JP2015157235A - エンジン排ガス浄化用触媒材及びパティキュレートフィルタ - Google Patents
エンジン排ガス浄化用触媒材及びパティキュレートフィルタ Download PDFInfo
- Publication number
- JP2015157235A JP2015157235A JP2014031921A JP2014031921A JP2015157235A JP 2015157235 A JP2015157235 A JP 2015157235A JP 2014031921 A JP2014031921 A JP 2014031921A JP 2014031921 A JP2014031921 A JP 2014031921A JP 2015157235 A JP2015157235 A JP 2015157235A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- exhaust gas
- catalyst material
- catalyst
- carbonate
- containing oxide
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Images
Landscapes
- Exhaust Gas Treatment By Means Of Catalyst (AREA)
- Catalysts (AREA)
- Exhaust Gas After Treatment (AREA)
Abstract
【解決手段】本発明のエンジン排ガス浄化用触媒材は、Ce含有酸化物粒子の表面に、Ptを担持したZr含有酸化物材を担持しており、前記Zr含有酸化物材の量は、前記Ce含有酸化物粒子と前記Zr含有酸化物材との合計量に対して5wt%以上20wt%以下である。
【選択図】なし
Description
RhをドープしたCe含有酸化物粒子(CeO2材、ここではCeO2-ZrO2-Nd2O3)を担体とし、担持材としてPtを担持したZr含有酸化物材(ここではZrNd複合酸化物材)を5wt%担持したエンジン排ガス浄化用触媒材を実施例1の触媒材とした。なお担持量は、担体と担持材との合計量に対する割合で表している。実施例1の担持材の担持量を10wt%、20wt%と変更したものをそれぞれ実施例2,3の触媒材とした。
−RhをドープしたCe含有酸化物粒子(CeO2-ZrO2-Nd2O3)の調整−
実施例1〜6、比較例1、4、6〜9に用いる、いわゆるRhドープCZNは、例えば共沈法によって調製することができる。すなわち、硝酸セリウム6水和物(23mol%)とオキシ硝酸ジルコニル(69mol%)溶液と硝酸ネオジム6水和物(8mol%)と硝酸ロジウム溶液とをイオン交換水に溶かす。この硝酸塩溶液に塩基性溶液として28質量%アンモニア水の8倍希釈液を混合して中和させることにより、共沈物(RhドープCZN複合酸化物前駆体)を得る。この共沈物を含む溶液を遠心分離器にかけて上澄み液を除去し(脱水)、そこにさらにイオン交換水を加えて撹拌する(水洗)、という脱水・水洗の操作を必要回数繰り返すことで、余剰な塩基性溶液を除去する。最終的に脱水を行なった後の共沈物について、大気中において150℃の温度で一昼夜乾燥させ、粉砕した後、大気中において500℃の温度に2時間保持する焼成を行なう。これにより、RhドープCZN粒子材を得ることができる。Rhのドープ量は0.1wt%である。
実施例1〜3、比較例2、4〜7に用いる、いわゆるZNも共沈法によって調製することができる。すなわち、オキシ硝酸ジルコニル(79mol%)溶液と硝酸ネオジム6水和物(21mol%)とをイオン交換水に溶かした溶液から共沈法によってZN前駆体を沈殿させる。この共沈物に対して、上記RhドープCZNの場合と同様の脱水・水洗の操作、乾燥、粉砕、焼成を行なうことにより、ZNを得ることができる。なお、Nd2O3はZrO2に固溶している。
実施例4〜6、比較例3、5、8、9に用いる、いわゆるZNPも共沈法によって調製することができる。すなわち、オキシ硝酸ジルコニル(54mol%)溶液と硝酸ネオジム6水和物(18mol%)と硝酸プラセオジウム(28mol%)とをイオン交換水に溶かした溶液から共沈法によってZN前駆体を沈殿させる。この共沈物に対して、上記RhドープCZNの場合と同様の脱水・水洗の操作、乾燥、粉砕、焼成を行なうことにより、ZNPを得ることができる。なお、Nd2O3はZrO2に固溶している。
上記のRhドープCZN粒子材、ZrNd複合酸化物材およびZrNdPr複合酸化物材へのPtの担持には、例えば次に説明する蒸発乾固法を採用することができる。すなわち、それぞれの複合酸化物材にイオン交換水を加えてスラリー状にし、それをスターラー等により十分に撹拌する。続いて、撹拌しながらそのスラリーに所定量のジニトロジアミンPt硝酸溶液を滴下し、十分に撹拌する。その後、加熱しながらさらに撹拌を続けて、水分を完全に蒸発させる。蒸発後、大気中において500℃で2時間焼成する。これにより、それぞれの複合酸化物にPtが担持されたPt担持複合酸化物粒子材が得られる。なお、Ptの担持量は1wt%である。
例としてRhドープCZN粒子材を担体とし、Pt担持ZNを担持材とする場合について説明する。まずRhドープCZN粒子材をボールミルにより300〜400nmの粒子径になるように粉砕する。Pt担持ZNにイオン交換水と分散剤とを加えて、ボールミルにより60nm程度の粒子径に粉砕したゾル溶液を調整する。RhドープCZN粒子材にPt担持ゾル溶液を加えて攪拌した後、蒸発乾固を行い、固形物を得る。この固形物に対して150℃で24時間の乾燥を行い、その後500℃で2時間の焼成を行って、RhドープCZN粒子材にPt担持ZNを担持した触媒材を得る。これ以外の触媒材も同様の方法で担持を行う。
各触媒材の酸素吸蔵放出能の程度を知って比較するために、作成した各触媒材を用いてカーボン燃焼性能の測定を行った。具体的には、まず各触媒材に対して800℃にて24時間の大気エージングを行った。
実施例1〜6に係る触媒材を担持させたパティキュレートフィルタを図6に示す。パティキュレートフィルタ10はハニカム構造をなしており、互いに平行に延びる多数の排ガス流路を備えており、排ガス通路11に配置されている。そして、排ガス流路の壁面に実施例1〜4に係る触媒材が担持されている。このような構成によりパティキュレートフィルタ10で捕集されたパティキュレートが実施例1〜6に係る触媒材によって酸化分解される。
上述の実施形態は本願発明の例示であって、本願発明はこれらの例に限定されず、これらの例に周知技術や慣用技術、公知技術を組み合わせたり、一部置き換えたりしてもよい。また当業者であれば容易に思いつく改変発明も本願発明に含まれる。
Claims (5)
- Ce含有酸化物粒子の表面に、Ptを担持したZr含有酸化物材を担持しており、
前記Zr含有酸化物材の量は、前記Ce含有酸化物粒子と前記Zr含有酸化物材との合計量に対して5wt%以上20wt%以下である、エンジン排ガス浄化用触媒材。 - 請求項1において、
前記Ce含有酸化物粒子はZrを主体とするCeZr含有複合酸化物粒子であることを特徴とするエンジン排ガス浄化用触媒材。 - 請求項2において、
前記CeZr含有複合酸化物粒子にはRhがドープされていることを特徴とするエンジン排ガス浄化用触媒材。 - 請求項2又は3において、
前記Zr含有酸化物材はZrO2にNd2O3が固溶した複合酸化物材であることを特徴とするエンジン排ガス浄化用触媒材。 - 請求項1から4のいずれか一つに記載されたエンジン排ガス浄化用触媒材が排ガス流路壁面に担持されている、パティキュレートフィルタ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2014031921A JP2015157235A (ja) | 2014-02-21 | 2014-02-21 | エンジン排ガス浄化用触媒材及びパティキュレートフィルタ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2014031921A JP2015157235A (ja) | 2014-02-21 | 2014-02-21 | エンジン排ガス浄化用触媒材及びパティキュレートフィルタ |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2015157235A true JP2015157235A (ja) | 2015-09-03 |
Family
ID=54181722
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2014031921A Pending JP2015157235A (ja) | 2014-02-21 | 2014-02-21 | エンジン排ガス浄化用触媒材及びパティキュレートフィルタ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2015157235A (ja) |
Citations (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2006334490A (ja) * | 2005-06-01 | 2006-12-14 | Mazda Motor Corp | 排気ガス浄化用触媒 |
JP2009106855A (ja) * | 2007-10-30 | 2009-05-21 | Mazda Motor Corp | 排ガス成分浄化用触媒材及び同触媒材付パティキュレートフィルタ |
WO2010119904A1 (ja) * | 2009-04-14 | 2010-10-21 | 株式会社 キャタラー | 排ガス浄化用触媒及びその製造方法 |
JP2013117190A (ja) * | 2011-12-02 | 2013-06-13 | Mazda Motor Corp | 触媒付きパティキュレートフィルタ |
-
2014
- 2014-02-21 JP JP2014031921A patent/JP2015157235A/ja active Pending
Patent Citations (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2006334490A (ja) * | 2005-06-01 | 2006-12-14 | Mazda Motor Corp | 排気ガス浄化用触媒 |
JP2009106855A (ja) * | 2007-10-30 | 2009-05-21 | Mazda Motor Corp | 排ガス成分浄化用触媒材及び同触媒材付パティキュレートフィルタ |
WO2010119904A1 (ja) * | 2009-04-14 | 2010-10-21 | 株式会社 キャタラー | 排ガス浄化用触媒及びその製造方法 |
JP2013117190A (ja) * | 2011-12-02 | 2013-06-13 | Mazda Motor Corp | 触媒付きパティキュレートフィルタ |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP2006334490A (ja) | 排気ガス浄化用触媒 | |
JP2005262201A (ja) | 排ガス浄化用触媒およびその製造方法 | |
JP2015145005A (ja) | 排ガス浄化用酸化触媒、その製造方法およびそれを用いた排ガス浄化方法 | |
WO2010010714A1 (ja) | 酸素貯蔵材料、排ガス浄化用触媒、及び排ガス浄化用ハニカム触媒構造体 | |
WO2014080695A1 (ja) | 複合酸化物粒子及びこれを用いた排ガス浄化用触媒 | |
JP6701581B2 (ja) | 酸素吸放出材 | |
JP6256769B2 (ja) | 排気ガス浄化用触媒 | |
JP2015157236A (ja) | エンジン排ガス浄化用触媒材及びパティキュレートフィルタ | |
JP4697284B2 (ja) | 排気ガス浄化用触媒 | |
JP2009090237A (ja) | 排ガス成分浄化用触媒材及び同触媒材付パティキュレートフィルタ | |
JP5742625B2 (ja) | 触媒付パティキュレートフィルタ | |
JP2017189761A (ja) | 排ガス浄化用触媒の製造方法 | |
JP6149757B2 (ja) | エンジン排ガス浄化用触媒材及びパティキュレートフィルタ | |
JP6401740B2 (ja) | 排ガス浄化触媒及びその製造方法 | |
JP4666007B2 (ja) | 排気ガス浄化用触媒 | |
JP5412789B2 (ja) | 排気ガス浄化用触媒 | |
JP2015157235A (ja) | エンジン排ガス浄化用触媒材及びパティキュレートフィルタ | |
JP5412788B2 (ja) | 排気ガス浄化用触媒 | |
WO2015173880A1 (ja) | 水素生成用触媒及び排ガス浄化用触媒 | |
JP6096818B2 (ja) | 排ガス浄化触媒、その製造方法、及び、それを用いた排ガス浄化方法 | |
JP5391640B2 (ja) | 排気ガス浄化用触媒 | |
JP6066817B2 (ja) | 排気浄化触媒及び排気浄化装置 | |
JP2009285621A (ja) | 排気ガス浄化用触媒 | |
US20100099554A1 (en) | Exhaust gas purification catalyst | |
JP2014213271A (ja) | 排気浄化触媒及び排気浄化装置 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20160225 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20161115 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20161220 |
|
A601 | Written request for extension of time |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A601 Effective date: 20170130 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20170220 |
|
A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20170801 |