JP2015140301A - 粉体化粧料 - Google Patents

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俊介 山口
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Abstract

【課題】疎水化の表面処理をしていない無機粉体を、あらかじめ疎水化処理することなく、容易に油中に分散させることができ、かつ安定性にも優れた粉体化粧料を得ることを課題とする。【解決手段】前記課題を解決するため、疎水化の表面処理をしていない無機粉体の分散剤として、分散効果が高く各種油剤に相溶性が高い一般式(1)で表される特定の縮合ポリヒドロキシ脂肪酸塩を配合することで、油剤の種類に左右されることがなく、煩雑な製造工程や前処理等がなくとも、容易に安定な粉体化粧料を調製できることを見出し、本発明を完成した。【選択図】なし

Description

本発明は特定の縮合ヒドロキシ脂肪酸アミドアミン塩を分散剤として含有する粉体化粧料に関するものである。
化粧品において使用される酸化チタンや酸化亜鉛、酸化鉄などの有色顔料およびタルクやマイカなどの体質顔料を油中に分散させる場合、ほとんどの無機粉体表面が親水性であるため、種々の表面処理剤を用いて疎水化処理した無機粉体を油中に分散剤を用いて安定分散させることが一般的に提案されている。特に感触や撥水機能に優れるシリコーン油に分散させる場合は、粉体表面をメチルハイドロジェンシロキサンで処理する方法(特許文献1)が提案されているが、エステル油などへの分散には効果が不十分であった。また、エステル油などの化粧品に使用される極性油への分散方法としてシランカップリング剤などで表面処理を施し、分散効果を高める方法(特許文献2)などが提案されているが、シリコーン油への分散効果が不十分であった。このように、これら疎水化処理方法のみでは油中への分散効果は不十分であり、低HLBの界面活性剤を分散剤として配合することで、油中への安定分散性を高めることが一般的な方法として採用されているが、その効果は十分に満足できるものではない。
特許2719303号公報 特許4895366号公報
本発明の目的は、縮合ヒドロキシ脂肪酸アミドアミン塩を油中に配合することで、無機粉体を簡便かつ安定に化粧料に配合する技術を提供することにある。
本発明者らは、上記課題を解決するために鋭意検討した結果、一般式(1)に記載の縮合ヒドロキシ脂肪酸アミドアミン塩を化粧料に配合することで、油剤に依らず無機粉体の安定な分散が可能であることを見出し、本発明の完成に至った。
本発明の縮合ヒドロキシ脂肪酸アミドアミン塩を分散剤として化粧料に配合することで、分散させる油剤の種類に問わず、他の分散剤と比較して分散性が良好であり、サンスクリーン等の塗布時の白浮き低減や無機顔料の色ムラの少ない化粧料を提供することが可能となる。これは、脂肪族アミドアミンの親油基をオリゴマー型の縮合ヒドロキシ脂肪酸にしたことにより、粉体への吸着点が、アミノ基だけでなく、縮合ヒドロキシ脂肪酸中の複数のエステル基も吸着点として作用することで、粉体への吸着性が向上し、無機粉体の油中への分散性が向上したと考えられる。また、親油基をオリゴマー型の縮合ヒドロキシ脂肪酸にしたことにより、融点が低下し、ペースト状になり、非極性油から極性油まで容易に溶解することができるため、油剤の種類を問わず、配合が可能となった。
以下、本発明を詳細に説明する。
本発明に用いる縮合ヒドロキシ脂肪酸アミドアミン塩における脂肪酸残基の縮合ヒドロキシ脂肪酸は、縮合ヒドロキシ脂肪酸であれば特に限定されることはないが、具体的な例としては、12−ヒドロキシドデカン酸、3−ヒドロキシミリスチン酸、2−ヒドロキシパルミチン酸、12−ヒドロキシステアリン酸、9,10−ジヒドロキシステアリン酸、9,10−ジヒドロキシオクタデカン酸、リシノール酸、ヒマシ油脂肪酸、硬化ヒマシ油脂肪酸、乳酸、グリコール酸、グリセリン酸より選ばれる1種または、2種以上のヒドロキシ脂肪酸を縮合させた縮合ヒドロキシ脂肪酸等が挙げられる。
本発明に用いる縮合ヒドロキシ脂肪酸アミドアミン塩において用いられるジアミンとしては、3−ジエチルアミノプロピルアミン、3−ジメチルアミノプロピルアミン、2−ジエチルアミノエチルアミン、2−ジメチルアミノエチルアミン等が挙げられる。
本発明に用いる縮合ヒドロキシ脂肪酸アミドアミン塩の合成法としては、特別の合成法による必要はなく、公知の方法を用いることができる。
本発明に用いる縮合ヒドロキシ脂肪酸アミドアミン塩において用いられる酸としては、安全性、価格、使用性を考慮すると、乳酸、リン酸、クエン酸、リンゴ酸、脂肪酸、縮合ヒドロキシ脂肪酸等が好ましい。
本発明における油剤としては、化粧料原料として使用される油剤であれば特に限定されるものではない。具体的には、スクワラン、流動パラフィンなどの炭化水素類、オリーブ油、マカダミアナッツ油、ホホバ油などの植物油、牛脂等の動物油、トリイソオクタン酸グリセリル、ミリスチン酸イソプロピル、イソオクタン酸セチル、パルミチン酸イソオクチル等のエステル類、ジメチルシリコーン、フェニルメチルシリコーン、シクロメチコン等のシリコーン類、メトキシケイヒ酸エチルヘキシル、オクトクリレン、サリチル酸エチルヘキシル等の紫外線吸収剤等が挙げられる。
本発明における無機粉体としては、化粧品原料として使用される無機粉体であれば特に限定されるものではない。具体的には、酸化チタン、酸化亜鉛などの白色顔料、酸化鉄、酸化クロム、カーボンブラックなどの有色顔料、タルク、マイカ、カオリンなどの体質顔料、雲母チタンなどのパール顔料、硫酸バリウム、炭酸カルシウム、炭酸マグネシウムなどの金属塩、シリカ、アルミナなどの無機粉体、ステアリン酸アルミニウム、ステアリン酸マグネシウム、ミリスチン酸亜鉛、ミリスチン酸マグネシウム、ラウリン酸亜鉛、ウンデシレン酸亜鉛などの金属石けん、窒化ホウ素、塩化ビスマスなどが挙げられる。これらの粉体の形状および粒子径に制限はなく、100nm以下の微粒子からパール顔料などの大きな粒子まで分散することが可能であり、表面疎水化処理の有無についても限定は無い。
また、本発明の粉体化粧料には、本発明の効果を損なわない範囲において、通常化粧品に用いられる各種の成分、例えば、界面活性剤、固形油分、活性成分、保湿成分、抗菌成分、粘度調整剤、香料等を配合できる。
本発明における縮合ヒドロキシ脂肪酸アミドアミン塩を含有する粉体化粧料は無機粉体と油剤を含むものであればよく、他に限定されるものではない。具体的には、パウダーファンデーション、リキッドファンデーション、クリームファンデーション、スティックファンデーション、化粧下地、コンシーラー、ルースファンデーション、プレストファンデーション、口紅、チーク、マスカラ、アイシャドウ、アイライナー、ネイルカラー、サンスクリーン剤などが挙げられる。
以下に、実施例を挙げて本発明を更に具体的に説明するが、本発明はこれらによって限定されるものではない。なお、実施例中の配合量は「質量%」を意味する。
(1)縮合ヒドロキシステアリン酸ジメチルアミノプロピルアミド脂肪酸塩の合成(本発明品1)
1L反応容器に、12−ヒドロキシステアリン酸757.3gを仕込み、90℃まで昇温し融解させた。窒素置換した後、3−ジメチルアミノプロピルアミン42.9gを30分間かけて滴下し、窒素雰囲気下、150℃まで昇温し、3時間還流反応させた。次に、230℃まで昇温し、10時間、生成してくる水を留去しながら反応させた。水の生成がなくなったら、120℃まで冷却し、液温120〜130℃、内圧30〜50mmHgでスチームを入れ水蒸気脱臭を3時間行った。スチームを止め、減圧化0.5時間脱水後、80℃まで冷却し、ろ過を行い、収量717.1g、収率95%で縮合ヒドロキシステアリン酸ジメチルアミノプロピルアミド(本発明品1)を得た。得られた組成物を基準油脂分析試験法(日本油化学会)に従い酸価、けん化価、アミン価を測定したところそれぞれ酸価14.3、けん化価150.9、アミン価28.0であった。この分析結果より、アミンの対イオンは、ヒドロキシステアリン酸および縮合ヒドロキシステアリン酸であることが示唆された。
(2)縮合ヒドロキシステアリン酸ジメチルアミノプロピルアミドリン酸塩の調整(本発明品2)
200ml反応容器に、本発明品1の縮合ヒドロキシステアリン酸ジメチルアミノプロピルアミド脂肪酸塩104.8gを仕込み、80℃まで昇温し、窒素雰囲気下、撹拌し、42.5%リン酸8.0gを添加した。80℃で0.5時間撹拌後、減圧下120℃で0.5時間脱水した。80℃まで冷却し、ろ過を行い、収量104.2g、収率96.5%で縮合ヒドロキシステアリン酸ジメチルアミノプロピルアミドリン酸塩(本発明品2)を得た。得られた組成物を基準油脂分析試験法(日本油化学会)に従い酸価、けん化価、アミン価を測定したところそれぞれ酸価45.0、けん化価178.9、アミン価17.9であった。
(3)縮合ヒドロキシステアリン酸ジメチルアミノプロピルアミドリンゴ酸塩の調整(本発明品3)
200ml反応容器に、本発明品1の縮合ヒドロキシステアリン酸ジメチルアミノプロピルアミド脂肪酸塩149.1gを仕込み、80℃まで昇温し、窒素雰囲気下、撹拌し、リンゴ酸5.4gを添加した。80℃で0.5時間撹拌後、減圧下120℃で0.5時間脱水した。80℃まで冷却し、ろ過を行い、収量146.2g、収率98.0%で縮合ヒドロキシステアリン酸ジメチルアミノプロピルアミドリンゴ酸塩(本発明品3)を得た。得られた組成物を基準油脂分析試験法(日本油化学会)に従い酸価、けん化価、アミン価を測定したところそれぞれ酸価38.2、けん化価166.7、アミン価24.2であった。
(4)縮合リシノール酸ジエチルアミノエチルアミド乳酸塩の合成(本発明品4)
1L反応容器に、リシノール酸752.2gを仕込み、90℃まで昇温し融解させた。窒素置換した後、2−ジエチルアミノエチルアミン48.8gを30分間かけて滴下し、窒素雰囲気下、150℃まで昇温し、3時間還流反応させた。次に、230℃まで昇温し、10時間、生成してくる水を留去しながら反応させた。水の生成がなくなったら、120℃まで冷却し、液温120〜130℃、内圧30〜50mmHgでスチームを入れ水蒸気脱臭を3時間行った。80℃まで冷却し、乳酸42.1gを添加し、80℃で0.5時間撹拌後、減圧下120℃で0.5時間脱水した。80℃まで冷却し、ろ過を行い、収量753.8g、収率95.0%で縮合リシノール酸ジエチルアミノエチルアミド乳酸塩(本発明品4)を得た。得られた組成物を基準油脂分析試験法(日本油化学会)に従い酸価、けん化価、アミン価を測定したところそれぞれ酸価47.2、けん化価182.5、アミン価18.0であった。
(5)縮合ヒドロキシステアリン酸乳酸ジメチルアミノプロピルアミドリンゴ酸塩の合成(本発明品5)
200ml反応容器に、12−ヒドロキシステアリン酸126.2g、乳酸37.8gを仕込み、90℃まで昇温し融解させた。窒素置換した後、3−ジメチルアミノプロピルアミン14.3gを30分間かけて滴下し、窒素雰囲気下、150℃まで昇温し、3時間還流反応させた。次に、230℃まで昇温し、10時間、生成してくる水を留去しながら反応させた。水の生成がなくなったら、120℃まで冷却し、液温120〜130℃、内圧30〜50mmHgでスチームを入れ水蒸気脱臭3時間を行った。80℃まで冷却し、リンゴ酸9.4gを添加し、80℃で0.5時間撹拌後、減圧下120℃で0.5時間脱水した。80℃まで冷却し、ろ過を行い、収量164.0g、収率95.0%で縮合ヒドロキシステアリン酸乳酸ジメチルアミノプロピルアミド(本発明品5)を得た。得られた組成物を基準油脂分析試験法(日本油化学会)に従い酸価、けん化価、アミン価を測定したところそれぞれ酸価40.0、けん化価247.2、アミン価40.6であった。
(1)分散・溶解性の評価試験
各種油剤8.9g(シリコーン油としてシクロペンタシロキサン、エステル油としてエチルヘキサン酸セチル、炭化水素油として流動パラフィン)と分散剤0.1g(縮合ヒドロキシステアリン酸アミドアミン塩、縮合ヒドロキシステアリン酸、ポリグリセリン縮合リシノレイン酸エステル)とを試験管中60℃において分散または溶解させ、1日後25℃での外観を目視にて確認した。
○:透明溶解
△:均一分散
×:分離
試験の結果を表1に示す。縮合ヒドロキシステアリン酸アミドアミン塩は比較品としたポリグリセリン縮合リシノレイン酸エステルと比べ、各種油剤への溶解または分散性に優れることが分かった。

Figure 2015140301
(2)無機粉体の分散性評価試験
表1で調製した分散剤と油剤の混合液に1.0gの未処理微粒子酸化チタン(テイカ株式会社製 MT−600B)または疎水化処理微粒子酸化チタン(石原産業株式会社製 TTO−V−4)を加え、アズワン試験管ミキサー TRIO HM−1を用いて30秒撹拌し、24時間後および1週間後の粉体分散状態を上部分離層長さ(mm)で示した。
未処理微粒子酸化チタンの分散性評価試験の結果を表2に、疎水化処理微粒子酸化チタンの試験結果を表3に示す。縮合ヒドロキシステアリン酸アミドアミン塩は比較品とした他の分散剤と比べ、各種油剤への無機粉体分散性に優れることが分かった。

Figure 2015140301

Figure 2015140301

W/O型リキッドファンデーション (質量%)
A NIKKOL ニコムルスWO−NS 3.5
トリエチルヘキサノイン 15.0
スクワラン 6.0
縮合ヒドロキシステアリン酸乳酸ジメチルアミノ
プロピルアミドリンゴ酸塩(本発明品5) 1.5
親油処理セリサイト 10.0
親油処理酸化チタン 5.0
親油処理ベンガラ 適量
親油処理黄酸化鉄 適量
親油処理黒酸化鉄 適量
酸化防止剤 適量
B グリセリン 10.0
1,3−ブチレングリコール 2.0
キサンタンガム 0.1
塩化ナトリウム 1.0
防腐剤 適量
精製水で全量
(調製方法)予めホモミキサーで均一分散したAにBを徐々に加え、ホモミキサーで乳化する。
(評価結果)塗布時の白浮きや色ムラは確認されなかった。45℃で3か月後においても外観に変化はなく、安定であった。
※NIKKOL ニコムルスWO−NS:ポリリシノレイン酸ポリグリセリル−6、イソステアリン酸ポリグリセリル−2、ジステアルジモニウムヘクトライトの混合物
プレストファンデーション (質量%)
A セリサイト 40.0
マイカ 10.0
ナイロンパウダー 10.0
酸化チタン 8.0
微粒子酸化チタン 5.0
ステアリン酸亜鉛 3.0
タルクで全量
ベンガラ 適量
黄酸化鉄 適量
黒酸化鉄 適量
B 縮合ヒドロキシステアリン酸ジメチル
アミノプロピルアミド脂肪酸塩(本発明品1) 1.0
メチルポリシロキサン 3.0
イソノナン酸イソノニル 2.0
流動パラフィン(#70) 2.0
オクチルドデカノール 1.0
防腐剤 適量
(調製方法)Aを混合し粉砕する。予め均一化したBをAに添加し混合した後、粉砕し、ふるいを通した後、中皿にプレスする。
(評価結果)塗布時の白浮きや色ムラは確認されなかった。45℃で3か月後においても外観に変化はなく、安定であった。
口紅 (質量%)
A 酸化チタン 5.0
赤色201号 0.6
赤色202号 1.0
赤色223号 0.2
B 2−エチルヘキサン酸セチル 20.0
ミリスチン酸イソプロピル 10.0
ラノリン 11.0
キャンデリラワックス 9.0
固形パラフィン 8.0
ミツロウ 5.0
カルナウバワックス 5.0
縮合ヒドロキシステアリン酸ジメチルアミノ
プロピルアミドリン酸塩(本発明品2) 0.8
ヒマシ油で全量
酸化防止剤 適量
香料 適量
(調製方法)Aを混合し粉砕する。Bを80℃において均一に溶解させ、Aを加え均一に分散する。型に流し込み、冷却する。
(評価結果)塗布時の色ムラは確認されなかった。45℃で3か月後においても外観に変化はなく、安定であった。
サンスクリーンミルク (質量%)
A ミリスチン酸ポリグリセリル−10 3.0
ステアリン酸グリセリル 1.0
ベヘニルアルコール 1.0
B 微粒子酸化チタン 4.0
微粒子酸化亜鉛 9.5
安息香酸アルキル(C12−15) 14.0
縮合リシノール酸ジエチルアミノエチルアミド乳酸塩(本発明品4) 1.5
C 1,3−ブチレングリコール 8.0
キサンタンガム 0.2
ステアロイルグルタミン酸ナトリウム 0.1
塩化ナトリウム 0.5
防腐剤 適量
精製水で全量
(調製方法)予めビーズミルなどで分散したBをAに加え、80℃まで加温し均一にする。80℃においてA+Bをホモミキサーで撹拌しながらBを徐々に加え乳化する。35℃まで撹拌冷却する。
(評価結果)塗布時の白浮きや色ムラは確認されなかった。45℃で3か月後においても外観に変化はなく、安定であった。
サンスクリーンクリーム (質量%)
A 親油処理微粒子酸化チタン 5.0
ピバリン酸2−オクチルドデシル 8.0
トリ(カプリル酸・カプリン酸)グリセリル 3.0
メチルフェニルポリシロキサン 7.0
デカメチルシクロペンタシロキサン 2.0
縮合ヒドロキシステアリン酸ジメチルアミノ
プロピルアミドリンゴ酸塩(本発明品3) 1.0
B NIKKOL ニコムルス41 2.0
セタノール 2.0
パラメトキシケイ皮酸2−エチルヘキシル 6.0
4−tert−ブチル−4−メトキシベンゾイルメタン 2.0
C モノイソステアリン酸デカグリセリル 3.0
キサンタンガム 0.3
防腐剤 適量
精製水で全量
(調製方法)予めAは80℃に加温しながらホモミキサーで撹拌する。B、Cともに80℃に加温する。BをAに加え均一とし、(A+B)をCに撹拌しながら徐々に加え、乳化し、80℃を維持しながらホモミキサーで撹拌する。パドル撹拌しながら冷却し、35℃で撹拌を終了する。
(評価結果)塗布時の白浮きや色ムラは確認されなかった。45℃で3か月後においても外観に変化はなく、安定であった。
※NIKKOL ニコムルス41:ベヘニルアルコール、ペンタステアリン酸ポリグリセリル−10、ステアロイル乳酸ナトリウムの混合物
本発明の縮合ヒドロキシ脂肪酸アミドアミン塩を化粧料に配合することで、無機粉体の分散が簡便かつ安定に実施することが可能であり、サンスクリーン等の塗布時の白浮き低減や無機顔料の色ムラの少ない化粧料を提供することが可能となるなど、産業上の貢献は大きい。

Claims (4)

  1. 下記一般式(1)で表される縮合ヒドロキシ脂肪酸アミドアミン塩を含有することを特徴とする粉体化粧料。
    Figure 2015140301
    (式中、nは1〜6の整数、R1は縮合ヒドロキシ脂肪酸残基、R2、R3はメチル基又はエチル基、Xは酸を表す)
  2. 一般式(1)で表される縮合ヒドロキシ脂肪酸アミドアミン塩の式中R1の縮合ヒドロキシ脂肪酸残基が、縮合ヒドロキシステアリン酸又は縮合リシノール酸であることを特徴とする請求項1に記載の粉体化粧料。
  3. 一般式(1)で表される縮合ヒドロキシ脂肪酸アミドアミン塩の式中R1の縮合ヒドロキシ脂肪酸残基の縮合度が2〜6であることを特徴とする請求項1又は2に記載の粉体化粧料。
  4. 一般式(1)で表される縮合ヒドロキシ脂肪酸アミドアミン塩の式中Xが、乳酸、リン酸、クエン酸、リンゴ酸、脂肪酸、および縮合ヒドロキシ脂肪酸から選ばれることを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載の粉体化粧料。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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