JP2015144062A - 硫化物固体電解質材料、電池および硫化物固体電解質材料の製造方法 - Google Patents

硫化物固体電解質材料、電池および硫化物固体電解質材料の製造方法 Download PDF

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Abstract

【課題】電池の高出力化のため、イオン伝導性が良好な硫化物固体電解質材料、これを用いた電池、及び硫化物固体電解質材料の製造方法の提供。
【解決手段】Li元素、P元素及びS元素を含有し、上記P元素に対する上記Liの割合(Li/P)が3よりも大きく、非晶質である硫化物固体電解質材料。亦、正極活物質を含有する正極活物質層と、負極活物質を含有する負極活物質層と、前記正極活物質層及び前記負極活物質層の間に形成された電解質層とを含有する電池が、前記硫化物固体電解質材料を含有する。更に、前記硫化物固体電解質材料の構成成分を含有する原料組成物を用いて、溶融急冷法により、非晶質である硫化物固体電解質材料を合成する合成工程を有する前記硫化物固体電解質材料の製造方法。
【選択図】図12

Description

本発明は、イオン伝導性が良好な硫化物固体電解質材料に関する。
近年におけるパソコン、ビデオカメラおよび携帯電話等の情報関連機器や通信機器等の急速な普及に伴い、その電源として利用される電池の開発が重要視されている。また、自動車産業界等においても、電気自動車用あるいはハイブリッド自動車用の高出力かつ高容量の電池の開発が進められている。現在、種々の電池の中でも、エネルギー密度が高いという観点から、リチウム電池が注目を浴びている。
現在市販されているリチウム電池は、可燃性の有機溶媒を含む電解液が使用されているため、短絡時の温度上昇を抑える安全装置の取り付けや短絡防止のための構造が必要となる。これに対し、電解液を固体電解質層に変えて、電池を全固体化したリチウム電池は、電池内に可燃性の有機溶媒を用いないので、安全装置の簡素化が図れ、製造コストや生産性に優れると考えられている。
全固体リチウム電池に用いられる固体電解質材料として、硫化物固体電解質材料が知られている。例えば、非特許文献1においては、LiSおよびPに対してメカニカルミリングを行うことにより得られた硫化物固体電解質材料が開示されている。特に、非特許文献1では、LiS:P=75:25(Li/P=3)においては非晶質が得られているが、LiS:P=80:20(Li/P=4)においてはLiSのピークが残存している。また、特許文献1においては、Li−P−S系の結晶である硫化物系固体電解質が開示されている。また、特許文献2においては、LiSおよび架橋硫黄を実質的に含有しない硫化物固体電解質材料が開示されている。
特開2013−030440号公報 特開2010−199033号公報
Akitoshi Hayashi et al., "Preparation of Li2S-P2S5 Amorphous Solid Electrolyte by Mechanical Milling", Journal of the American Ceramic Society, Vol.84/No.2,pp.477-479, 2001
電池の高出力化の観点から、イオン伝導性が良好な固体電解質材料が求められている。本発明は、上記問題点に鑑みてなされたものであり、イオン伝導性が良好な硫化物固体電解質材料を提供することを主目的とする。
上記課題を解決するために、本発明においては、Li元素、P元素およびS元素を含有し、上記P元素に対する上記Liの割合(Li/P)が3よりも大きく、非晶質であることを特徴とする硫化物固体電解質材料を提供する。
本発明によれば、Li/Pの値が大きく、非晶質であることから、イオン伝導性が良好な硫化物固体電解質材料とすることができる。
上記発明においては、第3族〜第16族に属する金属元素を実質的に含有しないことが好ましい。
上記発明においては、Li5x+2y+31−x(0≦x≦0.2、0<y<0.225)の組成を含むことが好ましい。
上記発明においては、Li5x+2y+31−x(0≦x≦0.2、0.175≦y<0.225)の組成を含むことが好ましい。
上記発明においては、LiS、PおよびPを含有する原料組成物を用いてなることが好ましい。
また、本発明においては、正極活物質を含有する正極活物質層と、負極活物質を含有する負極活物質層と、上記正極活物質層および上記負極活物質層の間に形成された電解質層とを含有する電池であって、上記正極活物質層、上記負極活物質層および上記電解質層の少なくとも一つが、上述した硫化物固体電解質材料を含有することを特徴とする電池を提供する。
本発明によれば、上述した硫化物固体電解質材料を用いることにより、高出力な電池とすることができる。
また、本発明においては、上述した記載の硫化物固体電解質材料の製造方法であって、上記硫化物固体電解質材料の構成成分を含有する原料組成物を用いて、溶融急冷法により、非晶質である硫化物固体電解質材料を合成する合成工程を有することを特徴とする硫化物固体電解質材料の製造方法を提供する。
本発明によれば、所定の原料を用いて溶融急冷法で非晶質化を行うことにより、イオン伝導性が良好な硫化物固体電解質材料を得ることができる。
本発明の硫化物固体電解質材料は、イオン伝導性が良好であるという効果を奏する。
本発明の硫化物固体電解質材料の組成域を例示する三元図である。 本発明の電池の一例を示す概略断面図である。 本発明の硫化物固体電解質材料の製造方法の一例を示す説明図である。 実施例1および比較例1〜4で得られた硫化物固体電解質材料の組成を示す三元図である。 実施例1で得られた硫化物固体電解質材料のX線回折スペクトルである。 比較例1で得られた硫化物固体電解質材料のX線回折スペクトルである。 比較例2で得られた硫化物固体電解質材料のX線回折スペクトルである。 比較例3で得られた硫化物固体電解質材料のX線回折スペクトルである。 比較例4で得られた硫化物固体電解質材料のX線回折スペクトルである。 比較例5で得られた硫化物固体電解質材料のX線回折スペクトルである。 比較例6で得られた硫化物固体電解質材料のX線回折スペクトルである。 実施例1および比較例1、2で得られた硫化物固体電解質材料のLiイオン伝導度の測定結果である。 実施例1および比較例3〜6で得られた硫化物固体電解質材料のLiイオン伝導度の測定結果である。
以下、本発明の硫化物固体電解質材料、電池、および硫化物固体電解質材料の製造方法について、詳細に説明する。
A.硫化物固体電解質材料
まず、本発明の硫化物固体電解質材料について説明する。本発明の硫化物固体電解質材料は、Li元素、P元素およびS元素を含有し、上記P元素に対する上記Liの割合(Li/P)が3よりも大きく、非晶質であることを特徴とする。
本発明によれば、Li/Pの値が大きく、非晶質であることから、イオン伝導性が良好な硫化物固体電解質材料とすることができる。Li/Pの値が大きい場合、相対的に、Li含有量が多くなることから、イオン伝導性が向上すると考えられる。なお、本発明における「非晶質」とは、X線回折(XRD)において、ピークが観察されないこと、すなわち、結晶としての周期性が観察されないことをいう。また、本発明の硫化物固体電解質材料は、X線回折(XRD)において、いわゆるハローパターンが観察されることが好ましい。
本発明の硫化物固体電解質材料は、Li元素、P元素およびS元素を含有するものである。本発明の硫化物固体電解質材料は、Li元素、P元素およびS元素のみを含有していても良く、他の元素を含有していても良い。Li元素の一部は、一価または二価の金属元素により置換されていても良い。Li元素の一部を他の元素で置換することにより、イオン伝導性が向上すると考えられる。一価または二価の金属元素としては、Na、K、MgおよびCaの少なくとも一種を挙げることができる。上記金属元素の置換量は、例えばXRDのリートベルト解析、およびICP発光分光法により決定することができる。
また、S元素の一部は、O元素で置換されていても良い。S元素およびO元素の合計に対するO元素の割合(O/(S+O))は、例えば0.1%以上であることが好ましく、0.5%以上であることがより好ましい。上記O元素の置換量割合は、例えば、50%以下であることが好ましく、34%以下であることがより好ましい。
本発明において、P元素に対するLiの割合(Li/P)は、通常3より大きい。中でも、Li/Pの値は、例えば3.1以上であることが好ましく、3.2以上であることがより好ましく、3.5以上であることがさらに好ましい。Li/Pの値が大きいことで、イオン伝導性の向上を図ることができるからである。一方、Li/Pの値は、例えば7以下であり、5以下であること好ましい。Li/Pの値が大き過ぎると、非晶質が得られない可能性があるからである。
また、本発明の硫化物固体電解質材料は、PS 3−構造を主体として含有することが好ましい。全アニオン構造に対するPS 3−構造の割合は、60mol%以上であることが好ましく、70mol%以上であることがより好ましく、80mol%以上であることがさらに好ましく、90mol%以上であることが特に好ましい。なお、PS 3−構造の割合は、ラマン分光法、NMR、XPS等により決定することができる。高精度で割合を決定できるため、特にNMRを用いることが好ましい。
本発明の硫化物固体電解質材料は、第3族〜第16族に属する金属元素を実質的に含有しないことが好ましい。これらの金属元素は、硫化物固体電解質材料の耐還元性を低下させる原因となり得るからである。そのため、これらの金属元素を実質的に用いないことで、耐還元性の向上を図ることができる。ここで、第3族〜第16族に属する金属元素とは、第3族〜第12族に属する金属元素、および、第13族〜第16族に属する金属元素をいう。また、第13族に属する金属元素とは、アルミニウム、および、アルミニウムよりも原子番号が大きい元素をいい、第14族に属する金属元素とは、ケイ素、および、ケイ素よりも原子番号が大きい元素をいい、第15族に属する金属元素とは、ヒ素、および、ヒ素よりも原子番号が大きい元素をいい、第16族に属する金属元素とは、テルル、および、テルルよりも原子番号が大きい元素をいう。
また、本発明において、「第3族〜第16族に属する金属元素を実質的に含有しない」とは、上記金属元素のP元素に対するモル比(上記金属元素のモル数/P元素のモル数)が、0.1以下であることをいう。中でも、上記モル比は、0.08以下であることが好ましく、0.05以下であることがより好ましい。耐還元性の向上をより図ることができるからである。上記金属元素の割合は、ICP発光分光法により確認することができる。ICP発光分光法により質量分布を求め、原子量で割ることで、各元素のモル数(モル分率)を求めることができる。なお、硫化物固体電解質材料が、Li元素、P元素およびS元素を有することは、X線光電子分光法により確認することができる。
本発明の硫化物固体電解質材料の組成は、特に限定されるものではない。中でも、本発明の硫化物固体電解質材料は、Li5x+2y+31−x(0≦x≦0.2、0<y<0.225)の組成を含むことが好ましい。特に、Li5x+2y+31−xの組成を有するイオン伝導体を主成分として有することで、耐還元性が高い硫化物固体電解質材料とすることができる。また、第3族〜第16族に属する金属元素は、例えば微量(実質的に含有しない程度の量)含まれていても良い。
上記組成は、より厳密には、Li5x+2y+3(III) (V) 1−x−yと表すこともできる。P(III)およびP(V)は、それぞれ、三価および五価のリンである。また、上記組成は、LiSおよびPのタイラインから外れた組成であり、例えばLiS、PおよびPを用いた場合に得られる組成である。また、上記組成は、LiS、LiPS(三価のリンを用いたオルト組成)、LiPS(五価のリンを用いたオルト組成)の疑似三成分系を仮定して決定されたものである。すなわち、
x(Li)・yLi(III)・(1−x−y)Li(V)
→Li5x+2y+3(III) (V) 1−x−y
上記組成において、0≦x≦0.2かつ0<y<0.225の範囲は、図1における領域Aに該当する。また、0≦x≦0.2かつ0.175≦y<0.225の範囲は、図1における領域Bに該当する。
また、本発明の硫化物固体電解質材料は、Li5x+31−x(0.1≦x≦0.2)の組成を含んでいても良い。特に、Li5x+31−xの組成を有するイオン伝導体を主成分として有することで、耐還元性が高い硫化物固体電解質材料とすることができる。また、第3族〜第16族に属する金属元素は、例えば微量(実質的に含有しない程度の量)含まれていても良い。また、上記組成は、LiSおよびPのタイライン上の組成である。
本発明の硫化物固体電解質材料は、イオン伝導性が高いことが好ましく、25℃における硫化物固体電解質材料のイオン伝導性は、1.0×10−4S/cm以上であることが好ましい。また、本発明の硫化物固体電解質材料の形状は特に限定されるものではないが、例えば粉末状を挙げることができる。さらに、粉末状の硫化物固体電解質材料の平均粒径は、例えば0.1μm〜50μmの範囲内であることが好ましい。
本発明の硫化物固体電解質材料は、良好なイオン伝導性を有するものであるので、イオン伝導性を必要とする任意の用途に用いることができる。中でも、本発明の硫化物固体電解質材料は、電池に用いられるものであることが好ましい。電池の高出力化に大きく寄与することができるからである。また、本発明の硫化物固体電解質材料の製造方法については、後述する「C.硫化物固体電解質材料の製造方法」で詳細に説明する。特に、本発明の硫化物固体電解質材料は、LiS、PおよびPを含有する原料組成物を用いてなるものであることが好ましい。
B.電池
次に、本発明の電池について説明する。図2は、本発明の電池の一例を示す概略断面図である。図2における電池10は、正極活物質を含有する正極活物質層1と、負極活物質を含有する負極活物質層2と、正極活物質層1および負極活物質層2の間に形成された電解質層3と、正極活物質層1の集電を行う正極集電体4と、負極活物質層2の集電を行う負極集電体5と、これらの部材を収納する電池ケース6とを有するものである。本発明においては、正極活物質層1、負極活物質層2および電解質層3の少なくとも一つが、上記「A.硫化物固体電解質材料」に記載した硫化物固体電解質材料を含有することを大きな特徴とする。
本発明によれば、上述した硫化物固体電解質材料を用いることにより、高出力な電池とすることができる。
以下、本発明の電池について、構成ごとに説明する。
1.負極活物質層
本発明における負極活物質層は、少なくとも負極活物質を含有する層であり、必要に応じて、固体電解質材料、導電化材および結着材の少なくとも一つを含有していても良い。特に、本発明においては、負極活物質層が固体電解質材料を含有し、その固体電解質材料が、上述した硫化物固体電解質材料であることが好ましい。上記硫化物固体電解質材料は耐還元性が高いからである。負極活物質層に含まれる上記硫化物固体電解質材料の割合は、電池の種類によって異なるものであるが、例えば0.1体積%〜80体積%の範囲内、中でも1体積%〜60体積%の範囲内、特に10体積%〜50体積%の範囲内であることが好ましい。また、負極活物質としては、例えば金属活物質およびカーボン活物質を挙げることができる。金属活物質としては、例えばIn、Al、SiおよびSn等を挙げることができる。一方、カーボン活物質としては、例えばメソカーボンマイクロビーズ(MCMB)、高配向性グラファイト(HOPG)、ハードカーボン、ソフトカーボン等を挙げることができる。
負極活物質層は、さらに導電化材を含有していても良い。導電化材の添加により、負極活物質層の導電性を向上させることができる。導電化材としては、例えばアセチレンブラック、ケッチェンブラック、カーボンファイバー等を挙げることができる。また、負極活物質層は、結着材を含有していても良い。結着材の種類としては、例えば、ポリフッ化ビニリデン(PVDF)等のフッ素含有結着材等を挙げることができる。また、負極活物質層の厚さは、例えば0.1μm〜1000μmの範囲内であることが好ましい。
2.電解質層
本発明における電解質層は、正極活物質層および負極活物質層の間に形成される層である。電解質層は、イオンの伝導を行うことができる層であれば特に限定されるものではないが、固体電解質材料から構成される固体電解質層であることが好ましい。電解液を用いる電池に比べて、安全性の高い電池を得ることができるからである。さらに、本発明においては、固体電解質層が、上述した硫化物固体電解質材料を含有することが好ましい。固体電解質層に含まれる上記硫化物固体電解質材料の割合は、例えば10体積%〜100体積%の範囲内、中でも50体積%〜100体積%の範囲内であることが好ましい。固体電解質層の厚さは、例えば0.1μm〜1000μmの範囲内、中でも0.1μm〜300μmの範囲内であることが好ましい。また、固体電解質層の形成方法としては、例えば、固体電解質材料を圧縮成形する方法等を挙げることができる。
また、本発明における電解質層は、電解液から構成される層であっても良い。電解液を用いる場合、固体電解質層を用いる場合に比べて安全性をさらに配慮する必要があるが、より高出力な電池を得ることができる。また、この場合は、通常、正極活物質層および負極活物質層の少なくとも一方が、上述した硫化物固体電解質材料を含有することになる。電解液は、通常、リチウム塩および有機溶媒(非水溶媒)を含有する。リチウム塩としては、例えばLiPF、LiBF、LiClO、LiAsF等の無機リチウム塩、およびLiCFSO、LiN(CFSO、LiN(CSO、LiC(CFSO等の有機リチウム塩等を挙げることができる。上記有機溶媒としては、例えばエチレンカーボネート(EC)、プロピレンカーボネート(PC)、ジメチルカーボネート(DMC)、ジエチルカーボネート(DEC)、エチルメチルカーボネート(EMC)、ブチレンカーボネート(BC)等を挙げることができる。
3.正極活物質層
本発明における正極活物質層は、少なくとも正極活物質を含有する層であり、必要に応じて、固体電解質材料、導電化材および結着材の少なくとも一つを含有していても良い。特に、本発明においては、正極活物質層が固体電解質材料を含有し、その固体電解質材料が、上述した硫化物固体電解質材料であることが好ましい。正極活物質層に含まれる上記硫化物固体電解質材料の割合は、電池の種類によって異なるものであるが、例えば0.1体積%〜80体積%の範囲内、中でも1体積%〜60体積%の範囲内、特に10体積%〜50体積%の範囲内であることが好ましい。また、正極活物質としては、例えばLiCoO、LiMnO、LiNiMn、LiVO、LiCrO、LiFePO、LiCoPO、LiNiO、LiNi1/3Co1/3Mn1/3等を挙げることができる。なお、正極活物質層に用いられる導電化材および結着材については、上述した負極活物質層における場合と同様である。また、正極活物質層の厚さは、例えば0.1μm〜1000μmの範囲内であることが好ましい。
4.その他の構成
本発明の電池は、上述した負極活物質層、電解質層および正極活物質層を少なくとも有するものである。さらに通常は、正極活物質層の集電を行う正極集電体、および負極活物質層の集電を行う負極集電体を有する。正極集電体の材料としては、例えばSUS、アルミニウム、ニッケル、鉄、チタンおよびカーボン等を挙げることができる。一方、負極集電体の材料としては、例えばSUS、銅、ニッケルおよびカーボン等を挙げることができる。また、正極集電体および負極集電体の厚さや形状等については、電池の用途等に応じて適宜選択することが好ましい。また、本発明に用いられる電池ケースには、一般的な電池の電池ケースを用いることができる。電池ケースとしては、例えばSUS製電池ケース等を挙げることができる。
5.電池
本発明の電池は、一次電池であっても良く、二次電池であっても良いが、中でも二次電池であることが好ましい。繰り返し充放電でき、例えば車載用電池として有用だからである。本発明の電池の形状としては、例えば、コイン型、ラミネート型、円筒型および角型等を挙げることができる。また、本発明の電池の製造方法は、上述した電池を得ることができる方法であれば特に限定されるものではなく、一般的な電池の製造方法と同様の方法を用いることができる。例えば、本発明の電池が全固体電池である場合、その製造方法の一例としては、正極活物質層を構成する材料、固体電解質層を構成する材料、および負極活物質層を構成する材料を順次プレスすることにより、発電要素を作製し、この発電要素を電池ケースの内部に収納し、電池ケースをかしめる方法等を挙げることができる。
C.硫化物固体電解質材料の製造方法
次に、本発明の硫化物固体電解質材料の製造方法について説明する。図3は、本発明の硫化物固体電解質材料の製造方法の一例を示す説明図である。図3における硫化物固体電解質材料の製造方法では、まず、LiS、P、Pを混合することにより、原料組成物を作製する。この際、空気中の水分によって原料組成物が劣化することを防止するために、不活性ガス雰囲気下で原料組成物を作製することが好ましい。次に、原料組成物を用いた溶融急冷法により、非晶質である硫化物固体電解質材料を得る。
本発明によれば、所定の原料を用いて溶融急冷法で非晶質化を行うことにより、イオン伝導性が良好な硫化物固体電解質材料を得ることができる。
また、特に原料組成物が単体のリンを含有する場合、メカニカルミリングにより非晶質化を試みると、スラリー状の化合物が得られる場合がある。これに対して、本発明においては、溶融物を急冷する溶融急冷法を用いるため、スラリー状の化合物ではなく、目的とする硫化物固体電解質材料を得ることができる。
以下、本発明の硫化物固体電解質材料の製造方法について、工程ごとに説明する。
1.合成工程
本発明における合成工程について説明する。本発明における合成工程は、上記硫化物固体電解質材料の構成成分を含有する原料組成物を用いて、溶融急冷法により、非晶質である硫化物固体電解質材料を合成する工程である。
本発明における原料組成物は、Li元素、P元素およびS元素を少なくとも含有し、O元素等の他の元素を含有していても良い。Li元素を含有する化合物は、例えば、Liの硫化物およびLiの酸化物を挙げることができる。Liの硫化物としては、具体的にはLiSを挙げることができる。Liの酸化物としては、具体的にはLiOを挙げることができる。また、P元素を含有する化合物は、例えば、Pの単体、Pの酸化物、Pの硫化物等を挙げることができる。Pの硫化物としては、具体的にはP等を挙げることができる。Pの酸化物としては、具体的にはP挙げることができる。S元素を含有する化合物は、特に限定されるものではなく、単体であっても良く、硫化物であっても良い。硫化物としては、上述した元素を含有する硫化物を挙げることができる。
本発明においては、溶融急冷法により、非晶質である硫化物固体電解質材料を得る。溶融急冷法とは、原料組成物を加熱することで溶融状態とし、その後、急冷することで非晶質化する方法である。原料組成物の加熱温度は、原料組成物を溶融状態とすることができる温度であれば特に限定されるものではないが、例えば550℃以上であり、700℃〜1200℃の範囲内であることが好ましい。原料組成物の加熱方法としては、例えば焼成炉を用いる方法を挙げることができる。一方、急冷時の冷却速度は、例えば500℃/分以上であり、700℃/分以上であることが好ましい。また、急冷により、例えば100℃以下、中でも50℃以下まで冷却することが好ましい。溶融物の冷却方法は、通常、溶融物に対して、直接的または間接的に冷媒を接触させる方法が用いられる。具体的には、溶融物が入った容器を水等の液体に接触させる方法、溶融物を回転する金属ロールに接触させる方法等を挙げることができる。
また、溶融急冷法を行う前に、原料組成物に熱処理(仮焼き)を行っても良い。予め熱処理を行った固体を用いることで、その後の溶融処理において分散性が高い溶融物を得ることができるからである。熱処理の温度は、例えば200℃〜800℃の範囲内であり、500℃〜700℃の範囲内であることが好ましい。また、加熱時間は、例えば30分間〜20時間の範囲内であり、2時間〜10時間の範囲内であることが好ましい。熱処理は、酸化を防止する観点から、不活性ガス雰囲気下または真空中で行うことが好ましい。
なお、本発明は、上記実施形態に限定されるものではない。上記実施形態は、例示であり、本発明の特許請求の範囲に記載された技術的思想と実質的に同一な構成を有し、同様な作用効果を奏するものは、いかなるものであっても本発明の技術的範囲に包含される。
以下に実施例を示して本発明をさらに具体的に説明する。
[実施例1]
出発原料として、硫化リチウム(LiS、日本化学工業社製)と、五硫化二リン(P、アルドリッチ社製)と、赤リン(P、高純度化学研究所製)とを表1に示す割合で秤量した。これらを混合した原料組成物を、カーボンコートした石英管に入れ真空封入した。真空封入した石英管の圧力は、約30Paであった。次に、石英管を焼成炉に設置し、6時間かけて室温から550℃まで昇温し、550℃を8時間維持し、その後室温まで徐冷した。これにより、サンプルAを得た。
次に、得られたサンプルAの粉末を、振動ミルを用いて粉砕した。振動ミルにはシーエムティー科学社製TI−100を使用した。具体的には、10mLのジルコニア製ポットに、上記方法で得られたサンプルAを2gと、アルミナ製振動子(φ36.3mm、高さ48.9mm)とを入れ、回転数1440rpmで30分間処理を行った。その後、得られた粉末を、カーボンコートした石英管に入れ真空封入した。真空封入した石英管の圧力は、約30Paであった。次に、石英管を焼成炉に設置し、2時間かけて室温から950℃まで昇温し、950℃を1時間維持し、その後、石英管を氷水に投入し急冷した。これにより、Li3.750.93の組成(x=0.07、y=0.2、Li/P=4.03)を有する硫化物固体電解質材料を得た。
[比較例1〜3]
原料組成物の割合を、表1に示す割合に変更したこと以外は、実施例1と同様にして、硫化物固体電解質材料を得た。
[比較例4]
表1に示す割合で原料組成物を得た。得られた原料組成物を、ジルコニアボール(10mmφ、10個)とともに、ジルコニア製のポット(45ml)に入れ、ポットを完全に密閉した(アルゴン雰囲気)。このポットを遊星型ボールミル機(フリッチュ製P7)に取り付け、台盤回転数370rpmで、40時間メカニカルミリングを行った。これにより、硫化物固体電解質材料を得た。なお、実施例1および比較例1〜4で得られた硫化物固体電解質材料の組成を図4に示す。
[比較例5、6]
原料組成物の割合を、表1に示す割合に変更したこと以外は、実施例1と同様にして、硫化物固体電解質材料を得た。
Figure 2015144062
[評価]
(X線回折測定)
実施例1および比較例1〜6で得られた硫化物固体電解質材料を用いて、X線回折(XRD)測定を行った。XRD測定は、粉末試料に対して、不活性雰囲気下、CuKα線使用の条件で行った。その結果を、図5〜図11に示す。図5においては、2θ=22°に不明なピークが観測されたが、これは、合成中または測定中に混入したカーボンであると推定される。そのため、実施例1では、非晶質である硫化物固体電解質材料が得られたと判断する。一方、図6、図7に示すように、比較例1、2では、結晶相に由来するピークが観測された。
(Liイオン伝導度測定)
実施例1および比較例1〜6で得られた硫化物固体電解質材料を用いて、25℃でのLiイオン伝導度を測定した。まず、硫化物固体電解質材料を200mg秤量し、マコール製のシリンダに入れ、4ton/cmの圧力でプレスした。得られたペレットの両端をSUS製ピンで挟み、ボルト締めによりペレットに拘束圧を印加し、評価用セルを得た。評価用セルを25℃に保った状態で、交流インピーダンス法によりLiイオン伝導度を算出した。測定には、ソーラトロン1260を用い、印加電圧5mV、測定周波数域0.01〜1MHzとした。その結果を図12および図13に示す。
図12に示すように、実施例1は、比較例1および比較例2よりも高いLiイオン伝導度を示した。また、y=0.2付近でLiイオン伝導度が高くなることが示唆された。また、比較例1および比較例2では、XRDにおいて結晶相に由来するピークが観測されたが、結晶相に由来するピークが観測されない実施例1の方が、Liイオン伝導度が高くなった。また、図13に示すように、実施例1は、比較例3〜6よりも高いLiイオン伝導度を示した。図13の結果から、Li/Pの値が大きいほど、Liイオン伝導度が高くなることが確認された。なお、比較例2におけるLi/Pの値(4.08)は、実施例1におけるLi/Pの値(4.03)よりも大きいにも関わらず、図12に示すように、比較例2のLiイオン伝導度は、実施例1のLiイオン伝導度よりも低かった。この点に基づくと、本発明においては、Li/Pの値が大きいという条件と、非晶質であるという条件とを同時に満たすことで、最もLiイオン伝導度が高くなったと推察される。
1 … 正極活物質層
2 … 負極活物質層
3 … 電解質層
4 … 正極集電体
5 … 負極集電体
6 … 電池ケース
10 … 電池

Claims (7)

  1. Li元素、P元素およびS元素を含有し、
    前記P元素に対する前記Liの割合(Li/P)が3よりも大きく、
    非晶質であることを特徴とする硫化物固体電解質材料。
  2. 第3族〜第16族に属する金属元素を実質的に含有しないことを特徴とする請求項1に記載の硫化物固体電解質材料。
  3. Li5x+2y+31−x(0≦x≦0.2、0<y<0.225)の組成を含むことを特徴とする請求項1または請求項2に記載の硫化物固体電解質材料。
  4. Li5x+2y+31−x(0≦x≦0.2、0.175≦y<0.225)の組成を含むことを特徴とする請求項1から請求項3までのいずれかの請求項に記載の硫化物固体電解質材料。
  5. LiS、PおよびPを含有する原料組成物を用いてなることを特徴とする請求項1から請求項4までのいずれかの請求項に記載の硫化物固体電解質材料。
  6. 正極活物質を含有する正極活物質層と、負極活物質を含有する負極活物質層と、前記正極活物質層および前記負極活物質層の間に形成された電解質層とを含有する電池であって、
    前記正極活物質層、前記負極活物質層および前記電解質層の少なくとも一つが、請求項1から請求項5までのいずれかの請求項に記載の硫化物固体電解質材料を含有することを特徴とする電池。
  7. 請求項1から請求項5までのいずれかの請求項に記載の硫化物固体電解質材料の製造方法であって、
    前記硫化物固体電解質材料の構成成分を含有する原料組成物を用いて、溶融急冷法により、非晶質である硫化物固体電解質材料を合成する合成工程を有することを特徴とする硫化物固体電解質材料の製造方法。
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