場合にも適用できる
本発明は、露光処理後の基板を検査する際に有用である。
1 塗布現像処理システム
10 カセットステーション
11 処理ステーション
12 インターフェイスステーション
13 露光装置
20 カセット載置台
21 カセット載置板
22 搬送路
23 ウェハ搬送装置
30 下部反射防止膜形成装置
31 レジスト塗布装置
32 上部反射防止膜形成装置
33 現像処理装置
40 熱処理装置
41 アドヒージョン装置
42 周辺露光装置
70 ウェハ搬送機構
71、72 ウェハ検査装置
73、74 ウェハ載置部
80 ウェハ搬送機構
90 ウェハ搬送機構
300 制御部
W ウェハ
D ウェハ搬送領域
C カセット

Claims (8)

  1. 基板を処理する基板処理システムであって、
    基板の表面に粗密のレジストパターンを形成する複数の処理装置が設けられた処理ステーションと、
    前記基板処理システムの外部に設けられ、複数の露光ステージを備えた露光装置と、前記処理ステーションとの間で基板を受け渡すインターフェイスステーションと、
    基板表面に形成されたレジストパターンの線幅を測定する基板検査装置と、
    前記基板検査装置でのレジストパターンの線幅の測定結果に基づいて、前記処理ステーション内の各処理装置の処理パラメータまたは前記露光装置の処理パラメータの少なくともいずれかを補正する制御部と、を有し、
    前記制御部は、
    規定の処理パラメータにより形成したレジストパターンの線幅と、前記規定の処理パラメータから所定の値だけ変化させた処理パラメータにより形成したレジストパターンの線幅との間の差分と、前記処理パラメータの変化量との相関関係を求め、
    前記相関関係に基づいて、前記処理装置または前記露光装置の少なくともいずれかの処理パラメータを補正する制御をさらに行うことを特徴とする、基板処理システム。
  2. 前記処理パラメータは、前記処理ステーションで行われるPEB処理における加熱温度、現像処理における現像時間、現像処理後に行われる加熱処理における加熱温度若しくはシュリンク処理後に行われる加熱処理における加熱温度、又は露光装置で行われる露光処理における露光時間の少なくともいずれかであることを特徴とする、請求項1に記載の基板処理システム。
  3. 前記制御部は、密のレジストパターンにおける前記相関関係と、粗のレジストパターンにおける前記相関関係をそれぞれ求めることを特徴とする、請求項1または2のいずれか一項に記載の基板処理システム。
  4. 基板を処理する基板処理システムにおける基板の処理方法であって、
    前記基板処理システムは、
    基板の表面に粗密のレジストパターンを形成する複数の処理装置が設けられた処理ステーションと、
    前記基板処理システムの外部に設けられ、複数の露光ステージを備えた露光装置と、前記処理ステーションとの間で基板を受け渡すインターフェイスステーションと、
    基板表面に形成されたレジストパターンの線幅を測定する基板検査装置と、を有し、
    前記基板の処理方法は、
    規定の処理パラメータにより形成したレジストパターンの線幅と、前記規定の処理パラメータから所定の値だけ変化させた処理パラメータにより形成したレジストパターンの線幅とを測定し、
    測定された線幅の差分と、前記処理パラメータの変化量との相関関係を求め、
    前記相関関係に基づいて、前記処理装置または前記露光装置の少なくともいずれかの処理パラメータを補正することを特徴とする、基板処理方法。
  5. 前記処理パラメータは、前記処理ステーションで行われるPEB処理における加熱温度、現像処理における現像時間、現像処理後に行われる加熱処理における加熱温度若しくはシュリンク処理後に行われる加熱処理における加熱温度、又は露光装置で行われる露光処理における露光時間の少なくともいずれかであることを特徴とする、請求項4に記載の基板処理方法。
  6. 前記測定された線幅の差分と、前記処理パラメータの変化量との相関関係は、密のレジストパターンにおける前記相関関係と、粗のレジストパターンにおける前記相関関係をそれぞれ求めることを特徴とする、請求項4または5のいずれか一項に記載の基板処理方法。
  7. 請求項4〜6のいずかに記載の基板処理方法を基板処理システムによって実行させるように、当該基板処理システムを制御する制御装置のコンピュータ上で動作するプログラム。
  8. 請求項7に記載のプログラムを格納した読み取り可能なコンピュータ記憶媒体。
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