JP2015153783A - 半導体装置と半導体装置の製造方法 - Google Patents

半導体装置と半導体装置の製造方法 Download PDF

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Abstract

【課題】 半導体基板に発生する応力を抑制することができる半導体装置及びその製造方法を開示する。
【解決手段】 半導体装置100は、半導体基板10と、半導体基板10の表面に形成されている終端トレンチ30と、終端トレンチ30の内面を覆う第1の絶縁層32bと、終端トレンチ30内の第1の絶縁層32bの表面に配置されている第2の絶縁層34bと、を有する。第1の絶縁層32b内に発生する応力の方向は、第2の絶縁層34b内に発生する応力の方向と異なる。
【選択図】図2

Description

本明細書で開示する技術は、半導体装置とその製造方法に関する。
特許文献1には、セルエリアと、セルエリアを囲む終端エリアと、によって構成される半導体装置が開示されている。セルエリアには、複数のゲートトレンチが配置されている。終端エリアには、複数の終端トレンチが配置されている。ゲートトレンチ内及び終端トレンチ内には、絶縁膜が形成されている。絶縁膜は、CVD(Chemical Vapor Depositionの略)法、及び、熱処理によって形成される。
特開平2006−128507号公報
上記の技術では、熱処理の際に、絶縁膜内に絶縁膜を収縮させる方向の応力が発生する。この結果、半導体基板に高い応力が発生する場合があるとともに、絶縁膜中にクラック等の欠陥が発生する可能性がある。
本明細書では、半導体基板に発生する応力を抑制することができる半導体装置及びその製造方法を開示する。
本明細書には、半導体装置が開示される。半導体装置は、半導体基板と、トレンチと、第1の絶縁層と、第2の絶縁層と、を有する。トレンチは、半導体基板の表面に形成されている。第1の絶縁層は、トレンチの内面を覆う。第2の絶縁層は、トレンチ内の第1の絶縁層の表面に配置されている。第1の絶縁層内に発生する第1の応力の方向は、第2の絶縁層内に発生する第2の応力の方向と異なる。
上記の半導体装置では、第1の絶縁層は、第1の応力によって変形しようとする。この結果、半導体基板は、第1の絶縁層から力を受けて、半導体基板内に応力が発生する。一方、第1の絶縁層の表面に配置される第2の絶縁層は、第2の応力によって、第1の絶縁層とは異なる方向に変形しようとする。この結果、第2の絶縁層によって、第1の絶縁層の変形、即ち、第1の応力が抑制され得る。これにより、半導体基板に発生する応力を抑制することができる。
第1の応力の方向は、半導体基板に熱処理を実行する際に、第1の絶縁層が収縮される方向であってもよい。第2の応力の方向は、半導体基板に熱処理を実行する際に、第2の絶縁層が膨張される方向であってもよい。
この構成によれば、第1の絶縁層は、第2の絶縁層から、第1の絶縁層を膨張する方向の力を受ける。この結果、第1の応力を抑制することができる。
半導体基板に、素子領域と、素子領域を取り囲む終端領域が形成されていてもよい。素子領域は、ゲートトレンチと、ゲートトレンチの内面を覆うゲート絶縁膜と、ゲート絶縁膜の内側に設けられているゲート電極と、を有していてもよい。終端領域は、上記したトレンチを有していてもよい。
この構成によると、素子領域と終端領域とを備える半導体装置を得ることができる。
本明細書には、別の半導体装置が開示される。半導体装置は、半導体基板と、トレンチと、第1の絶縁層と、第2の絶縁層と、を有する。トレンチは、半導体基板の表面に形成されている。第1の絶縁層は、トレンチの内面を覆う。第2の絶縁層は、トレンチ内の第1の絶縁層の表面に配置されている。第2の絶縁層は、第1の絶縁層の密度と異なる密度を有する。
上記の半導体装置では、第1の絶縁層と第2の絶縁層のうち、比較的に密度の高い絶縁層は、比較的に密度の低い絶縁層が収縮方向に変形することを抑制し得る。これにより、絶縁層から半導体基板に負荷される力を低減し得る。この結果、半導体基板に発生する応力を抑制することができるとともに、絶縁層中のクラック等の欠陥の発生を防止することができる。
第2の絶縁層の密度は、第1の絶縁層の密度よりも大きくてもよい。
半導体基板に、素子領域と、素子領域を取り囲む終端領域が形成されていてもよい。素子領域は、ゲートトレンチと、ゲートトレンチの内面を覆うゲート絶縁膜と、ゲート絶縁膜の内側に設けられているゲート電極と、を有していてもよい。終端領域は、上記のトレンチを有していてもよい。
この構成によると、素子領域と終端領域とを備える半導体装置を得ることができる。
本明細書には、半導体装置の製造方法が開示される。半導体装置の製造方法は、トレンチを有する半導体基板のトレンチの内部に、化学気相成長法を用いて絶縁層を形成する工程と、トレンチの内部に、ポリシリコン層を形成する工程と、絶縁層とポリシリコン層とが形成された後に、半導体基板を熱処理することによって、ポリシリコン層を酸化させる工程と、を含む。
化学気相成長法(以下では「CVD」と呼ぶ)を用いて形成された絶縁層内には、不純物が含まれる場合がある。この場合、熱処理によって、絶縁層内から不純物が離脱することによって、絶縁層は、収縮をしようとする。一方、ポリシリコン層は、熱処理によって酸化され、膨張しようとする。この結果、絶縁層内に発生する絶縁層を収縮させる方向の応力と、ポリシリコン層が酸化された熱酸化膜層を膨張させる方向の応力と、が互いに抑制される。これにより、絶縁層から半導体基板に負荷される力を低減し得る、この結果、半導体基板に発生する応力を抑制することができるとともに、絶縁層中のクラック等の欠陥の発生を防止することができる。
半導体装置の平面図。 半導体装置のII−II断面図。 半導体装置の製造方法を模式的に示す断面図(1)。 半導体装置の製造方法を模式的に示す断面図(2)。 半導体装置の製造方法を模式的に示す断面図(3)。 半導体装置の製造方法を模式的に示す断面図(4)。
(半導体装置100の構造)
図1に示すように、本実施例の半導体装置100は、半導体基板10中に、電流が流れる素子領域110と、その素子領域110を取り囲む終端領域120とを有している。本実施例の半導体装置100は、パワーMOSFETである。また、本実施例では、半導体基板10はSiCにより構成されている。
図1に示すように、素子領域110には、複数本のゲートトレンチ20が平行に形成されている。終端領域120には、素子領域110の外側を囲む複数本の終端トレンチ30が形成されている。各終端トレンチ30は、素子領域110の外側を一巡している。なお、図1では、理解の容易のために、半導体基板10の上面に形成されている各種絶縁層、電極、配線等の図示を省略している。
図2を参照して、素子領域110内及び終端領域120内の構造を説明する。図2に示すように、素子領域110の半導体基板10の中には、n型のドリフト領域12が形成されている。半導体基板10の表面に臨む範囲には、n型のソース領域11が形成されている。また、ソース領域11の下方であって、ドリフト領域12の上方には、p型のボディ領域13が形成されている。半導体基板10の裏面に臨む範囲には、n型のドレイン領域14が形成されている。ソース領域11の上面は、ソース電極15に対してオーミック接続している。ドレイン領域14の下面は、ドレイン電極18に対してオーミック接続している。
また、上記の通り、素子領域110内の半導体基板10の表面には複数のゲートトレンチ20が形成されている。ゲートトレンチ20の下端部には、p型のフローティング領域26が形成されている。ゲートトレンチ20の下端部付近の内側には、第1の絶縁層32aが形成されている。第1の絶縁層32aの上方には、第2の絶縁層34aが形成されている。第2の絶縁層34aの上面、及び、第2の絶縁層34aより上側のゲートトレンチ20の側面には、ゲート絶縁膜22が形成されている。ゲート絶縁膜22の内側には、ゲートトレンチ20内に充填されるゲート電極24が形成されている。ゲート電極24の上面には、層間絶縁膜40が形成されている。層間絶縁膜40により、ゲート電極24は、ソース電極15から電気的に絶縁されている。
終端領域120の半導体基板10の中にも、n型のドリフト領域12、及び、n型のドレイン領域14が形成されている。終端領域120内のドリフト領域12及びドレイン領域14は、素子領域110内のドリフト領域12及びドレイン領域14と連続している。終端領域120でも、ドレイン領域14の下面は、ドレイン電極18に対してオーミック接続している。
終端領域120内の半導体基板10の表面には複数の終端トレンチ30が形成されている。終端トレンチ30は、素子領域110内のゲートトレンチ20と略同じ深さに形成されている。終端トレンチ30の下端部には、p型のフローティング領域36が形成されている。終端トレンチ30の内側には、第1の絶縁層32bが形成されている。第1の絶縁層32bは、各終端トレンチ30間の隔壁31の上面部分にも形成されている。第1の絶縁層32bの内側には、第2の絶縁層34bが形成されている。第2の絶縁層34bは、終端トレンチ30内に充填されている。また、第2の絶縁層34bは、半導体基板10の上面にも積層されている。
(製造方法)
次いで、本実施例の半導体装置100の製造方法を説明する。まず、図3に示すように、半導体基板10に、ドリフト領域12、ソース領域11、ボディ領域13、ゲートトレンチ20、終端トレンチ30及びフローティング領域26、36を形成する。ドリフト領域12は、半導体基板10が素材として有する領域である。ソース領域11は、半導体基板10にn型不純物を注入することによって形成する。ボディ領域13は、半導体基板10にp型不純物を注入することによって形成する。ゲートトレンチ20と終端トレンチ30は、異方性エッチングにより形成する。フローティング領域26、36は、各トレンチの底面にp型不純物を注入することによって形成する。
次いで、図4に示すように、各ゲートトレンチ20の内面、各終端トレンチ30の内面、及び、半導体基板10の上面(即ち、各終端トレンチ30間の隔壁31の上面)に、第1の絶縁層32を形成する。この工程では、第1の絶縁層32は、各ゲートトレンチ20の内面、各終端トレンチ30の内面、及び、半導体基板10の上面を覆う程度の厚さに形成される。第1の絶縁層32は、TEOS(Tetra Ethyl Ortho Silicate)を原料とするCVDを行うことによって形成される。
次いで、図5に示すように、形成された第1の絶縁層32の上面に、ポリシリコン層34cを形成する。この工程では、ポリシリコン層34cは、各ゲートトレンチ20及び各終端トレンチ30の内部と、半導体基板10の上面に積層される。ポリシリコン層34cは、シラン(SiO)ガスを熱分解する処理を含むCVDを行うことによって形成される。この工程では、終端トレンチ30の中央部において、ポリシリコン層34cに、終端トレンチ30の深さ方向に伸びる隙間34dが形成されるように、ポリシリコン層34cが形成される。例えば、終端トレンチ30内に形成されるポリシリコン層34cの厚さTpは、終端トレンチ30の幅をWtとし、第1の絶縁層32の厚さTiとすると、Tp=1/2×(Wt−2Ti)/2.2であってもよい。隙間34dは、終端トレンチ30の上端を越えて、ポリシリコン層34cの上面まで伸びている。なお、同様の隙間は、ゲートトレンチ20内のポリシリコン層34cにも形成されている。
次いで、図6に示すように、半導体基板10に対して熱処理を行う。これにより、CVDによって形成された第1の絶縁層32が緻密化し、安定化する。熱処理によって、第1の絶縁層32が緻密化することによって、第1の絶縁層32の体積が減少する。この結果、第1の絶縁層32内には、第1の絶縁層32が収縮される方向の応力が発生する。
また、熱処理によって、ポリシリコン層34cは、酸化され、第2の絶縁層34が形成される。ポリシリコン層34cには、隙間34dが形成されている。このため、熱処理において、酸化種(例えば酸素、水)が、各トレンチの底付近に形成されているポリシリコン層34cにまで到達することができる。この結果、熱処理において、各トレンチ内のポリシリコン層34cを適切に酸化することができる。なお、熱処理では、半導体基板10を構成するSiCは、ポリシリコン層34cと比較して、熱処理による酸化速度が非常に遅い。このため、半導体基板10は、熱処理による酸化の影響をほとんど受けない。
ポリシリコン層34cの酸化によって第2の絶縁層34が形成される際に、第2の絶縁層34は膨張する(すなわち、第2の絶縁層34の体積は、酸化前のポリシリコン層34cよりも大きくなる)。このため、第2の絶縁層34が膨張される方向の応力が発生する。この結果、酸化後の第2の絶縁層34では、隙間34dが閉塞されている。さらに、熱処理によって、隙間34dの両側に形成されているポリシリコン層34cは、互いに接触して結合される。
熱処理において、第1の絶縁層32が収縮し、第2の絶縁層34が膨張する。この結果、第1の絶縁層32と第2の絶縁層34とで応力が相殺される。これによって、各トレンチ内で生じる応力が低減される。すなわち、半導体基板10が絶縁層32,34から受ける力を低減することができ、半導体基板10内に発生する応力を抑制することができるとともに、絶縁層32,34中のクラック等の欠陥の発生を防止することができる。
さらに、半導体装置100の耐圧性能を高めるために、隣り合う終端トレンチ30の間隔が狭くなっている場合であっても、終端トレンチ30周辺の半導体基板10に、応力が集中することを抑制することができる。
次いで、図2に示すように、エッチバックによって、ゲートトレンチ20内の第1の絶縁層32及び第2の絶縁層34の一部を除去する。ゲートトレンチ20の底面近傍には、第1の絶縁層32及び第2の絶縁層34を残存させる。次に、CVD等によってゲート絶縁膜22を形成する。次に、ゲートトレンチ20内にゲート電極24を形成する。その後、その他の必要な構造(拡散層、電極、絶縁層等)を形成することで、図1の半導体装置100が完成する。
仮に、第1の絶縁層32のみで、各トレンチ内が充填されると、熱処理において、第1の絶縁層32が収縮することによって、第1の絶縁層32にクラック等の欠陥が発生する可能性がある。本実施例の半導体装置100では、第1の絶縁層32とポリシリコン層34cとを形成した後に、熱処理が実行され、第1の絶縁層32と第2の絶縁層34とが形成される。この構成によれば、ポリシリコン層34cが酸化して第2の絶縁層34に変化する際に膨張するため、各トレンチ内にクラック等の欠陥が発生することを防止することができる。
また、熱処理によって、隙間34dの両側に形成されているポリシリコン層34cは、互いに接触して強固に結合された第2の絶縁層34が形成される。このため、第1の絶縁層32の収縮によって、第2の絶縁層34にクラック等の欠陥が発生することを防止することができる。
本実施例の半導体装置100では、第1の絶縁層32a、32bと比較して、第2の絶縁層34a、34bは、緻密に形成されている。この結果、第1の絶縁層32a、32bの密度は、第2の絶縁層34a、34bの密度よりも大きい。例えば、透過型電子顕微鏡(いわゆるTEM)によって、第1の絶縁層32a、32bと、第2の絶縁層34a、34bと、を観察することにより明らかである。
また、第1の絶縁層32a、32bでは、単位体積当りのSiが、第2の絶縁層34a、34bと比較して少ない。このため、第1の絶縁層32a、32bの屈折率は、第2の絶縁層34a、34bの屈折率よりも小さい。
本実施例の半導体装置10の製造方法では、第1の絶縁層32を形成した後に、第1の絶縁層32上に、ポリシリコン層34cを形成する。この構成によれば、ポリシリコン層34cを形成した後に、ポリシリコン層34c上に、第1の絶縁層32を形成する場合と比較して、熱処理において、ポリシリコン層34cを適切に酸化することができる。また、熱処理時のポリシリコン層34cの膨張によって、第1の絶縁層32に欠陥が生じる事態を回避することができる。
以上、本明細書に開示の技術の具体例を詳細に説明したが、これらは例示に過ぎず、特許請求の範囲を限定するものではない。特許請求の範囲に記載の技術には、以上に例示した具体例を様々に変形、変更したものが含まれる。例えば、以下の変形例を採用してもよい。
(変形例1)上記の実施例では、半導体基板10はSiCによって形成されている。これに限られず、半導体基板10はSiによって形成されていてもよい。
(変形例2)上記の実施例では、半導体装置100、200は、パワーMOSFETであるが、半導体装置100、200は、トレンチゲート型の半導体装置であれば、任意の半導体装置とすることができる。例えば、半導体装置100、200は、IGBTであってもよい。
(変形例3)上記の実施例では、半導体基板10に、第1の絶縁層32を形成した後に、ポリシリコン層34cを形成する。しかしながら、半導体基板10に、ポリシリコン層34cを形成した後に、第1の絶縁層32を形成してもよい。
(変形例4)上記の実施例では、ポリシリコン層34cは、シラン(SiO)ガスを熱分解するCVDを行うことによって形成される。しかしながら、スパッタリング等の物理気相堆積(Physical Vapor Deposition)を行うことによって、ポリシリコン層34cを形成してもよい。
(変形例5)上記の実施例では、ゲートトレンチ20内に第1の絶縁膜32a及び第2の絶縁膜34aが形成される。しかしながら、ゲートトレンチ20内には、第1の絶縁膜32aが形成されており、第2の絶縁膜34aが形成されていなくてもよい。上述したように、ゲートトレンチ20内の絶縁層の一部はエッチングによって除去される。この結果、半導体基板10がゲートトレンチ20内の絶縁層から受ける力は、終端トレンチ30内の絶縁層から受ける力よりも小さい。このため、本変形例の構成であっても、半導体基板10がゲートトレンチ20内の絶縁層から受ける力は、本実施例と比較して大きく増加しない。
また、本明細書または図面に説明した技術要素は、単独であるいは各種の組合せによって技術的有用性を発揮するものであり、出願時請求項記載の組合せに限定されるものではない。また、本明細書または図面に例示した技術は複数目的を同時に達成するものであり、そのうちの一つの目的を達成すること自体で技術的有用性を持つものである。
10:半導体基板
20:ゲートトレンチ
22:ゲート絶縁膜
30:終端トレンチ
31:隔壁
32、32a、32b:第1の絶縁層
34、34a、34b:第2の絶縁層
34c:ポリシリコン層
34d:隙間
100:半導体装置
110:素子領域
120:終端領域

Claims (7)

  1. 半導体基板と、
    前記半導体基板の表面に形成されているトレンチと、
    前記トレンチの内面を覆う第1の絶縁層と、
    前記トレンチ内の前記第1の絶縁層の表面に配置されている第2の絶縁層と、を有し、
    前記第1の絶縁層内に発生する第1の応力の方向は、前記第2の絶縁層内に発生する第2の応力の方向と異なる、半導体装置。
  2. 前記第1の応力の方向は、前記半導体基板に熱処理を実行する際に、前記第1の絶縁層が収縮される方向であり、
    前記第2の応力の方向は、前記半導体基板に熱処理を実行する際に、前記第2の絶縁層が膨張される方向である、請求項1に記載の半導体装置。
  3. 前記半導体基板に、素子領域と、前記素子領域を取り囲む終端領域が形成されており、
    前記素子領域は、
    ゲートトレンチと、
    前記ゲートトレンチの内面を覆うゲート絶縁膜と、
    前記ゲート絶縁膜の内側に設けられているゲート電極と、を有しており、
    前記終端領域は、前記トレンチを有している、
    請求項1又は2に記載の半導体装置。
  4. 半導体基板と、
    前記半導体基板の表面に形成されているトレンチと、
    前記トレンチの内面を覆う第1の絶縁層と、
    前記トレンチ内の前記第1の絶縁層の表面に配置されている第2の絶縁層であって、前記第1の絶縁層の密度と異なる密度を有する前記第2の絶縁層と、
    を有する半導体装置。
  5. 前記第2の絶縁層の密度は、前記第1の絶縁層の密度よりも大きい、請求項4に記載の半導体装置。
  6. 前記半導体基板に、素子領域と、前記素子領域を取り囲む終端領域が形成されており、
    前記素子領域は、
    ゲートトレンチと、
    前記ゲートトレンチの内面を覆うゲート絶縁膜と、
    前記ゲート絶縁膜の内側に設けられているゲート電極と、を有しており、
    前記終端領域は、前記トレンチを有している、
    請求項4又は5に記載の半導体装置。
  7. トレンチを有する半導体基板の前記トレンチの内部に、化学気相成長法を用いて絶縁層を形成する工程と、
    前記トレンチの内部に、ポリシリコン層を形成する工程と、
    前記絶縁層と前記ポリシリコン層とが形成された後に、前記半導体基板を熱処理することによって、前記ポリシリコン層を酸化させる工程と、を含む、半導体装置の製造方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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EP4131422A1 (en) * 2021-08-03 2023-02-08 Infineon Technologies Austria AG Semiconductor device

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