JP2015157257A5 - - Google Patents

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しかしながら、特許文献1は、PMがフィルタ内で偏った堆積をすることを防止するためのものである。特許文献1のハニカム構造体は、開口端のうち、少なくとも一方の最外周または外周から所定数だけ内部方向に位置する外周セルの全てに第二の目封じを有するため、圧力損失の微調整には不向きであった。また、ハニカム構造体のAsh堆積可能容量を減少させてしまう問題があった。
[1] 一方の端面である流入側端面から他方の端面である流出側端面まで延びて排ガスの流路となる複数のセルを区画形成する多孔質の隔壁を有するハニカム構造部と、前記ハニカム構造部の所定の前記セルである入口セルの前記流出側端面と残余の前記セルである出口セルの前記流入側端面とに配設され、第一の目封じ材で目封じされた後に焼成された第一の目封じ部と、接着材と骨材とを含む第二の目封じ材で目封じされた後に焼成されることなく未焼成である第二の目封じ部と、を備え、前記第二の目封じ部の個数が、前記ハニカム構造部の両端面において前記第一の目封じ部が形成されていないセル開口部の数の3%以内であるハニカム構造体。
[7] 前記第二の目封じ部を前記ハニカム構造体の流出側端面で、前記ハニカム構造体または前記ハニカムセグメントの中心を通る前記セルの対角線上に並んだセルに備える前記[6]に記載のハニカム構造体。
隔壁4の厚さは、0.05〜0.60mmであることが好ましく、0.10〜0.45mmであることが更に好ましく、0.15〜0.40mmであることが特に好ましい。隔壁4の厚さが0.05mm未満であると、構造体としての機械強度が不足してしまうおそれがある。0.60mm超であると、圧力損失が上昇する傾向にある。隔壁4の厚さは、中心軸に垂直な断面を顕微鏡観察する方法で測定した値である。
セル3の開口率(第一の目封じ部8、及び第二の目封じ部9が形成されていない場合の開口率)は、30〜90%であることが好ましく、40〜90%であることが更に好ましく、50〜90%であることが特に好ましい。セル3の開口率が30%未満であると、圧力損失が上昇する傾向にある。90%超であると、ハニカム構造部6の強度が十分に得られない傾向にある。セル3の開口率は、ハニカム構造部6の一方の端面2及び他方の端面2のそれぞれにおけるセル3の開口率のことである。なお、方の端面2におけるセル3の開口率と一方の端面2におけるセル3の開口率とは、同じであってもよいし異なっていてもよい。
[1−3−2]第二の目封じ部:
第二の目封じ部9は、第一の目封じ部8が配設されていないセル3に配設されている。したがって、入口セル3aについては、流入側端面2a、出口セル3bについては、流出側端面2bに配設されている。第二の目封じ部9の個数は、セル3の両端面2a,2bにおける第一の目封じ部8が形成されていない開口部の3%以内である。第二の目封じ部9の個数を3%以内とすることにより、流入セル開口面積割合、つまりAsh堆積可能容量をあまり小さくせずに、圧力損失を調整して所望の値とすることができる。また、エンジン出力等への悪影響を防止することもできる。さらに、アイソスタティック強度を増大させ、端面クラックの発生を抑制することもできる。
乾燥後のハニカム成形体に、第一の目封じ部8を形成した。まず、ハニカム成形体の流入側端面2a側のセル3の開口部に、マスクを施した。このとき、マスクを施したセル3と、マスクを施さないセル3とが交互に並ぶようにした。そして、ハニカム成形体のマスクを施した側の端部を目封じスラリーに浸漬して、マスクが施されていないセル3の開口部に目封じスラリーを充填した。そして、乾燥後のハニカム成形体の流出側端面2bにおける残りのセル3(即ち、流入側端面2aにおいて目封じ部を形成していないセル3)についても、同様にして、第一の目封じ部8を形成した。
[スス再生時によるクラック形成試験]
2.0Lの4気筒ディーゼルエンジンを用いて、ハニカム構造体1にディーゼルエンジンから排出されたスートを6g/L捕集した後、ハニカム構造体1をエンジンの後段の排ガス処理システムの配管内に搭載した。その後、エンジン回転数を2000rpm、エンジントルクを60Nmとし、ハニカム構造体1の入口端面から20mm手前で、燃料噴射後90秒後に排気ガス温度が620℃になるよう燃料噴射した。620℃に到達した時点でエンジン回転数790rpm、エンジントルク10Nmのアイドリング状態へ制御し、ハニカム構造体1内に捕集したススを燃焼した。燃焼試験後、燃焼再生によるハニカム構造体1の損傷を実体顕微鏡により観察、ハニカム構造体1の出口側端面クラックの発生有無を確認した。端面クラックが発生していない場合は、ハニカム構造体1で捕集するスス量を1g/Lずつ段階的に増やし(例えば、2回目の試験のスス捕集量は7g/Lとなる)、上記スス燃焼試験をハニカム構造体1に端面クラックが発生するまで繰り返し実施した。端面クラックが発生した試験における、ハニカム構造体1内の出口端面から15mm手前、且つハニカム構造体1の径方向の中心部(セグメント構造の場合はセグメントの中心部)で経時的に測定したハニカム構造体1の温度が最も高くなった値を「端面クラック発生時のハニカム構造体最高温度」とした。尚、上記温度は直径0.5mmのK型熱電対を用いて測定した。
第二の目封じ部9を配設しなかった比較例1を基準とすると、第二の目封じ部9の個数が3%以内の実施例1〜9は、圧力損失を増加させて所望の値としつつ、流入セル開口面積割合、つまりAsh堆積可能容量をあまり小さくせず、アイソスタティック強度を増大させ、端面クラックの発生を抑制することができた。比較例2は、第二の目封じ個数が多いため、圧力損失が大きくなりすぎた。比較例3は、第二の目封じ個数が多く、第二の目封じ部が入口側に偏っているため、流入セル開口面積割合が小さくなり、Ash堆積可能容量が小さくなった。
第二の目封じ部9を配設しなかった比較例4を基準とすると、第二の目封じ部9の個数が3%以内の実施例10〜18は、圧力損失を増加させて所望の値としつつ、流入セル開口面積割合、つまりAsh堆積可能容量をあまり小さくせず、アイソスタティック強度を増大させ、端面クラックの発生を抑制することができた。比較例5は、第二の目封じ個数が多いため、圧力損失が大きくなりすぎた。比較例6は、第二の目封じ個数が多く、第二の目封じ部が入口側に偏っているため、流入セル開口面積割合が小さくなり、Ash堆積可能容量が小さくなった。
1:ハニカム構造体、2:端面、2a:流入側端面、2b:流出側端面、3:セル、3a:所定のセル(入口セル)、3b:残余のセル(出口セル)、3e:不完全セル、3f,3g,3h,3i:完全セル、4:隔壁、6:ハニカム構造部、7:外周壁、8:第一の目封じ部、9:第二の目封じ部、10:ハニカムセグメント、20:軸方向、21:中心軸。

Claims (10)

  1. 一方の端面である流入側端面から他方の端面である流出側端面まで延びて排ガスの流路となる複数のセルを区画形成する多孔質の隔壁を有するハニカム構造部と、
    前記ハニカム構造部の所定の前記セルである入口セルの前記流出側端面と残余の前記セルである出口セルの前記流入側端面とに配設され、第一の目封じ材で目封じされた後に焼成された第一の目封じ部と、
    接着材と骨材とを含む第二の目封じ材で目封じされた後に焼成されることなく未焼成である第二の目封じ部と、を備え、
    前記第二の目封じ部の個数が、前記ハニカム構造部の両端面において前記第一の目封じ部が形成されていないセル開口部の数の3%以内であるハニカム構造体。
  2. 前記第二の目封じ部を前記ハニカム構造体の最外周から完全セルの5セル目までの範囲に備える請求項1に記載のハニカム構造体。
  3. 前記ハニカム構造部が、複数の前記セルを区画形成する多孔質の前記隔壁を有するハニカムセグメントを複数接合して形成され、前記第二の目封じ部を前記ハニカムセグメントの最外周から3セル目までの範囲に備える請求項1に記載のハニカム構造体。
  4. 前記第二の目封じ部の材料が、前記ハニカム構造部の外周をコートする外周コート材と同一材料である請求項1〜3のいずれか1項に記載のハニカム構造体。
  5. 前記第二の目封じ部を前記ハニカム構造体の流入側端面に備える請求項1〜4のいずれか1項に記載のハニカム構造体。
  6. 前記ハニカム構造体のセル形状が、正方形、長方形、菱形及び六角形のいずれかである請求項1〜5のいずれか1項に記載のハニカム構造体。
  7. 前記第二の目封じ部を前記ハニカム構造体の流出側端面で、前記ハニカム構造体または前記ハニカムセグメントの中心を通る前記セルの対角線上に並んだセルに備える請求項6に記載のハニカム構造体。
  8. 前記第二の目封じ部が前記第一の目封じ部と異なる色である請求項1〜7のいずれか1項に記載のハニカム構造体。
  9. 流入側端面のセルの水力直径が流出側端面のセルの水力直径よりも大きい請求項1〜8のいずれか1項に記載のハニカム構造体。
  10. ハニカム構造体が、コージェライト、アルミナ、ムライト、アルミニウムチタネート、窒化珪素、及び炭化珪素からなる群から選ばれた少なくとも1種のセラミックス材料で形成されている請求項1〜9のいずれか1項に記載のハニカム構造体。
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