JP2015141388A - 光走査装置、画像形成装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】光源がシングル方式、又はマルチ方式のいずれであっても簡易な構成により周辺光量比を低く抑える。【解決手段】レーザー光源11から照射されたレーザー光Lを予め定められた方向に走査させるポリゴンミラー15などと、レーザー光源11及びポリゴンミラー15などを収容し、偏向された前記レーザー光Lの光路に対応する部分に貫通孔332が設けられたハウジング331と、貫通孔332を塞ぐようにハウジング331に取り付けられ、レーザー光が透過する防塵ガラス板18と、ハウジング331に設けられ、走査される前記レーザー光Lの光路面とのなす角を予め定められた複数の角度のいずれかで防塵ガラス板18を取付可能な複数の平板取付部332A、332Bとを備える。【選択図】図4

Description

本発明は、光源から照射されたレーザー光を予め定められた方向に走査させる光走査装置、及びこれを備えた画像形成装置に関する。
電子写真方式の画像形成装置として、コピー機、プリンター、及び複合機等が広く用いられている。これらの画像形成装置には、画像を形成するためにレーザー光を感光体ドラム上に走査する光走査装置が備えられている。この光走査装置のハウジング(筐体)内部には、一般に、光源から出射されたレーザー光を偏向走査する光偏向器と、該光偏向器で反射されたレーザー光が透過する走査レンズと、レーザー光を外部に導出する部分に配設された防塵ガラス板(平板部材)が収容されている。
光走査装置の光源として、1つの発光点を有するシングル方式と複数の発光点を有するマルチ方式とがある。シングル方式では、1つの発光点を有するレーザーダイオードが用いられる。一般に、レーザー光をアパーチャーに対して効率的に通過させるため、シングル方式の光源は、前記発光点から出射されるレーザー光の偏光方向が走査方向に対して略垂直になるように配置される。
一方、マルチ方式では、複数の発光点を有するモノリシックマルチビームレーザーダイオードが用いられる。マルチ方式の光源は、複数のレーザー光を走査することにより高速、高解像度の画像を形成することができるため、写真印刷などに好適である。マルチ方式の光源は、複数の発光点を光軸と平行な軸周りに回転させて副走査方向のビームピッチが最適化された状態で配置されるため、複数の発光点から出射されるレーザー光の偏光方向が走査方向に対して略平行になるように配置されている。
ところで、レーザー光が前記ハウジングの防塵ガラス板を透過する際に、空気と防塵ガラス板との境界面でレーザー光の一部が反射する。前記境界面でのレーザー光の反射率は、偏光状態、屈折率等が分かっていれば、フレネルの式により算出することができる。フレネルの式によると、屈折率が異なる媒体の境界面に入射した光の反射率は、前記境界面への光の入射角によって異なる。また、光の反射率は、p偏光成分とs偏光成分とによっても異なる。前記境界面への光の入射角によって光の反射率が異なる。換言すれば、光の透過率が異なるため、感光体ドラム上での光強度が1ラインの走査内で異なってしまう。より詳しくは、偏向器の回転角度によって走査レンズや防塵ガラス板へのレーザー光の入射角が異なるため、像高端部と像高中央部とでビームスポットの光強度が異なってしまう。このような1ラインの走査内で生じるビームスポットの光強度のばらつきの度合いを周辺光量比という。周辺光量比が大きいと、形成される画像に「濃度むら」が生じやすくなる。
そこで、周辺光量比を低くする方法が、特許文献1乃至特許文献3に開示されている。具体的には、特許文献1に記載された高密度走査装置では、光路中に光軸と異なる角度の軸を中心として回動可能な透明平板を設けることによって、面倒れを補正する構成が開示されている。特許文献2に記載された光書込装置では、走査されるレーザー光に対して主走査断面内の透明部材の角度を調整することによって、感光体の露光感度分布とレーザー光の光量分布とを打ち消し合う構成が開示されている。また、特許文献3に記載された光走査光学系では、光源の姿勢を調整して、光源から出射されるレーザー光の直線偏光の方向を副走査方向に対して光軸周りに傾けることにより周辺光量比を低くする構成が開示されている。
特開平03−54516号公報 特開平10−58738号公報 特開平11−326807号公報
しかしながら、前掲の特許文献1の高密度走査装置及び前掲の特許文献2の光書込装置では、新たな透明部材が必要であり、製品コストが高くなるという問題がある。また、前掲の特許文献3の光走査光学系では、光源の姿勢を調整することで周辺光量比を低減しているが、光源としてマルチ方式を採用した場合には、前述したように、複数の発光点を光軸と平行な軸周りに回転させることにより副走査方向のビームピッチを調整しているので、周辺光量比を低減させるためだけに光源の姿勢を自由に調整することはできない。
従って、本発明は前記事情に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、シングル方式、マルチ方式の何れの方式の光源を採用した場合であっても周辺光量比を低く抑えることができる、簡易な構成の光走査装置、及び前記光走査装置を備えた画像形成装置を提供することにある。
本発明に係る光走査装置は、光偏向器、筐体、平板部材、及び複数の平板取付部を備える。前記光偏向器は、光源から出射されたレーザー光を走査させる。前記筐体は、前記光偏向器により走査される前記レーザー光の光路に対応する部分に設けられ、内外に貫通する貫通孔を有する。前記平板部材は、前記貫通孔を塞ぐように前記筐体に取り付けられ、前記レーザー光が透過する。前記複数の平板取付部は、前記筐体に設けられ、走査される前記レーザー光の光路面とのなす角を予め定められた複数の角度のいずれかで前記平板部材を取付可能である。
この構成によれば、複数の角度で前記平板部材を前記筐体に取り付けることが可能であるため、シングル方式、マルチ方式の何れの方式の光源を採用した場合であっても周辺光量比を低く抑え得る。
また、本発明は、前記光走査装置を備えた画像形成装置の発明として捉えてもよい。
本発明によれば、簡易な構成の光走査装置において、シングル方式、マルチ方式の何れの方式の光源を採用した場合であっても周辺光量比を低く抑えることができる。
本発明の実施形態に係る複合機の概略構成を示す概略構成図。 本発明の実施形態に係る光走査装置の構成を示す断面図。 本発明の実施形態に係る光走査装置の概略構成を示す模式図。 図2における防塵ガラス板の取付部周辺の部分拡大図。 境界面におけるレーザー光の反射及び透過を説明する図。 防塵ガラスの主走査方向の傾き角度と像高の関係を示す図。 防塵ガラス板の副走査方向の傾き角度と周辺光量比との関係を示す図。 レーザー光の周辺光量比と像高との関係を示す図。 防塵ガラス板の取付部の他の実施例を示す部分拡大図。
以下、添付図面を参照しながら、本発明の実施形態について説明し、本発明の理解に供する。なお、以下に説明する実施形態は、本発明を具体化した一例であって、本発明の技術的範囲を限定するものではない。
<複合機100の概略構成>
まず、図1を参照しつつ、本発明の実施形態の複合機100(本発明の画像形成装置の一例)の概略構成について説明する。なお、図1(A)は、前記複合機100の模式断面図、図1(B)は、図1(A)におけるA−A矢視図である。
前記複合機100は、画像読取部1、ADF(automatic document feeder)2、画像形成部3、給紙部4、制御部5、及び操作表示部6等を備えた画像形成装置である。前記操作表示部6は、前記制御部5からの制御指示に従って各種の情報を表示し、ユーザー操作に応じて前記制御部5に各種の情報を入力するタッチパネル等である。なお、前記複合機100は、本発明の画像形成装置の一例に過ぎない。例えば、本発明は、プリンター、ファクシミリ装置、及びコピー機等の画像形成装置であってもよい。
前記画像読取部1は、原稿カバー50、コンタクトガラス51、読取ユニット52、ミラー53、54、光学レンズ55、及びCCD(Charge Coupled Device)56等を備えた画像読取手段である。前記コンタクトガラス51は、前記画像読取部1の上面に設けられており、前記複合機100の画像読取対象となる原稿Pが載置される透明な原稿載置台である。前記原稿カバー50は、必要に応じて前記コンタクトガラス51を覆うものである。そして、前記画像読取部1は、前記制御部5の制御により前記ADF2によって搬送中の原稿Pの画像データーを読み取る。また、前記画像読取部1は、前記制御部5により制御されることによって、前記コンタクトガラス51上に載置された原稿Pの読取面を前記読取ユニット52に走査させて、原稿Pの画像データーを読み取る。
前記読取ユニット52は、LED光源521及びミラー522を備えている。前記LED光源521により原稿Pに光が照射されると、原稿Pからの反射光が前記ミラー522、53、54により前記光学レンズ55に導かれる。前記光学レンズ55は、入射した光を集光して前記CCD56に入射させる。前記CCD56は、前記LED光源521から光が出射され原稿Pで反射した光に基づいて原稿Pの画像データーを読み取る。前記CCD56で読み取られた画像データーは前記制御部5に入力されて、画像データーが読み取られる。
前記ADF2は、前記原稿カバー50に設けられている。前記ADF2は、原稿セット部21、複数の搬送ローラー22、原稿押さえ23、及び排紙部24等を備えた自動原稿送り装置である。
前記ADF2は、前記搬送ローラー22各々を不図示のステッピングモーターで駆動させることにより、前記原稿セット部21にセットされた原稿Pを前記コンタクトガラス51上の読取位置52Aを通過させて前記排紙部24まで搬送させる。この際に、前記画像読取部1により前記読取位置52Aを通過する原稿Pから画像データーが読み取られる。
前記画像形成部3は、前記画像読取部1で読み取られた画像データー、又は外部のパーソナルコンピューター等の情報処理装置から入力された画像データーに基づいて画像形成処理(印刷処理)を実行する電子写真方式の画像形成手段である。
前記画像形成部3は、感光体ドラム31、帯電装置32、LSU(Laser Scanning Unit)33(本発明の光走査装置の一例)、現像装置34、転写ローラー35、除電装置36、定着ローラー37、及び加圧ローラー38等を備えている。そして、前記画像形成部3では、前記給紙部4により搬送される用紙Sに以下の手順で画像が形成され、画像形成後の用紙Sは排紙トレイ41に排紙される。用紙Sが搬送される搬送路の上側に前記感光体ドラム31が配置されており、前記感光体ドラム31の外周を囲むように前記帯電装置32、前記現像装置34、前記転写ローラー35、及び前記除電装置36が配置されている。前記転写ローラー35は、前記感光体ドラム31の下側に配置されており、前記搬送路を挟んで前記感光体ドラム31に対向するように設けられている。また、前記感光体ドラム31の斜め上方向に前記LSU33が配置されている。前記LSU33は、前記帯電装置32と前記現像装置34との間から前記感光体ドラム31の表面に対して、斜め下方へレーザー光Lを照射して、前記感光体ドラム31の表面上を前記レーザー光Lで走査する。
具体的には、まず、前記帯電装置32により前記感光体ドラム31が所定の電位に一様に帯電される。次に、前記LSU33により前記感光体ドラム31の表面は、画像データーに基づいて前記レーザー光Lが走査される。これにより、前記レーザー光Lが照射された部分の電荷が除去されて、前記感光体ドラム31の表面に静電潜像が形成される。そして、前記感光体ドラム31上の静電潜像は前記現像装置34によりトナー像として現像(可視像化)される。続いて、前記感光体ドラム31に形成されたトナー像は前記転写ローラー35により用紙Sに転写される。その後、用紙Sに転写されたトナー像は、その用紙Sが前記定着ローラー37及び前記加圧ローラー38の間を通過して排出される際に前記定着ローラー37で加熱されて用紙Sに溶融定着する。なお、前記感光体ドラム31の電位は前記除電装置36で除電される。
<LSU33の概略構成>
次に、図2乃至図4を参照しつつ、前記LSU33の概略構成について説明する。ここに、図2は、前記LSU33の構成を示す断面図である。図3は、前記LSU33の概略構成を示す模式図である。図4は、図2における防塵ガラス板18の取付部周辺の部分拡大図である。
図2及び図3に示されるように、前記LSU33は、レーザー光源11、カップリングレンズ12、アパーチャー(aperture)13、シリンドリカルレンズ14、ポリゴンミラー15、fθレンズ16、折り返しミラー17、及びハウジング331(本発明の筐体の一例)などを備えている。また、前記LSU33は、前記ハウジング331に設けられた貫通孔332を塞ぐように取り付けられた前記防塵ガラス板18(本発明の平板部材の一例)を備えている。なお、前記レーザー光源11は、本発明の光源の一例であり、前記ポリゴンミラー15は本発明の光偏向器の一例である。前記カップリングレンズ12、前記アパーチャー(aperture)13、前記シリンドリカルレンズ14、前記ポリゴンミラー15、前記fθレンズ16、及び前記折り返しミラー17は本発明の光学素子の一例である。
前記レーザー光源11としては、シングル方式と、マルチ方式とを適用することができる。シングル方式は、1つの発光点により前記レーザー光Lを出射する。マルチ方式は、予め定められた方向に配置された複数の発光点を有し、複数の前記レーザー光Lを出射する。
シングル方式では、1つの発光点を有するレーザーダイオードが用いられる。シングル方式の光源は、前記発光点から出射される前記レーザー光Lの偏光方向が主走査方向31Aに対して略垂直になるように配置される。このようにシングル方式の光源から出射されたレーザー光は、ポリゴンミラー15の反射面への入射時の偏光状態がs偏光となる。
一方、マルチ方式では、複数の発光点を有するモノシリックマルチビームレーザーダイオードが用いられる。マルチ方式の光源は、複数の発光点を光軸と平行な軸周りに回転させて副走査方向のビームピッチが所望のビームピッチになるように設定されており、複数の発光点から出射される前記レーザー光Lの偏光方向が前記主走査方向31Aに対して略平行になるように配置される。このようにマルチ方式の光源から出射されたレーザー光は、ポリゴンミラー15の反射面への入射時の偏光状態が略p偏光となる。なお、ここで前記主走査方向31Aとは、図3に示されるように、後述する前記ポリゴンミラー15による前記レーザー光Lの走査方向(図3における上下方向)である。また、前記主走査方向31Aに直交し、前記感光体ドラム31が回転される方向が副走査方向(図3における紙面垂直方向)である。
前記カップリングレンズ12は、前記レーザー光源11から照射された前記レーザー光Lを略平行化する。前記アパーチャー13は、前記カップリングレンズ12により略平行光にされた前記レーザー光Lの周辺光束領域を遮断して前記レーザー光Lを整形する。前記シリンドリカルレンズ14は、前記アパーチャー13により整形された前記レーザー光Lを副走査方向に収束して、前記ポリゴンミラー15の反射面近傍に前記主走査方向31Aに長い線状に結像する。
前記ポリゴンミラー15は、駆動モーター15Aにより矢印R方向(図3参照)に回転駆動されることにより、前記レーザー光源11から出射された前記レーザー光Lを予め定められた方向に反射(偏向)させて、前記感光体ドラム31に対して前記主走査方向31Aに走査する。前記ポリゴンミラー15は、前記レーザー光源11から照射される前記レーザー光Lを反射させる6つの反射面を有する回転多面鏡である。前記ポリゴンミラー15の鉛直下方に前記駆動モーター15Aが設けられている。前記駆動モーター15Aの出力軸に前記ポリゴンミラー15が連結されている。これにより、前記駆動モーター15Aが前記制御部5により回転駆動されると、前記ポリゴンミラー15が出力軸を中心軸として回転される。なお、図3に示される前記ポリゴンミラー15は正六角形状であるが、もちろんその他の正多角形状であってもよい。
前記fθレンズ16は、前記ポリゴンミラー15により等角速度運動される前記レーザー光Lを等速度運動に変換して、前記感光体ドラム31の表面上に結像させる。前記LSU33において、前記fθレンズ16は非球面形状の複数のレンズ(レンズ16A、レンズ16Bなど)から構成される組レンズである(図3参照)。但し、前記fθレンズ16は、単体レンズであってもよい。
前記折り返しミラー17は、前記レーザー光Lが前記ポリゴンミラー15により走査される前記主走査方向31Aに沿って延びる長板状に形成されている。前記折り返しミラー17は、前記fθレンズ16により等速度運動に変換された前記レーザー光Lを反射して、前記感光体ドラム31を照射する。
前記防塵ガラス板18は、図4に示されるように、平行平板(平行部材)であり、前記貫通孔332を塞ぐように前記ハウジング331に取り付けられている。これにより、前記ハウジング331の外部から内部に塵埃が侵入することを防止することができる。つまり、前記ハウジング331の内部に侵入した塵埃により各光学素子が汚れることや、前記LSU33の光走査性能が劣化することを防止することができる。また、前記防塵ガラス板18は前記レーザー光Lを透過する。詳しくは後述するが、前記防塵ガラス板18は、前記レーザー光源11がシングル方式であってもマルチ方式であっても同じものが使用されるが、前記ハウジング331に取り付けられる位置と角度とが異なる。
<前記ハウジング331の概略構成>
図2に示されるように、前記ハウジング331は、ハウジング本体331Aと蓋体331Bとを有する。前記ハウジング本体331Aは、上方に開放する有底の箱体である。前記蓋体331Bは、前記ハウジング本体331Aの開放部を覆っている。前記カップリングレンズ12、前記アパーチャー13、前記シリンドリカルレンズ14、前記ポリゴンミラー15、前記fθレンズ16、及び前記折り返しミラー17などの光学素子は前記ハウジング本体331Aの内部に収容されている。つまり、前記ハウジング本体331Aは、前記光学素子を収容する。
また、前記ハウジング本体331Aには、内外に貫通する前記貫通孔332が設けられている。前記貫通孔332は、前記レーザー光源11から出射され前記ポリゴンミラー15により走査された前記レーザー光Lの光路に対応する部分に設けられている。より詳細には、前記折り返しミラー17によって反射された前記レーザー光Lが外部へ導出される位置に前記貫通孔332が設けられている。前記貫通孔332を塞ぐようにして前記防塵ガラス板18が前記ハウジング本体331Aに取り付けられる。これにより、前記ハウジング331の内部に塵埃が侵入することを防止することができる。
前記ハウジング本体331Aには、前記防塵ガラス板18を取付可能な第1取付部333A及び第2取付部333Bが設けられている。前記第1取付部333A及び前記第2取付部333Bは、前記ポリゴンミラー15により走査される前記レーザー光Lの光路面とのなす角を予め定められた複数の角度のいずれかで前記防塵ガラス板18を取り付けることができる取付座である。前記第1取付部333A及び前記第2取付部333Bが、本発明の複数の平板取付部の一例である。なお、前記光路面とは、前記ポリゴンミラー15により走査される前記レーザー光Lの光路が含まれる面である。
図4に示されるように、前記第1取付部333Aは、予め定められた第1角度で前記防塵ガラス板18を取付可能な取付座である。また、前記第2取付部333Bは、前記第1角度とは異なる第2角度で前記防塵ガラス板18を取付可能な取付座である。なお、前記第1角度及び前記第2角度については、後述する。また、前記第1取付部333Aは、前記貫通孔332における内部側の開口332Aの周縁に設けられている。前記第2取付部333Bは、前記貫通孔332における外部側の開口332Bの周縁に設けられている。なお、前記第1取付部333Aの取り付け位置と前記第2取付部333Bの取り付け位置とが逆でもかまわない。
また、前記第1取付部333Aの位置と前記第2取付部333Bの位置は、前記貫通孔332における前記レーザー光Lの進行方向に離間している。換言すれば、前記第1取付部333Aに取り付けられる前記防塵ガラス板18が前記ハウジング331に接する箇所と、前記第2取付部333Bに取り付けられる前記防塵ガラス板18が前記ハウジング331に接する箇所とは離間している。具体的には、前記第1取付部333A及び前記第2取付部333Bは、前記ハウジング本体331Aを金型により射出成型する場合に、前記第1取付部333Aと前記第2取付部333Bとの間に介在する壁部が射出成型に耐えうる肉厚となるような位置関係に設けられている。そうして、前記第1取付部333Aと前記第2取付部333Bとの間に介在する壁部の肉厚は、前記ハウジング本体331Aの他の箇所の壁部の肉厚と略同じになっている。即ち、前記ハウジング本体331Aの射出成形時に形成不良が起きないように、前記第1取付部333Aと前記第2取付部333Bとの間に介在する壁部の肉厚と前記ハウジング本体331Aの他の箇所の壁部の肉厚とが均一になるように設計されている。
さらに、前記第1取付部333Aは、前記貫通孔332に到達するまでの前記レーザー光Lの前記光路面に対する角度が後述する第1角度であり、前記防塵ガラス板18の周縁が当接される平坦面を有する。また、前記第2取付部333Bは、前記貫通孔332に到達するまでの前記レーザー光Lの前記光路面に対する角度が後述する第2角度であり、前記防塵ガラス板18の周縁が当接される平坦面を有する。これにより、前記防塵ガラス板18を接着剤や両面テープなどで前記第1取付部333A又は前記第2取付部333Bに張り合わせた場合、前記防塵ガラス板18の傾き角度が予め定められた第1角度又は第2角度になる。そのため、簡易な接着方法により前記防塵ガラス板18の取付角度を第1角度又は第2角度にすることができる。
<前記第1取付部333A及び前記第2取付部333Bの取付角度>
次に、図5〜8を参照しつつ、前記防塵ガラス板18が装着される傾き角度について説明する。図5は、境界面Bにおける前記レーザー光Lの反射及び透過を説明する図である。図6は、前記防塵ガラス板18の主走査方向の傾き角度と像高の関係を示す図である。図7は、前記防塵ガラス板18の副走査方向の傾き角度と周辺光量比の関係を示す図である。図8は、前記レーザー光Lの周辺光量比と像高の関係を示す図である。
まず、前記境界面Bに前記レーザー光Lが斜めに入射した場合の反射率について説明する。ここで、図5に示されるように、媒質M1を通って媒質M2との前記境界面Bに入射する前記レーザー光Lを入射レーザー光Li、前記入射レーザー光Liと前記境界面Bの法線Nとの角度を入射角Φi、前記境界面Bで反射した前記レーザー光Lを反射レーザー光Lr、前記反射レーザー光Lrと前記法線Nとの角度を反射角Φr、前記境界面Bを前記媒質M2側へ透過した前記レーザー光Lを透過レーザー光Lt、前記透過レーザー光Ltと前記法線Nとの角度を屈折角Φtとする。また、前記媒質M1の屈折率と前記媒質M2の屈折率が異なるものとし、前記媒質M1の屈折率をn0(便宜上n0=1とする)、前記媒質M2の屈折率をn1とする。ここでは、fθレンズ16などの光学素子の内部で光吸収はないと仮定し、「透過率=1−反射率」の関係が成り立つものとする。
一般に、前記境界面Bに垂直で、前記入射レーザー光Liと前記反射レーザー光Lrとを含む面を前記入射面Eとする場合、電場の振動方向が前記入射面Eに平行な光の成分(p偏光成分)と、電場の振動方向が前記入射面Eに垂直な光の成分(s偏光成分)との反射率が異なる。このような条件の下において、p偏光成分の反射率Rpは下記の式(1)により表すことができ、s偏光成分の反射率Rsは下記の式(2)により表すことができる。従って、前記レーザー光源11から出射された前記レーザー光について、これらの式(1)及び式(2)を前記LSU33に配設された前記ポリゴンミラー15、前記fθレンズ16、前記折り返しミラー17、及び前記防塵ガラス18に対して適用する。これらは、前記ポリゴンミラー15により偏向された以後の前記レーザー光Lの光路上に位置する前記光学素子である。このように、下記の式(1)及び式(2)を全ての前記光学素子でなく、少なくとも前記ポリゴンミラー15により偏向された以後の前記レーザー光Lの光路上に位置する前記光学素子に適用すればよい。その理由は、周辺光量比を算出するためには、像高中央部と像高端部との光量比が分かればよく、前記ポリゴンミラー15により偏向される前の前記レーザー光Lの光路上に位置する前記光学素子(ここでは、前記カップリングレンズ12、前記アパーチャー13、及び前記シリンドリカルレンズ14)を通過する前記レーザー光Lの光量の正確な値を求める必要がないためである。
この適用により反射率Rp及び反射率Rsを算出して得られた各算出率に基づいて、感光体ドラム31における周辺光量比が最も小さくなるような前記防塵ガラス板18への光ビームの入射角を定めることができる。なお、前記光路面は、前記入射面Eに対して垂直な面(図5における紙面垂直方向)である。
Figure 2015141388
Figure 2015141388
前記レーザー光源11から出射されたレーザー光Lが、前記カップリングレンズ12、前記アパーチャー13、前記シリンドリカルレンズ14、前記ポリゴンミラー15、前記fθレンズ16(ここでは、前記fθレンズ16を単体レンズとする。)、前記折り返しミラー17、及び前記防塵ガラス18を透過する場合についてシミュレーションで求めた。なお、前記主走査方向31Aの入射角度は、シングル方式とマルチ方式とでは同じであり、前記ポリゴンミラー15によって偏向される。図6に示されるように、前記ポリゴンミラー15に入射される前記レーザー光Lは、前記ポリゴンミラー15の回転によって、約62°から約13°の範囲内で偏向される。前記範囲内で偏向される前記レーザー光Lは、前記fθレンズ16及び前記折り返しミラー17の順に入射されてから、前記防塵ガラス18に入射される。前記防塵ガラス18に入射される前記レーザー光Lの入射角度は、中央から左右に約37°の範囲内である。前記レーザー光Lがこの範囲で偏向されるときの前記感光体ドラム31の表面の像高は、約±120mmの範囲である。
シングル方式の光源の場合、前記レーザー光源11の回転角度が0°、波長が670nmである。前記防塵ガラス18に入射するまでの前記光学素子の入射角や屈折率などの条件に基づくシミュレーション結果から前記防塵ガラス18の第1角度を定める。前記ポリゴンミラー15に入射する境界面での副走査方向の入射角Φiは0°とし、前記ポリゴンミラー15の屈折率は1とした。前記fθレンズ16に入射する境界面での副走査方向の入射角Φiは0°とし、前記fθレンズ16の屈折率は1.507とした。前記折り返しミラー17の屈折率は1とした。前記防塵ガラス板18は、厚さ1.35mmのフロートガラス(青板ガラス)とし、その屈折率は1.510とした。この場合、前記防塵ガラス板18の副走査方向の角度を変更することによって、反射率Rpの値及び反射率Rsの値から周辺光量比が最小になる角度を前記第1角度に定める。
次に、マルチ方式の光源の場合、前記レーザー光源11の回転角度が85.1°、波長が670nmである。前記防塵ガラス18に入射するまでの前記光学素子の入射角や屈折率などの条件に基づくシミュレーション結果から前記防塵ガラス18の第2角度を定める。具体的な条件は、上記シングル方式と同じであるため、省略する。
図7には、上記式(1)及び式(2)を用いて、前記LSU33から前記感光体ドラム31に照射される前記レーザー光Lの周辺光量比と前記防塵ガラス板18との傾き角度の関係を求めたシミュレーション結果が示されている。図7において、実線曲線701は、シングル方式の光源を採用した場合の周辺光量比の特性グラフであり、破線曲線702はマルチ方式の光源を採用した場合の周辺光量比の特性グラフである。
図7に示されるように、シングル方式の場合とマルチ方式の場合とでは、周辺光量比が最も低くなる前記防塵ガラス板18の傾き角度が異なる。図7の実線曲線701(シングル方式の周辺光量比の特性グラフ)によると、シングル方式の場合は、前記レーザー光Lが走査される前記光路を含む前記光路面に対して、前記防塵ガラス板18を40°傾ける場合に周辺光量比が最も低い。図7の破線曲線702(マルチ方式の周辺光量比の特性グラフ)によると、マルチ方式の場合は、前記レーザー光Lが走査される前記光路を含む前記光路面に対して、前記防塵ガラス板18を30°傾ける場合に周辺光量比が最も低い。そのため、前記ハウジング331には、シングル方式に適した傾き角度40°の前記第1取付部333Aが前記貫通孔332の内部側の前記開口332Aの周縁に形成され、マルチ方式に適した傾き角度30°の前記第2取付部333Bが前記貫通孔332の外部側の前記開口332Bの周縁に形成される。もっとも、完全に30°、40°でなくても周辺光量比を低く抑えることができる。そのため、正確に30°、40°でなくても、多少の誤差があってもよく、概ね30°、40°であればよい。なお、前記第1角度は、前記レーザー光源11がシングル方式の場合に、周辺光量比を最小にする角度(40°)である。前記第2角度は、前記レーザー光源11がマルチ方式の場合に、周辺光量比を最小にする角度(30°)である。なお、最小にする角度とは、前記第1角度及び前記第2角度それぞれによって周辺光量比を最小の角度を含み、周辺光量比を適切に低下させることができる範囲内の角度を含むものである。
言い換えると、前記第1取付部333Aは、前記光路面に対して予め定められた第1角度で前記防塵ガラス板18を取付可能である。つまり、前記第1取付部333Aは、前記レーザー光源11がシングル方式の場合に前記第1角度で前記防塵ガラス板18を取付可能である。また、前記第2取付部333Bは、前記第1角度とは異なる第2角度で前記防塵ガラス板18を取付可能である。つまり、前記第2取付部333Bは、前記レーザー光源11がマルチ方式の場合に前記第2角度で前記防塵ガラス板18を取付可能である。
より詳しく説明すると、前記第1角度は、シングル方式の前記レーザー光源11から出射された前記レーザー光Lが、前記ポリゴンミラー15を含む前記光路に設けられた前記光学素子を経て前記第1取付部333Aに取り付けられた前記防塵ガラス板18に入射する場合に(図5の前記入射レーザー光Li参照)、前記防塵ガラス板18を透過した透過レーザー光Ltの周辺光量比が最も低い角度である(図7の実線曲線701参照)。一方、前記第2角度は、マルチ方式の前記レーザー光源11から出射された前記レーザー光Lが、前記ポリゴンミラー15を含む前記光路に設けられた前記光学素子を経て前記第2取付部333Bに取り付けられた前記防塵ガラス板18に入射する場合に(図5の前記入射レーザー光Li参照)、前記防塵ガラス板18を透過した透過レーザー光Ltの周辺光量比が最も低い角度である(図7の破線曲線702参照)。なお、前記第1角度及び前記第2角度は、周辺光量比を適切に抑制することができる範囲内の角度であれば、多少の角度のずれがあってもかまわない。
図8には、前記防塵ガラス板18の傾きを適切な角度にした場合の前記レーザー光Lの周辺光量比と像高の関係を求めたシミュレーション結果が示されている。具体的には、図8は、図7に示されたシミュレーション結果に従い、前記レーザー光源11がシングル方式の場合に前記防塵ガラス板18の傾き角度を40°にし、前記レーザー光源11がマルチ方式の場合に前記防塵ガラス板18の傾き角度を30°にして得られたシミュレーション結果である。図8に示されるシミュレーション結果から、前記レーザー光源11がシングル方式の場合とマルチ方式の場合とで前記感光体ドラム31の軸方向の像高(光軸からの距離)との周辺光量比の関係が異なることが容易に理解できる。図8の実線曲線801(シングル方式の像高と周辺光量比の特性グラフ)によると、シングル方式の場合は、発光点が1つであるため、光軸の中心を頂点とし、像高中央部から離れるにしたがって周辺光量比が徐々に低下する。図8の破線曲線802(マルチ方式の像高と周辺光量比の特性グラフ)によると、マルチ方式の場合は、発光点が複数であるため、像高中央部に緩やかな凹みがあり、像高中央部から離れた部分に2つの光量のピークがある。しかし、シングル方式及びマルチ方式ともに像高中央部付近の周辺光量比がほぼ等しい。具体的には、ドラム軸方向+10mm付近から−30mm付近の範囲の周辺光量比がほぼ等しい(図8の実線曲線801、破線曲線802参照)。そのため、この範囲内では、シングル方式又はマルチ方式のいずれであっても周辺光量比の変化が少なく、形成される画像の濃度むらを防ぐことができる。そのため、前記LSU33の前記レーザー光源11がシングル方式又はマルチ方式のいずれであっても同じ前記ハウジング331を用いて前記LSU33を構成することができる。
<実施形態の効果>
以上説明したように、本発明の前記LSU33によれば、傾き角度が異なる前記第1取付部333A及び前記第2取付部333Bが形成された前記ハウジング331により、シングル方式とマルチ方式とのそれぞれに適した傾き角度で前記防塵ガラス板18を装着することができる。そのため、前記LSU33は、前記レーザー光源11から照射される前記レーザー光Lの偏光方向にかかわらず、周辺光量比を低く抑えることができる。
また、前記複合機100によれば、前記レーザー光源11がシングル方式又はマルチ方式のいずれであっても同じ形状の前記ハウジング331を用いて前記LSU33を構成することができる。そのため、シングル方式とマルチ方式とのいずれの光源を採用した場合であっても、前記複合機100の前記画像形成部3を構成する前記感光体ドラム31、前記帯電装置32、及び前記現像装置34などの前記LSU33の周辺部材を共通化し、同じ位置に配置することができる。
さらに、前記ハウジング331によれば、前記レーザー光源11の偏光方向に応じて、前記防塵ガラス板18を接着することができる。つまり、前記レーザー光源11がシングル方式又はマルチ方式のいずれの方式の光源であっても、同じ前記ハウジング331を使用することができ、前記防塵ガラス板18も同じ部材を使用することができる。このように、前記ハウジング331は、簡単な構成により両方式に対応することができる。加えて、本実施形態にかかる前記ハウジング331は、前記防塵ガラス板18が取り付けられる前記第1取付部333Aと前記第2取付部333Bとが前記ハウジング331の内部と外部にそれぞれ設けられているため、両取付部がハウジング本体の外部に設けられている場合よりもハウジングの大きさを小さくすることができる。また、両取付部をハウジング本体の内部に設ける場合にも全ての光学素子をハウジング本体の内部に収容するために前記ハウジング本体331Aの大きさが本実施形態に係る前記ハウジング331よりも大きくなり得る。このように、本実施形態に係る前記ハウジング331は、前記防塵ガラス板18が取り付けられる前記第1取付部333Aと前記第2取付部333Bとが前記ハウジング331の内部と外部にそれぞれ設けられているため、ハウジングの大きさを可及的に小さくすることができる。その結果、LSUを設置する空間が狭い場合であっても、画像形成装置の内部に収容することが可能となる。
<他の実施例>
前記実施形態の説明では、本発明の平板取付部として、前記ハウジング331に設けられた前記第1取付部333A及び前記第2取付部333Bを例示して説明したが、この例に限るものではない。例えば、図9(A)に示されるように、前記貫通孔332の部分を両端が開放された筒状の形状にして、前記ハウジング331の表面から突出する筒状の部分が前記ハウジング331に設けられた構成が考えられる。この構成において、前記ハウジング331の前記貫通孔332を囲む前記筒状の部分の壁部に、前記防塵ガラス板18を装着することができ、傾き角度が異なる複数の前記防塵ガラス板18を取り付けるため複数の取付溝334A〜334Dを形成してもよい。この場合、複数の前記取付溝334A〜334Dが本発明の平板取付部に当たる。また、複数の前記取付溝334A〜334Dのように、平板取付部の合計数を3以上にすることが考えられる。これにより、前記レーザー光源11の偏光方向に応じた適切な傾き角度を選択して、前記防塵ガラス板18を接着することができる。もちろん、前記第1取付部333A、前記第2取付部333B、及び前記取付溝334A〜334Dの合計数を3以上にしてもよい。なお、前記取付溝334A〜334Dのいずれか1つに前記防塵ガラス板18が接着された場合に、前記防塵ガラス板18が接着されない前記取付溝334A〜334Dを樹脂などで埋めてもよい。
また、前記貫通孔332の前記開口332A、332Bの周縁を平坦面にすることにより、前記第1取付部333A及び前記第2取付部333Bが、形成された例について説明したが、この例に限るものではない。例えば、図9に示されるように、前記貫通孔332の前記開口332Aの周縁に前記防塵ガラス板18を装着可能にL字型の装着部335Aを形成し、また、前記貫通孔332の前記開口332Bの周縁に前記防塵ガラス板18を装着可能にL字型の装着部335Bを形成してもよい。この前記装着部335A、335Bにより前記防塵ガラス板18が装着される位置が固定されるため、振動に対しても前記防塵ガラス板18の位置がずれにくくなる。
<実施形態の他の適用例>
前記実施形態の説明では、本発明の光走査装置の一例として、前記複合機100に用いられる前記LSU33について説明したが、これに限るものではない。例えば、前記光走査装置は、レーザー加工機及びレーザー測定器などに適用してもよい。
100:複合機(画像形成装置の一例)
1:画像読取部
2:ADF
3:画像形成部
4:給紙部
5:制御部
6:操作表示部
11:レーザー光源
12:カップリングレンズ
13:アパーチャー
14:シリンドリカルレンズ
15:ポリゴンミラー
16:fθレンズ
17:折り返しミラー
18:防塵ガラス板
31:感光体ドラム
33:LSU(光走査装置の一例)
331:ハウジング(筐体の一例)
331A:ハウジング本体
331B:蓋体
332:貫通孔
332A、332B:開口
333A:第1取付部
333B:第2取付部
334A〜334D:取付溝
335A、335B:装着部

Claims (8)

  1. 光源から出射されたレーザー光を走査させる光偏向器と、
    前記光偏向器により走査される前記レーザー光の光路に対応する部分に設けられ、内外に貫通する貫通孔を有する筐体と、
    前記貫通孔を塞ぐように前記筐体に取り付けられ、前記レーザー光が透過する平板部材と、
    前記筐体に設けられ、走査される前記レーザー光の光路面とのなす角を予め定められた複数の角度のいずれかで前記平板部材を取付可能な複数の平板取付部と、
    を備えた光走査装置。
  2. 前記複数の平板取付部は、前記光路面に対して予め定められた第1角度で前記平板部材を取付可能な第1取付部、及び前記第1角度とは異なる第2角度で前記平板部材を取付可能な第2取付部を有し、
    前記第1取付部は、前記光源が1つの発光点を有するシングル方式の光源の場合に前記第1角度で前記平板部材を取付可能であり、
    前記第2取付部は、前記光源が予め定められた配列方向に沿って配列された複数の発光点を有するマルチ方式の光源の場合に前記第2角度で前記平板部材を取付可能である請求項1に記載の光走査装置。
  3. 前記第1角度は、前記シングル方式の光源から出射された前記レーザー光が前記光偏向器を含む前記光路に設けられた光学素子を経て前記第1取付部に取り付けられた前記平板部材に入射する場合に、前記平板部材を透過した透過レーザー光の周辺光量比を最小にする角度であり、
    前記第2角度は、前記マルチ方式の光源から出射された前記レーザー光が前記光偏向器を含む前記光路に設けられた前記光学素子を経て前記第2取付部に取り付けられた前記平板部材に入射する場合に、前記平板部材を透過した透過レーザー光の周辺光量比を最小にする角度である請求項2に記載の光走査装置。
  4. 前記光源から出射され前記レーザー光が光路上の空気層、前記光学素子、及び前記平板部材による屈折率が異なる媒質間の境界面に入射して透過するものであり、
    前記境界面に入射する前記レーザー光と前記境界面の法線との角度を入射角Φiとし、前記境界面に入射する前記レーザー光が通過する側の媒質の屈折率及び前記空気層の屈折率を1とし、前記境界面を透過した前記レーザー光が通過する側の媒質の屈折率をn1とする場合に、
    前記第1角度は、前記シングル方式の光源から出射されて前記光偏向器によって偏向される前記レーザー光について、下記の式(1)及び下記の式(2)によって前記光偏向器以後の光路上の前記光学素子及び前記平板部材に対するp偏光の反射率Rp及びs偏光の反射率Rsを算出して得られた各算出値に基づいて定められた角度であり、
    前記第2角度は、前記マルチ方式の光源から出射されて前記光偏向器によって偏向される前記レーザー光について、下記の式(1)及び下記の式(2)によって前記光偏向器以後の光路上の前記光学素子及び前記平板部材に対する前記反射率Rp及び前記反射率Rsを算出して得られた各算出式に基づいて定められた角度である請求項3に記載の光走査装置。
    Figure 2015141388
    Figure 2015141388
  5. 前記第1取付部及び前記第2取付部のいずれか一方は、前記貫通孔における内部側の開口の周縁に設けられており、前記第1取付部及び前記第2取付部のいずれか他方は、前記貫通孔における外部側の開口の周縁に設けられている請求項2〜4の何れかに記載の光走査装置。
  6. 前記第1取付部及び前記第2取付部は、前記貫通孔における前記レーザー光の進行方向に離間して設けられている請求項2〜5のいずれかに記載の光走査装置。
  7. 前記第1取付部は、前記レーザー光の前記光路面に対する角度が前記第1角度であり、前記平板部材の周縁が当接される平坦面を有し、
    前記第2取付部は、前記レーザー光の前記光路面に対する角度が前記第2角度であり、前記平板部材の周縁が当接される平坦面を有する請求項2〜6のいずれかに記載の光走査装置。
  8. 請求項1〜7のいずれかに記載の光走査装置を備えた画像形成装置。
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