JP2015141379A - 現像装置、画像形成方法、画像形成装置、プロセスカートリッジ及び現像方法 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】磁界発生手段を内包し、トナーと磁性キャリアとの二成分現像剤を担持し、現像剤を搬送する円筒状の現像剤担持体を有し、前記磁界発生手段が有する磁極のうち現像剤担持体の表面上の現像剤を保持し得る強さの磁界を発生させる現像剤担持極が、現像磁極と現像前磁極と現像後磁極との3つの磁極を有し、これらの磁極により現像剤の汲み上げ、保持等を行うよう構成した現像装置であって、前記磁性キャリアは、芯材と被覆層を有し、かさ密度が2.08〜2.24(g/cm3)であり、前記被覆層中に含まれる導電性微粒子の体積平均粒子径D、被覆層の平均厚みhが0.5≦(D/h)≦1.1であり、現像主極と、現像剤担持体の中心と静電潜像担持体の中心を結ぶ直線とのなす角度が、現像剤担持体の回転方向上流側に5〜15度となる現像装置である。
【選択図】図2
Description
課題解決のためにはトナー側での対策のみならず、それ以外の現像装置構成での対策も必要となっている。
しかしながら、いわゆる現像主極と、現像剤担持体の中心と静電潜像担持体の中心を結ぶ直線とのなす角度は規定されておらず、静電潜像担持体への汚れが発生する場合があった。
前記現像剤担持体の表面に供給する二成分現像剤を収納する現像剤収納部と、を有してなり、
前記磁界発生手段が有する磁極のうち前記現像剤担持体の表面上の二成分現像剤を保持し得る強さの磁界を発生させる現像剤担持極が、
前記現像剤担持体と静電潜像担持体とが対向する現像領域に磁界を発生させるための現像磁極と、
前記現像剤収納部から供給された二成分現像剤を前記現像領域へ搬送する磁界を発生させる現像前磁極と、
前記現像領域を通過した後の二成分現像剤を前記現像剤担持体表面から離脱させるために前記現像前磁極との間で二成分現像剤を離脱させる磁界を発生させる現像後磁極と、の3つの磁極を有し、
前記現像前磁極が発生させる磁界によって前記現像剤担持体の表面上への二成分現像剤の汲み上げを行い、
前記現像前磁極及び前記現像磁極が発生させる磁界によって前記現像剤収納部により現像剤が供給される位置から現像領域までの前記現像剤担持体上の二成分現像剤の保持を行い、
前記現像磁極及び前記現像後磁極が発生させる磁界によって前記現像領域から前記現像剤担持体の表面の二成分現像剤を離脱させる位置までの前記現像剤担持体上の二成分現像剤の保持を行うように構成した現像装置であって、
前記磁性キャリアは、芯材と該芯材を被覆する被覆層とを有し、
前記磁性キャリアのかさ密度が2.08〜2.24(g/cm3)であり、
前記被覆層中に含まれる導電性微粒子の体積平均粒子径をDとし、前記被覆層の平均厚みをhとすると、前記D及びhは次式、0.5≦(D/h)≦1.1を満たし、
前記現像磁極によって発生する磁界での前記現像剤担持体の表面上における磁束密度が最大となる法線方向磁束密度ピーク位置と、前記現像剤担持体の回転中心とを結んだ直線を現像主極としたとき、
前記現像主極と、前記現像剤担持体の中心と前記静電潜像担持体の中心を結ぶ直線とのなす角度が、前記現像剤担持体の回転方向上流側に5〜15度であることを特徴とする。
本発明に用いられる現像剤は、トナーと磁性キャリアからなる二成分現像剤である。以下、詳細を説明する。
現像剤に用いられるキャリアは、芯材と該芯材を被覆する被覆層を有する磁性キャリアであり、キャリアのかさ密度は2.08〜2.24(g/cm3)である。また、磁性キャリアの被覆層中に含まれる導電性微粒子の体積平均粒子径をD(μm)とし、前記被覆層の平均厚みをh(μm)とすると、次式、0.5≦(D/h)≦1.1を満たす。さらに、現像主極と、現像剤担持体と静電潜像担持体の中心を結ぶ直線のなす角度が、前記現像剤担持体の回転方向上流側に5〜15度であることを特徴とする。
本発明において、キャリアのかさ密度は2.08〜2.24(g/cm3)であり、2.12〜2.20(g/cm3)が好ましい。2.08(g/cm3)未満であると、一粒子あたりのキャリア重量が軽くなり、キャリア付着が問題になる。一方、2.24(g/cm3)より大きいと静電潜像担持体への衝突度合いが大きくなる。かさ密度は、例えば、JIS−Z2504に記載の方法で測定することができる。
前記アミノ樹脂と架橋し得るアクリル樹脂としては、ヒドロキシル基及び/又はカルボキシル基を有するものが好ましく、ヒドロキシル基を有するものがさらに好ましい。これにより、芯材粒子や導電性微粒子との密着性をさらに向上させることができ、導電性微粒子の分散安定性も向上させることができる。このとき、アクリル樹脂は、水酸基価が10mgKOH/g以上であることが好ましく、20mgKOH/g以上がより好ましい。
シランカップリング剤としては、特に限定されないが、r−(2−アミノエチル)アミノプロピルトリメトキシシラン、r−(2−アミノエチル)アミノプロピルメチルジメトキシシラン、r−メタクリロキシプロピルトリメトキシシラン、N−β−(N−ビニルベンジルアミノエチル)−r−アミノプロピルトリメトキシシラン塩酸塩、r−グリシドキシプロピルトリメトキシシラン、r−メルカプトプロピルトリメトキシシラン、メチルトリメトキシシラン、メチルトリエトキシシラン、ビニルトリアセトキシシラン、r−クロルプロピルトリメトキシシラン、ヘキサメチルジシラザン、r−アニリノプロピルトリメトキシシラン、ビニルトリメトキシシラン、オクタデシルジメチル[3−(トリメトキシシリル)プロピル]アンモニウムクロライド、r−クロルプロピルメチルジメトキシシラン、メチルトリクロルシラン、ジメチルジクロロシラン、トリメチルクロロシラン、アリルトリエトキシシラン、3−アミノプロピルメチルジエトキシシラン、3−アミノプロピルトリメトキシシラン、ジメチルジエトキシシラン、1,3−ジビニルテトラメチルジシラザン、メタクリルオキシエチルジメチル(3−トリメトキシシリルプロピル)アンモニウムクロライド等が挙げられ、1種単独で使用してもよいし、2種以上を併用してもよい。
本発明に用いられるトナーは結着樹脂と着色剤を含有するが、モノクロトナー及びカラートナーのいずれであってもよい。また、定着ローラにトナー固着防止用オイルを塗布しないオイルレスシステムに適用するために、トナー粒子は離型剤を含有してもよい。このようなトナーは、一般にフィルミングが発生しやすいが、本発明におけるキャリアはフィルミングを抑制することができるため、本発明に用いられる現像剤は長期にわたり、良好な品質を維持することができる。
また、母体粒子に外添剤を添加する際には、ミキサー類を用いて混合攪拌することにより、外添剤が解砕されながら母体粒子の表面に付着する。
結着樹脂としては、特に限定されないが、ポリスチレン、ポリp−スチレン、ポリビニルトルエン等のスチレン及びその置換体の単独重合体;スチレン−p−クロロスチレン共重合体、スチレン−プロピレン共重合体、スチレン−ビニルトルエン共重合体、スチレン−アクリル酸メチル共重合体、スチレン−アクリル酸エチル共重合体、スチレン−メタクリル酸共重合体、スチレン−メタクリル酸メチル共重合体、スチレン−メタクリル酸エチル共重合体、スチレン−メタクリル酸ブチル共重合体、スチレン−α−クロロメタクリル酸メチル共重合体、スチレン−アクリロニトリル共重合体、スチレン−ビニルメチルエーテル共重合体、スチレン−ビニルメチルケトン共重合体、スチレン−ブタジエン共重合体、スチレン−イソプレン共重合体、スチレン−マレイン酸エステル共重合体等のスチレン系共重合体;ポリメタクリル酸メチル、ポリメタクリル酸ブチル、ポリ塩化ビニル、ポリ酢酸ビニル、ポリエチレン、ポリエステル、ポリウレタン、エポキシ樹脂、ポリビニルブチラール、ポリアクリル酸、ロジン、変性ロジン、テルペン樹脂、フェノール樹脂、脂肪族又は芳香族炭化水素樹脂、芳香族系石油樹脂等が挙げられ、1種単独で使用してもよく、2種以上併用してもよい。
着色剤(顔料又は染料)としては、特に限定されないが、カドミウムイエロー、ミネラルファストイエロー、ニッケルチタンイエロー、ネーブルスイエロー、ナフトールイエローS、ハンザイエローG、ハンザイエロー10G、ベンジジンイエローGR、キノリンイエローレーキ、パーマネントイエローNCG、タートラジンレーキ等の黄色顔料;モリブデンオレンジ、パーマネントオレンジGTR、ピラゾロンオレンジ、バルカンオレンジ、インダンスレンブリリアントオレンジRK、ベンジジンオレンジG、インダンスレンブリリアントオレンジGK等の橙色顔料;ベンガラ、カドミウムレッド、パーマネントレッド4R、リソールレッド、ピラゾロンレッド、ウォッチングレッドカルシウム塩、レーキレッドD、ブリリアントカーミン6B、エオシンレーキ、ローダミンレーキB、アリザリンレーキ、ブリリアントカーミン3B等の赤色顔料;ファストバイオレットB、メチルバイオレットレーキ等の紫色顔料;コバルトブルー、アルカリブルー、ビクトリアブルーレーキ、フタロシアニンブルー、無金属フタロシアニンブルー、フタロシアニンブルー部分塩素化物、ファーストスカイブルー、インダンスレンブルーBC等の青色顔料;クロムグリーン、酸化クロム、ピグメントグリーンB、マラカイトグリーンレーキ等の緑色顔料;カーボンブラック、オイルファーネスブラック、チャンネルブラック、ランプブラック、アセチレンブラック、アニリンブラック等のアジン系色素、金属塩アゾ色素、金属酸化物、複合金属酸化物等の黒色顔料等が挙げられ、1種単独で使用してもよく、2種以上を併用してもよい。
離型剤としては、特に限定されないが、ポリエチレン、ポリプロピレン等のポリオレフィン、脂肪酸金属塩、脂肪酸エステル、パラフィンワックス、アミド系ワックス、多価アルコールワックス、シリコーンワニス、カルナウバワックス、エステルワックス等が挙げられ、1種単独で使用してもよく、2種以上併用してもよい。
また、トナーは、帯電制御剤をさらに含有してもよい。帯電制御剤としては、特に限定されないが、ニグロシン;炭素数が2〜16のアルキル基を有するアジン系染料(特公昭42−1627号公報参照);C.I.Basic Yello 2(C.I.41000)、C.I.Basic Yello 3、C.I.Basic Red 1(C.I.45160)、C.I.Basic Red 9(C.I.42500)、C.I.Basic Violet 1(C.I.42535)、C.I.Basic Violet 3(C.I.42555)、C.I.Basic Violet 10(C.I.45170)、C.I.Basic Violet 14(C.I.42510)、C.I.Basic Blue 1(C.I.42025)、C.I.Basic Blue 3(C.I.51005)、C.I.Basic Blue 5(C.I.42140)、C.I.Basic Blue 7(C.I.42595)、C.I.Basic Blue 9(C.I.52015)、C.I.Basic Blue 24(C.I.52030)、C.I.Basic Blue25(C.I.52025)、C.I.Basic Blue 26(C.I.44045)、C.I.Basic Green 1(C.I.42040)、C.I.Basic Green 4(C.I.42000)等の塩基性染料;これらの塩基性染料のレーキ顔料;C.I.Solvent Black 8(C.I.26150)、ベンゾイルメチルヘキサデシルアンモニウムクロライド、デシルトリメチルクロライド等の4級アンモニウム塩;ジブチル、ジオクチル等のジアルキルスズ化合物;ジアルキルスズボレート化合物;グアニジン誘導体;アミノ基を有するビニル系ポリマー、アミノ基を有する縮合系ポリマー等のポリアミン樹脂;特公昭41−20153号公報、特公昭43−27596号公報、特公昭44−6397号公報、特公昭45−26478号公報に記載されているモノアゾ染料の金属錯塩;特公昭55−42752号公報、特公昭59−7385号公報に記載されているサルチル酸;ジアルキルサルチル酸、ナフトエ酸、ジカルボン酸のZn、Al、Co、Cr、Fe等の金属錯体;スルホン化した銅フタロシアニン顔料;有機ホウ素塩類;含フッ素4級アンモニウム塩;カリックスアレン系化合物等が挙げられるが、1種単独で使用してもよく、2種以上併用してもよい。なお、ブラック以外のカラートナーにおいては、白色のサリチル酸誘導体の金属塩等が好ましい。
外添剤としては、特に限定されないが、シリカ、酸化チタン、アルミナ、炭化珪素、窒化珪素、窒化ホウ素等の無機粒子;ソープフリー乳化重合法により得られる平均粒径が0.05〜1μmのポリメタクリル酸メチル粒子、ポリスチレン粒子等の樹脂粒子が挙げられ、1種単独で使用してもよく、2種以上併用してもよい。中でも、表面が疎水化処理されているシリカ、酸化チタン等の金属酸化物粒子が好ましい。さらに、疎水化処理されているシリカ及び疎水化処理されている酸化チタンを併用し、疎水化処理されているシリカよりも疎水化処理されている酸化チタンの添加量を多くすることにより、湿度に対する帯電安定性に優れるトナーが得られる。
ここで、図2は、静電潜像担持体(感光体)1を用いた本発明の画像形成装置に、本発明の現像装置3を用いたときの一実施形態における感光体1周囲の概略構成図である。
感光体1は、矢印で示すように時計まわりの向きに回転される。この感光体1の上部、時計の文字盤で表現すれば略11時の位置には帯電手段2が配置されている。帯電手段2は本実施形態では感光体と同速度で回転される回転体からなるが、回転体に限らずコロナ放電タイプでもよい。
この帯電手段2により感光体1の表面は暗中で一様に帯電された後、図示を省略している露光手段からの露光用の光Lの照射を受けて静電潜像が形成される。この静電潜像は感光体1の回転と共に下流側に移動し現像装置3に至る。現像装置3は感光体1の右横に配置されている。
現像ローラ302(現像剤担持体)は2時と3時の間の位置(2時半の位置)で感光体1に近接して対向させることで現像ニップ領域Aを構成するようにして近接配置されている。この感光体1との対向部位に相当するケーシング301の部位は現像ローラ302を露出させるため開口している。
このトナー像は感光体1の回転と共に下流側に移動し転写手段5に至る。転写手段5は感光体1の下部、6時の位置に配置されている。本実施形態では転写手段5は回転体からなるが、回転体に限らずコロナ放電タイプでもよい。感光体1と転写手段5とが対向する領域を転写領域Eと称する。
感光体1上のトナー像は転写領域Eにおいて記録媒体8に転写され記録媒体8上の画像となる。なお、感光体上のトナーを中間転写体(中間転写ベルト等)に一端転写し、その後多色トナーを一括して記録媒体に転写する中間転写ベルト方式にも適用は可能であり、その場合は転写領域Eで感光体上のトナーを中間転写体(中間転写ベルト等)に転写することになる。
スリーブ302cはアルミニウム等の非磁性の金属で形成することができる。マグネットローラ302dは、各磁石MGが所定の方向を向くように不動部材、例えば、ケーシング301に固定されており、その周囲をスリーブ302cが回転して、磁石MGによって引き付けた現像剤320を搬送していくように構成することができる。
現像ローラ302上において、現像剤320を穂立ちさせ、現像剤320を感光体1に接触させることで、感光体1表面の静電潜像にトナーを付着させて顕像化する。
この現像装置3では、固定軸302aには接地されたバイアス用の電源が接続されている(不図示)。固定軸302aに接続された電源VPの電圧は、導電性の軸受、導電性の回転軸302eを経てスリーブ302cに印加される。一方、感光体1を構成する最下層の導電性支持体は接地されている。
こうして、現像ニップ領域A(図2参照)には、キャリアから離脱したトナーを感光体1側へ移動させる電界を形成しておき、スリーブ302cと感光体1の表面に形成された静電潜像との電位差によりトナーを感光体1側に向けて移動させることに供している。
(1)現像剤担持体と静電潜像担持体とが対向する現像領域に磁界を発生させるための現像磁極(P1極)
(2)現像剤収納部から供給された二成分現像剤を現像領域へ搬送する磁界を発生させる現像前磁極(P3極)
(3)現像領域を通過した後の二成分現像剤を現像剤担持体表面から離脱させるために現像前磁極との間で現像剤を離脱させる磁界を発生させる現像後磁極(P2極)である。
現像前磁極(P3)が発生させる磁界によって現像ローラ302の表面上への現像剤320の汲み上げが行われる。現像前磁極(P3)及び現像磁極(P1)が発生させる磁界によって現像剤収納部により現像剤320が供給される位置から現像領域までの現像ローラ302上の現像剤320の保持が行われる。そして、現像磁極(P1)及び現像後磁極(P2)が発生させる磁界によって、現像領域から現像ローラ302の表面の現像剤320を離脱させる位置までの現像ローラ302上の現像剤320の保持が行われる。
上述したように、本発明によれば、高画質な画像が得られる現像方法を提供することができる。本発明の現像方法は、現像剤搬送工程と、現像剤汲み上げ工程と、第1の現像剤保持工程と、第2の現像剤保持工程とを有しており、必要に応じてその他の工程を有していてもよい。
現像剤汲み上げ工程は、現像剤担持体と静電潜像担持体とが対向する現像領域に二成分現像剤を搬送する磁界を発生させる現像前磁極によって、現像剤担持体の表面上への二成分現像剤の汲み上げを行う。
第1の現像剤保持工程は、現像領域に磁界を発生させるための現像磁極及び前記現像前磁極が発生させる磁界によって、現像剤収納部により二成分現像剤が供給される位置から現像領域までの現像剤担持体上の二成分現像剤の保持を行う。
第2の現像剤保持工程は、現像領域を通過した後の二成分現像剤を現像剤担持体表面から離脱させるために現像前磁極との間で二成分現像剤を離脱させる磁界を発生させる現像後磁極及び前記現像磁極が発生させる磁界によって、現像領域から現像剤担持体の表面の現像剤を離脱させる位置までの現像剤担持体上の二成分現像剤の保持を行う。
本発明の現像方法では、本発明の現像装置に用いられる二成分現像剤が用いられる。また、前記現像主極と、前記現像剤担持体の中心と前記静電潜像担持体の中心を結ぶ直線とのなす角度が、前記現像剤担持体の回転方向上流側に5〜15度である。
本発明の画像形成方法は、静電潜像担持体上に静電潜像を形成する静電潜像形成工程と、前記静電潜像を二成分現像剤を用いて現像して可視像を形成する現像工程と、前記可視像を記録媒体に転写する転写工程と、前記記録媒体に転写された転写像を定着させる定着工程とを含む画像形成方法であり、前記現像工程が本発明の現像装置を用いて行われる。
本発明の画像形成装置は、静電潜像担持体と、該静電潜像担持体上に静電潜像を形成する静電潜像形成手段と、前記静電潜像をトナーを用いて現像して可視像を形成する現像手段と、前記可視像を記録媒体に転写する転写手段と、前記記録媒体に転写された転写像を定着させる定着手段とを有する画像形成装置であり、前記現像手段が本発明の現像装置である。さらに必要に応じて適宜選択したその他の手段、例えば、除電手段、クリーニング手段、リサイクル手段、制御手段等を有していてもよい。本発明の画像形成装置の構成例を図6に示す。
これらの画像形成部は、それぞれが複数部材の組み合わせからなり画像形成を行う。必ずしもユニットとして構成されている必要はない。画像形成部17Kは黒、画像形成部17Mはマゼンタ、画像形成部17Yはイエロー、画像形成部17Cはシアン、の各画像を形成するもので、これら各画像形成部は形成する画像の色が異なるだけで、内部構成は各画像形成部とも共通である。よって、以下の説明では、画像形成部17Kについて概要を説明し、他の画像形成部については、画像形成部17Kにおける各部材の符号末尾に付したKを、画像形成部17MについてはM、画像形成部17YについてはY、画像形成部17CについてはCにそれぞれ置き換えて示すにとどめ、説明は省略する。
例えば、給紙トレイ20に収納された記録媒体8のうち、最上位置にある記録媒体8は、画像形成時に送り出されてレジストローラ23で一旦待機させられ、画像形成部17Kにおける画像形成とタイミングを合わせて送り出され、静電吸着により搬送ベルト15に吸着される。こうして搬送ベルト15に吸着された記録媒体8は最初の画像形成部17Kに搬送され、ここで黒の画像が転写される。
カラー画像の画像形成に際し、画像形成部17Kでは、感光体1Kの周面が暗中にて帯電手段2Kにより一様に帯電された後、光走査手段16Kからの黒画像に対応した露光用の光Lにより露光され、静電潜像が形成される。この静電潜像は、現像装置3Kにおいて黒トナーにより可視像化され、感光体1K上に黒のトナー像が形成される。
このようにして、画像形成部17Kで単色(黒)を転写された記録媒体8は、搬送ベルト15によって次の画像形成部17Mに搬送される。画像形成部17Mでは、前記画像形成部17Kにおけると同様のプロセスにより感光体1M上に形成されたマゼンタのトナー像が前記記録媒体8上の黒のトナー像に重ね転写される。
こうしてフルカラーの重ね画像が形成された記録媒体8は、画像形成部17Cを通過した後、搬送ベルト15から剥離されてから定着手段24で一対の定着ローラ間を通過する間に定着された後、排紙トレイ25へ排紙される。
加えて、信頼性の高い画像形成装置を提供することができるという極めて優れた効果を奏するものである。このように、本発明においては現像条件とキャリア物性を規定することで、静電潜像担持体上の潜像に忠実な画像を形成することが可能となる。
[芯材製造例1]
MnCO3、Mg(OH)2、Fe2O3、及びSrCO3粉を秤量し混合して混合粉を得た。この混合粉を、加熱炉により850℃、1時間、大気雰囲気下で仮焼し、得られた仮焼物を冷却後、粉砕して、粒径3μm以下の粉体とした。この粉体を1wt%の分散剤を水と共に加えてスラリーとし、このスラリーをスプレードライヤに供給して造粒し、平均粒径約40μmの造粒物を得た。この造粒物を焼成炉に装填し、窒素雰囲気下で、1130℃、4時間焼成した。
得られた焼成物を解砕機で解砕した後、篩い分けにより粒度調整を行い、体積平均粒径35μm、かさ密度2.05g/cm3の球形の[フェライト粒子C1]を得た。
かさ密度はJIS−Z2504に則って測定した。
[芯材製造例1]において、造粒物を1165℃で焼成した以外は同様にして、体積平均粒径35μm、かさ密度2.19g/cm3の球形の[フェライト粒子C2]を得た。
[芯材製造例1]において、造粒物を1150℃で焼成した以外は同様にして、体積平均粒径35μm、かさ密度2.11g/cm3の球形の[フェライト粒子C3]を得た。
[芯材製造例1]において、造粒物を1120℃で焼成した以外は同様にして、体積平均粒径35μm、かさ密度2.01g/cm3の球形の[フェライト粒子C4]を得た。
[芯材製造例1]において、造粒物を1170℃で焼成した以外は同様にして、体積平均粒径35μm、かさ密度2.21g/cm3の球形の[フェライト粒子C5]を得た。
酸化アルミニウム(住友化学製AKP−30)100gを水1リットルに分散させ懸濁液とし、この液を65℃に加温した。その懸濁液に塩化第二錫720gと五酸化りん38gを2N塩酸1.7リットルに溶かした溶液と12重量%アンモニア水とを懸濁液のPHが7〜8になるように14時間30分かけて滴下した。滴下後、懸濁液を濾過、洗浄して得られたケーキを110℃で乾燥した。次にこの乾燥粉末を窒素気流中で500℃1時間処理し、平均粒径0.30μm、粉体比抵抗10Ω・cmの導電性微粒子P1を得た。
平均粒径はナノトラックUPA−EX150(日機装社製)を用いて水中で物質屈折率1.66、溶媒屈折率1.33に設定して測定した。
導電性微粒子の粉体比抵抗は試料粉末を230Kg/cm2で圧縮成形後、横河ヒューレットパッカード社製のLCRメーターを用いて電気抵抗値を測定し、比抵抗に換算した。
撹拌機付きフラスコにトルエン300gを投入して、窒素ガス気流下で90℃まで昇温
した。次いでこれに、CH2=CMe−COO−C3H6−Si(OSiMe3)3(式中、Meはメチル基である。)で示される3−メタクリロキシプロピルトリス(トリメチルシロキシ)シラン84.4g(200ミリモル:サイラプレーンTM−0701T/チッソ株式会社製)、3−メタクリロキシプロピルメチルジエトキシシラン39g(150ミリモル)、メタクリル酸メチル65.0g(650ミリモル)、及び、2,2’−アゾビス−2−メチルブチロニトリル0.58g(3ミリモル)の混合物を1時間かけて滴下した。滴下終了後、さらに、2,2’−アゾビス−2−メチルブチロニトリル0.06g(0.3ミリモル)をトルエン15gに溶解した溶液を加えて(2,2’−アゾビス−2−メチルブチロニトリルの合計量0.64g=3.3ミリモル)、90〜100℃で3時間混合してラジカル共重合させてメタクリル系共重合体R1を得た。
[キャリア製造実施例1]
−キャリア被覆層−
・シリコーン樹脂溶液[固形分20重量%(SR2410:東レ・ダウコーニング・シリコーン社製)] 810重量部
・チタン触媒[固形分60重量%(TC−750:マツモトファインケミカル社製)]
4重量部
・アミノシラン[固形分100重量%(SH6020:東レ・ダウコーニング・シリコーン社製)] 3.2重量部
・導電性微粒子P1 110重量部
・トルエン 1000重量部
をホモミキサーで10分間分散し、アクリル樹脂とシリコーン樹脂の混合被覆膜形成溶液を得た。芯材として[フェライト粒子C1]5000重量部を用い、上記被覆膜形成溶液を芯材表面にスピラコーター(岡田精工社製)によりコーター内温度55℃で塗布し乾燥した。得られたキャリアを電気炉中にて200℃で1時間放置して焼成した。
冷却後フェライト粉バルクを目開き63μmの篩を用いて解砕し、体積平均粒径36μm、体積固有抵抗11LogΩcm、かさ密度2.08g/cm3、平均厚み0.60μmの[キャリア1]を得た。
体積固有抵抗は、図1に示すセルを用いて、表面積2.5cm×4cmの電極51a及び電極51bを、0.2cmの距離を隔てて収容したフッ素樹脂製容器52からなるセルに、キャリア53を充填し、落下高さ1cm、タッピングスピード30回/分で、10回のタッピングを行った後、電極51a及び51bの間に1000Vの直流電圧を印加して30秒後の抵抗値r[Ω]を、ハイレジスタンスメーター4329A(横河ヒューレットパッカード社製)を用いて測定し、上記式1から体積固有抵抗[Ω・cm]を算出した。
キャリアの被覆層の平均厚みhは、透過型電子顕微鏡(TEM)を用いて、キャリア断面を観察し、キャリア表面を覆う被覆層の樹脂部の厚みを測定し、その平均値から求めた。具体的には、芯材表面と粒子との間に存在する樹脂部の厚みのみを測定した。導電性微粒子間に存在する樹脂部の厚みや、導電性微粒子上の樹脂部の厚みは測定には含めない。前記キャリア断面の任意の50点測定の平均を求め、平均厚みh(μm)とした。
[キャリア製造実施例1]において、シリコーン樹脂溶液を365重量部にした以外は同様にして、体積平均粒径36μm、体積固有抵抗11LogΩcm、かさ密度2.08g/cm3、平均厚み0.27μmの[キャリア2]を得た。
[キャリア製造実施例1]において、芯材として[フェライト粒子C2]にした以外は同様にして、体積平均粒径36μm、体積固有抵抗11LogΩcm、かさ密度2.24g/cm3、平均厚み0.60μmの[キャリア3]を得た。
[キャリア製造実施例3]において、シリコーン樹脂溶液を365重量部にした以外は同様にして、体積平均粒径36μm、体積固有抵抗11LogΩcm、かさ密度2.24g/cm3、平均厚み0.27μmの[キャリア4]を得た。
[キャリア製造実施例1]において、芯材として[フェライト粒子C3]、シリン樹脂溶液を486重量部にした以外は同様にして、体積平均粒径36μm、体積固有抵抗11LogΩcm、かさ密度2.16g/cm3、平均厚み0.36μmの[キャリア5]を得た。
−キャリア被覆層−
・メタクリル系共重合体R1(固形分20重量%) 468重量部
・チタン触媒[固形分60重量%(TC−750:マツモトファインケミカル社製)]
4重量部
・アミノシラン[固形分100重量%(SH6020:東レ・ダウコーニング・シリコーン社製)] 3.2重量部
・導電性微粒子P1 100重量部
・トルエン 1000重量部
をホモミキサーで10分間分散し、混合被覆膜形成溶液を得た。芯材として[フェライト粒子C3]5000重量部を用い、上記被覆膜形成溶液を芯材表面にスピラコーター(岡田精工社製)によりコーター内温度55℃で塗布し乾燥した。得られたキャリアを電気炉中にて200℃で1時間放置して焼成した。冷却後フェライト粉バルクを目開き63μmの篩を用いて解砕し、体積平均粒径36μm、体積固有抵抗11LogΩcm、かさ密度2.16g/cm3、平均厚み0.36μmの[キャリア6]を得た。
[キャリア製造実施例1]において、芯材として[フェライト粒子C4]にした以外は同様にして、体積平均粒径36μm、体積固有抵抗11LogΩcm、かさ密度2.06g/cm3、平均厚み0.60μmの[キャリア1’]を得た。
[キャリア製造実施例1]において、シリコーン樹脂溶液を1080重量部にした以外は同様にして、体積平均粒径36μm、体積固有抵抗11LogΩcm、かさ密度2.08g/cm3、平均厚み0.80μmの[キャリア2’]を得た。
[キャリア製造実施例3]において、シリコーン樹脂溶液を1080重量部にした以外は同様にして、体積平均粒径36μm、体積固有抵抗11LogΩcm、かさ密度2.24g/cm3、平均厚み0.80μmの[キャリア3’]を得た。
[キャリア製造実施例1]において、芯材として[フェライト粒子C5]にした以外は同様にして、体積平均粒径36μm、体積固有抵抗11LogΩcm、かさ密度2.26g/cm3、平均厚み0.60μmの[キャリア4’]を得た。
[キャリア製造実施例1’]において、シリコーン樹脂溶液を365重量部にした以外は同様にして、体積平均粒径36μm、体積固有抵抗11LogΩcm、かさ密度2.06g/cm3、平均厚み0.27μmの[キャリア5’]を得た。
[キャリア製造実施例1]において、シリコーン樹脂溶液を351重量部にした以外は同様にして、体積平均粒径36μm、体積固有抵抗11LogΩcm、かさ密度2.08g/cm3、平均厚み0.26μmの[キャリア6’]を得た。
[キャリア製造実施例3]において、シリコーン樹脂溶液を351重量部にした以外は同様にして、体積平均粒径36μm、体積固有抵抗11LogΩcm、かさ密度2.24g/cm3、平均厚み0.26μmの[キャリア7’]を得た。
[キャリア製造実施例4’]において、シリコーン樹脂溶液を365重量部にした以外は同様にして、体積平均粒径36μm、体積固有抵抗11LogΩcm、かさ密度2.26g/cm3、平均厚み0.27μmの[キャリア8’]を得た
[ポリエステル樹脂Aの合成例]
温度計、攪拌機、冷却器及び窒素導入管の付いた反応槽中にビスフェノールAのPO付加物(水酸基価 320)443部、ジエチレングリコール135部、テレフタル酸422部及びジブチルチンオキサイド2.5部を入れて、200℃で酸価が10になるまで反応させて、[ポリエステル樹脂A]を得た。本樹脂のガラス転移温度(Tg)は63℃、ピーク個数平均分子量6000であった。
温度計、攪拌機、冷却器及び窒素導入管の付いた反応槽中にビスフェノールAのPO付加物(水酸基価 320)443部、ジエチレングリコール135部、テレフタル酸422部及びジブチルチンオキサイド2.5部を入れて、230℃で酸価が7になるまで反応させて、[ポリエステル樹脂B]を得た。本樹脂のガラス転移温度(Tg)は65℃、ピーク個数平均分子量16000であった。
・ポリエステル樹脂A・・・・40部
・ポリエステル樹脂B・・・・60部
・カルナバワックス・・・・1部
・カーボンブラック(#44 三菱化学社製)・・・・15部
上記のトナー構成材料を、ヘンシェルミキサー(三井鉱山社製のヘンシェル20Bで1500rpmで3分間)で混合し、一軸混練機(Buss社製の小型ブス・コ・ニーダー)にて以下の条件で混練を行い(設定温度:入口部100℃、出口部50℃で、フィード量:2kg/Hr)、[母体トナーA1]を得た。
更に、[母体トナーA1]を混練後圧延冷却し、パルペライザーで粉砕し、更に、I式ミル(日本ニューマチック社製IDS−2型にて、平面型衝突板を用い、エアー圧力:6.8atm/cm2、フィード量:0.5kg/hrの条件)にて微粉砕を行い、更に分級を行って(アルピネ社製の132MP)、[母体トナー粒子1]を得た。
[母体トナー粒子1]100部に対し、外添剤として疎水性シリカ微粒子(R972:日本アエロジル社製)を1.0部添加し、ヘンシェルミキサーで混合してトナー粒子を得た(以下[トナー1]という)。
キャリア製造例で得られた[キャリア1〜6、1’〜8’](93部)に対して、トナー製造例で得られた[トナー1](平均粒子径7.2μm)を7.0部加えて、ボールミルで20分攪拌して、[現像剤1〜6、1’〜8’]を作製した。
図2に示す現像装置を備えた図6に示す画像形成装置を用い、図2に示す現像装置の中に、作製した前記[現像剤1]を装填した画像形成装置とした。画像形成装置として、リコー社製imagioC3503(リコー製デジタルカラー複写機・プリンタ複合機)を用いて画像評価を実施した。現像剤特性評価の条件は以下のとおりである。
・現像ギャップ(感光体−現像スリーブ):0.3mm
・ドクターギャップ(現像スリーブ−ドクター):0.65mm
・感光体線速度:440mm/sec
・(現像スリーブ線速度)/(感光体線速度):1.80
・書込み密度:600dpi
・帯電電位(Vd):−600V
・画像部(ベタ原稿)にあたる部分の感光後の電位:−100V
・現像バイアス:DC−500V/交流バイアス成分:2KHz、−100V〜−900V、50%duty
なお、表1中、D(μm)とあるのは、キャリアの被覆層中に含まれる導電性微粒子の体積平均粒子径を表し、h(μm)とあるのは、被覆層の平均厚みを表す。
実施例1で用いた[現像剤1]を表1、表2のように変更し、実施例1と同様の評価を行った。また、現像主極と、現像剤担持体と静電潜像担持体の中心を結ぶ直線とのなす角度を変えた例についても評価を行った。
(1)ベタ部画像濃度
上記現像条件における、30mm×30mmのベタ部(注1)の中心をX−Rite938分光測色濃度計で、5個所測定し平均値を出した。
注1;現像ポテンシャル400V相当箇所=(露光部電位−現像バイアスDC)=−100V−(−500V)
初期と100万枚後のID差を以下の基準に従い評価した。
〔評価基準〕
◎(大変良好) :0以上〜0.2未満
○(良好) :0.2以上〜0.3未満
△(使用可能) :0.3以上〜0.4未満
×(不良) :0.4以上
キャリア付着が発生すると、感光体ドラムや定着ローラーの傷の原因となり、画像品質の低下を招く。感光体上にキャリア付着が発生しても、一部のキャリアしか紙に転写しないため、以下の方法で評価した。
前述の現像条件(帯電電位(Vd):−600V、画像部(ベタ原稿)にあたる部分の感光後の電位:−100V、現像バイアス:DC−500V)における、ベタ画像(30mm×30mm)に付着したキャリアの個数を、感光体上でカウントしてベタキャリア付着の評価を行った。
〔評価基準〕
◎:大変良好
○:良好
△:使用可能
×:不良
上記現像条件における、静電潜像担持体汚れに起因する画像異常を確認した。前述の現像条件(帯電電位(Vd):−600V、画像部(ベタ原稿)にあたる部分の感光後の電位:−100V、現像バイアス:DC−500V)における、全ベタ画像の目視評価を行った。
〔評価基準〕
◎:大変良好
○:良好
△:使用可能
×:不良
上記現像条件における、転写不良に起因する画像異常を確認した。前述の現像条件(帯電電位(Vd):−600V、画像部(ベタ原稿)にあたる部分の感光後の電位:−100V、現像バイアス:DC−500V)における、全ベタ画像の目視評価を行った。
〔評価基準〕
◎:大変良好
○:良好
△:使用可能
×:不良
2 帯電手段
3 現像装置
5 転写手段
6 クリーニング手段
8 記録媒体
9 剤離し領域
10 プロセスカートリッジ
11 感光体
12 帯電装置
13 現像装置
14 クリーニング装置
15 搬送ベルト
16 光走査手段
17 画像形成部
18 搬送ローラ
19 搬送ローラ
20 給紙トレイ
21 給紙トレイ
22 給紙トレイ
23 レジストローラ
24 定着手段
25 排紙トレイ
34p 回転中心
34h 水平軸
51a 電極
51b 電極
52 フッ素樹脂製
53 キャリア
301 ケーシング
302 現像ローラ
302a 固定軸
302c スリーブ
302d マグネットローラ
302e 回転軸
302f 軸受
303 現像剤層厚規制部材
304 供給室搬送部材
305 回収室搬送部材
306 仕切版
307 連通口
308 連通口
309 補給用開口
320 二成分現像剤
M1 現像前磁極中心
M2 現像磁極中心
M3 現像後磁極中心
L1 現像前磁極中心線
L2 現像磁極中心線
L3 現像後磁極中心線
Claims (6)
- 複数の磁極を有する磁界発生手段を内包し、トナー及び磁性キャリアからなる二成分現像剤を表面に担持して、表面を回転駆動することによって表面上の二成分現像剤を搬送する円筒状の現像剤担持体と、
前記現像剤担持体の表面に供給する二成分現像剤を収納する現像剤収納部と、を有してなり、
前記磁界発生手段が有する磁極のうち前記現像剤担持体の表面上の二成分現像剤を保持し得る強さの磁界を発生させる現像剤担持極が、
前記現像剤担持体と静電潜像担持体とが対向する現像領域に磁界を発生させるための現像磁極と、
前記現像剤収納部から供給された二成分現像剤を前記現像領域へ搬送する磁界を発生させる現像前磁極と、
前記現像領域を通過した後の二成分現像剤を前記現像剤担持体表面から離脱させるために前記現像前磁極との間で二成分現像剤を離脱させる磁界を発生させる現像後磁極と、の3つの磁極を有し、
前記現像前磁極が発生させる磁界によって前記現像剤担持体の表面上への二成分現像剤の汲み上げを行い、
前記現像前磁極及び前記現像磁極が発生させる磁界によって前記現像剤収納部により現像剤が供給される位置から現像領域までの前記現像剤担持体上の二成分現像剤の保持を行い、
前記現像磁極及び前記現像後磁極が発生させる磁界によって前記現像領域から前記現像剤担持体の表面の二成分現像剤を離脱させる位置までの前記現像剤担持体上の二成分現像剤の保持を行うように構成した現像装置であって、
前記磁性キャリアは、芯材と該芯材を被覆する被覆層とを有し、
前記磁性キャリアのかさ密度が2.08〜2.24(g/cm3)であり、
前記被覆層中に含まれる導電性微粒子の体積平均粒子径をDとし、前記被覆層の平均厚みをhとすると、前記D及びhが次式、0.5≦(D/h)≦1.1を満たし、
前記現像磁極によって発生する磁界での前記現像剤担持体の表面上における磁束密度が最大となる法線方向磁束密度ピーク位置と、前記現像剤担持体の回転中心とを結んだ直線を現像主極としたとき、
前記現像主極と、前記現像剤担持体の中心と前記静電潜像担持体の中心を結ぶ直線とのなす角度が、前記現像剤担持体の回転方向上流側に5〜15度であることを特徴とする現像装置。 - 前記被覆層の平均厚みhが、0.05μm〜4μmであることを特徴とする請求項1に記載の現像装置。
- 静電潜像担持体上に静電潜像を形成する静電潜像形成工程と、前記静電潜像を二成分現像剤を用いて現像して可視像を形成する現像工程と、前記可視像を記録媒体に転写する転写工程と、前記記録媒体に転写された転写像を定着させる定着工程とを含む画像形成方法であって、前記現像工程が、請求項1又は2に記載の現像装置を用いて行われることを特徴とする画像形成方法。
- 静電潜像担持体と、該静電潜像担持体上に静電潜像を形成する静電潜像形成手段と、前記静電潜像を二成分現像剤を用いて現像して可視像を形成する現像手段と、前記可視像を記録媒体に転写する転写手段と、前記記録媒体に転写された転写像を定着させる定着手段とを有する画像形成装置であって、
前記現像手段が、請求項1又は2に記載の現像装置であることを特徴とする画像形成装置。 - 静電潜像担持体と、該静電潜像担持体上に形成した静電潜像を二成分現像剤を用いて現像し可視像を形成する現像手段とを有するプロセスカートリッジであって、
前記現像手段が、請求項1又は2に記載の現像装置であることを特徴とするプロセスカートリッジ。 - 複数の磁極を有する磁界発生手段を内包する円筒状の現像剤担持体の表面に、トナー及び磁性キャリアからなる二成分現像剤を担持して、前記現像剤担持体の表面を回転駆動することによって表面上の二成分現像剤を搬送する現像剤搬送工程と、
前記現像剤担持体と静電潜像担持体とが対向する現像領域に前記二成分現像剤を搬送する磁界を発生させる現像前磁極によって、前記現像剤担持体の表面上への二成分現像剤の汲み上げを行う現像剤汲み上げ工程と、
前記現像領域に磁界を発生させるための現像磁極及び前記現像前磁極が発生させる磁界によって、現像剤収納部により二成分現像剤が供給される位置から現像領域までの前記現像剤担持体上の二成分現像剤の保持を行う第1の現像剤保持工程と、
前記現像領域を通過した後の二成分現像剤を前記現像剤担持体表面から離脱させるために前記現像前磁極との間で二成分現像剤を離脱させる磁界を発生させる現像後磁極及び前記現像磁極が発生させる磁界によって、前記現像領域から前記現像剤担持体の表面の現像剤を離脱させる位置までの前記現像剤担持体上の二成分現像剤の保持を行う第2の現像剤保持工程と、を有する現像方法であって、
前記磁性キャリアは、芯材と該芯材を被覆する被覆層とを有し、
前記磁性キャリアのかさ密度が2.08〜2.24(g/cm3)であり、
前記被覆層中に含まれる導電性微粒子の体積平均粒子径をDとし、前記被覆層の平均厚みをhとすると、次式、0.5≦(D/h)≦1.1を満たし、
前記現像磁極によって発生する磁界での前記現像剤担持体の表面上における磁束密度が最大となる法線方向磁束密度ピーク位置と、前記現像剤担持体の回転中心とを結んだ直線を現像主極としたとき、
前記現像主極と、前記現像剤担持体の中心と前記静電潜像担持体の中心を結ぶ直線とのなす角度が、前記現像剤担持体の回転方向上流側に5〜15度であることを特徴とする現像方法。
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