JP2015155271A - 車両用ベンチシート - Google Patents

車両用ベンチシート Download PDF

Info

Publication number
JP2015155271A
JP2015155271A JP2014031412A JP2014031412A JP2015155271A JP 2015155271 A JP2015155271 A JP 2015155271A JP 2014031412 A JP2014031412 A JP 2014031412A JP 2014031412 A JP2014031412 A JP 2014031412A JP 2015155271 A JP2015155271 A JP 2015155271A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
backboard
seat
seatback
main body
bench seat
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2014031412A
Other languages
English (en)
Inventor
美紀 久次米
Miki Kujime
美紀 久次米
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toyota Boshoku Corp
Original Assignee
Toyota Boshoku Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Toyota Boshoku Corp filed Critical Toyota Boshoku Corp
Priority to JP2014031412A priority Critical patent/JP2015155271A/ja
Publication of JP2015155271A publication Critical patent/JP2015155271A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Seats For Vehicles (AREA)
  • Passenger Equipment (AREA)
  • Chair Legs, Seat Parts, And Backrests (AREA)

Abstract

【課題】シートの意匠性を担保しながら、シートに担架を装備する。【解決手段】複数の座席が横並びに一体形成された車両用ベンチシートであって、シートバック15は、背もたれ面を形成するシートバック本体21と、該シートバック本体21の背面側に着脱可能に取り付けられたバックボード31とを備える。バックボード31は、シートバック本体21から取り外して担架として使用可能である。そして、バックボード31は、シートバック本体21に取り付けられた状態においてシート外側に露出する意匠面とは反対側の内面33bが被搬送者を乗せる支持面を構成している。【選択図】図2

Description

本発明は、車両用ベンチシートに関する。より詳しくは、バックボードを取り外して担架として使用することのできる車両用ベンチシートに関する。
傷病者を横になった状態で搬送可能な担架は、傷病者の搬送手段として極めて有用であり、例えば、事故や災害の際などの緊急時に速やかに用意することができれば、人命救助に一層役立つ。しかしながら、従来、一般的な乗用車等の車両において、担架が予め装備されているものは見当たらない。
一方、特許文献1には、一般的な乗用車等の車両用シートのバックボードを取り外して野外用テーブルの天板として使用可能とすることで、野外用テーブルを車両に装備することが提案されている。バックボードは、一般には、意匠性向上等を目的としてシートバックの背面を構成しており、シートから取り外せない。しかし、特許文献1記載のバックボードは、ノブ付きネジにより着脱可能にシートバックに取り付けられており、容易にシートから取り外すことが可能となっている。そして、取り外したバックボードの内面に脚部材を取り付けることで、テーブルを構成することができる。特許文献1によれば、この技術をベンチシートの長尺なバックボードに適用することで、より大きな野外用テーブルを、車室空間を狭くすることなく運ぶことができる。
実開平1−133445号公報
しかしながら、特許文献1のバックボードは、テーブルとして使用するときに、内面に脚部材が取り付けられ、シートに取り付けられた状態で露出する外面がテーブルの上面を構成する。そのため、バックボードの外面は必ず平坦でなければならず、シートの意匠性が損なわれる。
本発明は、緊急時の人命救助における担架の有用性に鑑み、一般的な乗用車等に担架を予め備え付けるという従来には無い着想に基づき、シートのバックボードを担架として使用可能とすることを発想して成されたものである。その目的は、シートの意匠性を担保しながら、シートに担架を装備することにある。
本発明は、複数の座席が横並びに一体形成された車両用ベンチシートであって、シートバックは、背もたれ面を形成するシートバック本体と、該シートバック本体の背面側に着脱可能に取り付けられたバックボードとを備える。バックボードは、シートバック本体から取り外して担架として使用可能である。そして、バックボードは、シートバック本体に取り付けられた状態においてシート外側に露出する意匠面とは反対側の内面が被搬送者を乗せる支持面を構成している。
かかるベンチシートによれば、担架がバックボードとして備え付けられているため、車室空間を狭くすることなく、担架を車両に常備することができる。そして、バックボードを取り外して担架として使用するにあたっては、その内面に被搬送者を乗せるため、シートバック本体に取り付けられた状態で外側に露出する意匠面は、デザインが規制されにくい。
また、この車両用ベンチシートの一実施形態においては、シートバックが、長手方向の一端側に、シートバック本体に対してバックボードを係止状態でロックし、解除レバーが操作されるとロックが解除されるロック機構を備えている。併せて、シートバックが、長手方向の他端側に、バックボード又はシートバック本体の少なくとも一方に形成された爪部が他方に係止する爪係止機構を備えている。そして、ロック機構のロックが解除されることにより、爪係止機構によるバックボードとシートバック本体との係止が解除可能となり、該爪係止機構による係止を解除することでシートバック本体からバックボードが取り外される構成であるのが好ましい。
この場合、シートバックの長手方向の一端側に設けられた解除レバーの操作をきっかけに容易にバックボードを取り外すことができる。
バックボードの好ましい実施形態として、バックボードは、中空の板状であり、担架として使用するときに前記支持面を幅方向に延長することのできるシート状部材を備えているものがある。シート状部材は、バックボードがシートバック本体に取り付けられた状態では該バックボードの内部空間に格納されており、バックボードがシートバック本体から取り外された状態でバックボードの幅方向端部から繰り出し可能とされている。シート状部材は、その繰り出し方向の端部に沿って竿状部材が設けられており、バックボードが担架として使用されるときに竿状部材が支持される。
また、バックボードは、中空の板状であり、担架として使用するときに搬送者が把持する把持部を備えているものもある。把持部は、バックボードがシートバック本体に取り付けられた状態では該バックボードの内部空間に格納されており、バックボードがシートバック本体から取り外された状態で、該バックボードの長手方向に引き出し可能とされているのが好ましい。
バックボードの内面が、長手方向に沿って凹み形状が延びるように緩やかに湾曲していると、搬送時に被搬送者が幅方向にずれにくい。
本発明によれば、シートの意匠性を担保しながら、シートに担架を装備することができる。延いて、車室空間を狭くしたり、或いは空間デザインを損なうことなく、担架を予め車両に備え付けることができる。
本発明の実施形態1に係るベンチシートの背面図である。 図1に示されるベンチシートのII−II断面図である。 図1に示されるベンチシートのIII−III拡大断面図である。 図1に示されるベンチシートのIV−IV拡大断面図である。 図1に示されるベンチシートの斜視図であり、バックボードを取り外す過程を示す図である。 図1に示されるベンチシートのバックボードをシートバックから取り外された状態で示す斜視図である。 図6に示されるバックボードのVII−VII断面図である。 図6に示されるバックボードを、担架として使用している状態で示す正面図である。 本発明の実施形態2に係るベンチシートの背面図である。 図9に示されるベンチシートのバックボードをシートバックから取り外された状態で示す斜視図である。 図10に示されるバックボードのXI部分を拡大して示す図である。 図10に示されるバックボードのXII−XII拡大断面図である。
<実施形態1>
図1〜8を参照しながら、本発明の一実施形態について説明する。図1等に示されるように、本実施形態のベンチシート11は、自動車等の車両に装備されるものであり、二つの座席が横並びに配設された長椅子状のシートである。ベンチシート11は、シートクッション13、シートバック15及びヘッドレスト17a、17bを備えている。シートクッション13は、一体で二つの座席の座面を形成している。シートバック15は、一体で二つの座席の背もたれを形成している。ヘッドレスト17a、17bは、二つの座席のそれぞれに対応して分離形成されている。このベンチシート11は、シートバック15の背面(後面)15bに、着脱可能なバックボード31を備えている。このバックボード31は、シートバック15から取り外して担架として使用することができる。なお、各図において、前・後・左・右・上・下は、ベンチシート11の各方向を着座者から見た方向で示しており、長手方向・幅方向は、バックボード31について各方向を示している。
図2に示されるように、シートバック15は、シートバック本体21とバックボード31とを備えている。シートバック本体21は、背もたれ面15aを形成し、ベンチシート11を座席として使用する際に背もたれとして機能する。バックボード31は、シートバック本体21の背面側に着脱可能に取り付けられており、シートバック15の背面15bを構成する。
シートバック本体21は、バックフレーム23、バックパッド25、及びシートカバー27を備えている。バックフレーム23は、シートバック本体21の骨格を成すものであり、断面C字状の形鋼を枠型に曲げたものである。バックパッド25は、バックフレーム23に対して前側から被せ付けられて背もたれ面15aを形作っている。バックパッド25は、四周がバックフレーム23の後ろ側に回り込んでおり、シートバック15の背面の四周を形作っている。バックパッド25は、シートカバー27で表装されている。シートバック15の背面15bでは、四周を囲むバックパッド25の内側に、バックボード31が嵌っている。言い換えれば、シートバック15の背面15bは、バックボード31の四周が、シートカバー27で表装されたバックパッド25で縁取られた外観となっている(図1参照)。
図1に示されるように、バックボード31は、二つの座席に跨って左右に長く形成されている。バックボード31は、樹脂からなる板状のボード本体33を有する。図2に示されるように、ボード本体33は、バックボード31がシートバック本体21に取り付けられた状態において上下方向に湾曲して僅かに後方へ膨らんだ外形であり、中空である。バックボード31は、図1等に示されるように、ボード本体33の上下の端部に沿って、竿状部材35a、35bを備えている。後述するように、バックボード31を担架として使用するときは、この竿状部材35a、35bを支持して搬送する。
シートバック15は、シートバック本体21に対してバックボード31を着脱可能に取り付けるために、ロック機構41と爪係止機構61とを備えている。ロック機構41は、シートバック15の左右方向の一端側に設けられており、爪係止機構61は、シートバック15の左右方向の他端側に設けられている。
ロック機構41は、シートバック本体21にバックボード31を係止させた状態でロックする。図3に示されるように、ロック機構41は、バックボード31に設けられた突起部43と、シートバック本体21に設けられた受け部45とを備え、突起部43の先端が受け部45に差し込まれることによりロックされる。受け部45は、断面C字状のバックフレーム23のC字の開放部分に相当するスリットであり、ボード本体33の端面に対向している。突起部43は、受け部45に差し込むことのできる板状である。突起部43は、ボード本体33の内部空間から、ボード本体33の端面を貫通して突出している。
ロック機構41は、ロック状態を解除するための解除レバー51を備える。解除レバー51は、操作部53と連結部55とからなる。操作部53は、板状であり、ボード本体33の外面33aに沿って設けられている。ボード本体33の外面33aとは、バックボード31がシートバック本体21に取り付けられた状態において露出する面であり、シートバック15の背面15bを構成する面である。ボード本体33の外面33aには、操作部53が収容される凹部34が形成されている。凹部34は、この凹部34内を操作部53が左右方向にスライド可能な大きさであり、操作部53の厚みと同程度の深さである。操作部53は凹部34に収まっており、ボード本体33から突出していない。連結部55は、操作部53の裏面から張り出しており、ボード本体33の凹部34に形成された開口部34hを通じてボード本体33の内部空間に延びている。開口部34hは、操作部53は通過できないが、連結部55が左右方向に移動するのを許容する大きさである。連結部55の先端には、突起部43の基端が連結されている。したがって、解除レバー51の操作部53が左右にスライドすると、その動きがそのまま突起部43に伝達される。
ロック機構41は、突起部43を受け部45に差し込む方向に付勢するコイルバネ47を備えている。コイルバネ47により連結部55が押圧されており、突起部43が受け部45に差し込まれた状態で保持されている。つまり、ロック状態が保持されている。ロックを解除するときには、図3中に二点鎖線で示されるように、コイルバネ47の弾性力に抗して操作部53をスライドさせて突起部43を受け部45から引き抜く。
図4に示されるように、爪係止機構61は、シートバック本体21に対してバックボード31を係止する。爪係止機構61は、ボード本体33に設けられた爪部63,63と、シートバック本体21に設けられた被係合部65とからなる。被係合部65は、断面C字状のバックフレーム23のC字の開放部分に相当するスリットであり、ボード本体33の端面に対向している。爪部63は、ボード本体33の端面から突起している。爪部63の先端には、ボード本体33の外面33a側に膨らんだ膨出部63aが形成されている。膨出部63aは、頂点から基端に向けて傾斜面を形成するとともに、先端に向けて比較的緩やかな傾斜面を形成して先細りになっている。爪係止機構61によれば、爪部63を被係合部65に差し込んで、該被係合部65に係合させることで、シートバック本体21にバックボード31を係止することができる。逆に、爪部63を被係合部65から引き抜くことで、その係止状態を解除することができる。
図5に示されるように、バックボード31をシートバック本体21から取り外すときは、先ず、左右方向の一端側(左側)に設けられた解除レバー51の操作部53をスライドさせてロックを解除し、バックボード31を他端側(右側)を中心に回動させてバックボード31の一端側をシートバック本体21から離脱させる。次に、バックボード31を一端側(左側)に移動させ、他端側(右側)の爪部63をシートバック本体21の被係合部65から引き抜く。これにより、バックボード31をシートバック本体21から完全に取り外すことができる。
シートバック本体21から取り外したバックボード31を担架として使用するときは、図6〜図8に示されるように、ボード本体33の内面33bが、搬送者H(図8参照)を載せる支持面37とされ、ボード本体33の長手方向の一端側に搬送者Hの頭部が位置するように、搬送者Hは乗せられる。ボード本体33(バックボード31)の長手方向とは、シートバック本体21に取り付けられた状態での左右方向のことである。上記の通り、ボード本体33は緩やかに湾曲しており、担架としての使用態様で見ると、支持面37は、長手方向に沿って凹み形状が延びるように僅かに凹んでいる。
バックボード31は、支持面37を幅方向(搬送者Hの肩幅方向)に延長することのできる布状部材39a,39bを備えている。布状部材39a,39bは、例えば、ポリエステル等各種繊維の織物などからなる。また、バックボード31は、布状部材39a,39bをそれぞれ巻き取る軸部材40a,40b(図7参照)を備えており、ボード本体33の内部空間にて長手方向に沿って配されている。布状部材39a,39bは、バックボード31がシートバック本体21に取り付けられた状態においては、軸部材40a,40bに巻き取られ、ボード本体33の内部空間に格納されている。各布状部材39a,39bの繰り出し方向の端部は、ボード本体33の端面に形成されたスリット33s,33sを通じてボード本体33の外側に延出しており、その先端に竿状部材35a,35bが一体的に設けられている。ボード本体33は、軸部材40a,40bをそれぞれ巻き取り方向に付勢する付勢手段(図示省略)を備えている。この付勢手段の作用により、支持面37を延長しないときは、各布状部材39a,39bは軸部材40a,40bに巻き取られ、延いて竿状部材35a,35bがボード本体33の端面を押圧する方向に付勢されて、ボード本体33にぴたりと沿った状態で保持されている。
支持面37を延長するときには、竿状部材35a,35bをそれぞれ幅方向外方へ移動させ、軸部材40a,40bに付与されている付勢力に抗して、布状部材39a,39bを引き出す。そして、布状部材39a,39bが適宜の長さ引き出された状態で、ロック手段(図示省略)により軸部材40a,40bの回転を停止させた状態でロックする。搬送者が各竿状部材35a,35bを支持することで、布状部材39a,39bが張った状態となり、支持面37が幅方向に延長される。搬送者は、各竿状部材35a,35bを支持して担架(バックボード31)を持ち上げて搬送する。ここで、図6に示されるように、竿状部材35a,35bの長手方向の両端部付近において、布状部材39a,39bに切り欠き39k〜39kが形成されており、竿状部材35a,35bの外周に布状部材39a,39bで分断されない部分が形成されていると、より好ましい。この場合、搬送者は、各切り欠き39kに指を差し入れて、竿状部材35a,35bをしっかりと把持することができる。
バックボード31を担架として使用した後は、軸部材40a,40bのロックを解除することで、布状部材39a,39bが軸部材40a,40bに巻き取られ、ボード本体33の内部空間に格納される。
以上の構成のベンチシート11によれば、以下の作用効果を奏する。先ず、バックボード31を担架として用いるときに搬送者Hを乗せるのは、バックボード31がシートバック本体21に取り付けられた状態ではシート外側に露出しないボード本体33の内面33bである。したがって、ボード本体33の外面33aの表面形状を変更しても搬送者Hの乗り心地には影響しない。したがって、ボード本体33の外面33aについては、意匠のアレンジが可能である。
また、バックボード31は、シートバック本体21に対して、ロック機構41と爪係止機構61のみで着脱可能に取り付けられており、解除レバー51の操作をきっかけに工具などを用いることなく簡単に取り外すことができる。バックボード31及びシートバック本体21と別体のネジなどの締結具を用いていないため、締結具を紛失することもない。
更に、バックボード31は、担架として用いるときに支持面37を幅方向(搬送者Hの肩幅方向)に延長することができるため、被搬送者Hの体格に合わせて支持面37を延長することで、被搬送者Hをより安定して搬送することができる。
<実施形態2>
図9〜12を参照しながら、本発明の別の実施形態について説明する。本実施形態の車両用ベンチシート71は、シートバック15の背面15bを構成するバックボード81が着脱可能とされており、取り外したバックボード81を担架として使用することができる。このベンチシート71は、バックボード81のシートバック本体21に対する取り付けに係る構成は上記実施形態1と同様であるが、バックボード81の担架としての使用に係る部分の構成が異なっている。上記実施形態1と同様の部分については、図中に同じ符号で示し、その詳細な説明は省略する。
バックボード81は、樹脂からなる板状のボード本体83を有する。ボード本体83は、バックボード81がシートバック本体21に取り付けられた状態において上下方向に湾曲して僅かに後方へ膨らんだ外形であり、中空である。図10に示されるように、バックボード81を担架として使用するときは、ボード本体83の僅かに凹んだ内面83bが、搬送者を乗せる支持面84とされる。
バックボード81は、担架として用いるときに搬送者が把持するための把持部91〜91を四隅に備えている。把持部91は、それぞれ棒状本体93を備え、先端にゴムキャップ95が被せられている。把持部91は、バックボード81がシートバック本体21に取り付けられているときには、図11に実線で示されるように、ボード本体83の内部空間に格納される。そして、バックボード81がシートバック本体21から取り外された状態において、二点鎖線で示されるように、ボード本体83の長手方向の端面85から長手方向に引き出し可能となっている。ボード本体83の四隅において、長手方向の端面85は欠如しており、その欠如部85aから把持部91が引き出される。把持部91は、ボード本体83に格納されているときは、ボード本体83の端面85から突出せず、その先端が欠如部85aに収まってボード本体83の端面85と面一となっている。ボード本体83の四隅において、幅方向の端面87にも欠如部87aが形成されている。この欠如部87aから把持部91に直接触れて、把持部91を長手方向にスライドさせることができる。把持部91に指を掛けて容易にスライドさせるために、把持部91には、欠如部87aから露出する位置に、溝や段差が設けられる。本実施形態では、把持部91の先端付近にてゴムキャップ95により形成された段差91aがあり、その段差91aが欠如部87aから露出している。そのため、段差91aに指を掛け、把持部91を容易にスライドさせて長手方向に引き出すことができる。図12に示されるように、把持部91の基端側の末端にはストッパ97が張り出しており、ストッパ95がボード本体83の内部空間に形成された狭窄部89に引っ掛かることで、把持部91が引き抜かれないようになっている。
以上の構成のバックボード81によれば、バックボード31がシートバック本体21に取り付けられている状態では把持部91がシート外側に露出しないため、シートの美観を損ねない。
本発明は、上記実施形態に限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲における変更が可能である。例えば、バックボードは、被搬送者を乗せる支持面を長手方向に延長可能な構成としてもよい。
11 ベンチシート
13 シートクッション
15 シートバック
21 シートバック本体
31 バックボード
33 ボード本体
37 支持面
41 ロック機構
51 解除レバー
61 爪係止機構
71 ベンチシート
81 バックボード
83 ボード本体
84 支持面
91 把持部

Claims (5)

  1. 複数の座席が横並びに一体形成された車両用ベンチシートであって、
    シートバックは、背もたれ面を形成するシートバック本体と、該シートバック本体の背面側に着脱可能に取り付けられたバックボードとを備え、
    前記バックボードは、前記シートバック本体から取り外して担架として使用可能であり、前記シートバック本体に取り付けられた状態においてシート外側に露出する意匠面とは反対側の内面が被搬送者を乗せる支持面を構成していることを特徴とする車両用ベンチシート。
  2. 請求項1に記載の車両用ベンチシートであって、
    前記シートバックは、長手方向の一端側に前記シートバック本体に対して前記バックボードを係止状態でロックし、解除レバーが操作されるとロックが解除されるロック機構を備えるとともに、長手方向の他端側に前記バックボード又は前記シートバック本体の少なくとも一方に形成された爪部が他方に係止する爪係止機構を備えており、前記ロック機構のロックが解除されることにより、前記爪係止機構による前記バックボードと前記シートバック本体との係止が解除可能となり、該爪係止機構による係止を解除することで前記シートバック本体から前記バックボードが取り外されることを特徴とする車両用ベンチシート。
  3. 請求項1又は請求項2に記載の車両用ベンチシートであって、
    前記バックボードは、中空の板状であり、担架として使用するときに前記支持面を幅方向に延長することのできるシート状部材を備えており、
    前記シート状部材は、前記バックボードが前記シートバック本体に取り付けられた状態では該バックボードの内部空間に格納されており、前記バックボードが前記シートバック本体から取り外された状態で前記バックボードの幅方向端部から繰り出し可能とされており、前記シート状部材の繰り出し方向の端部には該端部に沿って竿状部材が設けられており、前記バックボードを担架として使用されるときに前記竿状部材が支持されることを特徴とする車両用ベンチシート。
  4. 請求項1又は請求項2に記載の車両用ベンチシートであって、
    前記バックボードは、中空の板状であり、担架として使用するときに搬送者が把持する把持部を備えており、
    前記把持部は、前記バックボードが前記シートバック本体に取り付けられた状態では該バックボードの内部空間に格納されており、前記バックボードが前記シートバック本体から取り外された状態で、該バックボードの長手方向に引き出し可能とされていることを特徴とする車両用ベンチシート。
  5. 請求項1から請求項4のうちいずれか一項に記載の車両用ベンチシートであって、
    前記バックボードの内面は、長手方向に沿って凹み形状が延びるように緩やかに湾曲していることを特徴とする車両用ベンチシート。
JP2014031412A 2014-02-21 2014-02-21 車両用ベンチシート Pending JP2015155271A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2014031412A JP2015155271A (ja) 2014-02-21 2014-02-21 車両用ベンチシート

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2014031412A JP2015155271A (ja) 2014-02-21 2014-02-21 車両用ベンチシート

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2015155271A true JP2015155271A (ja) 2015-08-27

Family

ID=54774889

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2014031412A Pending JP2015155271A (ja) 2014-02-21 2014-02-21 車両用ベンチシート

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2015155271A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR101710926B1 (ko) * 2016-10-20 2017-02-28 국방과학연구소 접이식 들것을 장착한 무인 인명 구난로봇
IT201800002948A1 (it) * 2018-02-22 2019-08-22 Lightson S R L Soc Benefit Sedia con elementi intercambiabili

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR101710926B1 (ko) * 2016-10-20 2017-02-28 국방과학연구소 접이식 들것을 장착한 무인 인명 구난로봇
IT201800002948A1 (it) * 2018-02-22 2019-08-22 Lightson S R L Soc Benefit Sedia con elementi intercambiabili

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US8287024B2 (en) Seat locking device and stowable vehicle seat
US9073465B2 (en) Removable and stowable head restraint
JP4216147B2 (ja) 車両用シート
US7311353B1 (en) Infant seat assembly
WO2015098042A1 (ja) 乗物用シート
US8657371B2 (en) Car seat
JP6599158B2 (ja) 折り畳み式の乳母車
JP6703809B2 (ja) シートの吊り込み構造およびシートにおけるトリムカバーの吊り込み方法
JP2015155271A (ja) 車両用ベンチシート
WO2016195923A1 (en) Seat belt buckle release assist device
US10358064B2 (en) Headrest cover
CN106965724B (zh) 机械手动腿部倾斜装置
JP2015127157A (ja) 乗物用シート
JP2017210081A (ja) 乗物用シート
JP6189746B2 (ja) 乗物用シート
JPS5820439Y2 (ja) シ−トベルトソウチ
JP4399867B2 (ja) 自動車用収納具
CN105539215B (zh) 儿童约束装置
JP6377986B2 (ja) 車両用シートのヘッドレスト取付構造
JP4937992B2 (ja) 自動車の座席
US10464461B1 (en) Seat trim integrated grab handles for off road vehicles
JPH09301014A (ja) 自動車の助手席の構造
JP7048876B2 (ja) シート
JP4027156B2 (ja) 座席
KR0136399Y1 (ko) 자동차 리어시트의 헤드레스트