JP2015137528A - 車載用キースロット - Google Patents

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Abstract

【課題】車載用キースロットにおいて、サブキーからのメカニカルキーの抜き忘れを抑制することにある。
【解決手段】シェアキー40は、車両との無線通信が可能な有効状態及び無線通信が不可能な無効状態間で切り替え可能である。また、シェアキー40は、メカニカルキー44が挿抜可能に構成されている。車載用キースロット30における収納穴34内には挿入規制パーツ35が設けられている。この挿入規制パーツ35を通じて、メカニカルキー44が装着された状態でのシェアキー40の車載用キースロット30内への挿入が規制される。よって、シェアキー40を車載用キースロット30に収納するにあたって、シェアキー40からメカニカルキー44を抜き忘れることを抑制できる。
【選択図】図3

Description

この発明は、車載用キースロットに関する。
従来から電子キー及び車両間での無線通信を通じて、車両ドアの施解錠状態の切り替え又はエンジンの始動等が許可される、いわゆる電子キーシステムが周知である。電子キーとして、メインキーとは別に第3者に貸与することを想定してサブキー(シェアキー)が設けられる構成が知られている。サブキーとしては、セキュリティ性の観点から使用可能な機能を制限したバレットキーが知られている(例えば、特許文献1参照)。
また、電子キーに、メカニカルキーが挿抜可能とされた構成が知られている。このメカニカルキーを電子キーから抜き出したうえで車両のキーシリンダに挿入して回動することで、車両ドアの施解錠等が可能となる(例えば、特許文献2参照)。
特開2009−269542号公報 特開2013−174051号公報
上記サブキーは、通常、突発的に使用する必要が生じることを考えると、車内(例えば、キースロット)に保管しておくことが好ましい。この場合、セキュリティ性確保の観点から、例えば、サブキーを車両との無線通信を無効にした状態で、サブキーからメカニカルキーを抜き出しておくことが望ましい。サブキーからメカニカルキーを抜き出し忘れた場合には、車内に保管されているサブキーが盗まれて、そのサブキーに装着されたメカニカルキーを利用して車両ドアの解錠等が行われるおそれがある。
この発明は、こうした実情に鑑みてなされたものであり、その目的は、サブキーからのメカニカルキーの抜き忘れを抑制した車載用キースロットを提供することにある。
以下、上記目的を達成するための手段及びその作用効果について説明する。
上記課題を解決する車載用キースロットは、車両との無線通信を通じた車両の制御を可能とするメインキー及びサブキーのうち、前記サブキーは前記無線通信が可能な有効状態及び前記無線通信が不可能な無効状態間で切り替え可能であって、前記サブキーを収納穴内に収納する車内に設けられる車載用キースロットにおいて、機械的な照合を経て前記車両の制御を行うことができるメカニカルキーが、前記サブキーに装着された状態での前記収納穴への前記サブキーの挿入を規制する、前記収納穴内に位置する挿入規制パーツを備えている。
この構成によれば、サブキーは、車両との無線通信が可能な有効状態及び車両との無線通信が不可能な無効状態間で切り替え可能である。また、サブキーは、メカニカルキーが挿抜可能に構成されている。車載用キースロットにおける収納穴内には挿入規制パーツが設けられている。この挿入規制パーツを通じて、メカニカルキーが装着された状態でのサブキーの車載用キースロット内への挿入が規制される。よって、サブキーを車載用キースロットに収納するにあたって、サブキーからメカニカルキーを抜き忘れることを抑制できる。
上記車載用キースロットについて、車内のグローブボックス内に設けられていることが好ましい。
この構成によれば、車載用キースロットは、車内のグローブボックス内に設けられている。このため、車外から車載用キースロット及びそれに収納されるサブキーを視認することができない。よって、サブキーを不正に取得しようとする動機付けを与えることを抑制できる。このため、セキュリティ性を向上させることができる。
上記車載用キースロットについて、前記メカニカルキーを通じて前記グローブボックスを施錠可能に構成されることが好ましい。
この構成によれば、サブキーからメカニカルキーを抜き出した後、そのサブキーを車載用キースロットに挿入する。次に、抜き出したメカニカルキーを通じてグローブボックスを施錠する。これにより、サブキーの不正な取得を抑制することができる。
上記車載用キースロットについて、前記メインキーは電話機能を有する携帯端末であることが好ましい。
この構成によれば、メインキーは電話機能を有する携帯端末である。例えば、ユーザは車両の購入後に、自身の携帯端末をメインキーとして車両に登録する。このように、自身の携帯端末をメインキーとして車両に登録した後には、サブキーが無効状態に切り替えられ、かつ、サブキーからメカニカルキーが取り出された状態で、サブキーが車載用キースロットに挿入される。これにより、たとえ不正にそのサブキーを取得した場合であっても、そのサブキーを利用して車両を制御することを抑制できる。このため、セキュリティ性を向上させることができる。
本発明によれば、車載用キースロットにおいて、サブキーからのメカニカルキーの抜き忘れを抑制することができる。
電子キーシステムの構成を示すブロック図。 グローブボックスの斜視図。 車載用キースロット及びシェアキーの正面図。 車載用キースロット及びシェアキーの正面図。 シェアキーを無効状態にする際における、携帯端末、ECU、スロット及びシェアキーの制御手順を示すシーケンスチャート。 シェアキーを有効状態にする際における、携帯端末、ECU、スロット及びシェアキーの制御手順を示すシーケンスチャート。
以下、車載用キースロット及びそれに収納可能なシェアキーを含む電子キーシステムの一実施形態について図1〜図6を参照して説明する。
図1に示すように、本実施形態の電子キーシステムにおいては、メインキーの一例である携帯端末10及びサブキーの一例であるシェアキー40の何れかを通じて、車両20の制御、すなわち車両ドアの施解錠又は車両20を走行可能状態に切り替えを行うことができる。シェアキー40は、車載用キースロット30に収納可能に構成されている。以下、詳細に説明する。
(電気的構成)
図1に示すように、携帯端末10は、端末側通信部12と、端末側制御部11と、操作検出部13と、ディスプレイ15と、スピーカ14とを備える。携帯端末10は、例えば、スマートフォン又は携帯電話であって車両20の購入後にメインキーとして車両20に登録可能である。
また、車両20は、車両側通信部22と、ECU(Electronic Control Unit)21と、キーシステム通信部23と、車載用キースロット30とを備える。
端末側制御部11は、端末側通信部12を通じて、車両20の車両側通信部22と無線通信を行う。この無線通信として、例えば、Bluetooth(登録商標)を利用することが考えられる。操作検出部13は、携帯端末10に対するユーザの操作を検出し、その検出結果を端末側制御部11に出力する。端末側制御部11は、ディスプレイ15を通じて画像を表示させ、スピーカ14を通じて音声を発させる。
車載用キースロット30は、キー挿入検出スイッチ36と、スピーカ33と、スロット側通信部32とを備える。これら構成は、ECU21に電気的に接続されている。キー挿入検出スイッチ36は、シェアキー40の車載用キースロット30への挿入の有無を検出し、その検出結果をECU21に出力する。スピーカ33は、ECU21からの指令によって音声を発する。
シェアキー40は、キー側制御部41と、キー側通信部42と、キーシステム通信部43とを備える。このシェアキー40は、携帯端末10を車両20に登録する前にはメインキーとして使用してもよい。キー側制御部41は、キー側通信部42を通じてスロット側通信部32との間で無線通信を行う。この無線通信として、例えば、NFC(Near field communication)を利用することが考えられる。
キー側制御部41は、キーシステム通信部43を通じて、車両20のキーシステム通信部23との間で無線通信を行う。この無線通信は、例えば、シェアキー40から車両20に無線送信される信号としてUHF帯の電波が利用され、車両20からシェアキー40に無線送信される信号としてLF帯の電波が利用される。この無線通信は、車内及び車両の周辺において可能である。キー側制御部41は、キーシステム通信部43を通じて無線通信が可能な有効状態と、キーシステム通信部43を通じて無線通信が不可能な無効状態との間で切り替え可能である。この無効状態と有効状態との間の切り替え方法については後で詳述する。
ECU21は、キーシステム通信部23を通じて通信対象が正規のシェアキー40である旨判断すると、車両ドアの施解錠状態の切り替え、車両の走行許可状態への切り替えを許可する。
また、ECU21は、車両側通信部22を通じて通信対象が事前に登録された携帯端末10である旨判断すると、車両ドアの施解錠状態の切り替え、車両の走行許可状態への切り替えを許可する。
(車載用キースロット及びシェアキーの構成)
図3に示すように、シェアキー40には、図中の矢印で示すように、メカニカルキー44が着脱可能に設けられている。メカニカルキー44は、ユーザによって把持されるグリップ部44aと、キー溝が形成されるキー部44bとを備える。
シェアキー40には、メカニカルキー44のキー部44bが挿入可能に図中の上下方向(シェアキー40の長手方向)に延出した収納穴40aが形成されている。また、シェアキー40の表面には、押し操作可能な3つのスイッチ45がシェアキー40の長手方向に沿って配置されている。
図2に示すように、車両20の助手席側のダッシュボード60にはグローブボックス61が設けられている。車載用キースロット30は、例えば、グローブボックス61内に設けられている。グローブボックス61は、その開閉蓋61aが閉じられることで、グローブボックス61の内部に位置する車載用キースロット30が外部から視認不可となる。
図3に示すように、車載用キースロット30は、長方板状に形成されている。車載用キースロット30には、上方に開口した収納穴34が形成されている。この収納穴34は、シェアキー40が収納可能に形成されている。
図4に示すように、収納穴34にシェアキー40が収納された状態で、シェアキー40の上面(スイッチ45が形成されている面)の一部が露出するように、収納穴34を形成する車載用キースロット30の手前側端面には、上方に開口したU字状の露出溝34aが形成されている。この露出溝34aを通じて、収納穴34に収納されるシェアキー40を容易に上方向に抜き出すことができる。
また、車載用キースロット30における収納穴34内には、挿入規制パーツ35及びキー挿入検出スイッチ36が設けられている。キー挿入検出スイッチ36は、例えばプッシュスイッチであって、収納穴34内にシェアキー40が挿入されたことを検出する。
また、挿入規制パーツ35は、収納穴34内に挿入されたシェアキー40の収納穴40aに挿入可能な先端部35aを有する。この先端部35aは、上側(収納穴40aの開口側)に突出している。メカニカルキー44が装着されたシェアキー40は収納穴34に挿入されると、挿入規制パーツ35がメカニカルキー44(正確には、そのグリップ部44a)に当接する。このため、メカニカルキー44が装着されたシェアキー40の車載用キースロット30への収納が規制される。また、車載用キースロット30の表面(本例では、表面の右下)には、スピーカ33が形成されている。
(シェアキーの無効化に係るシーケンスチャート)
次に、図5に沿って、シェアキー40を無効化する際の各構成の制御手順について説明する。シェアキー40を無効化する(有効状態から無効状態に切り替える)ことで、シェアキー40が両キーシステム通信部23,43を通じて車両ドアの施解錠状態の切り替え等を行うことが禁止される。
まず、ユーザは、シェアキー40を車載用キースロット30に挿入する(S101)。このシェアキー40は、キーシステム通信部43を通じて車両20の施解錠状態の切り替え等を行うことができる、いわゆる有効状態にあるとする。
車載用キースロット30は、キー挿入検出スイッチ36を通じてシェアキー40が挿入された旨検出する(S102)。ECU21は、その検出結果を受けると、無効化確認通知信号を車載用キースロット30(スピーカ33)に出力する(S103)。スピーカ33は、その無効化確認通知信号に応じて音声案内を行う(S104)。すなわち、無効化確認通知信号は、ECU21がスピーカ33を制御するための制御信号である。例えば、スピーカ33から「シェアキーをOFFする場合は携帯端末で切換え操作を行って下さい」という音声が発せられる。また、ECU21は、車両側通信部22を通じて端末側通信部12との間で通信を確立する(S105、S106)。端末側制御部11は、端末側通信部12及び車両側通信部22を通じて、シェアキー40が車載用キースロット30に挿入されている旨判断すると、携帯端末10のディスプレイ15及びスピーカ14を通じて音声及び表示案内を行う(S107)。具体的には、ディスプレイ15及びスピーカ14を通じて「シェアキーをOFFしますか?」という案内を行う。
ユーザは、携帯端末10に対してシェアキー40を無効化(OFF)する操作を行う(S108)。端末側制御部11は、操作検出部13を通じてその操作がされた旨判断すると、無効化要求信号をECU21に送信する(S109)。ECU21は、無効化要求信号を受信すると、スロット側通信部32を介してキー側通信部42に無効化要求信号を送信する(S110)。キー側制御部41は、無効化要求信号を受信すると、シェアキー40を無効化する(S111)。具体的には、キー側制御部41は、キーシステム通信部43の通信機能を停止する。そして、キー側制御部41は、結果通知信号をキー側通信部42を介してスロット側通信部32に送信し(S112)、ECU21はスロット側通信部32を通じて結果通知信号を認識すると、車両側通信部22を介して結果通知信号を携帯端末10に送信する(S113)。端末側制御部11は、その結果通知信号を受信すると、ディスプレイ15を通じてシェアキー40を無効化した旨の結果を表示する(S114)。このとき、端末側制御部11は、スピーカ14を通じて、この旨の音声を発してもよい。ユーザは、この結果に基づき、シェアキー40の無効化が完了したと判断できる。
以上のように、第3者に貸し出したシェアキー40が返却された後に、そのシェアキー40を車載用キースロット30に挿入する際に、ユーザに対してシェアキー40の無効化に係る操作を促すことができる。これにより、ユーザがシェアキー40を無効化し忘れることが抑制され、セキュリティ性を向上させることができる。
(シェアキーの有効化に係るシーケンスチャート)
次に、図6に沿って、シェアキー40を有効化する(無効状態から有効状態に切り替える)際の各構成の制御手順を説明する。
ユーザは、無効状態にあるシェアキー40が車載用キースロット30に挿入された状態で、携帯端末10に対してシェアキー40の有効化を要求する操作を行う(S201)。端末側制御部11は、操作検出部13を通じてその操作を検出すると、端末側通信部12及び車両側通信部22を介してECU21との間で通信を確立する(S202、S203)。そして、端末側制御部11は、ECU21に有効化要求信号を送信する(S204)。ECU21は、スロット側通信部32及びキー側通信部42を介してキー側制御部41に無効化要求信号を送信する(S205)。
キー側制御部41は、有効化要求信号を受信すると、シェアキー40を有効化する(S206)。具体的には、キー側制御部41は、キーシステム通信部43を通じた無線通信を可能とする。そして、キー側制御部41は、結果通知信号をキー側通信部42を介してスロット側通信部32に送信し(S207)、ECU21はスロット側通信部32を通じて結果通知信号を認識すると、車両側通信部22を通じて結果通知信号を携帯端末10に送信する(S208)。端末側制御部11は、その結果通知信号を受信すると、ディスプレイ15を通じてシェアキー40を有効化した旨の結果を表示する(S209)。このとき、端末側制御部11は、スピーカ14を通じてその旨の音声を発してもよい。ユーザは、この結果に応じて、車載用キースロット30に挿入されたシェアキー40の有効化が完了したと判断する。そして、ユーザは、車載用キースロット30からシェアキー40を取り出して、例えば他人に貸し出すことができる。
シェアキー40を有効化する方法は、上記方法に限らず、携帯端末10及びシェアキー40の直接的な無線通信により有効化が可能であってもよい。例えば、端末側制御部11は、キー側通信部42との間で通信が確立した状態で、携帯端末10に対してユーザにより有効化を要求する操作がされたとき、有効化要求信号をキー側通信部42に無線送信する。キー側制御部41は、キー側通信部42を通じて有効化要求信号を受信すると、シェアキー40を有効化する。同様に、携帯端末10及びシェアキー40の直接的な無線通信によりシェアキー40を無効化可能としてもよい。これにより、ユーザが車両20から離れた位置にいる場合であっても、携帯端末10があればシェアキー40を有効化又は無効化することができる。よって、利便性が向上する。
以上、説明した実施形態によれば、以下の効果を奏することができる。
(1)シェアキー40は、自身のキーシステム通信部43を通じて、無線通信が可能な有効状態及び無線通信が不可能な無効状態間で切り替え可能である。また、シェアキー40は、メカニカルキー44が挿抜可能に構成されている。車載用キースロット30における収納穴34内には挿入規制パーツ35が設けられている。この挿入規制パーツ35を通じて、メカニカルキー44が装着された状態でのシェアキー40の車載用キースロット30内への挿入が規制される。よって、シェアキー40を車載用キースロット30に収納するにあたって、シェアキー40からメカニカルキー44を抜き忘れることが抑制される。このため、不正に車載用キースロット30からシェアキー40が取り出された場合であっても、そのシェアキー40からメカニカルキー44を抜き出されることが防止される。従って、セキュリティ性を向上させることができる。
(2)車載用キースロット30は、車内のグローブボックス61内に設けられている。このため、車外から車載用キースロット30及びそれに収納されるシェアキー40を視認することができない。よって、シェアキー40を不正に取得しようとする動機付けを第3者に与えることを抑制できる。このため、セキュリティ性を向上させることができる。
(3)上記実施形態においては、メインキーはスマートフォンに代表される、電話機能を有する携帯端末10である。例えば、ユーザは車両20の購入後に、自身の携帯端末10をメインキーとして車両20に登録する。このように、自身の携帯端末10をメインキーとして車両20に登録した後には、シェアキー40が無効状態に切り替えられ、かつ、シェアキー40からメカニカルキー44が取り出された状態で、シェアキー40が車載用キースロット30に挿入される。これにより、たとえ不正にそのシェアキー40を取得した場合であっても、そのシェアキー40を利用した車両ドアの解錠等を抑制できる。また、必要に応じて、シェアキー40を有効化した後に第3者に貸し出すことができる。
(4)携帯端末10及びシェアキー40の直接的な無線通信により有効化又は無効化を可能とすることで、ユーザが車両20から離れた位置にいる場合であっても、携帯端末10があればシェアキー40を有効化又は無効化することができる。よって、利便性が向上する。
なお、上記実施形態は、これを適宜変更した以下の形態にて実施することができる。
・上記実施形態においては、車載用キースロット30は、グローブボックス61内に設けられていたが、その他グローブボックス61の外であってもよい。
・車載用キースロット30に専用の制御部を設け、この制御部がECU21と有線又は無線通信しつつ、スピーカ33及びスロット側通信部32を制御してもよい。
・例えば、図2に示すように、グローブボックス61を施錠可能とするキーシリンダ61bが設けられている構成において、メカニカルキー44を通じてキーシリンダ61bの施解錠状態の切り替えが可能に構成されていてもよい。この場合、グローブボックス61内におけるシェアキー40の不正な取得が抑制され、よりセキュリティ性を向上させることができる。
・上記実施形態においては、スロット側通信部32及びキー側通信部42間は無線通信であったが有線通信であってもよい。この場合、より簡易な構成とすることができる。
・上記実施形態においては、メインキーとして携帯端末10を採用していたが、シェアキー40と同様に通常の電子キーであってもよい。
・シェアキー40が車載用キースロット30に挿入された状態でのシェアキー40の有効化又は無効化を不可としてもよい。この場合であっても、携帯端末10及びシェアキー40の直接的な無線通信により有効化又は無効化が可能である。また、その他専用のツールを利用して、シェアキー40の有効化又は無効化が可能であってもよい。
次に、前記実施形態から把握できる技術的思想をその効果と共に記載する。
(イ)前記車載用キースロットにおける前記サブキーの有無を検出する挿入検出手段と、前記無線通信が可能な有効状態にある前記サブキーが前記挿入検出手段を通じて前記車載用キースロットに挿入された旨検出されたとき、ユーザに対して、前記サブキーを前記有効状態から、前記無線通信が不可能な無効状態へ切り替えるか否かを確認する確認手段と、を備えたキー状態切替システム。
この構成によれば、確認手段は、有効状態にあるサブキーが車載用キースロットに挿入されたとき、ユーザに対してサブキーを有効状態から無効状態へ切り替えるか否かを確認する。これにより、サブキーを車載用キースロットに収納する際に、サブキーを無効状態とすることを忘れることが抑制される。よって、セキュリティ性を向上させることができる。
なお、上記実施形態において、スピーカ14,33及びディスプレイ15及びこれらを制御する端末側制御部11及びECU21は確認手段の一例であって、キー挿入検出スイッチ36は挿入検出手段の一例である。
(ロ)前記サブキーを前記有効状態及び無効状態間で切り替える操作を検出する操作検出手段と、前記操作検出手段の検出結果に応じて、前記車載用キースロットに挿入される前記サブキーを前記有効状態及び無効状態間で切り替えるキー状態切替手段と、を備えたキー状態切替システム。
この構成によれば、ユーザは、確認手段を通じた確認を経て、車載用キースロットに挿入されたサブキーを有効状態から無効状態に切り替える操作を行う。これにより、キー状態切替手段は、サブキーを有効状態から無効状態に切り替える。
なお、上記実施形態において、操作検出部13は操作検出手段の一例であって、端末側制御部11はキー状態切替手段の一例である。
10…携帯端末、11…端末側制御部、12…端末側通信部、13…操作検出部、14…スピーカ、15…ディスプレイ、20…車両、21…ECU、22…車両側通信部、23…キーシステム通信部、30…車載用キースロット、32…スロット側通信部、33…スピーカ、34…収納穴、34a…露出溝、35…挿入規制パーツ、35a…先端部、36…キー挿入検出スイッチ、40…シェアキー、40a…収納穴、41…キー側制御部、42…キー側通信部、43…キーシステム通信部、44…メカニカルキー、44a…グリップ部、44b…キー部、61…グローブボックス、61a…開閉蓋、61b…キーシリンダ。

Claims (4)

  1. 車両との無線通信を通じた車両の制御を可能とするメインキー及びサブキーのうち、前記サブキーは前記無線通信が可能な有効状態及び前記無線通信が不可能な無効状態間で切り替え可能であって、前記サブキーを収納穴内に収納する車内に設けられる車載用キースロットにおいて、
    機械的な照合を経て前記車両の制御を行うことができるメカニカルキーが、前記サブキーに装着された状態での前記収納穴への前記サブキーの挿入を規制する、前記収納穴内に位置する挿入規制パーツを備えた車載用キースロット。
  2. 請求項1に記載の車載用キースロットにおいて、
    車内のグローブボックス内に設けられている車載用キースロット。
  3. 請求項2に記載の車載用キースロットにおいて、
    前記メカニカルキーを通じて前記グローブボックスを施錠可能に構成された車載用キースロット。
  4. 請求項1〜3のいずれか一項に記載の車載用キースロットにおいて、
    前記メインキーは電話機能を有する携帯端末である車載用キースロット。
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