JP2015155794A - 鉛直型真空炉用のワークロード昇降システム - Google Patents

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Abstract

【課題】本発明に係る1つの態様は、簡便な構成で、真空炉を水平状態に維持しつつ昇降させることができる鉛直型真空炉アセンブリを提供することを目的とする。【解決手段】本発明によれば、第1および第2の支柱と、第1および第2の支柱を表面に固定するための固定手段と、第1および第2の支柱を互いに離間させた状態で接続する横梁と、第1および第2の支柱の対向する面に長手方向に形成された第1および第2のガイドチャネルと、第1および第2のガイドチャネル内に移動可能に配置された昇降台車と、横梁に支持された往復可能な昇降機構であって、昇降台車を上昇または下降させるために昇降台車に機械的に固定され、制御システムに電気的に接続され、往復可能な昇降台車を上昇または下降させるように動作可能な昇降機構とを有する、予め組み立てられた支持モジュールを備えた鉛直型真空炉アセンブリを提供することができる。【選択図】図1

Description

本発明は、真空熱処理炉に関し、とりわけ鉛直方向に配置された真空炉、およびワークロード(被処理部材)を真空熱処理炉の内部に上昇させ、その内部から下降させるための昇降装置に関するものである。
水平型構成または鉛直型構成を有する工業用真空熱処理炉が知られている。水平型構成を有する真空炉においては、熱処理される部品のワークロードが、これを並進移動させる装置を用いて、熱処理炉チャンバ内に搬入される。鉛直型構成を有する真空炉においては、昇降装置を用いて、ワークロードを工場のフロアから高位置にある熱処理炉チャンバまで持ち上げられる。
鉛直型真空炉用の昇降システムの既知の構造は、4点昇降装置を採用している。この装置は、通常、ワークロードが平坦に持ち上げられるように同期して動作する4つのボールねじを有している。ボールねじを互いに同期して動作させるためには、複数のギアボックスとおよび接続部品を含む連結シャフトが用いられる。こうした昇降装置の既知のデザインは、製造現場で組立て、位置合わせし、さらに輸送のために分解する必要のある数多くの部品から構成されている。真空炉が顧客の現場に届けられると、再び、リフト装置を組み立て、位置合わせしなければならない。これは、時間の掛る作業であって、通常、配送時間スケジュールに数日の日数を追加することになる。
既知の昇降機構に用いられるギアボックス、駆動シャフト、および接続部品は、ワークロードを昇降させるように動作する際、相当大きなノイズを発生する。駆動シャフト、モータシャフト、ギアボックスシャフト、およびボールねじシャフトを接続する接続部品は、時間の経過とともに緩んでくる。この場合、1つまたはそれ以上のボールねじが他のボールねじと同期して動作しなくなる。そのような非同期動作は、昇降機構に致命的なダメージを与え得る。ボールねじの非同期動作があまりにもひどくなった場合、ワークロード自体ひいては真空炉内のホットゾーンさえも、ダメージを受けることがある。
既知の鉛直型真空炉用の昇降機構は、コイルスプリングを介して真空炉のボトム昇降構造に当接する昇降ポイントを有している。その昇降機構は、機械式リミットスイッチが作動して、昇降構造が完全に持ち上げられた最終位置にあることを示すまで、ボトムドアを炉に向けて持ち上げる。持ち上げられた最終位置において、ボトム昇降構造が炉の容器の上部に接しているので、スプリングの圧縮量は小さい。機械式スィツチが、適切に調整されず、または調整不具合が生じた場合、スプリングは過剰に圧縮され、昇降構造およびドアが曲げダメージを受けることがある。
鉛直型真空炉用の既知の昇降システムに関する上記問題を鑑みて、既知の昇降システムに関する問題を解消する鉛直型真空炉用の昇降装置を提供することが望まれている。
本発明に係る鉛直型真空炉内にワークロードを昇降させるシステムは、2つのボールねじを有し、各ボールねじは、サーボ型モータによって駆動され、位置情報をフィードバックするエンコーダおよび/またはレゾルバを用いて、電気サーボ駆動システムによって同期駆動される。各ボールねじは、トラック内を案内される昇降部品を昇降させるような構成および構造を有する。ボールねじとモータを有する昇降システムは、鉛直型炉のレッグ構造に組み込まれる。レッグ/エレベータ/ボールねじ/モータの複合体は、出荷およびエンドユーザの現場における組み立てのために完全な状態に維持されるモジュール式のアセンブリである。
ギアボックス、シャフト、および連結部品を備えていないため、昇降部品の昇降移動はきわめて静かである。各サーボモータが、それぞれのボールねじに直接的に連結されている。移動行程の終点付近における昇降移動の加速および減速をサーボ駆動システムにプログラムすることができる。これにより、昇降構造物と昇降部品の取出ポイントとの間に設けられるばねを排除することができる。エンコーダにより正確にフィードバックすることにより、昇降部品を完全に上昇した位置または完全に下降した位置に配置することができる。
本発明に係る昇降システムの別の有利な特徴は、昇降機構上のボールねじの固定ポイントが、ボールねじに対してほとんど、またはまったく応力を与えることなく、位置ずれを排除するジョイント連結部を有する点にある。
添付図面を参照しながら、以下の詳細な説明および上述の発明の要約を読むと、より十分に理解されるであろう。
本発明に係る鉛直型真空炉アセンブリの斜視図である。 図1に示す鉛直型真空炉アセンブリの正面図である。 図1に示す鉛直型真空炉アセンブリに用いられるレッグアセンブリの斜視図である。 図3に示すレッグアセンブリの背面図である。 図1に示す鉛直型真空炉に用いられるボトムヘッドアセンブリの斜視図である。 図5に示すボトムヘッドアセンブリの平面図である。 図5に示すボトムヘッドアセンブリの正面図である。 図3に示すレッグアセンブリで用いられる昇降台車の正面斜視図である。 図8に示す昇降台車の背面斜視図である。 図3に示すレッグアセンブリに用いられるボールねじジャッキの斜視図である。 図10に示すボールねじジャッキの正面図である。 図1に示す鉛直型真空炉に用いられるサーボモータ制御システムのブロック図である。
ここで添付図面、とりわけ図1および2を参照すると、本発明に係る真空炉10が示されている。この真空炉10は、鉛直型の構成を有し、真空炉が配置される施設のフロアに対して持ち上げられている。真空炉10は、加圧式または真空式の容器(加圧/真空容器)12と、真空ポンプ14とを有している。加圧/真空容器12は、第1のレッグアセンブリ16と第2のレッグアセンブリ18とからなる一対のレッグアセンブリによって支持されている。レッグアセンブリ16,18の上端に作業台20が取り付けられている。制御キャビネット22と制御コンソール24が、好適には、真空炉10に隣接して設けられている。
加圧/真空容器12は本体部26を有し、本体部はその下端部に開口部28を有する。加圧/真空容器12は、金属部品のワークロードを熱処理するために真空炉を動作させるとき、開口部28を閉口するように移動可能なボトムヘッドアセンブリ30を有する。加圧/真空容器12の本体部26は、複数の支持アームによりレッグアセンブリ16,18上に取り付けられている。支持アーム40a,40b,40c,40dが圧力式の容器本体部26の前方部分をレッグアセンブリ16,18の前方部分に取り付けるために設けられている。同様の一連の支持アーム(図示せず)が圧力式の容器本体部26の後方部分をレッグアセンブリ16,18の後方部分に取り付けるために設けられている。
ここで図3および図4を参照すると、レッグアセンブリ16の構成がより詳細に示されている。レッグアセンブリ18は、レッグアセンブリ16と実質的に同様に構成され配置されている。よってレッグアセンブリ16についてのみ記述する。
レッグアセンブリ16は、一対の支柱32a,32bを有する。支柱32a,32bは、横梁34および床板35に一体に接続されている。床板35は、支柱32a,32bの底部に固定され、好適には溶接により固定されている。横梁34は、支柱32a,32bの下端と上端の中間の位置において支柱32a,32bの間に取り付けられている。
またレッグアセンブリ16は、ボトムヘッドアセンブリ30を加圧式の容器本体部に対して昇降させるように構成された昇降機構46を含んでいる。昇降機構46は、機械式の昇降装置と、好適にはボールねじジャッキ50と、昇降装置に動作可能に連結された昇降台車(昇降トローリ)52とを有する。支柱32a,32bの対向面には、それぞれガイドチャネル42a,42bが形成または設けられている。ガイドチャネル42a,42bは、昇降台車をレッグアセンブリ16に沿って移動可能にする軌道(トラック)を形成する。図10および図11でより詳細に示すように、ボールねじジャッキ50は、既知の構造を有するねじ山付きシャフト58およびボールナット59を有する。駆動ギアボックス60がその一端部でねじ山付きシャフト58に連結されている。駆動ギアボックス60は、これに電動モータ51を取り付けるためのモータ実装部61を有する。図10および11に示すボールねじジャッキに代えて、機械ねじジャッキを用いてもよいことは当業者に理解されるであろう。
ここで図8および9を参照すると、昇降台車52は、一対のL字状の側方板70a,70bを有する。側方板は、上側横梁72と下側横梁74に一体に接続されている。図示した実施形態では、下側横梁74は、互いに平行に離間した一対の横板(バー)74’,74’’から構成されている。上側横梁72は、好適には側方板70a,70bの間の中間位置に形成された開口部88を有している。開口部88は、ボールねじジャッキ50のねじ山付きシャフト58が貫通することができるように寸法設計されて配置されている。昇降台車52は、ボールねじジャッキ50を昇降台車52に連結するためのボールねじ固定アセンブリ76を有する。下側横梁74の横板74’,74’’の間に昇降板(リフトバー)80a,80bが取り付けられている。ボールねじジャッキ50を昇降台車52に接続するために、ブラケット78が設けられている。図8および図9の実施形態で示すように、ブラケット78は、中央開口部89と複数のボルト穴とを含む実装プレート79を有する。中央開口部は、ボールねじジャッキ50のねじ山付きシャフト58が昇降台車52を貫通できるような寸法を有する。ボールねじジャッキ50のボールナット59を実装ブラケット78に取り付けるために、ボルト穴が設けられている。
実装ブラケット78は、連結板(リンクバー)82a,82b,82c,82dを介して昇降板80a,80bに連結されている。連結板82a,82bは、ピボットピン84a,84bによって昇降板80aと実装ブラケット76との間でピボット回転可能に連結されている。連結板82c,82dは、ピボットピン84c,84dによって昇降板80bと実装ブラケット76との間でピボット回転可能に連結されている。昇降台車とボールねじシャフトとの間に多少の位置ずれが生じたときでも、昇降板と実装ブラケットとの間の連結板で実現される継手連結により、ボールねじジャッキに対する横方向の実質的な応力を防止することができる。
ガイドホイールまたはガイドベアリング180a,180bが端壁板70aの外向き面に設けられている。同様に、ガイドホイールまたはガイドベアリング180c,180dが端壁板70bの外向き面に設けられている。ガイドホイール180a,180bは、それぞれ実装パッド182a,182b上で取り付けられている。同様に、ガイドホイール180c,180dは、それぞれ実装パッド182c,182d上で取り付けられている。ガイドホイール180a〜180dは、レッグアセンブリ16のガイドチャネル42a,42bに嵌合してその内部を移動するように寸法設計され、配置されている。
端壁板70a,70bは、L字状形状を有し、水平方向に延びる足部86a,86bを有する。足部86a,86bは、詳細に後述するように、加圧/真空容器のボトムヘッドアセンブリの支持構造体と係合するように配置構成される。
当業者にとって明らかなように、レッグアセンブリ16,18の構造的特徴は、レッグアセンブリをモジュールとして予め組み立てた後に真空炉とともに出荷することができるという利点を有する。レッグアセンブリを予め組み立てられたモジュールとして出荷できるので、真空炉を出荷し、真空炉をユーザの工場内で組み立てるのに必要な時間を大幅に短縮することができる。さらに上記説明から明らかなように、各レッグアセンブリの上方にある昇降機構の間において機械的な連結を必要としない。すなわち、レッグアセンブリ16,18がモジュール構造を有するため、昇降機構の間を機械的に連結する必要がなく、複数の昇降機構および既知の複数の昇降機構に必要な連結部品を正確に位置合わせし、再位置合わせする必要がない。また通常、機械式連結の部品である複数のギアボックス、駆動シャフト、および連結部品を省略することにより、相当により静かな動作を実現することができる。
ここで図5、図6および図7を参照すると、好適な実施形態に係る加圧/真空容器12のボトムヘッドが示されている。ボトムヘッドアセンブリ102は、簡便なものとするために、ほぼ平坦な外形形状(プロファイル)を有する。ボトムヘッド102は、圧力容器本体部の底部にある開口部を覆う(カバーする)ように寸法設計されたほぼ円形のスチールプレート104を有する。プレート104には、好適には、封止リング107を受容する周辺溝が形成されている。フランジ106が、プレート104の周縁部の周りに形成され、加圧/真空容器の本体部26の開口部28の周りで対応する嵌合フランジと係合するように寸法設計され、配置されている。真空炉内で約2バールより高いガス焼入れ圧力が用いられない場合、フラットなボトムヘッド装置は適当なものである。すなわち約2バールより高いガス焼入れ圧力が用いられる場合には、加圧式の容器の基準の要件に適合するために従来式の皿状またはドーム状のボトムヘッドを用いなければならない。
一対の支持ビーム(支持梁)108a,108bが、プレート104の外側に固定され、プレートを横断するように互いに離間して平行に延びている。これらの支持ビームは、プレート104を越えて突出する部分を有する。特に、支持ビーム108aは延長部110a,110bを有し、支持ビーム108bは延長部112a,112bを有する。延長部110a,110bは、昇降台車52の足部86a,86bと係合するように構成されている。同様に、延長部112a,112bは、レッグアセンブリ18上の昇降台車の対応する足部と係合するように構成されている。図7に示すように、支持レッグ114a,114bがプレート104の外側表面から鉛直方向に延びている。図7には図示されないが、一対の第2の支持レッグが支持レッグ114a,114bの後方に離間して配置されている。これらの支持レッグは、ボトムヘッドアセンブリ102がフロア上に載置されているときに、プレート104に剛性を付加するとともに、ボトムヘッドアセンブリ102を支持するように構成され、配置されている。また、これら支持レッグは、昇降台車が支持ビーム108a,108bの延長部110a,110b,112a,112bと容易に係合できるように、フロアから上方に十分な高さを与えるように寸法設計されている。
プレート104の内側表面の中央領域には複数のソケットまたはレセプタクル118が配置され、固定されている。これらのレセプタクル118は、鉛直方向に延び、炉床レールを支持する支柱部(ポスト、たとえば図1を参照)を受容するように寸法設計されている。カバープレート122は、プレート104の内側表面上に固定されて、プレート104の中央領域を覆う。カバープレート122は、スペーサリング124上に設置され、固定され、スペーサリングは、プレート104の内側表面上に固定される。カバープレート122は開口部を有し、レセプタクル118はこの開口部を貫通して延びる。ボトムヘッドアセンブリ102は、好適には、熱処理サイクル中に炉内で発生する莫大な熱からヘッドアセンブリを冷却するための手段を有する。好適には、冷却手段は、スペーサリング124とカバープレート122とからなる複合体により実現され、カバープレートは、冷却剤カバー(冷却剤被覆)として機能する密閉空間を画定する。好適には、冷却剤カバーは、水等の冷却剤の流れを制御するためのチャネル(図示せず)を有し、チャネルはプレート104の内側表面を横断するように延びている。好適には、チャネルは、プレート104の中央領域のほぼ全面が冷却剤と接することができるように配置されている。プレート104を十分に冷却して、流れが停滞したスポットまたは渦流が形成されないように、当業者ならばチャネルの配置を容易に設計することができる。ボトムヘッドアセンブリ102が加圧/真空容器の本体部26に対して閉じた状態にあるとき、カバープレートにより、冷却チャネルは真空炉の内部から隔離される。
ここで図12を参照すると、本発明に係る昇降装置の動作を制御するために好適な装置が図示されている。制御システム90は、昇降装置のフェイルセーフ動作を実現するように構成され、ボールねじドライブの動きを連動させ、昇降モータの操作を同期させる手段を設けることにより、ボトムヘッドアセンブリを水平状態で昇降させて、ボトムヘッドおよび/または昇降機構に対する損傷を回避することができる。制御システム90は、プログラマブル論理コントローラ(PLC)100と、マスタサーボ駆動回路92と、フォロワサーボ駆動回路94とを有している。昇降モータ50がマスタサーボ駆動回路92に接続されている。エンコーダ96がモータ50の駆動シャフトに機械的に連結されている。同様に、昇降モータ55がフォロワサーボ駆動回路94に接続され、レゾルバ98がモータ55の駆動シャフトに機械的に連結されている。
PLC100は、炉のオペレータにより入力される命令に応じてボトムヘッドアセンブリを昇降させるため、昇降モータ50,55を動作させる電気的な命令信号を提供するようにプログラムされたプロセッサを有する。オペレータの命令は、プッシュボタンまたはキーボード等の便利な手段を用いて、PLCに入力することができる。PLC100は、ボトムヘッドアセンブリ102が上昇位置または下降位置にあるか否かを示す状況情報を、マスタサーボ駆動回路およびフォロワサーボ駆動回路から受信するようにプログラムされている。PLC100は、ボトムヘッドアセンブリの位置を特定したとき、連動動作が実行可能であることを示す連動信号をサーボ駆動回路に送信する。マスタサーボ駆動回路92は、PLC100に接続され、命令信号を受信し、第1のフィードバック信号をPLCに出力する。フォロワサーボ駆動回路94は、マスタサーボ駆動回路92に接続され、命令信号を受信し、マスタサーボ駆動回路92を介してPLCにフィードバック信号を出力する。またPLCは、マスタサーボ駆動回路およびフォロワサーボ駆動回路からのフィードバック信号をモニタするとともに、昇降モータ50,55の同期した動作を維持するために更新された命令信号を出力するようプログラムされている。フィードバック信号は、位置および/または速度を示す指標であってもよい。エンコーダー96は、昇降モータ50の駆動シャフトの回転に基づいて第1のフィードバック信号を生成するように構成されている。エンコーダー96は、マスタサーボ駆動回路92に接続され、第1のフィードバック信号をマスタサーボ駆動回路に送信する。同様に、レゾルバ98は、昇降モータ55の駆動シャフトの回転に基づいて第2のフィードバック信号を生成するように構成されている。レゾルバ98は、フォロワサーボ駆動回路94に接続され、第2のフィードバック信号をフォロワサーボ駆動回路に出力する。好適には、このシステムは、昇降コントローラに接続された帰還リミットスイッチ(図示せず)を有する。帰還リミットスイッチは、昇降機構が完全に下降位置に達したことを検出するように配置され、システム自らが位置指標をゼロに設定するように昇降コントローラに信号を出力する。
本発明に係るサーボ駆動制御システムは、各レッグアセンブリ上の昇降機構の間において、複数のギアボックス,シャフト、および連結部品を含む機械式の連結装置を必要とすることなく、各レッグアセンブリ上の昇降機構を同期させて昇降移動させる。機械式の連結装置を省略することにより、顧客の工場で真空炉を組み立てるのに必要とされる時間を大幅に短縮させることができる。昇降機構は、鉛直型真空炉に用いられる既知の昇降機構に比して、動作音が相当により静かである。さらに、機械式の連結装置を省略することにより、長期間の使用により生じる位置ずれの問題が回避される。また本発明に係る制御システムは、正確な昇降サイクルを実現し、駆動機構が生成するトルクまたは昇降力を自ら規制して任意の昇降部品に対する偶発的な損傷を回避できるようにプログラムすることができる。昇降部品に対する偶発的な損傷を実質的に回避するために、昇降機構の駆動力は、これにより生成されるトルクまたは昇降力を自己制御されるものである。
本明細書において用いた用語および表現は、本発明を説明するために用いたものに過ぎず、本発明を何ら限定するものではない。こうした用語および表現を用いたことにより、図示および記載された特徴もしくはステップまたはその一部の任意の均等物を排除しようとするものではない。したがって本発明の範囲および精神に含まれるさまざまな変形例が実現可能であることが認識される。よって本発明は、上述した発明の範疇に属する変形例を包含するものである。

Claims (13)

  1. 鉛直型真空炉アセンブリであって、
    下端部に開口部(28)を有する真空容器(12)と、
    真空容器の開口部を閉口するような寸法を有するボトムヘッドアセンブリ(30)と、
    真空容器に固定された支持アーム(40a〜40d)を有し、真空容器の対向する両側に配置され、予め組み立てられた第1および第2の支持モジュール(16,18)からなる支持構造体と、
    制御システム(90)とを備え、
    予め組み立てられた支持モジュールのそれぞれは、
    第1および第2の支柱(32a,32b)と、
    第1および第2の支柱の底部に接続され、第1および第2の支柱を表面に固定するための固定手段(35)と、
    第1および第2の支柱を互いに離間させた状態で接続する横梁(34)であって、固定手段から第1の距離だけ上方に配置された横梁と、
    固定手段と横梁との間において、第1および第2の支柱の対向する面に長手方向に形成された第1および第2のガイドチャネル(42a,42b)と、
    第1および第2のガイドチャネル内に移動可能に配置された昇降台車(52)と、
    横梁に支持された往復可能な昇降機構(46)であって、昇降台車を上昇または下降させるために昇降台車に機械的に固定され、制御システムに電気的に接続され、往復可能な昇降台車を上昇または下降させるように動作可能な昇降機構とを有することを特徴とする鉛直型真空炉アセンブリ。
  2. 固定手段は、床板(35)を含み、
    往復可能な昇降機構は、
    一方の端部で床板に回転可能に取り付けられたねじ山付きシャフト(58)と、
    横梁に実装され、ねじ山付きシャフトの他方の端部に接続された駆動機構(51,60)と、
    ねじ山付きシャフト上に動作可能に実装され、昇降台車に接続される搬送部品(59)とを有することを特徴とする請求項1に記載の鉛直型真空炉アセンブリ。
  3. 駆動機構は、横梁に実装されたギアボックス(60)と、ギアボックスに連結された駆動モータ(51)とを有することを特徴とする請求項2に記載の鉛直型真空炉アセンブリ。
  4. 昇降台車は、互いに離間して平行に配置された第1および第2の側方板(70a,70b)と、第1および第2の側方板の上端部でこれらを連結する横梁(72)と、第1および第2の側方板の下端部でこれらを連結する横板(74)とを含む昇降アセンブリを有し、
    昇降台車は、昇降機構および搬送部品(59)にピボット回転可能に連結された連結アセンブリ(76)をさらに有することを特徴とする請求項2または3に記載の鉛直型真空炉アセンブリ。
  5. 連結アセンブリ(76)は、その下端部で昇降アセンブリの横板に固定された第1および第2の昇降板(80a,80b)と、ブラケット(78)と、第1および第2の昇降板とブラケットとの間でピボット回転可能に連結された第1および第2の連結部品(82a,82d)とを有することを特徴とする請求項4に記載の鉛直型真空炉アセンブリ。
  6. 横板は、連結アセンブリのいずれか一方側において互いに平行に離間して配置された第1の横板部品(74’)と第2の横板部品(74’’)とを有することを特徴とする請求項4に記載の鉛直型真空炉アセンブリ。
  7. 昇降台車は、ボトムヘッドアセンブリが往復可能な昇降機構(46)により上昇または下降できるように、ボトムヘッドアセンブリ(30)と係合するように構成されたアーム(86a,86b)を有することを特徴とする請求項6に記載の鉛直型真空炉アセンブリ。
  8. ボトムヘッドアセンブリは、円形のスチールプレート(104)と、スチールプレートの周縁部の周りに形成されたフランジ(106)と、スチールプレートの外側表面に固定された第1および第2の支持梁(108,108b)と、スチールプレートの内側表面に固定された、スチールプレート上でワークロードを支持するための手段とを有することを特徴とする請求項1に記載の鉛直型真空炉アセンブリ。
  9. ボトムヘッドアセンブリは、スチールプレートの内側表面に沿って冷却剤を循環させるための冷却手段(122,124)を有することを特徴とする請求項8に記載の鉛直型真空炉アセンブリ。
  10. 冷却手段は、その内部においてスチールプレートの内側表面に沿って冷却剤を案内するチャンネルと、冷却剤がチャンネル内へ導入させるためにスチールプレートに形成された入口と、冷却剤がチャンネルから導出させるためにスチールプレートに形成された出口とを有することを特徴とする請求項9に記載の鉛直型真空炉アセンブリ。
  11. 制御システムは、
    第1の支持モジュールに設けた駆動モータに接続され、第1の支持モジュールに設けた往復可能な昇降機構の鉛直方向の位置を示す電気信号を生成する第1のセンサ(96)と、
    第2の支持モジュールに設けた駆動モータに接続され、第2の支持モジュールに設けた往復可能な昇降機構の鉛直方向の位置を示す電気信号を生成する第2のセンサ(96)と、
    これらの駆動モータおよび第1ならびに第2のセンサに接続された駆動回路(92,94)と、
    駆動回路に接続され、第1および第2のセンサにより生成された位置信号を受信するプロセッサ(100)とを有し、
    プロセッサは、動作命令を受信するように構成され、駆動モータが同期して動作できるように、位置信号および動作命令に応じて命令信号を生成して、命令信号を駆動回路に送信するようにプログラムされたことを特徴とする請求項1に記載の鉛直型真空炉アセンブリ。
  12. 制御システムの駆動回路は、
    第1の支持モジュールに設けた駆動モータ、第1のセンサ、およびプログラマブル論理コントローラに接続されたマスタ駆動回路(92)と、
    第2の支持モジュールに設けた駆動モータ、第2のセンサ、およびプログラマブル論理コントローラに接続されたフォロワ駆動回路(94)とを有することを特徴とする請求項11に記載の鉛直型真空炉アセンブリ。
  13. フォロワ駆動回路は、マスタ駆動回路を介してプログラマブル論理コントローラに接続されることを特徴とする請求項12に記載の鉛直型真空炉アセンブリ。
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