JP2015151187A - 包装材料及び包装袋 - Google Patents

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【課題】最外層にポリアミドフィルムを有する包装材料であって、しかも、その製造工程中の温湿度の変化によっても印刷柄が伸縮し難い包装材料と、この包装材料で製袋した包装袋を提供すること。【解決手段】金属蒸着したポリエステルフィルム(以下「蒸着PETフィルム」という)又は蒸着PETフィルムを含む積層体2に印刷柄を施し、このフィルムを内側としてポリアミドフィルム1を接着して包装材料を製造する。蒸着PETフィルムは寸法安定性に優れるため、印刷工程や接着工程の前後にわたって、印刷柄の伸縮が生じることがない。【選択図】図1

Description

本発明は、最外層にポリアミドフィルムを有する包装材料と、この包装材料を使用して製袋した包装袋に関するものであり、例えば、トイレタリー製品の詰め替え用包装体に好適に利用できる。
最外層にポリアミドフィルムを配置し、最内層にシーラント層を配置した包装袋は従来から周知であり(特許文献1,2参照)、衝撃強度や突き刺し強度に優れることが知られている。もっとも、ポリアミドフィルムは比較的高価である等の理由から、必ずしも十分に普及していない。
ところで、シャンプー、リンス、ボディソープ、液体洗剤、柔軟材等のトイレタリー製品は一般にプラスチックボトルに収容して販売されているが、その内容物を使い切った後には、これらプラスチックボトルに内容物を補充して再利用することが普通である。そして、このプラスチックボトルに補充する内容物は、別途、自立性の包装袋に収容して販売されており、この包装袋は詰め替え用包装袋と呼ばれ、内容物を収容した包装体は詰め替え用包装体と呼ばれている。
これら詰め替え用自立性包装袋には、その商品の性質上、比較的安価な包装材料が使用されてきた。例えば、金属や金属酸化物を蒸着してポリエステルフィルムを基材とする包装材料である。
しかしながら、昨今、詰め替え用自立性包装袋に対する消費者の要求品質は高くなっており、包装体輸送時の破袋や突き刺しによるピンホールの発生を防止するため、最外層にポリアミドフィルムを配置した包装袋が求められている。
このような包装袋では、印刷柄の磨耗を防ぐため、最外層のポリアミドフィルムの内側に印刷柄を施すことが通常である。このため、ウェブ状のフィルムを使用して包装材料を製造する際には、まず、このウェブ状ポリアミドフィルムの巻取りからポリアミドフィルムを巻き出し、そのポリアミドフィルムを流れ方向に走行させながら、その内側に印刷柄を施し、この印刷済みのウェブ状のポリアミドフィルムの印刷面にその他のフィルム(例えば、シーラントフィルム)を積層する工程を採用している。
しかしながら、ポリアミドフィルムは寸法安定性に乏しく、しかも、吸水性の高いフィルムであるため、高温雰囲気や高湿度雰囲気で走行させるとポリアミドフィルムが伸縮し、ポリアミドフィルムの伸縮に伴って印刷柄も伸縮するという問題があった。
特に、前述の詰め替え用自立性包装袋の製袋機械は、一般に専用機であり、材料由来の変動要素の許容幅は小さいものとなっている。このため、四季の変化に富む日本の環境のもとで、ポリアミドフィルムを使用した詰め替え用自立性包装袋では、印刷柄の伸縮が深刻な問題となっている。
実公昭61−2036号公報 特開平9−314725号公報
そこで、本発明は、最外層にポリアミドフィルムを有する包装材料であって、しかも、その製造工程中の温湿度の変化によっても印刷柄が伸縮し難い包装材料と、この包装材料で製袋した包装袋を提供することを目的とする。
すなわち、請求項1に記載の発明は、ポリアミドフィルムを最外層とし、その内層側に金属蒸着したポリエステルフィルム(以下「蒸着PETフィルム」という)又は蒸着PETフィルムを含む積層体を接着して構成される包装材料であって、前記蒸着PETフィルム又は蒸着PETフィルムを含む積層体に印刷柄が施されていることを特徴とする包装材料である。
次に、請求項2に記載の発明は、前記蒸着PETフィルム又は蒸着PETフィルムを含む積層体のポリアミドフィルム側に印刷柄が施されていることを特徴とする請求項1に記載の包装材料である。
また、請求項3に記載の発明は、前記蒸着PETフィルム又は蒸着PETフィルムを含む積層体と前記ポリアミドフィルムとが、ドライラミネート用接着剤により接着されていることを特徴とする請求項1又は2に記載の包装材料である。
また、請求項4に記載の発明は、前記接着剤が芳香族エステル系接着剤であることを特徴とする請求項3に記載の包装材料である。
また、請求項5に記載の発明は、最内層がシーラント層であることを特徴とする請求項1〜4のいずれかに記載の包装材料である。
また、請求項6に記載の発明は、請求項1〜5のいずれかにに記載の包装材料を製袋してなることを特徴とする包装袋である。
また、請求項7に記載の発明は、その形態が自立性包装袋であることを特徴とする請求項6に記載の包装袋である。
本発明に係る包装材料を製造する際には、まず、蒸着PETフィルム又は蒸着PETフィルムを含む積層体(以下、蒸着PETフィルムと蒸着PETフィルムを含む積層体とを総称して「蒸着PET積層体等」という)に印刷柄を施す。蒸着PETフィルムは寸法安定性が高く、しかも、湿度変化に強いため、高湿度雰囲気中で走行させても伸縮することはない。このため、ウェブ状の蒸着PET積層体等を、張力をかけて走行させながらポリアミドフィルムを積層した場合でも、流れピッチの振れ幅の小さいラミネート原反を製造することができる。そして、蒸着PET積層体等とポリアミドフィルムとを積層した後には、蒸着PET積層体等に含まれる蒸着PETフィルムによってその伸縮が防止されるから、このときにも印刷柄の伸縮は生じないのである。
本発明の包装材料の例を示す断面説明図である。 本発明の包装袋の例を示す斜視図である。 本発明の包装材料の例を示す断面説明図である。
本発明は、最外層のポリアミドフィルムと、この内層側に接着された蒸着PETフィルム又は蒸着PETフィルムを含む積層体(すなわち、蒸着PET積層体等)とを必須の構成要素とするフレキシブルな包装材料である。蒸着PET積層体等には印刷柄が施されている必要がある。そして、これらポリアミドフィルムと蒸着PET積層体等を接着するにあたり、印刷柄はポリアミドフィルム側に施されていることが望ましい。包装体を製造した際に、最外層のポリアミドフィルムを透して、包装体の外面からこの印刷柄が見えるからである。
蒸着PET積層体等は、蒸着PETフィルム単体からなるものであってよい。また、ポリエステルフィルムにその他の層を積層したものであってもよい。蒸着PETフィルムは印刷柄の支持体となるものである。ポリエステルフィルムは寸法安定性が高く、温度や湿度が変化した場合にも、その寸法安定性は変わらない。このため、蒸着PETフィルムを支持体として施された印刷柄は、温湿度の変動にかかわりなく、走行させても伸びることがない。もちろん、蒸着PETフィルムにその他の層を積層した積層体でも、その寸法安定性が高く、この積層体に施された印刷柄も、温湿度の変動にかかわりなく、走行させても伸びることがない。
蒸着PETフィルムの基材となるポリエステルフィルムとしては、二軸延伸した後ヒートセットしたフィルムが好適に使用できる。例えば、二軸延伸ポリエチレンテレフタレートフィルムである。厚みは9〜25μmでよい。金属蒸着層の金属としてはアルミニウムが代表例として例示できる。ポリエステルフィルムに金属蒸着層を形成する際には、プラズマ処理やプライマー処理などの易接着処理をポリエステルフィルムに施した後、真空蒸着層を形成することが望ましい。
蒸着PETフィルムに積層するその他の層は任意のものであってよいが、例えば、任意のプラスチック層を挙げることができる。例えば、ポリエチレンフィルム、ポリプロピレンフィルムなどである。また、溶融したプラスチックをポリエステルフィルムに積層して層形成することも可能である。
次に、印刷柄は、市販のウレタン−塩酢ビ系インキで印刷することによって蒸着PET積層体等に施すことができる。
また、ポリアミドフィルムは包装体の最外層を構成して、包装体の輸送時の破袋や突き刺しによるピンホールの発生を防止する役割を有するものである。ポリアミドフィルムとしては、6−ナイロン、6,6−ナイロンなど、任意のポリアミドフィルムが使用できるが、延伸したフィルムを使用することが望ましい。また、その厚みは15〜25μmであることが望ましい。
なお、本発明に係る包装材料は、これらポリアミドフィルムと蒸着PET積層体等に加えて、その最内層にシーラント層を有することが望ましい。最内層にシーラント層を有し、かつ、蒸着PET積層体等が蒸着PETフィルム単体からなる場合には、金属蒸着層をポリアミドフィルム側になるように配置して、この金属蒸着層の上に印刷柄を施すことが望ましい。この場合には、PET積層体等のポリエステルフィルムとシーラント層とが接着剤層によって接着されるため、ポリエステルフィルムとシーラント層とのラミネート強度が高く、包装体内部に収容された内容物による強度劣化を防ぐことが可能である。
シーラント層としては、例えば、直鎖状低密度ポリエチレンフィルム(LLDPE)が使用できる。市販のフィルムであってよい。厚みは80〜150μmであることが望ましい。
図面の図1は、本発明の包装材料の例を示す断面説明図であり、この例では、ポリアミドフィルム1を最外層とし、ポリエステルフィルム21に金属蒸着層22を積層したものを蒸着PET積層体等2とし、最内層にシーラント層4を有している。印刷柄4は金属蒸着層22の上に施されており、すなわち、蒸着PET積層体等2の表面に施されている。そして、ポリアミドフィルム1と蒸着PET積層体等2とは接着剤層ad1によって接着されており、蒸着PET積層体等2とシーラント層4とは接着剤層ad2によって接着されている。また、この例では、金属蒸着層22がポリアミドフィルム1に対面する方向に配置されていて、このため、印刷柄4は接着剤層ad1と直接接触する位置にある。
ポリアミドフィルムと蒸着PET積層体等と接着する接着剤層ad1としては、ドライラミネート用接着剤を使用することができる。ドライラミネート用接着剤を使用してポリアミドフィルムと蒸着PET積層体等とを接着することにより、一層熱による影響を受けにくくなり、得られる包装材料の寸法安定性が一層向上する。ドライラミネート用接着剤の中でも、芳香族エステル系ドライラミネート用接着剤を使用することが望ましい。包装体内部に収容する内容物が強い香料を含む場合でも、ポリアミドフィルムと蒸着PET積層体等とを芳香族エステル系ドライラミネート用接着剤で接着することにより、香料によるラミネート強度を低下させることなく、寸法安定性の高い包装体とすることができる。接着剤の塗布量は1.5〜4.0g/mでよい。
また、蒸着PET積層体等とシーラント層4とを接着する接着剤層ad2としては、任意の接着剤が使用できるが、接着剤層ad1の場合と同様の理由から、芳香族エステル系ドライラミネート用接着剤を使用することが望ましい。
なお、いうまでもなく、この包装材料は、これを構成する各フィルムとして、ウェブ状のフィルムを使用して、このウェブ状の各フィルムを巻き取りから巻き出し、走行させながら、印刷工程及び接着工程を連続して行うことができる。
次に、この包装材料は、ポリアミドフィルムを外面側として製袋して包装袋を製造することができる。こうして得られた包装袋は、その最外面にポリアミドフィルムが配置されているから、輸送時の破袋や突き刺しによるピンホールが発生しない。
包装袋の形態は任意でよく、例えば、この包装材料を二つ折りして、周囲の三辺をシールすることにより、いわゆる三方シール袋を製造することができる。また、この包装材料を2枚重ね、四辺をシールすることにより、いわゆる四方シール袋を製造することができる。また、この包装材料を3枚使用し、そのうち、2枚の包装材料を表裏として重ね、残る1枚の包装材料を二つ折りして、表裏の包装材料の間に介在させて周囲をシールすることにより、自立性のある袋を製造することができる。
本発明に係る包装袋を詰め替え用包装袋として使用する場合には、自立性のある包装袋とすることが望ましい。図面の図2はこの包装袋の斜視図であり、表裏は本発明に係る包装材料A1,A2によって構成されている。また、この表裏の包装材料A1,A2の間に底部用包装材料A3が挟まれて、両側の側端がシールされている。図中、Bは注出口であり、Cはこの注出口を開封するVノッチである。この包装袋は、上端の開口部から内容物を充填し、この開口部をシール密封することによって包装体とすることができる。そして、前記ノッチCから切断することによって注出口を開封し、例えば、トイレタリー用プラスチックボトルに充填して使用することができる。
本発明の包装材料を使用して自立性包装袋を製造する際には、表裏の包装材料A1,A2として本発明の包装材料を使用することが望ましい。一方、底部用包装材料A3としては、任意の包装材料が使用できる。図3は後述する実施例で使用した底部用包装材料A3
を示す断面説明図で、最外層にポリアミドフィルム1を使用し、最内層にシーラント層4を配置すると共に、ポリアミドフィルム1とシーラント層4との間にアルミニウム箔5を配置して、全体を接着剤ad3,ad4で接着したものである。
なお、これら製袋工程は、前述の包装材料製造工程とオフラインで行うこともできるし、包装材料製造工程に引き続いて、インラインで行うことも可能である。
(実施例)
ウェブ状の各フィルムを使用して、図1に示す包装材料及び図3に示す包装材料を製造し、そのままインラインで、図2に示す自立性包装袋を製袋した。なお、自立性包装袋の表裏の包装材料A1,A2は、図1に示す包装材料であり、底部用包装材料A3は図3に示す包装材料である。
図1に示すように、表裏の包装材料A1,A2は最外層が二軸延伸ポリアミドフィルム1であり、最内層がシーラント層4である。また、このポリアミドフィルム1とシーラント層4との間に、アルミニウムを真空蒸着した二軸延伸ポリエチレンテレフタレートフィルム(蒸着PETフィルム)2が配置されている。蒸着PETフィルム2の蒸着面には印刷柄3が施されており、その印刷面がポリアミドフィルム1側を向くように配置されている。なお、ポリアミドフィルム1と印刷済み蒸着PETフィルム2、蒸着PETフィルム2とシーラント層4とは、いずれも接着剤ad1,ad2によって接着されている。
また、図3に示すように、底部用包装材料A3は最外層がポリアミドフィルム1であり、最内層がシーラント層4である。また、このポリアミドフィルム1とシーラント層4との間に、アルミニウム箔5が配置されている。ポリアミドフィルム1とアルミニウム箔5、アルミニウム箔5とシーラント層4とは、いずれも接着剤ad3,ad4によって接着されている。
これら表裏の包装材料A1,A2及び底部用包装材料A3のポリアミドフィルム1としては、三菱樹脂(株)製サントニールSNR−X(厚さ15μm)を使用した。蒸着PETフィルム2としては、尾池パックマテリアル(株)製テトライトEXE(厚さ12μm)を使用し、シーラント層4としては、LLDPEフィルム(タマポリ(株)製MZ434,厚さ120μm)を使用した。また、印刷柄3は、墨インキ(東洋インキ製造(株)製LPGT)を使用した。接着剤ad1,ad2,ad3,ad4としては、いずれも、芳香族エステル系ドライラミネート用接着剤(DICグラフィック(株)製LX500)を使用した。
この包装袋は、次のように製造した。すなわち、まず、ウェブ状の蒸着PETフィルム2をその巻取りから巻き出し、張力(テンション)をかけて流れ方向に連続して走行させながら、その蒸着面に印刷柄3を施した。一方、ウェブ状のポリアミドフィルム1をその巻取りから巻き出し、印刷済み蒸着PETフィルム2と同期させて連続して走行させ、印刷済み蒸着PETフィルム2の印刷面にインラインで接着した。もちろん、この接着工程の前後に渡って、前記蒸着PETフィルム2は流れ方向に走行している。
こうしてポリアミドフィルム1と蒸着PETフィルム2とを積層したウェブ状の積層体をそのまま流れ方向に走行させながら、前記LLDPEフィルム4をその巻取りから巻き出し、前記積層体と同期させて連続して走行させ、この積層体の蒸着PETフィルム2側に接着して、本発明に係る包装材料を製造した。
そして、この包装材料をそのまま走行させながら、その流れ方向に沿って中央でスリッ
トして、2枚の包装材料から成る表裏の包装材料A1,A2とした。この2枚の包装材料A1,A2をそのまま走行させながら互いに重ね合わせると共に、この2枚の包装材料A1,A2の間に、二つ折りした前記底部用包装材料A3を挿入し、所定の位置でヒートシールすると共に、個々の包装袋に切断した。
なお、以上の説明から分かるように、ウェブ状のポリアミドフィルム1及びウェブ状の蒸着フィルム2の巻き出しから、自立性包装袋の製袋にいたるまで、すべての工程はインラインで行った。また、この間、すべての工程を通じて、各材料を流れ方向に走行させながら加工を行っている。
得られた自立性包装袋の大きさは、天地235mm、左右130mmであり、サイドシール幅は6mmである。また、各材料の流れ方向は包装袋の左右方向に対応している。
(比較例)
蒸着PETフィルム2に印刷柄を施す代わりにポリアミドフィルム1に印刷柄を施した外は、実施例と同様に包装材料及び包装袋を製造した。
(評価)
実施例及び比較例の包装袋について、ポリアミドフィルム1と蒸着PETフィルム2との間のラミネート強度と印刷柄3の伸縮について測定した。この結果を、生産安定性と共に、表1に示す。
なお、ラミネート強度は、表裏の包装材料A1,A2を幅15mmの短冊状に切断してサンプルとし、このサンプル10個について、300mm/分の速度でT型剥離(角度90度)で測定した強度の平均値である。
また、印刷柄3の伸縮については、流れ方向5ピッチ分の長さを測定して評価した。前述のように、包装袋の流れ方向(左右方向)の長さは130mmであるから、伸縮がない場合には、650mmである。これより大きい場合には、印刷柄3が伸びていることになる。また、これより小さい場合には収縮していることになる。サンプル数は10個であり、その最大値、最小値、及び最大値と最小値との差を表1に「流れ寸法」として示す。
Figure 2015151187
以上の結果から分かるように、その生産性とラミネート強度については、印刷柄をポリアミドフィルム1に施した場合と、蒸着PETフィルムに施した場合との間で、大きな相違がない。これに対して、印刷柄の伸縮については、ポリアミドフィルムに印刷柄を施した場合には、最大値652.1mm、最小値647.8mmであって大きく伸縮しており、しかも、最大値と最小値との差が4.3mmで極めて不安定であって、その伸縮を一定値に制御することが困難であるのに対して、蒸着PETフィルムに施した場合には伸縮が小さく、安定した生産が可能である。
1 ポリアミドフィルム
2 PET積層体等
21 ポリエステルフィルム
22 金属蒸着層
3 印刷柄
4 シーラント層
5 アルミニウム箔
ad1,ad2,ad3,ad4 接着剤

Claims (7)

  1. ポリアミドフィルムを最外層とし、その内層側に金属蒸着したポリエステルフィルム(以下「蒸着PETフィルム」という)又は蒸着PETフィルムを含む積層体を接着して構成される包装材料であって、前記蒸着PETフィルム又は蒸着PETフィルムを含む積層体に印刷柄が施されていることを特徴とする包装材料。
  2. 前記蒸着PETフィルム又は蒸着PETフィルムを含む積層体のポリアミドフィルム側に印刷柄が施されていることを特徴とする請求項1に記載の包装材料。
  3. 前記蒸着PETフィルム又は蒸着PETフィルムを含む積層体と前記ポリアミドフィルムとが、ドライラミネート用接着剤により接着されていることを特徴とする請求項1又は2に記載の包装材料。
  4. 前記接着剤が芳香族エステル系接着剤であることを特徴とする請求項3に記載の包装材料。
  5. 最内層がシーラント層であることを特徴とする請求項1〜4のいずれかに記載の包装材料。
  6. 請求項1〜5のいずれかに記載の包装材料を製袋してなることを特徴とする包装袋。
  7. その形態が自立性包装袋であることを特徴とする請求項6に記載の包装袋。
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