JP2015142455A - ブラシレスモータ - Google Patents

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Abstract

【課題】製造時における廃却部品の点数を削減することができるブラシレスモータを得る。【解決手段】ブラシレスモータ112は、ステータコア20とコイル22とを有するステータ12と、ロータ14と、ベアリング40を介してロータ14を支持するシャフト44と、巻線32への通電を制御する回路装置18と、を備えている。また、ブラシレスモータ10は、ステータ12が固定されるステータ固定部66と、シャフト44が軸方向一方側から圧入される圧入部62と、回路装置18が軸方向他方側から固定される回路装置固定部70と、を有するベース16を備えている。このベース16の回路装置固定部70には、ステータ12側に向かって開口する呼吸孔114が形成されている。【選択図】図15

Description

本発明は、ブラシレスモータに関する。
下記特許文献1には、自動車の車両に搭載されたラジエータを冷却するためのファンを回転させるブラシレスモータが開示されている。この文献に記載されたブラシレスモータは、シャフトが圧入固定されるセンタピースと、シャフトに対して回転可能とされたロータと、ロータの径方向内側に配置されていると共にセンタピースに固定されたステータと、を備えている。また、このブラシレスモータは、ステータの一部を構成する巻線への通電を制御するための回路装置を備えている。
特開2010−273450号公報
しかしながら、上記特許文献1に記載されたブラシレスモータでは、当該ブラシレスモータの組立が完了している状態において、回路装置への通電確認等の精密検査を行うことが考えられる。当該検査において不具合が確認された場合、ブラシレスモータの全てを廃棄することが必要になり、その結果、廃却部品が増える。また、車両のエンジンルーム内等の外部からの水滴の付着が考えられるブラシレスモータの場合、回路装置側に水滴が浸入することを抑制することが必要である。
本発明は上記事実を考慮し、製造時における廃却部品の点数を削減することができるブラシレスモータを得ることを第1の目的とし、回路装置側に水滴が浸入することを抑制することができるブラシレスモータを得ることを第2の目的とする。
請求項1記載のブラシレスモータは、ステータコアと導電性の巻線が前記ステータコアの所定の部位に巻回されることによって形成されたコイルとを有するステータと、前記ステータの径方向外側の面と対向して配置されたロータマグネットを有するロータと、前記ステータの径方向内側に配置されていると共に軸受部材を介して前記ロータを支持するシャフトと、前記巻線への通電を制御する回路装置と、前記ステータが固定されるステータ固定部と、前記シャフトが軸方向一方側から圧入される圧入部と、前記回路装置が軸方向他方側から固定されると共に前記ステータ側に向かって開口する呼吸孔が形成された回路装置固定部と、を備えている。
請求項1記載のブラシレスモータによれば、先ず回路装置をベースの回路装置固定部に固定する。次いで、ステータをベースのステータ固定部に固定する。次いで、ロータが支持されたシャフトを圧入部に圧入する。以上の工程を経てブラシレスモータが組み立てられる。ここで、本ブラシレスモータでは、ベースの回路装置固定部に上記呼吸孔を形成すると共に呼吸孔の対向面にステータが位置していても機密性検査後にステータを組み付ける工程とすることにより、呼吸孔の位置決めの自由度を高めることができる。また、ステータをベースに固定する前に、回路装置の機密検査を行うことができ、これら検査によって回路装置の不具合が発見されたとしても、ステータやロータが支持されたシャフトを廃却しなくてもよくなり、製造時における廃却部品の点数を削減することができる。
請求項2記載のブラシレスモータは、ステータコアと導電性の巻線が前記ステータコアの所定の部位に巻回されることによって形成されたコイルとを有するステータと、
前記ステータの径方向外側の面と対向して配置されたロータマグネットを有するロータと、前記ステータの径方向内側に配置されていると共に軸受部材を介して前記ロータを支持するシャフトと、前記巻線への通電を制御する回路装置と、前記ステータが固定されるステータ固定部と、前記シャフトが軸方向一方側から圧入される圧入部と、前記回路装置が軸方向他方側から固定される回路装置固定部と、を有し、前記圧入部の軸方向他方側の端面が冶具による圧入受面とされているベースと、を備えている。
請求項2記載のブラシレスモータによれば、先ず回路装置をベースの回路装置固定部に固定する。次いで、ステータをベースのステータ固定部に固定する。次いで、ベースに設けられた圧入部の軸方向他方側の面、即ち、圧入受面を押さえた状態で、ロータが支持されたシャフトを圧入部に圧入する。以上の工程を経てブラシレスモータが組み立てられる。ここで、本ブラシレスモータでは、ベースの圧入部に冶具が当接する圧入受面が設けられている。そのため、回路装置をベースの回路装置固定部に固定した状態において、又は回路装置をベースの回路装置固定部に固定すると共にステータをベースのステータ固定部に固定した状態において、回路装置への通電確認等の精密検査を行い、当該精密検査を経た後に、ロータが支持されたシャフトをベースの圧入部に圧入することができる。すなわち、本ブラシレスモータによれば、ステータをベースに固定する前に、或いは、ステータ及びロータが支持されたシャフトをベースに固定する前に、上記精密検査を行うことができる。これにより、上記精密検査によって回路装置の不具合が発見されたとしても、ロータが支持されたシャフトを廃却しなくてもよくなり、或いは、ステータ及びロータが支持されたシャフトを廃却しなくてもよくなり、製造時における廃却部品の点数を削減することができる。
請求項3記載のブラシレスモータは、請求項1又は請求項2記載のブラシレスモータにおいて、前記回路装置の少なくとも一部は、軸方向一方側が開放されたカバー部材と該カバー部材の開放端を閉止する前記回路装置固定部との間の密閉空間に配置されている。
請求項3記載のブラシレスモータによれば、ベースの回路装置固定部がカバー部材の開放端を閉止する閉止部材として機能するため、カバー部材の開放端を閉止する閉止部材を別途設けなくてもよい。すなわち、本ブラシレスモータによれば、当該ブラシレスモータを構成する部品の点数を削減することができる。
請求項4記載のブラシレスモータは、請求項1〜請求項3のいずれか1項に記載のブラシレスモータにおいて、前記ステータは、U相を構成する複数の前記コイル、V相を構成する複数の前記コイル及びW相を構成する複数の前記コイルと、を有すると共に、各層の前記コイルはデルタ結線により結線されており、前記回路装置は、U相を構成する前記コイルの一の端末部とV相を構成する前記コイルの一の端末部とが接合される第1被接合部を有する第1ターミナルと、U相を構成する前記コイルの他の端末部とW相を構成する前記コイルの一の端末部とが接合される第2被接合部を有する第2ターミナルと、V相を構成する前記コイルの他の端末部とW相を構成する前記コイルの他の端末部とが接合される第3被接合部を有する第3ターミナルと、を備えており、前記第1被接合部、前記第2被接合部及び前記第3被接合部がそれぞれ前記圧入部の径方向外側に配置されている。
請求項4記載のブラシレスモータによれば、一対の端末部を単一のターミナル(第1ターミナル、第2ターミナル、第3ターミナル)の被接合部(第1被接合部、第2被接合部、第3被接合部)に接合することができる。これにより、各コイルの端末部の回路装置への接続作業の工数を削減することができる。また、第1被接合部、第2被接合部及び第3被接合部がそれぞれベースの圧入部の径方向外側に配置されていることにより、圧入部の軸方向他方側の面を冶具等により押さえる際に、第1被接合部、第2被接合部及び第3被接合部が冶具等に当接することを抑制することができる。
請求項5記載のブラシレスモータは、請求項4記載のブラシレスモータにおいて、V相を構成する前記コイルの一の端末部は軸方向他方側に導出されており、U相を構成する前記コイルの一の端末部は、U相を構成する前記コイルの巻初め位置からV相を構成する前記コイルの一の端末部側に向けて配索された後軸方向他方側に向けて導出されている。
請求項5記載のブラシレスモータによれば、上記U相のコイルの一の端末部の基端がコイルの巻初め位置とされることにより、当該端末部がステータコアに対してずれ難くなっている。これにより、当該端末部をV相のコイルの一の端末部側に向けて配索し易くすることができる。
請求項6記載のブラシレスモータは、請求項1〜請求項5のいずれか1項に記載のブラシレスモータにおいて、前記ベース部には、前記コイルの端末部が挿通される挿通孔が形成されていると共に、前記挿通孔の周縁部には、前記コイルの端末部が挿通されるガイド孔を有する保持部が設けられており、前記ガイド孔の内径が軸方向一方側から軸方向他方側に行くに従って次第に縮径されている。
請求項6記載のブラシレスモータによれば、ベースに形成された挿通孔の周縁部に上記構成のガイド孔を有する保持部が設けられていることにより、コイルの端末部をガイド孔に軸方向一方側から軸方向他方側に向けて挿通させる際の作業性を向上させることができる。
請求項7記載のブラシレスモータは、請求項6記載のブラシレスモータにおいて、前記ベースにおける前記挿通孔の周縁部と前記保持部との間には、防水ラビリンス部が形成されている。
請求項7記載のブラシレスモータによれば、ベースにおけるステータ側に付着した水滴がベースに形成された挿通孔の周縁部と保持部との間から回路装置側に向けて浸入することを抑制することができる。
請求項8記載のブラシレスモータは、請求項1〜請求項7のいずれか1項に記載のブラシレスモータにおいて、前記ステータコアと前記コイルとの間には、インシュレータが介装されており、前記インシュレータの周方向内側には、前記シャフトが挿入される防水環状部が設けられており、前記防水環状部と前記ベースとの間には、防水ラビリンス部が形成されている。
請求項8記載のブラシレスモータによれば、ベースにおけるステータ側に付着した水滴がロータの軸心部に固定された軸受部材に浸入することを抑制することができる。
(A)は軸方向一方側から見たブラシレスモータを示す部分断面斜視図であり、(B)は軸方向他方側から見たブラシレスモータを示す斜視図である。 ブラシレスモータを分解して示す分解側面図である。 ステータの製造の一工程を示す工程図である。 ベースへ固定されたステータコアを示す斜視図である。 圧入工程を経る際のブラシレスモータの断面を示す側断面図である。 (A)はコイルの端末部と回路装置とを接続する工程を示す斜視図であり、(B)はコイルの端末部及びターミナルの被接続部を拡大して示す拡大斜視図である。 カバー部材がケースに取付けられる工程を示す工程図である。 ステータコア、第1インシュレータ及び第2インシュレータを示す分解斜視図である。 ベースに取付けられた第2インシュレータの保持部等の断面を示す部分断面図である。 第2インシュレータの保持部を軸方向一方側から見た拡大斜視図である。 ベースに形成された挿通孔と第2インシュレータの保持部との間に形成された防水ラビリンス部を示す拡大断面図である。 ベースの中心部を軸方向に沿って切断した断面を示す拡大断面図である。 第1変形例に係るブラシレスモータの回路装置側を示す斜視図である。 カバー部材と一体に設けられた保持部等を示す部分断面図である。 第2変形例に係るブラシレスモータの一部を構成するベースに形成された呼吸孔を示す拡大断面図である。
図1〜図12を用いて本発明の実施形態に係るブラシレスモータについて説明する。なお、図中に適宜示す矢印Z方向、矢印R方向及び矢印C方向は、ブラシレスモータの軸方向、径方向及び周方向をそれぞれ示すものとする。また以下、単に軸方向、径方向、周方向を示す場合は、特に断りのない限り、ブラシレスモータの軸方向、径方向、周方向を示すものとする。
図1(A)及び(B)示されるように、本実施形態のブラシレスモータ10は、ラジエータを冷却するためのファンを回転させるファンモータや車両の空調装置の一部を構成するブロアモータとして用いられるものであり、このブラシレスモータ10は、回転磁界を発生させるステータ12と、ステータ12の回転磁界を受けて回転するロータ14と、を備えている。また、ブラシレスモータ10は、ステータ12等が固定されるベース16と、ステータ12の一部を構成する巻線32(図3参照)への通電を制御する回路装置18と、を備えている。
(ステータ12の構成)
図3及び図4に示されるように、ステータ12は、鋼材等の磁性材料を用いて形成されたステータコア20と、導電性の巻線32がステータコア20の所定の部位に巻回されることによって形成されたコイル22U,22V,22Wと、を主要な要素として構成されている。具体的には、ステータコア20は、略円筒状に形成されたヨーク部24と、ヨーク部24の径方向外側の端部から径方向外側に向けて放射状に延出する12個のティース部26と、それぞれのティース部26の先端から周方向に延びるティース先端部28と、を備えている。また、図4に示されるように、ステータコア20は、ヨーク部24の径方向内側の端部から径方向内側に向けて突出する3個の固定螺子挿入部30を備えている。
図3に示されるように、第1の巻線32Uが、12個のティース部26のうち所定の4個のティース部26の回りに巻回されることによって当該4個のティース部26の回りにU相を構成するコイル22Uがそれぞれ形成されている。さらに、第2の巻線32Vが、12個のティース部26のうち所定の4個のティース部26の回りに巻回されることによって当該4個のティース部26の回りにV相を構成するコイル22Vがそれぞれ形成されている。そしてさらに、第3の巻線32Wが、12個のティース部26のうち所定の4個のティース部26の回りに巻回されることによって当該4個のティース部26の回りにW相を構成するコイル22Wがそれぞれ形成されている。
U相を構成するコイル22Uの一の端末部34U1とV相を構成するコイル22Vの一の端末部34V1とが後述する第1ターミナル50の第1被接合部50Aに接合されることによって結線されている。また、U相を構成するコイル22Uの他の端末部34U2とW相を構成するコイル22Wの一の端末部34W1とが後述する第2ターミナル52の第2被接合部52Aに接合されることによって結線されている。さらに、V相を構成するコイル22Vの他の端末部34V2とW相を構成するコイル22Wの他の端末部34W2とが後述する第3ターミナル54の第3被接合部54Aに接合されることによって結線されている。これにより、U相を構成するコイル22U、V相を構成するコイル22V及びW相を構成するコイル22Wがデルタ結線により結線されている。
V相を構成するコイル22Vの一の端末部34V1は、一対のティース部26の間から軸方向他方側に向けて導出されている。また、U相を構成するコイル22Uの一の端末部34U1は、V相を構成するコイル22Vの一の端末部34V1が導出された位置とは異なる一対のティース部26の間から導出されており、この端末部34U1は、U相を構成するコイル22Uの巻初め位置SからV相を構成するコイル22Vの一の端末部34V1側に向けて配索(導出)された後軸方向他方側に向けて導出されている。
また、U相を構成するコイル22Uの他の端末部34U2とW相を構成するコイル22Wの一の端末部34W1とは、U相を構成するコイル22Uの一の端末部34U1及びV相を構成するコイル22Vの一の端末部34V1が導出された位置とは異なる一対のティース部26の間から軸方向他方側に向けて導出されている。さらに、V相を構成するコイル22Vの他の端末部34V2とW相を構成するコイル22Wの他の端末部34W2とは、U相を構成するコイル22Uの他の端末部34U2及びW相を構成するコイル22Wの一の端末部34W1が導出された位置とは異なる一対のティース部26の間から軸方向他方側に向けて導出されている。
なお、各々のコイル22とステータコア20との間には、後に詳述する第1インシュレータ86(図8参照)が介装されており、これにより、各々のコイル22とステータコア20とが電気的に絶縁されている。
図2及び図4に示されるように、以上説明したステータ12は、ステータコア20の固定螺子挿入部30に挿入された固定螺子31を介して後述するベース16のステータ固定部66に固定されている。
(ロータ14の構成)
図5に示されるように、ロータ14は、有天円筒状のハウジング36と、このハウジング36の内周面に固定された複数のロータマグネット38と、を備えており、ロータマグネット38は、ステータコア20のティース先端部28と径方向に対向して配置されている。ハウジング36の軸心部には、軸受部材としての一対のベアリング40が収容される筒状部42が設けられており、この筒状部42にベアリング40のアウタレースが圧入されることによって、当該ベアリング40がハウジング36の軸心部に固定されている。また、ベアリング40のインナレースには、後述するベース16の圧入部62に圧入されるシャフト44が挿入されている。これにより、ロータ14が、ベアリング40を介してシャフト44に支持されるようになっている。
(回路装置18の構成)
図1(B)に示されるように、回路装置18は、矩形状の回路基板46と、この回路基板46に取付けられた複数の回路素子48、第1ターミナル50、第2ターミナル52及び第3ターミナル54と、を主要な要素として構成されている。また、回路基板46及び回路素子48、並びに、第1ターミナル50、第2ターミナル52及び第3ターミナル54の一部は、軸方向一方側が開放されたカバー部材56内に収容されている。そして、このカバー部材56が後に詳述するベース16の回路装置固定部70に固定されることによって、カバー部材56の開放端が閉止されるようになっている。すなわち、回路基板46及び回路素子48、並びに、第1ターミナル50、第2ターミナル52及び第3ターミナル54の一部が、カバー部材56とベース16の回路装置固定部70との間の密閉空間に配置されているようになっている。
図6(A)及び(B)に示されるように、第1ターミナル50は、U相を構成するコイル22Uの一の端末部34U1とV相を構成するコイル22Vの一の端末部34V1とが接合される第1被接合部50Aを備えている。また、第2ターミナル52は、U相を構成するコイル22Uの他の端末部34U2とW相を構成するコイル22Wの一の端末部34W1とが接合される第2被接合部52Aを備えている。さらに、第3ターミナル54は、V相を構成するコイル22Vの他の端末部34V2とW相を構成するコイル22Wの他の端末部34W2とが接合される第3被接合部54Aを備えている。各ターミナル50,52,54の被接合部50A,52A,54Aは軸方視で略U字状に形成されており、この被接合部50A,52A,54A内に一対の端末部(端末部34U1及び端末部34V1、端末部34U2及び端末部34W1、端末部34V2及び端末部34W2)が配置された状態で、被接合部50A,52A,54Aがかしめられることによって、一対の端末部が所定のターミナル50,52,54の被接合部50A,52A,54Aに接合されるようになっている。
また、本実施形態では、回路装置18がベース16に固定された状態において、第1ターミナル50の第1被接合部50A、第2ターミナル52の第2被接合部52A及び第3ターミナル54の第3被接合部54Aが、それぞれベース16の圧入部62の径方向外側に位置するようになっている。図7に示されるように、ベース16には、カバー部材58が取付けられており、これにより、第1ターミナル50の第1被接合部50A、第2ターミナル52の第2被接合部52A及び第3ターミナル54の第3被接合部54A、並びに、ベース16に設けられた圧入部62が、ブラシレスモータ10の外部に露出しないようになっている。
(ベース16の構成)
図2に示されるように、ベース16は、アルミニウム合金等を用いて形成されており、このベース16は、軸方向を板厚方向として径方向に延びる基壁部60を備えている。また、ベース16の略中心部には、シャフト44が軸方向一方側か他方側に向けて圧入される筒状の圧入部62が設けられている。この圧入部62の軸方向一方側の部位は、基壁部60に対して軸方向一方側に向けて突出しており、圧入部62の軸方向他方側の部位は、基壁部60に対して軸方向他方側に向けて突出している。また、図4に示されるように、基壁部60には、圧入部62の軸方向一方側の部位を囲う環状に形成された囲い部64が立設されている。
図2に示されるように、ベース16は、基壁部60から軸方向他方側に向けて突出すると共に圧入部62の径方向外側において周方向に沿って等間隔に配置された3個のステータ固定部66を備えている。さらに、図8に示されるように、基壁部60には、軸方向視で縁部が円形に形成された3個の挿通孔68が形成されており、ステータ12がステータ固定部66に固定された際に、当該ステータ12のコイル22U,22V,22Wの端末部(端末部34U1及び端末部34V1、端末部34U2及び端末部34W1、端末部34V2及び端末部34W2)が所定の挿通孔68に挿通されるようになっている。
また、基壁部60における圧入部62よりも径方向外側の部位は、回路装置固定部70とされており、この回路装置固定部70の軸方向他方側の面に回路装置18が固定されるようになっている。また、図1(A)及び図2に示されるように、回路装置固定部70の軸方向一方側の面には、複数の突起部72が設けられており、これにより、回路装置18の熱を基壁部60を介して大気に放熱させ易くなっている。
図1(B)及び図6(A)に示されるように、以上説明したベース16の回路装置固定部70に回路装置18が固定された状態において、圧入部62の軸方向他方側の端面62A(圧入受面62A)と回路装置18及び当該回路装置18を被うカバー部材56とが軸方向にオーバーラップしないようになっている。
(ブラシレスモータ10の防水構造の説明)
ところで、ファンモータやブロアモータとして用いられるブラシレスモータ10には、当該ブラシレスモータ10に付着した水滴等が回路装置18側に浸入することを抑制することが必要である。そこで、本実施形態では、以下に説明する防水構造が適用されている。
図8及び図9に示されるように、本実施形態では、第2インシュレータ74がステータコア20の軸方向他方側に設けられており、この第2インシュレータ74は、円板状に形成された環状部76と、コイル22U,22V,22Wの端末部(端末部34U1及び端末部34V1、端末部34U2及び端末部34W1、端末部34V2及び端末部34W2)が挿通されるガイド孔78を有すると共に環状部76と一体に形成された保持部80と、を備えている。
保持部80は、略円筒状に形成されており、この保持部80の軸方向一方側の部位及び軸方向他方側の部位は、それぞれ環状部76に対して軸方向一方側及び軸方向他方側に突出している。図10に示されるように、保持部80の軸方向一方側の部位のガイド孔78の内径は、軸方向一方側から軸方向他方側に行くに従って次第に縮径されている。これにより、保持部80の軸方向一方側の部位がすり鉢状になっている。
また、保持部80の軸方向他方側の部位がベース16に形成された挿通孔68に挿通されて、環状部76の軸方向他方側の面がベース16の基壁部60に当接した状態が、第2インシュレータ74のベース16への取付完了状態となっている。また、保持部80の軸方向他方側の部位には、括れ部82が形成されている。当該括れ部82が形成された部位は、ベース16に形成された挿通孔68の周縁部と離間するようになっている。
図11に示されるように、上記保持部80とベース16に形成された挿通孔68の周縁部との間には、防水ラビリンス部84が形成されている。なお、図11において防水ラビリンス部84が太線B1で示されている。
ところで、ロータ14の軸心部に固定されたベアリング40の内部に水滴等が浸入すると、当該ベアリング40の耐久性が低下することが考えられる。そこで、本実施形態では、以下に説明する防水構造が適用されている。
図8に示されるように、本実施形態では、各々のコイル22(図3参照)とステータコア20とを電気的に絶縁するインシュレータとしての第1インシュレータ86が設けられており、この第1インシュレータ86は、軸方向に分割構造とされたインシュレータ構成部88,90によって構成されている。具体的には、軸方向他方側に配置されたインシュレータ構成部88は、ステータコア20のヨーク部24に沿って延びる外側環状部92と、外側環状部92の外周端からステータコア20のティース部26に沿って放射状に延びる複数の放射状部94と、放射状部94の先端からステータコア20のティース先端部28に沿って延びる先端部96と、を備えている。また、インシュレータ構成部88は、放射状部94における回転電機の周方向の両端から回転電機の軸方向一方側に向けてそれぞれ延びる一対の側壁部98を備えている。さらに、インシュレータ構成部88は、外側環状部92の径方向内側の配置された防水環状部としての内側環状部100を備えており、図12に示されるように、この内側環状部100は、軸方向を板厚方向として延在する一般部100Aと、一般部100Aの径方向内側の端から軸方向他方側に向けて延びる内周壁部100Bと、を備えている。
なお、インシュレータ構成部90の基本的な構成は、インシュレータ構成部88と同様であるため、インシュレータ構成部90におけるインシュレータ構成部88の各部に対応する部位には当該インシュレータ構成部88の各部と同一の符号を付している。
以上説明した第1インシュレータ86を有するステータ12がベースに固定された状態において、内側環状部100の一般部100Aがベース16の囲い部64の軸方向一方側の端部に当接している。これにより、内側環状部100とベース16の囲い部64との間に防水ラビリンス部102が形成されている。なお、図12において防水ラビリンス部102が太線B2で示されている。
(本実施形態の作用並びに効果)
次に、本実施形態の作用並びに効果について説明する。
以上説明したブラシレスモータ10の組立工程では、図2に示されるように、先ず回路装置18をベース16の回路装置固定部70に固定する。次いで、ステータ12をベース16のステータ固定部66に固定する。次いで、図5に示されるように、ベース16に設けられた圧入部62の軸方向他方側の端面62Aを冶具104で押さえた状態で、ロータ14が支持されたシャフト44を圧入部62に圧入する。以上の工程を経てブラシレスモータ10が組み立てられる。
ここで、本ブラシレスモータ10では、回路装置18がベース16の回路装置固定部70に固定された状態において、当該ベース16の圧入部62の軸方向他方側の端面62Aと回路装置18とが軸方向にオーバーラップしないようになっている。そのため、回路装置18をベース16の回路装置固定部70に固定した状態において、又は回路装置18をベース16の回路装置固定部70に固定すると共にステータ12をベース16のステータ固定部66に固定した状態において、回路装置18への通電確認等の精密検査を行い、当該精密検査を経た後に、ロータ14が支持されたシャフト44をベース16の圧入部62に圧入することができる。すなわち、本ブラシレスモータ10によれば、ステータ12をベース16に固定する前に、或いは、ステータ12及びロータ14が支持されたシャフト44をベースに固定する前に、上記精密検査を行うことができる。これにより、上記精密検査によって回路装置18の不具合が発見されたとしても、ロータ14が支持されたシャフト44を廃却しなくてもよくなり、或いは、ステータ12及びロータ14が支持されたシャフト44を廃却しなくてもよくなり、製造時における廃却部品の点数を削減することができる。
また、本実施形態のブラシレスモータ10によれば、ベース16の回路装置固定部70がカバー部材56の開放端を閉止する閉止部材として機能するため、カバー部材56の開放端を閉止する閉止部材を別途設けなくてもよい。すなわち、本ブラシレスモータ10によれば、当該ブラシレスモータ10を構成する部品の点数を削減することができる。
さらに、本実施形態のブラシレスモータ10によれば、各コイル22の一対の端末部(端末部34U1及び端末部34V1、端末部34U2及び端末部34W1、端末部34V2及び端末部34W2)を単一のターミナル(第1ターミナル50、第2ターミナル52、第3ターミナル54)の被接合部(第1被接合部50A、第2被接合部52A、第3被接合部54A)に接合することができる。これにより、各コイル22の端末部34U1,34U2,34V1,34V2,34W1,34W2の回路装置18への接続作業の工数を削減することができる。
また、第1被接合部50A、第2被接合部52A及び第3被接合部54Aがそれぞれベース16の圧入部62の径方向外側に配置されていることにより、圧入部62の軸方向他方側の端面62Aを冶具104で押さえる際に、第1被接合部50A、第2被接合部52A及び第3被接合部54Aが冶具104に当接することを抑制することができる。
さらに、本実施形態のブラシレスモータ10によれば、図3に示されるように、上記U相のコイル22Uの一の端末部34U1の基端がコイルの巻初め位置Sとされることにより、当該端末部34U1がステータコア20に対してずれ難くなっている。これにより、当該端末部34U1をV相のコイル22Vの一の端末部34V1側に向けて配索し易くすることができる。
また、本実施形態のブラシレスモータ10によれば、図9〜図11に示されるように、ベース16に形成された挿通孔68の周縁部に上記構成のガイド孔78を有する保持部80が設けられていることにより、コイル22の端末部(端末部34U1及び端末部34V1、端末部34U2及び端末部34W1、端末部34V2及び端末部34W2)をガイド孔78に軸方向一方側から軸方向他方側に向けて挿通させる際の作業性を向上させることができる。
しかも、ベース16に形成された挿通孔68の周縁部と保持部80との間に、上記の防水ラビリンス部84が形成されていることにより、ベース16におけるステータ12側に付着した水滴がベース16に形成された挿通孔68の周縁部と保持部80との間から回路装置18側に向けて浸入することを抑制することができる。
また、本実施形態のブラシレスモータ10によれば、図12に示されるように、第1インシュレータ86(インシュレータ構成部88)の内側環状部100とベース16の囲い部64との間に防水ラビリンス部102が形成されていることにより、ベース16におけるステータ12側に付着した水滴がロータ14の軸心部に固定されたベアリング40に浸入することを抑制することができる。
なお、本実施形態では、前述の防水構造が適用されたブラシレスモータ10について説明してきたが、本発明はこれに限定されるものではない。前述の防水構造を適用するか否かについては、ブラシレスモータが使用される環境等を考慮して適宜設定すればよい。
また、本実施形態では、ベース16に形成された挿通孔68の周縁部に上記構成のガイド孔78を有する保持部80を設けることによって、コイル22の端末部(端末部34U1及び端末部34V1、端末部34U2及び端末部34W1、端末部34V2及び端末部34W2)をガイド孔78に挿通させ易くした例について説明してきたが、本発明はこれに限定されるものではない。ガイド孔78の内周部の形状は、コイル22の端末部(端末部34U1及び端末部34V1、端末部34U2及び端末部34W1、端末部34V2及び端末部34W2)をガイド孔78に挿通させる際の作業性等を考慮して適宜設定すればよい。
さらに、本実施形態では、一対の端末部(端末部34U1及び端末部34V1、端末部34U2及び端末部34W1、端末部34V2及び端末部34W2)を単一のターミナル(第1ターミナル50、第2ターミナル52、第3ターミナル54)の被接合部(第1被接合部50A、第2被接合部52A、第3被接合部54A)に接合した例について説明してきたが、本発明はこれに限定されるものではない。例えば、各々の端末部34U1,34U2,34V1,34V2,34W1,34W2を別々のターミナルの被接合部に接合した構成としてもよい。
また、本実施形態のブラシレスモータ10では、ベース16の回路装置固定部70がカバー部材56の開放端を閉止する閉止部材として機能するように構成した例について説明してきたが、本発明はこれに限定されるものではない。ベース16の回路装置固定部70をカバー部材56の開放端を閉止する閉止部材として機能させるか否かについては、回路装置18の放熱性能等を考慮して適宜設定すればよい。
(第1変形例)
次に、図13及び図14を用いて上記実施形態の第1変形例に係るブラシレスモータ106について説明する。なお、上記実施形態と同一の機能を有する部品及び部分については、上記実施形態と同一の符号を付してその説明を省略する。
図13及び図14に示されるように、本実施形態のブラシレスモータ106は、上記実施形態の第2インシュレータ74に設けられた保持部80(図10参照)が回路装置18を覆うカバー部材56と一体に設けられていることに特徴がある。具体的には、カバー部材56は、ベース16の基壁部60に沿って延びると共に軸方向視で舌片状に形成された2つの舌片部108,110を備えている。一の舌片部108には、単一の保持部80が当該舌片部108と一体に設けられており、また他の舌片部110には、2つの保持部80が当該舌片部110と一体に設けられている。なお、本実施形態のブラシレスモータ106には、上記実施形態の第2インシュレータ74は設けられていない。
以上説明した第1変形例に係るブラシレスモータ106によれば、保持部80を回路装置18を覆うカバー部材56と一体に設けた構成とすることにより、上記実施形態で用いた第2インシュレータ74を省略することができる。すなわち、本変形例に係るブラシレスモータ106によれば、当該ブラシレスモータ106を構成する部品の点数を削減することができる。
(第2変形例)
次に、図15を用いて上記実施形態の第2変形例に係るブラシレスモータ112について説明する。なお、上記実施形態と同一の機能を有する部品及び部分については、上記実施形態と同一の符号を付してその説明を省略する。
図15に示されるように、本変形例に係るブラシレスモータ112は、ベース16の回路装置固定部70に呼吸孔114が形成されてることに特徴がある。具体的には、呼吸孔114は、回路装置固定部70における圧入部62側に形成されており、また呼吸孔114は、ステータ12側に向かって開口している、即ち、呼吸孔114は、回路装置18を被うカバー部材56の内部とステータ12側とを繋いでいる。なお、呼吸孔114と回路基板46とは軸方向に重ならないようになっている。
また、回路装置固定部70の軸方向他方側の面には、上記呼吸孔114を閉止する多孔質膜116が取付けられている。なお、多孔質膜116は、気体が透過することが可能とされ且つ液体が透過することが不可能とされた素材(一例として「ゴアテックス(登録商標)」等)を用いて形成されている。
ところで、従来は、カバー部材56に呼吸孔を設けていたが、カバー部材56には埃や泥が付着することが考えられる。そのため、従来の構成においては、埃等がカバー部材56に形成された呼吸孔の周縁部に付着することを防止するための保護用カバーを設ける必要があった。しかしながら、本変形例では、上記呼吸孔114を回路装置固定部70に形成することにより、当該呼吸孔114の周縁部が埃や泥などに直に晒されることがない。これにより、上記保護用カバーが不要となる。さらに、呼吸孔114を回路装置固定部70に形成したとしても、回路装置18及びステータ12等をベース16に取付ける前に回路装置18単体で機密性の検査が可能である。すなわち、本変形例では、保護用カバー等の別部品を不要とし、回路装置18の機密検査を行うことが可能となる。
また、本ブラシレスモータ112では、ベース16の回路装置固定部70に上記呼吸孔114を形成すると共に呼吸孔114の軸方向一方側にステータ12が位置していても機密性検査後にステータ12を組み付ける工程とすることにより、呼吸孔114の位置決めの自由度を高めることができる。また、ステータ12をベース16に固定する前に、回路装置18の機密検査を行うことができ、これら検査によって回路装置18の不具合が発見されたとしても、ステータ12やロータ14が支持されたシャフト44を廃却しなくてもよくなり、製造時における廃却部品の点数を削減することができる。
以上、本発明の一実施形態について説明したが、本発明は、上記に限定されるものでなく、その主旨を逸脱しない範囲内において上記以外にも種々変形して実施することが可能であることは勿論である。
10…ブラシレスモータ,12…ステータ,14…ロータ,16…ベース,18…回路装置,20…ステータコア,22U…コイル,22V…コイル,22W…コイル,32U…巻線,32V…巻線,32W…巻線,34U1…コイルの端末部,34U2…コイルの端末部,34V1…コイルの端末部,34V2…コイルの端末部,34W1…コイルの端末部,34W2…コイルの端末部,34V1…コイルの端末部,34U1…コイルの端末部,34V1…コイルの端末部,34U1…コイルの端末部,38…ロータマグネット,40…ベアリング(軸受部材),44…シャフト,50…第1ターミナル,50A…第1被接合部,52…第2ターミナル,52A…第2被接合部,54…第3ターミナル,54A…第3被接合部,56…カバー部材,62…圧入部,62A…圧入部の軸方向他方側の端面(圧入受面),66…ステータ固定部,68…挿通孔,70…回路装置固定部,78…ガイド孔,80…保持部,84…防水ラビリンス部,86…第1インシュレータ(インシュレータ),100…内側環状部(防水環状部),106…ブラシレスモータ,112…ブラシレスモータ,114…呼吸孔

Claims (8)

  1. ステータコアと導電性の巻線が前記ステータコアの所定の部位に巻回されることによって形成されたコイルとを有するステータと、
    前記ステータの径方向外側の面と対向して配置されたロータマグネットを有するロータと、
    前記ステータの径方向内側に配置されていると共に軸受部材を介して前記ロータを支持するシャフトと、
    前記巻線への通電を制御する回路装置と、
    前記ステータが固定されるステータ固定部と、前記シャフトが軸方向一方側から圧入される圧入部と、前記回路装置が軸方向他方側から固定されると共に前記ステータ側に向かって開口する呼吸孔が形成された回路装置固定部と、
    を備えたブラシレスモータ。
  2. ステータコアと導電性の巻線が前記ステータコアの所定の部位に巻回されることによって形成されたコイルとを有するステータと、
    前記ステータの径方向外側の面と対向して配置されたロータマグネットを有するロータと、
    前記ステータの径方向内側に配置されていると共に軸受部材を介して前記ロータを支持するシャフトと、
    前記巻線への通電を制御する回路装置と、
    前記ステータが固定されるステータ固定部と、前記シャフトが軸方向一方側から圧入される圧入部と、前記回路装置が軸方向他方側から固定される回路装置固定部と、を有し、前記圧入部の軸方向他方側の端面が冶具による圧入受面とされているベースと、
    を備えたブラシレスモータ。
  3. 前記回路装置の少なくとも一部は、軸方向一方側が開放されたカバー部材と該カバー部材の開放端を閉止する前記回路装置固定部との間の密閉空間に配置されている請求項1又は請求項2記載のブラシレスモータ。
  4. 前記ステータは、U相を構成する複数の前記コイル、V相を構成する複数の前記コイル及びW相を構成する複数の前記コイルと、を有すると共に、各層の前記コイルはデルタ結線により結線されており、
    前記回路装置は、U相を構成する前記コイルの一の端末部とV相を構成する前記コイルの一の端末部とが接合される第1被接合部を有する第1ターミナルと、U相を構成する前記コイルの他の端末部とW相を構成する前記コイルの一の端末部とが接合される第2被接合部を有する第2ターミナルと、V相を構成する前記コイルの他の端末部とW相を構成する前記コイルの他の端末部とが接合される第3被接合部を有する第3ターミナルと、を備えており、
    前記第1被接合部、前記第2被接合部及び前記第3被接合部がそれぞれ前記圧入部の径方向外側に配置されている請求項1〜請求項3のいずれか1項に記載のブラシレスモータ。
  5. V相を構成する前記コイルの一の端末部は軸方向他方側に導出されており、
    U相を構成する前記コイルの一の端末部は、U相を構成する前記コイルの巻初め位置からV相を構成する前記コイルの一の端末部側に向けて配索された後軸方向他方側に向けて導出されている請求項4記載のブラシレスモータ。
  6. 前記ベース部には、前記コイルの端末部が挿通される挿通孔が形成されていると共に、前記挿通孔の周縁部には、前記コイルの端末部が挿通されるガイド孔を有する保持部が設けられており、
    前記ガイド孔の内径が軸方向一方側から軸方向他方側に行くに従って次第に縮径されている請求項1〜請求項5のいずれか1項に記載のブラシレスモータ。
  7. 前記ベースにおける前記挿通孔の周縁部と前記保持部との間には、防水ラビリンス部が形成されている請求項6記載のブラシレスモータ。
  8. 前記ステータコアと前記コイルとの間には、インシュレータが介装されており、
    前記インシュレータの周方向内側には、前記シャフトが挿入される防水環状部が設けられており、
    前記防水環状部と前記ベースとの間には、防水ラビリンス部が形成されている請求項1〜請求項7のいずれか1項に記載のブラシレスモータ。
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