JP2015154065A - シリコン単結晶の品質評価方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】シリコン単結晶に潜在する酸化誘起積層欠陥(OSF)を顕在化させて検出することで、高精度にシリコン単結晶の品質を評価できるシリコン単結晶の品質評価方法を提供する。
【解決手段】シリコン単結晶の品質を評価するためにシリコン単結晶の表面に酸素誘起積層欠陥を発生させる熱処理方法として、シリコン単結晶に350〜550℃で30〜200分間の第1段熱処理、550〜750℃で30〜300分間の第2段熱処理、750〜900℃で30〜300分間の第3段熱処理、900〜1000℃で30〜1440分間の第4段熱処理、1100〜1200℃で30〜200分間の第5段熱処理をこの順序で実施する。
【選択図】図2A

Description

本発明は、シリコン単結晶表面に酸化誘起積層欠陥(以下、「OSF」(Oxidation induced Stacking Fault)という)を発生させることにより、そのシリコン単結晶の品質を評価する方法に関する。
トランジスタやIC等の半導体装置には、CZ法により製造されたシリコン単結晶ウェーハが一般的に使用される。CZ法により製造される結晶には結晶成長時に製造装置のるつぼ材質から酸素原子が格子間酸素として結晶中に混入するが、この格子間酸素はデバイスプロセスにおいて、転位の固着作用及び析出物によるIG(Intrinsic Gettering)効果をもたらすため、結晶中の格子間酸素の濃度や分布を制御することはデバイス特性にとって重要である。
一方、結晶中の格子間酸素が過飽和であると、格子間酸素が酸素析出物として析出する。更にその中の一部が大きな酸素析出物となり、デバイスプロセス後においてウェーハの表面近傍にOSFを形成してデバイス特性の劣化や歩留りを低下させることがある。そのため、デバイスプロセス前にシリコン単結晶中のOSFを把握することが重要である。
従来は、製造されたシリコン単結晶のウェーハに所定の熱処理を施し、ウェーハの表面に発生させたOSFを顕微鏡で観察(把握)することで、シリコン単結晶の品質を評価していた。しかし、従来の熱処理方法では、その熱処理後にはOSFが顕在化せずに、デバイスプロセス後にOSFが顕在化することもあり、品質の評価結果と実際の品質との間にバラツキが生じることもあった。
そこで、特許文献1では、OSF等の核を形成する熱処理(第1の熱処理)とその核を成長させてOSF等にする熱処理(第2の熱処理)の2段階の熱処理を実施し、潜在的なOSF等を顕在化させて検出し、精度よくシリコン単結晶の品質を評価している。
特開平6−97251号公報
しかし、このような2段階の熱処理を実施したシリコン単結晶において、NPC(Nearly Perfect Crystal)領域(OSFがゼロ)と判定された場合でも、GOI(Gate Oxide Integrity)(酸化膜耐圧特性)の劣化が検出され、依然として潜在的なOSFが顕在化されていない場合があり、また、近年のシリコン単結晶の高品質化の要請にともない、シリコン単結晶の品質をより高精度に評価する必要がある。
本発明の課題は、シリコン単結晶に潜在するOSFを顕在化させて検出することで、高精度にシリコン単結晶の品質を評価できるシリコン単結晶の品質評価方法を提供する。
課題を解決するための手段および発明の効果
本発明のシリコン単結晶の品質評価方法は、
シリコン単結晶の品質を評価するためにシリコン単結晶の表面に酸素誘起積層欠陥を発生させる熱処理方法として、シリコン単結晶に350〜550℃で30〜200分間の第1段熱処理、550〜750℃で30〜300分間の第2段熱処理、750〜900℃で30〜300分間の第3段熱処理、900〜1000℃で30〜1440分間の第4段熱処理、1100〜1200℃で30〜200分間の第5段熱処理をこの順序で実施することを特徴とする。
本発明のシリコン単結晶の品質評価方法は、350〜550℃の温度で始まる第1段熱処理から第5段熱処理まで5つの熱処理が実施されるため、従来の2段階の熱処理ではOSFまで成長できなかったGrown−in欠陥をOSFまで成長させることが可能となる。そのため、従来では検出されなかったOSFを含めた上でシリコン単結晶の品質(NPC領域等)を判定でき、高精度にシリコン単結晶の品質を評価できる。
本発明の実施態様では、第1段〜第4段熱処理を乾燥酸素ガス雰囲気中で実施し、第5段熱処理を水蒸気を含む酸素ガス雰囲気で実施することができる。第1段〜第4段熱処理を乾燥酸素ガス雰囲気中で実施することで、熱処理が簡便になる。また、第5段熱処理を水蒸気を含む酸素ガス雰囲気で実施することで、乾燥酸素で熱処理するよりもOSFが長く形成され、シリコン単結晶の評価する指標となるOSFの観察が容易となる。
本発明のシリコン単結晶の品質評価方法の手順を示すフローチャート。 本実施例1におけるシリコン単結晶ウェーハの熱処理時の加熱炉内の温度変化を示すタイムチャート。 従来例におけるシリコン単結晶ウェーハの熱処理時の加熱炉内の温度変化を示すタイムチャート。 シリコン単結晶に対して実施例1の熱処理方法と従来例の熱処理方法を施した場合のOSF密度を、実施例1のOSF密度の平均値を1.0とした相対値で表し、その相関を示すグラフ。 従来例でOSFが観察されなかったシリコン単結晶のGOI特性(電気総量)と実施例1と同様にして測定したOSF密度との関係をシリコン単結晶インゴットの部位とともに示す模式概念図。 図4の各サンプルのGOI特性(測定値)の詳細マップ。 図4の各サンプルにおけるOSF密度の詳細を示したグラフ。 図5のGOI特性(測定値)により把握されるGOIパターンの概略と図6の各グラフから把握されるシリコン単結晶(ウェーハ)のOSF密度分布との関係を示す模式概念図。
図1に示すように本発明のシリコン単結晶の品質評価方法は、サンプルとなるシリコン単結晶を準備し(ステップS1)、そのシリコン単結晶の表面にOSFを発生させる所定の熱処理をし(ステップS2)、OSFを測定する準備をして(ステップS3、S4)、シリコン単結晶のOSFを測定する(ステップS5)ことでシリコン単結晶の品質が評価される。
本実施形態におけるシリコン単結晶の品質評価方法は、図1のステップS1に示すようにサンプルとなるシリコン単結晶を準備する。先ず、CZ法により主面が(100)面の結晶面を有するN型又はP型シリコン単結晶のインゴットを作製し、作製したインゴットを周知の方法でスライス、研磨、洗浄して鏡面のシリコン単結晶ウェーハ(以下、単に「ウェーハ」とする)をサンプルとして複数準備する。
準備した複数のウェーハに対してステップS2に示すように第1段から第5段熱処理を施す。熱処理をするには周知の熱処理用の加熱炉を用いて加熱炉内の温度を5段階に分けて階段(ステップ)状に昇温させる(図2A参照)。
先ず、第1段熱処理として、ウェーハが搬入される前に加熱炉内を350〜550℃の第1熱処理温度(例えば500℃)に維持するとともに、加熱炉内の雰囲気をドライOガス(乾燥酸素ガス)雰囲気にした状態でウェーハを加熱炉内に搬入し、加熱炉内を第1熱処理温度(例えば500℃)に維持した状態で30〜200分間(例えば120分間)、ウェーハを加熱する(第1段熱処理を実施する)。
第1段熱処理が終了すると、2℃/min以上の昇温速度(例えば5℃/min)で加熱炉内を550〜750℃の第2熱処理温度(例えば650℃)まで昇温し、加熱炉内の温度は第2熱処理温度(例えば650℃)、加熱炉内の雰囲気はドライOガス(乾燥酸素ガス)雰囲気を維持して、30〜300分間(例えば300分間)、ウェーハを加熱して第2段熱処理を実施する。
第2段熱処理が終了すると、2℃/min以上の昇温速度(例えば5℃/min)で加熱炉内を750〜900℃の第3熱処理温度(例えば800℃)まで昇温し、加熱炉内の温度は第3熱処理温度(例えば800℃)、加熱炉内の雰囲気はドライOガス(乾燥酸素ガス)雰囲気を維持して、30〜300分間(例えば240分間)、ウェーハを加熱して第3段熱処理を実施する。
第3段熱処理が終了すると、2℃/min以上の昇温速度(例えば5℃/min)で加熱炉内を900〜1000℃の第4熱処理温度(例えば1000℃)まで昇温し、加熱炉内の温度は第4熱処理温度(例えば1000℃)、加熱炉内の雰囲気はドライOガス(乾燥酸素ガス)雰囲気を維持して、30〜1440分間(例えば960分間)、ウェーハを加熱して第4段熱処理を実施する。
第4段熱処理が終了すると、2℃/min以上の昇温速度(例えば5℃/min)で加熱炉内を1100〜1200℃の第5熱処理温度(例えば1200℃)まで昇温するとともに加熱炉内に水蒸気を導入し、加熱炉内を第5熱処理温度(例えば1200℃)まで昇温して維持するとともに、加熱炉内の雰囲気をウェットOガス(水蒸気を含む酸素ガス)雰囲気にした状態で30〜200分間(例えば120分間)、ウェーハを加熱して第5段熱処理を実施する。
第5段熱処理が終了すると、5℃/min以下の降温速度(例えば2℃/min)で加熱炉内を800℃まで降温した後、加熱炉からウェーハを搬出する。
以上の熱処理が終了すると、熱処理によりウェーハに形成された酸化膜(SiO)を溶解除去するため、熱処理後のウェーハを希フッ酸に浸漬する(図1のステップS3)。
ウェーハの酸化膜が除去されると、ウェーハの結晶欠陥を顕在化させるために選択エッチングを実施する。具体的には、NIT液(組成(容量比):フッ酸(50%):硝酸(61%):酢酸(99.9%):超純水=2:15:5:5)に2分間浸漬して、(100)面を7±3μmの取り代で選択的にエッチングする。
エッチングが終了すると、最後に光学顕微鏡でウェーハのエッチング面を観察し、OSF密度(単位面積当たりのOSFの発生個数)を測定する。また、別途、OSF密度の上限値(ウェーハを半導体装置として使用した場合に正常な特性値を得ることができるOSF密度の上限値)を設定し、測定したウェーハのOSF密度が上限値以内であればウェーハの品質が「合格」、上限値を超えるならばウェーハの品質が「不合格」と判定する。また、例えば、単位面積当たりの所定粒径以上のOSFの発生個数がゼロならばNPC領域と判定する等してシリコン単結晶の品質を評価する。
以上のように本実施形態では、350〜550℃の温度で始まる第1段熱処理から第5段熱処理が、図2Aに示すように5段階に分けて階段状に実施されるため、従来の2段階の熱処理(図2B参照)ではOSFまで成長できなかったGrown−in欠陥をOSFまで成長させることが可能となり、従来は検出されなかったOSFを含めた上でウェーハ(シリコン単結晶)の品質(NPC領域等)を判定でき、従来よりも高精度にシリコン単結晶の品質を評価できる。
本発明の効果を確認するために以下に示す実験を行った。
CZ法により引き上げて作製した直径300mm、導電型p型、面方位(100)、抵抗率9〜22Ωcmであるシリコン単結晶インゴットから切り出し、表面を混酸エッチング(フッ酸、硝酸、酢酸)で前処理したサンプルウェーハを複数用意した。
(実施例1)
作製したサンプルウェーハを4分割してテストピースを作成し、その一つを用いて実施例1として図1のフローチャートと同様にサンプルウェーハのOSF密度を測定した。第1段から第5段熱処理の熱処理として、図2Aに示すようにサンプルウェーハを500℃に維持した加熱炉内に搬入し、第1段熱処理として500℃で2時間、第2段熱処理として650℃で5時間、第3段熱処理として800℃で4時間、第4段熱処理として1000℃で16時間、第5段熱処理として1200℃で2時間、熱処理を行った後、加熱炉内を800℃まで降温してサンプルウェーハを加熱炉から搬出した。その後、サンプルウェーハ上の酸化膜を希フッ酸により洗浄し、サンプルウェーハの両面を7±3μmの取り代でNIT液により選択エッチングし、光学顕微鏡によりサンプルウェーハのエッチング面を観察し、OSF密度を測定した。
(従来例)
従来例として、実施例1で使用した同一のサンプルウェーハから切り出した別のテストピースを用いて、熱処理以外は実施例1と同様の条件にしてサンプルウェーハのOSF密度を測定した。熱処理としては、図2Bに示すようにサンプルウェーハを800℃に維持した加熱炉内に搬入した後、加熱炉内を1000℃まで昇温した後、その温度を維持した状態で5時間(加熱炉内の雰囲気はドライO雰囲気)、熱処理(第1の熱処理)を実施する。第1の熱処理の終了後、加熱炉内を1200℃まで昇温して維持するとともに、加熱炉内に水蒸気を導入して加熱炉内をウェットO雰囲気にした状態で、1200℃で2時間、熱処理(第2の熱処理)を実施する。第2の熱処理の終了後、加熱炉内を800℃まで降温し、実施例1と同様にサンプルウェーハの酸化膜の除去、エッチングを実施し、サンプルウェーハのエッチング面を観察してOSF密度を測定した。
図3(実施例1のOSF密度の平均値を1.0として従来例と実施例1のOSF密度の相対値を示すグラフ)に示すように従来の熱処理(第1及び第2の熱処理)を実施することでOSFが観測されたサンプルウェーハは、実施例1の熱処理(第1段熱処理から第5段熱処理)を実施することで、OSF密度がより高密度に測定された(図3(その1)参照)。また、従来の熱処理では、OSFが検出されなかった(従来の評価方法でNPCと判定された)サンプルウェーハに対して実施例1の熱処理を実施することでOSFが検出された(図3(その2)参照)。
(実施例2)
上記の従来例でOSFが全く検出されない(NPCと判定された)サンプルウェーハにおいて、そのウェーハの中心から径方向に向かう距離を指標とするOSF密度を実施例1と同様に測定するとともに、当該サンプルウェーハの近傍から切り出した別のサンプルウェーハについてGOI特性を評価した。GOI特性を評価する方法として、TDDB(Time Dependent Dielectri Breakdown)法を用いた。
図4はTDDB法による評価結果と、実施例1と同様に測定したOSF密度とを、シリコン単結晶インゴットIから切り出したサンプルウェーハの部位(インゴットの長さ方向における上部、中央部、下部の3つの部位)とともに示した概念図である。
図5はGOI特性の評価結果の詳細を示し、サンプルウェーハの外周内側を格子状に300の領域に区画し、各領域に電極面積が40mmの電極(図示省略)を300点作製し、領域毎に絶縁破壊に至るまでに通すことができる電気総量(Qbd(C/cm))の測定結果を色の濃淡により表現した分布である。また、図5において○(丸)で囲まれた領域は検査不良のため、電気総量を測定できなかった領域であり、実際には299点で測定した。図5の領域α(0.01(C/cm)以下で酸化膜が破壊される不良領域)→領域β(0.01〜5(C/cm)未満で酸化膜が破壊される不良領域)→領域γ(5(C/cm)以上で酸化膜が破壊される良領域)と、色が淡くなるほど絶縁破壊に至るまでに通すことができる電気総量が多くなる。図5の各サンプルに示すようにウェーハの中心部と外周部を覆うように領域α(色が濃い領域)が形成され、中心部と外周部に欠陥が集まっていることが分かる。
図6は、図4におけるOSF密度のグラフの詳細を示し、各サンプルでウェーハの中心部と外周部にOSF密度が密集する一方で中心部と外周部の間のOSF密度はまばらになる傾向が見てとれる。なお、図6におけるグラフの縦軸(OSF密度(個/cm)の相対値)は実施例1のOSF密度の平均値を1.0とした相対値を示す。
図7は、図5のGOI特性の測定値(電気総量)から把握されるGOI(酸化膜耐圧特性)パターンの概略と、図6のグラフから把握されるシリコン単結晶ウェーハにおけるOSF密度分布の概略との関係を示しており、GOIパターン(ウェーハの中心部と外周部に不良個所が集まる)に類似するように、ウェーハの中心部と外周部にOSF密度(欠陥)が密集し、本発明のシリコン単結晶の品質評価方法が有効であることが確認できた。
なお、本発明は上記実施形態に限定されるものではない。上記実施形態は例示であり、本発明の特許請求の範囲に記載された技術的思想と実質的に同一な構成を有し、同様な作用効果を奏するものは、いかなるものであっても本発明の技術的範囲に包含される。
上記では、第1段熱処理から第4段熱処理は乾燥酸素(ドライO)を使用し、第5段熱処理はOガス中に水蒸気を含むウェットOを使用する例を説明したが、熱処理の雰囲気は特に限定されるものではなく、各段の熱処理のいずれもおいても、乾燥酸素(ドライO)、又はOガス中に水蒸気を含むウェットOを使用することができる。
上記の説明では、各段の熱処理の温度が異なる温度であったが、例えば、第1段及び第2段熱処理の温度、第2段及び第3段熱処理の温度、又は、第3段及び第4段熱処理の温度を共通にしてもよい。
I シリコン単結晶インゴット

Claims (2)

  1. シリコン単結晶の品質を評価するために前記シリコン単結晶の表面に酸素誘起積層欠陥を発生させる熱処理方法として、前記シリコン単結晶に350〜550℃で30〜200分間の第1段熱処理、550〜750℃で30〜300分間の第2段熱処理、750〜900℃で30〜300分間の第3段熱処理、900〜1000℃で30〜1440分間の第4段熱処理、1100〜1200℃で30〜200分間の第5段熱処理をこの順序で実施することを特徴とするシリコン単結晶の品質評価方法。
  2. 前記第1段〜第4段熱処理を乾燥酸素ガス雰囲気中で実施し、前記第5段熱処理を水蒸気を含む酸素ガス雰囲気で実施する請求項1に記載のシリコン単結晶の品質評価方法。
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