JP2015147734A - 水中油(o/w)型乳化組成物、水中油(o/w)型乳化組成物の製造方法、及び皮膚外用剤 - Google Patents

水中油(o/w)型乳化組成物、水中油(o/w)型乳化組成物の製造方法、及び皮膚外用剤 Download PDF

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Abstract

【課題】さっぱりとした使用感とリッチな感触(使用実感)を併せ持つ乳化組成物を提供することを課題とする。【解決手段】D相を形成するための多価アルコールとしてグリセリンを用い、さらにそのグリセリンの含有量(水/グリセリンの質量比)を特定の範囲とすることによって、D相乳化法において高融点の油剤を配合した乳化が可能となり、D相乳化法によって得られるさっぱりとした使用感と高融点の油剤によって得られるリッチな感触(使用実感)を併せ持つ乳化組成物が実現可能となる。【選択図】なし

Description

本発明は、水中油(O/W)型乳化組成物、水中油(O/W)型乳化組成物の製造方法、及び皮膚外用剤に関し、さらに詳しくはD相乳化法によって得られる水中油(O/W)型乳化組成物及びその製造方法、並びに水中油(O/W)型乳化組成物を含有する皮膚外用剤に関する。
乳化物は、水相と油相の種類や比率等を調整することによって、様々な機能が発現される有用な組成物であり、化粧品、医薬品、食品、塗料等の工業製品に幅広く利用されている。近年、乳化技術はさらなる発展を続けており、より高い安定性を確保するため、或いは難溶な物質を均一分散させるため等を目的として様々な乳化方法が開発されている。
例えば、特許文献1には、特定の組成を有するポリグリセリン脂肪酸エステル、多価アルコール、油性物質及び水を特定の比率で組み合わせた水中油型乳化物が、加熱安定性、経時安定性および低温保存からの復元性に優れ、多種の油性物質に適用可能となることが記載されている。
さらに特許文献2には、特殊なポリグリセリン脂肪酸エステルとIOB(無機/有機バランス)値が特定の範囲である液状油とを用いることによって、水性媒体や油性媒体への分散性が悪い高結晶性物質を安定的かつ均一に分散させることができることが記載されている。
また、近年、ヘキサゴナル液晶、逆ヘキサゴナル液晶、ラメラ液晶、キュービック液晶等の液晶構造を形成する液晶乳化法が開発されており、化粧料等に利用した場合に液晶特有の優れた保湿効果やエモリエント効果、経皮浸透促進効果等が発揮されることが報告されている。例えば、特許文献3には、ステロール、ポリグリセリン脂肪酸エステルおよびレシチンを必須成分として含有する乳化剤を含有した組成物が、皮膚上で液晶構造を形成し、外部の刺激から皮膚を保護し、皮膚内部からの水分の蒸散を防ぐとともに、肌に一定量の水分を与えることで、荒れ肌や乾燥肌を改善することが記載されている。
特開平11−262653号公報 特開2012−254454号公報 特開2010−280587号公報
前述のように乳化物は、様々なの機能が発現される有用な組成物であり、例えば組成物中の乳化滴を微細にすることで、化粧料等に使用した場合にさっぱり感等の良好な使用感を付与することもできる。そのため、化粧料分野において乳化滴を微細なものに制御しようとする様々な試みがなされており、その1つとしていわゆるD相乳化法が検討されている。しかし、D相乳化法では、乳化温度等の調製条件に制約を受ける場合が多く、そのため例えば高融点の油剤を配合した乳化が難しくなり、高融点の油剤を配合することによって得られるリッチな感触(使用実感)を化粧料等に付与することが困難であった。
本発明は、さっぱりとした使用感とリッチな感触(使用実感)を併せ持つ乳化組成物を提供することを課題とする。
本発明者らは、上記の課題を解決すべく鋭意検討を重ねた結果、D相を形成するための多価アルコールとしてグリセリンを用い、さらにそのグリセリンの含有量(水/グリセリンの質量比)を特定の範囲とすることによって、D相乳化法において高融点の油剤を配合した乳化が可能となり、D相乳化法によって得られるさっぱりとした使用感と高融点の油剤によって得られるリッチな感触(使用実感)を併せ持つ乳化組成物が実現可能となることを見出し、本発明を完成させた。
即ち、本発明は、以下に示す通りである。
<1> 界面活性剤、水、及びグリセリンを含むD(Detergent)相に油相を添
加し、さらに水相を添加して得られる水中油(O/W)型乳化組成物であって、下記(a)及び(b)の条件を満たすことを特徴とする、水中油(O/W)型乳化組成物。
(a)D相における水/グリセリンの質量比が0.2〜2.0である。
(b)融点が70℃以上の油剤を乳化組成物全量に対して0.01〜10.0質量%含有する。
<2> グリセリンを乳化組成物全量に対して1.00〜20.0質量%含有する、<1
>に記載の水中油(O/W)型乳化組成物。
<3> 芳香族アルコールを乳化組成物全量に対して0.01〜2.00質量%含有する
、<1>又は<2>に記載の水中油(O/W)型乳化組成物。
<4> 前記界面活性剤がポリグリセリン脂肪酸エステルである、<1>〜<3>の何れ
かに記載の水中油(O/W)型乳化組成物。
<5> 前記融点が70℃以上の油剤が、カルバナワックス、キャンデリラワックス、ビ
ーズワックス、マイクロクリスタリンワックス、木ロウ、鯨ロウ、ライスワックス、イボタロウ、水添ホホバ油、硬化ヒマシ油、25℃1気圧で固体の高級脂肪酸、及び高級アルコールからなる群より選択される少なくとも1種である、<1>〜<4>の何れかに記載の水中油(O/W)型乳化組成物。
<6> 組成物中の油相の平均粒子径が100〜300nmである、<1>〜<5>の何
れかに記載の水中油(O/W)型乳化組成物。
<7> 酸化エチレン(EO)型非イオン性界面活性剤を含有しない、<1>〜<6>の
何れかに記載の水中油(O/W)型乳化組成物。
<8> 界面活性剤、水、及びグリセリンを含むD(Detergent)相を準備する
第1工程、第1工程で準備した組成物に油相を添加する第2工程、及び第2工程で生成した組成物に水相を添加する第3工程を含む水中油(O/W)型乳化組成物の製造方法であって、下記(a’)及び(b’)の条件を満たすことを特徴とする。
(a’)D相における水/グリセリンの質量比が0.2〜2.0である。
(b’)第2工程において添加する油相の温度が70℃以上である。
<9> <1>〜<7>の何れかに記載の水中油(O/W)型乳化組成物、又は<8>に
記載の製造方法によって製造された水中油(O/W)型乳化組成物を含有する皮膚外用剤。
本発明によれば、さっぱりとした使用感とリッチな感触(使用実感)を併せ持つ乳化組成物を提供することができる。
本発明の詳細を説明するに当たり、具体例を挙げて説明するが、本発明の趣旨を逸脱しない限り以下の内容に限定されるものではなく、適宜変更して実施することができる。
<水中油(O/W)型乳化組成物>
本発明の一態様である水中油(O/W)型乳化組成物(以下、「本発明の乳化組成物」と略す場合がある。)は、界面活性剤、水、及びグリセリンを含むD(Detergen
t)相に油相を添加し、さらに水相を添加して得られる水中油(O/W)型乳化組成物であり、下記(a)及び(b)の条件を満たすことを特徴とする。
(a)D相における水/グリセリンの質量比が0.2〜2.0である。
(b)融点が70℃以上の油剤を乳化組成物全量に対して0.01〜10.0質量%含有する。
前述のように乳化物は、様々な機能が発現される有用な組成物であり、例えば組成物中の乳化滴を微細にすることで、化粧料等に使用した場合にさっぱり感等の良好な使用感を付与することもできる。そのため、化粧料分野において乳化滴を微細なものに制御しようとする様々な試みがなされており、その1つとしてD(Detergent)相と呼ばれる界面活性剤相に油相を添加してD相中油(O/D)型の乳化物を形成し、さらに水相を添加して水中油(O/W)型の乳化物を得る、いわゆるD相乳化法が検討されている。しかし、D相乳化法では、乳化温度等の調製条件に制約を受ける場合が多く、そのため例えば高融点の油剤を配合した乳化が難しくなり、高融点の油剤によって得られるリッチな感触(使用実感)を化粧料等に付与することが困難であった。
本発明者らは、D相を形成するための多価アルコールとしてグリセリンを用い、さらにそのグリセリンの含有量(水/グリセリンの質量比)を特定の範囲とすることによって、例えば70℃以上の高温条件におけるD相乳化法が可能となることを見出した。そのため、D相乳化法において高融点の油剤を配合した乳化が可能となり、D相乳化法によって得られるさっぱりとした使用感と高融点の油剤によって得られるリッチな感触(使用実感)を併せ持つ乳化組成物が実現可能となったのである。
なお、「D相における水/グリセリンの質量比」とは、本発明の乳化組成物を得るために形成したD相における水/グリセリンの質量比を表し、最終的に得られる水中油(O/W)型乳化組成物全量におけるグリセリンの含有量とは異なる数値を表すものである。
本発明の乳化組成物は、D相における水/グリセリンの質量比が0.2〜2.0であることを特徴とするが、D相における水/グリセリンは、好ましくは0.3以上、より好ましくは0.4以上であり、好ましくは0.98以下、より好ましくは0.97以下である。水/グリセリンの質量比が大きすぎるとD相を形成しづらくなり、水/グリセリンの質量比が小さすぎると界面活性剤の油水界面への配向効率が著しく低下し、微細な乳化滴を形成しづらくなる。
本発明の乳化組成物において、界面活性剤の種類は、特に限定されず、化粧料分野等において使用される公知のものを適宜選択することができるが、ポリグリセリン脂肪酸エステルが好ましい。ポリグリセリン脂肪酸エステルのHLB(Hydrophile−Lipophile Balance)値は、通常10以上、好ましくは11以上、より好ましくは12以上であり、通常18以下、好ましくは17以下、より好ましくは16以下である。具体的なポリグリセリン脂肪酸エステルとしては、ペンタグリセリンモノオレート、デカグリセリルイソステアレート等が挙げられるが、ペンタグリセリンモノオレートが特に好ましい。なお、D相に含まれる界面活性剤は、1種類に限られず、2種類以上を含むものであってもよい。但し、界面活性剤として、酸化エチレン(EO)型非イオン性界面活性剤を含有しないことが好ましい。酸化エチレン(EO)型非イオン性界面活性剤を含有しないことによって、高温環境下で脱水和してしまい、十分な界面活性能を発揮できないEO−型非イオン性界面活性剤の欠点を補い、高融点の油剤を乳化することが可能になる利点がある。
本発明の乳化組成物において、D相の界面活性剤の含有量は、特に限定されないが、D相における界面活性剤/グリセリンの質量比として、通常0.3以上、好ましくは0.33以上、より好ましくは0.375以上であり、通常0.75以下、好ましくは0.6以下、より好ましくは0.5以下である。上記範囲内であると、D相を形成し易くなる。
本発明の乳化組成物において、D相を形成するためのその他の条件は特に限定されないが、D相は、界面活性剤、水、及びグリセリンのほかに芳香族アルコールを含むことが好ましい。芳香族アルコールを含むことによって、安定なD相を形成することができる。
芳香族アルコールの種類は、特に限定されず、化粧料分野等において使用される公知のものを適宜選択することができるが、芳香族アルコールの炭素数は、通常7以上、好ましくは8以上であり、通常15以下、好ましくは14以下である。具体的な芳香族アルコールとしては、フェノキシエタノール、ベンジルアルコールが挙げられるが、フェノキシエタノールが特に好ましい。なお、D相に含まれる芳香族アルコールは、1種類に限られず、2種類以上を含むものであってもよい。
本発明の乳化組成物において、D相の芳香族アルコールの含有量は、特に限定されないが、D相における芳香族アルコール/グリセリンの質量比として、通常0.01以上、好ましくは0.03以上、より好ましくは0.05以上であり、通常0.10以下、好ましくは0.09以下、より好ましくは0.08以下である。
本発明の乳化組成物は、融点が70℃以上の油剤を乳化組成物全量に対して0.01〜10.00質量%含有することを特徴とするが、融点が70℃以上の油剤(油剤の融点は、通常95℃以下である。)の種類は、特に限定されず、化粧料分野等において使用される公知のものを適宜選択することができる。具体的には、カルバナワックス、キャンデリラワックス、ビーズワックス、マイクロクリスタリンワックス、木ロウ、鯨ロウ、ライスワックス、イボタロウ、水添ホホバ油、硬化ヒマシ油、25℃1気圧で固体の高級脂肪酸、及び高級アルコール等が挙げられる。なお、本発明の乳化化粧料に含まれる融点が70℃以上の油剤は、1種類に限られず、2種類以上を含むものであってもよい。また、融点が70℃以上の油剤は、油相としてD相に添加されるものであるが、油相には融点が70℃以上の油剤以外の油剤が含まれていてもよい(具体的な油剤については、任意成分として後述する。)。
本発明の乳化組成物における融点が70℃以上の油剤の含有量は、乳化組成物全量に対して、好ましくは0.10質量%以上、より好ましくは0.50質量%以上であり、好ましくは5.0質量%以下、より好ましくは4.0質量%以下である。上記範囲内であると、良好な使用感と肌上の延展性(伸び)を確保することができる。
本発明の乳化組成物は、界面活性剤、水、及びグリセリンを含むD相に油相を添加し、さらに水相を添加して得られる水中油(O/W)型乳化組成物であるが、油相の添加量は、本発明の乳化組成物における油相/D相の質量比として、通常0.10以上、好ましくは0.20以上、より好ましくは0.25以上であり、通常7.0以下、好ましくは6.0以下、より好ましくは5.0以下である。
また、水相の添加量は、本発明の乳化組成物における水相/D相の質量比として、通常0.50以上、好ましくは0.75以上、より好ましくは1.0以上であり、通常30.0以下、好ましくは25.0以下、より好ましくは20.0以下である。
本発明の乳化組成物に含まれる各成分について、乳化組成物全量に対する含有量をまとめると以下の通りである。
界面活性剤は、乳化組成物全量に対して、通常1.0質量%以上、好ましくは1.5質量%以上、より好ましくは2.0質量%以上であり、通常10.0質量%以下、好ましくは9.0質量%以下、より好ましくは8.0質量%以下である。
水は、乳化組成物全量に対して、通常30.0質量%以上、好ましくは40.0質量%以上、より好ましくは50.0質量%以上であり、通常95.0質量%以下、好ましくは90.0質量%以下、より好ましくは85.0質量%以下である。
グリセリンは、乳化組成物全量に対して、通常1.0質量%以上、好ましくは1.5質
量%以上、より好ましくは2.0質量%以上であり、通常20.0質量%以下、好ましくは17.0質量%以下、より好ましくは15.0質量%以下である。
油剤(融点が70℃以上の油剤を含む。)は、乳化組成物全量に対して、通常1.0質量%以上、好ましくは2.0質量%以上、より好ましくは3.0質量%以上であり、通常75.0質量%以下、好ましくは70.0質量%以下、より好ましくは65.0質量%以下である。
芳香族アルコールは、乳化組成物全量に対して、通常0.01質量%以上、好ましくは0.05質量%以上であり、通常2.0質量%以下、好ましくは1.0質量%以下である。
上記範囲内であると、安定なD相を形成することができる。
本発明の乳化組成物は、前述の(a)及び(b)の条件を満たすものであれば、物性等は特に限定されないが、組成物中の油相の平均粒子径は、通常30nm以上、好ましくは50nm以上、より好ましくは70nm以上であり、通常500nm以下、好ましくは400nm以下、より好ましくは300nm以下である。上記範囲内であると、化粧料等に使用した場合にさっぱり感等の良好な使用感を付与し易くなる。なお、「組成物中の油相の平均粒子径」は、例えば光学顕微鏡を用い、後方散乱強度から得られる粒度分布によって計算することができる。
<水中油(O/W)型乳化組成物の製造方法>
本発明の乳化組成物は、D相に油相を添加し、さらに水相を添加して得られるものであれば、具体的な製造方法等は特に限定されないが、下記の製造方法によって製造されるものであることが好ましい。なお、下記の製造方法もまた本発明の一態様である(以下、「本発明の製造方法」と略す場合がある。)。
界面活性剤、水、及びグリセリンを含むD(Detergent)相を準備する第1工程、第1工程で準備した組成物に油相を添加する第2工程、及び第2工程で生成した組成物に水相を添加する第3工程を含む水中油(O/W)型乳化組成物の製造方法であって、下記(a’)及び(b’)の条件を満たすことを特徴とする。
(a’)D相における水/グリセリンの質量比が0.2〜2.0である。
(b’)第2工程において添加する油相の温度が70℃以上である。
本発明の製造方法は、D相における水/グリセリンの質量比が0.2〜2.0であることを特徴とするが、D相における水/グリセリンの詳細について前述の通りである。
本発明の製造方法は、第2工程において添加する油相の温度が70℃以上であることを特徴とするが、油相の温度は、好ましくは70℃以上、より好ましくは72℃以上であり、通常95℃以下、好ましくは90℃以下である。上記範囲内であると、様々な種類の油剤を配合した乳化が可能となる。
本発明の製造方法は、前述の(a’)及び(b’)の条件を満たすものであれば、その他については特に限定されないが、第2工程において油相が添加される組成物の温度が油相と同一の温度であることが好ましい。また、第3工程において水相が添加される組成物の温度も、第2工程において添加する油相と同一の温度であることが好ましい。
<皮膚外用剤>
本発明の乳化組成物の用途は、特に限定されず、乳化物が利用される皮膚外用剤(化粧料、皮膚外用医薬、皮膚外用雑貨等を含む。)、食品、塗料等の公知の用途に幅広く利用することができる。これらの中でも、皮膚外用剤に利用することが好ましい。なお、本発明の乳化組成物、又は本発明の製造方法によって製造された乳化組成物を含有する皮膚外用剤も本発明の一態様(以下、「本発明の皮膚外用剤」と略す場合がある。)である。
本発明の皮膚外用剤は、本発明の乳化組成物、又は本発明の製造方法によって製造された乳化組成物を含有するものであれば、その他については特に限定されず、皮膚外用剤に配合される任意成分を含油するものであってもよい。任意成分としては、例えば、マカデミアナッツ油、アボカド油、トウモロコシ油、オリーブ油、ナタネ油、ゴマ油、ヒマシ油、サフラワー油、綿実油、ホホバ油、ヤシ油、パ−ム油、液状ラノリン、硬化ヤシ油、硬化油、モクロウ、硬化ヒマシ油、ミツロウ、キャンデリラロウ、カルナウバロウ、イボタロウ、ラノリン、還元ラノリン、硬質ラノリン、ホホバロウ等のオイル、ワックス類;流動パラフィン、スクワラン、プリスタン、オゾケライト、パラフィン、セレシン、ワセリン、マイクロクリスタリンワックス等の炭化水素類;オレイン酸、イソステアリン酸、ラウリン酸、ミリスチン酸、パルミチン酸、ステアリン酸、ベヘン酸、ウンデシレン酸等の高級脂肪酸類;セチルアルコ−ル、ステアリルアルコ−ル、イソステアリルアルコ−ル、ベヘニルアルコ−ル、オクチルドデカノ−ル、ミリスチルアルコ−ル、セトステアリルアルコ−ル等の高級アルコール等;イソオクタン酸セチル、ミリスチン酸イソプロピル、イソステアリン酸ヘキシルデシル、アジピン酸ジイソプロピル、セバチン酸ジ−2−エチルヘキシル、乳酸セチル、リンゴ酸ジイソステアリル、ジ−2−エチルヘキサン酸エチレングリコ−ル、ジカプリン酸ネオペンチルグリコール、ジ−2−ヘプチルウンデカン酸グリセリン、トリ−2−エチルヘキサン酸グリセリン、トリ−2−エチルヘキサン酸トリメチロ−ルプロパン、トリイソステアリン酸トリメチロ−ルプロパン、テトラ−2−エチルヘキサン酸ペンタンエリトリット等の合成エステル油類;ジメチルポリシロキサン、メチルフェニルポリシロキサン、ジフェニルポリシロキサン等の鎖状ポリシロキサン;オクタメチルシクロテトラシロキサン、デカメチルシクロペンタシロキサン、ドデカメチルシクロヘキサンシロキサン等の環状ポリシロキサン;アミノ変性ポリシロキサン、ポリエ−テル変性ポリシロキサン、アルキル変性ポリシロキサン、フッ素変性ポリシロキサン等の変性ポリシロキサン等のシリコーン油等の油剤類;脂肪酸セッケン(ラウリン酸ナトリウム、パルミチン酸ナトリウム等)、ラウリル硫酸カリウム、アルキル硫酸トリエタノ−ルアミンエ−テル等のアニオン界面活性剤類;塩化ステアリルトリメチルアンモニウム、塩化ベンザルコニウム、ラウリルアミンオキサイド等のカチオン界面活性剤類;イミダゾリン系両性界面活性剤(2−ココイル−2−イミダゾリニウムヒドロキサイド−1−カルボキシエチロキシ2ナトリウム塩等)、ベタイン系界面活性剤(アルキルベタイン、アミドベタイン、スルホベタイン等)、アシルメチルタウリン等の両性界面活性剤類;ソルビタン脂肪酸エステル類(ソルビタンモノステアレ−ト、セスキオレイン酸ソルビタン等)、グリセリン脂肪酸類(モノステアリン酸グリセリン等)、プロピレングリコ−ル脂肪酸エステル類(モノステアリン酸プロピレングリコ−ル等)、硬化ヒマシ油誘導体、グリセリンアルキルエ−テル、POEソルビタン脂肪酸エステル類(POEソルビタンモノオレエ−ト、モノステアリン酸ポリオキエチレンソルビタン等)、POEソルビット脂肪酸エステル類(POE−ソルビットモノラウレ−ト等)、POEグリセリン脂肪酸エステル類(POE−グリセリンモノイソステアレ−ト等)、POE脂肪酸エステル類(ポリエチレングリコ−ルモノオレ−ト、POEジステアレ−ト等)、POEアルキルエ−テル類(POE2−オクチルドデシルエ−テル等)、POEアルキルフェニルエ−テル類(POEノニルフェニルエ−テル等)、プルロニック型類、POE・POPアルキルエ−テル類(POE・POP2−デシルテトラデシルエ−テル等)、テトロニック類、POEヒマシ油・硬化ヒマシ油誘導体(POEヒマシ油、POE硬化ヒマシ油等)、ショ糖脂肪酸エステル、アルキルグルコシド等の非イオン界面活性剤類;ピロリドンカルボン酸ナトリウム、乳酸、乳酸ナトリウム等の保湿成分類レ−キ化されていてもよい、赤色202号、赤色228号、赤色226号、黄色4号、青色404号、黄色5号、赤色505号、赤色230号、赤色223号、橙色201号、赤色213号、黄色204号、黄色203号、青色1号、緑色201号、紫色201号、赤色204号等の有機色素類;ポリエチレン末、ポリメタクリル酸メチル、ナイロン粉末、オルガノポリシロキサンエラストマー等の有機粉体類;エタノール、イソプロパノール等の低級アルコール類;ビタミンA又はその誘導体、ビタミン
6塩酸塩、ビタミンB6トリパルミテート、ビタミンB6ジオクタノエート、ビタミンB2又はその誘導体、ビタミンB12、ビタミンB15又はその誘導体等のビタミンB類;α−トコフェロール、β−トコフェロール、γ−トコフェロール、ビタミンEアセテート等のビタミンE類、ビタミンD類、ビタミンH、パントテン酸、パンテチン、ピロロキノリンキノン等のビタミン類等;フェノキシエタノール等の抗菌剤等が挙げられる。
以下、実施例及び比較例を挙げて、本発明をさらに具体的に説明するが、本発明の趣旨を逸脱しない限り適宜変更することができる。従って、本発明の範囲は、以下に示す具体例により限定的に解釈されるべきものではない。なお、実施例における処方等の数値は、特記しない限り、質量基準の数値を意味するものとする。
<実施例1〜6、比較例1、2>
下記表1の組成に従い、本発明の乳化組成物、及び比較例の乳化組成物を調製した。即ち、成分(イ)を70℃まで加熱し均一混合した後、70℃に加熱した成分(ロ)を添加し、均一になるまでしっかりと練る。その後、撹拌しながら70℃以上に加熱した成分(ハ)を徐々に添加する。次に、攪拌を続けながら、70℃に加熱した成分(ニ)を徐々に投入して乳化を行う。その後30℃まで冷却し、乳化組成物を得た。
成分(イ)及び(ロ)を混合した時点及び成分(イ)、(ロ)、(ハ)を混合した時点の相状態を、偏光顕微鏡及びにより評価した。結果を表1に合わせて示す。
Figure 2015147734
<比較例3>
下記表2の組成に従い、比較例3の乳化組成物を調製した。すなわち、成分(イ)を70℃に加熱し、均一混合した後、攪拌を続けながら、成分(ロ)を70℃で均一溶解したものを徐々に添加し、乳化を行った後、30℃まで冷却し、乳化組成物を得た。
Figure 2015147734
<試験例1 乳化滴の評価>
光学顕微鏡により乳化組成物の粒子径を計測した。また、乳化組成物の後方散乱強度から粒度分布を計測した。結果を表3に示す。
<試験例2 使用感の評価>
実施例1〜6、比較例1〜3の乳化組成物を肌上に塗布した場合の、さっぱり感及び使用実感(リッチな感触)を熟練評価者5名により、以下の基準にて評価した。評価者5名の平均点をその乳化組成物のさっぱり感スコア及び使用実感スコアとした。結果を表3に示す。
<試験例3 保存安定性>
実施例1〜6、比較例1〜3の乳化組成物を50℃に3か月間保存し、試験例1に従い乳化滴の評価を、また、試験例2に従い使用感の評価を行った。結果を表3に示す。
Figure 2015147734
本発明の乳化組成物は、皮膚外用剤(化粧料、皮膚外用医薬、皮膚外用雑貨等を含む。)、食品、塗料等の分野において有用である。

Claims (9)

  1. 界面活性剤、水、及びグリセリンを含むD(Detergent)相に油相を添加し、さらに水相を添加して得られる水中油(O/W)型乳化組成物であって、下記(a)及び(b)の条件を満たすことを特徴とする、水中油(O/W)型乳化組成物。
    (a)D相における水/グリセリンの質量比が0.2〜2.0である。
    (b)融点が70℃以上の油剤を乳化組成物全量に対して0.01〜10.0質量%含有する。
  2. グリセリンを乳化組成物全量に対して1.0〜20.0質量%含有する、請求項1に記載の水中油(O/W)型乳化組成物。
  3. 芳香族アルコールを乳化組成物全量に対して0.01〜2.0質量%含有する、請求項1又は2に記載の水中油(O/W)型乳化組成物。
  4. 前記界面活性剤がポリグリセリン脂肪酸エステルである、請求項1〜3の何れか1項に記載の水中油(O/W)型乳化組成物。
  5. 前記融点が70℃以上の油剤が、カルバナワックス、キャンデリラワックス、ビーズワックス、マイクロクリスタリンワックス、木ロウ、鯨ロウ、ライスワックス、イボタロウ、水添ホホバ油、硬化ヒマシ油、25℃1気圧で固体の高級脂肪酸、及び高級アルコールからなる群より選択される少なくとも1種である、請求項1〜4の何れか1項に記載の水中油(O/W)型乳化組成物。
  6. 組成物中の油相の平均粒子径が100〜300nmである、請求項1〜5の何れか1項に記載の水中油(O/W)型乳化組成物。
  7. 酸化エチレン(EO)型非イオン性界面活性剤を含有しない、請求項1〜6の何れか1項に記載の水中油(O/W)型乳化組成物。
  8. 界面活性剤、水、及びグリセリンを含むD(Detergent)相を準備する第1工程、第1工程で準備した組成物に油相を添加する第2工程、及び第2工程で生成した組成物に水相を添加する第3工程を含む水中油(O/W)型乳化組成物の製造方法であって、下記(a’)及び(b’)の条件を満たすことを特徴とする。
    (a’)D相における水/グリセリンの質量比が0.2〜2.0である。
    (b’)第2工程において添加する油相の温度が70℃以上である。
  9. 請求項1〜7の何れか1項に記載の水中油(O/W)型乳化組成物、又は請求項8に記載の製造方法によって製造された水中油(O/W)型乳化組成物を含有する皮膚外用剤。
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