JP2015156924A - 血液透析装置 - Google Patents

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Abstract

【解決手段】 血液透析装置2は、混合容器に塩化ナトリウムを主成分としてカルシウムを含有する透析用A原液を供給するA原液通路24と、上記混合容器に炭酸水素ナトリウムを主成分とする透析用B原液を供給するB原液通路25とを備え、上記A原液通路24およびB原液通路25のそれぞれにはA原液供給配管7およびB原液供給配管8が接続可能となっている。上記A原液通路24と上記廃液通路28とを連通させる迂回通路41を設け、上記A原液通路24およびB原液通路25を洗浄する際、上記A原液供給配管7から供給された洗浄液を、上記A原液通路24から上記迂回通路41を介して上記廃液通路28より排出する。【効果】 透析用A原液と透析用B原液とがほぼ原液のまま混合されてしまうことを防止することができる。【選択図】 図3

Description

本発明は血液透析装置に関し、詳しくはA原液供給配管およびB原液供給配管を介してA原液通路およびB原液通路のそれぞれに洗浄液を流通させてこれらを洗浄する血液透析装置に関する。
従来、透析用A原液と透析用B原液とを混合して透析液を作成する混合容器と、上記混合容器に上記透析用A原液を供給するA原液通路と、上記混合容器に上記透析用B原液を供給するB原液通路と、上記混合容器で作成した透析液を透析器へと流通させる供給通路と、上記透析器で使用した使用済み透析液を回収する回収容器と、上記透析器から上記回収容器へ使用済み透析液を流通させる回収通路と、上記回収容器から上記使用済み透析液を排液させる廃液通路とを備えた血液透析装置が知られている(特許文献1)。
上記特許文献1の血液透析装置では、上記A原液通路に透析用A原液を供給するA原液供給配管が、上記B原液通路に透析用B原液を供給するB原液供給配管がそれぞれ接続可能となっており、透析治療時においてはこれらA原液供給配管およびB原液供給配管を介して上記混合容器に透析用A原液と透析用B原液とが供給されるようになっている。
また特許文献2の血液透析装置では、同様にA、B原液供給配管と接続可能に構成されており、透析治療の終了後における洗浄時において、上記A原液供給配管およびB原液供給配管に洗浄液を流通させることにより、上記A原液通路およびB原液通路の洗浄を行っている。
特開2013−13437号公報 特開2009−56271号公報
ここで、透析用A原液は塩化ナトリウムを主成分としてカルシウムを含んでおり、このうち上記カルシウムは透析用B原液の主成分である炭酸水素ナトリウムと混合されることで炭酸カルシウムを析出させ、透析液の流通経路にスケールとして堆積するという問題がある。
特に、上記特許文献2の血液透析装置において、上記A原液供給配管およびB原液供給配管からA原液通路およびB原液通路に洗浄液を供給した場合、それまでA原液通路およびB原液通路のそれぞれに残存していた透析用A原液と透析用B原液とが上記洗浄液によって押し流され、これらの流通経路上においてほぼ原液のまま混合されてしまう。
このように、透析用A原液と透析用B原液とが原液のまま混合されてしまうと、浄水によって希釈される通常の透析治療時よりも急速にスケールの堆積が進行してしまうという問題があった。
さらに、透析用A原液の主成分である塩化ナトリウムは金属を腐食させることから、原液のまま金属製の部分を流通させることは避ける必要がある。
このような問題に鑑み、本発明は洗浄時において、透析用A原液と透析用B原液とがほぼ原液のまま混合されてしまうこと、および金属製の部分の腐食を防止することが可能な血液透析装置を提供するものである。
すなわち、請求項1にかかる血液透析装置は、塩化ナトリウムを主成分としてカルシウムを含有する透析用A原液と炭酸水素ナトリウムを主成分とする透析用B原液とを混合して透析液を作成する混合容器と、上記混合容器に上記透析用A原液を供給するA原液通路と、上記混合容器に上記透析用B原液を供給するB原液通路と、上記混合容器で作成した透析液を透析器へと流通させる供給通路と、上記透析器で使用した使用済み透析液を回収する回収容器と、上記透析器から上記回収容器へ使用済み透析液を流通させる回収通路と、上記回収容器から上記使用済み透析液を排液させる廃液通路とを備え、
上記A原液通路およびB原液通路のそれぞれに、透析用A原液を供給するA原液供給配管および透析用B原液を供給するB原液供給配管を接続可能とし、
上記A原液通路およびB原液通路を洗浄する際には、上記A原液供給配管およびB原液供給配管から洗浄液を供給して、これらA原液通路およびB原液通路を上記洗浄液によって洗浄する血液透析装置において、
上記A原液通路と上記廃液通路とを連通させる迂回通路を設け、
上記A原液通路およびB原液通路を洗浄する際、
上記A原液供給配管から供給された洗浄液を、上記A原液通路から上記迂回通路を介して上記廃液通路に流通させることにより、A原液通路に残存する透析用A原液を、上記供給通路および回収通路においてB原液通路に残存する透析用B原液と混合させることなく排液することを特徴としている。
上記請求項1の発明によれば、上記迂回通路を設けることにより、洗浄液によって押し流される透析用A原液の流通経路を、当該供給通路や回収通路を流通する透析用B原液の流通経路と交わらないようにするため、上記炭酸カルシウムの析出を防止することができる。
また、上記迂回通路を設けることで、透析用A原液を透析液回路中における金属製の部分を迂回させることができ、透析用A原液の主成分である塩化ナトリウムによって当該金属製の部分が腐食してしまうことを防止することができる。
本実施例にかかる血液透析装置を備える血液透析システムの構成図。 本実施例にかかる血液透析装置の液回路図。 A原液通路およびB原液通路を洗浄する際の動作説明図。 上記図3に続く、A原液通路およびB原液通路を洗浄する際の動作説明図。
以下図示実施例について説明すると、図1には医療機関等に設置される血液透析システム1が記載され、この血液透析システム1は複数台の血液透析装置2を備えており、複数の患者に対して同時に透析治療を行うことが可能となっている。
また本実施例の血液透析システム1では、各血液透析装置2において透析液を作成するようになっており、具体的には塩化ナトリウムを主成分としてカルシウム(塩化カルシウム水和物)を含有する上記透析用A原液と、炭酸水素ナトリウムを主成分とする透析用B原液とを、それぞれ所定の割合で浄水(RO水)に混合して透析液を作成するようになっている。
このため血液透析システム1は、浄水を供給する浄水供給手段3と、上記透析用A原液を供給するA原液供給手段4と、透析用B原液を供給するB原液供給手段5とを備え、これらにはそれぞれ浄水供給配管6、A原液供給配管7、B原液供給配管8が接続されている。
上記浄水供給配管6、A原液供給配管7、B原液供給配管8は、それぞれ各血液透析装置2に向けて分岐しており、上記浄水供給配管6における分岐部分の上流側には浄水供給弁VWが設けられている。
また上記A原液供給配管7における分岐部分の上流側にはA液供給弁VAとA液ポンプPAとが設けられ、分岐部分の下流側にはA原液排液弁VDが設けられている。
また、上記B原液供給配管8における分岐部分の上流側にはB液供給弁VBとB液ポンプPBとが設けられ、分岐部分の下流側にはB原液排液弁VEが設けられている。
そして上記血液透析装置2において通常の透析治療を行う際には、浄水供給配管6の上記浄水供給弁VWを開放して浄水を各血液透析装置2へと送液し、各血液透析装置2の内部では後述する浄水ポンプP1が浄水を送液するようになっている。
一方、A原液供給配管7および上記B原液供給配管8では、上記A液供給弁VAおよびB液供給弁VBを開放して上記A液ポンプPAおよびB液ポンプPBを作動させることにより、透析用A原液、透析用B原液を各血液透析装置2へと供給するようになっている。
さらに血液透析システム1は、血液透析装置2に洗浄液を供給して洗浄を行うために、上記浄水供給配管6に接続されて洗浄液の原液を供給する洗浄液供給手段9と、上記浄水供給弁VWの上流側より分岐するとともに他端が上記A原液供給配管7のA液供給弁VAとA液ポンプPAとの間、およびB原液供給配管8のB液供給弁VBとB液ポンプPBとの間に接続された2つの洗浄液供給配管10と、上記洗浄液供給配管10のそれぞれに設けられた洗浄液供給弁VCとを備えている。
図2は上記血液透析装置2内部の液回路を示し、上記血液透析装置2は図示しない制御手段によって制御されるようになっている。
上記血液透析装置2は、拡散、限外ろ過、浸透圧により血液と透析液との間で透析を行う透析器11と、該透析器11に接続された血液回路12と、透析器11に接続された透析液回路13とを備えている。
なお図2は透析液回路13に透析器11を接続していない状態、例えば上記透析液回路13を洗浄する際の状態を示している。
また本実施例の血液透析装置2は、上記A原液供給手段4およびB原液供給手段5からの透析用A原液および透析用B原液を用いず、A液タンク14およびB液タンク15に貯溜された透析用A原液および透析用B原液を用いて透析液を作成することも可能となっている。
上記血液回路12は、患者の血管に接続されて上記透析器11に血液を供給する動脈側通路16と、透析器11から患者に血液を戻す静脈側通路17とから構成され、これら通路は樹脂製のチューブで構成されている。
動脈側通路16および静脈側通路17の端部にはそれぞれ穿刺針16a、17aが設けられており、また動脈側通路16には血液を送液する血液ポンプP2が設けられている。
上記透析液回路13は、透析液を給排する同形の第1透析液チャンバ21および第2透析液チャンバ22と、これらに浄水を供給する給水通路23と、透析用A原液を供給するA原液通路24と、透析用B原液を供給するB原液通路25と、透析器11に新鮮な透析液を供給する透析液供給通路26と、透析器11で使用した使用済み透析液を回収する透析液回収通路27と、使用済みの透析液を排液する廃液通路28とを備えている。
第1透析液チャンバ21および第2透析液チャンバ22の内部は2枚のダイアフラムによって区画され、上記透析液が作成される混合容器としての供給室21a,22aと、使用済み透析液が収容される回収容器としての回収室21b、22bと、これらの間に形成された中間室21c、22cとが形成されている。
上記中間室21c、22cの内部には粘性を有する液体が充満しており、第1、第2透析液チャンバ21、22には各中間室21c、22cにこの粘性液を給排して容積を増減させる、上記制御手段によって制御される給排ポンプ29、30が接続されている。
これら給排ポンプ29、30が中間室21c、22cの容積を増減させることによって、供給室21a、22aもしくは回収室21b、22bの容積を拡大もしくは縮小させることができるようになっている。
第1、第2透析液チャンバ21、22の供給室21a,22aには、上記給水通路23および透析液供給通路26がそれぞれ分岐して接続されており、上記給水通路23の分岐部分にはそれぞれ制御手段によって開閉される給液弁V1、V2が設けられ、上記透析液供給通路26の分岐部分にはそれぞれ供給弁V3,V4が設けられている。
一方第1、第2透析液チャンバ21、22の回収室21b、22bには、上記透析液回収通路27および廃液通路28がそれぞれ分岐して接続されており、透析液回収通路27の分岐部分にはそれぞれ制御手段によって開閉される回収弁V5、V6が設けられ、廃液通路28の分岐部分にはそれぞれ廃液弁V7、V8が設けられている。
また上記給水通路23には、その上流端から順に、上記浄水供給配管6と接続されるホースロ23aと、制御手段の制御によって開閉される第1開閉弁V11と、浄水を加温するヒータHと、浄水を送液する浄水ポンプP1と、制御手段の制御によって開閉される第2開閉弁V12とが設けられ、上記浄水供給手段3から供給されて上記浄水供給配管6を流通した浄水を、加温して上記第1、第2透析液チャンバ21、22の供給室21a、22aへと送液するようになっている。
また上記給水通路23には熱交換器31が設けられて、流通する浄水をヒータHの手前で予め加温するようになっており、当該熱交換器31における浄水を流通させる部分は熱伝導性の高い金属製(例えばステンレス製)となっている。
上記A原液通路24は、その下流端が上記給水通路23における上記第2開閉弁V12の下流側に接続され、上記給水通路23との接続位置に隣接した位置には制御手段の制御によって開閉される第3開閉弁V13が設けられている。
上記A原液通路24は上記第3開閉弁V13に隣接した位置で分岐しており、分岐した一方の端部には上記A液タンク14に装着されるノズル24aが、他方の端部には上記A原液供給配管7に接続されるホースロ24bが設けられている。
上記ノズル24aは、上記A液タンク14の透析用A原液を用いて透析液を作成する際には、上記A液タンク14の内部に挿入されて当該A液タンク14内の透析用A原液を吸引するようになっている。
また上記ノズル24aは、上記A原液供給配管7からの透析用A原液を使用して透析液を作成する際、もしくは透析液回路13の洗浄をする際には、A液タンク14より取り外されて、有底筒状のさや32に収納されるようになっている。
またA原液通路24における上記A原液供給配管7との接続のために分岐した通路には、制御手段の制御によって開閉される第4開閉弁V14および第5開閉弁V15が設けられている。
上記B原液通路25は上記給水通路23における上記A原液通路24の接続位置よりも下流側に接続されており、上記給水通路23との接続位置に隣接した位置には制御手段の制御によって開閉される第6開閉弁V16が設けられている。
上記B原液通路25は上記第6開閉弁V16に隣接する位置で分岐しており、分岐した一方の端部には上記B液タンク15に接続されるノズル25aが、他方の端部には上記B原液供給配管8に接続されるホースロ25bが設けられている。
上記ノズル25aは上記B液タンク15内の透析用B原液を吸引するようになっているが、A原液通路24のノズル24aと同様、上記B原液供給配管8からの透析用B原液を使用して透析液を作成する際もしくは透析液回路13を洗浄する際には、さや33に収納されるようになっている。
またB原液通路25における上記B原液供給配管8との接続のために分岐した通路には、制御手段の制御によって開閉される第7開閉弁V17および第8開閉弁V18が設けられている。
上記透析液供給通路26の下流端はコネクタ26aを介して上記透析器11に接続可能となっており、透析液回路13を洗浄する際には透析器11から離脱されて、血液透析装置2に設けられた中継通路34の一端に接続されるようになっている。
また透析液供給通路26には、透析液の有害成分を除去する透析液フィルタF1と、上記制御手段の制御によって開閉される第9開閉弁V19とが設けられている。
上記透析液フィルタF1の一次側には、上記透析液供給通路26と透析液回収通路27とを連通させる第1接続通路35が接続され、該第1接続通路35には上記制御手段の制御によって開閉される第10開閉弁V20が設けられている。
透析治療中、上記第9開閉弁V19は開放されるとともに上記第10開閉弁V20は閉鎖され、例えば図示しない濃度センサによって濃度の不良が検出された場合には、上記第9開閉弁V19を閉鎖して第10開閉弁V20を開放することにより、不良透析液を透析器11を通過させずに、上記第1接続通路35を介して透析液回収通路27へと送液するようになっている。
上記透析液回収通路27の上流部分はコネクタ27aを介して上記透析器11に接続可能となっており、図2に示すように透析液回路13を洗浄する際には透析器11から離脱されるとともに上記中継通路34の他端に接続されて、上記透析液供給通路26と連通されるようになっている。
透析液回収通路27には、透析液を送液する透析液ポンプP3が設けられており、上記第1接続通路35は上記透析液ポンプP3と透析器11との間に接続されている。
また透析液回収通路27における上記透析液ポンプP3の下流側に隣接した位置には、上記廃液通路28との間に第2接続通路36が接続され、当該第2接続通路36との接続位置には脱気槽37が設けられており、また当該第2接続通路36には制御手段の制御によって開閉される第11開閉弁V21が設けられている。
さらに、透析液回収通路27における上記透析液ポンプP3の上流側に隣接した第1接続通路35との間の位置には、該透析液回収通路27と上記給水通路23とを接続する第2給水通路38が接続され、当該第2給水通路38の他端は上記給水通路23における上記熱交換器31とヒータHとの間に接続されている。
上記廃液通路28は、その下流端から順に、医療機関に配設された廃液配管39に接続されるホースロ28aと、制御手段の制御によって開閉される第12開閉弁V22とを備えている。
また上記廃液通路28における上記第12開閉弁V22と上記第2接続通路36との接続位置との間には、上記熱交換器31が設けられており、上記給水通路23と同様、当該熱交換器31の部分の配管は金属製となっている。
また上記透析液回路13には、上記血液透析装置2の洗浄の際に使用するため、上記給水通路23に接続された洗浄液通路40と、上記A原液通路24およびB原液通路25と上記廃液通路28との間に設けた迂回通路41とを備えている。
上記洗浄液通路40は、その一端が上記給水通路23における上記浄水ポンプP1と上記第2開閉弁V12との間に接続され、当該給水通路23との接続位置の近傍には制御手段の制御によって開閉される第13開閉弁V23が設けられている。
また洗浄液通路40における第13開閉弁V23の下流側には、配管を介して洗浄液の原液を収容する洗浄液タンク42が接続されており、洗浄液通路40との接続位置には制御手段の制御によって開閉される第14開閉弁V24が設けられている。
さらに洗浄液通路40は、上記洗浄液タンク42の接続位置よりもさらに下流側において分岐しており、上記A原液通路24およびB原液通路25の上記ノズル24a、25aを収納するさや32、33の下端部にそれぞれ接続されている。
上記迂回通路41は、その上流端が分岐してそれぞれ上記A原液通路24およびB原液通路25のノズル24a、25aを収納する上記さや32、33の上端部に接続され、各さや32、33に隣接した位置には、それぞれ制御手段による制御によって開閉される第15開閉弁V25および第16開閉弁V26が設けられている。
また迂回通路41の下流端は、上記廃液通路28における上記熱交換器31と第12開閉弁V22との間に接続され、特に廃液通路28の下流端近傍に接続されることが望ましい。
上記構成を有する血液透析装置2の使用方法について説明する。ここでは最初に透析治療の際に上記A原液供給手段4の透析用A原液およびB原液供給手段5の透析用B原液を用いて透析液を作成する際の動作について説明する。なお、ここでは上記透析液供給通路26および透析液回収通路27がそれぞれ上記透析器11に接続されているものとして説明する。
透析治療の際、A原液通路24のホースロ24bが上記A原液供給配管7に接続されるとともに上記ノズル24aがさや32に収納され、さらにA原液通路24の上記第3開閉弁V13を閉鎖し、第4、第5開閉弁V14、V15を開放する。
これと同様、B原液通路25のホースロ25bはB原液供給配管8に接続されるとともに上記ノズル25aがさや33に収納され、さらにB原液通路25の上記第6開閉弁V16を閉鎖し、第7、第8開閉弁V17、V18を開放する。
一方、第1透析液チャンバ21では、給水通路23の給液弁V1と廃液通路28の廃液弁V7とを開放し、透析液供給通路26の供給弁V3と透析液回収通路27の回収弁V5とを閉鎖しておく。
この状態で給水通路23の上記第2開閉弁V12を開放し、上記浄水供給手段3より供給された浄水が上記浄水供給配管6を介して浄水ポンプP1によって送液され、当該浄水は第1透析液チャンバ21の供給室21aに流入する。
そして供給室21aに所定量の浄水が供給されると、第2開閉弁V12を閉鎖して浄水の供給を停止させ、続いて制御手段は上記A原液通路24の第3開閉弁V13を開放し、さらに上記第1透析液チャンバ21の給排ポンプ29を作動させて中間室21cの容積を縮小させる。
このとき、上記A原液供給配管7ではA液ポンプPAによって透析用A原液がA原液通路24に供給されており、中間室21cの容積が縮小された分だけ供給室21aの容積が拡大して、当該供給室21aには当該拡大分の透析用A原液が引き込まれる。
続いて制御手段は、上記A原液通路24の第3開閉弁V13を閉鎖して透析用A原液の供給を停止し、さらに第2開閉弁V12を開放するとともに給排ポンプ29を作動させて浄水を供給室21aに流入させ、これにより給水通路23に残る透析用A原液を供給室21aに収容させ、給水通路23において透析用B原液と混合されることを防ぐ。
その後、上記B原液通路25の第6開閉弁V16を開放するとともに、上記給排ポンプ29を作動させて中間室21cの容積をさらに縮小させる。
このとき、上記B原液供給配管8からはB液ポンプPBによって透析用B原液がB原液通路25に供給されており、中間室21cの容積が縮小された分だけ供給室21aの容積が拡大して、当該拡大分の透析用B原液が供給室21aに引き込まれる。
その後、制御手段は上記B原液通路25の第6開閉弁V16を閉鎖して透析用B原液の供給を停止する。
これにより、供給室21aの内部で浄水、透析用A原液、透析用B原液が混合され、所定濃度の透析液が作成されることとなる。
このようにして第1透析液チャンバ21の供給室21aで透析液が作成されて当該供給室21aの容積が増大すると、回収室21bの容積が縮小されるため、作成された透析液と同量の使用済み透析液が当該回収室21bから透析液廃液通路28へと排出されることとなる。
一方上記第2透析液チャンバ22では、第1透析液チャンバ21の動作と並行して、隣接する透析液供給通路26の供給弁V4と透析液回収通路27の回収弁V6とが開放され、給水通路23の給液弁V2と廃液通路28の廃液弁V8とが閉鎖されている。
この状態で、上記回収室22bには上記透析液ポンプP3によって送液された使用済みの透析液が流入し、当該回収室22bの容積増大に伴って供給室22aの容積が縮小されることから、供給室22aからは新鮮な透析液が透析液供給通路26を介して透析器11に供給されることとなる。
その後、上記制御手段が上記給液弁V1,V2、供給弁V3,V4、回収弁V5,V6、廃液弁V7,V8、を交互に開閉することにより、継続的に第1、第2透析液チャンバ21、22で作成した透析液を透析液供給通路26を介して透析器11に供給し、かつ透析器11を通過した使用済みの透析液を上記透析液回収通路27を介して第1、第2透析液チャンバ21、22に回収することが可能となっている。
また透析治療中において、上記給排ポンプ29、30を作動させて中間室21c、22cの容積を減少させると、回収室21b、22bに使用済み透析液を吸引することができ、上記透析液回収通路27の圧力が低下して透析器11において血液から除水することができる。
次に、図示はしないが、上記A液タンク14およびB液タンク15の透析用A原液、透析用B原液を用いて透析液を作成して、透析治療を行う場合について説明する。
このときは、A原液通路24のノズル24aをA液タンク14に装着し、また上記第3開閉弁V13および第4、第5開閉弁V14、V15を閉鎖する。
これと同様、B原液通路25のノズル25aをB液タンク15に装着し、また上記第6開閉弁V16および第7、第8開閉弁V17、V18を閉鎖する。
その後の動作は、上述したA原液供給手段4およびB原液供給手段5から供給される透析用A原液および透析用B原液を使用して透析液を作成する場合と同様の動作となるため、詳細な説明については省略する。
次に、上記血液透析システム1を構成する全ての血液透析装置2において透析治療が終了し、第1、第2透析液チャンバ21、22を含む透析液回路13の全域を洗浄した後、各血液透析装置2におけるA原液通路24およびB原液通路25の洗浄を行う際の動作について説明する。なお、透析液回路13の全域を洗浄する際の動作については従来公知であるので詳細な説明は省略する。
まず図1における血液透析システム1において透析治療が終了した時点では、上記A原液供給配管7にはそれまで使用していた透析用A原液が残存しており、また上記B原液供給配管8にも透析用B原液が残存している。
そこで、まずこれらA原液供給配管7およびB原液供給配管8に残存している原液を排出させるため、上記浄水供給配管6の浄水供給弁VWと、A原液供給配管7のA液供給弁VAと、B原液供給配管8のB液供給弁VBとを閉鎖し、洗浄液供給配管10の洗浄液供給弁VCとA原液排液弁VD、B原液排液弁VEを開放する。
この状態で、上記浄水供給手段3から浄水を供給し、これをA液ポンプPA、B液ポンプPBで送液し、残存している原液をA原液排液弁VD、B原液排液弁VEを介して排出する。
続いて、A原液排液弁VD、B原液排液弁VEを閉鎖し、浄水に洗浄液供給手段9から洗浄液の原液を供給して、所定濃度の洗浄液を作成して各血液透析装置2に供給するようになっている。
なお、上記浄水供給配管6の浄水供給弁VWは閉鎖されているため、血液透析装置2における給水通路23へは洗浄液が供給されないようになっている。
次に図3に示すように、各血液透析装置2では、上記給水通路23の第2開閉弁V12が閉鎖されており、また上記A原液通路24はA原液供給配管7に接続されるとともに上記ノズル24aは上記さや32に収納されており、B原液通路25は上記B原液供給配管8に接続されるとともに上記ノズル25aは上記さや33に収納されている。
また透析液回路3の洗浄が終了した時点において、上記給水通路23、透析液供給通路26、透析液回収通路27、廃液通路28には、浄水または洗浄液が満たされているが、上記A原液通路24における第4開閉弁V14とホースロ24bとの間には、それまで使用していた透析用A原液が残存しており、また上記B原液通路25における第7開閉弁V17とホースロ25bとの間にも透析用B原液が残存している。
この状態から、A原液通路24の第3開閉弁V13を閉鎖するとともに第4、第5開閉弁V14、V15を開放し、さらに上記ノズル24aを収納したさや32に接続されている迂回通路41の第15開閉弁V25を開放する。
一方、B原液通路25の第6、第7、第8開閉弁V16、V17、V18を開放し、さらに上記ノズル25aを収納したさや33に接続されている迂回通路41の第16開閉弁V26を閉鎖する。
まず、透析用A原液および洗浄液の流通経路について説明すると、まず上記第1透析液チャンバ21では、供給室21aに繋がる給液弁V1および供給弁V3を閉鎖するとともに、回収室21bに繋がる回収弁V5を閉鎖し、さらに廃液弁V7を開放する。一方、第2透析液チャンバ22の回収室22aに繋がる回収弁V6および廃液弁V8を閉鎖しておく。
この状態から上記第3開閉弁V13は閉じたまま、A原液通路24の第4、第5開閉弁V14、V15を開放し、また迂回通路41の第15開閉弁V25を開く。
さらに、廃液通路28に設けた第12開閉弁V22を閉鎖し、これにより廃液通路28や迂回通路41における液の流通が停止した状態となっている。
この状態から、上記給排ポンプ29によって第1透析液チャンバ21の中間室21cから粘性液を排出させ、縮小された容積に見合う量の液を廃液通路28から拡大された回収室21bへと引き込む。
このとき給排ポンプ29が中間室21cから排出させる粘性液の量は、廃液通路28における迂回通路41の接続位置から熱交換器31までに貯溜されている液(図中aの範囲の量)に見合う量に設定されている。
このため、迂回通路41を流通する液は廃液通路28に流入するものの、上記熱交換器31までは到達せず、上記回収室21bにはそれまで廃液通路28に残存していた液だけが流入することとなる。
そして、迂回回路41の液が廃液通路28へと引き込まれると、これに伴ってA原液通路24の透析用A原液が上記ノズル24aおよびさや32を介して迂回回路41へと引き込まれ、さらにA原液供給配管7からはA原液通路24へと洗浄液が流入して残存している透析用A原液とともにノズル24aへと移動する。
次に、図4に示すように、廃液通路28の第12開閉弁V22を開放するとともに給排ポンプ29が第1透析液チャンバ21の中間室21cに粘性液を供給して中間室21cの容積を拡大させる。
すると回収室21bの容積が縮小されて液が押し出され、これにより廃液通路28の液はホースロ28aの方向に送液され、上記第12開閉弁V22を越えて上記廃液配管39に排出されることとなる。
このとき、上記迂回通路41より廃液通路28に流入した液は、上記範囲aまで引き込まれていることから、この範囲aの透析用A原液が迂回通路41との接続位置を超えて排液配管39に向けて送液されることとなる。
そして制御手段は、上記動作を1サイクルとして、A原液通路24に残存していた透析用A原液の全てが上記迂回通路41を介して廃液通路28に引き込まれ、さらに上記廃液配管39に排出されるまで、上記サイクルを複数回繰り返す。
このような動作を行うことで、A原液供給配管7から所定量ずつ洗浄液を血液透析装置2に引き込むことができ、A液ポンプPAからの距離に関係なく各血液透析装置2に均等に洗浄液を供給することが可能となる。
また、定量ずつ計量しながら洗浄液を引き込むことにより、洗浄液の使用量が節約され、浄水供給手段3からの供給が枯渇することが防止される。
さらに、図3の状態において第1透析液チャンバ21の回収室21bに引き込む液体の量を、廃液通路28における迂回通路41の接続位置から熱交換器31までの間の上記範囲aに貯溜されている量と同じ量とすることで、廃液通路28に流入する透析用A原液が熱交換器31まで到達しないようにすることができる。これにより、熱交換器31を構成する金属製の部分に透析用A原液が接触することを回避し、腐食を防止することができる。
なお、同時に洗浄する血液透析装置2の台数が少なく、洗浄液の供給に余裕がある場合には、回収室21bで定量ずつ計量しながら洗浄液を引き込む必要はなく、上記廃液通路28の第12開閉弁V22を開放させることで、透析用A原液を迂回通路41から廃液通路28へと流通させて直接排液させることができる。
次に、上記透析用B原液および洗浄液の流通経路について説明すると、図3に示すように、上記第2透析液チャンバ22の供給室22aに繋がる給液弁V2を開くとともに供給弁V4を閉鎖する。
また、上記第1接続通路35における第10開閉弁V20および第2接続通路36の第11開閉弁V21を閉鎖し、B原液通路25の第6、第7、第8開閉弁V16、V17、V18を開放し、かつ迂回通路41の第16開閉弁V26を閉鎖する。
この状態において、透析液ポンプP3は停止させており、また上記供給弁V4が閉鎖されているため、液の流通はない。
この状態から、上記給排ポンプ30が第2透析液チャンバ22の中間室22cから粘性液を排出させ、中間室22cの容積を縮小させると、上記供給室22aの容積が拡大し、拡大した容積に見合う量の液が、給水通路23を介してB原液通路25から供給室22aへと引き込まれ、またB原液供給配管8からはB原液通路25へと洗浄液が流入して、残存している透析用B原液が押し出される。
この時、上記第2透析液チャンバ22の供給室22aには、予め透析液回路を洗浄した際に使用した液が貯留されており、供給室22aに引き込まれた透析用B原液はこの液とともに供給室22aにおいて撹拌され、希釈されるようになっている。
また、供給室22aに液を引き込むタイミングおよび時間は、上記第1透析液チャンバ21において回収室21bに液を引き込むタイミングおよび時間と同じに設定されている。
次に、図4に示すように、第2透析液チャンバ22に繋がる上記給液弁V2を閉じるとともに供給弁V4を開放し、さらに上記第1接続通路35における第10開閉弁V20および第2接続通路36の第11開閉弁V21を開放する。
この状態で給排ポンプ29が第1透析液チャンバ21の中間室21cに粘性液を供給するタイミングに合わせて、給排ポンプ30が第2透析液チャンバ22の中間室22cに粘性液を供給する。
これにより、第2透析液チャンバ22の中間室22cの容積が拡大して供給室22aの容積が縮小されるため、当該供給室22aに引き込まれた透析用B原液が透析液供給通路26へと押し出される。
さらに透析用B原液は、上記第1、第2接続通路35、36を通過して廃液通路28へと流通され、熱交換器31を通過した後、廃液配管39に排出される。
制御手段は、上記動作を1サイクルとして、B原液通路25の透析用B原液の全てが廃液通路28を介して上記廃液配管39に排出されるまで、上記サイクルを複数回繰り返す。
このような動作を行うことで、B原液供給配管8から所定量ずつ洗浄液を血液透析装置2に引き込むことができ、B液ポンプPBからの距離に関係なく各血液透析装置2に均等に洗浄液を供給することが可能となる。
また、定量ずつ計量しながら洗浄液を引き込んでいるので、洗浄液の使用量が節約され浄水供給手段3からの供給が枯渇することが防止される。
さらに、上記第2透析液チャンバ22の供給室22aでは、予め貯溜されていた液によって透析用B原液が希釈されるため、その後廃液通路28に流通された際に上記迂回通路41との接続位置において透析用A原液と混合されても、後述するような急激な炭酸カルシウムの析出が防止されるようになっている。
すなわち、透析用A原液と透析用B原液とが混合されると、透析用A原液に含有されるカルシウムと透析用B原液の炭酸水素ナトリウムとによって炭酸カルシウムが析出し、これが透析液の流通経路にスケールとなって堆積してしまうことが知られている。
そして上記透析用A原液と透析用B原液とが原液のまま混合された場合には、急激に炭酸カルシウムが析出してスケールが堆積するため、給水通路23に浄水を流通させない上記洗浄時には、透析用A原液と透析用B原液とが原液のまま混合されることを防止する必要がある。
そこで本実施例のように、上記透析用A原液の流通経路を上記迂回通路41を介して廃液通路28より廃液される経路とし、透析用B原液の流通経路を上記透析治療の際と同様、透析液供給通路26および透析液回収通路27を介して廃液通路28より廃液される経路としている。
これにより、透析液供給通路26および透析液回収通路27では、透析用A原液と透析用B原液とが原液のまま混合されることはなく、炭酸カルシウムの析出を防止して、上記スケールの堆積を防止することが可能となる。
また、本実施例では、上記廃液通路28における迂回通路41と合流した位置において、透析用A原液の流通経路と透析用B原液の流通経路とが交わることとなるが、透析用B原液は供給室22aで洗浄液と撹拌されて希釈されているため、急激に炭酸カルシウムが析出されることはない。
なお、A原液通路24とB原液通路25を順番に洗浄することにより、上記透析用A原液と透析用B原液とが上記廃液通路28と迂回通路41との合流部分を通過するタイミングを異ならせ、原液のまま混合されることを防止することも可能である。
また上記実施例では、上記廃液通路28に設けた熱交換器31を構成する金属部分を上記迂回通路41によって迂回することにより、透析液回路13における金属部分が透析用A原液に含まれる上記塩化ナトリウムによって腐食してしまうのを防止することができる。
さらに、図3に示すように廃液通路28に透析用A原液を流入させる際、第1透析液チャンバ21の回収室21bへの引き込み量を、迂回通路41の接続位置から熱交換器31までの間の上記範囲aに貯溜された量と同量とすることで、熱交換器31に透析用A原液が流通して金属部分が腐食することを防止している。
なお、上記実施例における血液透析装置2は、A液タンク14の透析用A原液およびB液タンク15の透析用B原液を用いて透析液を作成することが可能であるが、これらA液タンク14およびB液タンク15を有さない血液透析装置2であってもよい。
その場合、上記A原液通路24でA原液供給配管7と給水通路23を直接連通させ、また上記迂回通路41をA原液通路24における給水通路23との接続部分近傍に接続すればよい。またその場合には上記迂回通路41における上記B原液通路25側への分岐部分は不要となる。
また、上記実施例では洗浄液によって押し流した透析用B原液を上記第1、第2接続通路35、36を介して廃液通路28より排出しているが、通常の透析治療と同様、透析液回収通路27から第2透析液チャンバ22の回収室22bに回収させてから、上記廃液通路28より廃液するようにしてもよい。
また、透析液供給通路26と透析液回収通路27とを連通させる接続通路として中継通路34を使用してもよい。
さらに、上記洗浄液としては上記洗浄液供給手段9を作動させず、単に浄水だけを供給することも可能であり、上記A原液供給配管7およびB原液供給配管8内に残留する透析用A原液および透析用B原液を浄水に置換するものであってもよい。
1 血液透析システム 2 血液透析装置
3 浄水供給手段 4 A原液供給手段
5 B原液供給手段 6 浄水供給配管
7 A原液供給配管 8 B原液供給配管
21 第1透析液チャンバ 22 第2透析液チャンバ
21a、22a 供給室(混合容器) 21b、22b 回収室(回収容器)
24 A原液通路 25 B原液通路
26 透析液供給通路 27 透析液回収通路
28 廃液通路 35 第1接続通路
41 迂回通路

Claims (4)

  1. 塩化ナトリウムを主成分としてカルシウムを含有する透析用A原液と炭酸水素ナトリウムを主成分とする透析用B原液とを混合して透析液を作成する混合容器と、上記混合容器に上記透析用A原液を供給するA原液通路と、上記混合容器に上記透析用B原液を供給するB原液通路と、上記混合容器で作成した透析液を透析器へと流通させる供給通路と、上記透析器で使用した使用済み透析液を回収する回収容器と、上記透析器から上記回収容器へ使用済み透析液を流通させる回収通路と、上記回収容器から上記使用済み透析液を排液させる廃液通路とを備え、
    上記A原液通路およびB原液通路のそれぞれに、透析用A原液を供給するA原液供給配管および透析用B原液を供給するB原液供給配管を接続可能とし、
    上記A原液通路およびB原液通路を洗浄する際には、上記A原液供給配管およびB原液供給配管から洗浄液を供給して、これらA原液通路およびB原液通路を上記洗浄液によって洗浄する血液透析装置において、
    上記A原液通路と上記廃液通路とを連通させる迂回通路を設け、
    上記A原液通路およびB原液通路を洗浄する際、
    上記A原液供給配管から供給された洗浄液を、上記A原液通路から上記迂回通路を介して上記廃液通路に流通させることにより、A原液通路に残存する透析用A原液を、上記供給通路および回収通路においてB原液通路に残存する透析用B原液と混合させることなく排液することを特徴とする血液透析装置。
  2. 上記供給通路と回収通路とを連通させる接続通路を設け、
    上記A原液通路およびB原液通路を洗浄する際、
    上記B原液供給配管から供給された洗浄液を、上記B原液通路から上記混合容器に流入させ、さらに上記接続通路を介して供給通路から回収通路へと流通させることを特徴とする請求項1に記載の血液透析装置。
  3. 上記回収容器は、容積が縮小することで上記廃液通路に液体を送り出すとともに、容積が拡大することで当該廃液通路の液体を引き込むように構成され、
    上記A原液通路およびB原液通路を洗浄する際、
    上記回収容器の容積を拡大させて、上記迂回通路から上記廃液通路に透析用A原液を流入させ、
    続いて上記回収容器の容積を縮小させて、上記廃液通路に流入した透析用A原液を当該廃液通路から排液することを特徴とする請求項1または請求項2のいずれかに記載の血液透析装置。
  4. 上記廃液通路に熱交換器が設けられており、上記迂回通路を上記廃液通路における上記熱交換器よりも下流側に接続し、
    上記回収容器の容積を拡大させて、上記迂回通路から上記廃液通路に透析用A原液を流入させる際、
    上記廃液通路における迂回通路の接続位置から熱交換器までの間に透析用A原液を流入させることを特徴とする請求項3に記載の血液透析装置。
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