JP2015145984A - 現像装置及び画像形成装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】飛散したトナーを確実に回収することのできる現像装置を備えた画像形成装置を提供する。【解決手段】現像装置11は、トナー担持体56と、現像剤が担持されてトナー担持体56との対向領域Rにおいてトナー担持体56にトナーを供給するトナー供給体55と、トナー供給体55に担持される現像剤の量を規制するブレード57と、ケーシング30と、を備える。さらに、対向領域Rとブレード57との間の空間においてケーシング30の内部と外部とを貫通するように形成された貫通孔33と、ケーシング30の外部において貫通孔33と一端が連通するダクト40と、ダクト40の他端に設けられた排気装置と、を有し、排気装置によってダクト40の内部を負圧とすることによって対向領域Rとブレード57との間の空間から貫通孔33及びダクト40を通って排気装置に向かう気流を形成する。【選択図】図3
Description
本発明は、像担持体に現像剤を供給する現像装置及びこれを備えた画像形成装置に関する。
一般的に、電子写真方式の画像形成装置では、像担持体の表面に形成された静電潜像を、現像装置において現像剤担持体に担持されたトナーで現像することにより画像形成が行われている。
近年では、画像形成装置のカラー化や高速化に伴って、現像装置の構成が複雑になると共に現像装置内でのトナー撹拌部材の回転が高速化している。このため、現像装置の内部が大気圧よりも高い正圧雰囲気となり、現像装置におけるトナーの飛散が問題となっている。特に現像装置の内部においては、現像剤担持体に担持されたトナーの量を規制するブレードの周辺の壁面に飛散したトナーが堆積する場合がある。堆積したトナーが凝集して落下すると、黒点として画像に現れる画像不良が発生する。
飛散トナーの堆積を防止するために、特許文献1には、ブレードの上方にフィルムを設け、このフィルムを上下に可動させることにより壁面への飛散トナーの付着を防止した画像形成装置が提案されている。また、特許文献2には、ブレードの上方にトナー受け部材を設け、トナー受け部材を振動させることにより、トナー受け部材に落下したトナーを還流させる画像形成装置が提案されている。さらに、特許文献3には、現像装置の内部を横切るように空気流の経路を形成し、この経路に沿って飛散トナーを排出するように構成された画像形成装置が提案されている。
上記特許文献1及び2に提案されている画像形成装置においては、飛散したトナーを回収して現像装置に戻し再度現像に寄与するように構成されている。しかし、飛散したトナーには帯電が安定しないトナーが多く含まれている。このような帯電が不安定なトナーは、現像装置に戻されたとしても再度飛散してしまう虞がある。また、特許文献2に提案されている画像形成装置では、排出されたトナーはフィルターで回収されるように構成されているので、フィルターの目詰まり等の問題が発生する虞がある。
そこで、本発明は上記事情を考慮し、飛散したトナーを確実に回収することのできる現像装置を備えた画像形成装置を提供することを目的とする。
上記目的を達成するため、本発明の現像装置は、静電潜像が形成される像担持体にトナーを供給するトナー担持体と、トナー及びキャリアからなる現像剤が担持されて前記トナー担持体との対向領域において前記トナー担持体にトナーを供給するトナー供給体と、該トナー供給体に担持される現像剤の量を規制するブレードと、前記トナー担持体と前記トナー供給体と前記ブレードとが収容されるケーシングと、を備える現像装置であって、前記対向領域と前記ブレードとの間の空間において前記ケーシングの内部と外部とを貫通するように形成された貫通孔と、前記ケーシングの外部において前記貫通孔と一端が連通するダクトと、該ダクトの他端に設けられた排気装置と、を有し、該排気装置によって前記ダクトの内部を負圧とすることによって前記対向領域と前記ブレードとの間の空間から前記貫通孔及び前記ダクトを通って前記排気装置に向かう気流を形成することを特徴とする。
このような構成を採用することにより、トナー担持体とトナー供給体との対向領域とブレードとの間の空間に存在する飛散トナーを、貫通孔及びダクトを介して確実に回収することができる。
本発明の現像装置において、前記貫通孔は、前記ブレードの上方において前記ケーシングに形成されていることを特徴としても良い。
このような構成を採用することにより、飛散したトナーがブレードやブレードの周囲に蓄積する前に貫通孔及びダクトを介して回収することができるので、ブレード及びブレードの周囲へのトナーの蓄積を防ぐことができる。
本発明の現像装置において、前記気流の流路には、前記排気装置の上流側に配置されて前記現像剤が通過不能なフィルターと、該フィルターの下方に配置された現像剤回収部と、が備えられていることを特徴としても良い。
このような構成を採用することにより、フィルターで飛散トナーを捕捉し、捕捉された飛散トナーは自由落下して現像剤回収部に回収される。現像剤回収部は現像装置に形成されているので、回収された飛散トナーは現像装置の交換時に現像装置と共に回収することができる。
本発明の現像装置において、前記排気装置がファンであることを特徴としても良い。
このような構成を採用することにより、排気装置のコストを低くできる。
本発明の現像装置において、前記排気装置が吸引ポンプであることを特徴としても良い。
このような構成を採用することにより、排気装置の設置スペースを狭くすることができる。
本発明の画像形成装置は、上記のいずれかに記載の現像装置を備えていることを特徴する。
本発明によれば、飛散トナーを確実に回収することのできる現像装置を備えた画像形成装置を提供することができる。
以下、図面を参照しつつ、本発明の一実施形態に係る画像形成装置について説明する。
まず、図1を用いてカラープリンター1(画像形成装置)の全体の構成について説明する。図1はカラープリンターの全体の構成を模式的に示す正面図である。図1における手前側をカラープリンターの正面側(前側)とし、左右の向きは、カラープリンターを正面から見た方向を基準として説明する。
カラープリンター1は、箱型形状のプリンター本体2を備えており、プリンター本体2の下部には用紙(記録媒体)を収納した給紙カセット3が設けられ、プリンター本体2の上部には排紙トレイ4が設けられている。
プリンター本体2の内部の中央部には、中間転写ベルト5が複数のローラー間に架設されて配置されている。中間転写ベルト5の下方には、4個の画像形成部8がトナーの色(例えば、マゼンタ、シアン、イエロー、ブラックの4色)ごとに設けられている。各画像形成部8には、感光体ドラム(像担持体)9が回転可能に設けられており、感光体ドラム9の周囲には、帯電器10と、現像装置11と、一次転写部12と、クリーニング装置13と、除電器14とが、一次転写のプロセス順に配置されている。各画像形成部8の下方には、レーザー・スキャニング・ユニット(LSU)で構成される露光装置20が配置されている。中間転写ベルト5の上方には、各画像形成部8と対応するトナーコンテナ16が、トナーの色ごとに左右方向に並んで収容されている。
プリンター本体2の内部の右側には、給紙カセット3から排紙トレイ4に向かって縦方向に延びる用紙の搬送経路17が設けられている。搬送経路17の上流端には給紙部18が設けられ、搬送経路17の中流部には中間転写ベルト5の一端(図面上右端)に二次転写部19が設けられ、搬送経路17の下流部には定着装置20が設けられ、搬送経路17の下流端には排紙口21が設けられている。
次に、このような構成を備えたカラープリンター1の画像形成動作について説明する。カラープリンター1に電源が投入されると、各種パラメーターが初期化され、定着装置24の温度設定等の初期設定が実行される。そして、カラープリンター1に接続されたコンピューター等から画像データが入力され、印刷開始の指示がなされると、以下のようにして画像形成動作が実行される。
まず、帯電器10によって感光体ドラム9の表面が帯電された後、露光装置7からのレーザー光(矢印P参照)により感光体ドラム9の表面に静電潜像が形成される。次に、この静電潜像は、トナーコンテナ16から供給されるトナーによって現像装置11によって対応する色のトナー像に現像される。このトナー像は、一次転写部12において中間転写5の表面に一次転写される。以上の動作を各画像形成部8が順次繰り返すことによって、中間転写ベルト5上にフルカラーのトナー像が形成される。なお、感光体ドラム9上に残留したトナー及び電荷は、クリーニング装置13及び除電器14によって除去される。
一方、給紙部18によって給紙カセット3から取り出された用紙は、上記した画像形成動作とタイミングを合わせて二次転写部19へ搬送され、二次転写部19において、中間転写ベルト6上のフルカラーのトナー像が用紙に二次転写される。トナー像を二次転写された用紙は、搬送経路17の下流側へ搬送されて定着装置20に進入し、この定着装置20において用紙にトナー像が定着される。トナー像が定着された用紙は、排紙口21から排紙トレイ4上に排出される。
次に、図2〜図4を参照して現像装置11について説明する。図2は現像装置の斜視図、図3は現像装置の断面図、図4は現像装置のケーシングの一部を拡大して示す断面図である。現像装置11は、トナー及びキャリアを含む二成分現像剤(以下、現像剤とする)が収容されるケーシング30を有する。
ケーシング30は、図2及び図3に示されるように、正面形状が略直角三角形状で、感光体ドラム9の長手方向に延びる箱状の形状であり、上壁部30a及び底壁部30b、左壁部30c、右壁部30dと、前後壁部(いずれも図示されず)で囲まれた中空部を形成している。右壁部30dの上部には、開口部31が形成されている。
図4に良く示されるように、開口部31の下方において、右壁部30dの内面には、左上方向に面した傾斜面32が形成されている。傾斜面32の下方には、右壁部30dを貫通してケーシング30の内部と外部とを連通する貫通孔33が、上下方向に対向する上平面部34と下平面部35とによって形成されている。下平面部35の上面は、左上方向に傾斜している。下平面部35の下方には、正面形状が左右逆のコの字状の上凹部36が形成されている。さらに、上凹部36の下方において、右壁部30dの外面には、正面形状が左右逆のL字状の樋状部37が設けられており、右壁部30dの外面と樋状部37との間には、上面が開口した下凹部(現像剤回収部)38が形成されている。
また、上平面部34の外面と樋状部37の外面の上端部との間には、ケーシング30とは別部材の正面形状がコの字状のカバー板39が固定されている。このカバー板39によって、貫通孔33から、下平面部35と上凹部36、下凹部38とで囲まれる空間に連通するダクト40が形成されている。
ダクト40の内部において、上凹部36の開口面には、フィルター41が配設されている。フィルター41は、トナーの通過を不能とする材料(例えば、目付400g/m2の不織布フィルター、メッシュ部材)等で形成されている。
上凹部36とフィルター41との間の空間は、ケーシング30の前壁部に形成された開口(図示されず)に連通している。開口の外側には、ファン(排気装置)(図2参照)が設置されている。ファン42は、上凹部36とフィルター41との間の空間を負圧とするように作動する。
さらに、右壁部30dには、外面の上端部から開口部31に延びるように、トナー飛散防止板44が設けられている。トナー飛散防止板44は、薄い平板状の平板プレート45と、平板プレート45の内面に張り付けられた、正面形状が上下逆のL字状のL字プレート46と、を有する。トナー飛散防止板44により、開口部31の面積をできるだけ狭くして、開口部31からの飛散トナーの拡散を防ぐようになっている。
また、右壁部30dの傾斜面32には、シート部材47が貼りつけられている。シート部材47は、表面平滑性が良好な材料(例えば、フッ素樹脂等)で形成されており、下端は、下平面部35の内側の端部の上方まで延びている。
再び図3を参照すると、ケーシング30の下部には、感光体ドラム9の長手方向に延びる仕切り壁49が立設されており、仕切り壁49によって左側の撹拌室50と右側の搬送室51と、に区切られている。
ケーシング30の内部には、撹拌室50内において現像剤を撹拌する撹拌スクリュー53と、搬送室51内において現像剤を撹拌する搬送スクリュー54と、搬送スクリュー54の上方において現像剤を担持する磁気ローラー(トナー供給体)55と、磁気ローラー55の斜め右上において磁気ローラー55に対向してトナーを担持する現像ローラー(トナー担持体)56と、磁気ローラー55に近接して配置されて担持された現像剤の量を規制するブレード57と、が収容されている。
撹拌スクリュー53及び搬送スクリュー54は、それぞれ回転軸部53a、54aと、回転軸部53a、54aの外周面に軸方向に沿って螺旋状に形成されたスクリュー羽根53b、54bと、を有する。撹拌スクリュー53は、撹拌室50内において両端がケーシング30に回転可能に軸支されている。搬送スクリュー54は、搬送室51内において両端がケーシング30の回転可能に軸支されている。
磁気ローラー55は、円管状のスリーブ55aと、スリーブ55a内に挿入される磁極ローラー55bと、を有する。スリーブ55aは、非磁性の金属材料で形成されており、外周面には、感光体ドラム9の長手方向に延びる浅い溝が全周に渡って形成されている。スリーブ55aには、直流電圧及び交流電圧が現像バイアスとして印加されるようになっている。磁極ローラー55bは、円柱状の磁石であり、円周方向に沿って所定の極に着磁されている。
磁気ローラー55は、搬送スクリュー54の上方かつケーシング30の右壁部30dの貫通孔33の左方において、スリーブ55aは図3の反時計方向に回転可能に、磁極ローラー55bは所定の極が所定の位置に位置するように、それぞれケーシング30に支持されている。
現像ローラー56は、円管状のスリーブ56aと、スリーブ56a内に挿入される軸部材56bと、を有する。スリーブ56aは、非磁性の金属材料で形成されている。スリーブ56aには、直流電圧又は交流電圧が現像バイアスとして印加されるようになっている。軸部材56bには、外周面の一部から径方向に突出するように磁極部材56cが形成されている。磁極部材56cは、対向する磁極ローラー55bの極と異なる極性を有する。
現像ローラー56は、磁気ローラー55の右上にかつ右壁部30dの傾斜面32に対向して、スリーブ56aは図3の反時計方向に回転可能に、軸部材56bは磁気ローラー55の磁極ローラー55bの所定の極に磁極部材56cが対向するように、それぞれケーシング30に支持されている。現像ローラー56は、所定の間隔を開けて磁気ローラー55と対向している。対向している領域を対向領域Rとする。また、現像ローラー56は、右面部がケーシング30の開口部31から露出して感光体ドラム9に対向している。
ブレード57は、感光体ドラム9の長手方向に細長い長尺の部材である。ブレード57は、先端面が磁気ローラー55に対向する姿勢で、右壁部30dの貫通孔33の下方において下平面部35の上面に配置されて、保護板58を介してピン59で支持されている。ブレード57の先端面は、磁気ローラー55と現像ローラー56との対向領域Rよりも磁気ローラー55の回転方向上流側において、磁気ローラー55の表面に対向している。ブレード57の先端面と磁気ローラー55の表面との間には、わずかな隙間が開けられており、磁気ローラー55に担持された現像剤の量(高さ)は、ブレード57を通過する際に、隙間の高さに規制されるようになっている。
上記構成を有する現像装置11において、トナーコンテナ16から供給されたトナーは、撹拌室50及び搬送室51内で、それぞれ撹拌スクリュー53及び搬送スクリュー54によってキャリアと混合される。そして、トナーとキャリアからなる現像剤は、撹拌スクリュー53及び搬送スクリュー54によって撹拌されながら各スクリュー53、54の軸方向に搬送され、仕切り壁49の両端部に形成された現像剤通過路(図示されず)を介して撹拌室50と搬送室51とを循環する。撹拌されつつ循環することによってトナーはキャリアとの摩擦によって帯電する。
帯電したトナーを含む現像剤は、搬送スクリュー54によって磁気ローラー55に搬送され、磁気ローラー55の表面に磁気ブラシを形成する。磁気ブラシ55は、磁気ローラー55のスリーブ55aの回転に伴ってブレード57を通過する際に所定の厚さに規制された後、磁気ローラー55と現像ローラー56の対向領域Rに搬送される。そして、磁気ローラー55のスリーブ55aに印加される電圧と現像ローラー56のスリーブ56aに印加される電圧との差及び磁界によって、現像ローラー56上にトナー薄層を形成する。すなわち、磁気ローラー55は、担持した現像剤からトナーのみを現像ローラー56に供給する。
現像ローラー56上に形成されたトナー薄層は、現像ローラー56のスリーブ56aの回転によって、開口部31に搬送されて感光体ドラム9に対向する。現像ローラー56のスリーブ56aには交流と直流の電圧が印加されているため、感光体ドラム9と現像ローラー56との電位差によってトナーが飛翔し、感光体ドラム9の静電潜像がトナーで現像される。
現像されずに残ったトナーは、現像ローラー56と磁気ローラー55との対向領域Rに搬送され、磁気ローラー55の表面に形成されている磁気ブラシに回収される。磁気ブラシは、磁極部材56cと磁極ローラー55bとが対向する同極部分で磁気ローラー55から引き剥がされた後、搬送室内51に落下する。
この現像作業の開始と同時にファン42を稼働させると、ダクト40の内部が負圧となり、ダクト40内に、ケーシング30の内部からファン42に向かう気流Fが発生する。詳細には、磁気ローラー55と現像ローラー56との対向領域Rとブレード57との間の空間Sから、貫通孔33及びカバー板39の内側の空間を通り、フィルター41を通過して上凹部36内に向かい、この上凹部36内をファン42に向かって前方向に流れる気流F(図2参照)が発生する。この気流Fの発生により、磁気ローラー55と現像ローラー56との対向領域Rとブレード57との間の空間Sが負圧となる。
磁気ローラー55と現像ローラー56との対向領域Rとブレードとの間の空間Sには、帯電量が安定していないために感光体ドラム9に飛翔しなかったトナーや磁気ローラー55の磁気ブラシから離脱したトナーが飛散している。これらの飛散トナーは、気流に乗ってダクト40を通ってフィルター41に達する。そして、フィルター41を通過する際に、トナーはフィルター41で捕捉され、空気のみが上凹部36内の空間を通って外部に排気される。フィルター41に捕捉されたトナーは、自重により下方の下凹部38に落下して収容される。
なお、フィルター板47に飛散トナーが落下した場合も、フィルター板47上に堆積しないうちに気流に乗って回収される。
上記したように本発明の一実施形態に係る現像装置11によれば、対向領域Rとブレード57との間の空間Sに存在する飛散トナーを、貫通孔33とダクト40とを介して速やかに回収することができる。さらに、貫通孔33はブレード57の上方に形成されているので、飛散トナーがブレード57やその周囲に蓄積する前に回収することができる。したがって、黒点の発生等の飛散トナーに伴って発生する画像不良を防止できる。さらに、対向領域Rとブレードとの間の空間Sが負圧となることによって、ケーシング30の開口部31から外へトナーを飛散しにくくできるので、現像装置11の外部へのトナー飛散も防止でき、プリンター本体2の内部のトナー汚染を抑制できる。
また、現像作業に寄与できないような劣化したトナーは、ケーシング30の内部に戻されずにケーシング30に設けた下凹部38に収容されるので、現像剤から劣化トナーを除去することができる。また、収容されたトナーは、現像装置11の交換時に現像装置11と共に回収されるので、収容されたトナーを別途回収する手間がかからない。
さらに、ダクト40の内部を負圧とするためにファン42を使用したので、飛散トナーの回収に要するコストを低下できる。なお、ファン42の代わりに吸引ポンプを使用することができる。この場合は、設置スペースを狭くすることができる。
さらに、本発明の実施形態では、カラープリンター1に本発明の構成を適用した場合について説明したが、他の異なる実施形態では、複写機、ファクシミリ、複合機等のプリンター1以外の画像形成装置に本発明の構成を適用しても良い。
さらに、上記した本発明の実施形態の説明は、本発明に係る現像装置及び画像形成装置における好適な実施の形態を説明しているため、技術的に好ましい種々の限定を付している場合もあるが、本発明の技術範囲は、特に本発明を限定する記載がない限り、これらの態様に限定されるものではない。すなわち、上記した本発明の実施の形態における構成要素は適宜、既存の構成要素等との置き換えが可能であり、かつ、他の既存の構成要素との組合せを含む様々なバリエーションが可能であり、上記した本発明の実施の形態の記載をもって、特許請求の範囲に記載された発明の内容を限定するものではない。
1 カラープリンター(画像形成装置)
9 感光体ドラム(像担持体)
11 現像装置
30 ケーシング
33 貫通孔
38 下凹部(現像剤回収部)
40 ダクト
41 フィルター
42 ファン(排気装置)
55 磁気ローラー(トナー供給体)
56 現像ローラー(トナー担持体)
57 ブレード
9 感光体ドラム(像担持体)
11 現像装置
30 ケーシング
33 貫通孔
38 下凹部(現像剤回収部)
40 ダクト
41 フィルター
42 ファン(排気装置)
55 磁気ローラー(トナー供給体)
56 現像ローラー(トナー担持体)
57 ブレード
Claims (6)
- 静電潜像が形成される像担持体にトナーを供給するトナー担持体と、トナー及びキャリアからなる現像剤が担持されて前記トナー担持体との対向領域において前記トナー担持体にトナーを供給するトナー供給体と、該トナー供給体に担持される現像剤の量を規制するブレードと、前記トナー担持体と前記トナー供給体と前記ブレードとが収容されるケーシングと、を備える現像装置であって、
前記対向領域と前記ブレードとの間の空間において前記ケーシングの内部と外部とを貫通するように形成された貫通孔と、前記ケーシングの外部において前記貫通孔と一端が連通するダクトと、該ダクトの他端に設けられた排気装置と、を有し、該排気装置によって前記ダクトの内部を負圧とすることによって前記対向領域と前記ブレードとの間の空間から前記貫通孔及び前記ダクトを通って前記排気装置に向かう気流を形成することを特徴とする現像装置。 - 前記貫通孔は、前記ブレードの上方において前記ケーシングに形成されていることを特徴とする請求項1に記載の現像装置。
- 前記気流の流路には、前記排気装置の上流側に配置されて前記現像剤が通過不能なフィルターと、該フィルターの下方に配置された現像剤回収部と、が備えられていることを特徴とする請求項1又は2に記載の現像装置。
- 前記排気装置がファンであることを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載の現像装置。
- 前記排気装置が吸引ポンプであることを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載の現像装置。
- 請求項1〜5のいずれか1項に記載の現像装置を備えていることを特徴する画像形成装置。
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