JP2015155725A - すべり軸受 - Google Patents

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【課題】スラストワッシャへ安定的に給油を行うことができるすべり軸受を提供する。【解決手段】クランクシャフト11のジャーナル部11aを軸支するすべり軸受10であって、シリンダブロック12と、シリンダブロック12の下方に設けられた軸受キャップ13と、によって形成され、シリンダブロック12と軸受キャップ13との内周面に半割部材14が設けられ、半割部材14の軸方向の少なくとも一側面にスラストワッシャ20が設けられ、シリンダブロック12には、スラストワッシャ20を収納する溝16と、潤滑油を供給するための給油経路30が設けられ、給油経路30は、半割部材14の軸方向と平行なメインギャラリー31と、メインギャラリー31と、半割部材14の外周面に対向する面とを連通するオイルギャラリー32と、溝16へ潤滑油を供給するワッシャギャラリー33とを備える。【選択図】図2

Description

本発明は、すべり軸受、特に、内燃機関のクランクシャフトのすべり軸受の技術に関する。
従来、クランクシャフトのジャーナル部を軸支するすべり軸受であって、ジャーナル部の軸方向に対する荷重を支持するためのスラストワッシャを備えるすべり軸受が公知となっている(例えば、特許文献1参照)。スラストワッシャは、すべり軸受の軸方向に対向するように二枚設けられている。
特開2009−138801号公報
従来技術におけるスラストワッシャには、すべり軸受から流出した潤滑油が供給される。しかし、近年、すべり軸受の静音性能の向上や、キャビテーション対策などを目的として、クランクシャフトのジャーナル部と、すべり軸受とのクリアランスを少なくする傾向が有る。このため、すべり軸受内の潤滑油量が減少し、すべり軸受から流出する潤滑油量も減少してしまい、スラストワッシャへの給油量が不足してしまうことがあった。
本発明は、以上の如き状況を鑑みてなされたものであり、スラストワッシャへ安定的に給油を行うことができるすべり軸受を提供するものである。
請求項1においては、クランクシャフトのジャーナル部を軸支するすべり軸受であって、シリンダブロックと、前記シリンダブロックの下方に設けられた軸受キャップと、によって形成され、前記シリンダブロックと軸受キャップとの内周面に半割部材が設けられ、前記半割部材の軸方向の少なくとも一側面にスラストワッシャが設けられ、前記シリンダブロックには、前記スラストワッシャを収納する溝と、潤滑油を供給するための給油経路が設けられ、前記給油経路は、前記半割部材の軸方向と平行なメインギャラリーと、前記メインギャラリーと半割部材の外周面に対向する面とを連通するオイルギャラリーと、前記溝へ潤滑油を供給するワッシャギャラリーとを備えるものである。
請求項2においては、前記ワッシャギャラリーは、前記メインギャラリーと前記溝との間を連通するものである。
請求項3においては、前記ワッシャギャラリーは、前記オイルギャラリーと前記溝との間を連通するものである。
請求項4においては、前記給油経路は、一端が前記ワッシャギャラリーに挿入され、他端が、前記スラストワッシャに設けられた孔に挿入されるカラーを備えるものである。
本発明の効果として、以下に示すような効果を奏する。
すなわち、スラストワッシャへ安定的に給油を行うことができる。
第一の実施形態に係るすべり軸受の断面図。 (a)第一の実施形態に係るすべり軸受の上部断面図(b)同じくA−A線断面図。 (a)第二の実施形態に係るすべり軸受の上部断面図(b)同じくA−A線断面図。 (a)第三の実施形態に係るすべり軸受の上部断面図(b)同じくA−A線断面図。 (a)第四の実施形態に係るすべり軸受の上部断面図(b)同じくA−A線断面図。
以下では、本実施形態に係るすべり軸受10について説明する。
なお、以下では、説明の便宜上、図1における紙面の上下方向を基準として上下方向を規定する。また、図1における紙面の左右方向を基準として左右方向を規定する。
まず、すべり軸受10の構成について、図1及び図2を用いて説明する。
すべり軸受10は、内燃機関のクランクシャフト11のジャーナル部11aを軸支する部材であり、シリンダブロック12の下部に設けられている。すべり軸受10は、シリンダブロック12と、この下部に設けられた軸受キャップ13と、によって形成されており、シリンダブロック12と軸受キャップ13との内周面には半割部材14が設けられている。二つの半割部材14は、円筒を軸方向と平行に二分割した形状であり、断面が半円状となるように形成されている。クランクシャフト11をすべり軸受10で軸支する場合、クランクシャフト11の外周面を、二つの半割部材を介して、シリンダブロック12及び軸受キャップ13の内周面で軸支するものである。また、クランクシャフト11の外周面と半割部材14の内周面との間には、所定の隙間(クリアランス)が形成され、この隙間に対し潤滑油が供給される。
図2(a)に示すように、上側の半割部材14は、断面視半円状の部材であり、内周には円周方向に溝14aが設けられており、中心に円形の孔14bが設けられている。
また、すべり軸受10において、軸方向の両面には、それぞれ内周面に沿って溝16が設けられている。より詳しくは、溝16は、シリンダブロック12の前後面および、図示せぬ軸受キャップ13の前後面に設けられている。溝16内には、それぞれ同一形状のスラストワッシャ20が設けられている。
スラストワッシャ20は、環状に形成された板状の部材であり、図2においては、上半分のみが示されている。スラストワッシャ20は、溝16に収納されている。
スラストワッシャ20には、その軸方向外側に油溝20aが設けられている。
油溝20aは、長手方向が上下方向と平行になるように設けられている。また、油溝20aは、所定の間隔を空けて複数設けられており、本実施形態においては、図1に示すように、四つ設けられている。
シリンダブロック12には、給油経路30が設けられている。給油経路30は軸方向と平行なメインギャラリー31と、メインギャラリー31と連結して、各すべり軸受10へ延伸するオイルギャラリー32とから構成されている。
次に、シリンダブロック12に設けられた給油経路30の構成について説明する。
第一の実施形態にかかる給油経路30においては、メインギャラリー31がクランクシャフト11のジャーナル部11aの中心軸から左方向にずれた位置に設けられている。
メインギャラリー31の右下面から、右下方向へオイルギャラリー32が設けられている。オイルギャラリー32は、すべり軸受10の半割部材14外周面と対向する面に連通している。オイルギャラリー32はジャーナル部11aごとに設けられている。
また、図2に示すように、メインギャラリー31の右下面には、ワッシャギャラリー33が設けられている。ワッシャギャラリー33は、オイルギャラリー32の前後方向に一本ずつ二本設けられている。前側のワッシャギャラリー33は、下側へ向かうにつれて前側へ傾斜するように構成されており、その下端は溝16に連通している。より詳しくは、ワッシャギャラリー33の下端は、スラストワッシャ20の油溝20aの上端と対向する面に連通している。
後側のワッシャギャラリー33は、下側へ向かうにつれて後側へ傾斜するように構成されており、その下端は溝16に連通している。より詳しくは、ワッシャギャラリー33の下端は、スラストワッシャ20の油溝20aの上端と対向する面に連通している。
次に、給油経路30及びすべり軸受10内の潤滑油の流れについて説明する。
給油経路30のメインギャラリー31を流れる潤滑油は、各ジャーナル部11aに対応するオイルギャラリー32を通って、すべり軸受10のシリンダブロック12及び軸受キャップ13の内周面と半割部材14外周面とから形成される隙間に流れ込む。隙間に流れ込んだ潤滑油は、さらに半割部材14の孔14bから溝14a内へ流れ込み、クランクシャフト11のジャーナル部11aと半割部材14との間の摩擦を低減する。
また、前記隙間に流れ込んだ潤滑油の一部は、前後方向へ移動して、スラストワッシャ20の油溝20aへと流れ込む。
また、給油経路30のメインギャラリー31を流れる潤滑油は、ワッシャギャラリー33を通って、溝16の上方から、直接スラストワッシャ20の油溝20aへと流れ込む。このように構成することにより、ワッシャギャラリー33からスラストワッシャ20に潤滑油が安定的に供給される。
以上のように、クランクシャフト11のジャーナル部11aを軸支するすべり軸受10であって、シリンダブロック12と、シリンダブロック12の下方に設けられた軸受キャップ13と、によって形成され、シリンダブロック12と軸受キャップ13との内周面に半割部材14が設けられ、半割部材14の軸方向の少なくとも一側面にスラストワッシャ20が設けられ、シリンダブロック12には、スラストワッシャ20を収納する溝16と、潤滑油を供給するための給油経路30が設けられ、給油経路30は、半割部材14の軸方向と平行なメインギャラリー31と、メインギャラリー31と、半割部材14の外周面に対向する面とを連通するオイルギャラリー32と、溝16へ潤滑油を供給するワッシャギャラリー33とを備えるものである。
このように構成することにより、スラストワッシャ20へ潤滑油を安定的に供給することができる。
また、ワッシャギャラリー33は、メインギャラリー31と溝16との間を連通するものである。
次に、第二の実施形態に係るシリンダブロック12に設けられた給油経路130の構成について図3を用いて説明する。
なお、第一の実施形態と同一の符号を付した部材については同一の構成であるので説明を省略する。
シリンダブロック12には、給油経路130が設けられている。給油経路130は軸方向と平行なメインギャラリー131と、メインギャラリー131と連結して、各すべり軸受10へ延伸するオイルギャラリー132とから構成されている。
また、スラストワッシャ20の油溝20aは、所定の間隔を空けて複数設けられており、本実施形態においては、図3に示すように、スラストワッシャ20の上半分側に三つ及び図示せぬ下半分側に三つの計六つ設けられている。
第二の実施形態に係る給油経路130においては、メインギャラリー131がクランクシャフト11のジャーナル部11aの中心軸の直上方に設けられている。
メインギャラリー131の下面から、下方向へオイルギャラリー132が設けられている。オイルギャラリー132は、すべり軸受10の半割部材14外周面と対向する面に連通している。オイルギャラリー132はジャーナル部11aごとに設けられている。
また、図3に示すように、メインギャラリー131の下面には、ワッシャギャラリー133が設けられている。ワッシャギャラリー133は、オイルギャラリー132の前後方向に一本ずつ二本設けられている。前側のワッシャギャラリー133は、下側へ向かうにつれて前側へ傾斜するように構成されており、その下端は溝16に連通している。より詳しくは、ワッシャギャラリー133の下端は、スラストワッシャ20の油溝20aの上端と対向する面に連通している。
次に、給油経路130及びすべり軸受10内の潤滑油の流れについて説明する。
給油経路130のメインギャラリー131を流れる潤滑油は、各ジャーナル部11aに対応するオイルギャラリー132を通って、すべり軸受10のシリンダブロック12及び軸受キャップ13の内周面と半割部材14外周面とから形成される隙間に流れ込む。隙間に流れ込んだ潤滑油は、さらに半割部材14の孔14bから溝14a内へ流れ込み、クランクシャフト11のジャーナル部11aと半割部材14との間の摩擦を低減する。
また、隙間に流れ込んだ潤滑油の一部は、前後方向へ移動して、スラストワッシャ20の油溝20aへと流れ込む。
また、給油経路130のメインギャラリー131を流れる潤滑油は、ワッシャギャラリー133を通って、溝16の上方から、直接スラストワッシャ20の油溝20aへと流れ込む。このように構成することにより、ワッシャギャラリー133からスラストワッシャ20に潤滑油が安定的に供給される。
次に、第三の実施形態に係るシリンダブロック12に設けられた給油経路230の構成について図4を用いて説明する。
なお、第一の実施形態と同一の符号を付した部材については同一の構成であるので説明を省略する。
シリンダブロック12には、給油経路230が設けられている。給油経路230は軸方向と平行なメインギャラリー231と、メインギャラリー231と連結して、各すべり軸受10へ延伸するオイルギャラリー232とから構成されている。
第三の実施形態に係る給油経路230においては、メインギャラリー231がクランクシャフト11のジャーナル部11aの中心軸から左方向にずれた位置に設けられている。
メインギャラリー231の右下面から、右下方向へオイルギャラリー232が設けられている。オイルギャラリー232は、すべり軸受10の半割部材14の外周面と対向する面に連通している。オイルギャラリー232はジャーナル部11aごとに設けられている。
また、図4に示すように、オイルギャラリー232の上下方向中途部の前後面には、ワッシャギャラリー233が設けられている。ワッシャギャラリー233は、オイルギャラリー232の前後方向に一本ずつ二本設けられている。前側のワッシャギャラリー233は、軸方向と平行に構成されており、その前端は、溝16に連通している。より詳しくは、ワッシャギャラリー233の前端は、スラストワッシャ20の油溝20aの上端の上方に連通している。後側のワッシャギャラリー233は、軸方向と平行に構成されており、その後端は、溝16に連通している。より詳しくは、ワッシャギャラリー233の後端は、スラストワッシャ20の油溝20aの上端の上方に連通している。
次に、給油経路230及びすべり軸受10内の潤滑油の流れについて説明する。
給油経路230のメインギャラリー231を流れる潤滑油は、各ジャーナル部11aに対応するオイルギャラリー232を通って、すべり軸受10のシリンダブロック12及び軸受キャップ13の内周面と半割部材14外周面とから形成される隙間に流れ込む。隙間に流れ込んだ潤滑油は、さらに半割部材14の孔14bから溝14a内へ流れ込み、クランクシャフト11のジャーナル部11aと半割部材14との間の摩擦を低減する。
また、隙間に流れ込んだ潤滑油の一部は、前後方向へ移動して、スラストワッシャ20の油溝20aへと流れ込む。
また、給油経路230のオイルギャラリー232を流れる潤滑油は、ワッシャギャラリー233を通って、直接スラストワッシャ20の油溝20aへと流れ込む。このように構成することにより、ワッシャギャラリー233からスラストワッシャ20に潤滑油が安定的に供給される。
以上のように、ワッシャギャラリー233は、オイルギャラリー32と溝16との間を連通するものである。
次に、第四の実施形態に係るシリンダブロック12に設けられた給油経路330の構成について図5を用いて説明する。
なお、第一の実施形態と同一の符号を付した部材については同一の構成であるので説明を省略する。
シリンダブロック12には、給油経路330が設けられている。給油経路330は軸方向と平行なメインギャラリー331と、メインギャラリー331と連結して、各すべり軸受10へ延伸するオイルギャラリー332とから構成されている。
また、スラストワッシャ20の油溝20aは、所定の間隔を空けて複数設けられており、本実施形態においては、図5に示すように、スラストワッシャ20の上半分側に三つ及び図示せぬ下半分側に三つの計六つ設けられている。
第四の実施形態に係る給油経路330においては、メインギャラリー331がクランクシャフト11のジャーナル部11a中心軸の直上方に設けられている。
メインギャラリー331の下面から、下方向へオイルギャラリー332が設けられている。オイルギャラリー332は、すべり軸受10の半割部材14の外周面と対向する面に連通している。オイルギャラリー332はジャーナル部11aごとに設けられている。
また、図5に示すように、オイルギャラリー332の上下方向中途部の前後面には、ワッシャギャラリー333が設けられている。ワッシャギャラリー333は、オイルギャラリー332の前後方向に一本ずつ二本設けられている。前側のワッシャギャラリー333は、軸方向と平行に構成されており、その前端は、溝16に連通している。より詳しくは、ワッシャギャラリーの前端は、スラストワッシャ20の油溝20aの後面に対向する面に連通している。
また、ワッシャギャラリー333の前端から後方に向かって、カラー334が挿入されている。カラー334は中空の円筒状の部材であり、カラー334の外径はワッシャギャラリー333の内周径とほぼ同一になるように形成されている。カラー334の後端はワッシャギャラリー333の前後方向中途部まで挿入されており、カラー334の前端は、前方へ突出している。
また、図5に示すように、スラストワッシャ20にはカラー334を貫入するための貫入孔20bが設けられている。貫入孔20bは、上端の油溝20aが設けられた部分に設けられており、カラー334の前端は、貫入孔20bの前面から前方に突出している。
後側のワッシャギャラリー333は、軸方向と平行に構成されており、その後端は、溝16に連通している。より詳しくは、ワッシャギャラリー333の後端は、スラストワッシャ20の油溝20aの前面に対向する面に連通している。カラー334の前端はワッシャギャラリー333の前後方向中途部まで挿入されており、カラー334の後端は、後方へ突出している。また、カラー334の後端は、貫入孔20bの後面から後方に突出している。
次に、給油経路330及びすべり軸受10内の潤滑油の流れについて説明する。
給油経路330のメインギャラリー331を流れる潤滑油は、各ジャーナル部11aに対応するオイルギャラリー332を通って、すべり軸受10のシリンダブロック12及び軸受キャップ13の内周面と半割部材14外周面とから形成される隙間に流れ込む。隙間に流れ込んだ潤滑油は、さらに半割部材14の孔14bから溝14a内へ流れ込み、クランクシャフト11のジャーナル部11aと半割部材14との間の摩擦を低減する。
また、隙間に流れ込んだ潤滑油の一部は、前後方向へ移動して、スラストワッシャ20の油溝20aへと流れ込む。
また、給油経路330のオイルギャラリー332を流れる潤滑油は、ワッシャギャラリー333及びカラー334を通って、直接スラストワッシャ20の油溝20aへと流れ込む。このように構成することにより、ワッシャギャラリー333からスラストワッシャ20に潤滑油が安定的に供給される。
以上のように、給油経路330は、一端がワッシャギャラリー333に挿入され、他端が、スラストワッシャ20に設けられた貫入孔20bに挿入されるカラー334を備えるものである。
このように構成することにより、スラストワッシャ20へ潤滑油を安定的に供給することができる。また、カラー334により、スラストワッシャ20のシリンダブロック12に対する位置決めを容易に行うことができる。
なお、本実施形態においては、オイルギャラリーを、各ジャーナル部に対して一本形成しているが、この構成に限定するものではなく、例えば、各ジャーナル部に対して二本以上のオイルギャラリーを形成する構成とすることも可能である。
また、本実施形態においては、オイルギャラリーと溝との間を連通するワッシャギャラリーにカラーを設ける構成としているが、これに限定するものではなく、例えば、メインギャラリーと溝との間を連通するワッシャギャラリーに、軸方向と平行な部分を設けて、当該部分にカラーを設けることも可能である。
10 すべり軸受
11 クランクシャフト
11a ジャーナル部
12 シリンダブロック
13 軸受キャップ
14 半割部材
16 溝
30 給油経路
31 メインギャラリー
32 オイルギャラリー
33 ワッシャギャラリー

Claims (4)

  1. クランクシャフトのジャーナル部を軸支するすべり軸受であって、
    シリンダブロックと、前記シリンダブロックの下方に設けられた軸受キャップと、によって形成され、
    前記シリンダブロックと軸受キャップとの内周面に半割部材が設けられ、
    前記半割部材の軸方向の少なくとも一側面にスラストワッシャが設けられ、
    前記シリンダブロックには、前記スラストワッシャを収納する溝と、潤滑油を供給するための給油経路が設けられ、
    前記給油経路は、前記半割部材の軸方向と平行なメインギャラリーと、前記メインギャラリーと半割部材の外周面に対向する面とを連通するオイルギャラリーと、前記溝へ潤滑油を供給するワッシャギャラリーとを備えることを特徴とするすべり軸受。
  2. 前記ワッシャギャラリーは、前記メインギャラリーと前記溝との間を連通することを特徴とする請求項1に記載のすべり軸受。
  3. 前記ワッシャギャラリーは、前記オイルギャラリーと前記溝との間を連通することを特徴とする請求項1に記載のすべり軸受。
  4. 前記給油経路は、一端が前記ワッシャギャラリーに挿入され、他端が、前記スラストワッシャに設けられた孔に挿入されるカラーを備えることを特徴とする請求項2または3に記載のすべり軸受。
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