JP2015159136A - Cspウエーハの加工方法 - Google Patents

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Satoshi Miyata
諭 宮田
高木 敦史
Atsushi Takagi
敦史 高木
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Abstract

【課題】デバイスが形成された基板の表面に樹脂が被覆されたCSPウエーハを分割予定ラインに沿って確実に分割する。
【解決手段】基板の表面に複数の分割予定ラインによって区画された複数の領域にデバイスが形成されたデバイス領域と、デバイス領域を囲繞する外周余剰領域とを備え、デバイス領域に樹脂280を被覆するCSPウエーハを個々のデバイスに分割する加工方法であって、基板2の表面に樹脂を被覆する前に、外周余剰領域に第1の分割予定ラインおよび第2の分割予定ラインに対応するマークを形成するマーク形成工程と、マーク形成工程が実施された基板の表面に外周余剰領域が露出するようにデバイス領域に樹脂を被覆する樹脂被覆工程と、樹脂被覆工程が実施された基板の外周余剰領域に形成されたマーク27a、27bを検出し、樹脂で被覆された分割予定ラインに沿って樹脂および基板を切断して個々のデバイスに分割する分割工程とを含む。
【選択図】図7

Description

本発明は、表面に格子状に形成された分割予定ラインによって区画された複数の領域にデバイスが形成された基板の表面に樹脂が被覆されたCSPウエーハを分割予定ラインに沿って分割するCSPウエーハの加工方法に関する。
半導体デバイス製造工程においては、略円板形状である半導体ウエーハの表面に格子状に配列された分割予定ラインによって複数の領域が区画され、この区画された領域にIC、LSI等のデバイスを形成する。そして、半導体ウエーハを分割予定ラインに沿って切断することによりデバイスが形成された領域を分割して個々の半導体デバイスを製造している。
また、デバイスの表面を保護するために基板の表面に樹脂を被覆したCSP(チップ・サイズ・パッケージ)ウエーハと呼ばれるウエーハにおいては、分割予定ラインを検出することができないことから、各デバイスの表面に突出して形成された電極を基準として分割予定ラインを間接的に検出し、CSPウエーハを間接的に検出した検出位置に沿って個々のデバイスに分割している(例えば、特許文献1参照)。
特開2013−171990号公報
而して、デバイスの表面に突出して形成された電極の形状が不均一であるとともに分割予定ラインから電極までの距離も正確でないことから、電極を基準として分割予定ラインを間接的に検出した位置に沿ってCSPウエーハを分割すると、分割予定ラインからズレて分割することがあり、デバイスを損傷させるという問題がある。
本発明は上記事実に鑑みてなされたものであり、その主たる技術的課題は、表面に格子状に形成された分割予定ラインによって区画された複数の領域にデバイスが形成された基板の表面に樹脂が被覆されたCSPウエーハを分割予定ラインに沿って確実に分割することができるCSPウエーハの加工方法を提供することにある。
上記主たる技術的課題を解決するため、本発明によれば、基板の表面に第1の方向に形成された複数の第1の分割予定ラインと該複数の第1の分割予定ラインと交差する方向に形成された複数の第2の分割予定ラインとによって区画された複数の領域にデバイスが形成されたデバイス領域と、該デバイス領域を囲繞する外周余剰領域とを備え、該デバイス領域に樹脂を被覆するCSPウエーハを個々のデバイスに分割するCSPウエーハの加工方法であって、
基板の表面に樹脂を被覆する前に、該外周余剰領域に該第1の分割予定ラインおよび該第2の分割予定ラインに対応するマークを形成するマーク形成工程と、
該マーク形成工程が実施された基板の表面に該外周余剰領域が露出するように該デバイス領域に樹脂を被覆する樹脂被覆工程と、
該樹脂被覆工程が実施されたCSPウエーハを構成する基板の該外周余剰領域に形成されたマークを検出し、樹脂で被覆された該第1の分割予定ラインおよび該第2の分割予定ラインに沿って樹脂および基板を切断してCSPウエーハを個々のデバイスに分割する分割工程と、を含む、
ことを特徴とするCSPウエーハの加工方法が提供される。
上記マーク形成工程は、第1の分割予定ラインの加工始点および加工終点に対応して外周余剰領域にマークを形成し、第2の分割予定ラインの加工始点および加工終点に対応して外周余剰領域にマークを形成する。
また、上記マーク形成工程は、第1の分割予定ラインの全ての加工始点および加工終点に対応して外周余剰領域にマークを形成し、第2の分割予定ラインの全ての加工始点および加工終点に対応して外周余剰領域にマークを形成する。
本発明によるCSPウエーハの加工方法は、基板の表面に樹脂を被覆する前に外周余剰領域に第1の分割予定ラインおよび第2の分割予定ラインに対応するマークを形成するマーク形成工程と、マーク形成工程が実施された基板の表面に外周余剰領域が露出するようにデバイス領域に樹脂を被覆する樹脂被覆工程と、樹脂被覆工程が実施されたCSPウエーハを構成する基板の外周余剰領域に形成されたマークを検出し、樹脂で被覆された第1の分割予定ラインおよび第2の分割予定ラインに沿って樹脂および基板を切断してCSPウエーハを個々のデバイスに分割する分割工程とを含んでいるので、分割工程を実施する際にはデバイス領域に形成された樹脂被膜によって第1の分割予定ラインおよび第2の分割予定ラインを撮像手段によって直接検出することができない状態でも、切削ブレード等の加工手段による切断位置のアライメントを確実に遂行することができるため、CSPウエーハを全ての第1の分割予定ラインおよび第2の分割予定ラインに沿って確実に切断することができ、デバイスを損傷させるという問題が解消する。
本発明によるCSPウエーハを構成する半導体基板の斜視図。 本発明によるCSPウエーハの加工方法におけるマーク形成工程および分割工程を実施するための切削装置の要部斜視図。 本発明によるCSPウエーハの加工方法におけるマーク形成工程の説明図。 本発明によるCSPウエーハの加工方法におけるマーク形成工程が実施されたCSPウエーハを構成する半導体基板の平面図。 本発明によるCSPウエーハの加工方法における樹脂被覆工程の一実施形態を示す説明図。 本発明によるCSPウエーハの加工方法における樹脂被覆工程の他の実施形態を示す説明図。 本発明によるCSPウエーハの加工方法におけるウエーハ支持工程が実施されたCSPウエーハの斜視図。 本発明によるCSPウエーハの加工方法における分割工程の説明図。 本発明によるCSPウエーハの加工方法によってCSPウエーハが分割された個々のデバイスの斜視図。
以下、本発明によるウエーハの加工方法の好適な実施形態について、添付図面を参照して詳細に説明する。
図1には、CSPウエーハを構成する半導体基板の斜視図が示されている。図1に示す半導体基板2は、厚みが例えば600μmのシリコン基板からなっており、表面2aに第1の方向に形成された複数の第1の分割予定ライン21と該複数の第1の分割予定ライン21と直交で交差する方向に形成された複数の第2に分割予定ライン22とによって区画された複数の領域にデバイス23が形成されている。このように構成された半導体基板2は、デバイス23が形成されているデバイス領域24と、該デバイス領域24を囲繞する外周余剰領域25を備えている。なお、上記デバイス23の表面にはそれぞれ複数の電極231が設けられている。
上記半導体基板2の表面に樹脂を被覆してCSPウエーハを形成する前に、外周余剰領域25に第1の分割予定ライン21および第2に分割予定ライン22に対応するマークを形成するマーク形成工程を実施する。このマーク形成工程は、図示の実施形態においては図2に示す切削装置3を用いて実施する。図2に示す切削装置3は、被加工物を保持するチャックテーブル31と、該チャックテーブル31に保持された被加工物を切削する切削手段32と、該チャックテーブル31に保持された被加工物を撮像する撮像手段33を具備している。チャックテーブル31は、被加工物を吸引保持するように構成されており、図示しない切削送り機構によって図2において矢印Xで示す切削送り方向に移動せしめられるとともに、図示しない割り出し送り機構によって矢印Yで示す割り出し送り方向に移動せしめられるようになっている。
上記切削手段32は、実質上水平に配置されたスピンドルハウジング321と、該スピンドルハウジング321に回転自在に支持された回転スピンドル322と、該回転スピンドル322の先端部に装着された切削ブレード323を含んでおり、回転スピンドル322がスピンドルハウジング321内に配設された図示しないサーボモータによって矢印322aで示す方向に回転せしめられるようになっている。上記撮像手段33は、スピンドルハウジング321の先端部に装着されており、被加工物を照明する照明手段と、該照明手段によって照明された領域を捕らえる光学系と、該光学系によって捕らえられた像を撮像する撮像素子(CCD)等を備え、撮像した画像信号を図示しない制御手段に送る。
上述した切削装置3を用いてマーク形成工程を実施するには、図2に示すようにチャックテーブル31上に半導体基板2の裏面2b側を載置し、図示しない吸引手段を作動することにより半導体基板2をチャックテーブル31上に保持する。従って、チャックテーブル31に保持された半導体基板2は、表面2aが上側となる。このようにして、半導体基板2を吸引保持したチャックテーブル31は、図示しない切削送り機構によって撮像手段33の直下に位置付けられる。
チャックテーブル31が撮像手段33の直下に位置付けられると、撮像手段33および図示しない制御手段によって半導体基板2の第1の分割予定ライン21に沿ってマークを形成すべき切削領域を検出するアライメント作業を実行する。即ち、撮像手段33および図示しない制御手段は、半導体基板2の所定方向に形成されている第1の分割予定ライン21と、切削ブレード323との位置合わせを行うためのパターンマッチング等の画像処理を実行し、切削領域のアライメントを遂行する(アライメント工程)。また、半導体基板2に形成されている上記第1の分割予定ライン21と直交で交差する方向に延びる第2の分割予定ライン22に対しても、同様に切削領域のアライメントが遂行される。
以上のようにしてチャックテーブル31上に保持されている半導体ウエーハ2の切削領域を検出するアライメントが行われたならば、半導体基板2を保持したチャックテーブル31を切削領域に移動する。そして、図3の(a)に示すようにチャックテーブル31に保持された半導体基板2の外周余剰領域25における所定の第1の分割予定ライン21の延長線上の領域(図3の(a)において左端部)を切削ブレード323の直下に位置付ける。次に、切削ブレード323を図3の(a)において矢印322aで示す方向に回転しつつ2点鎖線で示す待機位置から矢印Z1で示すように下方に移動し、半導体基板2の外周余剰領域25における所定の第1の分割予定ライン21の延長線上の領域(図3の(a)において左端部)を僅かに切削して加工始点マーク27aを形成する。
このようにして半導体基板2の外周余剰領域25における所定の第1の分割予定ライン21の延長線上の一方の領域(図3の(a)において左端部)を僅かに切削して加工始点マーク27aを形成したならば、切削ブレード323を待機位置に上昇させるとともに、図示しない切削送り機構を作動して図3の(b)に示すようにチャックテーブル31に保持された半導体基板2の外周余剰領域25における所定の第1の分割予定ライン21の延長線上における上記図3の(a)に示す領域と反対側の領域(図3の(b)において右端部)を切削ブレード323の直下に位置付ける。そして、切削ブレード323を図3の(b)において矢印322aで示す方向に回転しつつ2点鎖線で示す待機位置から矢印Z1で示すように下方に移動し、半導体基板2の外周余剰領域25における所定の第1の分割予定ライン21の延長線上の領域(図3の(b)において右端部)を僅かに切削して加工終点マーク27bを形成する。
次に、チャックテーブル31を90度回動し、半導体基板2の外周余剰領域25における所定の第2の分割予定ライン22の両延長線上の領域(加工始点領域と加工終点領域)に上述したように加工始点マーク27aと加工終点マーク27bを形成する。この結果、図4に示すように半導体基板2の外周余剰領域25における所定の第1の分割予定ライン21および第2の分割予定ライン22のそれぞれ両延長線上の領域(加工始点領域と加工終点領域)に加工始点マーク27aと加工終点マーク27bが形成される。なお、外周余剰領域25における第1の分割予定ライン21および第2の分割予定ライン22のそれぞれ両延長線上の領域(加工始点領域と加工終点領域)に形成する加工始点マーク27aと加工終点マーク27bは、図4の(b)に示すように全ての第1の分割予定ライン21および第2の分割予定ライン22に対応して形成してもよい。
以上、マーク形成工程を切削装置を用いて実施した例を示したが、マーク形成工程はレーザー加工装置を用いてレーザー加工溝によるマークを形成してもよい。
上述したマーク形成工程を実施したならば、半導体基板2の表面2aに外周余剰領域25が露出するようにデバイス領域24に樹脂を被覆する樹脂被覆工程を実施する。即ち、図5の(a)、(b)および図6の(a)、(b)に示すようにマーク形成工程が実施された半導体基板2の表面2a中央部に液状樹脂28を所定量滴下し、デバイス領域24の表面2aに塗布することにより外周余剰領域25が露出状態でデバイス領域24に樹脂被膜280を形成する。このように、半導体基板2の表面2aに外周余剰領域25が露出するようにデバイス領域24に樹脂を被覆して樹脂被膜280を形成することによりCSPウエーハ200が構成される。なお、デバイス23の表面に設けられた電極231は50〜100μm程度突出しており、樹脂が40〜80μm程度被覆されても埋設されることはない。
次に、上記CSPウエーハ200を構成する半導体基板2の裏面2bにダイシングテープを貼着しダイシングテープの外周部を環状のフレームによって支持するウエーハ支持工程を実施する。即ち、図7の(a)および(b)に示すようにCSPウエーハ200を収容する大きさの開口部41を備えた環状のフレーム4の裏面に開口部41を覆うように外周部が装着されたダイシングテープ40の表面40a(粘着層が設けられ粘着面が形成されている)をCSPウエーハ200を構成する半導体基板2の裏面2bに貼着する。
上述したウエーハ支持工程を実施したならば、CSPウエーハ200を構成する半導体基板2の外周余剰領域25に形成された加工始点マーク27aと加工終点マーク27bを検出し、樹脂被膜280で被覆された分割予定ライン(第1の分割予定ライン21および第2に分割予定ライン22)に沿って樹脂被膜280および半導体基板2を切断してCSPウエーハ200を個々のデバイス(CSP)に分割する分割工程を実施する。この分割工程は、上記図2に示す切削装置3を用いて実施することができる。
上記図2に示す切削装置3を用いて分割工程を実施するには、図8の(a)に示すようにチャックテーブル31上に上記ウエーハ支持工程が実施されたウエーハが貼着されたダイシングテープ40側を載置する。そして、図示しない吸引手段を作動することにより、ダイシングテープ40を介してCSPウエーハ200をチャックテーブル31上に保持する(ウエーハ保持工程)。従って、チャックテーブル31に保持されたCSPウエーハ200は、半導体基板2の表面におけるデバイス領域24に被覆された樹脂被膜280側が上側となる。なお、図8の(a)においてはダイシングテープ40が装着された環状のフレーム4を省いて示しているが、環状のフレーム4はチャックテーブル31に配設された適宜のフレーム保持手段に保持される。このようにして、CSPウエーハ200を吸引保持したチャックテーブル31は、図示しない切削送り機構によって撮像手段33の直下に位置付けられる。
チャックテーブル31が撮像手段33の直下に位置付けられると、撮像手段33および図示しない制御手段によってCSPウエーハ200の切削すべき領域を検出するアライメント工程を実行する。このアライメント工程においては、上記マーク形成工程によって半導体基板2の外周余剰領域25における所定の第1の分割予定ライン21の両延長線上の領域(加工始点領域と加工終点領域)に形成された加工始点マーク27aと加工終点マーク27bを撮像手段33によって撮像し、切削ブレード323による切削領域のアライメントを遂行する(アライメント工程)。また、CSPウエーハ200を構成する半導体基板2の外周余剰領域25における所定の第2の分割予定ライン22の両延長線上の領域(加工始点領域と加工終点領域)に形成された加工始点マーク27aと加工終点マーク27bに対しても、同様に切削ブレード323による切削位置のアライメントを遂行する。なお、図4の(b)および図7の(b)に示すように半導体基板2の外周余剰領域25に全ての第1の分割予定ライン21および第2の分割予定ライン22に対応して加工始点マーク27aと加工終点マーク27bが形成されている場合には、全ての加工始点マーク27aと加工終点マーク27bに対応して切削ブレード323による切削位置のアライメントを遂行する。このように図示の実施形態におけるCSPウエーハ200は半導体基板2の外周余剰領域25における所定の第1の分割予定ライン21の両延長線上の領域(加工始点領域と加工終点領域)に加工始点マーク27aと加工終点マーク27bが形成されているので、半導体基板2のデバイス領域24に樹脂被膜280が形成され第1の分割予定ライン21および第2の分割予定ライン22を撮像手段によって直接検出することができない状態でも、切削ブレード323による切削位置のアライメントを確実に遂行ことができる。
以上のようにしてチャックテーブル31上に保持されているCSPウエーハ200における切削領域のアライメントが行われたならば、CSPウエーハ200を保持したチャックテーブル31を切削領域の切削開始位置に移動する。このとき、図8の(a)で示すように半導体ウエーハ2は切削すべき第1の分割予定ライン21に対応する加工始点マーク27aの一端(図8の(a)において左端)が切削ブレード323の直下より所定量右側に位置するように位置付けられる。
このようにしてチャックテーブル31即ちCSPウエーハ200が切削加工領域の切削開始位置に位置付けられたならば、切削ブレード323を図8(a)において2点鎖線で示す待機位置から矢印Z1で示すように下方に切り込み送りし、図8の(a)において実線で示すように所定の切り込み送り位置に位置付ける。この切り込み送り位置は、切削ブレード323の下端がCSPウエーハ200を構成する半導体基板2の表面2aの裏面に貼着されたダイシングテープ40に達する位置に設定されている。
次に、切削ブレード323を図8の(a)において矢印322aで示す方向に所定の回転速度で回転せしめ、チャックテーブル31を図8の(a)において矢印X1で示す方向に所定の切削送り速度で移動せしめる。そして、チャックテーブル31が図8の(b)で示すように第1の分割予定ライン21に対応する加工終点マーク27bの他端(図8の(b)において右端)が切削ブレード323の直下より所定量左側に位置するまで達したら、チャックテーブル31の移動を停止する。このようにチャックテーブル31を切削送りすることにより、CSPウエーハ200は、第1の分割予定ライン21に沿って樹脂被膜280および半導体基板2が切断される。
次に、切削ブレード323を図8の(b)において矢印Z2で示すように上昇させて2点鎖線で示す待機位置に位置付け、チャックテーブル31を図8の(b)において矢印X2で示す方向に移動して、図8の(a)に示す位置に戻す。そして、チャックテーブル31を紙面に垂直な方向(割り出し送り方向)に第1の分割予定ライン21の間隔(設計値)に相当する量だけ割り出し送りし、次に切削すべき第1の分割予定ライン21に対応する領域を切削ブレード323と対応する位置に位置付ける。なお、図4の(b)および図7の(b)に示すように半導体基板2の外周余剰領域25に全ての第1の分割予定ライン21および第2の分割予定ライン22に対応して加工始点マーク27aと加工終点マーク27bが形成されている場合には、隣接する加工始点マーク27aと加工終点マーク27bを切削ブレード323と対応する位置に位置付ける。そして、上述した分割工程を実施する。
上述した分割工程をCSPウエーハ200の半導体基板2に第1の方向に形成された全ての第1の分割予定ライン21に沿って実施する。
次に、チャックテーブル31を90度回動して、第2の分割予定ライン22を図2において矢印Xで示す切削送り方向と平行になるように位置付ける。そして、上述した分割工程を実施する。この結果、CSPウエーハ200は全ての第1の分割予定ライン21および第2の分割予定ライン22に沿って切断され、図9に示すように個々のデバイス23(CSP)に分割される。
以上のように図示の実施形態におけるCSPウエーハの加工方法は、CSPウエーハ200は半導体基板2の外周余剰領域25における所定の第1の分割予定ライン21の両延長線上の領域(加工始点領域と加工終点領域)に加工始点マーク27aと加工終点マーク27bを形成した後、半導体基板2の表面2aに外周余剰領域25が露出するようにデバイス領域24に樹脂被膜280を被覆するので、デバイス領域24に形成された樹脂被膜280によって第1の分割予定ライン21および第2の分割予定ライン22を撮像手段によって直接検出することができない状態でも、切削ブレード323による切削位置のアライメントを確実に遂行することができるため、CSPウエーハ200を全ての第1の分割予定ライン21および第2の分割予定ライン22に沿って確実に切断することができ、デバイスを損傷させるという問題が解消する。
2:半導体基板
21:第1の分割予定ライン
22:第2の分割予定ライン
23:デバイス
24:デバイス領域
25:外周余剰領域
27a:加工始点マーク
27b:加工終点マーク
28:液状樹脂
280:樹脂被膜
3:切削装置
31:切削装置のチャックテーブル
32:切削手段
323:切削ブレード
4:環状のフレーム
40:ダイシングテープ

Claims (3)

  1. 基板の表面に第1の方向に形成された複数の第1の分割予定ラインと該複数の第1の分割予定ラインと交差する方向に形成された複数の第2の分割予定ラインとによって区画された複数の領域にデバイスが形成されたデバイス領域と、該デバイス領域を囲繞する外周余剰領域とを備え、該デバイス領域に樹脂を被覆するCSPウエーハを個々のデバイスに分割するCSPウエーハの加工方法であって、
    基板の表面に樹脂を被覆する前に、該外周余剰領域に該第1の分割予定ラインおよび該第2の分割予定ラインに対応するマークを形成するマーク形成工程と、
    該マーク形成工程が実施された基板の表面に該外周余剰領域が露出するように該デバイス領域に樹脂を被覆する樹脂被覆工程と、
    該樹脂被覆工程が実施されたCSPウエーハを構成する基板の該外周余剰領域に形成されたマークを検出し、樹脂で被覆された該第1の分割予定ラインおよび該第2の分割予定ラインに沿って樹脂および基板を切断してCSPウエーハを個々のデバイスに分割する分割工程と、を含む、
    ことを特徴とするCSPウエーハの加工方法。
  2. 該マーク形成工程は、該第1の分割予定ラインの加工始点および加工終点に対応して該外周余剰領域にマークを形成し、該第2の分割予定ラインの加工始点および加工終点に対応して該外周余剰領域にマークを形成する、請求項1記載のCSPウエーハの加工方法。
  3. 該マーク形成工程は、該第1の分割予定ラインの全ての加工始点および加工終点に対応して該外周余剰領域にマークを形成し、該第2の分割予定ラインの全ての加工始点および加工終点に対応して該外周余剰領域にマークを形成する、請求項2記載のCSPウエーハの加工方法。
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