JP2014098242A - 車両の電子キーシステム - Google Patents

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Abstract

【課題】セキュリティ性が向上する車両の電子キーシステムを提供する。
【解決手段】この車両の電子キーシステムは、車両に搭載された車載機2と、電子キー1との間の無線通信を通じて電子キー1の認証を行い、同認証が成立することを条件に車両ドアを解錠する。ここでは、車載機2が、電子キー1との無線通信を通じて車両の周辺における電子キー1の移動軌跡を取得し、取得した電子キー1の移動軌跡と、予め登録されている登録移動軌跡とが一致するか否かに基づいて電子キー1の認証を行う。
【選択図】図1

Description

本発明は、車両に搭載された車載機と電子キーとの間の無線通信を通じて車両ドアの解錠などを許可する車両の電子キーシステムに関する。
この種の車両の電子キーシステムとしては、例えば特許文献1に記載のシステムがある。特許文献1に記載の電子キーシステムでは、車両が駐車状態であるとき、電子キーを所持したユーザが乗車しようとして車両に近づくと、車両に搭載された車載機と電子キーとの間で無線通信が行われる。車載機は、この無線通信を通じて電子キーの電子的な認証を行う。そして電子キーの認証が成立した場合、ユーザの手が車両のドアノブに接触したことを検出すると車両ドアを解錠する。このような電子キーシステムによれば、ユーザは電子キーを所持した状態で車両のドアノブに手を触れるだけで車両ドアを解錠できるため、利便性が向上する。
特開2012−12906号公報
ところで、このような電子キーシステムでは、ユーザが不注意で電子キーを落としたような場合、その電子キーを第三者が入手すると、第三者でも車両ドアを解錠できてしまう。このような状況では、第三者が車室内に侵入するおそれがあるため、セキュリティの観点からすると好ましくない。こうした第三者による車両の不正操作を防止するためにも、より高いセキュリティ性を有する電子キーシステムが望まれている。
なお、このような課題は、電子キーの認証に基づいて車両ドアの解錠を許可する電子キーシステムに限らず、電子キーの認証に基づいて車両の各種機器の動作を許可する電子キーシステムに共通する課題である。
本発明は、こうした実情に鑑みてなされたものであり、その目的は、セキュリティ性が向上する車両の電子キーシステムを提供することにある。
上記課題を解決するために、車両に搭載された車載機が、電子キーとの無線通信を通じて前記電子キーの認証を行い、同認証の成立を条件に車両の機器の動作を許可する車両の電子キーシステムにおいて、前記車載機が、前記電子キーとの無線通信を通じて前記車両の周辺における前記電子キーの移動軌跡を取得し、取得した電子キーの移動軌跡と、予め登録されている登録移動軌跡とが一致するか否かに基づいて前記電子キーの認証を行うこととした。
この構成によれば、電子キーを所持したユーザが車両の周辺を移動したとき、その移動軌跡と登録移動軌跡とが一致すれば、車両の機器の動作が許可される。よってユーザは登録移動軌跡を予め覚えておけば、電子キーを所持した状態で車両の周辺を移動するだけで車両の機器を操作できる。これに対し、登録移動軌跡を知らない第三者は、仮に電子キーを不正入手したとしても車両の機器を操作することはできない。したがって第三者による車両の機器の不正操作を防止できるため、セキュリティ性が向上する。
上記車両の電子キーシステムについて、前記車載機が、車両ドアが施錠状態であるとき、前記車両に対する特定の操作を検出した時点、あるいは前記電子キーに対して特定の操作が行われたときに前記電子キーから送信される無線信号を受信した時点から、車両ドアの解錠操作を検出するまでの間、前記電子キーの移動軌跡を取得し、取得した電子キーの移動軌跡に基づいて前記電子キーの認証を行うことが好ましい。
この構成によれば、電子キーを所持したユーザが車両あるいは電子キーに対して特定の操作を行った後、登録移動軌跡に沿うように車両の周辺を移動し、車両ドアを解錠すべく解錠操作を行うと、車載機が電子キーの移動軌跡を取得して電子キーの認証を行う。すなわち車両ドアの解錠に伴い電子キーの認証が自動的に行われる。このため利便性が向上する。
上記車両の電子キーシステムについて、前記登録移動軌跡が変更可能になっていることが好ましい。
この構成によれば、ユーザが登録移動軌跡の情報を適宜変更することにより、第三者に登録移動軌跡が認知され難くなるため、セキュリティ性を確保できる。
上記車両の電子キーシステムについて、前記車載機が、車両ドアが解錠状態であるとき、前記車両に対する特定の操作を検出した時点、あるいは前記電子キーに対して特定の操作が行われたときに前記電子キーから送信される無線信号を受信した時点から、車両ドアの施錠操作を検出するまでの間、前記電子キーの移動軌跡を取得し、取得した電子キーの移動軌跡を前記登録移動軌跡として用いることが好ましい。
この構成によれば、電子キーを所持したユーザが車両あるいは電子キーに対して特定の操作を行った後、車両の周辺を移動し、車両ドアを施錠すべく施錠操作を行うだけで登録移動軌跡の登録が完了するため、利便性が向上する。
上記車両の電子キーシステムについて、前記車載機が、前記登録移動軌跡が登録されている場合、前記電子キーの移動軌跡に基づく認証を用いて前記車両の機器の動作を許可し、前記登録移動軌跡が登録されていない場合、前記電子キーとの無線通信を通じた前記電子キーの認証に基づいて前記車両の機器の動作を許可することが好ましい。
この構成によれば、車載機に登録移動軌跡が登録されていない場合、車載機と電子キーとの無線通信に基づく認証が行われ、この認証が成立すれば車両の機器の動作が許可される。この場合、ユーザは、電子キーを所持していれば、車両の周辺を移動することなく車両の機器を操作できるため、利便性が向上する。これに対し、車載機に登録移動軌跡が登録されている場合、電子キーの移動軌跡に基づく認証が行われる。この場合、車両の機器を操作するためには、ユーザは電子キーを所持した状態で車両の周辺を移動しなければならないが、その分、セキュリティ性が高められる。したがって上記構成によれば、ユーザが登録移動軌跡の登録作業を行うか否かを選択することで、セキュリティ性及び利便性のいずれを優先するかを選択できるため、扱い易くなる。
上記車両の電子キーシステムについて、前記車載機が、前記電子キーの移動軌跡から前記車両周りの前記電子キーの周回数及びその周回方向を取得し、取得した電子キーの周回数及び前記周回方向を前記登録移動軌跡として用いることが好ましい。
この構成によれば、ユーザが電子キーを所持した状態で車両の周辺を移動したとき、その車両周りの周回数及び周回方向が登録移動軌跡と一致すれば認証が成立する。これによりユーザは認証を成立させ易くなるため、利便性が向上する。
上記車両の電子キーシステムについて、前記車載機が、前記電子キーの移動軌跡を取得している間、前記電子キーから送信される無線信号に基づいて前記電子キーに対する操作を取得し、取得した電子キーに対する操作と、予め登録されている電子キーに対する操作とが一致するか否かに基づいて前記電子キーの認証を更に行うことが好ましい。
この構成によれば、電子キーの移動軌跡のみならず、電子キーに対する操作も一致しなければ車両の機器を操作できないため、セキュリティ性が更に向上する。
この車両の電子キーシステムによればセキュリティ性が向上する。
車両の電子キーシステムの一実施形態についてその構成を示すブロック図。 実施形態の車両の電子キーシステムについてその車両に設けられた送信機からリクエスト信号が送信される通信エリアを模式的に示す図。 実施形態の車両の電子キーシステムについてその運転席のドアノブの斜視構造を示す斜視図。 実施形態の車両の電子キーシステムによる登録移動軌跡の登録処理の手順を示すフローチャート。 電子キーの時系列的な位置情報と電子キーの周回情報との関係を示す図表。 実施形態の車両の電子キーシステムによる電子キーの移動軌跡に基づく認証処理の手順を示すフローチャート。 実施形態の車両の電子キーシステムについてその動作例を模式的に示す図。
以下、車両の電子キーシステムの一実施形態について図1〜図7を参照して説明する。はじめに図1〜図3を参照して本実施形態の電子キーシステムの概要について説明する。
図1に示すように、この電子キーシステムは、車両のユーザが携帯所持する電子キー1、及び車両に搭載された車載機2から構成されている。
電子キー1は、押圧操作される操作スイッチ10を備えている。操作スイッチ10は、押圧操作されたときにその旨の信号を電子キー制御部13に出力する。また電子キー1は、車載機2から送信される無線信号を受信する受信機11、及び車載機2に無線信号を送信する送信機12を備えている。受信機11は、車載機2から送信される無線信号を受信すると、これを受信処理して電子キー制御部13に出力する。電子キー制御部13は、受信機11を介して受信された無線信号がリクエスト信号Srqである場合、メモリ13aに記憶された識別コード(IDコード)を含むレスポンス信号Srsを生成し、これを送信機12を通じて車載機2に送信する。また電子キー制御部13は、操作スイッチ10の出力信号に基づいて操作スイッチ10が操作されたことを検出すると、その旨の操作検出信号Sdを送信機12を通じて車載機2に送信する。
車載機2は、電子キー1から送信される無線信号を受信する受信機20、及び車両の周辺に設定された通信エリアに無線信号を送信する5つの送信機21〜25を備えている。受信機20は、電子キー1から送信される無線信号を受信すると、これを受信処理して車載制御部26に出力する。
図2に示すように、第1送信機21は、運転席のドア周辺に設定された第1通信エリアA1に無線信号を送信する。第2送信機22は、助手席のドア周辺に設定された第2通信エリアA2に無線信号を送信する。第3送信機23は、運転席側の後部座席のドア周辺に設定された第3通信エリアA3に無線信号を送信する。第4送信機24は、助手席側の後部座席のドア周辺に設定された第4通信エリアA4に無線信号を送信する。第5送信機25は、車両後方に設定された第5通信エリアA5に無線信号を送信する。
また図3に示すように、運転席のドアハンドル27には、車両ドアを施錠する際に押圧操作されるロックスイッチ28、及びユーザの手の接触を検出するタッチセンサ29が設けられている。
図1に示すように、ロックスイッチ28は、押圧操作されたときにその旨の信号を車載制御部26に出力する。タッチセンサ29は、ドアハンドル27への手の接触を静電容量変化に基づき検出する静電容量センサからなり、静電容量変化量を検出してその検出値を車載制御部26に出力する。車載制御部26は、これらロックスイッチ28及びタッチセンサ29の出力に基づいて車両のドアロック装置30を駆動させることにより、車両の全てのドアの施錠及び解錠を行う。
詳しくは、車載制御部26は車両ドアの解錠を次のように行う。車載制御部26は、車両が駐車状態であるとき、すなわち車両が停車していて且つ、車両ドアが施錠状態であるとき、第1〜第5送信機21〜25から各通信エリアA1〜A5にリクエスト信号Srqを間欠的に送信する。これにより電子キー1を所持したユーザが乗車しようとして第1〜第5通信エリアA1〜A5のいずれかに進入すると、電子キー1がリクエスト信号Srqを受信するため、電子キー1からレスポンス信号Srsが送信される。このとき車載制御部26は受信機20を介してレスポンス信号Srsを受信すると、それに含まれるIDコードと、メモリ26aに記憶されたIDコードとの照合を行う。そして車載制御部26は、それぞれのIDコードが一致することを条件に電子キー1の認証が成立したと判断し、車両ドアの解錠を許可する。また車載制御部26は、車両ドアの解錠が許可されている状況で、タッチセンサ29により検出される静電容量変化量に基づいてユーザの手がドアハンドル27に触れたことを検出すると、ドアロック装置30を駆動して車両ドアを解錠する。
また車載制御部26は車両ドアの施錠を次のように行う。車載制御部26は、車両ドアが解錠状態であるとき、ロックスイッチ28が操作されたことを検出すると、第1〜第5送信機21〜25から各通信エリアA1〜A5にリクエスト信号Srqを送信する。このとき電子キー1を所持したユーザが第1〜第5通信エリアA1〜A5のいずれかに位置していると、電子キー1がリクエスト信号Srqを受信するため、電子キー1からレスポンス信号Srsが送信される。このとき車載制御部26は受信機20を介してレスポンス信号Srsを受信すると、上記のようなIDコードの照合に基づく電子キー1の認証を行い、同認証が成立することを条件にドアロック装置30を駆動して車両ドアを施錠する。
一方、この電子キーシステムでは、電子キー1との無線通信を利用したIDコード認証とは別に、電子キー1の移動軌跡に基づく認証を用いることで車両ドアを解錠できるようになっている。電子キー1の移動軌跡に基づく認証を利用するためには、その前提作業をドア施錠時に行う必要がある。すなわちユーザは、車両ドアを施錠する際、例えば運転席のドア近傍に立った状態で、ロックスイッチ28を操作する前に、電子キー1に設けられた操作スイッチ10を操作する。その後、電子キー1を所持した状態で車両の周囲を回るように移動し、ロックスイッチ28を操作する。これによりユーザが電子キー1の操作スイッチ10を操作して以降、ロックスイッチ28を操作するまでの電子キー1の移動軌跡が登録移動軌跡として車載機2に登録される。そして車両ドアを解錠する際には、ユーザは運転席のドア近傍に立った状態で電子キー1の操作スイッチ10を操作した後、電子キー1を所持した状態でドア施錠時と同様に車両の周囲を移動し、ドアハンドル27に手を触れる。このときユーザが操作スイッチ10を操作して以降、ドアハンドル27に手を触れるまでの電子キー1の移動軌跡と登録移動軌跡とが一致すれば、車両ドアが解錠される。以下、その内容を詳述する。
車載制御部26は、車両ドアが解錠状態であるときに電子キー1からの操作検出信号Sdを受信機20を介して受信すると、電子キー1の移動軌跡を取得し、それを登録移動軌跡としてメモリ26aに記憶する処理を実行する。次に図4を参照して、この処理の手順を説明する。
図4に示すように、車載制御部26は、はじめに、第1〜第5送信機21〜25からリクエスト信号Srqを順に送信し(ステップS1)、電子キー1の位置を検出する(ステップS2)。具体的には、例えば第1送信機21からリクエスト信号Srqを送信したときにレスポンス信号Srsを受信できた場合には、電子キー1が第1通信エリアA1に位置していると判断する。なおこの場合、例えば電子キー1が第1通信エリアA1と第3通信エリアA3との重複エリアに位置している場合、すなわち電子キー1が図2に示す位置Pに位置している場合、第1送信機21からリクエスト信号Srqを送信した場合、及び第3送信機23からリクエスト信号を送信した場合のいずれの場合でもレスポンス信号Srsを受信できてしまう。本実施形態では、このような場合、先にリクエスト信号Srqの送信を行う第1通信エリアA1に電子キー1が位置していると判断する。他の重複エリアについても同様である。また車載制御部26は、第1〜第5送信機21〜25の全てからリクエスト信号Srqを送信してもレスポンス信号Srsを受信できなかった場合、図2に示す車両前方のエリアA6に電子キー1が位置していると判断する。
次いで図4に示すように車載制御部26は、検出した電子キー1の位置をメモリ26aに記憶し(ステップS3)、所定時間Tが経過したか否かを判断する(ステップS4)。車載制御部26は、所定時間Tが経過していない場合(ステップS4:NO)、ロックスイッチ28が操作されたか否かを判断する(ステップS5)。そしてロックスイッチ28が操作されないまま(ステップS5:NO)、所定時間Tが経過した場合(ステップS4)、ステップS2〜S4の処理を再度実行する。これにより、ロックスイッチ28が操作されるまでの間、車載制御部26は電子キー1の位置を所定時間Tが経過する毎に取得し、電子キー1の時系列的な位置情報をメモリ26aに記憶する。
その後、ロックスイッチ28が操作されると(ステップS5:YES)、車載制御部26は、電子キー1の移動軌跡の取得を終了し、メモリ26aに記憶された電子キー1の時系列的な位置情報から、車両周りの電子キー1の周回数、及びその周回方向を示す周回情報を取得する(ステップS6)。
具体的には、例えば図5に示すように、時刻t1〜時刻t16の間に電子キー1の位置が「A1→A3→A5→A4→A2→A6→A1」の順に変化している場合、右回りに1周したと判断する。またその後、時刻t17〜時刻t33の間に電子キー1の位置が「A1→A6→A2→A4→A5→A3→A1」の順に変化している場合、左周りに一周したと判断する。このようにして車載制御部26は、電子キー1が車両周りの右回り及び左回りに何周したかという周回情報を取得する。
そして図4に示すように、車載制御部26は、取得した電子キー1の周回情報を登録移動軌跡としてメモリ26aに記憶するとともに(ステップS7)、IDコード認証に基づくドア解錠を禁止する(ステップS8)。また今回検出した電子キー1の時系列的な位置情報をメモリ26aから消去し(ステップS9)、一連の処理を終了する。
一方、車載制御部26は、車両ドアが施錠状態であるときに電子キー1からの操作検出信号Sdを受信機20を介して受信すると、電子キー1の移動軌跡に基づく認証を行い、同認証に基づいて車両ドアを解錠する。次に図6を参照して同処理の手順を説明する。
図6に示すように、車載制御部26は、はじめに、登録移動軌跡の情報がメモリ26aに記憶されているか否かを判断する(ステップS10)。登録移動軌跡の情報がメモリ26aに記憶されていない場合(ステップS10:NO)、車載制御部26は、この処理を終了する。
一方、登録移動軌跡の情報がメモリ26aに記憶されている場合(ステップS10:YES)、車載制御部26は図4に示したステップS1〜S4と同様の処理を実行することにより、電子キー1の位置を所定時間Tが経過する毎に取得し、それをメモリ26aに記憶する。その後、車載制御部26は、タッチセンサ29により検出される静電容量変化に基づいてユーザの手がドアハンドル27に触れたことを検出すると(ステップS11)、図4に示したステップS6と同等の処理、すなわちメモリ26aに記憶された電子キー1の時系列的な位置情報から車両周りの電子キー1の周回情報を取得する。そして、取得した電子キー1の周回情報と、メモリ26aに記憶されている登録移動軌跡とが一致しているか否かを判断し(ステップS12)、それらが一致している場合には(ステップS12:YES)、電子キー1の認証が成立したと判断し、ドアロック装置30による車両ドアの解錠を許可する(ステップS13)。これによりドアロック装置30が車両ドアを解錠する。また車載制御部26は、今回検出した電子キー1の時系列的な位置情報及び登録移動軌跡の情報をメモリ26aから消去するとともに(ステップS14)、IDコード認証に基づくドア解錠を許可し(ステップS15)、一連の処理を終了する。
なお車載制御部26は、ステップS6で取得した電子キー1の周回情報と登録移動軌跡とが一致しなかった場合には(ステップS12:NO)、電子キー1の認証が不成立であると判断し、車両ドアの解錠を許可することなく、この処理を終了する。
次に図7を参照して本実施形態の電子キーシステムの作用について説明する。
図7に示すように、車両から降車したユーザが運転席のドア近傍の位置P1に立った状態で電子キー1の操作スイッチ10を操作すると、車載制御部26が電子キー1の移動軌跡の取得を開始する。そして図中に矢印で示すように、ユーザが運転席のドア近傍の位置P1を起点として車両の周辺を右回りに2回、左回りに1回移動し、運転席のドア近傍の位置P2でロックスイッチ28を操作すると、車載制御部26はその周回情報を登録移動軌跡としてメモリ26aに記憶する。すなわち車載制御部26は「右回りに2回、左回りに1回」という周回情報を登録移動軌跡としてメモリ26aに記憶する。またこのとき車載制御部26はロックスイッチ28の操作に基づいてドアロック装置30を駆動し、車両ドアを施錠する。このように本実施形態では、車両ドアを施錠するだけで登録移動軌跡の登録が完了するため、登録作業が容易である。また車載制御部26は登録移動軌跡をメモリ26aに記憶する際に、IDコード認証に基づくドア解錠を禁止する。これにより登録移動軌跡が一旦登録されて以降は、電子キー1の移動軌跡に基づく認証が成立しなければ車両ドアを解錠できなくなる。
その後、ユーザが車両に乗車しようとして、運転席のドア近傍の位置P1に立った後、電子キー1の操作スイッチ10を操作すると、車載制御部26が電子キー1の移動軌跡の取得を開始する。そして図中に矢印で示すように、電子キー1を所持したユーザがドア施錠時と同様に車両の周辺を移動し、運転席のドア近傍の位置P2でドアハンドル27に手を接触させると、車載制御部26は、それまでに取得した電子キー1の移動軌跡と登録移動軌跡とが一致するか否かを判断する。この事例の場合、それらが一致するため、車載制御部26は電子キー1の認証が成立したと判断し、車両ドアの解錠を許可する。すなわちこの場合、ドアロック装置30が車両ドアを解錠するため、ユーザが乗車できるようになる。またこのとき車載制御部26はIDコード認証に基づく車両ドアの解錠を許可する。このように本実施形態では、ユーザがドアハンドル27に手を触れると、すなわち車両ドアの解錠操作を行うと、電子キー1の認証が自動的に行われるため、利便性が向上する。
なお、ユーザが車両ドアを施錠する際に登録移動軌跡の登録作業を行わなかった場合、IDコード認証に基づくドア解錠が許可されたままの状態となる。したがってこの場合、電子キー1を所持したユーザが乗車しようとして上記第1〜第5通信エリアA1〜A5のいずれかに進入すれば、IDコード認証が成立するため、車両ドアの解錠が許可される。これによりユーザは車両の周辺を移動することなく車両ドアを解錠できるため、利便性が向上する。このように本実施形態では、ユーザがドア施錠時に登録移動軌跡の登録作業を行うか否かを選択することで、セキュリティ性及び利便性のいずれを優先するかを選択できる。
このような構成によれば、ユーザは、例えば車内に貴重品を置いたまま降車する場合、車両ドアの施錠の際に登録移動軌跡の登録作業を行えば、一時的にセキュリティ性を高めることができる。これにより、仮に第三者が電子キー1を不正入手したとしても、第三者は登録移動軌跡を知ることができないため、車両ドアを解錠できない。したがって第三者による車両ドアの不正な解錠を防止できる。
また登録移動軌跡を車載機2に登録する際、電子キー1の操作スイッチ10を操作した時のユーザの立ち位置が登録移動軌跡の起点となる。このためユーザは、操作スイッチ10を操作する際の立ち位置を適宜変更することで、登録移動軌跡の起点を任意に変更できる。またユーザは車両ドアを施錠する都度、車両周りの移動軌跡を適宜変更することにより、登録移動軌跡を変更することができる。これにより登録移動軌跡の情報が第三者に認知され難くなるため、セキュリティ性が向上する。
以上説明したように、本実施形態の車両の電子キーシステムによれば以下の効果が得られる。
(1)車載機2では、電子キー1との無線通信を通じて車両の周辺における電子キー1の移動軌跡を取得し、取得した電子キー1の移動軌跡と登録移動軌跡とが一致するか否かに基づいて電子キー1の認証を行うこととした。そして電子キー1の認証の成立を条件に車両ドアの解錠を許可することとした。これにより第三者による車両ドアの不正解錠を防止できるため、セキュリティ性が向上する。
(2)ユーザが車両ドアを施錠する都度、車両周りの移動軌跡を適宜変更することにより、登録移動軌跡を変更できるようにした。これにより、第三者に登録移動軌跡に認知され難くなるため、セキュリティ性を確保できる。
(3)車載機2では、車両ドアが解錠状態であるとき、電子キー1からの操作検出信号Sdを受信した時点からロックスイッチ28の操作を検出するまでの間、電子キー1の移動軌跡を取得し、取得した電子キー1の移動軌跡を登録移動軌跡として用いることとした。これにより電子キー1を所持したユーザが電子キー1の操作スイッチ10を操作した後、車両の周辺を移動してロックスイッチ28を操作するだけで登録移動軌跡の登録が完了するため、利便性が向上する。また操作スイッチ10を操作する際の立ち位置を適宜変更することで、登録移動軌跡の起点を任意に変更できるため、セキュリティ性が向上する。
(4)車載機2では、車両ドアが施錠状態であるとき、電子キー1からの操作検出信号Sdを受信した時点からドアハンドル27への手の接触を検出するまでの間、電子キー1の移動軌跡を取得し、取得した電子キー1の移動軌跡に基づいて電子キー1の認証を行うこととした。これにより電子キー1を所持したユーザが電子キー1の操作スイッチ10を操作した後、車両の周辺を移動してドアハンドルに手を触れると、電子キー1の認証が自動的に行われて車両ドアが解錠されるため、利便性が向上する。
(5)車載機2では、登録移動軌跡が登録されている場合、電子キー1の移動軌跡に基づく認証を用いて車両ドアの解除を許可することとした。これに対し、登録移動軌跡が登録されていない場合、電子キー1との無線通信を用いたIDコード認証に基づいて車両ドアの解錠を許可することとした。これによりユーザはドア施錠時に登録移動軌跡の登録を行うか否かを選択することで、セキュリティ性及び利便性のいずれを優先するかを選択できるため、利便性が向上する。
(6)車載機2では、電子キー1との無線通信を通じて得られる電子キー1の位置に基づいて車両周りの電子キー1の周回数、及びその周回方向を検出し、その電子キー1の周回数及び周回方向を登録移動軌跡として用いることとした。これによりユーザが車両の周辺を移動したとき、その車両周りの周回数及び周回方向が登録移動軌跡と一致すれば認証が成立するため、認証を成立させ易くなる。このため利便性が向上する。
(7)車載機2には、車両の周辺に設定された5つの異なる通信エリアA1〜A5にリクエスト信号Srqをそれぞれ送信する送信機21〜25を設けた。そして車載機2では、第1〜第5送信機21〜25からリクエスト信号Srqを順に送信したときにレスポンス信号Srsを受信できた通信エリアを特定し、この特定された通信エリアに基づいて電子キー1の移動軌跡を取得することとした。これにより電子キー1の移動軌跡を容易に取得できる。
なお、上記実施形態は、これを適宜変更した以下の形態にて実施することもできる。
・上記実施形態では、電子キー1の移動軌跡を認証情報として用いたが、これに加え、電子キー1に対する操作を認証情報として更に用いてもよい。具体的には、車載制御部26は、登録移動軌跡の登録に伴い電子キー1の移動軌跡を取得している間、電子キー1から送信される操作検出信号の受信回数をカウントする。そしてロックスイッチ28の操作に基づいて登録移動軌跡をメモリ26aに記憶する際に、操作検出信号Sdの受信回数もメモリ26aに記憶する。その後、車載制御部26は、車両ドアの解錠の際に電子キー1の移動軌跡を取得している間、電子キー1から送信される操作検出信号Sdの受信回数をカウントする。またタッチセンサ29により検出される静電容量変化量に基づいてユーザの手がドアハンドル27に触れたことを検出したとき、電子キー1の移動軌跡に基づく認証に併せ、操作検出信号Sdの受信回数がメモリ26aに記憶された回数と一致するか否かを判断する。そして電子キー1の移動軌跡に基づく認証、及び操作検出信号Sdの受信回数が共に一致することをもって、車両ドアの解錠を許可する。このように操作スイッチ10の操作回数を認証情報として更に用いれば、セキュリティ性が更に高められる。
・上記実施形態では、第1〜第5送信機21〜25からリクエスト信号Srqを順に送信したときにレスポンス信号Srsを受信できた通信エリアを特定することで電子キー1の位置を検出した。これに代えて、例えば車両には、第1〜第5送信機21〜25とは別に、上記通信エリアA1〜A5及びエリアA6を全て含むエリアにリクエスト信号Srqを送信できる複数の送信機を異なる位置にそれぞれ設ける。一方、電子キー1には、受信した無線信号の受信信号強度を検出するRSSI回路を設ける。また電子キー制御部13は、車両の複数の送信機から送信されるリクエスト信号Srqをそれぞれ受信したとき、それらの受信信号強度をRSSI回路によりそれぞれ検出し、その検出結果の情報をレスポンス信号Srsに含め、これを車載機2に送信する。そして車載制御部26は、レスポンス信号Srsを受信したとき、それに含まれる受信信号強度の情報に基づいて電子キー1の位置を検出する。このような構成であっても車両の周辺における電子キー1の位置を検出可能である。
・上記実施形態では、車両周りの電子キー1の周回数及びその周回方向を登録移動軌跡として用いたが、これに代えて、車両の周辺における電子キー1の移動軌跡をそのまま登録移動軌跡として用いてもよい。これにより、電子キー1を所持したユーザが車両の周辺を移動したときに、その移動軌跡がドア施錠時の移動軌跡と完全に一致しなければ車両ドアを解錠できないため、セキュリティ性が更に向上する。要は、車両の周辺における電子キー1の移動軌跡を認証情報として用いるものであればよい。
・上記実施形態では、電子キー1の移動軌跡を取得するために車載機2に設けられた第1〜第5送信機21〜25を利用したが、これらの送信機21〜25の位置やその数は適宜変更可能である。例えば車両前方にリクエスト信号Srqを送信する送信機を新たに設けてもよい。
・上記実施形態では、電子キー1に操作スイッチ10を設け、これが操作された時点から電子キー1の移動軌跡の取得を開始することとした。これに代えて、例えば車両に操作スイッチを設け、これが操作された時点から電子キー1の移動軌跡の取得を開始してもよい。なおこの場合、車両の操作スイッチとして、車両に設けられている既存のスイッチ、例えばロックスイッチなどを用いてもよい。
・上記実施形態では、電子キー1に操作スイッチ10を設け、これが操作された時点から車載制御部26が電子キー1の移動軌跡の取得を開始することとした。これに代えて、車載制御部26では、ドア施錠時の登録移動軌跡の登録の際、車両から降車したユーザが車両ドアを閉めたことを検出した時点から電子キー1の移動軌跡の取得を開始してもよい。またドア解錠時の電子キー1の認証の際、電子キー1を所持したユーザが第1〜第5通信エリアA1〜A5のいずれかに進入したことを検出した時点から電子キー1の移動軌跡の取得を開始してもよい。
・上記実施形態では、電子キー1を所持したユーザがドア施錠時に車両の周辺を移動することで登録移動軌跡を登録できるようにしたが、これに代えて、例えばカーナビゲーション装置の操作により登録移動軌跡を登録できるようにしてもよい。具体的には、カーナビゲーション装置は、そのタッチパネルに車両の画像を表示し、ユーザが車両の画像の周辺を指でなぞったときにその指の移動軌跡を検出する。そして、検出した指の移動軌跡の情報を車載制御部26に送信する。このとき車載制御部26は、指の移動軌跡の情報に基づいて登録移動軌跡を生成し、これをメモリ26aに記憶する。このような構成であれば、ユーザは車両の周辺を移動することなく登録移動軌跡を登録できるため、利便性が向上する。
・上記実施形態では、車両ドアを施錠する都度、登録移動軌跡を変更可能としたが、これに代えて、車載制御部26のメモリ26aに登録移動軌跡の情報を変更不可の状態で予め記憶させておき、このメモリに記憶された登録移動軌跡の情報を常に用いるようにしてもよい。このような構成であれば、ユーザはドア施錠時に車両の周辺を移動する必要がなくなるため、利便性が向上する。
・上記実施形態では、ロックスイッチ28が操作された時点、及びユーザの手がドアハンドル27に接触した時点で電子キーの移動軌跡に基づく認証を自動的に行うこととした。これに代えて、例えばユーザが操作可能な操作部を電子キー1あるいは車載機2に設け、この操作部の操作に基づいて電子キーの移動軌跡に基づく認証を行ってもよい。
・上記実施形態では、電子キー1と車載機2との無線通信に基づく認証としてIDコード認証を例示したが、これに代えて、あるいはこれに加え、例えばチャレンジレスポンス認証などを用いてもよい。
・上記実施形態では、車両のドアハンドル27に設けられたロックスイッチ28の操作に基づいて車両ドアの施錠を行うこととしたが、これに代えて、例えば電子キー1にロックスイッチが設けられている場合、同スイッチの操作に基づいて車両ドアの施錠を行ってもよい。
・上記実施形態では、車両のドアハンドル27への手の接触に基づいて車両ドアを解錠することとしたが、これに代えて、例えば電子キー1にアンロックスイッチが設けられている場合、同スイッチの操作に基づいて車両ドアを解錠してもよい。
・上記実施形態では、電子キー1の移動軌跡に基づく認証の成立に基づいて車両ドアの解錠を許可することとした、これに代えて、あるいはこれに加え、車載エンジンの始動を許可したり、カーナビゲーション装置の操作を許可するなど、車両の各種機器の動作を許可してもよい。
<付記>
次に、上記実施形態及びその変形例から把握できる技術的思想について追記する。
(イ)前記車載機は、前記車両の周辺に設定された複数の異なる通信エリアにリクエスト信号をそれぞれ送信する複数の送信機と、前記リクエスト信号の受信に応じて前記電子キーから送信されるレスポンス信号を受信する受信機と、を備え、前記リクエスト信号及び前記レスポンス信号の授受を通じて前記電子キーと無線通信を行うものであり、前記複数の送信機から前記複数の通信エリアに順にリクエスト信号を送信したときに前記レスポンス信号を受信できた通信エリアを特定するとともに、この特定された通信エリアに基づいて前記電子キーの位置を検出し、検出された電子キーの位置に基づいて前記電子キーの移動軌跡を取得することを特徴とする車両の電子キーシステム。この構成によれば電子キーの移動軌跡を容易に取得できる。
1…電子キー、2…車載機。

Claims (7)

  1. 車両に搭載された車載機が、電子キーとの無線通信を通じて前記電子キーの認証を行い、同認証の成立を条件に車両の機器の動作を許可する車両の電子キーシステムにおいて、
    前記車載機は、前記電子キーとの無線通信を通じて前記車両の周辺における前記電子キーの移動軌跡を取得し、取得した電子キーの移動軌跡と、予め登録されている登録移動軌跡とが一致するか否かに基づいて前記電子キーの認証を行うことを特徴とする車両の電子キーシステム。
  2. 請求項1に記載の車両の電子キーシステムにおいて、
    前記車載機は、車両ドアが施錠状態であるとき、前記車両に対する特定の操作を検出した時点、あるいは前記電子キーに対して特定の操作が行われたときに前記電子キーから送信される無線信号を受信した時点から、車両ドアの解錠操作を検出するまでの間、前記電子キーの移動軌跡を取得し、取得した電子キーの移動軌跡に基づいて前記電子キーの認証を行うことを特徴とする車両の電子キーシステム。
  3. 請求項1又は2に記載の車両の電子キーシステムにおいて、
    前記登録移動軌跡が変更可能になっていることを特徴とする車両の電子キーシステム。
  4. 請求項3に記載の車両の電子キーシステムにおいて、
    前記車載機は、車両ドアが解錠状態であるとき、前記車両に対する特定の操作を検出した時点、あるいは前記電子キーに対して特定の操作が行われたときに前記電子キーから送信される無線信号を受信した時点から、車両ドアの施錠操作を検出するまでの間、前記電子キーの移動軌跡を取得し、取得した電子キーの移動軌跡を前記登録移動軌跡として用いることを特徴とする車両の電子キーシステム。
  5. 請求項1〜4のいずれか一項に記載の車両の電子キーシステムにおいて、
    前記車載機は、前記登録移動軌跡が登録されている場合、前記電子キーの移動軌跡に基づく認証を用いて前記車両の機器の動作を許可し、前記登録移動軌跡が登録されていない場合、前記電子キーとの無線通信を通じた前記電子キーの認証に基づいて前記車両の機器の動作を許可することを特徴とする車両の電子キーシステム。
  6. 請求項1〜5のいずれか一項に記載の車両の電子キーシステムにおいて、
    前記車載機は、前記電子キーの移動軌跡から前記車両周りの前記電子キーの周回数及びその周回方向を取得し、取得した電子キーの周回数及び前記周回方向を前記登録移動軌跡として用いることを特徴とする車両の電子キーシステム。
  7. 請求項1〜6のいずれか一項に記載の車両の電子キーシステムにおいて、
    前記車載機は、前記電子キーの移動軌跡を取得している間、前記電子キーから送信される無線信号に基づいて前記電子キーに対する操作を取得し、取得した電子キーに対する操作と、予め登録されている電子キーに対する操作とが一致するか否かに基づいて前記電子キーの認証を更に行うことを特徴とする車両の電子キーシステム。
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