JP2015158297A - 熱交換器およびその製造方法 - Google Patents

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亮平 冨田
Ryohei Tomita
亮平 冨田
森本 正和
Masakazu Morimoto
正和 森本
啓 山口
Hiroshi Yamaguchi
啓 山口
大友 昇
Noboru Otomo
昇 大友
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Abstract

【課題】一方の流体が流れる箱体の外周に他方の流体が流れる管状部材を螺旋状に巻き付けることによって構成された熱交換器において、管状部材の薄肉化を図りつつ、螺旋曲げの加工性を確保した熱交換器を提供する。【解決手段】箱体150、インナーフィン170および細管161、162、163は、銅または銅合金により構成され、細管は、箱体150の外周に螺旋状に巻き付けられ、ろう付けにより接合され、細管の外径Dおよび板厚tは、次の2つの数式を満たす。t/D>0.1913R/D-1.132但し、Rは細管を螺旋状に曲げる際の曲げ半径、σBは細管を構成する構成材料の引張強度である。【選択図】図2

Description

本発明は、二種類の流体間で熱交換を行う熱交換器およびその製造方法に関するものである。
従来、ヒートポンプサイクルによって給湯水を加熱するヒートポンプ式給湯機に適用される水冷媒熱交換器として、薄型矩形の箱体の内部に給湯水が流れる水流路を形成するとともに、冷媒が流れる細管を箱体の外周に螺旋状に巻装し、箱体の平坦面に細管を接合したものが開示されている(例えば、特許文献1参照)。
この特許文献1に記載の熱交換器は、高温・高圧の二酸化炭素冷媒の使用を想定している。このため、細管の板厚は厚くなっており、螺旋曲げ加工時の曲げ半径が小さくても螺旋曲げ加工を容易に行うことができる。
特開2003−314975号公報
ところで、上記特許文献1のような構成の熱交換器において、冷媒として通常のフロン系冷媒を採用する場合、必要耐圧が低下するので、細管の薄肉化が可能になる。
しかしながら、細管の板厚を低下させると、上記特許文献1のように曲げ半径の小さい螺旋曲げ加工を行う際に潰れや座屈が発生するため、螺旋曲げ加工が困難になるという問題がある。
本発明は上記点に鑑みて、一方の流体が流れる箱体の外周に他方の流体が流れる管状部材を螺旋状に巻き付けることによって構成された熱交換器において、管状部材の薄肉化を図りつつ、管状部材に対する螺旋曲げ加工の加工性を確保することを目的とする。
上記目的を達成するため、請求項1に記載の発明では、第1流体が流れる第1流体流路を内部に有する箱体(150)と、箱体(150)内に設けられるとともに、第1流体との伝熱面積を増大させるインナーフィン(170)と、箱体(150)の外面に接して設けられ、第2流体が流れる第2流体流路を形成する管状部材(161、162、163)とを備え、第1流体と第2流体との間で熱交換を行う熱交換器において、箱体(150)、インナーフィン(170)および管状部材(161、162、163)は、銅または銅合金により構成されており、管状部材(161、162、163)は、箱体(150)の外周に螺旋状に巻き付けられているとともに、ろう付けにより箱体(150)の外面に接合されており、管状部材(161、162、163)の外径をD、管状部材(161、162、163)の板厚をt、管状部材(161、162、163)を螺旋状に曲げる際の曲げ半径をR、管状部材(161、162、163)を構成する構成材料の引張強度をσBとしたとき、管状部材(161、162、163)の外径および板厚は、次の数式1および数式2にて示される関係を満たすように設定されていることを特徴とする。
(数1)
t/D>0.1913(R/D)-1.132
Figure 2015158297
これによれば、管状部材(161、162、163)の外径および板厚を上記数式2にて示される関係を満たすように設定することで、管状部材(161、162、163)の板厚を薄くすることができる。このとき、管状部材(161、162、163)の外径および板厚を上記数式1にて示される関係を満たすように設定することで、管状部材(161、162、163)に螺旋曲げ加工を施した際に座屈や扁平が発生することを抑制できる。したがって、管状部材(161、162、163)の薄肉化を図りつつ、管状部材(161、162、163)二対する螺旋曲げ加工の加工性を向上させることができる。
なお、この欄および特許請求の範囲で記載した各手段の括弧内の符号は、後述する実施形態に記載の具体的手段との対応関係を示すものである。
第1実施形態におけるヒートポンプ式給湯器を示す全体構成図である。 第1実施形態に係る水冷媒熱交換器を示す一部透過平面図である。 第1実施形態に係る水冷媒熱交換器を示す正面図である。 第1実施形態における箱体を示す分解斜視図である。 図3のV部拡大図である。 第1実施形態における細管を示す断面図である。 細管の曲げ半径と外径との比R/Dおよび細管の板厚と外径との比t/Dを変化させた際に、細管に螺旋加工が成立するか否かを示すグラフである。 第1実施形態に係る水冷媒熱交換器の要部を示す拡大正面図である。 図8のIX−IX断面図である。 第3実施形態に係る水冷媒熱交換器を示す正面図である。
以下、本発明の実施形態について図に基づいて説明する。なお、以下の各実施形態相互において、互いに同一もしくは均等である部分には、図中、同一符号を付してある。
(第1実施形態)
本実施形態は、本発明に係る熱交換器をヒートポンプ式給湯器の水冷媒熱交換器に適用したものである。
図1に示すように、ヒートポンプ式給湯器は、給湯水を貯留する貯湯タンク10、貯湯タンク10内の給湯水を循環する水循環通路11、および、給湯水を加熱するためのヒートポンプサイクル装置12を備えている。
貯湯タンク10は、高温の給湯水を長時間保温することができる温水タンクである。貯湯タンク10に貯留された給湯水は、貯湯タンク10の上部に設けられた出湯口10aから出湯され、台所や風呂等に給湯される。貯湯タンク10内の下部に設けられた給水口10bから水道水が補給されるようになっている。
水循環通路11には、給湯水を循環させる電動水ポンプ13が配置されており、給湯水は、貯湯タンク10下部の給湯水出口10c→電動水ポンプ13→水冷媒熱交換器15→貯湯タンク10上部の給湯水入口10dの順に流れる。
ヒートポンプサイクル装置12は、電動圧縮機14、水冷媒熱交換器15、膨張弁16、蒸発器17等を順次配管接続した周知の冷凍サイクルである。本実施形態では、冷媒として通常のフロン系冷媒を採用している。
水冷媒熱交換器15は、給湯水が流れる水流路15aと、電動圧縮機14吐出冷媒(高温高圧冷媒)が流れる冷媒流路15bとを有し、給湯水と電動圧縮機14の吐出冷媒との間で熱交換させて、給湯水を加熱する加熱用熱交換器である。
次に、本実施形態の水冷媒熱交換器15の具体的構造について説明する。ここで、本実施形態の水(給湯水)が本発明の第1流体に相当し、本実施形態の冷媒が本発明の第2流体に相当している。
図2および図3に示すように、水冷媒熱交換器15は、内部に水流路15aを形成する薄型矩形状の箱体150と、内部に冷媒流路を形成する冷媒チューブ160とを備えている。
箱体150は、縦方向(図2の上下方向)、横方向(図2の左右方向)および高さ方向(図2の紙面垂直方向)のうち、高さ方向の長さが最も短くなっており、横方向の長さが最も長くなっている。そして、本実施形態では、箱体150は、その高さ方向が重力方向に一致するように配置されている。
箱体150内に形成された水流路15aにおける水の流れ方向は水平方向であり、箱体150の横方向における一端側に設けられた水入口151から他端側に設けられた水出口152に向かって、図中の矢印のように、蛇行しながら水が流れるようになっている。なお、水入口151には、図1中の電動水ポンプ13に連なる水入口側配管151aが接続され、水出口152には、図1中の貯湯タンク10の給湯水入口10dに連なる水出口側配管152aが接続されている。
冷媒チューブ160は、箱体150の外面に接して設けられている。具体的には、冷媒チューブ160は、3本の細管161、162、163から構成されている。3本の細管161、162、163は、銅または銅合金により構成されている。3本の細管161、162、163は1組となって、箱体150の外周を螺旋状に巻くように形成されている。なお、本実施形態の細管161、162、163が、本発明の管状部材に相当している。
3本の細管161、162、163の上流側端部には、第1分岐管164が接続されている。第1分岐管164は、電動圧縮機14から吐出された冷媒を細管161、162、163に分流する。また、3本の細管161、162、163の下流側端部には、第2分岐管165が接続されている。第2分岐管165は、細管161、162、163から流出する冷媒を集合して膨張弁16の入口側に流す。
図4に示すように、箱体150は、空間を挟んで対向する2枚のプレート153、154の周縁を接合することにより形成されている。2枚のプレート153、154は、銅または銅合金により構成されている。また、2枚のプレート153、154の間には、矩形波状に形成されたインナーフィン170が配置されている。
インナーフィン170は、後述するように蛇行状の水流路15aを構成し、水との伝熱面積を増大させて、水と冷媒との間の熱交換を促進する伝熱部材である。インナーフィン170は、銅または銅合金により構成されている。
インナーフィン170は、複数の山部171、複数の谷部172、および複数の平面部173から構成されている。インナーフィン170の外形(縦×横×高さ)は、箱体150の内寸に適合している。
山部171および谷部172は、平坦状に形成されており、それぞれプレート153、154に接合されている。複数の山部171と複数の谷部172とは、山部171と谷部172とが交互になるよう、箱体150の横方向(図2の紙面左右方向)に並べられている。隣り合う山部171と谷部172とは、平面部173により繋がれている。
複数の平面部173は、それぞれ、箱体150の縦方向(図2の紙面上下方向)に延びる長方形状に形成されている。複数の平面部173のうち隣り合う2つの平面部173は、水流路15aを構成する。
複数の平面部173には、第1、第2切り欠き開口部174a、174bのうちいずれか一方の切り欠き開口部が形成されている。第1、第2切り欠き開口部174a、174bは、水流路15aの一部を構成する。
第1切り欠き開口部174aは、平面部173のうち稜線方向、すなわち箱体150の縦方向の一端側に形成されている。第2切り欠き開口部174bは、平面部173のうち稜線方向の他端側に形成されている。
複数の平面部173は、第1切り欠き開口部174aと第2切り欠き開口部174bとが箱体150の横方向に向かって交互に並ぶように形成されている。インナーフィン170を以上のような構成とすることで、インナーフィン170により図2における太字の矢印の如く蛇行状の水流路15aを構成することができる。
ここで、図5に示すように、細管161、162、163を螺旋状に曲げる際の曲げ半径をR(単位:mm)とする。図6に示すように、細管161、162、163の板厚をt(単位:mm)、細管161、162、163の外径をD(単位:mm)とする。そして、曲げ半径R、板厚tおよび外径Dを変化させた際に、細管161、162、163を箱体150に螺旋状に巻き付ける螺旋曲げ加工が成立するか否かを図7に示す。
図7の横軸は、細管161、162、163の曲げ半径Rと外径Rとの比(R/D)を示しており、図7の縦軸は、細管161、162、163の板厚tと外径Dとの比(t/D)を示している。
図7において、細管161、162、163に螺旋曲げ加工を施した際に座屈や扁平(潰れ)が発生しなかった場合(つまり、螺旋曲げ加工が成立した場合)を丸印で示している。また、図7において、細管161、162、163に螺旋曲げ加工を施した際に座屈や扁平が発生した場合(つまり、螺旋曲げ加工が成立しなかった場合)をバツ印で示している。
図7から明らかなように、細管161、162、163の曲げ半径R、板厚tおよび外径Dが次の数式1の関係を満たす場合には、螺旋曲げ加工を施した際に座屈や扁平が発生しない。
(数1)
t/D>0.1913(R/D)-1.132
したがって、細管161、162、163を箱体150に良好に巻き付けることができる。
また、図7から明らかなように、細管161、162、163の板厚tと外径Dとの比(t/D)が大きい程、螺旋曲げ加工の加工性は向上する。一方、細管161、162、163の板厚tを増大させると、水冷媒熱交換器15の重量が増大するとともに、冷媒の圧力損失が増大してしまう。
本実施形態では、通常のフロン系冷媒を用いているので、フロン系冷媒よりも高い耐圧性が要求される二酸化炭素冷媒を用いた場合に必要となる板厚tまで確保する必要はない。したがって、本実施形態では、細管161、162、163の板厚tは、冷媒として二酸化炭素を用いた場合に必要となる最低限の板厚よりも小さくなるように設定されている。具体的には、細管161、162、163の板厚tは、次の数式2に示される関係を満たすように設定されている。
Figure 2015158297
但し、σBは細管161、162、163の構成材料の引張強度(単位:MPa)である。
なお、数式2中の「42」という数値は、JISの規定に基づいており、冷媒として二酸化炭素を採用した際に耐圧性を確保できる冷媒配管の板厚を規定するための数値(圧力)である。すなわち、JIS C9220 付属書E5.1において、二酸化炭素を冷媒として用いるものの冷媒設備の安全基準は設計圧力の3倍以上と規定されている。本実施形態における水冷媒熱交換器の作動圧力の上限は約14MPaであるため、この作動圧力の上限値にJIS規定の安全率(3倍)を掛けた42MPaが数式2で用いられている。
以上説明したように、細管161、162、163の外径Dおよび板厚tを上記数式2にて示される関係を満たすように設定することで、細管161、162、163の板厚を薄くすることができる。このとき、細管161、162、163の外径Dおよび板厚tを上記数式1にて示される関係を満たすように設定することで、細管161、162、163に螺旋曲げ加工を施した際に座屈や扁平が発生することを抑制できる。したがって、細管161、162、163の薄肉化を図りつつ、細管161、162、163に対する螺旋曲げ加工の加工性を向上させることが可能となる。
(第2実施形態)
次に、本発明の第2実施形態について図8および図9に基づいて説明する。本第2実施形態は、上記第1実施形態と比較して、細管161、162、163の構成が異なるものである。なお、図9において、細管163の図示を省略している。
本実施形態の細管161、162、163の曲げ半径Rは、上述の第1実施形態の図7で規定された螺旋曲げ加工可能な最小値に設定されている。このとき、図8および図9の左図に示すように、細管161、162、163と箱体150の平坦面(高さ方向に垂直な面)との間の隙間における高さ方向の長さLが大きくなる。このため、このままでは細管161、162、163と箱体150とのろう付けが困難となる。
これに対し、本実施形態では、図9の右図に示すように、細管161、162、163は、螺旋曲げ加工後に箱体150側に倒し込まれた状態で、箱体150の外周にろう付け接合されている。このように、細管161、162、163を箱体150側に倒し込むことで、細管161、162、163と箱体150の平坦面との間の隙間における高さ方向の長さLを短くできる。これにより、細管161、162、163と箱体150とのろう付けを良好に行うことができる。
続いて、本実施形態の水冷媒熱交換器15の製造方法について説明する。
まず、箱体150を仮組み付けする。具体的には、2枚のプレート153、154の間にインナーフィン170を配置する。そして、箱体150の水入口151に水入口側配管151aを組み付けるとともに、水出口152に水出口側配管152aを組み付ける。
次に、冷媒チューブ160、すなわち細管161、162、163および分岐管164、165を仮組み付けする。具体的には、冷媒チューブ160の端部に、第1分岐管164および第2分岐管165を組み付ける。
次に、箱体150と冷媒チューブ160とを仮組み付けする。具体的には、まず、箱体150の外周に、冷媒チューブ160の3本の細管161、162、163を螺旋状に巻き付ける巻き付け工程を行う。続いて、3本の細管161、162、163を箱体150側に倒し込み、3本の細管161、162、163を箱体150の平坦面に近づける倒し込み工程を行う。この倒し込み工程では、3本の細管161、162、163に対して箱体150の横方向の力を加えることで、3本の細管161、162、163を箱体150の平坦面に近づけている。
次に、箱体150および冷媒チューブ160の3本の細管161、162、163をろう付け接合する接合工程を行う。具体的には、箱体150と冷媒チューブ160との仮組み付け体を加熱炉内に搬入して、箱体150および冷媒チューブ160の3本の細管161、162、163をろう付けにて一体に接合する。
以上説明したように、細管161、162、163を、螺旋曲げ加工後に箱体150側に倒し込まれた状態で、箱体150の外周にろう付け接合することで、細管161、162、163と箱体150の平坦面との間の隙間における高さ方向の長さLを短くできる。これにより、細管161、162、163と箱体150とのろう付け接合性を向上させることが可能となる。
(第3実施形態)
次に、本発明の第3実施形態について図10に基づいて説明する。本第3実施形態は、上記第2実施形態と比較して、細管161、162、163の構成が異なるものである。
図10に示すように、本実施形態の細管161、162、163は、螺旋曲げ加工後に箱体150に向かって押圧されて箱体150の平坦面に押し当てられた状態で、箱体150の外周にろう付け接合されている。このとき、細管161、162、163の曲げ部分(縦方向の両端部分)も、箱体150に近づくように押圧されている。
なお、このような構造とする場合、上述した第2実施形態の水冷媒熱交換器15の製造方法に対して、3本の細管161、162、163を箱体150側に倒し込む倒し込み工程に代えて、3本の細管161、162、163を箱体150に向かって押圧する押圧工程を行えばよい。この押圧工程では、3本の細管161、162、163に対して箱体150の高さ方向の力を加えることで、3本の細管161、162、163を箱体150の平坦面に押し当てている。
以上説明したように、細管161、162、163を、螺旋曲げ加工後に箱体150に向かって押圧されて箱体150の平坦面に押し当てられた状態で、箱体150の外周にろう付け接合することで、細管161、162、163と箱体150の平坦面とを接触させることができる。これにより、細管161、162、163と箱体150とのろう付け接合性を向上させることが可能となる。
(他の実施形態)
本発明は上述の実施形態に限定されることなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲内で、以下のように種々変形可能である。
(1)上述の各実施形態では、冷媒チューブ160を、3本の細管161、162、163を1組として構成した例について説明したが、これに限らず、2本の細管を1組としてもよいし、4本以上の細管を1組としてもよい。
(2)上述の各実施形態では、ヒートポンプ式給湯器に用いられる水冷媒熱交換器に本発明を適用したが、他の用途に用いられる水冷媒熱交換器においても、本発明を適用できる。
150 箱体
161、162、163 細管(管状部材)
170 インナーフィン

Claims (4)

  1. 第1流体が流れる第1流体流路を内部に有する箱体(150)と、
    前記箱体(150)内に設けられるとともに、前記第1流体との伝熱面積を増大させるインナーフィン(170)と、
    前記箱体(150)の外面に接して設けられ、第2流体が流れる第2流体流路を形成する管状部材(161、162、163)とを備え、
    前記第1流体と前記第2流体との間で熱交換を行う熱交換器であって、
    前記箱体(150)、前記インナーフィン(170)および前記管状部材(161、162、163)は、銅または銅合金により構成されており、
    前記管状部材(161、162、163)は、前記箱体(150)の外周に螺旋状に巻き付けられているとともに、ろう付けにより前記箱体(150)の外面に接合されており、
    前記管状部材(161、162、163)の外径をD、前記管状部材(161、162、163)の板厚をt、前記管状部材(161、162、163)を前記螺旋状に曲げる際の曲げ半径をR、前記管状部材(161、162、163)を構成する構成材料の引張強度をσBとしたとき、前記管状部材(161、162、163)の外径および板厚は、次の数式1および数式2
    (数1)
    t/D>0.1913(R/D)-1.132
    Figure 2015158297
    にて示される関係を満たすように設定されていることを特徴とする熱交換器。
  2. 前記管状部材(161、162、163)は、前記箱体(150)の外周に螺旋状に巻き付けられた後に前記箱体(150)側に倒し込まれた状態で、前記箱体(150)の外面に接合されていることを特徴とする請求項1に記載の熱交換器。
  3. 前記第1流体は水であり、前記第2流体は冷媒であることを特徴とする請求項1または2に記載の熱交換器。
  4. 請求項1に記載の熱交換器の製造方法であって、
    前記管状部材(161、162、163)を、前記箱体(150)の外周に螺旋状に巻き付ける巻き付け工程と、
    前記巻き付け工程の後、前記管状部材(161、162、163)を前記箱体(150)側に倒し込む倒し込み工程と、
    前記倒し込み工程の後、前記管状部材(161、162、163)を前記箱体(150)の外面にろう付けにより接合する接合工程とを含んでいることを特徴とする熱交換器の製造方法。
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