JP2015153220A - 自動取引装置及び自動取引装置のシャッタ制御方法 - Google Patents
自動取引装置及び自動取引装置のシャッタ制御方法 Download PDFInfo
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Abstract
【課題】自動取引装置1において、現金の取忘れ又は現金の投入忘れを防止する。【解決手段】顧客の操作により入出金取引を行う現金を貯留する接客口3と、前記接客口3の開口部3bを開閉するシャッタ3aと、前記シャッタの開閉動作を制御するシャッタ制御部25とを有し、前記シャッタ制御部25は、前記シャッタ3aを開いた時又は所定の時間経過後に、前記シャッタ3aによる注意喚起の動作、例えば開閉の緩動作又は微振動動作を開始するようにした。【選択図】図1
Description
本発明は、顧客の操作により入出金取引を行う自動取引装置等における接客口のシャッタ制御に関するものである。
一般に、自動取引装置等の接客口の開口部にはシャッタが設けられており、通常はシャッタを閉じておく。出金取引などにおいて顧客が取引媒体の一つである現金を開口部から取り出すとき又は入金取引において顧客が現金を開口部に投入するときに、シャッタを開いて現金の取出し又は現金の投入を行えるようになっている。
出金取引において、出金する現金を金庫部から接客口の開口部に搬送した後、開口部のシャッタを開く。そして、現金が取出されない状態が一定時間経過した場合に、取忘れ防止用のブザーの鳴動又は操作ガイダンスの音声を出力して顧客に知らせる。その後、開口部のシャッタを閉じるようにして出金現金の取忘れを防止するシャッタ制御の技術はあった(例えば、特開平10−269404号公報(特許文献1)参照)。
また、入金取引において、接客口の開口部のシャッタを開いてから一定時間内に開口部に現金が投入されない場合、開口部のシャッタを一旦閉じた後、再びシャッタを開いて開口部内の現金の存在を検知する。そして、開口部内に現金があるときは、現金を取り込んで入金処理をするというシャッタ制御の技術はあった(例えば、特開2010−72796号公報(特許文献2)参照)。
上記従来の特許文献1の自動取引装置では、出金取引において、現金を接客口の開口部から取り出すことに気が付かない顧客に対し、取忘れ防止用のブザーの鳴動又は操作ガイダンスの音声の出力によって取忘れを知らせていた。しかしながら、顧客に取忘れを知らせる前に、顧客が自動取引装置から離れてしまうという問題があった。これを防止するために、早いタイミングでブザーの鳴動又は操作ガイダンス等の音声を出力して顧客に知らせるようにすると、現金を取り出そうとしている顧客にとっては煩わしく感じてしまうという、相反する問題が発生する。
更に、上記従来の特許文献2の自動取引装置では、入金取引においても、やはり、顧客が入金する現金を接客口の開口部に投入することに気が付かず、取引不成立となってしまうという問題があった。また、開口部に入金はしたが識別不良等により開口部に返金されたことに気が付かず、返金された現金を取り忘れてしまうという問題があった。
更に、上記従来の特許文献2の自動取引装置では、入金取引においても、やはり、顧客が入金する現金を接客口の開口部に投入することに気が付かず、取引不成立となってしまうという問題があった。また、開口部に入金はしたが識別不良等により開口部に返金されたことに気が付かず、返金された現金を取り忘れてしまうという問題があった。
上記課題を解決するために本発明に関する自動取引装置は、顧客の操作により入出金取引を行うための現金を貯留する接客口と、前記接客口の開口部を開閉するシャッタと、前記シャッタの開閉動作を制御するシャッタ制御部とを有し、前記シャッタ制御部は、前記シャッタを開いた時又は所定の時間経過後に、前記シャッタによる注意喚起の動作を開始するようにしたことを特徴とするものである。
本発明によれば、このような構成とすることにより、入出金取引等において、シャッタを開いた時又は開いてから所定の時間経過後に、シャッタによる注意喚起の動作を開始して、その動作又は動作音により、視覚的、聴覚的に接客口に顧客の注意を引きつけることができ、現金の取忘れ又は現金の投入忘れを防止することができる。
(第1の実施の形態)
以下に本発明を実施するための最良の形態である第1の実施の形態を説明する。各図面に共通な要素には同一の符号を付す。
図1は、第1の実施の形態に関する自動取引装置の外観図である。第1の実施の形態に関する自動取引装置1は、キャッシュカードを挿入及び排出するカード入出口2、入出金取引や現金振込取引などにおいて取引媒体の一つとしての紙幣を貯留する接客口3、顧客に対する操作誘導画面の表示を行うとともに顧客が操作を行う顧客操作部4を有する。接客口3には次に説明するシャッタ3aが矢印A方向に開き、かつ開閉可能に設けられる。
以下に本発明を実施するための最良の形態である第1の実施の形態を説明する。各図面に共通な要素には同一の符号を付す。
図1は、第1の実施の形態に関する自動取引装置の外観図である。第1の実施の形態に関する自動取引装置1は、キャッシュカードを挿入及び排出するカード入出口2、入出金取引や現金振込取引などにおいて取引媒体の一つとしての紙幣を貯留する接客口3、顧客に対する操作誘導画面の表示を行うとともに顧客が操作を行う顧客操作部4を有する。接客口3には次に説明するシャッタ3aが矢印A方向に開き、かつ開閉可能に設けられる。
図2は第1の実施の形態に関する自動取引装置の接客口の構成図である。接客口3は、出金紙幣5が貯留され上部が開口になる開口部3bと、後述するシャッタ制御部25の制御に基づいて開口部3bを開閉するシャッタ3aを備える。矢印Aに示すようにシャッタ3aが開くことにより、顧客は、開口部3b内からの出金紙幣5の取出し及び開口部3b内への入金紙幣の投入が可能となる。また、開口部3b内には出金紙幣5が取出されたこと又は入金紙幣が投入されたことを検知する紙幣検出センサ3cが設けられている。紙幣検出センサ3cは開口部3b内の底部付近に設けられ、出金紙幣5が開口部3bの底部付近に置かれた状態を検知する。
図3は第1の実施の形態に関する自動取引装置の制御系を示す構成図である。第1の実施の形態に関する自動取引装置1の制御系は、後述する各部の制御を行う主制御部20と、前述した顧客に対する操作誘導画面の表示とともに顧客が入力操作を行う顧客操作部4と、カード入出口2から挿入されるキャッシュカード等に記録された口座番号等の顧客情報のリードライトを行うカード処理部21と、ブザーの鳴動又は操作ガイダンス等の音声を出力する音声案内部22を有する。
更に、現金処理部23は、出金取引時に顧客に支払われる紙幣を図示しない金庫部から開口部3bに搬送し、入金取引時に開口部3bから図示しない金庫部へ紙幣を搬送するなどの紙幣の入出金制御を行う。インタフェイス部24は、ホストコンピュータ30とのインタフェイスを制御する。シャッタ制御部25は、シャッタ3aの開閉動作を制御する。センサ部26は、前述した紙幣検出センサ3c等のセンサ群からなる。メモリ部27は、主制御部20の記憶部であり、後述するシャッタ3aの往復動作や微振動を行う所定の振動数及び振幅などの制御パラメータを格納する。本実施の形態に関するシャッタ制御部25は、シャッタ3aが開いた時又はその後所定の時間経過後に、シャッタ3aによる後述する注意喚起の動作を開始する。
以上の構成により、第1の実施の形態に関する自動取引装置1は、以下のように動作する。図4は、第1の実施の形態に関する自動取引装置の出金取引の動作を説明するフローチャートである。顧客が図示しない取引選択画面にて出金取引を選択すると、自動取引装置1は、図4に示す出金取引を開始する。
S01:先ず、顧客操作部4の操作誘導画面に従い、顧客がキャッシュカードをカード入出口2から挿入すると、主制御部20は、カード処理部21に対し、キャッシュカードから口座番号等の顧客情報を読み取るよう指示する。
S02:次に、顧客が出金金額及び暗証番号を入力すると、主制御部20は、インタフェイス部24に対して、ホストコンピュータ30と通信を行うよう指示する。主制御部20は、その返信を受信し、出金可能金額であることを確認する。
S03:次に、主制御部20は、現金処理部23に対し、出金紙幣5を図示しない金庫部から接客口3の開口部3bへ搬送するよう指示する。
S04:そして、主制御部20は、シャッタ制御部25に対し、図2に示す開口部3bのシャッタ3aが閉じられた状態から、図5に示すように矢印A方向にシャッタ3aを開いた状態とするよう指示する。図5は、第1の実施の形態に関する自動取引装置の接客口の動作の説明図である。
S02:次に、顧客が出金金額及び暗証番号を入力すると、主制御部20は、インタフェイス部24に対して、ホストコンピュータ30と通信を行うよう指示する。主制御部20は、その返信を受信し、出金可能金額であることを確認する。
S03:次に、主制御部20は、現金処理部23に対し、出金紙幣5を図示しない金庫部から接客口3の開口部3bへ搬送するよう指示する。
S04:そして、主制御部20は、シャッタ制御部25に対し、図2に示す開口部3bのシャッタ3aが閉じられた状態から、図5に示すように矢印A方向にシャッタ3aを開いた状態とするよう指示する。図5は、第1の実施の形態に関する自動取引装置の接客口の動作の説明図である。
S05:シャッタ3aが開くと、主制御部20は、シャッタ制御部25に対し、シャッタ3aによる注意喚起の動作を開始するよう指示する。図6は、第1の実施の形態に関する自動取引装置の接客口の動作の説明図である。シャッタ3aによる注意喚起の動作は、シャッタ3aが開いた時から又は所定の時間経過してから開始する。この場合の所定の時間とは2乃至3秒である。図6に示したように、シャッタ3aの先端から開口部3bの淵までの距離ΔL分について、シャッタ3aを閉方向及び開方向、即ち矢印B方向及びA方向に移動させる。動作速度は、ゆっくりスライドさせる往復動作を繰返す緩動作又は速く繰返す微振動動作である。前述の通り、メモリ部27に格納した所定の振動数及び振幅などの制御パラメータによる。動作音は顧客に聞こえるくらいの音量である必要がある。また、微振動の場合は電話のベルのように断続したものでもよい。尚、前記所定の距離ΔLは、顧客に不快感を与えない程度の距離とし、2mm〜5mm程度とするのがよいが、更に長くしてもよいし、短くしてもよい。また、シャッタ3aによる注意喚起の動作として、上記往復動作と微振動の動作を組み合わせるようにしてもよい。
S06:主制御部20は、シャッタ制御部25に対し、顧客が出金紙幣5を取り出すまでこのシャッタ3aによる注意喚起の動作を続けるよう指示する。そして、主制御部20は、センサ部26に対し、紙幣検出センサ3cにより出金紙幣5が取出されたことを検知するよう指示する。
S07:出金紙幣5が取出されると、主制御部20は、シャッタ制御部25に対し、注意喚起の動作を終了し、シャッタ3aを閉じるよう指示する。そして、インタフェイス部24に対し、ホストコンピュータ30と通信して取引情報の格納を通知するよう指示する。そして、主制御部20は、出金取引を終了する。
尚、ステップS06にて、シャッタ3aが開いてから所定の時間経過しても出金紙幣5が取出されないときは、音声案内部22にてブザーの鳴動又は操作ガイダンス等の音声を出力して顧客に知らせるのがよい。
S07:出金紙幣5が取出されると、主制御部20は、シャッタ制御部25に対し、注意喚起の動作を終了し、シャッタ3aを閉じるよう指示する。そして、インタフェイス部24に対し、ホストコンピュータ30と通信して取引情報の格納を通知するよう指示する。そして、主制御部20は、出金取引を終了する。
尚、ステップS06にて、シャッタ3aが開いてから所定の時間経過しても出金紙幣5が取出されないときは、音声案内部22にてブザーの鳴動又は操作ガイダンス等の音声を出力して顧客に知らせるのがよい。
図7は第1の実施の形態に関する自動取引装置の入金取引の動作を示すフローチャートである。顧客が図示しない取引選択画面にて入金取引を選択した場合、自動取引装置1は、図7に示す入金取引を開始する。
S11:先ず、顧客操作部4の操作誘導画面に従い、顧客がキャッシュカードをカード入出口2から挿入すると、主制御部20は、カード処理部21に対し、キャッシュカードから口座番号等の顧客情報を読み取るよう指示する。
S12:そして、主制御部20は、シャッタ制御部25に対し、図8の開口部3bのシャッタ3aが閉じられた状態から、図9のように矢印A方向にシャッタ3aを開いた状態とするよう指示する。図8及び図9は第1の実施の形態に関する自動取引装置の接客口の動作の説明図である。
S11:先ず、顧客操作部4の操作誘導画面に従い、顧客がキャッシュカードをカード入出口2から挿入すると、主制御部20は、カード処理部21に対し、キャッシュカードから口座番号等の顧客情報を読み取るよう指示する。
S12:そして、主制御部20は、シャッタ制御部25に対し、図8の開口部3bのシャッタ3aが閉じられた状態から、図9のように矢印A方向にシャッタ3aを開いた状態とするよう指示する。図8及び図9は第1の実施の形態に関する自動取引装置の接客口の動作の説明図である。
S13:シャッタ3aが開くと、主制御部20は、シャッタ制御部25に対し、シャッタ3aによる注意喚起の動作を開始するよう指示する。図10は、第1の実施の形態に関する自動取引装置の入金時の接客口の動作の説明図である。シャッタ3aによる注意喚起の動作は、シャッタ3aを開いた時から又は所定の時間経過してから開始する。この場合の所定の時間とは2乃至3秒である。図10に示したように、シャッタ3aの先端から開口部3bの淵までの距離ΔL分について、シャッタ3aを閉方向及び開方向、即ち矢印B方向及びA方向に移動させる。動作速度は、ゆっくりスライドさせる往復動作を繰返す緩動作又は速く繰返す微振動動作である。メモリ部27に格納した所定の振動数及び振幅などの制御パラメータに従う。その他注意喚起の動作は前記ステップ06に記載したものと同じである。
S14:そして、主制御部20は、シャッタ制御部25に対し、顧客により紙幣が投入されるまでシャッタ3aによる注意喚起の動作、即ち、シャッタ3aの往復動作又は微振動の動作を続けるよう指示する。そして、主制御部20は、紙幣検出センサ3cに対して紙幣の投入を検知するよう指示する。
S15:紙幣の投入が検知されると、主制御部20は、シャッタ制御部25に対し注意喚起の動作を終了し、シャッタ3aを閉じるよう指示する。そして、現金処理部23に対して、入金された紙幣を計数するよう指示する。
S14:そして、主制御部20は、シャッタ制御部25に対し、顧客により紙幣が投入されるまでシャッタ3aによる注意喚起の動作、即ち、シャッタ3aの往復動作又は微振動の動作を続けるよう指示する。そして、主制御部20は、紙幣検出センサ3cに対して紙幣の投入を検知するよう指示する。
S15:紙幣の投入が検知されると、主制御部20は、シャッタ制御部25に対し注意喚起の動作を終了し、シャッタ3aを閉じるよう指示する。そして、現金処理部23に対して、入金された紙幣を計数するよう指示する。
S16:そして、主制御部20は、顧客操作部4に対し、計数された入金金額を顧客操作部4に表示し、顧客による入金金額の確認を行うよう指示する。
S17:そして、主制御部20は、現金処理部23に対して、入金された紙幣を図示しない金庫部に搬送するよう指示する。そして、インタフェイス部24に対して、ホストコンピュータ30と通信して、入金金額情報等を取引情報として格納することを通知するよう指示する。そして、主制御部20は、入金取引を終了する。
尚、ステップS14にて、シャッタ3aが開いてから所定の時間経過しても紙幣が投入されないときは、音声案内部22にてブザーの鳴動又は操作ガイダンス等の音声を出力して顧客に知らせるのがよい。
S17:そして、主制御部20は、現金処理部23に対して、入金された紙幣を図示しない金庫部に搬送するよう指示する。そして、インタフェイス部24に対して、ホストコンピュータ30と通信して、入金金額情報等を取引情報として格納することを通知するよう指示する。そして、主制御部20は、入金取引を終了する。
尚、ステップS14にて、シャッタ3aが開いてから所定の時間経過しても紙幣が投入されないときは、音声案内部22にてブザーの鳴動又は操作ガイダンス等の音声を出力して顧客に知らせるのがよい。
以上詳細に述べたように第1の実施の形態に関する自動取引装置1によれば、入出金取引において、所定の距離のシャッタ3aの往復動作又は微振動などのシャッタ3aによる注意喚起の動作又は動作音により、視覚的、聴覚的に接客口3に顧客の注意を引きつけることができるので、現金の取忘れ又は現金の投入忘れを防止することができる。
(第2の実施の形態)
第2の実施の形態に関する自動取引装置1の構成は、図1〜図3に示した前述の第1の実施の形態に関する自動取引装置1の構成と同様であるので、簡略化のためにその詳細な説明を省略する。第2の実施の形態に関する自動取引装置1は、顧客操作部4に顧客が操作可能なシャッタ閉ボタンを設け、顧客のシャッタ閉ボタンの押下により、シャッタ3aを閉じるようにしたものである。
第2の実施の形態に関する自動取引装置1の構成は、図1〜図3に示した前述の第1の実施の形態に関する自動取引装置1の構成と同様であるので、簡略化のためにその詳細な説明を省略する。第2の実施の形態に関する自動取引装置1は、顧客操作部4に顧客が操作可能なシャッタ閉ボタンを設け、顧客のシャッタ閉ボタンの押下により、シャッタ3aを閉じるようにしたものである。
第2の実施の形態に関する自動取引装置1は、以上の構成により、以下のように動作する。図11は、第2の実施の形態に関する自動取引装置の出金取引の動作を示すフローチャートである。取引選択画面にて顧客が出金取引を選択すると、自動取引装置1は、図11に示す出金取引を開始する。
S21乃至S24:前記第1の実施の形態のステップS01乃至S04と同じである。
S21乃至S24:前記第1の実施の形態のステップS01乃至S04と同じである。
S25:ステップS24においてシャッタ3aが開くと、主制御部20は顧客操作部4に対し、図12に示す画面例G01を表示するよう指示する。図12は第2の実施の形態に関する自動取引装置の出金取引の操作画面を示す説明図である。画面例G01にはシャッタ閉ボタン102を表示する。この時、ガイダンス101として「紙幣をお取りください。そのあと、シャッタ閉ボタンを押下して、シャッタを閉じてください。」と表示する。
S26:その後、主制御部20は、シャッタ制御部25に対し、シャッタ3aによる注意喚起の動作を開始するよう指示する。注意喚起の動作の詳細は前記第1の実施の形態のステップS05と同じである。
S26:その後、主制御部20は、シャッタ制御部25に対し、シャッタ3aによる注意喚起の動作を開始するよう指示する。注意喚起の動作の詳細は前記第1の実施の形態のステップS05と同じである。
S27:そして、主制御部20は、センサ部26に対し、顧客による出金紙幣5の取出しを検知するよう指示し、顧客操作部4に対しシャッタ閉ボタン102の押下を検知するよう指示する。主制御部20は、出金紙幣5が取り出され、かつシャッタ閉ボタン102が押下されるまで、シャッタ制御部25に対し、注意喚起の動作、具体的には、往復動作又は微振動を続けるよう指示する。即ち、センサ部26は、紙幣検出センサ3cにて出金紙幣5が取出されたことを検知すると主制御部20へ通知し、顧客操作部4は、シャッタ閉ボタン102の押下を検知すると主制御部20へ通知する。注意喚起の動作の詳細は第1の実施の形態と同じである。
S28:出金紙幣5が取出され、かつシャッタ閉ボタン102が押下されると、主制御部20は、シャッタ制御部25に対し、注意喚起の動作を終了し、シャッタ3aを閉じるよう指示する。そして、インタフェイス部24に対し、ホストコンピュータ30と通信して取引情報の格納を通知するよう指示する。そして、主制御部20は、出金取引を終了する。
尚、ステップS27にて、シャッタ3aが開いてから所定の時間経過してもシャッタ閉ボタン102が押下されないとき又は出金紙幣5が取出されないときは、音声案内部22にてブザーの鳴動又は操作ガイダンス等の音声を出力して顧客に知らせるのがよい。
尚、ステップS27にて、シャッタ3aが開いてから所定の時間経過してもシャッタ閉ボタン102が押下されないとき又は出金紙幣5が取出されないときは、音声案内部22にてブザーの鳴動又は操作ガイダンス等の音声を出力して顧客に知らせるのがよい。
図13は第2の実施の形態に関する自動取引装置の入金取引の動作を説明するフローチャートである。取引選択画面にて顧客が入金取引を選択した場合は、自動取引装置1は、図13の入金取引を開始する。
S31乃至S32:前記第1の実施の形態のステップS11乃至S12と同じである。
S33:シャッタ3aが開くと、主制御部20は顧客操作部4に対し、図14に示す画面例G02を表示するよう指示する。図14は第2の実施の形態に関する自動取引装置の入金取引の操作画面を示す説明図である。画面例G02には、シャッタ閉ボタン112を表示する。この時、ガイダンス111として「紙幣を投入してください。そのあと、シャッタ閉ボタンを押下して、シャッタを閉じてください。」と表示する。
S31乃至S32:前記第1の実施の形態のステップS11乃至S12と同じである。
S33:シャッタ3aが開くと、主制御部20は顧客操作部4に対し、図14に示す画面例G02を表示するよう指示する。図14は第2の実施の形態に関する自動取引装置の入金取引の操作画面を示す説明図である。画面例G02には、シャッタ閉ボタン112を表示する。この時、ガイダンス111として「紙幣を投入してください。そのあと、シャッタ閉ボタンを押下して、シャッタを閉じてください。」と表示する。
S34:その後、主制御部20は、シャッタ制御部25に対し、シャッタ3aによる注意喚起の動作を開始するよう指示する。注意喚起の動作の詳細は前記第1の実施の形態のステップS13と同じである。
S35:そして、主制御部20は、センサ部26に対し、顧客による入金紙幣5の投入を検知するよう指示し、顧客操作部4に対しシャッタ閉ボタン112の押下を検出するよう指示する。主制御部20は、入金紙幣5が投入され、かつシャッタ閉ボタン112が押下されるまで、シャッタ制御部25に対し、注意喚起の動作、具体的には、往復動作又は微振動を続けるよう指示する。即ち、センサ部26は、紙幣検出センサ3cにて入金紙幣5が投入されたことを検知すると主制御部20へ通知し、顧客操作部4は、シャッタ閉ボタン112の押下を検出すると主制御部20へ通知する。
S35:そして、主制御部20は、センサ部26に対し、顧客による入金紙幣5の投入を検知するよう指示し、顧客操作部4に対しシャッタ閉ボタン112の押下を検出するよう指示する。主制御部20は、入金紙幣5が投入され、かつシャッタ閉ボタン112が押下されるまで、シャッタ制御部25に対し、注意喚起の動作、具体的には、往復動作又は微振動を続けるよう指示する。即ち、センサ部26は、紙幣検出センサ3cにて入金紙幣5が投入されたことを検知すると主制御部20へ通知し、顧客操作部4は、シャッタ閉ボタン112の押下を検出すると主制御部20へ通知する。
S36:紙幣の投入が検知され、シャッタ閉ボタン112の押下が検出されると、主制御部20はシャッタ制御部25に対し、注意喚起の動作を終了し、シャッタ3aを閉じるよう指示し、現金処理部23に対して、入金された紙幣を計数するよう指示する。
S37乃至S38:前記第1の実施の形態のステップS16乃至S17と同じである。
尚、ステップS35にて、シャッタ3aが開いてから所定の時間経過してもシャッタ閉ボタン112が押下されないとき又は紙幣が投入されないときは、音声案内部22にてブザーの鳴動又は操作ガイダンス等の音声を出力して顧客に知らせるのがよい。
S37乃至S38:前記第1の実施の形態のステップS16乃至S17と同じである。
尚、ステップS35にて、シャッタ3aが開いてから所定の時間経過してもシャッタ閉ボタン112が押下されないとき又は紙幣が投入されないときは、音声案内部22にてブザーの鳴動又は操作ガイダンス等の音声を出力して顧客に知らせるのがよい。
以上詳細に述べたように第2の実施の形態に関する自動取引装置1によれば、注意喚起の動作を行い、顧客が操作する顧客操作部4に表示されたシャッタ閉ボタン102、112の押下するまで、シャッタ3aは閉じないようにしたので、第1の実施の形態に関する自動取引装置1の効果に加え、シャッタ3aの往復動作又は微振動を行っている際にシャッタ3aが閉まって手を挟むという不安を顧客に与えないようにすることができる。
(第3の実施の形態)
図15は第3の実施の形態に関する自動取引装置の接客口の構成図である。第3の実施の形態は図15に示したように、接客口3に顧客の手が挿入されたかどうかを検知するセンサ部26としての手挿入検出センサ3dを設けた構成である。手挿入検出センサ3dは接客口3内のシャッタ3a付近に設けられ、顧客が入金紙幣を持った手を接客口3へ挿入する場合に、顧客の手又は投入途中の紙幣を検知する。その他の構成は、第1の実施の形態に関する自動取引装置の構成と同様であるので、簡略化のためにその詳細な説明を省略する。
図15は第3の実施の形態に関する自動取引装置の接客口の構成図である。第3の実施の形態は図15に示したように、接客口3に顧客の手が挿入されたかどうかを検知するセンサ部26としての手挿入検出センサ3dを設けた構成である。手挿入検出センサ3dは接客口3内のシャッタ3a付近に設けられ、顧客が入金紙幣を持った手を接客口3へ挿入する場合に、顧客の手又は投入途中の紙幣を検知する。その他の構成は、第1の実施の形態に関する自動取引装置の構成と同様であるので、簡略化のためにその詳細な説明を省略する。
第3の実施の形態に関する自動取引装置1は、以下のように動作する。図16は第3の実施の形態に関する自動取引装置の出金取引の動作を示すフローチャートである。取引選択画面にて顧客が出金取引を選択すると、自動取引装置1は、図16の出金取引を開始する。
S41乃至S44:前記第1の実施の形態のステップS01乃至S04と同じである。
S41乃至S44:前記第1の実施の形態のステップS01乃至S04と同じである。
S45:ステップS44においてシャッタ3aが開くと、主制御部20は、シャッタ制御部25に対し、シャッタ3aによる注意喚起の動作を開始するよう指示する。シャッタ3aによる注意喚起の動作は、シャッタ3aが開いた時から又は所定の時間経過してから開始する。図15に示したように、シャッタ3aの先端から開口部3bの淵までの距離ΔL分について、シャッタ3aを閉方向及び開方向、即ち矢印B方向及びA方向に移動させる。注意喚起の動作の詳細は第1の実施の形態と同じである。
S46:そして、主制御部20は、センサ部26に対し、顧客が開口部3bに手を挿入したことを手挿入検出センサ3dにより検知するよう指示する。手挿入検出センサ3dが顧客の手の挿入を検知すると、次へ移行する。
S47:手挿入検出センサ3dが顧客の手の挿入を検知すると、主制御部20は、シャッタ制御部25に対し、注意喚起の動作を終了するよう指示する。尚、この時、手挿入検出センサ3dによる手の検知が短い時間であった場合などでは、シャッタ3aによる注意喚起の動作を終了せずに継続するようにしてもよいし、一旦停止した後再開するようにしてもよい。
S47:手挿入検出センサ3dが顧客の手の挿入を検知すると、主制御部20は、シャッタ制御部25に対し、注意喚起の動作を終了するよう指示する。尚、この時、手挿入検出センサ3dによる手の検知が短い時間であった場合などでは、シャッタ3aによる注意喚起の動作を終了せずに継続するようにしてもよいし、一旦停止した後再開するようにしてもよい。
S48:そして、主制御部20は、センサ部26に対し、紙幣検出センサ3cにより出金紙幣5が取出されたことを検知するよう指示する。
S49:前記第1の実施の形態のステップS07と同じである。
尚、ステップS46にてシャッタ3aが開いてから所定の時間経過しても手の挿入が検知されないとき、又はステップS48にて出金紙幣5が取出されないときは、音声案内部22にてブザーの鳴動又は操作ガイダンス等の音声を出力して顧客に知らせるのがよい。
S49:前記第1の実施の形態のステップS07と同じである。
尚、ステップS46にてシャッタ3aが開いてから所定の時間経過しても手の挿入が検知されないとき、又はステップS48にて出金紙幣5が取出されないときは、音声案内部22にてブザーの鳴動又は操作ガイダンス等の音声を出力して顧客に知らせるのがよい。
図17は第3の実施の形態に関する自動取引装置の入金取引の動作を示すフローチャートである。取引選択画面にて顧客が入金取引を選択した場合は、自動取引装置1は、図17の入金取引を開始する。
S51乃至S53:前記第1の実施の形態のステップS11乃至S13と同じである。
S54:そして、主制御部20は、シャッタ制御部25に対し、顧客により紙幣が投入されるまでシャッタ3aの注意喚起動作、即ち、往復動作又は微振動の動作を続けるよう指示する。そして、主制御部20は、センサ部26に対し、手挿入検出センサ3dによって顧客の紙幣を持った手を検知するよう指示する。
S51乃至S53:前記第1の実施の形態のステップS11乃至S13と同じである。
S54:そして、主制御部20は、シャッタ制御部25に対し、顧客により紙幣が投入されるまでシャッタ3aの注意喚起動作、即ち、往復動作又は微振動の動作を続けるよう指示する。そして、主制御部20は、センサ部26に対し、手挿入検出センサ3dによって顧客の紙幣を持った手を検知するよう指示する。
S55:顧客の手が検知されると、主制御部20は、シャッタ制御部25に対し、即時に、シャッタ3aによる注意喚起の動作を終了するよう指示する。尚、この時、出金取引の場合と同様に、手挿入検出センサ3dによる手の検知が短い時間であった場合などでは、シャッタ3aによる注意喚起の動作を終了せずに継続してもよいし、一旦停止した後再開するようにしてもよい。
S56:そして、主制御部20は、センサ部26に対し、紙幣検出センサ3cにて紙幣の投入を検知するよう指示する。
S57:紙幣の投入が検知されると、主制御部20はシャッタ制御部25に対し、シャッタ3aを閉じるよう指示するとともに、現金処理部23に対し、入金された紙幣を計数するよう指示する。
S58乃至S59:前記第1の実施の形態のステップS16乃至S17と同じである。
S57:紙幣の投入が検知されると、主制御部20はシャッタ制御部25に対し、シャッタ3aを閉じるよう指示するとともに、現金処理部23に対し、入金された紙幣を計数するよう指示する。
S58乃至S59:前記第1の実施の形態のステップS16乃至S17と同じである。
尚、ステップS54にてシャッタ3aが開いてから所定の時間経過しても手挿入検出センサ3dにより手又は紙幣が検知されないとき、又はステップS56にて紙幣検出センサ3cにて紙幣の投入が検知されないときは、音声案内部22にてブザーの鳴動又は操作ガイダンス等の音声を出力して顧客に知らせるのがよい。
以上述べたように第3の実施の形態に関する自動取引装置1によれば、接客口3内のシャッタ3a付近に顧客の手又は投入途中の紙幣を検知する手挿入検出センサ3dを設け、顧客の手又は紙幣が挿入された時に即時にシャッタ3aの注意喚起動作としての往復動作又は微振動を終了するようにしたので、第1の実施の形態に関する自動取引装置1の効果に加え、シャッタ3aの往復動作又は微振動によりシャッタ3aが閉まって手を挟む不安を顧客に与えないようにすることができる。
尚、以上の実施の形態の説明では、顧客が接客口3の開口部3bから紙幣を取り出すとき、又は開口部3bに紙幣を投入するときのシャッタ制御の例を説明したが、顧客が接客口3の開口部3bから硬貨を取り出すとき、又は開口部3bに硬貨を投入するときのシャッタ制御にも本発明を適用することができる。また、以上の実施の形態の説明では、出金取引及び入金取引におけるシャッタ制御の例を示したが、現金振込取引等における入金又は返金のときのシャッタ制御にも本発明を適用することができる。
1 自動取引装置
3 接客口
3a シャッタ
3b 開口部
3c 紙幣検出センサ
3d 手挿入検出センサ
4 顧客操作部
5 出金紙幣
20 主制御部
23 現金処理部
25 シャッタ制御部
102、112 シャッタ閉ボタン
3 接客口
3a シャッタ
3b 開口部
3c 紙幣検出センサ
3d 手挿入検出センサ
4 顧客操作部
5 出金紙幣
20 主制御部
23 現金処理部
25 シャッタ制御部
102、112 シャッタ閉ボタン
Claims (10)
- 顧客の操作により入出金取引を行う取引媒体を貯留する接客口と、
前記接客口の開口部を開閉するシャッタと、
前記シャッタの開閉動作を制御するシャッタ制御部とを有し、
前記シャッタ制御部は、前記シャッタを開いた時又は所定の時間経過後に、前記シャッタによる注意喚起の動作を開始するようにしたことを特徴とする自動取引装置。 - 前記シャッタによる注意喚起の動作は、前記シャッタを閉方向及び開方向に所定の距離、繰返しゆっくりスライドさせる緩動作又は速く繰返す微振動動作としたことを特徴とする請求項1記載の自動取引装置。
- 前記接客口に取引媒体を検知する紙幣検出センサを備え、
前記紙幣検出センサにて取引媒体の取出し又は投入を検知した時に、前記シャッタによる注意喚起の動作を終了するようにしたことを特徴とする請求項1記載の自動取引装置。 - 操作誘導画面の表示を行うとともに顧客が操作を行う顧客操作部を備え、
前記シャッタを開いた時に、前記顧客操作部にシャッタ閉ボタンを表示し、前記シャッタ閉ボタンが押下された時に前記シャッタによる注意喚起の動作を終了するようにしたことを特徴とする請求項1記載の自動取引装置。 - 前記接客口に顧客の手の挿入を検知する手挿入検出センサを備え、
前記手挿入検出センサにより前記顧客の手の挿入を検知した時に、前記シャッタによる注意喚起の動作を終了するようにしたことを特徴とする請求項1記載の自動取引装置。 - 入出金取引において接客口の開口部のシャッタを開閉する自動取引装置のシャッタ制御方法において、
前記シャッタを開いた時又はその後所定の時間経過後に、前記シャッタによる注意喚起の動作を開始するステップを含むことを特徴とする自動取引装置のシャッタ制御方法。 - 前記シャッタによる注意喚起の動作は、所定の距離、繰返しゆっくりスライドさせる緩動作又は速く繰返す微振動動作であることを特徴とする請求項6記載の自動取引装置のシャッタ制御方法。
- 前記取引媒体の取出し又は投入を検知した時に、前記シャッタによる注意喚起の動作を終了するステップを有することを特徴とする請求項6記載の自動取引装置のシャッタ制御方法。
- 前記シャッタを開いた時に、顧客操作部にシャッタ閉ボタンを表示するステップと、
前記シャッタ閉ボタンが押下された時に前記シャッタによる注意喚起の動作を終了するステップと、を有することを特徴とする請求項6記載の自動取引装置のシャッタ制御方法。 - 前記接客口に挿入された顧客の手を検出する手挿入検出ステップと、
前記手挿入検出ステップにより前記顧客の手を検出すると、前記シャッタによる注意喚起の動作を終了するステップを含むことを特徴とする請求項6記載の自動取引装置のシャッタ制御方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2014027415A JP2015153220A (ja) | 2014-02-17 | 2014-02-17 | 自動取引装置及び自動取引装置のシャッタ制御方法 |
Applications Claiming Priority (1)
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Family
ID=53895370
Family Applications (1)
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JP2014027415A Pending JP2015153220A (ja) | 2014-02-17 | 2014-02-17 | 自動取引装置及び自動取引装置のシャッタ制御方法 |
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JP (1) | JP2015153220A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2017228139A (ja) * | 2016-06-23 | 2017-12-28 | 東芝テック株式会社 | Pos装置 |
JP2021039774A (ja) * | 2020-11-11 | 2021-03-11 | 東芝テック株式会社 | Pos装置 |
-
2014
- 2014-02-17 JP JP2014027415A patent/JP2015153220A/ja active Pending
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