JP2015138863A - 半導体装置 - Google Patents

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博信 谷川
鈴木 哲広
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哲広 鈴木
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Katsumi Suemitsu
克巳 末光
北村 卓也
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卓也 北村
苅屋田 英嗣
Hidetsugu Kariyada
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Abstract

【課題】新規な方法によって書き込みを行う磁気抵抗効果素子を提供する。【解決手段】磁化自由層MFRに電流が流れていない状態で、磁化自由層MFRは、磁化固定層MFX1の側に、磁壁MW1を有している。磁化自由層MFRに、磁壁MW1が形成されている側から電流を流すことで、磁壁MW2が磁壁MW1の側に移動する。これにより、参照層REFと磁化自由層MFRの間の電気抵抗RMTJが、低い状態から高い状態に変化する。【選択図】図4

Description

本発明は、半導体装置に関し、例えばメモリを有する半導体装置に適用可能な技術である。
高速動作を実現するメモリとして、現在、磁気ランダムアクセスメモリ(MRAM:Magnetic Random Access Memory)が注目されている。そしてMRAMとして、強磁性体の内部に磁壁を生成して、この磁壁を移動させることで動作するデバイスが現在検討されている。
現在、例えば非特許文献1及び非特許文献2に記載されているように、強磁性体の内部における磁壁が、電流によって移動し、さらに磁壁が電流の向きと逆の方向に移動することが観測されている。さらに特許文献1には、このようなスピントルクを用いて磁壁を移動させて書き込みを行う磁気抵抗効果素子が記載されている。またこのような磁壁を強磁性体に導入する方法として、特許文献2に記載の方法が検討されている。特許文献2に記載の磁気メモリは、強磁性体に外部磁場を印加するための書き込み配線を有している。この磁気メモリでは、書き込み配線からの外部磁場によって書き込みを行っている。さらに特許文献3には、強磁性体であるデータ記憶層の良好な垂直磁気異方性を実現するために、データ記憶層の下に下地層を設けることが記載されている。
国際公開第2009/001706号 特開2008−192711号公報 国際公開第2010/026861号
A. Yamaguchi et al., Real-Space Observation of Current-Driven Domain Wall Motion in Submicron Magnetic Wires, Physical Review Letters, Vol. 92, 077205, 2004. H. Tanigawa et al., Domain Wall Motion Induced by Electric Current in a Perpendicularly Magnetized Co/Ni Nano-Wire, Applied Physics Express, 2, 053002, 2009.
磁壁を駆動させることで書き込みを行う磁気抵抗効果素子としては、例えば特許文献2に記載されているように外部からの磁場によって導入された磁壁を駆動させるデバイスが現在開発されている。これに対して、本発明者らは、新規な方法によって書き込みを行う磁気抵抗効果素子を検討した。その他の課題と新規な特徴は、本明細書の記述及び添付図面から明らかになるであろう。
一実施の形態によれば、半導体装置は、磁化自由層、参照層、第1磁化固定層及び第2磁化固定層を備えている。磁化自由層は、互いに対向する第1面と第2面とを有する。参照層は、磁化自由層の第1面に電気的に接続している。第1磁化固定層及び第2磁化固定層は、磁化自由層の第2面に電気的に接続している。さらに第1磁化固定層及び第2磁化固定層は、第2面に沿って互いに離れている。さらに、磁化自由層と第1磁化固定層との間には、導電性の第1非磁性層が設けられている。同様に、磁化自由層と第2磁化固定層との間には、導電性の第2非磁性層が設けられている。そして第1非磁性層と第2非磁性層とは、互いに分離されている。
他の例によれば、半導体装置は、磁化自由層、参照層、第1磁化固定層及び配線を備えている。参照層は、磁化自由層の第1面と電気的に接続している。第1磁化固定層は、磁化自由層の近傍に設けられている。配線は、磁化自由層に電気的に接続している。さらに第1磁化固定層は、磁化自由層と電気的に接続していない。
他の例によれば、半導体装置は、磁化自由層、参照層、第1磁化固定層及び第2磁化固定層を備えている。磁化自由層は、互いに対向する第1面と第2面とを有する。参照層は、磁化自由層の第1面に電気的に接続している。第1磁化固定層及び第2磁化固定層は、磁化自由層の第2面に電気的に接続している。さらに第1磁化固定層及び第2磁化固定層は、第2面に沿って互いに離れている。磁化自由層に電流が流れていない場合、磁化自由層は、第1磁化固定層の側及び第2磁化固定層の側の一方に、磁壁を有している。そして磁化自由層に、磁壁が形成されている側から電流を流すことで、参照層と磁化自由層の間の電気抵抗の状態を変化させる。
前記一実施の形態によれば、新規な方法によって書き込みを行う磁気抵抗効果素子が提供される。
実施形態に係る磁気抵抗効果素子の平面図である。 図1のA−A´における断面図である。 実施形態に係る磁気メモリセルの回路図である。 磁気抵抗効果素子の動作を説明するための図である。 磁気抵抗効果素子の動作を説明するための図である。 磁気抵抗効果素子の動作を説明するための図である。 磁気抵抗効果素子の動作を説明するための図である。 (a)は、電流−素子温度の関係の一例を示すグラフであり、(b)は、温度−保磁力の関係の一例を示すグラフであり、(c)は、電流−保磁力の関係の一例を示すグラフである。 漏洩磁場の分布を説明するための図である。 磁気抵抗効果素子の読み出し抵抗値の電流特性の一例を示すグラフである。 磁化固定層の厚さとしきい電流値の関係の一例を示すグラフである。 磁化自由層に磁壁を生成する条件を説明するためのグラフである。 書き込みに必要な電流値と漏洩磁場の関係の一例を示すグラフである。 変形例1に係る磁気抵抗効果素子の平面図である。 図14のA−A´における断面図である。 変形例2に係る磁気抵抗効果素子の平面図である。 変形例3に係る磁気抵抗効果素子の平面図である。 変形例4に係る磁気抵抗効果素子の断面図である。 変形例5に係る磁気抵抗効果素子の断面図である。 変形例6に係る磁気抵抗効果素子の断面図である。 変形例7に係る磁気抵抗効果素子の平面図である。 図21のA−A´における断面図である。 変形例8に係る磁気抵抗効果素子の平面図である。 変形例9に係る磁気抵抗効果素子の平面図である。 図24の磁化固定層の拡大斜視図である。 変形例10に係る磁気抵抗効果素子の平面図である。 変形例11に係る磁気抵抗効果素子の平面図である。 磁気抵抗効果素子の動作を説明するための図である。 磁気抵抗効果素子の動作を説明するための図である。 磁気抵抗効果素子の動作を説明するための図である。 変形例12に係る磁気抵抗効果素子の平面図である。 図31の磁化固定層の拡大斜視図である。 変形例13に係る磁気抵抗効果素子の断面図である。
以下、実施の形態について、図面を用いて説明する。尚、すべての図面において、同様な構成要素には同様の符号を付し、適宜説明を省略する。
(実施形態)
図1は、実施形態に係る磁気抵抗効果素子MRの平面図である。図2は、図1のA−A´における断面図である。本実施形態の半導体装置は、磁気抵抗効果素子MRを含んでいる。磁気抵抗効果素子MRは、磁化自由層MFR、参照層REF、磁化固定層MFX1及び磁化固定層MFX2を備えている。
磁化自由層MFRは、互いに対向する面S1と面S2を有する。本図に示す例では、面S1と面S2は、z軸方向に対向している。また磁化自由層MFRは、z軸方向から見て、x軸方向に長手方向を有し、y軸方向に短手方向を有している。さらに磁化自由層MFRのz軸方向の厚みは、磁化自由層MFRのx軸方向の長さよりも小さい。
磁化自由層MFRは、垂直磁気異方性を有する強磁性体であり、厚み方向と平行又は反平行の磁化を有することができる。また磁化自由層MFRは、領域RG1、領域RG2及び領域RG3を有している。領域RG1は、z軸方向から見て、後述する参照層REFと重なっている。領域RG2は、磁化自由層MFRの長手方向の一端の側に位置し、領域RG3は、磁化自由層MFRの長手方向の他端の側に位置する。そして領域RG1は、磁化自由層MFRの長手方向(x軸方向)において、領域RG2と領域RG3によって挟まれている。なお、本図に示す例では、領域RG2は、z軸方向から見て、後述する磁化固定層MFX1と重なり、領域RG3は、z軸方向から見て、後述する磁化固定層MFX2と重なっている。また本図に示す例では、領域RG1は、+z軸方向の磁化を有している。一方、領域RG2では、−z軸方向に磁化が固定されており、領域RG3では、+z軸方向に磁化が固定されている。そして領域RG1と領域RG2の間には、磁壁MW1が形成されている。磁壁MW1は、外部磁場によって導入された磁壁である。すなわち、磁壁MW1は、初期化された磁壁である。なお、領域RG1の磁化は、磁気抵抗効果素子MRを動作させることで、後述するように反転させることができる。
参照層REFは、層L1と層L2を含んでいる。層L1は、参照層REFの面S1と対向し、層L2は、層L1を介して面S1と対向している。また層L1と層L2は、互いに反平行の磁化を有している。本図に示す例では、層L1の磁化は、+z軸方向に固定されており、層L2の磁化は、−z軸方向に固定されている。
参照層REFは、バリア層BRを介して、磁化自由層MFRの面S1に電気的に接続している。本図に示す例では、参照層REFは、z軸方向から見て、参照層REFの領域RG1と重なっている。なお、バリア層BRは、例えば絶縁体であり、具体的には、Mg−O、Al−O、Al−N、Ni−O又はHf−Oである。
参照層REFは、磁化自由層MFRの領域RG1と磁気トンネル接合を形成している。磁気トンネル接合によって、磁化自由層MFRの領域RG1と参照層REFの層L1の間の電気抵抗RMTJが、領域RG1の磁化の向きと層L1の磁化の向きの関係によって変化する。すなわち、領域RG1の磁化の向きに基づいて、0又は1の情報が磁気抵抗効果素子MRに記憶される。具体的には、領域RG1の磁化の向きと層L1の磁化の向きが平行になる場合は、領域RG1と層L1の間の電気抵抗RMTJは小さいものになる。一方、領域RG1の磁化の向きと層L1の磁化の向きが反平行になる場合は、領域RG1と層L1の間の電気抵抗RMTJは大きいものになる。このため、領域RG1と層L1の間で電流を流すことで、領域RG1の磁化の向きを判断することできる。このようにして領域RG1の磁化の向きを判断することで、磁気抵抗効果素子MRが記憶しているデータを読み出すことができる。
磁化固定層MFX1及び磁化固定層MFX2は、磁化自由層MFRの面S2に電気的に接続している。さらに、磁化固定層MFX1及び磁化固定層MFX2は、x軸方向に互いに離れている。すなわち、磁化固定層MFX1及び磁化固定層MFX2は、直接接続していない。本図に示す例では、磁化固定層MFX1は、z軸方向から見て、磁化自由層MFRの領域RG2と重なっている。一方、磁化固定層MFX2は、z軸方向から見て、領域RG3と重なっている。
磁化固定層MFX1及び磁化固定層MFX2は、垂直磁気異方性を有する強磁性体であり、厚み方向と平行又は反平行の磁化を有することができる。本図に示す例では、磁化固定層MFX1の磁化は、参照層REFの領域RG2の磁化と同じ向き(−z軸方向)に固定されている。一方、磁化固定層MFX2の磁化は、参照層REFの領域RG3の磁化と同じ向き(+z軸方向)に固定されている。さらに、磁化固定層MFX1は、本図に示すように漏洩磁場LM1を発している。同様に、磁化固定層MFX2も、漏洩磁場LM2を発している。
磁化自由層MFRと磁化固定層MFX1の間には、非磁性層NM1が設けられている。同様に、磁化自由層MFRと磁化固定層MFX2の間には、非磁性層NM2が設けられている。非磁性層NM1及び非磁性層NM2は、導電性の非磁性体であり、例えば、タンタル(Ta)、窒化タンタル(TaN)またはタングステン(W)を含む材料から構成されている。さらに、非磁性層NM1と非磁性層NM2は、互いに分離されており、直接接続されていない。なお、非磁性層NM1の膜厚及び非磁性層NM2の膜厚は、後述するように、漏洩磁場LM1と漏洩磁場LM2をどの程度磁化自由層MFRに作用させるかによって決定されるものであり、例えば、数nmである。
参照層REFの層L2には、電極層UEが設けられている。磁化固定層MFX1には、電極層LE1が設けられている。磁化固定層MFX2には、電極層LE2が設けられている。電極層UE、電極層LE1及び電極層LE2は、磁気抵抗効果素子MRの端子として機能しており、例えば、金属(例えば、銅)によって形成されている。
なお、磁化自由層MFR、磁化固定層MFX1及び磁化固定層MFX2の材料は、垂直磁気異方性を有する強磁性体であれば特に限定されないが、Fe、Co及びNiのうちから選択される少なくとも一つの材料を含むことが好ましい。さらに磁化自由層MFR、磁化固定層MFX1及び磁化固定層MFX2は、これらの材料に加えて、例えば、Pt又はPdを含んでいてもよい。この場合、上記した層の垂直磁気異方性を安定化することができる。
さらに磁化自由層MFR、磁化固定層MFX1及び磁化固定層MFX2は、以上の材料に加えて、例えば、B、C、N、O、Al、Si、P、Ti、V、Cr、Mn、Cu、Zn、Zr、Nb、Mo、Tc、Ru、Rh、Ag、Hf、Ta、W、Re、Os、Ir、Au又はSmを含んでいてもよい。この場合、上記した層に所望の磁気特性を発現させることができる。磁化自由層MFR、磁化固定層MFX1及び磁化固定層MFX2は、例えば、Co、Co−Pt、Co−Pd、Co−Cr、Co−Pt−Cr、Co−Cr−Ta、Co−Cr−B、Co−Cr−Pt−B、Co−Cr−Ta−B、Co−V、Co−Mo、Co−W、Co−Ti、Co−Ru、Co−Rh、Fe−Pt、Fe−Pd、Fe−Co−Pt、Fe−Co−Pd又はSm−Coとすることができる。
さらに、Fe、Co、Niのうちから選択されるいずれか一つの材料を含む層を、異なる層と積層させて垂直方向の磁気異方性を発現させてもよい。具体的には、Co/Pd、Co/Pt、Co/Ni、Fe/Auの積層膜が例示される。また、磁化自由層MFRの磁気抵抗比を上げて読み出し抵抗のS/N比を向上させるため、磁化自由層MFRは、例えば、CoFe/MgO又はCoFeB/MgOとしてもよい。
図3は、本実施形態に係る磁気メモリセルMCの回路図である。磁気メモリセルMCは、磁気抵抗効果素子MR、トランジスタTR1、トランジスタTR2、ビット線BL1、ビット線BL2及びワード線WLを含んでいる。
磁気抵抗効果素子MRの電極層UEは、グラウンド線GNDに接続されている。さらに磁気抵抗効果素子MRの電極層LE1は、トランジスタTR1のソース又はドレインに接続されている。一方、磁気抵抗効果素子MRの電極層LE2は、トランジスタTR2のソース又はドレインに接続されている。
トランジスタTR1のゲート及びトランジスタTR2のゲートは、ワード線WLに接続している。さらにトランジスタTR1のソース又はドレインの一方は、上述したように磁気抵抗効果素子MRに接続されており、他方は、ビット線BL1に接続されている。同様に、トランジスタTR2のソース又はドレインの一方は、磁気抵抗効果素子MRに接続されており、他方は、ビット線BL2に接続されている。
なお、本実施形態では、複数の磁気メモリセルMCが、アレイ状に配置され、周辺回路と接続している。このようにして、磁気ランダムアクセスメモリが形成される。
次に、本実施形態における0又は1の書き込み方法及び効果について説明する。図4〜図7は、磁気抵抗効果素子MRの動作を説明するための図であり、図2に対応する。なお、図4〜図7に示す例では、磁化自由層MFRの領域RG1の磁化の向きが−z軸方向の場合が1の情報を示し、領域RG1の磁化の向きが+z軸方向の場合が0の情報を示しているものとする。
図4に示す例では、磁化自由層MFRは、磁化自由層MFRに電流が流れていない状態で、磁化固定層MFX1の側に磁壁MW1を有している。そして本図に示す例では、磁化自由層MFRに、磁化固定層MFX1の側から電流(黒矢印で図示)を流している。この場合、磁化自由層MFRではジュール熱が発生する。これにより、例えば図8(a)に示すように、電流の増加とともに素子温度が上昇する。さらに、磁化自由層MFRの保磁力は、例えば図8(b)に示すように、温度の上昇とともに低下する。このため、磁化自由層MFRの保磁力は、例えば図8(c)に示すように、電流の増加とともに低下する。
さらに磁化固定層MFX2は、例えば図9に示すように、漏洩磁場LM2を発している。本図に示す例では、漏洩磁場LM2は、磁化固定層MFX2から+z軸方向に距離t_NM離れた領域において、z軸方向の磁場成分Hが負になる領域を有している。さらに負の磁場成分Hの絶対値が最大値H_SFをとる。なお、磁化固定層MFX1においても、同様の現象が生じている。また本図に示す例は、MS_MFX(磁化固定層MFX2の磁化)=580emu/cc、t_MFX(磁化固定層MFX2の厚さ)=4nm、w_MFX(磁化固定層MFX2の幅)=100nm、t_NM(図4の非磁性層NM2の厚さに対応)=5nmとした場合の計算結果である。
このように、図4に示す例では、磁化自由層MFRに電流が流れると、磁化自由層MFRの保磁力が低下する。さらに、磁化固定層MFX2は漏洩磁場LM2を発し、漏洩磁場LM2は、領域RG3の近傍において、−z軸方向の磁場成分を有している。このため、磁化自由層MFRの保磁力が漏洩磁場LM2の−z軸方向の磁場成分よりも小さくなると、領域RG3の磁化の方向が−z軸方向に反転する。結果、磁化が反転した領域とその周りの領域の間の境界において、磁壁MW2及び磁壁MW3が生じる。なお、本図に示す例では、磁壁MW3が領域RG3の側に形成されており、磁壁MW2が磁壁MW3を介して領域RG3と対向している。
そして磁壁MW2には、スピントルクが作用する。さらに磁壁は、電流の向きと逆の方向に移動する。このため、磁壁MW2は、−x軸方向に移動する。一方、磁壁MW3は、ほぼ移動することなく留まったままになる。これは、漏洩磁場LM2が、磁壁MW3の−x軸方向の側において、+z軸方向の大きな磁場成分を有していないためである。磁壁MW3を−x軸方向に移動させるには、磁壁MW3の−x軸方向の側の磁化が、−z軸方向から+z軸方向に反転する必要がある。しかしながら、上記したように、漏洩磁場LM2の分布が、そのような磁化の反転を起こしにくい状態にある。このため、磁壁MW3は、ほぼ移動することがない。
このようにして、磁壁MW2が−x軸方向に移動する。結果、図5に示すように、磁化自由層MFRの領域RG1の磁化が+z軸方向から−z軸方向に反転する。この場合、参照層REFと磁化自由層MFRの領域RG1の間の電気抵抗RMTJが、例えば図10に示すように、低い状態から高い状態に変化している。すなわち、磁気抵抗効果素子MRに1の情報が書き込まれたことになる。
参照層REFと領域RG1の電気抵抗RMTJを高い状態から低い状態に変化させる場合も、磁気抵抗効果素子MRは、同様に動作する。この場合、図6に示すように、磁化自由層MFRの磁化固定層MFX2の側から電流(黒矢印で図示)を流す。この場合も、上記した原理と同様の原理で、磁壁MW4および磁壁MW5が、領域RG2の近傍に生じる。なお、本図に示す例では、磁壁MW5が領域RG2の側に形成されており、磁壁MW4が磁壁MW5を介して領域RG2と対向している。
そしてスピントルクによって、磁壁MW4が+x軸方向に移動する。一方、磁壁MW5は、ほぼ移動することなく留まったままになる。結果、図7に示すように、磁化自由層MFRの領域RG1の磁化が−z軸方向から+z軸方向に反転する。この場合、参照層REFと磁化自由層MFRの領域RG1の間の電気抵抗RMTJが、例えば図10に示すように、高い状態から低い状態に変化している。すなわち、磁気抵抗効果素子MRに0の情報が書き込まれたことになる。
なお、図4に示す例において参照層REFと磁化自由層MFRの領域RG1の電気抵抗RMTJを低い状態から高い状態に変化させるには、例えば、特許文献1に記載されているように、磁壁MW1を+x軸方向に移動させる場合もある。ただしこの場合、−x軸方向に電流を流す必要がある。これは、磁壁MW1が、電流の向きと逆に移動するためである。これに対して本図に示す例では、上記した電気抵抗RMTJを低い状態から高い状態に変化させる場合に、+x軸方向に電流を流している。すなわち、本図に示す例では、電気抵抗RMTJを高い低い状態から高い状態に変化させる場合の電流の向きが、磁壁MW1を移動させる場合に流す電流の向きと逆になる。そして図6に示す例においても同様のことが成立する。
磁化自由層MFRに流す電流の制御について、図4に示す例を用いて、より詳細に説明する。磁壁MW1は、領域RG1及び領域RG2に束縛されている。さらに磁壁MW1は、漏洩磁場LM1のx軸方向の成分の影響も受けている。磁壁MW1を移動させるためのしきい電流値I_Cと磁化固定層MFX1の厚さとの関係を調べたところ、図11に示す結果を得た。本図に示す結果は、1次元のLandau−Lifshitz−Gilbert方程式を解いて得られている。本図に示すように、しきい電流値I_Cは、磁化固定層MFX1の厚さの増加とともに増加する。ここで、磁化固定層MFX1の厚さが0、すなわち漏洩磁場LM1の束縛がない状態のしきい電流値をI_C0と定義する。
図12は、図4に示す例において磁化自由層MFRに磁壁MW2及び磁壁MW3を生成する条件を説明するためのグラフである。図12において、横軸は磁化自由層MFRに流す電流値を示している。一方、縦軸は、磁化自由層MFRの保磁力H_Cと、図9で示した負の磁場成分Hの絶対値の最大値H_SFの差を示している。
磁壁MW2及び磁壁MW3は、H_C−H_SF=0の場合に生じ得る。このとき磁化自由層MFRに流れる電流をI_DWと定義する(図12参照)。また磁壁MW2は、−x軸方向に移動しやすいように、漏洩磁場LM2の影響を受けている。このため、磁壁MW2を駆動するための電流は、I_C0よりもやや小さいものになると考えられる。
磁壁MW2及び磁壁MW3の生成と、書き込み動作が同時に行われるには、I_DW<I_Cを満たしている必要がある。このため、磁化自由層MFRの保磁力H_C又は漏洩磁場LM2の磁場成分H_SFを最適化して、I_DW<I_Cを満たすようにする必要がある。具体的には、例えば、磁化自由層MFRにとって適当な材料を選定することができる。また、磁化固定層MFX2にとって適当な材料を選定してもよいし、又は磁化固定層MFX2にとって適当な形状を形成してもよい。さらに、非磁性層NM2の厚さを調整して磁化自由層MFRと磁化固定層MFX2の間の距離を適当な距離にしてもよい。
磁化自由層MFRに流れる電流値は、本図(a)又は(b)に示す関係を満たしている必要がある。本図(a)では、I_C0<I_DW<I_Cが満たされている。この場合、書き込みに必要な電流値は、I_DWとなる。一方、本図(b)では、I_DW<I_C0<I_Cが満たされている。この場合、書き込みに必要な電流値は、I_C0となる。
さらに、書き込みを適切に行うには、本図(a)に示す例では、I_readとI_C0の間に十分なマージンが必要となる。I_readとは、磁気抵抗効果素子MRの読み出しに必要な電流値である。またI_DWとI_Cの間にも十分なマージンが必要となる。一方、本図(b)に示す例では、I_readとI_DWの間に十分なマージンが必要となる。またI_C0とI_Cの間にも十分なマージンが必要となる。
以上のように、図4に示す例では、磁壁MW1ではなく磁壁MW2を移動させて磁気抵抗効果素子MRに書き込みを行っている。ここで、磁壁MW1は、漏洩磁場LM1の束縛を大きく受けているのに対して、磁壁MW2は、漏洩磁場LM2の束縛をあまり受けていない。このため、磁壁MW2を駆動させるための電流は、磁壁MW1を駆動させるための電流よりも、小さくすることができる。このため磁壁MW1に代わって磁壁MW2を駆動させることで、書き込みに必要な電流を小さくすることができる。結果、磁気抵抗効果素子MRにおける消費電力を小さくすることができる。
さらに図4に示す例では、図13に示すように、書き込み動作に必要な電流値が、図9で示した負の磁場成分Hの絶対値の最大値H_SFの増加に伴い、減少する。なお、図13に示す例では、磁化固定層MFX2の膜厚と非磁性層NM2の膜厚を変化させて、H_SFを変化させている。
以上をまとめると、本実施形態では、磁気抵抗効果素子MRに書き込みを行うための電流の向きが、初期化された磁場(例えば、図4の磁壁MW1)を駆動させる場合の電流の向きとは逆になる。さらに、本実施形態では、磁気抵抗効果素子MRの消費電力を、初期化された磁場を駆動させる場合よりも低いものにすることができる。
なお、本実施形態では、磁化自由層MFRに電流を流すことで磁化自由層MFRの保磁力を下げていたが、磁化自由層MFRの保磁力を下げる方法は、これに限られない。磁化自由層MFRの保磁力は、有効磁場によっても下げることができる。磁化自由層MFRが例えばTa又はPtを含んでいる場合、例えばスピンホール効果又はRashba相互作用によって、磁化自由層MFRの長手方向又は短手方向に有効磁場が働く。この有効磁場は、電流によって生成される電流磁場とは異なる磁場である。この有効磁場によって磁化自由層MFRの保磁力を下げることができる。このため、有効磁場による磁化自由層MFRの保磁力の低下と磁化固定層MFX1及び磁化固定層MFX2からの漏洩磁場LM1及び漏洩磁場LM2によって磁壁(例えば、磁壁MW2及び磁壁MW3)を生成することができる。
(変形例1)
図14は、変形例1に係る磁気抵抗効果素子MRの平面図であり、実施形態の図1に対応する。図15は、図14のA−A´における断面図であり、実施形態の図2に対応する。本変形例に係る磁気抵抗効果素子MRは、以下の点を除いて実施形態に係る磁気抵抗効果素子MRと同様の構成である。
本変形例では、磁化固定層MFX1及び磁化固定層MFX2が、磁化自由層MFRの近傍に設けられている。また、磁化固定層MFX1及び磁化固定層MFX2は、z軸方向から見て、参照層REFを介して互いに対向している。さらに磁化固定層MFX1及び磁化固定層MFX2は、磁化自由層MFRと電気的に接続されていない。例えば、磁化固定層MFX1及び磁化固定層MFX2は、電気的に浮遊していてもよい。なお、磁化固定層MFX1の磁化は、−z軸方向に固定されている。一方、磁化固定層MFX2の磁化は、+z軸方向に固定されている。さらに配線(電極層LE1及び電極層LE2)が磁化自由層MFRに接続している。この配線を介して、磁化自由層MFRに電流を流すことになる。なお、本図に示す例では、非磁性層NM1及び非磁性層NM2が存在しないため、電極層LE1及び電極層LE2が、磁化自由層MFRに直接接続している。
詳細には、磁化固定層MFX1及び磁化固定層MFX2は、z軸方向から見て、磁化自由層MFRを介してx軸方向に互いに対向している。さらに、磁化固定層MFX1及び磁化固定層MFX2は、x軸方向から見て、磁化自由層MFRと重なっている。具体的には、磁化固定層MFX1及び磁化固定層MFX2は、磁化自由層MFRと同じ層に設けられている。この場合においても、漏洩磁場LM1及び漏洩磁場LM2は、磁化自由層MFRに対して、実施形態と同様に作用することができる。
本変形例においても、磁気抵抗効果素子MRは、漏洩磁場LM1及び漏洩磁場LM2を利用して、実施形態と同様に動作することができ、実施形態と同様の効果を得ることができる。
(変形例2)
図16は、変形例2に係る磁気抵抗効果素子MRの平面図であり、変形例1の図14に対応する。本変形例に係る磁気抵抗効果素子MRは、以下の点を除いて変形例1に係る磁気抵抗効果素子MRと同様の構成である。
本変形例では、磁化固定層MFX1がy軸方向に沿って分離されている。そして分離された磁化固定層MFX1が、z軸方向から見て、磁化自由層MFRの一端をy軸方向に挟んでいる。同様に、磁化固定層MFX2もy軸方向に沿って分離されている。そして分離された磁化固定層MFX2が、z軸方向から見て、磁化自由層MFRの他端をy軸方向に挟んでいる。この場合においても、漏洩磁場LM1及び漏洩磁場LM2は、磁化自由層MFRに対して、変形例1と同様に作用することができる。
本変形例においても、磁気抵抗効果素子MRは、漏洩磁場LM1及び漏洩磁場LM2を利用して、変形例1と同様に動作することができ、変形例1と同様の効果を得ることができる。さらに本変形例においては、変形例1と比較して、磁化自由層MFRの周りの磁化固定層MFX1及び磁化固定層MFX2の数が多くなる。このため、本変形例においては、変形例1と比較して、磁化自由層MFRに作用する漏洩磁場LM1の成分及び漏洩磁場LM2の成分を大きいものにすることができる。
(変形例3)
図17は、変形例3に係る磁気抵抗効果素子MRの平面図であり、変形例1の図14に対応する。本変形例に係る磁気抵抗効果素子MRは、以下の点を除いて変形例1に係る磁気抵抗効果素子MRと同様の構成である。
本変形例では、磁化固定層MFX1が、z軸方向から見て、磁化自由層MFRのx軸方向の一端を囲んでいる。同様に、磁化固定層MFX2が、z軸方向から見て、磁化自由層MFRのx軸方向の他端を囲んでいる。この場合においても、漏洩磁場LM1及び漏洩磁場LM2は、磁化自由層MFRに対して、変形例1と同様に作用することができる。
本変形例においても、磁気抵抗効果素子MRは、漏洩磁場LM1及び漏洩磁場LM2を利用して、変形例1と同様に動作することができ、変形例1と同様の効果を得ることができる。さらに本変形例においては、変形例1と比較して、z軸方向から見た場合の磁化固定層MFX1の面積及び磁化固定層MFX2の面積が大きくなる。このため、本変形例においては、変形例1と比較して、磁化自由層MFRに作用する漏洩磁場LM1の成分及び漏洩磁場LM2の成分を大きいものにすることができる。
(変形例4)
図18は、変形例4に係る磁気抵抗効果素子MRの断面図であり、変形例1の図15に対応する。本変形例に係る磁気抵抗効果素子MRは、以下の点を除いて変形例1に係る磁気抵抗効果素子MRと同様の構成である。
本変形例では、磁化固定層MFX1は、y軸方向から見て、磁化自由層MFRの参照層REFと反対側に設けられている。同様に、磁化固定層MFX2は、y軸方向から見て、磁化自由層MFRの参照層REFと反対側に設けられている。具体的には、磁化固定層MFX1及び磁化固定層MFX2は、磁化自由層MFRの下層に設けられている。この場合においても、漏洩磁場LM1及び漏洩磁場LM2は、磁化自由層MFRに対して、変形例1と同様に作用することができる。
本変形例においても、磁気抵抗効果素子MRは、漏洩磁場LM1及び漏洩磁場LM2を利用して、変形例1と同様に動作することができ、変形例1と同様の効果を得ることができる。
(変形例5)
図19は、変形例5に係る磁気抵抗効果素子MRの断面図であり、変形例1の図15に対応する。本変形例に係る磁気抵抗効果素子MRは、以下の点を除いて変形例1に係る磁気抵抗効果素子MRと同様の構成である。
本変形例では、磁化固定層MFX1は、y軸方向から見て、磁化自由層MFRの参照層REFの側に設けられている。同様に、磁化固定層MFX2は、y軸方向から見て、磁化自由層MFRの参照層REFの側に設けられている。具体的には、磁化固定層MFX1及び磁化固定層MFX2は、磁化自由層MFRの上層に設けられている。この場合においても、漏洩磁場LM1及び漏洩磁場LM2は、磁化自由層MFRに対して、変形例1と同様に作用することができる。
本変形例においても、磁気抵抗効果素子MRは、漏洩磁場LM1及び漏洩磁場LM2を利用して、変形例1と同様に動作することができ、変形例1と同様の効果を得ることができる。
(変形例6)
図20は、変形例6に係る磁気抵抗効果素子MRの断面図であり、変形例1の図15に対応する。本変形例に係る磁気抵抗効果素子MRは、以下の点を除いて変形例1に係る磁気抵抗効果素子MRと同様の構成である。
本変形例では、磁化固定層MFX1と磁化固定層MFX2は同じ材料で形成されている。そして磁化固定層MFX2の一部がエッチングされている。これにより、磁化固定層MFX2の保磁力を磁化固定層MFX1の保磁力よりも小さいものにすることができる。結果、磁化固定層MFX1の磁化の向きと磁化固定層MFX2の磁化の向きを反平行にすることができる。この場合においても、漏洩磁場LM1及び漏洩磁場LM2は、磁化自由層MFRに対して、変形例1と同様に作用することができる。
本変形例においても、磁気抵抗効果素子MRは、漏洩磁場LM1及び漏洩磁場LM2を利用して、変形例1と同様に動作することができ、変形例1と同様の効果を得ることができる。
(変形例7)
図21は、変形例7に係る磁気抵抗効果素子MRの平面図であり、変形例1の図14に対応する。図22は、図21のA−A´における断面図であり、変形例1の図15に対応する。本変形例に係る磁気抵抗効果素子MRは、以下の点を除いて変形例1に係る磁気抵抗効果素子MRと同様の構成である。
本変形例では、磁化固定層MFX1が、z軸方向から見て、磁化自由層MFRの領域RG2の少なくとも一部と重なっている。同様に、磁化固定層MFX2が、z軸方向から見て、磁化自由層MFRの領域RG3の少なくとも一部と重なっている。また、磁化固定層MFX1と磁化固定層MFX2は、y軸方向から見て、磁化自由層MFRの参照層REFの側に設けられている。具体的には、磁化固定層MFX1及び磁化固定層MFX2は、磁化自由層MFRの上層に設けられている。さらに、磁化固定層MFX1の磁化の向きと磁化固定層MFX2の磁化の向きは、−x軸方向に固定されている。この場合においても、漏洩磁場LM1及び漏洩磁場LM2は、磁化自由層MFRに対して、変形例1と同様に作用することができる。
本変形例においても、磁気抵抗効果素子MRは、漏洩磁場LM1及び漏洩磁場LM2を利用して、変形例1と同様に動作することができ、変形例1と同様の効果を得ることができる。
(変形例8)
図23は、変形例8に係る磁気抵抗効果素子MRの平面図であり、変形例2の図16に対応する。本変形例に係る磁気抵抗効果素子MRは、以下の点を除いて変形例2に係る磁気抵抗効果素子MRと同様の構成である。
本変形例では、複数の磁化自由層MFRが、z軸方向から見て、y軸方向に並んでいる。さらに本図に示す例では、複数の磁化自由層MFRが、z方向から見て、x軸方向にも並んでいる。そして各磁化自由層MFRは、z軸方向から見て、x軸方向に長手方向を有している。さらに、磁化自由層MFRと磁化固定層MFX1とがy軸方向に交互に設けられている。同様に、磁化自由層MFRと磁化固定層MFX2とが交互に設けられている。この場合においても、漏洩磁場LM1及び漏洩磁場LM2は、磁化自由層MFRに対して、変形例2と同様に作用することができる。
本変形例においても、磁気抵抗効果素子MRは、漏洩磁場LM1及び漏洩磁場LM2を利用して、変形例2と同様に動作することができ、変形例2と同様の効果を得ることができる。さらに本変形例においては、y軸方向に互いに隣接する磁化自由層MFRは、磁化固定層MFX1をy軸方向に挟み、この磁化固定層MFX1を共用している。さらに、当該隣接する磁化自由層MFRは、磁化固定層MFX2をy軸方向に挟み、この磁化固定層MFX2を共用している。このため、単位セルあたりの面積を小さくすることができる。結果、メモリの大容量化を実現することができる。
(変形例9)
図24は、変形例9に係る磁気抵抗効果素子MRの平面図であり、変形例8の図23に対応する。図25は、図24の磁化固定層MFXの拡大斜視図である。本変形例に係る磁気抵抗効果素子MRは、以下の点を除いて変形例8に係る磁気抵抗効果素子MRと同様の構成である。
本変形例では、磁化固定層MFX1と磁化固定層MFX2が一体となって磁化固定層MFXを構成している。すなわち、磁化固定層MFX1および磁化固定層MFX2は、同一の材料によって形成されている。本図に示す例では、磁化固定層MFXの一部がエッチングされている。そして、変形例6の磁化固定層MFX2と同様に、磁化固定層MFXのエッチングされている部分が磁化固定層MFX2となり、磁化固定層MFXのエッチングされていない部分が磁化固定層MFX1となる。この場合においても、漏洩磁場LM1及び漏洩磁場LM2は、磁化自由層MFRに対して、変形例8と同様に作用することができる。
本変形例においても、磁気抵抗効果素子MRは、漏洩磁場LM1及び漏洩磁場LM2を利用して、変形例8と同様に動作することができ、変形例8と同様の効果を得ることができる。さらに本変形例においては、磁化固定層MFXが、x軸方向において隣接する磁化自由層MFRの一方から他方にかけて形成されている。結果、x軸方向に互いに隣接する磁化自由層MFRは、共通の磁化固定層MFXを使用することになる。このため、単位セルあたりの面積をさらに小さくすることができる。結果、メモリのさらなる大容量化を実現することができる。
(変形例10)
図26は、変形例10に係る磁気抵抗効果素子MRの平面図であり、変形例7の図21に対応する。本変形例に係る磁気抵抗効果素子MRは、以下の点を除いて変形例7に係る磁気抵抗効果素子MRと同様の構成である。
本変形例では、複数の磁化自由層MFRが、z軸方向から見て、x軸方向に並んでいる。さらに本図に示す例では、複数の磁化自由層MFRが、z方向から見て、y軸方向にも並んでいる。そして各磁化自由層MFRは、z軸方向から見て、x軸方向に長手方向を有している。さらに、x軸方向に互いに隣接する磁化自由層MFRにおいて、一方の磁化自由層MFRの磁化固定層MFX2と、他方の磁化自由層MFRの磁化固定層MFX1とが同じ磁化固定層MFXとなっている。そして磁化固定層MFXが、z軸方向から見て、一方の磁化自由層MFRから他方の磁化自由層MFRにかけて延在している。この場合においても、漏洩磁場LM1及び漏洩磁場LM2は、磁化自由層MFRに対して、変形例7と同様に作用することができる。
本変形例においても、磁気抵抗効果素子MRは、漏洩磁場LM1及び漏洩磁場LM2を利用して、変形例7と同様に動作することができ、変形例7と同様の効果を得ることができる。さらに本変形例においては、x軸方向に互いに隣接する磁化自由層MFRは、共通の磁化固定層MFXを使用している。このため、単位セルあたりの面積を小さくすることができる。結果、メモリの大容量化を実現することができる。
(変形例11)
図27は、変形例11に係る磁気抵抗効果素子MRの平面図であり、変形例1の図14に対応する。本変形例に係る磁気抵抗効果素子MRは、以下の点を除いて変形例1に係る磁気抵抗効果素子MRと同様の構成である。
本変形例では、磁化自由層MFRに電流が流れていない場合、磁化自由層MFRの全体の領域が、+z軸方向又は−z軸方向の磁化を有している。すなわち、磁化自由層MFRは、外部磁場によって導入された磁壁を有していない。また磁化固定層MFX1と磁化固定層MFX2は、z軸方向から見て、磁化自由層MFRの長手方向の一端の側に設けられている。さらに磁化固定層MFX1と磁化固定層MFX2は、z軸方向から見て、磁化自由層MFRの短手方向に磁化自由層MFRを介して互いに対向している。
本変形例における0又は1の書き込み方法及び効果について説明する。図28〜図30は、磁気抵抗効果素子MRの動作を説明するための図であり、図27に対応する。
まず、図28に示すように、磁化自由層MFRに電流を流す。本図に示す例では、磁化自由層MFRに電流が流れていない場合、磁化自由層MFRは、−z軸方向の磁化を有している。そして本図に示す例では、−x軸方向に電流が流れている。
磁化自由層MFRに電流が流れると、変形例1と同様の原理により、磁化自由層MFRの保磁力が低下する。このため、図29に示すように、磁化固定層MFX1の漏洩磁場LM1によって、変形例1と同様の原理により、磁化固定層MFX1の近傍において、磁化自由層MFRの磁化の向きが+z軸方向に反転する。結果、磁化が反転した領域とその周りの領域の間の境界において、磁壁MWが生じる。
磁壁MWは、電流の向きと逆に移動する。このため、磁壁MWは、+x軸方向に移動する。結果、図30に示すように、磁化自由層MFRの全体の磁化が、−z軸方向から+z軸方向に変化する。
なお、磁化自由層MFRの磁化を+z軸方向から−z軸方向に反転させる場合も、磁化自由層MFRに電流を−x軸方向に流せばよい。この場合、磁化固定層MFX2の漏洩磁場LM2(図28〜図30において不図示)によって、上記の場合と同様に磁化固定層MFX2の近傍に磁壁が生じる。この磁壁を電流によって駆動させることで、磁化自由層MFRの磁化を+z軸方向から−z軸方向に反転させることができる。
本変形例においても、磁気抵抗効果素子MRは、変形例1と同様に、漏洩磁場LM1及び漏洩磁場LM2を利用している。このような漏洩磁場によって生成される磁壁を駆動させるための電流は、変形例1と同様にして、外部磁場によって導入された磁壁を駆動させるための電流よりも小さいものとなる。このため、本変形例1においても、磁気抵抗効果素子MRの消費電力を小さくすることができる。
(変形例12)
図31は、変形例12に係る磁気抵抗効果素子MRの平面図であり、変形例11の図27に対応する。図32は、図31の磁化固定層MFXの拡大斜視図である。本変形例に係る磁気抵抗効果素子MRは、以下の点を除いて変形例11に係る磁気抵抗効果素子MRと同様の構成である。
本変形例では、磁化固定層MFX1と磁化固定層MFX2が一体となって磁化固定層MFXを構成している。すなわち、磁化固定層MFX1および磁化固定層MFX2は、同一の材料によって形成されている。本図に示す例では、磁化固定層MFXの一部がエッチングされている。そして、磁化固定層MFXのエッチングされている部分が磁化固定層MFX2となり、磁化固定層MFXのエッチングされていない部分が磁化固定層MFX1となる。磁化固定層MFXは、z軸方向から見て、磁化自由層MFRの一端を囲んでいる。この場合においても、漏洩磁場LM1及び漏洩磁場LM2は、磁化自由層MFRに対して、変形例11と同様に作用することができる。
本変形例においても、磁気抵抗効果素子MRは、漏洩磁場LM1及び漏洩磁場LM2を利用して、変形例11と同様に動作することができ、変形例11と同様の効果を得ることができる。
(変形例13)
図33は、変形例13に係る磁気抵抗効果素子MRの断面図であり、実施形態の図2に対応する。本変形例に係る磁気抵抗効果素子MRは、以下の点を除いて実施形態に係る磁気抵抗効果素子MRと同様の構成である。
本変形例では、磁化自由層MFRの参照層REFと反対の側に層BLが設けられている。層BLは、磁化自由層MFRの領域RG2から領域RG3にかけて延在している。また非磁性層NM1及び非磁性層NM2が、層BLを介して磁化自由層MFRと対向している。
層BLは、磁化自由層MFRの磁化の垂直性を保つ層である。層BLは、例えば、Ta又はPtを含んでいる。さらに層BLは、Ta及びPtの積層膜であってもよい。層BL及び磁化自由層MFRは、例えば、Ta/Pt/Co/Niとすることができる(Ta/Ptが層BLに相当する。)。
本変形例においても、磁気抵抗効果素子MRは、漏洩磁場LM1及び漏洩磁場LM2を利用して、実施形態と同様に動作することができ、実施形態と同様の効果を得ることができる。さらに本変形例においては、層BLの存在によって、磁化自由層MFRの磁化の垂直性が好適に保たれる。
以上、本発明者によってなされた発明を実施の形態に基づき具体的に説明したが、本発明は前記実施の形態に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で種々変更可能であることはいうまでもない。
MR 磁気抵抗効果素子
MFR 磁化自由層
MFX1,MFX2,MFX 磁化固定層
REF 参照層
BR バリア層
NM1,NM2 非磁性層
UE 電極層
LE1,LE2 電極層
RG1〜RG3 領域
MW1〜MW5,MW 磁壁
LM1,LM2 漏洩磁場
L1,L2 層
BL 層
S1 面
S2 面
MC 磁気メモリセル
TR1,TR2 トランジスタ
BL1,BL2 ビット線
WL ワード線
GND グラウンド線

Claims (7)

  1. 互いに対向する第1面と第2面とを有する磁化自由層と、
    前記磁化自由層の前記第1面に電気的に接続している参照層と、
    前記磁化自由層の前記第2面に電気的に接続し、前記第2面に沿って互いに離れている第1磁化固定層及び第2磁化固定層と、
    を備え、
    前記磁化自由層と前記第1磁化固定層との間に位置する導電性の第1非磁性層が設けられ、
    前記磁化自由層と前記第2磁化固定層との間に位置する導電性の第2非磁性層が設けられ、
    前記第1非磁性層と前記第2非磁性層とは、互いに分離されている半導体装置。
  2. 磁化自由層と、
    前記磁化自由層の第1面と電気的に接続している参照層と、
    前記磁化自由層の近傍に設けられた第1磁化固定層と、
    前記磁化自由層に電気的に接続している配線と、
    を備え、
    前記第1磁化固定層は、前記磁化自由層と電気的に接続していない半導体装置。
  3. 請求項2に記載の半導体装置において、
    前記磁化自由層の近傍に設けられた第2磁化固定層をさらに備え、
    前記第2磁化固定層は、
    前記磁化自由層と電気的に接続しておらず、
    前記第1面の側から見て、前記参照層を介して、前記第1磁化固定層の側と反対の側に位置している半導体装置。
  4. 請求項3に記載の半導体装置において、
    複数の前記磁化自由層が、前記第1面の側から見て、第1方向に並んでおり、
    前記複数の磁化自由層の各々が、前記第1面の側から見て、前記第1方向と交わる第2方向に長手方向を有しており、
    前記第1方向に、前記磁化自由層と前記第1磁化固定層とが交互に設けられており、
    前記第1方向に、前記磁化自由層と前記第2磁化固定層とが交互に設けられている半導体装置。
  5. 請求項3に記載の半導体装置において、
    複数の前記磁化自由層が、前記第1面の側から見て、第1方向に並んでおり、
    前記複数の磁化自由層の各々が、前記第1面の側から見て、前記第1方向に長手方向を有しており、
    前記第1方向に互いに隣接する前記磁化自由層において、
    一方の前記磁化自由層の前記第2磁化固定層と、他方の前記磁化自由層の前記第1磁化固定層とが同じ磁化固定層であり、
    前記第1面の側から見て、前記磁化固定層が、一方の前記磁化自由層から他方の前記磁化自由層にかけて延在している半導体装置。
  6. 請求項2に記載の半導体装置において、
    前記磁化自由層の近傍に設けられた第2磁化固定層をさらに備え、
    前記第2磁化固定層は、前記磁化自由層と電気的に接続しておらず、
    前記第1磁化固定層と前記第2磁化固定層とは、前記第1面の側から見て、
    前記磁化自由層の長手方向の一端の側に設けられ、
    前記磁化自由層の短手方向に前記磁化自由層を介して互いに対向している半導体装置。
  7. 互いに対向する第1面と第2面とを有する磁化自由層と、
    前記磁化自由層の前記第1面に電気的に接続している参照層と、
    前記磁化自由層の前記第2面に電気的に接続し、前記第2面に沿って互いに離れている第1磁化固定層及び第2磁化固定層と、
    を備え、
    前記磁化自由層は、前記磁化自由層に電流が流れていない状態で、前記第1磁化固定層の側及び前記第2磁化固定層の側の一方に、磁壁を有しており、
    前記磁化自由層に、前記磁壁が形成されている側から電流を流すことで、前記参照層と前記磁化自由層の間の電気抵抗の状態を変化させる半導体装置。
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