JP2015138507A - 印刷制御装置および印刷制御方法、およびプログラム - Google Patents

印刷制御装置および印刷制御方法、およびプログラム Download PDF

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Katsutoshi Arai
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Abstract

【課題】原稿画像を拡大し、指定したサイズの完成品をポスター印刷で実現することが可能な画像記録装置および画像記録方法を提供する。【解決手段】指定したサイズをn?mに分割して得られるサイズに貼り合わせ領域分の所定長を加算することにより、出力用紙に必要な最小サイズを設定する。更に、拡大画像を形成する際に隣接する分割画像において、所定長の貼り合わせ領域が互いに隣接するように、複数の分割画像のそれぞれを複数の出力用紙の夫々にレイアウトする。【選択図】図6

Description

本発明は、印刷対象の画像が分割された複数の分割画像を印刷装置に印刷用紙へ印刷させる印刷制御装置、印刷制御方法、およびプログラムに関する。
ポスター印刷では、画像を所定の大きさに拡大した後これを分割し、これら分割された画像の夫々を記録装置が取り扱い可能なサイズの複数の用紙に記録することがある。そして、ユーザが出力された複数の用紙を繋ぎ合わせることによって、大きなサイズの出力物が完成される。特許文献1には、用紙に余白を設けること無く複数の分割画像を記録することにより、余白部分を切断したり折り曲げたりする作業を回避し、繋ぎ合わせの作業性を向上させる方法が開示されている。
特開2002−321422号公報
特許文献1では余白無し記録を行うため、用紙に糊しろが設けられない。しかしながら、複数の用紙を確実に繋ぎ合わせるためには、糊しろとなる貼り合わせ領域はある程度確保することが好ましい場合がある。但し、糊しろを確保するために印刷対象の画像を縮小した場合には、貼り合わせた結果において、画像のサイズは貼り合わせ領域の分だけ縮小されてしまう。例えばA4サイズまでしか取り扱うことの出来ない記録装置において、A2サイズ相当のポスター画像を作製する場合を考える。この際、A2はA4を縦横に2倍に拡大したサイズであるため、ポスター画像ではA4の用紙を縦と横に2枚ずつ貼り合わせて形成される。しかし、上記のように画像の縮小を行った場合、A4サイズの各用紙における画像はA4サイズよりも小さいため、張り合わせの結果得られる画像のサイズは貼り合わせ領域の分だけA2サイズよりも小さくなってしまうのである。
本発明は上記問題点を解決するために成されてものである。よってその目的とするところは、複数の分割画像が印刷された複数の印刷用紙が貼り合わされたときに適切なサイズの結果物が得ることができる印刷制御装置、印刷制御方法、およびプログラムを提供することである。
そのために本発明は、印刷対象の画像がn×mに分割された複数の分割画像を印刷装置に印刷用紙へ印刷させる印刷制御装置であって、前記複数の分割画像が印刷された複数の印刷用紙が貼り合わされたときの所定のサイズをn×mに分割して得られるサイズに、当該貼り合わせのための貼り合わせ領域の所定幅が加算された用紙サイズを取得する取得手段と、前記取得手段により取得された用紙サイズよりも大きな印刷用紙において、前記分割画像に対して貼り合わせが行われる位置に、当該印刷用紙の端から前記所定幅の貼り合わせ領域が設けられるように、前記複数の分割画像のそれぞれを前記複数の印刷用紙の夫々にレイアウトするレイアウト手段と、前記レイアウト手段がレイアウトした結果に従って前記複数の分割画像のそれぞれを、印刷装置に前記取得手段により取得された用紙サイズよりも大きな印刷用紙へ印刷させる印刷制御手段とを備えることを特徴とする。
本発明によれば、複数の分割画像が印刷された複数の印刷用紙が貼り合わされたときに適切なサイズの結果物が得ることができる。
本発明に使用可能な記録システムを示すブロック図である。 記録コマンドが発生した際の処理機構を示すブロック図である。 ポスター印刷コマンドが発生した際の処理機構を示すブロック図である。 プリンタドライバが提供するウインドウを示す図である。 出力用紙サイズの変更処理を説明するフローチャートである。 ポスター印刷処理の工程を説明するためのフローチャートである。 ポスター印刷を設定した場合の原稿画像と分割画像の関係を示す図である。 チェックボックスのOFF/ONで、出力用紙のサイズを比較する図である。 原点移動の様子を説明する図である。 出力用紙サイズを選択するためのダイアログの一例を示す図である。 出力用紙としてA3サイズを用いた場合のレイアウトを示す図である。
図1は本発明に使用可能な記録システムを示すブロック図である。本実施形態において、記録システムは、パーソナルコンピュータのようなホスト装置1と記録装置2とを含む。ホスト装置1と記録装置2は、例えばUSB、IEEE1394、TCP/IPのような所定の双方向インタフェース3を介して互いに接続されている。
ホスト装置1は、メインボード100のほか、ユーザとの間の入出力装置となるキーボード(KB)105を含むユーザが指示を行うために操作する操作デバイスやディスプレイ107を有している。また、ハードディスク(HDD)やフレキシブルディスク(FDD)のような外部記憶装置109を有している。メインキーボード100に搭載されたCPU101は、ROM103に記憶された各種プログラムやパラメータを用い、RAM102をワーキングエリアとして使用しながらホスト装置全体を制御する。後述する図2、図3における各プログラムモジュールは、ROM103または外部記憶装置109に記憶されており、CPU101がこのプログラムを実行することで、図2、図3における各ブロックとして機能することができる。また図5、図6を用いて後述するフローチャートに対応するプログラムもROM103または外部記憶装置109に記憶されており、CPU101がこのプログラムを実行することで、図5、図6における各処理が実現される。
キーボードコントローラ(KBC)104は、CPU101の指示のもと、キーボード105からの入力情報を取得する。ディスプレイコントローラ106は、CPU101の指示のもと、ディスプレイへの情報表示を制御する。プリンタコントローラ110は、CPU101の指示のもと、記録装置2を制御する。メインボード110に搭載されたこれら機構は、メインバス111を介することにより互いに接続されている。なお、ディスプレイ107や操作デバイスは、ホスト装置1に接続される外部デバイスであってもよい。
記録装置2は、コントローラ121のほか、ユーザとの間の入出力装置となる走査パネル12や、不揮発性の記憶装置133およびプリンタエンジン122を有している。コントローラ121に搭載されたCPU124は、ROM125に記憶された各種プログラムやパラメータを用い、RAM126をワーキングエリアとして使用しながら記録装置全体を制御する。インタフェースコントローラ(I/F C)123は、双方向インタフェース3を介してホスト装置1と接続され、画像データや記録コマンドを受信したり記録装置の情報を送信したりする。ディスクコントローラ127は、CPU124の指示のもと、記憶装置133に記憶された情報を取得する。なお、記憶装置133には、記憶媒体としてハードディスク(HDD)128やEEPROM129が備えられている。本実施形態において、ハードディスク128は、ホスト装置1から送信されるデータ及びそのデータに関する付属情報などの大容量のデータを記憶するのに用いられる。また、EEPROM129は、記録動作時に使用する記録装置独自の情報などを記憶するのに用いられる。パネルインタフェース(I/F P)130は、CPU124の指示のもと、操作パネル12における表示を行ったり、ユーザからのコマンドを受信したりする。エンジンインタフェース(I/F E)132は、CPU124の指示のもと、プリンタエンジン122を制御する。本実施形態では、記録装置2としてインクジェット記録装置を用い、プリンタエンジン122は、インクジェット記録装置のハードウェアを制御する構成とする。
図2は、記録コマンドが発生した際の、ホスト装置1における処理機構を説明するためのブロック図である。記録コマンドが発生した際、画像データや記録方法を指定するコマンドなどは、アプリケーション201、グラフィックエンジン202、プリンタドライバ203、システムスプーラ204、の順番で各種処理が施され記録装置2に送信される。ここで、アプリケーション201、グラフィックエンジン202、プリンタドライバ203およびシステムスプーラ204は、外部記憶装置109にファイルとして保存され、OSによってRAM102にロードされて実行されるプログラムである。なお、アプリケーション201およびプリンタドライバ203については、外部記憶装置109や不図示のCD−ROMやネットワークを経由して外部記憶装置109に追加することも可能とである。
所望の画像は、RAM102にロードされたアプリケーション201によって作製され、その後グラフィックエンジン202に渡される。グラフィックエンジン202は、接続された記録装置2ごとに用意されているプリンタドライバ203の中から、適切な1つをRAM102にロードする。ロードされたプリンタドライバ203は、アプリケーション201から受け取った画像データをもとに、記録装置2に適応した制御コマンドや画像データを生成する。生成された制御コマンドや画像データは、OSによってRAM102にロードされたシステムスプーラ204を介し、インタフェース3経由で記録装置2へ出力される。
図3は、ポスター印刷の記録コマンドが発生した際の、ホスト装置1における本実施形態の処理機構を説明するためのブロック図である。本構成は、図2で説明した一般的な処理機構が更に拡張された構成となっている。
ポスター印刷を指定された画像は、RAM102にロードされたアプリケーション201によって作製され、その後グラフィックエンジン202に渡される。グラフィックエンジン202は、このようにアプリケーション201で作製されたデータも受信するが、デスプーラ305からのデータも受信し、ディスパッチャ301に送信する。ディスパッチャ301は、グラフィックエンジン202からのデータがアプリケーション201から受信されたものであるか、デスプーラ305から受信されたものであるかに応じて、当該データの展開先を変更する。
グラフィックエンジン202からのデータがアプリケーション201から受け取ったデータである場合、ポスター印刷のための特別な処理はまだ行われていない。よって、ディスパッチャ301はプリンタドライバ203に対応づけられたスプーラ302をRAM102にロードし、スプーラ302は受信した画像データを中間コードデータに展開する。具体的には、1つの画像を複数の用紙に対応づけた複数の画像データ(中間コードデータ)を生成し、スプールファイル303として一時的に保持する。ここではポスター印刷を対象としているため、1つの画像を複数の用紙に対応づけた複数の画像データに分割する例で説明しているが、例えば複数の画像を1つの用紙に縮小して記録する場合なども、本実施形態のスプーラ302は対応可能である。この場合、スプーラ302は、複数の画像データを1枚の用紙に縮小した中間コードデータを生成し、スプールファイル303として一時的に保持することになる。なお、このような用途に応じたスプールファイル303の生成は、プリンタドライバ203が提供するウインドウを介してユーザが指示することが出来、指示内容はRAM102あるいは外部記憶装置109に一時的に保存される。スプーラ302は、ユーザからの指示とプリンタドライバ203に対して設定されている内容とに応じて、スプールファイル303を生成する。
一方、スプーラ302は、外部記憶装置109に格納されているスプールファイルマネージャ304をRAM102にロードし、スプールファイルマネージャ304に対してスプールファイル303の生成状況を通知している。一方、スプールファイルマネージャ304は外部記憶装置109に格納されているデスプーラをRAM102にロードする。スプールファイルマネージャ304は、様々な状況から記録動作を実行可能な状況にあるかを判断し、実行可能な場合はデスプーラ305に対してスプールファイル303に記憶されている中間コードの記録処理(吐き出し)を行うように指示する。このような指示を受けると、デスプーラ305はスプールファイル303に記憶されている中間コードをスプールファイル303に含まれる加工設定に従って加工し、グラフィックエンジン202に出力する。
グラフィックエンジン202からディスパッチャ301へのデータがデスプーラ305からのものである場合、既にポスター印刷のための処理は行われていると判断出来るので、その後は図2で説明した処理と同等となる。すなわち、ディスパッチャ301は記録装置2に対応したプリンタドライバ203をRAM102にロードし、ロードされたプリンタドライバ203が、受け取った画像データをもとに、記録装置2に適応した制御コマンドや画像データを生成する。そして、当該画像データをシステムスプーラ204を介してインタフェース3経由で記録装置2へ出力する。このように、スプーラ302およびこれに係る構成を用意することにより、アプリケーション201が持たない機能を記録装置2で実現することが可能となる。
図4は、本実施形態において、プリンタドライバ203が提供するウインドウを示す図である。このウインドウでは、「原稿サイズ」、「出力用紙サイズ」、「ポスター印刷」という3つのパラメータを複数の選択肢の中から選択するリストボックスと、「定型サイズに仕上げる」というチェックボックス400が表示されている。「原稿サイズ」とは、アプリケーション201で作成し印刷対象となる原稿画像のサイズを示す。ここでは、「原稿サイズ」がA4に設定されている場合を示している。「出力用紙サイズ」とは、ポスター印刷を行う際に記録装置2が実際に使用する用紙のサイズを示す。以下、出力用紙は印刷用紙とも称する。ここでは、記録装置2が原稿サイズと同じA4の用紙を取り扱うことを示している。「ポスター印刷」とは、「出力用紙サイズ」で設定されたサイズの用紙を、どのように配列して原稿画像を記録するかを示している。図では、用紙を2×2に設定する場合が示されているが、ここでの設定は、3×3や4×4など様々な(n×m)の中から選択することが出来るようになっている。
「定型サイズに仕上げる」というチェックボックス404について、ユーザはON/OFFを切り替えることが出来る。ユーザはチェックボックス404に対して指示を行うことで、ポスター印刷により複数の分割画像が印刷された複数の印刷用紙が張り合わせたときの結果物のサイズを、定型サイズ(例えばA2サイズ)に指定することができる。
チェックボックスをOFFにした場合、上記結果物が定型サイズでなくてもよいと判定され、糊しろの確保のために分割画像が印刷用紙よりも小さく印刷される。よって、記録装置で定型サイズであるA4用紙に印刷が行われた場合、張り合わせの結果物の大きさはA2よりもやや小さなサイズとなる。
一方、チェックボックスをONにした場合、上記結果物が定型サイズ(例えばA2サイズ)となるように印刷を行うと判定され、A4サイズよりも大きな用紙に、糊しろの確保した上で分割画像がA4サイズで印刷される。よって、ユーザはA4よりも大きな用紙を用意する必要が生じるが、A2サイズの完成品を得ることが出来る。
図5は、図4に示すウインドウを閉じた際に、プリンタドライバ203が実行する出力用紙サイズの変更処理を説明するフローチャートである。ウインドウが閉じられると、プリンタドライバ203は、まずステップS801において、「定型サイズに仕上げる」のチェックボックスがONであるかOFFであるかを確認する。OFFである場合、出力用紙サイズの変更の必要は無いので本処理を終了する。チェックボックスがONである場合はステップS802に進む。
ステップS802では現在設定されている出力用紙サイズと余白を取得し、ステップS803では、これら出力用紙サイズと余白から「新たな出力用紙サイズ」を算出する。この「新たな出力用紙サイズ」とは、所定幅の余白を利用して複数の用紙を貼り合わせた際に、設定されたサイズの成果物を得るために必要な、記録装置が記録する用紙のサイズである。以下、「新たな出力用紙サイズ」を求める方法を具体的に説明する。例えば、現在設定されている出力用紙サイズがA4(210mm×297mm)で、余白が縦(x)方向、横(y)方向ともに5mmの場合を考える。この場合、片側の余白(5mm)は切断し、もう片側の余白(5mm)を用いて2枚の出力用紙を貼り合わせると、各用紙の有効領域は縦方向にも横方向にも5mm分ずつ短縮されることになる。すなわち、A4サイズの各用紙において縦横5mmの糊しろを確保した上で、当該貼り合わせた結果得られる完成品をA2サイズとするためには、縦方向にも横方向にもA4より5mm分ずつ加算した大きさよりも大きな出力用紙が必要となる。よって本例の場合、「新たな出力用紙サイズ」としては、横(x方向)には(210+5=215mm)、縦(y方向)に(297+5=302mm)が算出される。
続くステップS804において、ステップS803で算出した「新たな出力用紙サイズ」をプリンタドライバ203に登録する。通常、記録装置は複数の定型サイズの用紙に記録することが可能となっており、プリンタドライバ203においてもこれら複数の用紙がリストボックスで選択可能になっている。ステップS804では、これら複数の定型サイズのリストの中に、ステップS803で算出した「新たな出力用紙サイズ」を追加登録する。 更にステップS805では、ステップS804で新たに登録された用紙サイズを、「出力用紙サイズ」として設定する。以上で本処理が終了する。
なお、S804で登録されたサイズをユーザがリストから選択する場合でもよいし、そのような選択は行わず、上記登録されたサイズを、S805において自動的に出力用紙サイズとして設定してもよい。
図6は、スプーラ302が実行するポスター印刷処理の工程を説明するためのフローチャートである。本処理が開始されると、まずステップS601において、図4で示したウインドウの結果より「出力用紙サイズ」を取得する。例えば、図4でチェックボックスがOFFの場合、「出力用紙サイズ」はA4となる。一方、チェックボックスがONの場合、「出力用紙サイズ」は図5のフローチャートで求めた「新たな出力用紙サイズ」=(215mm×302mm)となる。
続くステップS602では、「ポスター印刷」の設定より、x方向およびy方向の用紙枚数を取得する。図4のウインドウの場合、2×2が取得される。
ステップS603では、原稿画像の有効領域、ステップS601で取得した「出力用紙サイズ」の有効領域、およびステップS602で取得したx方向およびy方向の用紙枚数より、原稿画像に対する拡大率Dを算出する。ここで有効領域とは、実際に画像処理の対象となる余白を除いた画像領域を示す。例えば、原稿画像のx方向の有効領域長をW、y方向の有効領域長をH、出力用紙のx方向の有効領域長をR、y方向の有効領域長をC、ポスター印刷のx方向の用紙枚数をX、y方向の用紙枚数をYとする。この場合、拡大率Dは、
D=min((X × R)/W,(Y × C)/H)・・・(式1)
と表すことが出来る。なお、min(a,b)は、aおよびbの最小値を求める関数を示す。
続くステップS604では、原稿画像の拡大処理を行う。具体的には、ステップS603で求めた拡大率Dを用い、原稿画像をx方向y方向共にD倍に拡大し、x方向にD×W、y方向にD×Hの大きさを有する画像データを作成する。さらに、これを設定された用紙枚数に従って分割し、出力用紙にレイアウトする。
図7は、ポスター印刷の用紙枚数を2×2に設定した場合の原稿画像と拡大画像および分割画像P1〜P4の関係を示す図である。原稿画像P0はx方向とy方向共に拡大率Dで拡大され、2×2の用紙サイズに対応した4つの分割画像P1〜P4が得られる。
図8は、図4のチェックボックスがOFFの場合とONの場合とで、4つの分割画像P1〜P4が記録される出力用紙のサイズを比較する図である。図4でチェックボックスがOFFの場合、「出力用紙サイズ」はA4となるので、A4サイズに対し夫々の分割画像P1〜P4がレイアウトされる。一方、チェックボックスがONの場合、「出力用紙サイズ」はA4よりも大きなA4’(215×302mm)となるので、A4’(215×302mm)サイズに対し、分割画像P1〜P4がレイアウトされる。
再度図6のフローチャートに戻る。ステップS604において、複数の分割画像が生成されると、ステップS605では、図4で示したチェックボックスを参照し、チェックボックスがONであるかOFFであるかを判断する。ONである場合、ステップS606に進み、個々のページにおける分割画像P1〜P4の原点移動を行う。OFFである場合は、原点移動の必要は無いのでステップS607にジャンプする。
図9は、上記原点移動の様子を説明する図である。ここでは、図4のような設定をチェックボックス400をONにした状態で行い、原稿画像の有効領域(W×H)が200mm×287mmである場合を例に示している。この場合、既に図5のフローチャートで説明したように、新たな出力用紙サイズは(215×302)として設定されている。出力用紙における有効領域は、出力用紙の全域より余白(5mm)分を周辺から抜いた領域となる。よって、出力用紙の有効領域(R×C)は205mm×292mmとなる。従って、拡大率Dは、式1に従い、
D=min((2 × 205)/200,(2× 292)/287)==2.034・・
となる。結果、原稿画像P0はD=2.034・・倍だけ拡大され、x方向407mm、y方向584mmの拡大画像P0´が得られる。
更に、これを2×2に分割して得られるP1〜P4の夫々は、x方向の大きさが407÷2=200.35mm、y方向が584÷2=292mmとなる。そして、図6のステップS604の段階では、(215×302mm)の大きさを持つ出力用紙の夫々において、左上端部からx方向およびy方向に5mmの余白分だけずらした位置を画像の原点としてP1〜P4がレイアウトされている。結果、1102のようなレイアウト画像が生成されている。
しかしながら、このレイアウト1102では、夫々のページにおいて、出力用紙の右端部には、結果的に215−(203.5+5)=6.5mmの余白が、下端部には302−(292+5)=5mmの余白が形成されている。この場合、P1とP3の組み合わせやP2とP4の組み合わせのようなy方向に隣接する貼り合わせについては、貼り合わせ幅を5mmとすることが出来るので、目的のサイズの完成品が得られる。しかし、P1とP2の組み合わせやP3とP4の組み合わせのようなx方向に隣接する貼り合わせについては、片側の余白が6.5mmである。この場合、6.5mm分が貼り合わせ領域として使用されてしまい、結果的にポスター画像全体の幅が目的のサイズより6.5−5=1.5mmほど小さくなってしまう。よって、ステップS606では、P1およびP3について、出力用紙の右下端部からx方向およびy方向に5mmの余白分だけずらした位置を原点としてレイアウトする。このようにすれば、x方向の貼り合わせについても、貼り合わせ幅を5mmとすることが出来、ポスター全体の大きさを設定値であるA2に一致させることが出来る。
以上、説明した原点移動が完了すると、ステップS607に進み、作成した複数ページの画像データをスプールファイル303として保持する。以上で、本処理を終了する。
このように作成された4ページ分の画像データは、スプールファイルマネージャ304の判断に伴い、その後デスプーラ305によって1ページ分ずつグラフィックエンジン202に送信される。
なお、上記原点移動では、左側の画像P1およびP3の原点を右側に移動する例を説明したが、一般的には夫々の分割画像において、ポスター画像の中心に最も近い端部から余白分だけずらした位置を原点とすれば良い。図9の場合、点Oがポスター画像の中心となるのでこの点に最も近い端部から余白分だけずらした位置(O1〜O4)が、夫々の画像P1〜P4の原点となる。
また、以上では、A2サイズの結果物を得るために、定型サイズではない出力用紙を用意する方法で説明したが、実際には非定型の用紙を用意することは困難である。また、上記で設定した出力用紙のサイズは、出力用紙として必要な最小サイズであり、これよりも大きなサイズであれば、A2サイズを結果物として得ることは出来る。言い換えれば、記録装置が取り扱い可能な用紙サイズに、A3など更に大きな定型サイズが含まれていれば、定型サイズ(A3)の用紙4枚を用いて所望のサイズ(A2)の結果物を得ることは出来る。この場合、図10に示すようなダイアログを提示し、大きなサイズの複数の定型用紙の中からユーザに選択してもらい、選択された定型用紙に分割画像を記録すれば良い。図11は、4枚のA3用紙に上記実施形態の画像P1〜P4を、中心Oに最も近い端部から余白分だけずらした位置(O1〜O4)が、夫々の画像P1〜P4の原点となるようにレイアウトした状態を示している。
以上説明したように、本実施形態の印刷制御によれば、出力サイズの用紙を貼り合わせて生成した結果物においても、ユーザが指定したサイズの完成品をポスター印刷で実現することが可能となる。
なお以上の実施形態では、説明のために、図9、図11に示したように複数の分割画像が隣接してレイアウトされる例を示した。しかしこれに限らず、分割画像が印刷される印刷用紙において、分割画像に対して貼り合わせが行われる位置に、用紙端から所定幅の貼り合わせ領域が確保されていればよい。
また、以上の実施形態では、複数の分割画像の全てに対して糊しろのための余白を設ける例を説明したが、これに限らない。例えば、図9、図11において、隣接する2つの分割画像のいずれかに対して余白を設ける場合であってもよい。図11では、例えばP1の右端と下端、P2の下端、P3の右端に余白を設ければ、P4については余白を設けなくても、貼り合わせのための糊しろを設けることができる。
これによりユーザは、分割画像が印刷された印刷用紙に対して、糊しろについてはユーザ自身が用紙の切断作業をしなくても、用紙端から所定幅の糊しろが確保されている。そのため、ユーザは容易に貼り合わせを行うことができる。
なお、以上では、図1に示したように、ホスト装置1を本発明の印刷制御装置とし、図6で説明したような本発明の特徴的な処理はホスト装置上のソフトウエアで実行する形態で説明した。しかしながら本発明はこのような形態に限定されるものではない。例えば、記録装置2自体が印刷制御装置として動作し、図6で示したような処理を実行可能な構成を設けることも出来る。
また、本実施形態の機能は以下の構成によっても実現することができる。つまり、本実施形態の処理を行うためのプログラムコードをシステムあるいは装置に供給し、そのシステムあるいは装置のコンピュータ(またはCPUやMPU)がプログラムコードを実行することによっても達成される。この場合、記憶媒体から読み出されたプログラムコード自体が上述した実施形態の機能を実現することとなり、またそのプログラムコードを記憶した記憶媒体も本実施形態の機能を実現することになる。
また、本実施形態の機能を実現するためのプログラムコードを、1つのコンピュータ(CPU、MPU)で実行する場合であってもよいし、複数のコンピュータが協働することによって実行する場合であってもよい。さらに、プログラムコードをコンピュータが実行する場合であってもよいし、プログラムコードの機能を実現するための回路等のハードウェアを設けてもよい。またはプログラムコードの一部をハードウェアで実現し、残りの部分をコンピュータが実行する場合であってもよい。
1 ホスト装置
2 記録装置
201 アプリケーション
202 グラフィックエンジン
203 プリンタドライバ
301 ディスパッチャ
302 スプーラ
303 スプールファイル
304 スプールファイルマネージャ
305 デスプーラ

Claims (5)

  1. 印刷対象の画像がn×mに分割された複数の分割画像を印刷装置に印刷用紙へ印刷させる印刷制御装置であって、
    前記複数の分割画像が印刷された複数の印刷用紙が貼り合わされたときの所定のサイズをn×mに分割して得られるサイズに、当該貼り合わせのための貼り合わせ領域の所定幅が加算された用紙サイズを取得する取得手段と、
    前記取得手段により取得された用紙サイズよりも大きな印刷用紙において、前記分割画像に対して貼り合わせが行われる位置に、当該印刷用紙の端から前記所定幅の貼り合わせ領域が設けられるように、前記複数の分割画像のそれぞれを前記複数の印刷用紙の夫々にレイアウトするレイアウト手段と、
    前記レイアウト手段がレイアウトした結果に従って前記複数の分割画像のそれぞれを、印刷装置に前記取得手段により取得された用紙サイズよりも大きな印刷用紙へ印刷させる印刷制御手段と
    を備えることを特徴とする印刷制御装置。
  2. 前記印刷制御手段は、前記取得手段により取得された用紙サイズよりも大きなサイズを有する複数の定型サイズの中から選択されたサイズに、前記複数の分割画像のそれぞれを印刷させることを特徴とする請求項1に記載の印刷制御装置。
  3. 前記レイアウト手段の機能を有効とするか否かを指定する手段を更に備えることを特徴とする請求項1または2に記載の印刷制御装置。
  4. 印刷対象の画像がn×mに分割された複数の分割画像を印刷装置に印刷用紙へ印刷させる印刷制御方法であって、
    前記複数の分割画像が印刷された複数の印刷用紙が貼り合わされたときの所定のサイズをn×mに分割して得られるサイズに、当該貼り合わせのための貼り合わせ領域の所定幅が加算された用紙サイズを取得する取得工程と、
    前記取得工程により取得された用紙サイズよりも大きな印刷用紙において、前記分割画像に対して貼り合わせが行われる位置に、当該印刷用紙の端から前記所定幅の貼り合わせ領域が設けられるように、前記複数の分割画像のそれぞれを前記複数の印刷用紙の夫々にレイアウトするレイアウト工程と、
    前記レイアウト工程がレイアウトした結果に従って前記複数の分割画像のそれぞれを、印刷装置に前記取得工程により取得された用紙サイズよりも大きな印刷用紙へ印刷させる印刷制御工程と
    を有することを特徴とする印刷制御方法。
  5. 請求項4に記載の印刷制御方法をコンピュータに実行させるためのプログラム。
JP2014011399A 2014-01-24 2014-01-24 印刷制御装置および印刷制御方法、およびプログラム Pending JP2015138507A (ja)

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