JP2015158269A - 免震装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】地震等の揺れに対する十分な減衰力を発揮し、安定した挙動を得ることができる免震装置を提供することである。
【解決手段】床面200から構造体100を支持する免震装置1であって、床面200上に載置される基体2と、基体2の上面に、上面に沿って移動可能に載置された移動体3であって、構造体100に取り付けられ、構造体100の自重が作用する移動体3と、基体2に固定される一端部と、構造体100と一体に移動可能に設けられる他端部とを有する粘弾性体5とを備える。
【選択図】図3
【解決手段】床面200から構造体100を支持する免震装置1であって、床面200上に載置される基体2と、基体2の上面に、上面に沿って移動可能に載置された移動体3であって、構造体100に取り付けられ、構造体100の自重が作用する移動体3と、基体2に固定される一端部と、構造体100と一体に移動可能に設けられる他端部とを有する粘弾性体5とを備える。
【選択図】図3
Description
本発明は、構造体を支持する免震装置に関する。
従来より、床面と構造体との間に設けられ、地震発生時の構造体の揺れを軽減する免震装置が知られている(例えば特許文献1参照)。特許文献1記載の装置では、構造体の底面にねじ込んだ滑り棒を、床面上に設置された皿の上面に摺動可能に設け、皿と滑り棒とをバネで連結する。これにより、地震により揺れが発生すると皿の上面を滑り棒が滑り、揺れが治まると滑り棒の中心がバネによって皿の中心位置に戻される。
しかしながら、上記特許文献1記載の装置では、床面上の皿と構造体にねじ込んだ滑り棒とをバネで連結するため、地震による揺れに対する十分な減衰力を発揮することができず、免震装置の挙動が不安定である。
そこで、本発明の課題は、揺れに対する十分な減衰力を発揮し、安定した挙動を得ることができる免震装置を提供することである。
本発明の一態様は、床面から構造体を支持する免震装置であって、床面上に載置される基体と、基体の上面に、上面に沿って移動可能に載置された移動体であって、構造体に取り付けられ、構造体の自重が作用する移動体と、基体に固定される一端部と、構造体と一体に移動可能に設けられる他端部とを有する粘弾性体とを備える。
本発明では、一端部が基体に固定され、他端部が構造体と一体に移動可能に設けられる粘弾性体を備えるので、地震による振動エネルギーを粘弾性体により良好に吸収することができ、免震装置の安定した挙動が得られる。
以下、図1〜図9を参照して本発明の実施形態に係る免震装置について説明する。本発明の実施形態に係る免震装置は、ラック等の構造体の下部に取り付けられ、地震等の振動による構造体の揺れを軽減する。図1は、本発明の実施形態に係る免震装置1の適用例を示す斜視図である。
図1に示すように、ラック100の基部101の底面には、複数(図では6個)の免震装置1が取り付けられ、免震装置1を介してラック100が床面200から支持されている。ラック100は、例えば店舗等に設置される商品陳列用ラックであり、複数段の棚102を有する。棚102には各種商品を配置できる。図2は、ラック100に縦長の容器300を配置した例を示す正面図である。
図3は、免震装置1の構成の一例を示す要部断面図であり、図4は、その平面図である。なお、図3,4は、地震が発生する前の免震装置1の状態、すなわち初期状態を示している。図3,4に示すように、免震装置1は、床面200上に載置される基体2と、基体2の上面20に載置された移動体3と、基体2の上方を覆う蓋体4と、基体2と蓋体4とを接続する粘弾性体5とを有する。
基体2は、円形状の底部プレート21と、底部プレート21の周縁部から立設された円環形状のパイプからなる側壁22と、側壁22の上面に設けられた円環形状の上部プレート23とを有する。底部プレート21と側壁22、および上部プレート23と側壁22は、例えば接着剤を介して互いに接合され、これらは一体となって基体2を形成する。底部プレート21、側壁22および上部プレート23の外径は互いに等しい。一方、上部プレート23の内径は側壁22の内径よりも小さく、上部プレート23の下方に円環状の凹空間24が形成されている。なお、パイプの幅を広げて、上部プレート23を設けずに直接、側壁22に粘弾性体5を取り付けてもよい。
底部プレート21と側壁22と上部プレート23は、例えば鉄等の金属により構成されている。なお、これらを硬質の樹脂材によって構成することもできる。硬質の樹脂としては、例えばポリアミド系樹脂であり、特にガラス繊維等で強化したものが好ましい。硬度で言えば、例えばHRC(Mスケール)では80以上、100以上、110以上等が好ましい。この場合、一体成型によって基体2を構成することができる。底部プレート21の底面に、全面にわたって第1摩擦材25を貼付してもよい。これにより、底部プレート21を、その全面にわたり床面200に均等に接触させることができるとともに、床面200と基体2との接触面6における摩擦係数を所望の値μ1に調整することができる。なお、基体2の材質を選択することにより、第1摩擦材25無しで摩擦係数を調整してもよい。
移動体3は、基部2の底部プレート21の上面に載置される円形状の滑りプレート31と、滑りプレート31の中心部から鉛直上方に延在する円柱形状のロッド32とを有する。滑りプレート31の外径は、側壁22の内径よりも小さい。免震装置1の初期状態では、滑りプレート31は底部プレート21の中央部(初期位置)に位置し、滑りプレート31と側壁22の間に全周にわたり、径方向所定長さD0の空隙が形成されている。
ロッド32の上端部および下端部にはそれぞれねじ部32aが設けられている。なお、ロッド32全体をねじ部32aにより構成してもよい(図6参照)。滑りプレート31の上面にはナット33が固設され、ロッド32の下端部(ねじ部32a)がナット33に螺合し、滑りプレート31にロッド32が締結されている。なお、滑りプレート31とナット33を別体とするとともに、滑りプレート31にねじ孔を開口してこのねじ孔にロッド32の下端部を螺合し、さらにナット33で締結するようにしてもよい。ナット33を省略し、滑りプレート31とロッド32を一体に形成してもよい。
ロッド32の上端部(ねじ部32a)は、ラック100の底面のねじ孔に螺合される。このとき、ロッド32のねじ込み量を調整することで、ラック100の床面200からの高さを調整することができる。滑りプレート31とロッド32には、ラック100からの荷重(自重)が作用する。この自重に耐えうるように、滑りプレート31とロッド32は鉄等の金属からなる強度部材により構成されている。
免震装置1にラック100からの自重が作用した状態でラック100の高さを調整する場合、ロッド32の回転操作を容易にするために、蓋体4よりも上方におけるロッド32の外周面に、所定長さの二面幅を有する工具係合部を設けるようにしてもよい。これにより工具係合部に係合した工具(例えばスパナ)を用いてロッド32を容易に回転させることができる。工具係合部は、ロッド32の外周面を切削加工することで形成することができる。ロッド32の外周面に接着剤等によりナットを固定し、ナットの外周面により工具係合部を構成してもよい。例えばロッド32の下端部(ねじ部32a)をナット33に螺合した後、接着剤等によりロッド32にナット33を固定してもよい。この場合、免震装置1の内部に側方から工具を挿入して工具先端部をナット33の外周面33aに係合し、工具を介してナット33を回転操作することで、ロッド32を回転させることができる。
滑りプレート31の底面には、その全面にわたって第2摩擦材34が貼付されてもよい。これにより、基体2と移動体3との接触面7における摩擦係数を所望の値μ2に調整することができる。なお、移動体3の材質を選択することにより、第2摩擦材34無で摩擦係数を調整してもよい。第2摩擦材34は第1摩擦材25よりも面積が小さいため、第2摩擦材34に作用する面圧P2は、第1摩擦材25に作用する面圧P1よりも大きい。したがって、第2摩擦材34は、第1摩擦材25よりも硬度が高い材質によって構成することが好ましい。
第2摩擦材34を貼付した状態において、底部プレート21の上面20から滑りプレート31の上面35までの高さは、基体2の凹空間24の高さ(上面20から上部プレート23の底面までの高さ)よりも短い。したがって、滑りプレート31は、基体2の上部プレート23と干渉することなく、底部プレート21の上面を摺動しながら凹空間24内に移動することができる。滑りプレート31が初期状態から水平方向に距離D0だけ移動すると、滑りプレート31の側面が側壁22の内周面に当接し、滑りプレート31の移動が制限される。したがって、側壁22はストッパーとして機能する。
ところで、接触面6,7における摩擦係数μ1、μ2は、摩擦材25,34に作用する面圧に応じて変化する。図5Aは、第1摩擦材25に作用する面圧Pと摩擦係数μとの関係を示す図であり、図5Bは、第2摩擦材34に作用する面圧Pと摩擦係数μとの関係を示す図である。なお、図5Aと図5Bとでは、横軸のスケールが異なる。例えば、図5Aの横軸の最大値Pmaxは0.5N/mm2であり、図5Bの横軸の最大値Pmaxは3N/mm2である。
図5A,5Bに示すように、摩擦係数μは、面圧Pの増加に伴い低下する。この点を考慮し、本実施形態では、移動体3にラック100の自重が作用した状態、すなわち第1摩擦材25に作用する面圧がP1で第2摩擦材34に作用する面圧がP2のときの、接触面7における摩擦係数μ2が接触面6における摩擦係数μ1よりも小さくなるように摩擦材25,34を選定している。例えば摩擦係数μ2が摩擦係数μ1の2〜3倍となるような摩擦材25,34を用いる。一例を挙げると、μ1は0.15〜0.18程度であり、摩擦係数μ2は0.05〜0.08程度である。
図4に示すように、蓋体4は、全体が円形形状を呈する円形プレートであり、その外径は基体2の底部プレート21の外径とほぼ等しい。蓋体4の中央部には、円形の貫通孔41が開口され、貫通孔41に移動体3のロッド32が挿入されている。これにより蓋体4とロッド32は水平方向に一体に移動する。ロッド32と貫通孔41とは密着していることが好ましい。蓋体4は、例えば鉄により構成されている。なお、蓋体4にはラック100の自重が作用しないため、蓋体4にそれほど強度は必要なく、蓋体4を樹脂材によって構成することもできる。
図3,4に示すように、粘弾性体5は、厚さ1〜2mm程度の粘弾性材料を所定厚さに積層して構成され、周方向等間隔に複数個(図では4個)配置されている。粘弾性体5は、所定の長さL、幅Wおよび高さHを有し、全体が直方体形状を呈する。粘弾性材料としては、例えばアクリル系ポリマー(例えばポリ(メタ)アクリレート、アクリル酸、アクリルアミド等の共重合体)、ウレタン系ポリマー(例えばポリエーテルウレタン、ポリエステルウレタン等)、オレフィン系ポリマー、シリコーン系ポリマー(例えばメチルビニルシリコーン)、塩化ビニル系ポリマー、ブタン系ゴム、ブチル系ゴム等を用いることができる。
粘弾性体5は、上面および下面にそれぞれ接着面を有し、上面が蓋体4の底面に、下面が上部プレート23の上面にそれぞれ接着により固定されている。すなわち、基体2と蓋体4とが複数個の粘弾性体5を介して結合されている。床面200の振動により、基体2に対して蓋体4が水平方向に変位すると、粘弾性体5はせん断変形する。粘弾性体5がせん断変形すると、粘弾性体5を構成する粘弾性材料の分子間で摩擦が生じ、振動エネルギーを熱へと変換する。つまり、粘弾性体5は、分子間の摩擦によって振動エネルギーを吸収する粘弾性ダンパーとして機能する。
以上のように構成された免震装置1の主要な動作を説明する。地震が発生して床面200が振動し、振動力が移動体3の静止摩擦力よりも大きくなると、図6に示すように、移動体3(滑りプレート31)は接触面7における摩擦力F1および粘弾性体5の反力F2に抗して基体2(底部プレート21)の上面をA方向に摺動する。これにより、基体2に対して移動体3が水平方向に相対移動し、床面200の振動がラック100に伝達されることを抑制することができ、ラック100の揺れを軽減できる。このとき、蓋体4は移動体3と一体に水平方向に相対移動するため、粘弾性体5には蓋体4を介してせん断力が作用する。これにより粘弾性体5がせん断変形し、粘弾性体5により振動エネルギーが吸収され、移動体3の安定した摺動動作が可能となる。
地震のレベルが小さい場合、移動体3の摺動時には、移動体3には接触面7の摩擦力F1と粘弾性体5の反力F2が作用する。このため、振動が収まると、粘弾性体5の反力F2により移動体3は基体2の上面をA方向と反対のB方向に摺動し、図3の初期位置近辺に復帰する。このとき、振動エネルギーは粘弾性体5により吸収されるため、移動体3の安定した復帰動作が可能である。この場合、接触面6における摩擦係数μ1は接触面7における摩擦係数μ2よりも大きいため、接触面7において基体2の滑りは発生しない。したがって、基体2に対する移動体3の位置、すなわち床面200に対するラック100の位置は、振動発生の前後で変化しない。
地震のレベルが大きくなると、基体2には、移動体3の摩擦力F1と粘弾性体5の反力F2が作用する。これらの力F1,F2の合力が基体2の静止摩擦力よりも大きくなると、接触面6において滑りが生じ、移動体3が基体2の上面をA方向に摺動しつつ、基体2が床面200上をA方向に摺動する。また、図7に示すように滑りプレート31の端面が基体2(側壁22)の内周面に当接すると、基体2に対する移動体3のA方向への相対移動が阻止され、移動体3、すなわちラック100が床面200上をA方向に移動する。ただし、粘弾性体5のせん断変形により、この移動量は抑制され、床面200に対するラック100の位置は、振動発生の前後で大きくは変化しない。
図8は、本発明の実施形態に係る免震装置1の力学モデルの一例を示す図である。図中、ばね要素51は、基体2の接触面6(第1摩擦材25)における摺動動作に相当し、ばね要素52は、移動体3の接触面7(第2摩擦材34)における摺動動作に相当し、ストッパー53は移動体3の端面と側壁22との接触動作に相当し、重り54は、免震装置1に作用するラック100の自重に相当する。
図8に示すように、粘弾性体5と移動体3は変位を共有するため、粘弾性体5とばね要素52は互いに並列に接続されている。移動体3の変位はストッパー53により制限されるため、ストッパー53は粘弾性体5とばね要素52に対し並列に接続されている。移動体3の動作がストッパー53により規制されると、床面200上を基体2が滑るため、ばね要素51は、ストッパー53および粘弾性体5とばね要素52に対し直列に接続されている。このような力学モデルを用いることで、免震装置1を介したラック100の揺れを簡易的に数値解析をすることができる。
本実施形態では、免震装置1を構成する粘弾性体5の寸法(例えば長さLと幅W)を以下のように設定する。なお、粘弾性体5の高さHは、底部プレート21の上面20からナット33の上面35までの高さよりも上面20から蓋体4の底面までの高さの方が高くなるような値に予め設定しておく。
まず、ラック100から免震装置1に作用する荷重W1を設定する。この荷重W1は、図2に示すように、ラック100に所定数の容器300が配置された状態におけるラック100の全体の自重である。次に、接触面6,7における摩擦係数μ1,μ2をそれぞれ設定する。摩擦係数μ1,μ2は、第1摩擦材25と第2摩擦材34の材質および接触面6,7における面圧P1,P2を考慮して求めることができ、μ1<μ2の関係を満たす。
次に、移動体3の摺動時における粘弾性体5に作用する最大荷重W2を設定する。最大荷重W2は、基体2が滑りを生じる荷重である。すなわち、粘弾性体5に作用する荷重が最大荷重W2に達すると、基体2が滑りを生じるため、粘弾性体5に作用する荷重はこれ以上大きくならない。最大荷重W2は、摩擦係数μ1,μ2の差(μ2−μ1)とラック100の自重W1とを乗じた値に相当する。
次に、粘弾性体5に最大荷重W2が作用するときの移動体3の水平方向の移動距離D1を設定する。移動距離D1は、初期状態における移動体3と側壁22との間の距離D0(図3)よりも短い値に設定される。これにより移動体3が側壁22に当接する前に、基体2が床面200上を滑り始め、移動体3が側壁22に当接することによる衝撃の発生を防止することができる。
最後に、予め定めた高さHを有する粘弾性体5に最大荷重W2が作用したときに、粘弾性体5が所定量D1だけ変位するとしたときの粘弾性体5のせん断面積を算出する。このせん断面積を、ラック100の底面に取り付けられる免震装置1の数(6個)および免震装置1の1つ当たりの粘弾性体5の数(4個)で除算し、単一の粘弾性体5のせん断面積Sを算出する。このせん断面積Sから粘弾性体5の長さLと幅Wを算出する。例えば長さLと幅Wが所定の比率となるように、長さLと幅Wを算出する。あるいは、長さLと幅Wのいずれか一方を先に定め、せん断面積Sをその長さLまたは幅Wで除算して、残りの幅Wまたは長さLを求める。なお、予め高さHを定めるのではなく、長さLを定め、上述したのと同様にして、残りの高さHと幅Wを求めるようにしてもよい。予め幅Wを定め、残りの高さHと長さLを求めるようにしてもよい。
以上の粘弾性体5の設定によれば、移動体3が摺動動作により基体2の端面に当接する前に、基体2が床面200を滑り始める。したがって、移動体3が基体2に接触してラック100に衝撃が発生することを防止でき、ラック100の揺れを効果的に抑えることができる。
本発明の実施形態に係る免震装置1の性能評価のため、振動試験を行った。以下、この点について説明する。振動試験は、振動台の上面に、免震装置1を介してラック100を載置して行った(試験例)。比較のため、免震装置1を介さずにラック100を載置した場合についても同様に振動試験を行った(比較例)。ラック100は、岡村製作所製GSシリーズ(品番GSB6VDE−Z269)を用いた。ラック100には、水を充填したペットボトルを300本陳列し、ラック100の自重を、積載荷重600kgに設定した。
振動台としては以下のものを使用した。
地震波最大加振力:600kg、最大振幅:±150mm、最大速度:80cm/s、無負荷最大加速度:1.2G、加振周波数範囲:0.1〜100Hz、最大搭載重量:4000kg、振動台寸法:2m×2m
振動台の入力加速度は、日本建築センター模擬波(基盤波)BCJ−L1、およびBCJ−L2、1995年に観測された阪神・淡路大震災、神戸海洋気象台NS波の地震波に相当する波であり、ラック100の頂部の最大加速度(応答加速度)を検出装置により検出した。
地震波最大加振力:600kg、最大振幅:±150mm、最大速度:80cm/s、無負荷最大加速度:1.2G、加振周波数範囲:0.1〜100Hz、最大搭載重量:4000kg、振動台寸法:2m×2m
振動台の入力加速度は、日本建築センター模擬波(基盤波)BCJ−L1、およびBCJ−L2、1995年に観測された阪神・淡路大震災、神戸海洋気象台NS波の地震波に相当する波であり、ラック100の頂部の最大加速度(応答加速度)を検出装置により検出した。
図9は、試験結果を示す図である。本実施形態に係る免震装置1を用いた試験例においては、ラック100の頂部の最大加速度は、波の位相特性によって多少バラツキがあるものの、入力加速度300gal程度を振動台に入力した場合で、免震装置1なしの比較例に対し、約40%程度低減された。また、比較例においてはペットボトルが100本程度落下したが、試験例においてはペットボトルの落下はなかった。
本発明の実施形態によれば以下のような作用効果を奏することができる。
(1)免震装置1は、床面200上に載置される基体2と、ラック100の底面に取り付けられ、基体2の上面に沿って移動可能に載置された移動体3と、基体2に下端部が固定され、移動体3と一体に移動する蓋体4に上端部が固定された粘弾性体5とを備える。このため、地震の発生時には、粘弾性体5がせん断変形しながら基体2の上面20を移動体3が摺動し、粘弾性体5により振動エネルギーを吸収することができる。したがって、移動体3の安定した摺動動作が可能であり、移動体3の端面が基体2に当接した際の衝撃も小さく、免震装置100の挙動が安定する。また、粘弾性体5により移動体3に復元力を発揮させるので、基体2の上面20(接触面7)を凹状に形成してラック100の自重によって移動体3を基体2の中心に移動させるものに比べ、低コストで免震装置1を構成することができる。
(1)免震装置1は、床面200上に載置される基体2と、ラック100の底面に取り付けられ、基体2の上面に沿って移動可能に載置された移動体3と、基体2に下端部が固定され、移動体3と一体に移動する蓋体4に上端部が固定された粘弾性体5とを備える。このため、地震の発生時には、粘弾性体5がせん断変形しながら基体2の上面20を移動体3が摺動し、粘弾性体5により振動エネルギーを吸収することができる。したがって、移動体3の安定した摺動動作が可能であり、移動体3の端面が基体2に当接した際の衝撃も小さく、免震装置100の挙動が安定する。また、粘弾性体5により移動体3に復元力を発揮させるので、基体2の上面20(接触面7)を凹状に形成してラック100の自重によって移動体3を基体2の中心に移動させるものに比べ、低コストで免震装置1を構成することができる。
(2)移動体3がロッド32を一体に有し、ロッド32に設けられたねじ部32aを介して移動体3をラック100の底面に取り付けるようにした。これにより免震装置1のラック100への取り付けおよびラック100の高さ調整が容易である。すなわち、ロッド32を回転させてラック底面へのロッド32のねじ込み量を調整するだけで、ラック100の床面200からの高さを容易に調整することができる。
(3)基体2に対向して蓋体4を配置するとともに、蓋体4の中央部の貫通孔41に移動体3のロッド32を挿入して、移動体3と一体に移動可能に蓋体4を形成し、蓋体4に粘弾性体5の上面を接合するようにした。このように基体2に対向して移動体3と一体に水平方向に移動可能に蓋体4を設けたことにより、免震装置1の内部へのごみの侵入を防止し、移動体3の接触面7に外部からのごみが付着することを防止できる。
(4)移動体3にラック100の自重が作用した状態における移動体3と基体2との接触面7における摩擦係数μ2が、基体2と底面200との接触面6における摩擦係数μ1よりも小さくなるようにした。これにより地震発生時には、接触面6における基体2の摺動動作よりも接触面7における移動体3の摺動動作が促進され、基体2が床面200上を移動することなく、移動体3が基体2の上面20を移動する。したがって、地震発生の前後において基体2の位置は変化せず、移動体3の復帰動作後のラック100の位置を一定に保つことができる。
(5)基体2の底面に第1摩擦材25を貼付するようにしたので、接触面6における摩擦係数μ1の調整が容易である。また、移動体3の底面に第2摩擦材34を貼付するようにしたので、接触面7における摩擦係数μ2の調整も容易である。
(6)粘弾性体5を鉛直方向に延設するので、移動体3が基体2に対し水平方向に相対移動した際に粘弾性体5がせん断変形し、振動エネルギーを効率よく吸収することができる。
(7)初期状態における移動体3の位置を中心として粘弾性体5を周方向に複数設けるようにしたので、個々の粘弾性体5の構成を簡素化できる。また、粘弾性体5の個数を変更することで、粘弾性体5の全体の断面積を調整することができ、粘弾性体5に所定荷重W2が作用したときに基体2が滑り動作を開始するような仕様に、免震装置1を容易に設定することができる。
(8)移動体3の端面が側壁22に当接することで、基体2に対する移動体3の相対移動を制限するようにしたので、粘弾性体5の変位量が制限され、粘弾性体5の破断を防止できる。
(9)基体2の上部プレート23の下方に凹空間24を形成したので、移動体3は上部プレート23と干渉することなく、凹空間24内に移動する。したがって、基体2を大型化することなく、移動体3の移動範囲を広くすることができる。
なお、床面200上に載置される基体2の構成は上述したものに限らない。また、基体2の上面20に載置されて、基体2の上面20に沿って移動可能とするのであれば、ラック100に取り付けられ、ラック100の自重が作用する移動体3の構成も上述したものに限らない。
図10は、本発明の他の実施形態に係る免震装置1Aの構成を示す斜視図であり、図11は、図10の要部断面図である。なお、図10,11において、図3,4と同一の部位には同一の符号を付している。図10,11に示すように、蓋体4の貫通孔41を貫通するロッド32の外周面には、全長にわたってねじ部32が設けられ、ロッド32の下端部には円錐台形状の台形部36が一体に設けられている。台形部36の上端面の外径はロッド32の外径と等しく、台形部36の下端面の外径はロッド32の外径よりも大きい。台形部36の底面には第2摩擦材34が貼付されている。
ロッド32のねじ部32aには、ナット37が螺合されている。ナット37と台形部36との間には、高さ調整用の第1ワッシャー381、第2ワッシャー382および第3ワッシャー383からなるワッシャー群38が介装されている。ナット37は、ワッシャー群38を締結した状態で、接着剤によりロッド32の外周面に固定され、台形部36とロッド32とワッシャー群38とナット37とは一体化されている。
ねじ部32aに一対のナット37を螺合し、ダブルナットによりワッシャー群38を締結してもよい。この場合には、ナット37を接着剤で固定する必要がない。ただし、ダブルナットにすると、ナット37の上方のねじ部32aの長さが短くなる。したがって、ラック100の高さの調整代を大きくするためには、単一のナット37を用いることが好ましい。
第1ワッシャー381は、台形部36の側面(テーパ面)に当接してワッシャー群38のうち最下部に配置されている。第2ワッシャー382は第1ワッシャー381の上方に、さらに第3ワッシャー383は第2ワッシャー382の上方に積み重ねられている。第1ワッシャー381の外径と第3ワッシャー383の外径は互いにほぼ等しく、これらは貫通孔41よりも小径かつ台形部36の下端部の外径よりも小径である。一方、第2ワッシャー382の外径は貫通孔41の外径よりも大きく、第2ワッシャー382は移動体3の抜け止めとして機能している。
第1ワッシャー381は、第2ワッシャー382の高さを調整するために設けられている。すなわち、第2ワッシャー382が基体2の側壁22の上端面よりも上方かつ蓋体4の下端面よりも下方に位置するように複数枚(図では2枚)の第1ワッシャー381が設けられている。これにより、移動体3の摺動時に、第2ワッシャー382が基体2および蓋体4に接触することを防止でき、移動体3の移動範囲を狭めることがない。
第3ワッシャー383は、ナット37の高さを調整するために設けられている。すなわち、ナット37を締結し、かつ、第2摩擦材34が基体2の上面20に接触した状態において、ナット37の底面が蓋体4の上面よりも上方に位置するように複数枚(図では5枚)の第3ワッシャー383が設けられている。複数枚の第3ワッシャー383は円筒面を形成する。これにより移動体3の摺動時に、蓋部4の貫通孔41と第3ワッシャー383の円筒面とが当接し、貫通孔41に発生する応力を低減することができる。なお、第1ワッシャー381、第2ワッシャー382、第3ワッシャー383の枚数は上述したものに限らない。
図10,11の免震装置1Aをラック100(図1)の底面に取り付けて床面200からラック100を支持した状態で、床面200からのラック100の高さを変更する場合には、ナット37の外周の工具係合部37a、すなわち互いに平行なナット37の二側面に工具を係合し、ロッド32を回転させる。この場合、移動体3は、蓋体4とは別体に設けられているため、基体2に対し相対回転可能であり、これにより粘弾性体5のねじれを防止することができる。すなわち、仮に移動体3と蓋体4とが一体に設けられていると、ロッド32の回転力が蓋体4を介して粘弾性体5に作用する。このとき、基体2の回転は床面200との間の摩擦力により妨げられるため、粘弾性体5にねじれが生じ、粘弾性体5が破損するおそれがある。これに対し、移動体3が蓋体4に対して相対回転可能に設けられていると、ロッド32の回転力が蓋体4に伝達されず、粘弾性体5のねじれを防止することができ、粘弾性体5が良好な振動減衰機能を発揮することができる。
図10,11の免震装置1Aを構成する基体2と蓋体4は、それぞれ硬質の樹脂材により形成されている。基体2は、円形状の底部プレート部21と、底部プレート21の上面に立設された側壁22とを一体に有する。図11に示すように、底部プレート21は上面に所定深さの円形状の凹部21aを有し、凹部21aの周面が台形部36の移動を制限するストッパーとして機能する。側壁22は、凹部21aの周面から高さ方向に段差なく立設されている。蓋体4は、全体が傘状に形成され(図11の点線)、蓋体4の下面の周方向一部に、粘弾性体5の上面が接着される水平部42が形成されている。
図12は、免震装置1Aを構成する基体2および粘弾性体5の平面図である。図12に示すように、粘弾性体5は周方向等間隔に複数(図では3個)設けられ、隣り合う粘弾性体5,5の間に側壁22が形成されている。したがって、図11,12に示すように、粘弾性体5は、側壁22の上面ではなく、底部プレート21の上面に設けられ、これにより免震装置1Aの高さ(基体2から蓋体4までの高さ)を低減することができる。
また、隣り合う粘弾性体5,5の間に、底部プレート21から側壁22を突設しているので、隣り合う粘弾性体5,5の間が底部プレート21で塞がれ、免震装置1A内へのごみの侵入を抑制することができる。なお、底部プレート21の上面から側壁22(突起部)を突設する代わりに、あるいはこれに加え、隣り合う粘弾性体5,5の間に、蓋体4の下面から突起部を突設するようにしてもよい。
図10,11に示すように、側壁22の外周面22aは、高さ方向にテーパ状に形成され、側壁22の上端面の最外径部が底部プレート21の外周面よりも径方向内側に位置する。これにより地震発生時に例えば蓋体4が図11の矢印A方向に変位した際に、蓋体4の下面(図11の点線)と側壁22の上端部との接触を避けることができ、ショックを低減できる。
側壁22の周方向端面22bは、上方にかけて側壁の周方向の長さが短くなるように、テーパ状に形成されている。これにより基体2に対して蓋体4が変位した際に、粘弾性体5の周方向端面5aと側壁22の周方向端面22bとの接触を避けることができ、粘弾性体5が良好な減衰性能を発揮することができる。
図13は、本発明のさらに他の実施形態に係る免震装置1Bの構成を示す斜視図であり、図14は、図13の要部断面図である。なお、図13,14において、図10,11と同一の部位には同一の符号を付している。図13,14が図11,12と異なるのは移動体3の構成である。すなわち、図13,14に示すように、移動体3は、第2摩擦材34を介して基部2の上面20に載置される滑り部38と、滑り部38の周縁部から径方向外側に延在する蓋部39とを有する一方、ラック100の底面に取り付けられるロッド32を有していない。
蓋部39の底面には粘弾性体5の上端面が接着され、蓋部39は蓋体4(図11,12)の機能を兼ねている。滑り部38の上面中央部には、所定深さの凹部38aが設けられ、凹部38aがラック100の脚110を受容している。このような免震装置1Bにおいては、ラック100の脚110を単に滑り部38の凹部38aに挿入するだけでよいため、免震装置1Bの装着が容易である。なお、凹部38a(受容部)の形状は、ラック100の脚110の形状に応じて適宜変更することができる。したがって、ラック100の脚110を受容する受容部の構成は上述したものに限らない。
上記実施形態では、粘弾性体5の上端面を蓋体4に接合するようにしたが、蓋体4を介さずに、粘弾性体5を直接ラック100の底面に接合するようにしてもよい。この場合には、蓋体4を省略することができる。粘弾性体5の上下端面に接着面を形成したが、粘弾性体5の取付方式は接着に限らない。粘弾性体5を周方向に複数設けるようにしたが、粘弾性体5の形状は上述したものに限らない。例えば粘弾性5を円環状に形成してもよい。すなわち、基体2に固定される一端部と、ラック100と一体に移動可能に設けられる他端部とを有するのであれば、粘弾性体5の構成はいかなるものでもよい。
上記実施形態では、基体2の底面に第1摩擦材25を貼付し、移動体3の底面に第2摩擦材34を貼付するようにしたが、これら摩擦材25,34を省略することもできる。底部プレート21から立設した側壁22または底部プレート21に設けられた凹部21aによって移動体3の移動を制限するようにしたが、制限部の構成はこれに限らない。例えば底部プレート21の上面に凸部を設け、移動体3の移動を制限するようにしてもよい。
上記実施形態では、免震装置1によりラック100を床面200から支持するようにした。免震装置1は粘弾性体5を有し、移動体3は安定した摺動および復帰動作をするため、商品の落下を防ぐ必要性の高い商品陳列用ラックに、免震装置1を特に好適に用いることができる。しかしながら、本発明の免震装置は、ラック100に限らず、他の構造体を床面200から支持する場合にも同様に適用することができる。
以上の説明はあくまで一例であり、本発明の特徴を損なわない限り、上述した実施形態および変形例により本発明が限定されるものではない。上記実施形態および変形例の構成要素には、発明の同一性を維持しつつ置換可能かつ置換自明なものが含まれる。すなわち、本発明の技術的思想の範囲内で考えられる他の形態についても、本発明の範囲内に含まれる。また、上記実施形態と変形例の1つまたは複数を任意に組み合わせることも可能である。
1,1A,1B 免震装置
2 基体
3 移動体
4 蓋体
5 粘弾性体
6,7 接触面
22 側壁
25 第1摩擦材
34 第2摩擦材
μ1,μ2 摩擦係数
2 基体
3 移動体
4 蓋体
5 粘弾性体
6,7 接触面
22 側壁
25 第1摩擦材
34 第2摩擦材
μ1,μ2 摩擦係数
Claims (12)
- 床面から構造体を支持する免震装置であって、
前記床面上に載置される基体と、
前記基体の上面に、該上面に沿って移動可能に載置され、前記構造体の自重が作用する移動体と、
前記基体に固定される一端部と、前記構造体と一体に移動可能に設けられる他端部とを有する粘弾性体とを備える免震装置。 - 請求項1に記載の免震装置において、
前記移動体は、前記構造体に取り付けられるねじ部を有する免震装置。 - 請求項2に記載の免震装置において、
前記移動体は、前記粘弾性体に対して相対回転可能に設けられている免震装置。 - 請求項1〜3のいずれか1項に記載の免震装置において、
前記基体に対向して配置され、前記粘弾性体の前記他端部が固定される蓋体であって、前記移動体に結合された蓋体をさらに備える免震装置。 - 請求項4に記載の免震装置において、
前記粘弾性体は、前記移動体を中心として周方向に複数設けられている免震装置。 - 請求項5に記載の免震装置において、
前記複数の粘弾性体の間に、前記基体または前記蓋体から突設された突起部を有する免震装置。 - 請求項1に記載の免震装置において、
前記移動体は、前記構造体の脚を受容する受容部を有する免震装置。 - 請求項1〜7のいずれか1項に記載の免震装置において、
前記構造体の自重が作用した状態における前記移動体と前記基体との接触面における摩擦係数が、前記基体と前記床面との接触面における摩擦係数よりも小さい免震装置。 - 請求項1〜8のいずれか1項に記載の免震装置において、
前記基体は、該基体の底面に装着された第1摩擦材を有する免震装置。 - 請求項9に記載の免震装置において、
前記移動体は、該移動体の底面に装着された第2摩擦材を有する免震装置。 - 請求項1〜10のいずれか1項に記載の免震装置において、
前記粘弾性体は、該粘弾性体に作用する振動をせん断変形によって減衰させる免震装置。 - 請求項1〜11のいずれか1項に記載の免震装置において、
前記基体は、前記移動体の移動を制限する制限部を有する免震装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2014222002A JP2015158269A (ja) | 2014-01-24 | 2014-10-30 | 免震装置 |
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JP2014011259 | 2014-01-24 | ||
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JP2014222002A Pending JP2015158269A (ja) | 2014-01-24 | 2014-10-30 | 免震装置 |
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JP2002070945A (ja) * | 2000-08-30 | 2002-03-08 | Nec Corp | 免震装置 |
JP2003269532A (ja) * | 2002-03-14 | 2003-09-25 | Nec Corp | 免震装置 |
-
2014
- 2014-10-30 JP JP2014222002A patent/JP2015158269A/ja active Pending
Patent Citations (2)
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