JP3937990B2 - 熱交換器 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は熱交換器に関し、特に、ヒートポンプを用いて温水を生成する給湯機や冷温水を生成する冷暖房機などに利用される冷媒対水熱交換器のような、異種媒体間の熱移動を行う熱交換器およびその製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、この種の熱交換器としては、特許文献1に開示されているような熱交換器が提案されている。
【0003】
その構成について、図4を参照しながら説明する。熱交換器50は、例えば、冷媒の凝縮熱を利用して給湯水の加熱を行ういわゆるヒートポンプ給湯機に利用されるものであり、高温高圧の冷媒が流れる一次側の伝熱管51と、低温低圧の水が流れる二次側の伝熱管52とを備え、この一次側の伝熱管51と二次側の伝熱管52とをそれぞれ偏平化して密着させ、螺旋状に巻回した構成となっている。このとき、一次側の伝熱管51を流れる高温の冷媒は、その上下に位置する二次側の伝熱管52を流れる低温の水と熱交換を行い、
この水を加熱することになる。なお、この従来例では、伝熱管として肉厚が薄く比較的強度の小さい管体を使用することにより偏平化を容易にするとともに、この偏平化により管同士が密着する面積すなわち伝熱面積の拡大を図ることにより、熱交換性能を向上させている。
【0004】
一方、このような熱交換器を動作圧力が非常に高い二酸化炭素冷媒と水との熱交換器として利用するような場合については、特許文献2に開示されているような熱交換器が提案されている。
【0005】
その構成について、図5を参照しながら説明する。熱交換器60は、内部に複数の小流路を備えた一次側の伝熱管61と、二次側の伝熱管62とを備え、これらを機械的に密着させた構成であり、伝熱管61に高温高圧の冷媒が、伝熱管62に低温低圧の水が流れるものである。この従来例では、高圧側の伝熱管として、アルミニウムからなる多穴管を使用し、管内部の流路を小さくすることにより耐圧性を向上させている。
【0006】
【特許文献1】
実公昭62−5587号公報
【0007】
【特許文献2】
特開2002−107069号公報
【0008】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、前記従来の構成では、次のような課題がある。例えば、熱交換器50を、動作圧力が非常に高い二酸化炭素冷媒と水との熱交換器として利用するような場合、高圧冷媒の流れる一次側の伝熱管51内部に加わる圧力が非常に高くなるため、管体をあらかじめ機械的に偏平化する従来のような構成では、変形に供しやすく、十分な耐圧性を確保することが困難となる。
【0009】
一方、耐圧性向上のため、熱交換器60のように高圧冷媒が流れる伝熱管61を多穴管で構成する場合、伝熱管に使用される材料が、多穴構造の押出成形が容易に可能な材料(例えば、アルミニウム)に限定されてしまい、一般に熱交換器材料として広く用いられるものの、多穴成形の難しい銅やステンレス等の使用が困難となり、材料選択の自由度が非常に狭くなってしまう。さらに、例えば、冷媒が流れる多穴管を押出成形性に優れたアルミニウム、水が流れる管体を耐食性に優れた銅として熱交換器を構成すると、異なる金属どうしの接触あるいは接合面が形成されるため、その界面で電気的な腐食を引き起こす可能性が大きいという課題があった。
【0010】
本発明は、前記従来の課題を解決するもので、耐圧性と材料選択性に優れ、熱交換性能が高い熱交換器を提供するものである。
【0011】
【課題を解決するための手段】
前記従来の課題を解決するために、本発明の熱交換器は、外周に平坦部を有する複数の一次側管と、外周に平坦部を有する二次側管とからなり、前記一次側管と二次側管とを各々の平坦部において密着させるとともに、前記二次側管の断面積をその高温側管で低温側管よりも大きく構成したことを特徴とするものである。
【0012】
これによって、一次側管として、二次側管よりも微細で機械強度の高い複数本の管を使用することにより、耐圧性を確保することができる。また、一次側管が多穴構造を伴わないため、アルミニウムだけでなく、銅、鉄、ステンレスなど様々な材料で構成でき、熱交換器としての材料選択の自由度が向上する。さらに、複数の一次側管および二次側管の各外周に平坦部を設け、これらを密着させた構成であるため、伝熱に必要な接触面積(伝熱面積)が十分確保される。よって、耐圧性と材料選択性に優れ、熱交換性能が高い熱交換器を提供できる。
【0013】
また例えば、給湯水等を加熱する場合、特に出口近傍の高温側管内においてスケールが発生しやすいが、この部分の管断面積を大きくすることでスケール析出による管内流路の縮小や閉塞が緩和され、熱交換器の長寿命化が図られ、信頼性の向上を実現できる。
【0014】
【発明の実施の形態】
請求項1に記載の発明は、外周に平坦部を有する複数の一次側管と、外周に平坦部を有する二次側管とからなり、前記一次側管と二次側管とを各々の平坦部において密着させるとともに、前記二次側管の断面積をその高温側管で低温側管よりも大きく構成したことを特徴とするものであり、一次側管として、二次側管よりも微細で機械強度の高い複数本の管を使用することにより、耐圧性を確保することができる。また、一次側管が多穴構造を伴わないため、アルミニウムだけでなく、銅、鉄、ステンレスなど様々な材料で構成でき、熱交換器としての材料選択の自由度が向上する。さらに、複数の一次側管および二次側管の各外周に平坦部を設け、これらを密着させた構成であるため、伝熱に必要な接触面積(伝熱面積)が十分確保される。よって、耐圧性と材料選択性に優れ、熱交換性能が高い熱交換器を提供できる。
【0015】
また例えば、給湯水等を加熱する場合、特に出口近傍の高温側管内においてスケールが発生しやすいが、この部分の管断面積を大きくすることでスケール析出による管内流路の縮小や閉塞が緩和され、熱交換器の長寿命化が図られ、信頼性の向上を実現できる。
【0016】
請求項2に記載の発明は、外周に平坦部を有する複数の一次側管と、外周に平坦部を有する二次側管とからなり、前記一次側管と二次側管とを各々の平坦部において交互に複数組密着させるとともに、前記二次側管の断面積をその高温側管で低温側管よりも大きく構成したことを特徴とするものであり、請求項1に記載の発明の効果に加え、一次側管と二次側管とを複数組重ねて密着させることで、さらに広い伝熱面積を確保することができ、耐圧性に優れ、熱交換性能がより一層高い熱交換器を提供できる。
【0017】
請求項3に記載の発明は、請求項2の構成に対して、特に一次側管と二次側管とを交互に密着させながら螺旋状に巻回した構成を有するものであり、一次側管および二次側管が、これらの長手方向ほぼ全体の部分で上下両面に伝熱面を有するような構成となり、さらに広い伝熱面積を確保することができる。よって、同様に、耐圧性に優れ、熱交換性能がより一層高い熱交換器を提供できる。
【0018】
請求項4に記載の発明は、請求項2の構成に対して、特に一次側管と二次側管とを交互に密着させながら略同一平面内で渦巻き状に巻回した構成を有するものであり、熱交換器全体を薄板状に構成でき、さらにデッドスペースも少なく構成できるため、装置内への収納性に優れ、よりコンパクトな熱交換器を提供できる。
【0019】
【実施例】
以下、本発明の実施例について、図面を参照しながら説明する。
【0020】
(実施例1)
図1は本発明の実施例1における熱交換器10の断面図である。図1において、熱交換器10は、外周に平坦部4を有する複数の一次側管1と、外周に平坦部5を有する二次側管2とからなり、並列配置した複数の一次側管1と、二次側管2とを各々の平坦部4および5において密着させた構成を有し、さらに、一次側管1と二次側管2とを交互に密着させながら螺旋状に巻回した構成を有する。
【0021】
この熱交換器10の上下方向の両端面には、図示しない一対のフランジが配されており、これらを機械的に締結することによって、複数の一次側管1と二次側管2とが密着する方向に保持されている。
【0022】
このような熱交換器10を構成する管体の材質としては、熱伝導性および成形性の良い金属、例えば銅やアルミニウム、鉄、ステンレス等が挙げられる。
【0023】
また、熱交換器10の製造方法としては、まず、比較的薄肉の円管を成形用ローラの間に通すことにより平坦部5を形成した二次側管2を、予め押出加工等により平坦部4を形成した複数の一次側管1と密着させた状態で、円筒形状の案内ドラムの外周に巻き付け、螺旋状に成形する。次に、この両端面に一対のフランジを配し、複数の一次側管1と二次側管2とが互いに密着する方向に、熱交換器10全体を機械的に加圧圧縮する。これにより、複数の一次側管1外周の平坦部4と、二次側管2外周の平坦部5との密着性をより向上させることができる。最後に、上下の両フランジをボルトとナットで機械的に締結し、複数の一次側管1と二次側管2とが互いに密着する方向に保持する。
【0024】
なお、平坦部4を有する一次側管1の成形は、押出加工による成形以外にも、円管をもとにプレス成形する方法等いかなる方法を用いて行ってもよい。また、平坦部5を有する二次側管2の成形は、円管をもとにプレス成形する以外にも、金属の押出加工等いかなる方法を用いて行ってもよい。
【0025】
以上のように構成された熱交換器10について、以下その作用を説明する。複数の一次側管1には高圧流体、二次側管2には低圧流体をそれぞれ流通させる。熱交換器10を、冷媒の凝縮熱等を利用して給湯水の加熱を行ういわゆるヒートポンプ給湯機に利用するものとすると、例えば、高圧流体は二酸化炭素等の冷媒であり、低圧流体は給湯水となる。このとき、高温高圧の冷媒は、螺旋状の複数の一次側管1を流れる間に、その上下に位置する二次側管2を流れる低温低圧の水と熱交換を行うことになる。
【0026】
ここで、本実施例によれば、一次側管1として、二次側管2よりも微細で機械強度の高い複数本の管を使用することにより、耐圧性を確保することができる。また、一次側管1を複数の管体で構成するため、従来のような多穴構造の管体を用いることがなく、アルミニウムだけでなく、銅、鉄、ステンレスなど様々な材料で構成でき、熱交換器としての材料選択の自由度が向上する。さらに、複数の一次側管1および二次側管2の各外周に平坦部4および5を設け、これらを密着させた構成であるため、伝熱に必要な接触面積(伝熱面積)が十分確保される。
【0027】
また、一次側管1と二次側管2とが交互に密着しながら螺旋状に巻回される構成であるため、一次側管1および二次側管2が、これらの長手方向ほぼ全体の部分で上下両面に伝熱面を有するような構成となり、広い伝熱面積を確保することができる。
【0028】
さらに、熱交換器10を製造する際に、一次側管1と二次側管2とが密着する方向に外部から全体を機械的に加圧する工程を有するものであり、複数の一次側管1の外周面と、二次側管2の外周面との密着性が全体的に向上するとともに、ロウ付け等の加熱処理を施すことなく密着性向上が図られ、管体の有する初期の耐圧性能を確保できる。したがって、耐圧性と材料選択性に優れ、熱交換性能が高い熱交換器を提供できる。
【0029】
なお、本実施例では、複数の一次側管1と二次側管2とを交互に密着させながら螺旋状
に巻回するとしたが、必要に応じて、長手方向に略直線形状を有する一次側管と二次側管とを単純に重ねて機械的にまたは接合により密着させたもの、これをU字状に折り返して蛇行形状としたもの、一次側管と二次側管とを交互に複数組密着させながら平面状に並べたもの等いかなる構成としてもよい。
【0030】
また、必要に応じて、一次側管1と二次側管2とをロウ付け等によりさらに熱密的に一体化接合することにより、熱交換性能の拡大を図ることも可能である。
【0031】
(実施例2)
図2は本発明の実施例2における熱交換器20の断面図である。図2において、熱交換器20は、外周に平坦部14を有する複数の一次側管11と、外周に平坦部15を有する二次側管12とからなり、並列配置した複数の一次側管11と、二次側管12とを各々の平坦部14および15において密着させた構成を有し、さらに、一次側管11と二次側管12とを交互に密着させながら略同一平面内で渦巻き状に巻回した構成を有する。
【0032】
このような熱交換器20を構成する管体の材質としては、熱伝導性および成形性の良い金属、例えば銅やアルミニウム、鉄、ステンレス等が挙げられる。
【0033】
また、熱交換器20の製造方法としては、まず、比較的薄肉の円管を成形用ローラの間に通すことにより平坦部15を形成した二次側管12を、予め押出加工等により平坦部14を形成した複数の一次側管11と密着させた状態で、初期的には案内部材の外周に、後には自らの外周面に巻き付けながら、略同一平面内で渦巻き状に成形する。次に、熱交換器20の内周と外周との間に帯状の結束部材(図示せず)を巻き付け、一次側管11と二次側管12とが密着する方向に結束することにより、渦巻き状に密着させた形態を保持する。最後に、二次側管12の内部に水や空気等の加圧流体を流入させ、二次側管12を拡管する。これによれば、二次側管12の内部全体が均等に加圧されるため、平坦部14および15における一次側管11と二次側管12との密着性が拡大するとともに、密着性のばらつきも低減される。
【0034】
なお、平坦部14を有する一次側管11の成形は、押出加工による成形以外にも、円管をもとにプレス成形する方法等いかなる方法を用いて行ってもよい。また、平坦部15を有する二次側管12の成形は、円管をもとにプレス成形する以外にも、金属の押出加工等いかなる方法を用いて行ってもよい。
【0035】
以上のように構成された熱交換器について、以下その作用を説明する。複数の一次側管11には高圧流体、二次側管12には低圧流体をそれぞれ流通させる。熱交換器20を、冷媒の凝縮熱等を利用して給湯水の加熱を行ういわゆるヒートポンプ給湯機に利用するものとすると、例えば、高圧流体は二酸化炭素等の冷媒であり、低圧流体は給湯水となる。このとき、高温高圧の冷媒は、渦巻き状の複数の一次側管11を流れる間に、図2ではその左右に位置する二次側管12を流れる低温低圧の水と熱交換を行うことになる。
【0036】
ここで、本実施例によれば、一次側管11として、二次側管12よりも微細で機械強度の高い複数本の管を使用することにより、耐圧性を確保することができる。また、一次側管11が多穴構造を伴わないため、アルミニウムだけでなく、銅、鉄、ステンレスなど様々な材料で構成でき、熱交換器としての材料選択の自由度が向上する。さらに、複数の一次側管11および二次側管12の各外周に平坦部14および15を設け、これらを密着させた構成であるため、伝熱に必要な接触面積(伝熱面積)が十分確保される。
【0037】
また、一次側管11と二次側管12とが交互に密着しながら略同一平面内で渦巻き状に巻回した構成を有するものであるため、熱交換器20全体を薄板状に構成できるとともに、螺旋状に巻回した場合にできる円筒内部空間のようなデッドスペースを少なく構成できる。なお、熱交換器20を渦巻き状に巻回するにあたって、全体を略円形から楕円形さらに四角形とすることで、デッドスペースをさらに小さくすることができる。
【0038】
さらに、熱交換器20を製造する際に、二次側管12の内部に加圧流体を流入させ、この二次側管12を拡管する工程を有するものであり、二次側管12の内部全体が均等に加圧されるため、一次側管11と二次側管12との密着性が拡大するとともに、密着性のばらつきが低減され、熱交換性能のさらなる向上が図られる。また、ロウ付け等の加熱処理を施すことなく密着性向上が図られるため、管体の有する初期の耐圧性能を確保できる。
【0039】
したがって、耐圧性と材料選択性に優れ、熱交換性能が高く、加えて装置内への収納性に優れ、よりコンパクトな熱交換器を提供できる。
【0040】
なお、必要に応じて、一次側管11と二次側管12とをロウ付け等によりさらに熱密的に一体化接合することにより、熱交換性能の拡大を図ることも可能である。
【0041】
(実施例3)
図3は本発明の実施例3における熱交換器40の構成図である。本実施例は、図1に示した熱交換器10と略同一の構成を有する。実施例1と異なるのは、二次側管32の断面積が、高温側管32bで低温側管32aよりも大きい点である。ここで、二次側管32の断面積が途中で異なる熱交換器40の作製は、管体を巻回する際に二次側管32のみ途中で径の違うものと交換したり、個別の熱交換器を途中で接合する等の方法を用いれば容易に行うことができる。
【0042】
本実施例の熱交換器40を、例えば、冷媒で水(特に水道水)を加熱する冷媒対水熱交換器に適用する場合を考える。一般に、カルシウムやマグネシウム等の硬度成分を多く含んだ水を、このような冷媒対水熱交換器で長期間高温に加熱すると、最も高温となる水側流路の出口部近傍においてスケールが発生する可能性がある。このようなスケールが水側流路の内周に付着すると、水の流動抵抗となって圧力損失が増大するとともに、伝熱面の熱抵抗となって熱交換器としての性能を低減させる。
【0043】
ここで、本実施例では、二次側管32の高温側管32bの断面積を、その低温側管32aの断面積よりも大きく構成しているため、万一流路内にスケール等が生成し付着した場合も、水の流動抵抗の増加を緩和することができる。
【0044】
したがって、例えば、給湯水の加熱時に特に高温部で発生しやすい、スケール析出による流路の縮小や閉塞が緩和され、熱交換器の長寿命化が図られ、信頼性の向上を実現できる。
【0045】
なお、前記した各実施例では、一次側管の断面形状を略正方形とし、内部に略円形状の流路を設けた構成として図示したが、外周に平坦部を有するものであれば、長方形状、長円状、俵形状、多角形状等いかなる外周形状でもよい。また、その内部流路も外周の平坦部に対向した伝熱面を十分確保できるような形状であれば、円形、楕円形、矩形等いかなる外周形状でもよい。これは、二次側管についても同様である。
【0046】
【発明の効果】
以上のように、本発明の熱交換器によれば、一次側管として、二次側管よりも微細で機械強度の高い複数本の管を使用することにより、耐圧性を確保することができる。また、一次側管が多穴構造を伴わないため、アルミニウムだけでなく、銅、鉄、ステンレスなど様々な材料で構成でき、熱交換器としての材料選択の自由度が向上する。さらに、複数の一次側管および二次側管の各外周に平坦部を設け、これらを密着させた構成であるため、伝熱に必要な接触面積(伝熱面積)が十分確保される。よって、耐圧性と材料選択性に優れ、熱交換性能が高い熱交換器を提供できる。また、給湯水等を加熱する場合、特に出口近傍の高温側管内においてスケールが発生しやすいが、この部分の管断面積を大きくすることでスケール析出による管内流路の縮小や閉塞が緩和され、熱交換器の長寿命化が図られ、信頼性の向上を実現できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の実施例1における熱交換器の断面図
【図2】 本発明の実施例2における熱交換器の断面図
【図3】 本発明の実施例3における熱交換器の断面図
【図4】 従来の熱交換器の断面図
【図5】 従来の他の熱交換器の断面図
【符号の説明】
1、11、31 一次側管
2、12、32 二次側管
4、5、14、15 平坦部
32a 低温側管
32b 高温側管
Claims (4)
- 外周に平坦部を有する複数の一次側管と、外周に平坦部を有する二次側管とからなり、前記一次側管と二次側管とを各々の平坦部において密着させるとともに、前記二次側管の断面積をその高温側管で低温側管よりも大きく構成したことを特徴とする熱交換器。
- 外周に平坦部を有する複数の一次側管と、外周に平坦部を有する二次側管とからなり、前記一次側管と二次側管とを各々の平坦部において交互に複数組密着させるとともに、前記二次側管の断面積をその高温側管で低温側管よりも大きく構成したことを特徴とする熱交換器。
- 一次側管と二次側管とを交互に密着させながら螺旋状に巻回した構成を有する請求項2記載の熱交換器。
- 一次側管と二次側管とを交互に密着させながら略同一平面内で渦巻き状に巻回した構成を有する請求項2記載の熱交換器。
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