JP2015141110A - 情報処理装置、サーバ装置並びに情報処理方法及び情報処理用プログラム - Google Patents
情報処理装置、サーバ装置並びに情報処理方法及び情報処理用プログラム Download PDFInfo
- Publication number
- JP2015141110A JP2015141110A JP2014014140A JP2014014140A JP2015141110A JP 2015141110 A JP2015141110 A JP 2015141110A JP 2014014140 A JP2014014140 A JP 2014014140A JP 2014014140 A JP2014014140 A JP 2014014140A JP 2015141110 A JP2015141110 A JP 2015141110A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- information
- stop
- support
- server device
- data
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Images
Landscapes
- Navigation (AREA)
- Control Of Driving Devices And Active Controlling Of Vehicle (AREA)
- Traffic Control Systems (AREA)
Abstract
【課題】駐車等する際に実際的且つ具体的に役立つ情報を事前に運転者等に提供することが可能な情報処理装置を提供する。【解決手段】車両の位置を示す位置データを取得する位置情報取得手段1と、移動体が停止する停止位置への当該移動体の停止に関連する事物を示す事物情報を取得する事物情報取得手段2と、位置情報と事物情報とを関連付けて関連付情報を生成する生成手段3と、関連付情報をサーバ装置SVに宛てて送信する送信手段4と、を備え、サーバ装置SVは、送信されて来た関連付情報に基づいて、停止する際に注意すべき事項を含んで当該停止を支援する支援情報を決定して配信するサーバ装置SVであるように構成される。【選択図】図1
Description
本願は、情報処理装置、サーバ装置並びに情報処理方法及び情報処理用プログラムの技術分野に属する。より詳細には、移動体が停止する際に活用されるべき情報の提供を行う情報処理装置、サーバ装置及び情報処理方法、並びに当該情報処理装置等用のプログラムの技術分野に属する。
近年、道路網の拡大や生活様式の多様化に伴い、車両による移動範囲も拡大しており、これに伴って、移動先で車両を停車又は駐車させる駐車場にも、様々な種類の駐車場が設けられている。なお以下の説明では、停車又は駐車のことを、単に「駐車等」と称する。
一方このような駐車場の中には、駐車場全体の広さが狭いことにより駐車マス一つの幅が狭かったり、或いは駐車マスの直ぐ傍にポール等の障害物があったりするものがある。このような駐車マスの場合、例えば運転初心者にとっては適切に駐車等させるのが難しい場合がある。
ここで上記「駐車マス」とは、駐車場において一台の車両が駐車等するために白線等で区切られた領域のことを言い、通常は矩形の領域である。なお駐車マスは「駐車スペース」と称される場合もある。また、上述した白線等で区切られているものだけでなく、駐車マスとしての領域の角に目印が作られているだけの駐車マスもある。更に、更地の土地の一部が駐車場として指定されているのみで、駐車マスとしての区切り自体が全くない駐車場(駐車マス)もある。これらのような駐車マスの場合、駐車等させるのがより難しくなる。
そこで従来、例えば駐車等の際に必要となったいわゆる切り返しの数を示す情報や駐車等までに要した時間を示す情報を駐車場ごとに収集することで、当該駐車場全体としての駐車等の容易性を示す情報を配信することが行われている。このための従来技術の一例としては、例えば下記特許文献1に記載された技術がある。
この特許文献1に記載されている技術では、上記切り返しの数を示す情報や駐車等までに要した時間を示す情報、或いは駐車マスの幅を示す情報等を駐車場ごとに収集し、駐車容易性情報を生成してナビゲーション装置等に配信する構成とされている。
しかしながら、上記特許文献1に記載されている技術ではあくまで、駐車等の「容易性」を示す情報が、例えば「易」、「普通」、「難」として「駐車場全体」として画一的に配信されるに過ぎないため、その駐車場の駐車マスに実際に駐車等する際に「どのように運転すれば駐車等できるか」までを予め認識することができないという問題点があった。この問題点は、例えば運転初心者にとってはより切実な問題点であり、特許文献1に記載されている技術では、当該運転初心者にとって実際は役に立たないことになる。
そこで本願は、上記の各問題点に鑑みて為されたもので、その課題の一例は、駐車等する際に実際的且つ具体的に役立つ情報を事前に運転者等に提供することが可能な情報処理装置、サーバ装置及び情報処理方法、並びに当該情報処理装置等用のプログラムを提供することにある。
上記の課題を解決するために、請求項1に記載の発明は、移動体の位置を示す位置情報を取得する位置情報取得手段と、前記移動体が停止する停止位置への当該移動体の停止に関連する事物を示す事物情報を取得する事物情報取得手段と、前記取得された位置情報と前記取得された事物情報とを関連付けて関連付情報を生成する生成手段と、前記生成された関連付情報をサーバ装置に宛てて送信する送信手段と、を備え、当該サーバ装置は、前記送信された関連付情報に基づいて、前記停止位置に停止する際に注意すべき事項を含んで当該停止を支援する支援情報を決定して配信するサーバ装置であるように構成される。
上記の課題を解決するために、請求項6に記載の発明は、停止すべき停止位置に移動体が停止する際に注意すべき事項を含んで当該停止を支援する支援情報を要求する要求情報と、当該移動体の位置を示す位置情報と、を、当該支援情報を配信するサーバ装置に送信する要求情報送信手段と、前記要求情報に対応して前記サーバ装置から送信されて来る前記支援情報を受信する受信手段と、前記受信した支援情報を告知する告知手段と、を備え、前記支援情報は、前記停止位置への前記移動体の停止に関連する事物を示す事物情報を用いて前記サーバ装置において決定された支援情報であるように構成される。
上記の課題を解決するために、請求項8に記載の発明は、移動体の位置を示す位置情報と、前記移動体が停止する停止位置への当該移動体の停止に関連する事物を示す事物情報と、が関連付けられた関連付情報を受信する第1受信手段と、前記受信された関連付情報に基づいて、前記停止位置に停止する際に注意すべき事項を含んで当該停止を支援する支援情報を決定する決定手段と、前記決定された支援情報を、当該支援情報の決定の際に基づいた前記関連付情報において関連付けられている前記位置情報と共に記憶する記憶手段と、前記支援情報を要求する要求情報と、当該要求情報を送信する移動体の位置を示す位置情報と、を、受信する第2受信手段と、前記受信した要求情報に対応した前記支援情報を、前記第2受信手段により受信した前記位置情報に基づいて前記記憶手段から抽出する抽出手段と、前記抽出された支援情報を、前記要求情報を送信した移動体に配信する配信手段と、を備える。
上記の課題を解決するために、請求項9に記載の発明は、サーバ装置に宛てた情報の送信が可能な情報処理装置において実行される情報処理方法において、移動体の位置を示す位置情報を取得する位置情報取得工程と、前記移動体が停止する停止位置への当該移動体の停止に関連する事物を示す事物情報を取得する事物情報取得工程と、前記取得された位置情報と前記取得された事物情報とを関連付けて関連付情報を生成する生成工程と、前記生成された関連付情報を前記サーバ装置に宛てて送信する送信工程と、を含み、当該サーバ装置は、前記送信された関連付情報に基づいて、前記停止位置に停止する際に注意すべき事項を含んで当該停止を支援する支援情報を決定して配信するサーバ装置であるように構成される。
上記の課題を解決するために、請求項10に記載の発明は、サーバ装置に宛てた情報の送信及びサーバ装置から送信された情報の受信がそれぞれ可能な情報処理装置において実行される情報処理方法において、停止すべき停止位置に移動体が停止する際に注意すべき事項を含んで当該停止を支援する支援情報を要求する要求情報と、当該移動体の位置を示す位置情報と、を、当該支援情報を配信する前記サーバ装置に送信する要求情報送信工程と、前記要求情報に対応して前記サーバ装置から送信されて来る前記支援情報を受信する受信工程と、告知手段を用いて、前記受信した支援情報を告知する告知工程と、を含み、前記支援情報は、前記停止位置への前記移動体の停止に関連する事物を示す事物情報を用いて前記サーバ装置において決定された支援情報であるように構成される。
上記の課題を解決するために、請求項11に記載の発明は、情報処理装置に宛てた情報の送信及び情報処理装置から送信された情報の受信がそれぞれ可能であり、且つ記憶手段を備えるサーバ装置において実行される情報処理方法において、移動体の位置を示す位置情報と、前記移動体が停止する停止位置への当該移動体の停止に関連する事物を示す事物情報と、が関連付けられた関連付情報を受信する第1受信工程と、前記受信された関連付情報に基づいて、前記停止位置に停止する際に注意すべき事項を含んで当該停止を支援する支援情報を決定する決定工程と、前記決定された支援情報を、当該支援情報の決定の際に基づいた前記関連付情報において関連付けられている前記位置情報と共に前記記憶手段に記憶させる記憶工程と、前記支援情報を要求する要求情報と、当該要求情報を送信する移動体の位置を示す位置情報と、を、受信する第2受信工程と、前記受信した要求情報に対応した前記支援情報を、前記第2受信工程において受信した前記位置情報に基づいて前記記憶手段から抽出する抽出工程と、前記抽出された支援情報を、前記要求情報を送信した移動体に配信する配信工程と、を含む。
上記の課題を解決するために、請求項12に記載の発明は、コンピュータを、移動体の位置を示す位置情報を取得する位置情報取得手段、前記移動体が停止する停止位置への当該移動体の停止に関連する事物を示す事物情報を取得する事物情報取得手段、前記取得された位置情報と前記取得された事物情報とを関連付けて関連付情報を生成する生成手段、及び、前記生成された関連付情報をサーバ装置に宛てて送信する送信手段、として機能させる情報処理用プログラムであって、当該サーバ装置は、前記送信された関連付情報に基づいて、前記停止位置に停止する際に注意すべき事項を含んで当該停止を支援する支援情報を決定して配信するサーバ装置であるように構成される。
上記の課題を解決するために、請求項13に記載の発明は、告知手段を備えるコンピュータを、停止すべき停止位置に移動体が停止する際に注意すべき事項を含んで当該停止を支援する支援情報を要求する要求情報と、当該移動体の位置を示す位置情報と、を、当該支援情報を配信するサーバ装置に送信する要求情報送信手段、前記要求情報に対応して前記サーバ装置から送信されて来る前記支援情報を受信する受信手段、及び、前記告知手段を用いて、前記受信した支援情報を告知する告知制御手段、として機能させる情報処理用プログラムであって、前記支援情報は、前記停止位置への前記移動体の停止に関連する事物を示す事物情報を用いて前記サーバ装置において決定された支援情報であるように構成される。
上記の課題を解決するために、請求項14に記載の発明は、記憶手段を備えるコンピュータを、移動体の位置を示す位置情報と、前記移動体が停止する停止位置の当該移動体の停止に関連する事物を示す事物情報と、が関連付けられた関連付情報を受信する第1受信手段、前記受信された関連付情報に基づいて、前記停止位置に停止する際に注意すべき事項を含んで当該停止を支援する支援情報を決定する決定手段、前記決定された支援情報を、当該支援情報の決定の際に基づいた前記関連付情報において関連付けられている前記位置情報と共に前記記憶手段に記憶させる記憶制御手段、前記支援情報を要求する要求情報と、当該要求情報を送信する移動体の位置を示す位置情報と、を、受信する第2受信手段、前記受信した要求情報に対応した前記支援情報を、前記第2受信手段として機能する前記コンピュータにより受信した前記位置情報に基づいて前記記憶手段から抽出する抽出手段、及び、前記抽出された支援情報を、前記要求情報を送信した移動体に配信する配信手段、として機能させる。
次に、本願を実施するための形態について、図1を用いて説明する。なお図1は、実施形態に係る情報処理装置の概要構成を示すブロック図である。
図1に示すように、実施形態に係る情報処理装置Sは、位置情報取得手段1と、事物情報取得手段2と、生成手段3と、送信手段4と、により構成されている。また実施形態にかかる情報処理装置Sは、インターネット又は専用回線等のネットワークを介して実施形態に係るサーバ装置SVに接続されている。なおこの情報処理装置Sは、それ自体が後述する移動体と共に移動するものであってもよいし、移動体の移動とは無関係に固定設置されている情報処理装置であってもよい。
この構成において位置情報取得手段1は、移動体の位置を示す位置情報を取得する。実施形態における移動体とは、例えば車両、自転車又は人等のいずれかである。
一方事物情報取得手段2は、上記移動体が停止する停止位置への当該移動体の停止に関連する事物を示す事物情報を取得する。実施形態における停止位置とは、例えば移動体が車両である場合の駐車場における一つの駐車マス、又は道路脇に一旦停車する場合の当該路側の停止位置等が挙げられる。
そして生成手段3は、位置情報取得手段1により取得された位置情報と、事物情報取得手段2により取得された事物情報と、を関連付けて、関連付情報を生成する。
これにより送信手段4は、生成手段3により生成された関連付情報をサーバ装置に宛てて送信する。この場合の送信としては、上記ネットワークを介した送信が挙げられる。
このときサーバ装置SVは、送信手段4から送信された関連付情報に基づいて、その停止位置に停止する際に注意すべき事項を含んで当該停止を支援する支援情報を決定して配信するサーバ装置である。
以上説明したように、実施形態に係る情報処理装置Sの動作によれば、位置情報と事物情報とを取得し、それらを関連付けた関連付情報を生成してサーバ装置SV宛てに送信する。当該関連付情報が送信されたサーバ装置SVでは、それに基づいて支援情報を決定して配信する。よって、停止位置ごとの支援情報を他の移動体等において取得して、その停止時に活用することができる。
従って、移動体を停止させる際に実際的且つ具体的に役立つ支援情報を事前に提供することができる。
次に、上述した実施形態に対応する具体的な実施例について、図2乃至図5を用いて説明する。なお以下に説明する実施例は、移動体の一例としての車両に搭載されたナビゲーション装置と、例えば固定設置されたサーバ装置と、を含む情報提供システムにおける情報提供処理に本願を適用した場合の実施例である。
また、図2は実施例に係る情報提供システムの概要構成を示すブロック図であり、図3は実施例に係るナビゲーション装置等の細部構成を示すブロック図である。更に、図4は実施例に係る情報提供処理を示すフローチャートであり、図5は実施例に係る情報提供処理における表示画面を例示する図である。このとき図2及び図3では、図1に示した実施形態に係る情報処理装置Sにおける各構成部材及びサーバ装置SVに対応する実施例の構成部材それぞれについて、当該情報処理装置Sにおける各構成部材及びサーバ装置SVと同一の部材番号を用いている。
図2に示すように、実施例に係る情報提供システムSSは、それぞれが実施形態に係る情報処理装置Sの一例であるナビゲーション装置S1、ナビゲーション装置S2、ナビゲーション装置S3、…、ナビゲーション装置Sn(nは自然数)と、実施形態に係るサーバ装置SVの一例としてのサーバ装置SVと、ネットワークNWと、により構成されている。このとき、ネットワークNWは例えばインターネットであり、ナビゲーション装置S1、ナビゲーション装置S2、ナビゲーション装置S3、…、ナビゲーション装置Snと、サーバ装置SVと、を接続する。なお、ナビゲーション装置S1、ナビゲーション装置S2、ナビゲーション装置S3、…、ナビゲーション装置SnとネットワークNWとは無線により接続されている。これに対してサーバ装置SVは、有線又は無線によりネットワークNWに接続されている。また以下の説明において、ナビゲーション装置S1、ナビゲーション装置S2、ナビゲーション装置S3、…、ナビゲーション装置Snに共通の事項について説明する場合、単に「ナビゲーション装置S」と表す。
次に、実施例に係るナビゲーション装置S及びサーバ装置SVの細部構成及び概要動作について、それぞれ図3を用いて説明する。
先ず図3(a)に示すように、実施例に係るナビゲーション装置Sは、実施形態に係る位置情報取得手段1の一例及び事物情報取得手段2の一例としてのセンサ部1と、実施形態に係る事物情報取得手段2の一例としてのカメラ2と、CPU、RAM(Random Access Memory)及びROM(Read Only Memory)等からなり且つ実施形態に係る生成手段3の一例及び本願に係る「告知制御手段」の一例としての処理部3と、実施形態に係る送信手段4の一例、本願に係る「要求情報送信手段」の一例及び本願に係る「受信手段」の一例としてのインターフェース4と、例えばハードディスクドライブ等からなる記録部5と、操作ボタン又はリモコン等からなる操作部6と、例えば液晶ディスプレイ等からなり且つ本願に係る「告知手段」の一例としてのディスプレイ7と、により構成されている。
この構成においてセンサ部1は、ナビゲーション装置Sが搭載されている車両に対して前後方向に印加される加速度と共に、上下方向(鉛直方向及びその反対方向)に印加される加速度をも検出し、それぞれの値を示す加速度データを生成して処理部3に出力する。このとき、車両の上下方向に印加される加速度とは、例えばその車両が越えることが可能な高さの「段差」を当該車両が走行しながら越えるときに当該車両に印加される加速度である。またセンサ部1は、車両が左右に転回する際に当該車両に印加される角加速度をも検出し、その値を示す角加速度データを処理部3に出力する。そして、上記車両の前後方向に印加される加速度を示す加速度データは、処理部3においてそれが一回積分されることにより車両の速度を算出するために用いられると共に、それが二回積分されることにより車両の移動距離を算出するために用いられる。一方上記角加速度データは、車両の左右方向への転回角度を処理部3において算出するために用いられる。
更にセンサ部1は、例えばGPS(Global Positioning System)航法衛星からの航法電波を受信することにより、ナビゲーション装置Sが搭載されている車両の現在位置を例えば緯度/経度の情報として検出し、その値を示す位置データを生成して処理部3に出力する。なお上記現在位置は、上記加速度データ及び角加速度データ等を用いて、処理部3において自立的に検出されるものであってもよい。
これらに加えてセンサ部1は、ナビゲーション装置Sが搭載されている車両の例えば前後のバンパに備えられた一又は複数のいわゆるクリアランスセンサを含んでいる。このクリアランスセンサは、例えば超音波式のクリアランスセンサである。各クリアランスセンサは、それぞれの正面の空間内にある物(即ち、停車又は後進の際に障害物となる可能性のある物)の方向、及びその物までの車両からの距離を検出し、当該検出された方向及び距離をそれぞれ示す方向データ及び距離データを生成して処理部3に出力する。またセンサ部1は、ナビゲーション装置Sが搭載されている車両の前席ドア外部に開閉可能に備えられた車体外後写鏡(いわゆるドアミラー)の開閉状態及び当該開閉が行われたタイミング等を示す開閉状態情報(以下、単に「開閉状態データ」と称する)を取得し、これを処理部3に出力する。
一方カメラ2は、処理部3からの指令信号等に基づき、ナビゲーション装置Sが搭載されている車両の周辺の当該カメラ2の撮像範囲を、例えば当該車両の駐車時において撮像し、その撮像内容に相当する撮像データを生成して処理部3に出力する。このとき当該撮像範囲は、予め定められた範囲(例えば車両の前方又は後方の範囲)で固定されていてもよいし、処理部3からの上記指令信号等に基づいてカメラ2自体が上下左右に回動することにより、可変とされてもよい。
他方記録部5には、ナビゲーション装置Sとしての案内処理を行う際にディスプレイ7に表示される地図に相当する地図データを含む案内処理用データが不揮発性に記録されている。これに加えて記録部5は、処理部3により生成された後述するプローブデータを一時的に記憶する。更に記録部5は、上記案内処理及び実施例に係る情報提供処理を行うためのプログラム等が不揮発性に記録されている。これら案内処理用データ、プローブデータ及びプログラム等は、必要に応じて処理部3により読み出され、上記案内処理及び情報提供処理等に用いられる。その他記録部5は、上記案内処理等に必要なその他のデータを一時的又は不揮発性に記録する。
更に操作部6は、ナビゲーション装置Sを動作させるために必要な操作が使用者(実施例の場合、運転者又は同乗者等)により実行された場合、当該操作に対応する操作信号を生成して処理部3に出力する。インターフェース4は、処理部3の制御の下、ネットワークNWを介したサーバ装置SVとのデータの授受を制御する。またディスプレイ7は、処理部3の制御の下、例えば上記案内処理時において必要な地図等を表示して当該案内処理を実行する。
以上の各構成部材の動作と並行して処理部3は、センサ部1からの上記方向データ、距離データ、位置データ、角加速度データ及び加速度データ、開閉状態データ、並びにカメラ2からの上記撮像データを用いて実施例に係るプローブデータを生成し、インターフェース4及びネットワークNWを介してサーバ装置SVに送信する。このプローブデータの生成処理等は、実施例に係る情報提供処理の一部として実行される。
ここで実施例に係るプローブデータは、ナビゲーション装置Sが搭載されている車両を所望の駐車場の駐車マスに駐車させる際の操作において、運転者及び同乗者が注意すべき事物を示すデータである。即ち実施例に係るプローブデータは、上記駐車時においてセンサ部1において生成された位置データを含む。またプローブデータは、センサ部1に含まれる上記クリアランスセンサからの上記方向データ及び距離データを、上記駐車マスに車両を停車させる際に障害となる可能性のある物の当該車両から見た方向及び距離を示すデータとして含む。更にプローブデータは、センサ部1からの上記上下方向の加速度データを、上記駐車マスに車両を停車させる際に検出された段差を示すデータとして含む。更にまたプローブデータは、センサ部1からの上記開閉状態データを、上記駐車マス自体の幅が通常より狭いことを示すデータ(車体外後写鏡が閉じられた状態で車両が停車することで得られた開閉状態データである場合)として含む。またプローブデータは、上記カメラ1からの撮像データを、上記駐車マスに車両を停車させる際に撮像された周囲の状況を示すデータとして含む。
一方処理部3は、例えば操作部6からの操作信号に基づき、別の機会において駐車場に駐車する際に、実施例に係る支援データをサーバ装置SVに要求し、これを取得して運転者又は同乗者に告知する。この告知は、ディスプレイ7を用いた支援データの表示又は図示しないスピーカを用いた音声による告知の少なくともいずれか一方により実行される。
ここで、ナビゲーション装置Sから上記支援データをサーバ装置SVに要求するタイミングとしては、上述のように駐車場に駐車する際であってもよいし、或いは駐車場を目的地に設定する際(より具体的には、例えば出発時)において、サーバ装置SVに要求してもよい。この場合、サーバ装置SVから取得した支援データの表示等は、当該駐車場に到着する前(より具体的には、例えば出発時)に実行されてもよい。このような支援データの要求処理等も、実施例に係る情報提供処理の一部として実行される。
ここで実施例に係る支援データは、複数のナビゲーション装置Sから過去に収集されたプローブデータに基づいてサーバ装置SVにおいて生成された、上記車両が駐車しようとしている駐車マスについての、駐車の際に注意すべき事物を示すデータである。より具体的には、例えばその駐車マスに後方から駐車する際に左後方に料金メータ等の障害物となり得るものがある旨が例えばプローブデータ内の上記方向データ及び距離データにより示されている場合には、左後方に注意すべき旨の支援データが、文字データ又は音声データとして取得/告知される。また、例えばその駐車マスの前後左右にある他の駐車マスとの相対的な位置関係等により、その駐車マスには後方から駐車した方が容易に駐車できる旨が例えばプローブデータ内の上記撮像データ、方向データ及び距離データにより示されている場合には、後方(バック)からの駐車が安全である旨の支援データが、文字データ又は音声データとして取得/告知される。更に、例えばその駐車マス自体の幅が通常より狭い旨が例えばプローブデータ内の上記撮像データ、又は車体外後写鏡が閉じられた状態で車両が停車することで得られた上記開閉状態データ等により示されている場合には、その旨の注意を喚起する支援データが、文字データ又は音声データとして取得/告知される。
更に処理部3は、上述した実施例に係る情報提供処理の他に、記録部5に記録されている上記案内処理用データを用いて、その他の通常の案内処理を実行する。
このとき処理部3は、例えば操作部6からの上記操作信号等に基づき、上記プログラム等を記録部5から読み出して実行することにより、実施例に係る情報提供処理及び上記案内処理を実行する。
次に図3(b)に示すように、実施例に係るサーバ装置SVは、インターフェース10と、CPU、RAM及びROM等からなる処理部11と、例えば液晶ディスプレイ等からなるディスプレイ12と、キーボード又はマウス等からなる操作部13と、例えばハードディスクドライブ等からなり且つ実施例に係る支援データベースSD等を記録する記録部14と、により構成されている。このとき、インターフェース10が本願に係る「第1受信手段」の一例、「第2受信手段」の一例及び「配信手段」の一例にそれぞれ相当する。また処理部11が本願に係る「決定手段」の一例及び「抽出手段」の一例にそれぞれ相当し、記録部14が本願に係る「記憶手段」の一例に相当する。
この構成においてインターフェース10は、処理部11の制御の下、ネットワークNWを介した各ナビゲーション装置Sとのデータの授受を制御する。
そして処理部11は、実施例に係る情報提供処理として、インターフェース10を介して上記プローブデータを各ナビゲーション装置Sから取得し、これらに基づいて実施例に係る支援データを生成する。その後処理部11は、生成した支援データを、駐車場ごと且つその駐車場内の駐車マス又は駐車位置ごとに、支援データベースSDとして記録部14に不揮発性に記録させる。この支援データには、上述したような左後方に注意すべき旨の支援データ等が含まれている。なお以下の説明において、駐車位置(駐車マスが明確に区切られていない、更地の駐車場等の場合)又は駐車マスを、単に「駐車マス等」と称する。即ち当該支援データベースSDとして具体的には、図3(c)に例示するように、駐車場を識別するための駐車場IDと、その駐車場内の駐車マス等を識別するための駐車マスIDと、に関連付けられて、その駐車マス等の位置を示す位置データと、当該駐車マス等に駐車する際に注意すべき事物の内容を含む上記支援データと、が含まれている。
このときの支援データの内容としては、例えば、その駐車マス等に後方から駐車する際に左後方に障害物となり得るものがある旨のプローブデータが複数のナビゲーション装置Sから多く取得された場合には、左後方に注意して駐車する必要がある。よってこの場合は、「左後方に注意して下さい。」という文字データ又は音声データが支援データとなる。
また、例えばその駐車マス等について、前方から駐車した場合に比べて後方から駐車した場合の方が障害物の存在を示すプローブデータが少ない場合は、その駐車マス等については後方から駐車した方が容易に駐車できることが考えられる。よってこの場合は、「バックから駐車した方が安全です。」という文字データ又は音声データが支援データとなる。
更に、例えば駐車する際に車体外後写鏡を閉じて駐車した旨の開閉状態データを含むプローブデータが複数のナビゲーション装置Sから多く取得された場合には、その駐車マス等自体の幅が通常より狭いことが考えられる。よってこの場合は、「駐車マスが狭いので注意して下さい。」という文字データ又は音声データが支援データとなる。
また記録部14には、上記支援データベースSDの他に、実施例に係る情報提供処理を行うためのプログラム等が不揮発性に記録されている。このプログラム等は必要に応じて処理部11により読み出され、上記情報提供処理等に用いられる。
更に操作部13は、サーバ装置SVを動作させるために必要な操作が使用者(実施例の場合、サーバ装置SVの管理者等)により実行された場合、当該操作に対応する操作信号を生成して処理部11に出力する。またディスプレイ12は、処理部11の制御の下、上記情報提供処理時において必要なデータ等を表示する。
以上の他に処理部11は、それに対応した上記プログラム等を記録部14から読み出して実行することにより、サーバ装置SVとしての動作を統括制御する。
次に、実施例に係る情報提供処理について、纏めて図4及び図5を用いて説明する。実施例に係る情報提供処理は、ナビゲーション装置Sの処理部3及びサーバ装置SVの処理部11をそれぞれ中心として実行される。
対応するフローチャートを図4に示すように、実施例に係る情報提供処理は、例えば、ナビゲーション装置S及びサーバ装置SVそれぞれにおける図示しないメインルーチンに対するサブルーチンとして実行される。
即ち当該情報提供処理としてナビゲーション装置Sの処理部3は、通常の案内処理等である上記メインルーチンの実行中において、ナビゲーション装置Sが搭載されている車両がその目的とする駐車場に付近に到着したか否かを、例えば上記位置データ等に基づいて監視している(ステップS1)。ステップS1の監視において未だ当該駐車場に近付いていない場合(ステップS1;NO)、処理部3は元のメインルーチンを実行する。一方ステップS1の監視において目的とする駐車場に車両が近付いていることが検出された場合(ステップS1;YES)、処理部3は次に、その駐車場及びその近辺にある他の駐車場についての支援データの要求を、インターフェース4及びネットワークNWを介してサーバ装置SVに送信する(ステップS2)。この支援データの要求には、その時の車両の位置を示す位置データが含まれている。その後処理部3は、当該要求に含まれている位置データに対応する支援データがサーバ装置SVから送信されて来たか否かを判定しつつ、例えば所定時間待機する(ステップS3)。ステップS3の待機において対応する支援データが上記所定時間内に送信されて来ない場合(ステップS3;NO)、処理部3は後述するステップS5の処理に移行する。一方、ステップS3の待機において対応する支援データが送信されて来た場合(ステップS3;YES)、処理部3は、当該送信されて来た支援データの内容を、ディスプレイ7又は図示しないスピーカを用いて運転者又は同乗者に告知する(ステップS4)。
ここで、上記ステップS3及びステップS4において受信する上記支援データには、その時の車両の位置の近辺にある一又は複数の駐車場内の駐車マス等のそれぞれに対応した支援内容が含まれている。そしてその告知方法の一例としては、図5に示すように、車両の現在位置を示す現在位置マークPS、道路R及び駐車場P1乃至駐車場P3が含まれている地図MPをディスプレイ7の表示領域Dに表示している場合において、実施例に係る支援データが取得できた駐車場(図5に例示する場合は駐車場P1及び駐車場P2)について、当該取得できた旨の支援データマークM1及び支援データマークM2を表示する態様が考えられる。
その後処理部3は、車両が所望の駐車マス等に駐車されることにより当該車両が停止したか否かを判定する(ステップS5)。ステップS5の判定において車両が停止していない場合(ステップS5;NO)、その車両は未だ所望する駐車マス等に駐車されていないことになるので、引き続き、当該駐車場又は駐車マス等についてのより詳細な支援データを運転者又は同乗者等に告知すべく、処理部3は上記ステップS3の処理に戻る。
このとき、最初のステップS3により図5に例示する態様で支援データの存在を表示した後、上記ステップS5の判定(ステップS5;NO)からステップS3の処理に戻って当該ステップS3の処理が実行されることが繰り返されている間は、ディスプレイ7に表示された駐車場P1又は駐車場P2内の所望の駐車マス等に駐車する場合において、その時の車両の位置データ及び支援データに含まれている駐車マスID等に基づき、その駐車マス等に駐車する際に注意すべき事物についての支援データが、より具体的に運転者又は同乗者等に対して告知されることになる(ステップS4)。
一方上記ステップS5の判定において、車両が無事駐車されて停止した場合(ステップS5;YES)、次に処理部3は、その駐車場に入場してから停車するまでの間にセンサ部1及びカメラ2を用いて取得できた上記位置データ、方向データ、距離データ及び開閉状態データ等に基づき、当該入場から駐車等による停車までの間の実施例に係るプローブデータを生成し(ステップS6)、これをインターフェース4及びネットワークNWを介してサーバ装置SVに送信する(ステップS7)。この時送信されるプローブデータには、当該入場から停車までの車両の位置データと共に、センサ部1における検出結果及びカメラ2における撮像結果のそれぞれに基づいた、上記方向データ、距離データ、加速度データ、角加速度データ、撮像データ及び開閉状態データが含まれている。その後処理部3は元のメインルーチンを実行する。
他方、実施例に係る情報提供処理としてサーバ装置SVの処理部11は、上記メインルーチンの実行中において、いずれかのナビゲーション装置Sから上記プローブデータが送信されて来たか否かを監視している(ステップS10。図4ステップS7参照)。ステップS10の監視において未だプローブデータが送信されて来ない場合(ステップS10;NO)、処理部11は元のメインルーチンを実行する。一方ステップS10の監視においていずれかのナビゲーション装置Sからプローブデータが送信されて来た場合(ステップS10;YES)、処理部11は次に、当該送信されて来たプローブデータに含まれていた位置データに関連付けて、当該プローブデータの内容を記録部14に蓄積する(ステップS11)。次に処理部11は、一つの駐車場の一つの駐車マス等について、予め設定された所定数以上のプローブデータが蓄積されたか否かを判定する(ステップS12)。このステップS12の判定は、運転者の駐車技倆に起因したプローブデータとしてのバラ付き等を吸収すべく、一つの駐車マス等について所定数のプローブデータが蓄積された後に実施例に係る支援データを生成するために行われる判定である。よって、当該ステップS12の判定の基準となる上記所定数を示すデータは、例えば、その駐車場の立地条件や通常の利用数等に基づいて予め定められ、駐車場の駐車マス等ごとに記録部14に記録されている。ステップS12の判定において上記所定数未満の数のプローブデータしか蓄積されていない場合(ステップS12;NO)、処理部11は元のメインルーチンを実行する。
一方、ステップS12の判定において、所定数のプローブデータがその駐車マス等について蓄積されている場合(ステップS12;YES)、処理部11は、その駐車マス等についての上記支援データを生成し(ステップS13)、記録部14の支援データベースSD内に蓄積する(ステップS14。図3(c)参照)。この時点で、駐車場ID及び駐車マスIDに関連付けられた新たな支援データが作成又は更新される。
その後処理部11は、いずれかのナビゲーション装置Sから上記支援データの要求が送信されて来たか否かを監視する(ステップS15。図4ステップS2参照)。ステップS15の監視において支援データの要求がいずれのナビゲーション装置Sからも送信されて来ない場合(ステップS15;NO)、処理部11は元のメインルーチンを実行する。一方ステップS15の監視において、いずれかのナビゲーション装置Sから上記支援データの要求が送信されて来た場合(ステップS15;YES)、処理部11は、当該要求に含まれている位置データ(送信元の車両の現在位置を示す位置データ)に基づき、その位置データに対応する支援データを支援データベースSDから抽出して決定する。その後処理部11は、当該決定した支援データを、要求元のナビゲーション装置Sに対してインターフェース10及びネットワークNWを介して送信する(ステップS16。図4ステップS3参照)。その後処理部11は、元のメインルーチンに戻る。
なおこのとき例えば、駐車場P1等を含む地図MPに対応する地図データ自体をサーバ装置SVから各ナビゲーション装置Sに送信して案内処理に供させる構成の場合に、支援データが生成されている駐車場のみについての駐車場データを各ナビゲーション装置Sに送信して使用させるように構成してもよい。
以上それぞれ説明したように、実施例に係る情報提供システムSSに含まれるナビゲーション装置S及びサーバ装置SVそれぞれの動作によれば、位置データ、方向データ及び撮像データ等をナビゲーション装置Sにおいて取得し、それらを関連付けたプローブデータを生成してサーバ装置SV宛てに送信する。当該プローブデータが送信されたサーバ装置SVでは、それに基づいて支援データを決定して各ナビゲーション装置Sに配信する。よって、停止位置ごとの支援データを他のナビゲーション装置Sにおいて取得して、それが搭載された車両の駐車等の際に活用することができる。
また、車両が駐車場に入場してから停止するまでの間に方向データ等を取得し、それを用いてプローブデータを生成してサーバ装置SVに送信するので、駐車場への侵入から駐車等の位置に停止するまでの支援データをより具体的に各ナビゲーション装置Sに配信することができる。
更に、駐車等の位置の周囲にある事物の車両から見た方向を示す方向データを含ませてプローブデータを生成してサーバ装置SVに送信し、それに基づいて支援データがサーバ装置SVにおいて決定される。よって、駐車等する際の支援データをより具体的に各ナビゲーション装置Sに配信することができる。
更にまた、撮像データ、距離データ、加速度データ又は開閉状態データ等の少なくともいずれか一つをセンサ部1又はカメラ2から取得し、当該撮像データ等と位置データとを関連付けてプローブデータを生成してサーバ装置SV宛てに送信し、それに基づいて支援データがサーバ装置SVにおいて決定される。よって、駐車等する際の支援データをより具体的に各ナビゲーション装置Sに配信することができる。
また支援データの要求時において、車両の現在位置を示す位置データと共にナビゲーション装置Sから送信した要求に対応してサーバ装置SVから送信されて来る支援データを受信してディスプレイ7等により告知するので、駐車等の位置ごとの支援データをその駐車等の時に活用することができる。
更に、支援データが取得できた駐車場を地図MP上において識別可能に表示する(図5参照)ので、例えばナビゲーション装置Sにおいて、支援データがある駐車場を選んで駐車すること等が可能となる。
なお上述した実施例において、プローブデータに含まれていた加速度データ(特に上下方向の加速度データ)を用いることで、駐車等の際に越えなければならない段差の存在を、上記支援データに含ませて各ナビゲーション装置Sに配信することも可能となる。
また、センサ部1内の加速度センサを用いれば、駐車場内での傾斜を示す傾斜データを生成することができる。よってこの傾斜データを含むプローブデータに基づいて傾斜のある駐車場をサーバ装置SVにおいて判定した場合には、当該傾斜への注意喚起を促す旨の支援データを生成して各ナビゲーション装置Sに配信するように構成することもできる。
更に、経時的に連続する位置データに基づき、車両が前進した後に駐車等したか、後進した後に駐車等したかの検出結果を含ませてプローブデータを生成してサーバ装置SVに送信し、それに基づいて支援データがサーバ装置SVにおいて生成されるように構成してもよい。この場合には、駐車等の位置のための支援データをより具体的に提供することができる。更にまた上記の検出結果に基づいて、例えば前進で入場した場合の駐車場内での切り返し回数と後進で入場した場合の当該切り返し回数とをサーバ装置SVにおいて比較し、それらに所定以上の大きな差がある場合に、切り返し回数の少ないいずれかの駐車方法を勧める旨の支援データを生成して各ナビゲーション装置Sに配信するように構成することもできる。
また上述した実施例では、プローブデータのサーバ装置SVへの送信と、支援データのサーバ装置SVからの受信及び告知と、を一つのナビゲーション装置Sにおいて行う場合について説明したが、これ以外に、上記プローブデータの送信処理と、支援データの受信・告知処理と、をそれぞれ別個のナビゲーション装置において行うように構成してもよい。このとき、上記プローブデータの送信処理のみ行うナビゲーション装置を実施例に係る情報提供システムSSに含ませてもよい。
更に上述した実施形態及び実施例では、駐車場内の駐車マス等に車両等の移動体を停止させる場合について説明したが、これ以外に、道路の路側に移動体を停止させる場合の支援データの配信について本願を適用することも可能である。
また上述した実施形態及び実施例では、車両に搭載されたナビゲーション装置Sを含む情報提供システムSSについて本願を適用した場合について説明したが、これ以外に、例えば自転車又は人と共に移動する携帯型情報端末装置上においてナビゲーションプログラムにより実行される案内処理における停止位置に関する支援データの提供に、本願を適用することも可能である。
更に、固定設置された例えばパーソナルコンピュータ上において例えば経路設定を行うプログラムを実行する場合に、本願を適用することも可能である。この場合の上記プローブデータは、例えば駐車場に予め設置されたカメラ等により撮像された撮像データや、その駐車場について予め関連付けられている上記方向データ及び距離データ等を、例えばインターネット上のホームページ等から取得して当該プローブデータとするように構成することが考えられる。
更にまた、図4にそれぞれ示したフローチャートに相当するプログラムを、光ディスク又はハードディスク等の記録媒体に記録しておき、或いはインターネット等のネットワークを介して取得しておき、これを汎用のマイクロコンピュータ等に読み出して実行することにより、当該マイクロコンピュータ等を実施例に係る処理部3及び処理部11としてそれぞれ機能させることも可能である。
1 位置情報取得手段(センサ部)
2 事物情報取得手段(カメラ)
3 生成手段(処理部)
4 送信手段(インターフェース)
5、14 記録部
7、12 ディスプレイ
S、S1、S2、S3、Sn ナビゲーション装置
SV サーバ装置
SS 情報提供システム
SD 支援データベース
P1、P2、P3 駐車場
PS 現在位置マーク
M1、M2 支援データマーク
2 事物情報取得手段(カメラ)
3 生成手段(処理部)
4 送信手段(インターフェース)
5、14 記録部
7、12 ディスプレイ
S、S1、S2、S3、Sn ナビゲーション装置
SV サーバ装置
SS 情報提供システム
SD 支援データベース
P1、P2、P3 駐車場
PS 現在位置マーク
M1、M2 支援データマーク
Claims (14)
- 移動体の位置を示す位置情報を取得する位置情報取得手段と、
前記移動体が停止する停止位置への当該移動体の停止に関連する事物を示す事物情報を取得する事物情報取得手段と、
前記取得された位置情報と前記取得された事物情報とを関連付けて関連付情報を生成する生成手段と、
前記生成された関連付情報をサーバ装置に宛てて送信する送信手段と、
を備え、
当該サーバ装置は、前記送信された関連付情報に基づいて、前記停止位置に停止する際に注意すべき事項を含んで当該停止を支援する支援情報を決定して配信するサーバ装置であることを特徴とする情報処理装置。 - 請求項1に記載の情報処理装置において、
前記移動体が前記停止位置に停止したか否かを検出する停止検出手段と、
前記移動体の停止が検出されたとき、前方に移動した後に停止したか、又は後方に移動した後に停止したか、を検出する停止態様検出手段と、
を更に備え、
前記生成手段は、前記停止態様検出手段における検出結果を含ませて前記関連付情報を生成し、
前記サーバ装置は、前記検出結果に基づいて前記支援情報を決定することを特徴とする情報処理装置。 - 請求項1に記載の情報処理装置において、
前記移動体は車両であり、
前記停止位置を含む駐車場に当該車両が入場したか否かを検出する入場検出手段と、
前記停止位置に前記移動体が停止したか否かを検出する停止検出手段と、
を更に備え、
前記事物情報取得手段は、前記車両が前記駐車場に入場したタイミングから前記停止位置に停止したタイミングまでの間に前記事物情報を取得することを特徴とする情報処理装置。 - 請求項1から請求項3に記載の情報処理装置において、
前記事物情報取得手段は、前記停止位置の周囲にある前記事物の前記移動体から見た方向を示す方向情報を更に取得し、
前記生成手段は、前記取得された方向情報を含ませて前記関連付情報を生成し、
前記サーバ装置は、前記方向情報に基づいて前記支援情報を決定することを特徴とする情報処理装置。 - 請求項1から請求項4のいずれか一項に記載の情報処理装置において、
前記事物情報取得手段は、前記停止位置の周囲にある前記事物を撮像した画像情報、前記事物までの前記移動体からの距離を示す距離情報、又は前記移動体に印加される加速度を示す加速度情報、前記移動体が車両である場合における車体外後写鏡の開閉状態を示す開閉状態情報の少なくともいずれか一つを前記事物情報として取得し、
前記生成手段は、前記事物情報としての前記少なくともいずれか一つと、前記取得された位置情報と、を関連付けて前記関連付情報を生成することを特徴とする情報処理装置。 - 停止すべき停止位置に移動体が停止する際に注意すべき事項を含んで当該停止を支援する支援情報を要求する要求情報と、当該移動体の位置を示す位置情報と、を、当該支援情報を配信するサーバ装置に送信する要求情報送信手段と、
前記要求情報に対応して前記サーバ装置から送信されて来る前記支援情報を受信する受信手段と、
前記受信した支援情報を告知する告知手段と、
を備え、
前記支援情報は、前記停止位置への前記移動体の停止に関連する事物を示す事物情報を用いて前記サーバ装置において決定された支援情報であることを特徴とする情報処理装置。 - 請求項6に記載の情報処理装置において、
前記告知手段は、前記決定された支援情報に対応した前記停止位置を地図上において識別可能に表示する表示手段であることを特徴とする情報処理装置。 - 移動体の位置を示す位置情報と、前記移動体が停止する停止位置への当該移動体の停止に関連する事物を示す事物情報と、が関連付けられた関連付情報を受信する第1受信手段と、
前記受信された関連付情報に基づいて、前記停止位置に停止する際に注意すべき事項を含んで当該停止を支援する支援情報を決定する決定手段と、
前記決定された支援情報を、当該支援情報の決定の際に基づいた前記関連付情報において関連付けられている前記位置情報と共に記憶する記憶手段と、
前記支援情報を要求する要求情報と、当該要求情報を送信する移動体の位置を示す位置情報と、を、受信する第2受信手段と、
前記受信した要求情報に対応した前記支援情報を、前記第2受信手段により受信した前記位置情報に基づいて前記記憶手段から抽出する抽出手段と、
前記抽出された支援情報を、前記要求情報を送信した移動体に配信する配信手段と、
を備えることを特徴とするサーバ装置。 - サーバ装置に宛てた情報の送信が可能な情報処理装置において実行される情報処理方法において、
移動体の位置を示す位置情報を取得する位置情報取得工程と、
前記移動体が停止する停止位置への当該移動体の停止に関連する事物を示す事物情報を取得する事物情報取得工程と、
前記取得された位置情報と前記取得された事物情報とを関連付けて関連付情報を生成する生成工程と、
前記生成された関連付情報を前記サーバ装置に宛てて送信する送信工程と、
を含み、
当該サーバ装置は、前記送信された関連付情報に基づいて、前記停止位置に停止する際に注意すべき事項を含んで当該停止を支援する支援情報を決定して配信するサーバ装置であることを特徴とする情報処理方法。 - サーバ装置に宛てた情報の送信及びサーバ装置から送信された情報の受信がそれぞれ可能な情報処理装置において実行される情報処理方法において、
停止すべき停止位置に移動体が停止する際に注意すべき事項を含んで当該停止を支援する支援情報を要求する要求情報と、当該移動体の位置を示す位置情報と、を、当該支援情報を配信する前記サーバ装置に送信する要求情報送信工程と、
前記要求情報に対応して前記サーバ装置から送信されて来る前記支援情報を受信する受信工程と、
告知手段を用いて、前記受信した支援情報を告知する告知工程と、
を含み、
前記支援情報は、前記停止位置への前記移動体の停止に関連する事物を示す事物情報を用いて前記サーバ装置において決定された支援情報であることを特徴とする情報処理方法。 - 情報処理装置に宛てた情報の送信及び情報処理装置から送信された情報の受信がそれぞれ可能であり、且つ記憶手段を備えるサーバ装置において実行される情報処理方法において、
移動体の位置を示す位置情報と、前記移動体が停止する停止位置への当該移動体の停止に関連する事物を示す事物情報と、が関連付けられた関連付情報を受信する第1受信工程と、
前記受信された関連付情報に基づいて、前記停止位置に停止する際に注意すべき事項を含んで当該停止を支援する支援情報を決定する決定工程と、
前記決定された支援情報を、当該支援情報の決定の際に基づいた前記関連付情報において関連付けられている前記位置情報と共に前記記憶手段に記憶させる記憶工程と、
前記支援情報を要求する要求情報と、当該要求情報を送信する移動体の位置を示す位置情報と、を、受信する第2受信工程と、
前記受信した要求情報に対応した前記支援情報を、前記第2受信工程において受信した前記位置情報に基づいて前記記憶手段から抽出する抽出工程と、
前記抽出された支援情報を、前記要求情報を送信した移動体に配信する配信工程と、
を含むことを特徴とする情報処理方法。 - コンピュータを、
移動体の位置を示す位置情報を取得する位置情報取得手段、
前記移動体が停止する停止位置への当該移動体の停止に関連する事物を示す事物情報を取得する事物情報取得手段、
前記取得された位置情報と前記取得された事物情報とを関連付けて関連付情報を生成する生成手段、及び、
前記生成された関連付情報をサーバ装置に宛てて送信する送信手段、
として機能させる情報処理用プログラムであって、
当該サーバ装置は、前記送信された関連付情報に基づいて、前記停止位置に停止する際に注意すべき事項を含んで当該停止を支援する支援情報を決定して配信するサーバ装置であることを特徴とする情報処理用プログラム。 - 告知手段を備えるコンピュータを、
停止すべき停止位置に移動体が停止する際に注意すべき事項を含んで当該停止を支援する支援情報を要求する要求情報と、当該移動体の位置を示す位置情報と、を、当該支援情報を配信するサーバ装置に送信する要求情報送信手段、
前記要求情報に対応して前記サーバ装置から送信されて来る前記支援情報を受信する受信手段、及び、
前記告知手段を用いて、前記受信した支援情報を告知する告知制御手段、
として機能させる情報処理用プログラムであって、
前記支援情報は、前記停止位置への前記移動体の停止に関連する事物を示す事物情報を用いて前記サーバ装置において決定された支援情報であることを特徴とする情報処理用プログラム。 - 記憶手段を備えるコンピュータを、
移動体の位置を示す位置情報と、前記移動体が停止する停止位置への当該移動体の停止に関連する事物を示す事物情報と、が関連付けられた関連付情報を受信する第1受信手段、
前記受信された関連付情報に基づいて、前記停止位置に停止する際に注意すべき事項を含んで当該停止を支援する支援情報を決定する決定手段、
前記決定された支援情報を、当該支援情報の決定の際に基づいた前記関連付情報において関連付けられている前記位置情報と共に前記記憶手段に記憶させる記憶制御手段、
前記支援情報を要求する要求情報と、当該要求情報を送信する移動体の位置を示す位置情報と、を、受信する第2受信手段、
前記受信した要求情報に対応した前記支援情報を、前記第2受信手段として機能する前記コンピュータにより受信した前記位置情報に基づいて前記記憶手段から抽出する抽出手段、及び、
前記抽出された支援情報を、前記要求情報を送信した移動体に配信する配信手段、
として機能させることを特徴とする情報処理用プログラム。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2014014140A JP2015141110A (ja) | 2014-01-29 | 2014-01-29 | 情報処理装置、サーバ装置並びに情報処理方法及び情報処理用プログラム |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2014014140A JP2015141110A (ja) | 2014-01-29 | 2014-01-29 | 情報処理装置、サーバ装置並びに情報処理方法及び情報処理用プログラム |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2015141110A true JP2015141110A (ja) | 2015-08-03 |
Family
ID=53771554
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2014014140A Pending JP2015141110A (ja) | 2014-01-29 | 2014-01-29 | 情報処理装置、サーバ装置並びに情報処理方法及び情報処理用プログラム |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2015141110A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN111736590A (zh) * | 2019-02-22 | 2020-10-02 | 丰田自动车株式会社 | 信息处理装置、信息处理方法和存储介质 |
-
2014
- 2014-01-29 JP JP2014014140A patent/JP2015141110A/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN111736590A (zh) * | 2019-02-22 | 2020-10-02 | 丰田自动车株式会社 | 信息处理装置、信息处理方法和存储介质 |
CN111736590B (zh) * | 2019-02-22 | 2023-09-19 | 丰田自动车株式会社 | 信息处理装置、信息处理方法和存储介质 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP6894471B2 (ja) | 自動運転車(adv)のサブシステムによるパトロールカーのパトロール | |
US10453344B2 (en) | Information processing apparatus and non-transitory recording medium | |
US9842503B2 (en) | Driving support apparatus and driving support method | |
JP5620472B2 (ja) | 車両の駐車に使用するためのカメラシステム | |
US20130147955A1 (en) | Warning system, vehicular apparatus, and server | |
JP6946928B2 (ja) | 情報提供システム、車両、および、プログラム | |
JP5569365B2 (ja) | 案内装置、案内方法、及び案内プログラム | |
JP2021043788A (ja) | 車両遠隔指示システム | |
KR102394543B1 (ko) | 투사 장치를 활용한 차량용 투사 배향 보정 시스템 | |
JP2009223795A (ja) | 交通情報処理システム、統計処理装置、交通情報処理方法及び交通情報処理プログラム | |
JP4744632B2 (ja) | 車線逸脱防止装置、車線逸脱防止方法、車線逸脱防止プログラム及び記憶媒体 | |
JP2011230549A (ja) | 駐車支援装置 | |
JP2014067165A (ja) | 運転支援装置 | |
JP4797849B2 (ja) | 運転支援画像表示システム及び車載装置 | |
CN104933894B (zh) | 交通密度灵敏度选择器 | |
JP2014240244A (ja) | 駐車支援装置 | |
JP2020115176A (ja) | 情報処理装置、情報処理システム、及び、情報処理方法 | |
JPWO2018225177A1 (ja) | 空きスペース通知装置、空きスペース通知システム及び空きスペース通知方法 | |
CN107406072A (zh) | 车辆辅助系统 | |
WO2019117005A1 (ja) | 運転評価報告書、車載機、運転評価報告書作成装置、運転評価報告書作成システム、運転評価報告書作成のためのコンピュータプログラム、及び記憶媒体 | |
JP2020095565A (ja) | 情報処理システム、プログラム、及び情報処理方法 | |
JP2018064639A (ja) | 情報提供装置、当該情報提供装置を備える移動補助装置、情報を提供するための方法、および、当該方法をコンピュータに実行させるためのプログラム | |
JP4800252B2 (ja) | 車載装置及び交通情報提示方法 | |
JP5523250B2 (ja) | 運転支援装置 | |
JP2015141110A (ja) | 情報処理装置、サーバ装置並びに情報処理方法及び情報処理用プログラム |