JP2009293283A - 車両の電子キーシステム - Google Patents
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Abstract
【課題】複数の電子キーを備えている場合であれ、セキュリティレベルを高く維持することのできる車両の電子キーシステムを提供する。
【解決手段】この電子キーシステムは、車両10と無線通信を行う電子キー20がマスターキー21及びサブキー22,23から構成されるとともに、無線通信を通じたマスターキー21及びサブキー22,23の認証に基づいて、ドアロック機構15を通じた車両ドアのアンロックを実行する。また、このシステムでは、車両10のオーナが、マスターキー21を所持した状態でカーナビゲーション装置40を操作することで、サブキー22,23の認証に基づいた車両ドアのアンロックの実行を禁止することができる。ここでは、車両10にサブキー22,23を収容するためのケース30を設けた上で、サブキー22,23がケース30に収容されたとき、サブキー22,23の認証に基づいた車両ドアのアンロックの実行を強制的に禁止する。
【選択図】図1
【解決手段】この電子キーシステムは、車両10と無線通信を行う電子キー20がマスターキー21及びサブキー22,23から構成されるとともに、無線通信を通じたマスターキー21及びサブキー22,23の認証に基づいて、ドアロック機構15を通じた車両ドアのアンロックを実行する。また、このシステムでは、車両10のオーナが、マスターキー21を所持した状態でカーナビゲーション装置40を操作することで、サブキー22,23の認証に基づいた車両ドアのアンロックの実行を禁止することができる。ここでは、車両10にサブキー22,23を収容するためのケース30を設けた上で、サブキー22,23がケース30に収容されたとき、サブキー22,23の認証に基づいた車両ドアのアンロックの実行を強制的に禁止する。
【選択図】図1
Description
本発明は、車両と電子キーとの間の無線通信を通じて車両の各種制御を実行する車両の電子キーシステムに関し、特に電子キーを複数備える車両の電子キーシステムに関する。
電子キー(携帯機)を所持した車両オーナが車両ドアに接近することにより車両ドアのアンロックが自動的に実行されるとともに、車両オーナが車室内に入ることによりエンジンの始動などが許可される、いわゆる電子キーシステムが周知である。そして従来、このような電子キーシステムとしては、例えば特許文献1に記載のシステムが知られている。図5に、この特許文献1に記載のシステムも含めて、従来一般に採用されている電子キーシステムの概要を示す。
同図5に示されるように、この電子キーシステムでは、例えば車両ドアに設けられた室外送信装置11から車両ドアの周辺に設定された通信可能エリアAにリクエスト信号を送信するとともに、車室内に設けられた室内送信装置12から同車室内に設定された通信可能エリアBにリクエスト信号を送信する。またこの電子キーシステムでは、上記室外送信装置11及び室内送信装置12から送信されたリクエスト信号を受信するとともに、この受信したリクエスト信号に対して識別コード(IDコード)などの情報を含む応答信号を送信する電子キー20を車両10のオーナが所持する。すなわち、電子キー20を所持した車両オーナが通信可能エリアA、あるいは通信可能エリアBに進入することによって、同電子キー20から応答信号が送信される。そしてこのシステムにおいて、電子キー20から送信された応答信号は車室内に設けられた受信装置13により受信されて、車両10にかかる各種制御を実行する車両側制御装置14に伝達される。同制御装置14では、この受信された応答信号に含まれる電子キー20のIDコードと同制御装置14内のメモリに予め記憶されているIDコードとの照合を行い、この照合を通じて電子キー20の認証が行われると、例えば車両ドアに設けられているドアロック機構15をアンロックしたり、あるいはエンジンの始動を許可するなどの車両制御を実行する。このような電子キーシステムによれば、車両オーナの直接的な手動操作によることなく車両10の各種操作が自動的に行われるようになるため、車両10の操作にかかる利便性が大きく向上するようになる。
一方、こうした電子キーシステムにあっては、上記電子キー20が、主に車両オーナによって使用されるマスターキーと、例えば車両オーナ以外の者に貸し出すことを目的として使用されるなど、マスターキーの代わりに補助的に使用されるサブキーとの2種類の電子キーからなるものがある。ここで、こうした電子キーシステムにあっては、一般に、マスターキーは、上述の車両ドアのアンロックやエンジンの始動許可にかかる処理を含め、例えば上記通信可能エリアBに位置していることを条件に車室内のカーナビゲーション装置の使用許可にかかる処理が実行されるなど、車両制御にかかる各種処理を総括的に実行することのできる電子キーとしての機能を有している。一方、サブキーは、上記車両ドアのアンロックやエンジンの始動許可にかかる処理は実行されるが、上記通信可能エリアBに位置していたとしてもカーナビゲーション装置の使用許可にかかる処理が実行されないなど、車両制御にかかる各種処理の実行に制限の設けられた電子キーとしての機能を有している。こうした電子キーシステムによれば、例えばホテルを利用する際に従業員に車両10を駐車場まで運んでもらうサービス、いわゆるバレットパーキングサービスを利用する際に、車両オーナは従業員にサブキーを貸し出すようにすれば、車両オーナの知らない間にカーナビゲーション装置が操作されるなどの不正使用を防止することができるようになる。このため、電子キーシステムとしてのセキュリティレベルを向上させることができるようになる。
特開2001−311333号公報
このように、電子キーシステムとしてマスターキー及びサブキーの2種類の電子キーを備えるようにすることで、確かに電子キーシステムとしてのセキュリティレベルを向上させることができるようになる。ただし、車両オーナによって常時携帯所持されるマスターキーと異なり、サブキーは、例えば車室内のグローブボックスなどに収容されたままの状態で放置されることがあるため、第三者によって盗難されて不正に使用されるなどの懸念がある。そこで、こうした懸念を払拭するために、例えばマスターキーとサブキーとに互いに異なるIDコードをそれぞれ設定するようにした上で、車両オーナによるカーナビゲーション装置の操作などを通じてサブキーのIDコードを有効/無効に設定することのできる電子キーシステムなどが考えられる。すなわち、こうした電子キーシステムによれば、サブキーのIDコードを無効にすることで、上記車両ドアのアンロックやエンジンの始動許可にかかる処理を含む、サブキーの認証に基づく車両制御にかかる各種処理の実行を完全に禁止することができるようになる。したがって、車両オーナは、例えばサブキーの貸出時にそのIDコードを有効にするとともに、返却時にそのIDコードを無効にするなど、サブキーの使用状況に応じて適宜にその機能を有効/無効にすることで、上述のような第三者によるサブキーの不正使用を好適に防止することができるようになる。
しかしながら、サブキーのIDコードの有効/無効の切り替えが車両オーナの操作によるものであるため、車両オーナが、例えばサブキーの返却時にそのIDコードを無効にする操作を忘れて、サブキーをそのままグローブボックスに収容してしまうような状況も想定される。すなわち、このような状況にあっては、上述の第三者によるサブキーの不正使用を防止することができないおそれがある。
このように、マスターキーやサブキーのような複数の電子キーを備える電子キーシステムに関しては、高いセキュリティレベルを維持しようとすると、未だ改良の余地を残すものとなっている。
本発明は、こうした実情に鑑みてなされたものであり、その目的は、複数の電子キーを備えている場合であれ、セキュリティレベルを高く維持することのできる車両の電子キーシステムを提供することにある。
上記課題を解決するために、請求項1に記載の発明は、車両と複数の電子キーとの間の無線通信を通じて前記電子キーの認証が行われることで車両制御にかかる各種処理が実行されるとともに、前記複数の電子キーが、前記車両制御にかかる各種処理を総括的に実行することのできるマスターキーと、前記車両制御にかかる各種処理の実行に制限を設けることのできるサブキーとからなり、車載装置に対する所定の操作に基づいて、前記サブキーの認証に基づく前記車両制御にかかる各種処理の実行の制限とその制限の解除とが行われる車両の電子キーシステムであって、前記車両には、前記サブキーを収容するための収容部が設けられ、前記サブキーが前記収容部に収容されたとき、前記サブキーの認証に基づく前記車両制御にかかる各種処理の実行が強制的に制限されることを要旨としている。
前述のように、電子キーシステムとしてマスターキー及びサブキーの2種類の電子キーを備えるようにすれば、例えばバレットパーキングサービスなどを利用する際に、車両オーナはサブキーを貸し出すことで、車両オーナの知らない間に車載装置が操作されるなどの不正使用を防止することができるため、システムとしてのセキュリティレベルを向上させることができるようになる。また、車載装置に対する所定の操作に基づいて、サブキーの認証に基づく車両制御にかかる各種処理の実行の制限とその制限の解除とを行うようにすれば、車両オーナは、サブキーの使用状況に応じて適宜にその機能を制限することができるため、第三者によるサブキーの不正使用を好適に防止することができるようになることも前述した通りである。ただし、サブキーが返却された際に、車両オーナが車載装置に対して所定の操作を行うことを忘れて、サブキーが機能の制限されていない状態で放置されるようなことがあると、上記第三者によるサブキーの不正使用を防止することができないおそれがある。この点、同構成によれば、サブキーの返却の際に車両オーナが車載装置に対する所定の操作を忘れるようなことがあったとしても、サブキーが収容部に収容されたときに自動的にその機能が制限されるようになる。このため、上記第三者によるサブキーの不正使用を好適に防止することができるようになり、ひいては電子キーシステムのセキュリティレベルを高く維持することができるようになる。
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の車両の電子キーシステムにおいて、前記マスターキー及びサブキーは、異なる識別コードをそれぞれ有するとともに、前記車両は、前記マスターキー及びサブキーの識別コードがそれぞれ登録された識別コードデータベースを有し、前記無線通信を通じて前記マスターキー及びサブキーの識別コードと前記識別コードデータベースに登録された識別コードとを照合することで前記マスターキー及びサブキーの認証を行い、且つ、前記サブキーが収容部に収容されたことを検出したとき、同収容部に収容されたサブキーとの間の無線通信を通じて同サブキーの識別コードを検出するとともに、同検出された識別コードを有するサブキーの認証に基づく前記車両制御にかかる各種処理の実行を強制的に制限することを要旨としている。
サブキーが収容部に収容されたときにサブキーの認証に基づく車両制御にかかる各種処理の実行を強制的に制限するようにすることで、確かに電子キーシステムのセキュリティレベルを高く維持することができるようになる。ただし、サブキーが収容部に収容されたときに、全てのサブキーの機能を強制的に制限するようにしたとすると、例えば貸出中のサブキーの機能も強制的に制限されて、同貸出中のサブキーが突然使用することができなくなるなどの不都合が生じるおそれがある。この点、同構成によるように、収容部に収容されたサブキーの識別コードを検出するとともに、この検出された識別コードを有するサブキーの認証に基づく車両制御にかかる各種処理の実行を強制的に制限するようにすれば、貸出中のサブキーが突然使用することができなくなるなどの不都合を回避することができるため、サブキーの利便性をそのまま維持することができるようになる。
請求項3に記載の発明は、請求項2に記載の車両の電子キーシステムにおいて、前記車載装置に対する所定の操作に基づいて、前記サブキーの識別コードが有効/無効に設定されるとともに、前記車両は、前記無線通信を通じて認証されたサブキーが前記無効とされる識別コードを有するサブキーである旨を判断したとき、前記車両制御にかかる各種制御を制限する処理を実行するものであって、前記収容部に収容されたサブキーと前記車両との間の無線通信を通じて検出された識別コードを有するサブキーの認証に基づく前記車両制御にかかる各種処理の実行の強制的な制限が、同検出された識別コードを無効に設定する処理を実行することで行われることを要旨としている。
本発明にかかる車両の電子キーシステムによれば、複数の電子キーを備えている場合であれ、セキュリティレベルを高く維持することができる。
以下、本発明にかかる車両の電子キーシステムの一実施形態について図1〜図4を参照して説明する。なお、本実施形態にかかる車両の電子キーシステムの基本構成は、先の図5に例示した電子キーシステムと同様である。図1は、こうした電子キーシステムの概要を模式的に示したものであり、はじめに、図1を参照して、この電子キーシステムの構成を説明する。
同図1に示されるように、この電子キーシステムも、車両10と電子キー(携帯機)20との間の無線通信を通じて、前述した車両ドアをアンロックしたり、あるいはエンジンの始動を許可するなどの車両制御にかかる各種処理を実行するシステムである。ここで、電子キー20は、主に車両10のオーナによって使用されるマスターキー21と、例えば車両オーナ以外の者に貸し出すことを目的として使用されるなど、マスターキー21の代わりに補助的に使用される第1及び第2のサブキー22,23とから構成されている。ちなみに、マスターキー21は、上記車両ドアのアンロックやエンジンの始動許可にかかる処理を含め、例えば前述した通信可能エリアBに位置していることを条件にカーナビゲーション装置40の使用許可にかかる処理が実行されるなど、車両制御にかかる各種処理を総括的に実行することのできる電子キーとしての機能を有している。一方、サブキー22,23は、上記車両ドアのアンロックやエンジンの始動許可にかかる処理は実行されるが、上記通信可能エリアBに位置していたとしてもカーナビゲーション装置40の使用許可にかかる処理が実行されないなど、車両制御にかかる各種処理の実行に制限の設けられた電子キーとしての機能を有している。また、これらマスターキー21及びサブキー22,23は、互いに異なる識別コード(IDコード)IDA,IDB,IDCをそれぞれ有し、前述した車両から送信されるリクエスト信号に対してIDコードIDA,IDB,IDCを含む応答信号を送信する。一方、車両10には、車両ドアの周辺に設定された通信可能エリアAに前述のリクエスト信号を送信するための室外送信装置11と、車室内に設定された通信可能エリアBにリクエスト信号を送信する室内送信装置12と、上記マスターキー21及びサブキー22,23から送信される応答信号を受信するための受信装置13とが設けられている。また、この車両10では、電子キーシステムで把握しているマスターキー21の位置が上記通信可能エリアB内の位置であることを条件に、例えば車両オーナによる上記カーナビゲーション装置40の操作を通じて、サブキー22,23のIDコードIDB,IDCを有効/無効にすることもできる。そして、カーナビゲーション装置40やドアロック機構15などの車載装置にかかる各種処理、室外送信装置11や室内送信装置12による上記リクエスト信号の送信制御、並びに受信装置13を通じて受信される上記応答信号の処理が、車両10に搭載されている車両側制御装置14を通じて統括的に行われる。ちなみにこの制御装置14は、上記マスターキー21及びサブキー22,23のIDコードIDA,IDB,IDCの情報が予め登録されたIDコードデータベース14aを有している。一方、車両10のグローブボックス16の内部には、上記サブキー22,23を収容するためのケース30が設けられており、これらサブキー22,23は通常、このケース30内に収容されて保管されるとともに、貸出時にこのケース30から取り出されて使用される。
次に、図2を参照して、ケース30の構造の詳細について説明する。ここで、図2は、ケース30の断面構造を示したものである。
同図2に示されるように、このケース30は、箱体状に形成されるとともに、その右側面に開口部の形成された2つの収容空間31,32を有しており、上記サブキー22,23を開口部から挿入して収容空間31,32内に収容することのできる構造となっている。また、このケース30には、これら収容空間31,32内にサブキー22,23が収容されていないときにオフ状態となり、収容されているときにオン状態となる第1及び第2のサブキー検出スイッチ33,34が設けられている。ちなみに、これらのサブキー検出スイッチ33,34は、接触式のスイッチであり、収容空間31,32の内壁から突出するかたちで配置された接触部33a,34aをそれぞれ有して、これら接触部33a,34aが収容空間31,32の内壁から突出している状態のときにオフ状態となる。また、これらのサブキー検出スイッチ33,34は、サブキー22,23の収容空間31,32への挿入に伴って、接触部33a,34aが収容空間31,32の内壁に埋没したときにオン状態となる。一方、ケース30には、サブキー検出スイッチ33,34のいずれか一方がオフ状態からオン状態となったときに、上記収容空間31,32を含む通信可能エリアCにリクエスト信号を送信するケース内送信装置35が設けられている。すなわち、この電子キーシステムでは、ケース内送信装置35から通信可能エリアCにリクエスト信号を送信することで、ケース30内に収容されているサブキーと車両10との間で無線通信を行うことが可能となっている。
同図2に示されるように、このケース30は、箱体状に形成されるとともに、その右側面に開口部の形成された2つの収容空間31,32を有しており、上記サブキー22,23を開口部から挿入して収容空間31,32内に収容することのできる構造となっている。また、このケース30には、これら収容空間31,32内にサブキー22,23が収容されていないときにオフ状態となり、収容されているときにオン状態となる第1及び第2のサブキー検出スイッチ33,34が設けられている。ちなみに、これらのサブキー検出スイッチ33,34は、接触式のスイッチであり、収容空間31,32の内壁から突出するかたちで配置された接触部33a,34aをそれぞれ有して、これら接触部33a,34aが収容空間31,32の内壁から突出している状態のときにオフ状態となる。また、これらのサブキー検出スイッチ33,34は、サブキー22,23の収容空間31,32への挿入に伴って、接触部33a,34aが収容空間31,32の内壁に埋没したときにオン状態となる。一方、ケース30には、サブキー検出スイッチ33,34のいずれか一方がオフ状態からオン状態となったときに、上記収容空間31,32を含む通信可能エリアCにリクエスト信号を送信するケース内送信装置35が設けられている。すなわち、この電子キーシステムでは、ケース内送信装置35から通信可能エリアCにリクエスト信号を送信することで、ケース30内に収容されているサブキーと車両10との間で無線通信を行うことが可能となっている。
図3は、こうした電子キーシステムのシステム構成をブロック図として示したものであり、次に、この図3を参照して、本実施形態にかかる電子キーシステムの動作を具体的に説明する。
例えばいま、車両10の室外送信装置11から通信可能エリアAにリクエスト信号が発せられているとするときに、車両オーナが所持するマスターキー21がこの通信可能エリアAに進入したとすると、次のような態様にて車両10とマスターキー21との間での信号授受が実行される。すなわちこの電子キーシステムでは、車両10の室外送信装置11から送信されたリクエスト信号がマスターキー21の受信装置21aにより受信されるとともに、このリクエスト信号がマスターキー21の制御装置21cに伝達される。マスターキー21の制御装置21cは、こうしたリクエスト信号の伝達に基づき、内蔵するメモリに記憶されているIDコードIDAを含む応答信号を生成してこれをマスターキー21の送信装置21bに伝達するとともに、この応答信号を上記車両10に送信する。このようにして応答信号が送信されることにより、上記車両の受信装置13はこれを受信するとともに、受信した応答信号を上記車両側制御装置14に伝達する。これにより車両側制御装置14は、前述のように、伝達された応答信号に含まれるIDコードIDAと上記IDコードデータベース14aに登録されたIDコードとの照合を行い、この照合を通じてマスターキー21の認証が行われると、制御対象であるドアロック機構15を通じた車両ドアのアンロックなどを実行する。なお、サブキー22,23も、マスターキー21と同様に、受信装置22a,23a、送信装置22b,23b、及び制御装置22c,23cをそれぞれ有しており、こうした一連の動作を同様に行う。
一方、例えばいま、貸出中であった第1のサブキー22が車両オーナに返却されたとしたときに、車両オーナがマスターキー21を所持した状態で上記通信可能エリアB内に進入し、カーナビゲーション装置40を通じて第1のサブキー22のIDコードIDBを無効にする操作を行ったとする。このとき、この電子キーシステムでは、IDコードIDBを無効にする操作が行われた旨がカーナビゲーション装置40から車両側制御装置14に伝達され、車両側制御装置14は、この伝達された情報、及びマスターキー21が上記通信可能エリアB内に位置しているといった情報に基づいて、上記IDコードデータベース14aに登録された識別コードのうちのIDコードIDBを無効に設定する。そして、車両側制御装置14では、上記応答信号に含まれるIDコードの照合を通じた電子キーの認証の際に、認証された電子キーが上記無効とされるIDコードIDBを有する第1のサブキー22である旨を判断したとき、上記ドアロック機構15を通じた車両ドアのアンロックなどの実行を禁止する。これにより、第1のサブキー22の認証に基づく車両制御にかかる各種処理が完全に禁止され、第1のサブキー22の機能が無効になる。ちなみに、この電子キーシステムでは、マスターキー21を所持した車両オーナが、上記通信可能エリアB内に位置している状態で、カーナビゲーション装置40を通じて第1のサブキー22のIDコードIDBを有効にする操作を行ったとすると、IDコードデータベース14aに登録されたIDコードのうちのIDコードIDBが無効から有効へと切り替わり、第1のサブキー22の機能が有効になる。同様に、マスターキー21を所持した車両オーナがカーナビゲーション装置40を通じて第2のサブキー23のIDコードIDCを有効/無効にする操作を行ったとすると、第2のサブキー23の機能も有効/無効になる。
ところで、こうしたサブキー22,23のIDコードIDB,IDCを有効/無効にする操作が車両オーナによる操作である場合、車両オーナが、例えば第1のサブキー22の返却時にIDコードIDBを無効にする操作を忘れてそのまま第1のサブキー22をグローブボックス16に収容してしまうような状況も想定される。すなわち、このような状況にあっては、第1のサブキー22を盗難した第三者がこれを不正に使用するなどの懸念がある。
そこで、上記車両側制御装置14では、上記サブキー検出スイッチ33,34のオン/オフ情報、及び上記ケース内送信装置35からのリクエスト信号の送信の制御を通じて、上記ケース30内にサブキー22,23のいずれか一方が収容された際に、ケース30内に収容されているサブキーのIDコードを自動的に無効にするようにしている。
図4は、ケース30に収容されたサブキーのIDコードを自動的に無効にする処理について、車両側制御装置14を通じて実行される処理の手順をフローチャートとして示したものであり、次に、この図4を参照して同処理の具体的な手順を説明する。なお、図4に示す処理は、上記ケース30からサブキー22,23の少なくとも一方が取り出されているときに所定の演算周期をもって繰り返し実行される。
同図4に示されるように、この処理では、はじめに、上記サブキー検出スイッチ33,34のオン/オフ情報に基づき、ケース30にサブキー22,23のいずれか一方が収容されたか否かが判断される(ステップS10)。具体的には、サブキー検出スイッチ33,34のいずれか一方がオフ状態からオン状態となった旨が検出されたとき、ケース30にサブキー22,23のいずれか一方が収容された旨が判断される。そして、ケース30にサブキー22,23のいずれか一方が収容された旨が検出された場合には(ステップS10:YES)、ケース内送信装置35から上記通信可能エリアCに所定の周期でリクエスト信号が送信されるとともに(ステップS11)、このリクエスト信号に対して応答信号を受信することができたか否かが判断される(ステップS12)。ちなみに、このステップS12の処理において、応答信号を受信することができないまま(ステップS12:NO)、ステップS15の処理においてリクエスト信号を所定回数送信した旨が判断された場合には(ステップS15:YES)、同処理はそのまま終了される。
一方、ステップS12の処理を通じて、応答信号を受信することができた旨が判断された場合には(ステップS12:YES)、応答信号に含まれるIDコードと上記IDコードデータベース14aに登録されたIDコードとの照合を行い、この照合を通じて、ケース30内のサブキーの収容情報が取得される(ステップS13)。このステップS13の検出処理は、具体的には、以下の(a1)〜(a3)に示す処理として行われる。
(a1)応答信号にIDコードIDBが含まれていた場合。この場合には、ケース30内に第1のサブキー22が収容されているといった情報が取得される。
(a2)応答信号にIDコードIDCが含まれていた場合。この場合には、ケース30内に第2のサブキー23が収容されているといった情報が取得される。
(a2)応答信号にIDコードIDCが含まれていた場合。この場合には、ケース30内に第2のサブキー23が収容されているといった情報が取得される。
(a3)応答信号にIDコードIDB,IDCの両方が含まれていた場合。この場合には、ケース30内に第1及び第2のサブキー22,23が両方とも収容されているといった情報が取得される。
(a4)応答信号にIDコードIDB,IDCのいずれのIDコードも含まれていなかった場合。この場合には、ケース30内に第1及び第2のサブキー22,23が収容されていないといった情報が取得される。
すなわち、このステップS13の処理は、ケース30内に収容されているサブキーの情報を、ケース30に収容されているサブキーと車両10との間の無線通信を利用して取得する処理である。そして、続くステップS14の処理として、このステップS13を通じて取得されたケース30内のサブキーの収容情報に基づいて、ケース30内に収容されているサブキーのIDコードが上記IDコードデータベース14aにおいて無効とされる。このステップS14の処理は、具体的には、以下の(b1)〜(b4)に示す処理として行われる。
(b1)ステップS13の処理で上記(a1)に示す情報が取得されいた場合には、上記IDコードデータベース14aにおいてIDコードIDBを無効に設定する。
(b2)ステップS13の処理で上記(a2)に示す情報が取得されいた場合には、上記IDコードデータベース14aにおいてIDコードIDCを無効に設定する。
(b2)ステップS13の処理で上記(a2)に示す情報が取得されいた場合には、上記IDコードデータベース14aにおいてIDコードIDCを無効に設定する。
(b3)ステップS13の処理で上記(a3)に示す情報が取得されいた場合には、上記IDコードデータベース14aにおいてIDコードIDB,IDCの両方を無効に設定する。
(b4)ステップS13の処理で上記(a4)に示す情報が取得されいた場合には、上記IDコードデータベース14aの情報をそのまま維持する。
すなわち、このステップS14の処理は、ケース30に収容されているサブキーのIDコードのみを無効にする処理である。そして、このステップS14の処理の後、車両側制御装置14は、この一連の処理を一旦終了する。
すなわち、このステップS14の処理は、ケース30に収容されているサブキーのIDコードのみを無効にする処理である。そして、このステップS14の処理の後、車両側制御装置14は、この一連の処理を一旦終了する。
電子キーシステムとしてのこうした構成によれば、車両オーナがサブキー22,23をケース30に収容する際に、サブキー22,23のIDコードIDB,IDCを無効にする操作を忘れたとしても、サブキー22,23がケース30に収容されたときに自動的にそれらのサブキー22,23の機能が無効になる。このため、上記第三者によるサブキー22,23の不正使用を好適に防止することができるようになり、ひいては電子キーシステムのセキュリティレベルを高く維持することができるようになる。
ところで、こうした電子キーシステムでは、ケース30にサブキー22,23のいずれか一方が収容された際に、サブキー22,23のIDコードIDB,IDCの両方を無効にするといった処理を行うといった手法も考えられるが、このような処理を行った場合には、以下のような不都合が懸念される。まず、例えばサブキー22,23の両方が貸し出されているとしたときに、第1のサブキー22のみが返却されて、車両オーナがこの返却された第1のサブキー22をケース30に収容したとする。このとき、貸出中の第2のサブキー23のIDコードIDBが無効になってその機能が制限されてしまうと、第2のサブキー23が突然使用することができなくなるなどの不都合が生じるおそれがある。この点、本実施形態にかかる電子キーシステムでは、ケース30に第1のサブキー22が収容されたときには、第1のサブキー22のIDコードIDBのみが無効になるため、貸出中の第2のサブキー23が突然使用することができなくなるなどの不都合を回避することができ、ひいては第2のサブキー23の利便性をそのまま維持することができるようになる。
以上説明したように、本実施形態にかかる車両の電子キーシステムによれば、以下のような効果が得られるようになる。
(1)車両にサブキー22,23を収容するためのケース30を設けた上で、サブキー22,23がケース30に収容されたとき、これらのサブキー22,23のIDコードIDB,IDCを無効にすることで、サブキー22,23の認証に基づく上記車両ドアのアンロックなどの実行を強制的に禁止するようにした。これにより、車両オーナがサブキー22,23をケース30に収容する際に、これらのサブキー22,23のIDコードIDB,IDCを無効にする操作を忘れたとしても、ケース30にサブキー22,23が収容されたときに自動的にそれらのIDコードIDB,IDCが無効になる。したがって、上記第三者によるサブキー22,23の不正使用を好適に防止することができるようになり、ひいては電子キーシステムのセキュリティレベルを高く維持することができるようになる。
(1)車両にサブキー22,23を収容するためのケース30を設けた上で、サブキー22,23がケース30に収容されたとき、これらのサブキー22,23のIDコードIDB,IDCを無効にすることで、サブキー22,23の認証に基づく上記車両ドアのアンロックなどの実行を強制的に禁止するようにした。これにより、車両オーナがサブキー22,23をケース30に収容する際に、これらのサブキー22,23のIDコードIDB,IDCを無効にする操作を忘れたとしても、ケース30にサブキー22,23が収容されたときに自動的にそれらのIDコードIDB,IDCが無効になる。したがって、上記第三者によるサブキー22,23の不正使用を好適に防止することができるようになり、ひいては電子キーシステムのセキュリティレベルを高く維持することができるようになる。
(2)サブキー22,23と車両10との間の無線通信を通じて、ケース30内のサブキーの収容情報を取得するとともに、取得したケース30内のサブキーの収容情報に基づいて、ケース30内に収容されているサブキーのIDコードのみを無効にするようにした。これにより、例えばケース30に第1のサブキー22が収容されたときには、第1のサブキー22のIDコードのみが無効になるため、貸出中の第2のサブキー23が突然使用することができなくなるなどの不都合を回避することができ、第2のサブキー23の利便性をそのまま維持することができるようになる。
なお、上記実施形態は、これを適宜変更した以下の形態にて実施することもできる。
・上記実施形態では、サブキーが2つの電子キーから構成されていたが、1つの電子キー、あるいは3つ以上の電子キーから構成されていてもよい。また、こうしたサブキーの数に応じて、上記ケースの収容空間の数を増減させてもよい。
・上記実施形態では、サブキーが2つの電子キーから構成されていたが、1つの電子キー、あるいは3つ以上の電子キーから構成されていてもよい。また、こうしたサブキーの数に応じて、上記ケースの収容空間の数を増減させてもよい。
・上記実施形態では、マスターキー21及びサブキー22,23の認証に基づく車両制御として、ドアロック機構15を通じた車両ドアをアンロックする制御などを例示したが、例えばドアロック機構15を通じて車両ドアをロックする制御や、車両のトランクドアをアンロックする制御などを採用するようにしてもよい。
・上記実施形態では、サブキー検出スイッチ33,34を、接触式のスイッチとして構成するようにしたが、例えば磁気抵抗効果素子などの磁気検出素子を利用した非接触式のスイッチとして構成するようにしてもよい。
・上記実施形態では、サブキー22,23を収容するための収容部としてのケース30を、グローブボックス16内に設けるようにしたが、これに代えて、例えば車両のコンソールボックス内など、車両の乗員から見えにくい適宜の場所に設けるようにしてもよい。
・上記実施形態では、サブキー22,23のIDコードIDB,IDCを無効にする操作として、カーナビゲーション装置40に対する操作を採用するようにした。これに代えて、例えばサブキー22,23のIDコードIDB,IDCを有効/無効を操作するための専用の装置を車室内のセンターコンソールに設けた上で、この専用の装置に対する装置を採用するようにしてもよい。
・上記実施形態では、サブキー22,23と車両10との間のリクエスト信号及び応答信号の授受を利用して、ケース30内に収容されているサブキーのIDコードを検出するようにした。これに代えて、例えばサブキー22,23がトランスポンダ機能を有している場合には、サブキー22,23と車両10との間のトランスポンダ通信を利用してケース30内に収容されているサブキーのIDコードを検出するようにしてもよい。
・上記実施形態では、サブキー22,23がケース30内に収容されたときに、ケース30に収容されているサブキーのIDコードのみを無効にするようにしたが、サブキー22,23の使用環境によっては、ケース30に収容されているか否かにかかわらず、サブキー22,23のIDコードIDB,IDCを両方とも無効にするようにしてもよい。
・上記実施形態では、マスターキー21やサブキー22,23といった電子キー20の認証が、IDコードの照合を利用して行われるものであった。これに代えて、例えば車両10と電子キー20との間で互いに共通する暗号鍵を持ち合い、乱数データ(チャレンジコード)を暗号鍵で暗号化した結果を交換することにより認証を行う、いわゆるチャレンジ・レスポンス認証を利用するようにしてもよい。
・上記実施形態では、サブキー22,23のIDコードIDB,IDCを無効にする操作が行われたときに、同サブキー22,23の認証に基づく上記車両ドアのアンロックの実行などの車両制御にかかる各種処理を完全に禁止するようにした。これに代えて、例えば、サブキー22,23のIDコードIDB,IDCを無効にする操作が行われたときに、上記車両ドアのアンロックにかかる処理は行うが、エンジンの始動許可にかかる処理は行わないなど、車両制御にかかる各種処理の実行を制限するようにしてもよい。
・上記実施形態では、サブキー22,23が、カーナビゲーション装置40の使用許可にかかる処理の実行等に制限の設けられたものであったが、例えば、カーナビゲーション装置40の使用許可にかかる処理の実行などを含め、車両制御にかかる各種処理を総括的に実行することのできるものであってもよい。要は、上記カーナビゲーション装置40などの操作を通じて、サブキー22,23の認証に基づく車両制御にかかる各種処理の実行の制限とその制限の解除とが実行されるものであればよい。
(付記)
次に、上記実施形態及びその変形例から把握できる技術的思想について追記する。
(付記)
次に、上記実施形態及びその変形例から把握できる技術的思想について追記する。
(イ)請求項1〜3のいずれか一項に記載の車両の電子キーシステムにおいて、前記車載装置に対する所定の操作が、前記車両に搭載されるカーナビゲーション装置に対する操作であることを特徴とする車両の電子キーシステム。具体的には、付記イに記載の発明によるように、車載装置に対する所定の操作としては、例えば車両に搭載されるカーナビゲーション装置に対する操作を採用することができる。
(ロ)請求項1〜3、及び付記イのいずれか一項に記載の車両の電子キーシステムにおいて、前記収容部は、車両のグローブボックス内に設けられるとともに、前記サブキーが挿入される部分となる収容空間を有する箱体として形成されてなることを特徴とする車両の電子キーシステム。具体的には、付記ロに記載の発明によるように、収容部を、車両のグローブボックス内に設けるとともに、サブキーが挿入される部分となる収容空間を有する箱体として形成するといった構成を採用することができる。
(ハ)付記ロに記載の車両の電子キーシステムにおいて、前記収容部には、前記サブキーの前記収容空間への挿入に伴ってオン状態となるサブキー検出スイッチが設けられてなり、前記サブキーが前記収容部に収容されたことが、前記サブキー検出スイッチを通じて検出されることを特徴とする車両の電子キーシステム。具体的には、付記ハに記載の発明によるように、収容部にサブキーの収容空間への挿入に伴ってオン状態となるサブキー検出スイッチを設けた上で、サブキーが収容部に収容されたことをサブキー検出スイッチを通じて検出するといった構成を採用することができる。
(ニ)請求項1〜3、及び付記イ〜ハのいずれか一項に記載の車両の電子キーシステムにおいて、前記車両制御が、車両ドアをロック/アンロックする制御であることを特徴とする車両の電子キーシステム。具体的には、請求項ニに記載の発明によるように、車両制御として、例えば車両ドアをロック/アンロックする制御を採用することができる。
IDA,IDB,IDC…識別コード(IDコード)、10…車両、11…室外送信装置、12…室内送信装置、13…受信装置、14…車両側制御装置、14a…IDコードデータベース、15…ドアロック機構、16…グローブボックス、20…電子キー、21…マスターキー、21a,22a,23a…受信装置、21b,22b,23b…送信装置、21c,22c,23c…制御装置、22,23…サブキー、30…ケース、31,32…収容空間、33,34…サブキー検出スイッチ、33a,34a…接触部、35…ケース内送信装置、40…カーナビゲーション装置。
Claims (3)
- 車両と複数の電子キーとの間の無線通信を通じて前記電子キーの認証が行われることで車両制御にかかる各種処理が実行されるとともに、前記複数の電子キーが、前記車両制御にかかる各種処理を総括的に実行することのできるマスターキーと、前記車両制御にかかる各種処理の実行に制限を設けることのできるサブキーとからなり、車載装置に対する所定の操作に基づいて、前記サブキーの認証に基づく前記車両制御にかかる各種処理の実行の制限とその制限の解除とが行われる車両の電子キーシステムであって、
前記車両には、前記サブキーを収容するための収容部が設けられ、前記サブキーが前記収容部に収容されたとき、前記サブキーの認証に基づく前記車両制御にかかる各種処理の実行が強制的に制限される
ことを特徴とする車両の電子キーシステム。 - 前記マスターキー及びサブキーは、異なる識別コードをそれぞれ有するとともに、前記車両は、前記マスターキー及びサブキーの識別コードがそれぞれ登録された識別コードデータベースを有し、前記無線通信を通じて前記マスターキー及びサブキーの識別コードと前記識別コードデータベースに登録された識別コードとを照合することで前記マスターキー及びサブキーの認証を行い、且つ、前記サブキーが収容部に収容されたことを検出したとき、同収容部に収容されたサブキーとの間の無線通信を通じて同サブキーの識別コードを検出するとともに、同検出された識別コードを有するサブキーの認証に基づく前記車両制御にかかる各種処理の実行を強制的に制限する
請求項1に記載の車両の電子キーシステム。 - 前記車載装置に対する所定の操作に基づいて、前記サブキーの識別コードが有効/無効に設定されるとともに、前記車両は、前記無線通信を通じて認証されたサブキーが前記無効とされる識別コードを有するサブキーである旨を判断したとき、前記車両制御にかかる各種制御を制限する処理を実行するものであって、前記収容部に収容されたサブキーと前記車両との間の無線通信を通じて検出された識別コードを有するサブキーの認証に基づく前記車両制御にかかる各種処理の実行の強制的な制限が、同検出された識別コードを無効に設定する処理を実行することで行われる
請求項2に記載の車両の電子キーシステム。
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
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-
2008
- 2008-06-05 JP JP2008148122A patent/JP2009293283A/ja not_active Withdrawn
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