JP2015137038A - 電動パワーステアリング制御装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】ノイズの影響を回避しつつステアリング軸負荷を推定可能な電動パワーステアリング制御装置を提供する。
【解決手段】電動パワーステアリングシステム1に適用される電動パワーステアリング制御装置101は、運転者のハンドル操作とモータ5のアシストとによって行われる操舵の負荷であるステアリング軸負荷Txを推定するステアリング軸負荷推定部41を備える。ステアリング軸負荷推定部41は、トルクセンサ40が検出した操舵トルクTs、モータ回転角センサ50が検出したモータ回転角θmを換算して得られる操舵角速度ωs、補正後アシストトルク指令値Tm**の前回値に基づいて、ステアリング軸負荷Txを推定する。従来技術のように電流センサの検出値を用いないため、電流センサノイズによる高周波成分の影響を回避し、ステアリング軸負荷Txの推定における信頼性を向上させることができる。
【選択図】図1

Description

本発明は、電動パワーステアリング制御装置に関する。
従来、車両の電動パワーステアリングシステムにおいて、操舵トルク等の情報に基づいて、モータが出力するアシストトルクを制御する制御装置が知られている。
例えば、特許文献1に開示された装置は、操舵トルクを検出するトルクセンサ、モータに流れる実電流を検出する電流センサ、及び、モータの回転角速度を検出するモータ回転角センサの検出値に基づいて、ステアリング軸に加わる軸力を推定する。この推定軸力はモータ制御信号出力部に入力され、推定軸力を使用した判定結果に基づいてアシスト目標値を変えることによって、操舵フィーリングの向上を図る。
特開2013−126822号公報
特許文献1の装置において、電流センサによるモータ実電流の検出値は、実際のモータ出力を良く反映したものとなる反面、センサノイズ等の高周波成分が含まれる可能性がある。したがって、電流センサの検出値に基づいてステアリング軸に加わる軸力を推定した場合、高周波成分が含まれる推定値を、電動パワーステアリングシステムのアシスト制御の根幹となる演算に用いることは信頼性に問題がある。
本発明は、このような点に鑑みて創作されたものであり、その目的は、ノイズの影響を回避しつつステアリング軸負荷を推定可能な電動パワーステアリング制御装置を提供することにある。
本発明は、運転者により操作されるハンドルと、ハンドルとコラム軸との間に接続されたトーションバーと、トーションバーのねじれ角に基づいて操舵トルク(Ts)を検出するトルクセンサと、コラム軸の回転運動を、ラックアンドピニオン機構により、車輪を転舵させるラックの往復運動に変換する転舵装置と、コラム軸の回転又はラックの推力を補助するアシストトルク(TM)を発生するモータと、モータの回転角(θm)を検出するモータ回転角センサと、を備えた電動パワーステアリングシステムに適用され、モータが出力するアシストトルクを制御する電動パワーステアリング制御装置である。
本発明の電動パワーステアリング制御装置は、運転者のハンドル操作とモータのアシストとによって行われる操舵の負荷であるステアリング軸負荷(Tx)を推定するステアリング軸負荷推定手段と、モータに対するアシストトルク指令値の基本値である基本アシストトルク指令値(Tm*)を演算する基本アシスト制御手段と、を備える。
ステアリング軸負荷推定手段は、トルクセンサが検出した操舵トルク、モータ回転角センサが検出したモータ回転角を換算して得られる操舵角速度(ωs)又は操舵角加速度(αs)、及び、基本アシストトルク指令値の前回値(Tm*)に基づいて、ステアリング軸負荷を推定することを特徴とする。
ここで、「前回値」とは、繰り返し実行される基本アシストトルク演算における以前の演算値であり、1回前の値(直前値)に限らず、2回以上前の値を含む。
或いは、本発明の別の態様の電動パワーステアリング制御装置は、基本アシストトルク指令値に対する補正トルク(Tcomp)を演算する補正トルク演算手段をさらに備え、基本アシストトルク指令値と補正トルクとを加算した補正後アシストトルク(Tm**)指令値をモータに指令する。
この場合、ステアリング軸負荷推定手段は、操舵トルク、及び、操舵角速度又は操舵角加速度に加え、基本アシストトルク指令値の前回値に代えて補正後アシストトルク指令値の前回値に基づいて、ステアリング軸負荷を推定してもよい。「前回値」の解釈は、基本アシストトルク指令値の場合と同様である。
このように本発明では、ステアリング軸負荷推定手段を設け、操舵トルク、及び、操舵角速度又は操舵角加速度に加え、基本アシストトルク指令値の前回値、又は補正後アシストトルク指令値の前回値に基づいて、ステアリング軸負荷を推定する。特許文献1の従来技術のように電流センサの検出値を用いないため、電流センサノイズによる高周波成分の影響を回避し、ステアリング軸負荷の推定における信頼性を向上させることができる。
ところで、ステアリング軸負荷は、ハンドルの切込み動作と切戻し動作との「操舵状態の変化」に基づいて変化する。そこで、ステアリング軸負荷推定手段は、操舵状態の変化に基づいて、ステアリング軸負荷の推定値を補正することが好ましい。
特許文献1の従来技術では、操舵状態の変化を考慮していないのに対し、操舵状態の変化を考慮することで、ステアリング軸負荷の推定値を適切に補正することができる。
また、操舵状態の変化を考慮して補正した推定値をアシスト制御に使用することで、運転者の操舵フィーリングを向上させることができる。
操舵状態の変化を見出すための具体的な手段として、電動パワーステアリング制御装置は、例えば、操舵トルク及び操舵角速度に基づいて操舵状態が変化したことを判定する操舵状態変化判定手段を備える。この場合、ステアリング軸負荷推定手段は、操舵状態変化判定手段による判定信号に基づいて、ステアリング軸負荷の推定値を補正する。
或いは、操舵トルクと操舵角速度との積の値に基づいて、ステアリング軸負荷の推定値を補正してもよい。
「操舵状態の変化」の例として具体的には、ハンドルの切込み動作から切戻し動作への変化、又は、切戻し動作から切込み動作への変化によって生ずるギアのバックラッシュ等の「操舵系の特性変化」が挙げられる。この場合、周波数特性に基づいて、ステアリング軸負荷の推定値を補正してもよい。
さらに、ステアリング軸負荷推定手段は、モータの出力をラックに伝達する動力伝達機構の伝達効率や車速等にも基づいて、ステアリング軸負荷の推定値を補正してもよい。これにより、ステアリング軸負荷の推定値をより精度良く補正することができる。
本発明の第1実施形態による電動パワーステアリング制御装置の概略構成図である。 電動パワーステアリングシステムのモデル図である。 ラックアンドピニオン機構の模式図である。 ラックアンドピニオン機構におけるピニオントルクとラック推力との関係を示すグラフである。 バックラッシュの周波数特性の例を示す図である。 車速とゲイン補正値との関係を示すマップである。 本発明の第2実施形態による電動パワーステアリング制御装置の概略構成図である。 本発明の第3実施形態による電動パワーステアリング制御装置の概略構成図である。 本発明の第4実施形態による電動パワーステアリング制御装置の概略構成図である。 本発明の第5実施形態による電動パワーステアリング制御装置の概略構成図である。 本発明の第6実施形態による電動パワーステアリング制御装置の概略構成図である。
以下、本発明の複数の実施形態を図面に基づいて説明する。
(第1実施形態)
本発明の第1実施形態による電動パワーステアリング制御装置について、図1〜図6を参照して説明する。電動パワーステアリング制御装置は、車両の電動パワーステアリングシステムにおいて、モータが出力するアシストトルクを制御する装置であり、例えばECU(電子制御装置)として構成される。
図1に示すように、第1実施形態の電動パワーステアリング制御装置101は、モータ5のアシストトルクによってコラム軸32の回転を補助するコラムアシストタイプの電動パワーステアリングシステム1に適用される。電動パワーステアリングシステム1は、ハンドル2、ハンドル軸31、コラム軸32、インターミディエイト軸33、トーションバー4、モータ5、ウォームギア6、転舵装置7、トルクセンサ40、及びモータ回転角センサ50等を含む。
運転者により操舵されるハンドル2は、ハンドル軸31の一端に結合されている。トルクセンサ40は、ハンドル軸31の他端とコラム軸32との間に接続されたトーションバー4のねじれ角に基づいてトーショントルクを検出する。トルクセンサ40が検出したトーショントルクを、以下、「操舵トルクTs」という。
モータ5は、ウォームギア6を介してコラム軸32に接続され、コラム軸32の回転を補助するアシストトルクTM(図2参照)を発生する。アシストトルクTMが付加されたコラム軸32の回転は、コラム軸32と転舵装置7とを連結するインターミディエイト軸33に伝達される。
また、モータ5の回転角θmは、モータ回転角センサ50によって検出される。
転舵装置7は、ピニオン及びラック(図3参照)からなるラックアンドピニオン機構によって構成されており、インターミディエイト軸33を介して伝達されるコラム軸32の回転運動を、ラックの往復運動に変換する。転舵装置7のラックの両端にはタイロッド81が取り付けられており、ラックと共にタイロッド81が左右に往復運動する。タイロッド81がその先のナックルアーム82を引っ張ったり押したりすることで、路面rdに当接する車輪9を転舵させる。
さらに、車両の所定部位に設けられた車速センサ60は、車速Vを検出する。
電動パワーステアリング制御装置101は、後述する他の実施形態と共通する構成として、ステアリング軸負荷推定部41、基本アシスト制御部44、及び、補正トルク演算部45を含む。また、第1実施形態に特有の構成として、操舵状態変化判定部42を含む。
これらの構成は、それぞれ、特許請求の範囲に記載の「ステアリング軸負荷推定手段」、「基本アシスト制御手段」、「補正トルク演算手段」及び「操舵状態変化判定手段」に相当し、具体的にはマイコン等で構成される。
また、図1では、電動パワーステアリング制御装置101の範囲(二点鎖線枠内)に、モータ角速度演算部51及び操舵角速度演算部52を含むように図示している。モータ角速度演算部51は、モータ回転角センサ50が検出したモータ回転角θmを時間微分してモータ角速度ωmを算出し、操舵角速度演算部52は、モータ角速度ωmをハンドル軸31の角度変化である操舵角速度ωsに換算する。
なお、モータ角速度演算部51及び操舵角速度演算部52は、電動パワーステアリング制御装置101の外部に設けられ、外部で演算された操舵角速度ωsが電動パワーステアリング制御装置101に入力される態様としてもよい。
まず、基本アシスト制御部44及び補正トルク演算部45は、従来の電動パワーステアリング制御装置が備えている一般的な構成である。
従来の基本アシスト制御部は、一般に、トルクセンサが検出した操舵トルクTs、モータ回転角センサが検出したモータ回転角θm、車速センサが検出した車速V等の情報が入力され、これらの情報に基づいて、モータ5に対するアシストトルク指令値の基本値である「基本アシストトルク指令値Tm*」を演算する。
これに対し、本実施形態の基本アシスト制御部44は、操舵トルクTsや操舵角速度ωsが直接入力されるのでなく、それらの情報がステアリング軸負荷推定部41を通じて、ステアリング軸負荷Txの推定値として入力されることを特徴とする。
また、補正トルク演算部45は、例えばハンドル2の切込み、切戻しや車両の収斂性を考慮して基本アシストトルク指令値Tm*に対する補正トルクTcompを演算する。そして、基本アシストトルク指令値Tm*と補正トルクTcompとが加算器46で加算された「補正後アシストトルク指令値Tm**」がモータ5に指令される。
基本アシスト制御部44及び補正トルク演算部45によるアシストトルク演算は、車両のイグニッションスイッチがオンのとき、繰り返し実行される。
次に、本発明の特徴的な構成であるステアリング軸負荷推定部41は、運転者のハンドル操作とモータ5のアシストとによって行われる操舵の負荷である「ステアリング軸負荷Tx」を推定する。この推定は、トルクセンサ40が検出した操舵トルクTs、操舵角速度演算部52から入力された操舵角速度ωs、及び、第1実施形態では、補正後アシストトルク指令値Tm**の前回値に基づいて行われる。ここで、「前回値」とは、繰り返し実行される基本アシストトルク及び補正トルク演算における以前の演算値であり、基本的には1回前の値(直前値)を用いることが好ましいと考えられるが、2回以上前の値を用いてもよい。
補正後アシストトルク指令値Tm**を用いる場合、後述の第5実施形態に対し、補正トルクTcompに高周波成分が混入する可能性があるものの、モータ5の実際の挙動により近い情報を得ることができる点で有利である。
ここで、操舵トルクTs、操舵角速度ωs、及び補正後アシストトルク指令値Tm**の前回値に基づいてステアリング軸負荷Txを推定する理論について、電動パワーステアリングシステムのモデル図である図2を参照して説明する。図2のモデルは、ハンドル2に対応するハンドル部Hと、コラム軸32に対応するコラム部Cと、転舵装置7のラックから車輪9までの部分に対応する負荷部Lとを有している。
ハンドル部Hとコラム部Cとは、トルクセンサ40のトーションバー4に対応するバネSptによって連結されている。コラム部Cと負荷部Lとは、インターミディエイト軸33に対応するバネSpinによって連結されている。負荷部Lと路面rdとは、車輪9のタイヤに対応するバネSptiによって連結されている。
図中の記号Tはトルク、kはねじればね定数、Cは粘性摩擦係数、θは回転角を示し、記号の添え字「h」、「c」、「L」は、それぞれ、ハンドル部C、コラム部C、負荷部Lについての量であることを示す。TMは、モータトルクを示し、第1実施形態における基本アシストトルク指令値Tm*又は補正後アシストトルク指令値Tm**に対応する。
このモデルにおいて、各部における運動方程式は、式(1.1)〜(1.3)で表される。記号Jは慣性モーメントを示す。
Figure 2015137038
コラム部Cについての式(1.2)を変形すると、式(1.2’)が得られる。
Figure 2015137038
図2に示すように、ステアリング軸負荷Txは、コラム軸32とインターミディエイト軸33との連結部付近であるX部にかかり、インターミディエイト軸33のトルクとコラム回転摩擦との和、すなわち、式(1.2’)の左辺に等しい。
また、操舵トルクTs、すなわち、トルクセンサ40が検出するトーショントルクは、式(2)で表される。
Ts=kt(θh−θc) ・・・(2)
したがって、ステアリング軸負荷Txは、式(3)で表される。
Figure 2015137038
式(3)の右辺の第3項は、操舵角速度ωsを時間微分して算出することができる。
以上より、ステアリング軸負荷推定部41は、操舵トルクTs、操舵角速度ωs、及び、補正後アシストトルク指令値Tm**の前回値の情報に基づいて、ステアリング軸負荷Txを推定可能であることが説明される。
なお、式(3)の右辺の第3項を無視すると、ステアリング軸負荷Txは、操舵トルクTsとアシストトルクTMとの和に釣り合っていると考えることができる。
本実施形態のステアリング軸負荷推定部41は、以上のように推定したステアリング軸負荷Txの推定値に対し、さらに種々の補正をすることで推定精度の向上を図る。
このステアリング軸負荷補正の一つとして、ハンドル2の切込み状態と切戻し状態との「操舵状態の変化」を考慮した補正を行う。そのための手段として、第1実施形態では、操舵状態変化判定部42を備える。操舵状態変化判定部42は、操舵トルクTs及び操舵角速度ωsが入力され、その変化に基づいて操舵状態が変化したことを判定し、判定信号Sjをステアリング軸負荷推定部41に出力する。ステアリング軸負荷推定部41は、判定信号Sjに基づいて、ステアリング軸負荷Txの推定値を補正する。
「操舵状態の変化」において特に問題となるのは、切込み動作から切戻し動作、又は、切戻し動作から切込み動作への変化によって生じるギアのバックラッシュ等による「操舵系の特性変化」である。ギアのバックラッシュは、モータ5から転舵装置7のラックまでの動力伝達経路中の複数箇所で発生する。ここでは、転舵装置7のラックアンドピニオン機構を例として、駆動側と非駆動側との力の関係について、図3及び図4を参照して説明する。
図3に示すように、転舵装置7のラックアンドピニオン機構では、ピニオン71の歯72とラック73の歯74とが噛み合う。まず、ピニオン71のトルクによってラック73を駆動する場合を考える。これは、ハンドル2の切込み時の動作に相当する。
このケース(I)では、トルク及び力の符号の末尾に「1」を付し、ピニオントルクをTp1、ピニオントルクTp1によってラック73を軸方向に押す推力をFp1と表す。また、ピニオン71の半径をrp、ラック歯74の圧力角をα、リード角をγとする。
ピニオン71がラック73を軸方向に押す力Fp1は、式(4.1)で表される。
Fp1=Tp1/rp ・・・(4.1)
力Fp1がラック歯74の歯面を垂直に押す力Ft1は、式(4.2)で表される。
Ft1=Fp1cosαcosγ ・・・(4.2)
力Ft1によってラック73が軸方向に押される力の基準値Fr1_refは、式(4.3)で表される。
Fr1_ref=Ft1cosγcosα ・・・(4.3)
式(4.3)を式(4.1)、(4.2)により展開すると、式(4.4)が得られる。
Fr1_ref=(Tp1/rp)cos2αcos2γ ・・・・(4.4)
また、ラック歯74の歯面滑り方向に沿って働く摩擦力は、歯面摩擦係数をμとすると「μFt1」であり、摩擦力μFt1のラック73の軸方向の成分Fr1_frcは、式(4.5)で表される。
Fr1_frc=μFt1sinγcosα
=μ(Tp1/rp)cos2αsinγcosγ・・・(4.5)
以上より、ピニオン71がラック73を駆動する場合、ピニオントルクTp1に対するラック推力Fr1は、式(4.4)、(4.5)より、式(5)で表される。
Fr1=Fr1_ref−Fr1_frc
=(Tp1/rp)×(cos2αcos2γ−μcos2αsinγcosγ)
・・・(5)
次に、ラック73の軸方向の力によってピニオン71を回転させる場合を考える。これは、路面rdの段差等によって車輪9の向きが動かされハンドル2が振れる場合や、ハンドル2の切込み動作を停止したとき、路面反力により車輪9がその向きを車両の直進方向に戻そうとするセルフアライニングトルクが作用する場合に相当する。
このケース(II)では、トルク及び力の符号の末尾に「2」を付し、ラック73の軸方向の推力をFr2、ラック推力Fr2によってピニオン71を回転させるトルクをTp2と表す。また、各記号は上記のケース(I)の記号を援用する。
詳細な式の導出については省略し、ラック73がピニオン71を駆動する場合、ラック推力Fr2に対するピニオントルクTp2は、式(6)で表される。
Tp2=rp×Fr2×(cos2αcos2γ−μcos2αcosγsinγ)
・・・(6)
式(5)、(6)の半径rp、圧力角α、リード角γに所定の数値を入れ、歯面摩擦係数μ=0、0.3、1.0として、ラック推力FrとピニオントルクTpとの関係をプロットしたグラフが図4である。
ピニオン71がラック73を駆動する場合のケース(I)の特性線と、ラック73がピニオン71を駆動する場合のケース(II)の特性線とは、ミラー線Mに対して反転した関係となる。歯面摩擦係数μが0に近く伝達効率が良いときほど両者の特性線は近づき、歯面摩擦係数μが1に近く伝達効率が悪いときほど両者の特性線は離れる傾向にある。
車両の走行中、切込み動作から切戻し動作への移行による「操舵状態の変化」に伴い、ラックアンドピニオン機構での動力伝達特性は、S1→S2→S3→S4というヒステリシス特性に従って変化する。そこで、このようなギアのバックラッシュ等による操舵系の特性変化を考慮してステアリング軸負荷Txの推定値を補正する技術的意義がある。
なお、バックラッシュ以外の「操舵系の特性変化」の例として、動力伝達機構における静摩擦と動摩擦との切り替わり等が考えられる。
さらに、「操舵系の特性変化」について、具体的には、図5に例示するような周波数特性に基づいてステアリング軸負荷Txの推定値を補正してもよい。すなわち、現象を示す周波数特性におけるピーク周波数fpを考慮して、適切なゲイン補正を行うことが好ましい。
以上のように、ステアリング軸負荷推定部41は、「操舵状態の変化」に基づいてステアリング軸負荷Txの推定値を補正する。その他に本実施形態のステアリング軸負荷推定部41は、モータ5の出力をラック73に伝達する動力伝達機構の伝達効率ηにも基づいてステアリング軸負荷Txの推定値を補正する。動力伝達機構としては、例えば、モータ5とコラム軸32との間のウォームギア6、インターミディエイト軸33、転舵装置7のラックアンドピニオン機構等がある。
さらに、本実施形態のステアリング軸負荷推定部41は、車速センサ60が検出した車速Vに基づいて、ステアリング軸負荷Txの推定値を補正する。例えば、図6のマップに示すように、車速VがV1以下の領域では相対的に小さな車速ゲインG1を採用し、車速VがV2以上の領域では相対的に大きな車速ゲインG2(≒1)を採用し、車速VがV1からV2までの領域では、G1からG2の間で車速Vに応じて車速ゲインを変化させる、というような補正をする。
(効果)
本実施形態の電動パワーステアリング制御装置101の効果について説明する。
(1)ステアリング軸負荷推定部41は、操舵トルクTs及び操舵角速度ωsに加え、補正後アシストトルク指令値Tm**の前回値に基づいて、ステアリング軸負荷Txを推定する。特許文献1の従来技術のように電流センサの検出値を用いないため、電流センサノイズによる高周波成分の影響を回避し、ステアリング軸負荷Txの推定における信頼性を向上させることができる。
(2)本実施形態のステアリング軸負荷推定部41は、ハンドル2の切込み動作と切戻し動作との「操舵状態の変化」に基づいてステアリング軸負荷Txの推定値を補正する。特許文献1の従来技術では、操舵状態の変化を考慮していないのに対し、操舵状態の変化を考慮することで、ステアリング軸負荷Txの推定値を適切に補正することができる。
また、本実施形態では、基本アシスト制御部44がステアリング軸負荷Txの推定値に基づいて基本アシストトルク指令値Tm*を演算するため、適切な推定値をアシスト制御に使用することで、運転者の操舵フィーリングを向上させることができる。
(3)本実施形態では、「操舵状態の変化」を見出すための具体的な手段として操舵状態変化判定部42を備えている。これにより、ハンドル2の切込み動作と切戻し動作との移行に伴う操舵トルクTsや操舵角速度ωsの変化から、「操舵状態の変化」を適切に見出すことができる。
(4)本実施形態のステアリング軸負荷推定部41は、さらに、動力伝達機構の伝達効率η及び車速Vにも基づいてステアリング軸負荷Txの推定値を補正する。これにより、ステアリング軸負荷Txの推定値をより精度良く補正することができる。
(第2実施形態)
第2実施形態の電動パワーステアリング制御装置について、図7を参照して説明する。以下の実施形態の説明において、前述の実施形態と実質的に同一の構成には同一の符号を付して説明を省略する。
第2実施形態の電動パワーステアリング制御装置102は、第1実施形態の操舵状態変化判定部42に代えて、トルクセンサ40から取得した操舵トルクTsと、操舵角速度演算部52から取得した操舵角速度ωsとの積を算出する乗算器43を備えている。操舵トルクTs又は操舵角速度ωsの少なくともいずれか一方が変化したとき積の値が変化するため、操舵状態の変化を見出すことができる。
ステアリング軸負荷推定部41は、乗算器43が出力した値に基づいて、マップ等を用いて操舵状態の変化を推定し、ステアリング軸負荷Txの推定値を補正する。
第2実施形態は、第1実施形態と同様の効果(1)〜(4)を奏する。
(第3〜第6実施形態)
第3〜第6実施形態の電動パワーステアリング制御装置について、図8〜図11を参照して説明する。これらの第3〜第6実施形態は、上記第1、第2実施形態のように、ステアリング軸負荷推定部41において、操舵状態の変化に基づいてステアリング軸負荷Txの推定値を補正する構成を有していない。ステアリング軸負荷推定部41は、伝達効率η又は車速Vに基づいてステアリング軸負荷Txの推定値を補正する(図8、図9)か、或いは、推定値を補正しないで出力する(図10、図11)。
また、第3〜第5実施形態では、ステアリング軸負荷推定部41がステアリング軸負荷Txの推定の基礎として用いる3つの値のうち操舵トルクTsは共通であり、他の1つ、又は2つの値が異なる。
図8に示す第3実施形態の電動パワーステアリング制御装置103では、ステアリング軸負荷推定部41は、第1、第2実施形態と同様、操舵トルクTs、操舵角速度ωs、及び、「補正後アシストトルク指令値Tm**の前回値」に基づいて、ステアリング軸負荷Txを推定する。
これに対し、図9に示す第4実施形態の電動パワーステアリング制御装置104では、操舵角速度演算部52が算出した操舵角速度ωsを時間微分する操舵角加速度演算部53が設けられ、ステアリング軸負荷推定部41は、操舵角速度ωsに代えて、操舵角加速度αsに基づいてステアリング軸負荷Txを推定する。
操舵角加速度演算部53もまた、電動パワーステアリング制御装置104の範囲に含む態様に限らず、電動パワーステアリング制御装置104の外部に設けられてもよい。
上記のようにステアリング軸負荷推定部41に操舵角速度ωsが入力される場合、例えばステアリング軸負荷推定部41の内部で操舵角速度ωsを微分することで、式(3)の第3項、すなわち「θcの二回微分項」を算出する。これに対し、本実施形態のように、ステアリング軸負荷推定部41は、外部の操舵角加速度演算部53で微分された操舵角加速度αsを入力することで、そのまま演算に用いることができる。
また、図10に示す第5実施形態の電動パワーステアリング制御装置105では、ステアリング軸負荷推定部41は、操舵トルクTs及び操舵角加速度αsに加え、「基本アシストトルク指令値Tm*の前回値」、すなわち、加算器46で補正トルクTcompを加算する前の値に基づいて、ステアリング軸負荷Txの推定値を推定する。ここで、「前回値」の解釈は、補正後アシストトルク指令値Tm**の場合と同様である。
基本アシストトルク指令値Tm*は、補正後アシストトルク指令値Tm**に比べモータ5の実際の挙動を反映しにくい傾向にあるものの、基本アシスト制御部44の演算値そのものであるため、高周波成分による変動を抑制する点で有利である。
なお、ステアリング軸負荷推定部41が取得する情報の観点から言えば、この実施形態では補正トルク演算部45を有しなくてもよい。
最後に、図11に示す第6実施形態の電動パワーステアリング制御装置106では、ステアリング軸負荷推定部41が推定したステアリング軸負荷Txの推定値が基本アシスト制御部44に入力されず、補正トルク演算部45にのみ入力される点が第1〜第5実施形態と異なる。
この場合、基本アシスト制御部44は、トルクセンサ40から取得した操舵トルクTsに基づいて基本アシストトルク指令値Tm*を演算する。ステアリング軸負荷Txの推定値は、補正トルク演算部45にて補正トルクTcompに反映されることを通じて、アシスト制御に使用される。
なお、上記の他の実施形態についても、ステアリング軸負荷Txの推定値を補正トルク演算部45にのみ入力するようにしてもよい。
以上の第3〜第6実施形態は、いずれも第1実施形態の効果(1)を共有する。すなわち、電流センサノイズによる高周波成分の影響を回避し、ステアリング軸負荷Txの推定における信頼性を向上させることができる。
また、動力伝達機構の伝達効率η又は車速Vの少なくとも一方に基づいてステアリング軸負荷Txの推定値を補正する態様では、第1実施形態の効果(4)を共有する。
(その他の実施形態)
上記実施形態の電動パワーステアリング制御装置は、例えばECUとして構成される。しかし、それは物理的に1枚或いは1セットの電子基板で形成されることを意味しない。例えば、ステアリング軸負荷推定部41と、基本アシスト制御部44その他の部分とが物理的に独立して設けられ、ハーネス等で通信される形態としてもよい。
上記実施形態の電動パワーステアリング制御装置は、モータのアシストトルクによってコラム軸の回転を補助するコラムアシストタイプの電動パワーステアリングシステムに適用される。この他、本発明の電動パワーステアリング制御装置は、モータのアシストトルクによってラック推力を補助するラックアシストタイプの電動パワーステアリングシステムに適用されてもよい。
以上、本発明は、上記実施形態になんら限定されるものではなく、発明の趣旨を逸脱しない範囲において種々の形態で実施可能である。
1 :電動パワーステアリングシステム、
101−106:電動パワーステアリング制御装置、
2 :ハンドル、
32:コラム軸、
4 :トーションバー、
40:トルクセンサ、
41:ステアリング軸負荷推定部(ステアリング軸負荷推定手段)、
44:基本アシスト制御部(基本アシスト制御手段)、
5 :モータ、
50:モータ回転角センサ
7 :転舵装置、
9 :車輪。

Claims (10)

  1. 運転者により操作されるハンドル(2)と、
    前記ハンドルとコラム軸(32)との間に接続されたトーションバー(4)と、
    前記トーションバーのねじれ角に基づいて操舵トルク(Ts)を検出するトルクセンサ(40)と、
    前記コラム軸の回転運動を、ラックアンドピニオン機構により、車輪(9)を転舵させるラック(73)の往復運動に変換する転舵装置(7)と、
    前記コラム軸の回転又は前記ラックの推力を補助するアシストトルク(TM)を発生するモータ(5)と、
    前記モータの回転角(θm)を検出するモータ回転角センサ(50)と、
    を備えた電動パワーステアリングシステム(1)に適用され、前記モータが出力するアシストトルクを制御する電動パワーステアリング制御装置(101−106)であって、
    運転者のハンドル操作と前記モータのアシストとによって行われる操舵の負荷であるステアリング軸負荷(Tx)を推定するステアリング軸負荷推定手段(41)と、
    前記モータに対するアシストトルク指令値の基本値である基本アシストトルク指令値(Tm*)を演算する基本アシスト制御手段(44)と、
    を備え、
    前記ステアリング軸負荷推定手段は、
    前記トルクセンサが検出した操舵トルク、前記モータ回転角センサが検出したモータ回転角を換算して得られる操舵角速度(ωs)又は操舵角加速度(αs)、及び、前記基本アシストトルク指令値の前回値(Tm*)に基づいて、前記ステアリング軸負荷を推定することを特徴とする電動パワーステアリング制御装置。
  2. 前記基本アシストトルク指令値に対する補正トルク(Tcomp)を演算する補正トルク演算手段(45)をさらに備え、前記基本アシストトルク指令値と前記補正トルクとを加算した補正後アシストトルク(Tm**)指令値を前記モータに指令する請求項1に記載の電動パワーステアリング制御装置であって、
    前記ステアリング軸負荷推定手段は、
    操舵トルク、及び、操舵角速度又は操舵角加速度に加え、前記基本アシストトルク指令値の前回値に代えて前記補正後アシストトルク指令値の前回値に基づいて、前記ステアリング軸負荷を推定することを特徴とする電動パワーステアリング制御装置。
  3. 前記ステアリング軸負荷推定手段は、
    前記ハンドルの切込み動作と切戻し動作との操舵状態の変化に基づいて、前記ステアリング軸負荷の推定値を補正することを特徴とする請求項1又は2に記載の電動パワーステアリング制御装置。
  4. 操舵トルク及び操舵角速度に基づいて前記操舵状態が変化したことを判定する操舵状態変化判定手段(42)を備え、
    前記ステアリング軸負荷推定手段は、
    前記操舵状態変化判定手段による判定信号に基づいて、前記ステアリング軸負荷の推定値を補正することを特徴とする請求項3に記載の電動パワーステアリング制御装置。
  5. 前記ステアリング軸負荷推定手段は、
    操舵トルクと操舵角速度との積の値に基づいて、前記ステアリング軸負荷の推定値を補正することを特徴とする請求項3に記載の電動パワーステアリング制御装置。
  6. 前記ステアリング軸負荷推定手段は、
    前記ハンドルの切込み動作から切戻し動作への変化、又は、切戻し動作から切込み動作への変化によって生ずる操舵系の特性変化に基づいて、前記ステアリング軸負荷の推定値を補正することを特徴とする請求項3〜5のいずれか一項に記載の電動パワーステアリング制御装置。
  7. 前記ステアリング軸負荷推定手段は、
    前記操舵系の特性変化について、周波数特性に基づいて、前記ステアリング軸負荷の推定値を補正することを特徴とする請求項6に記載の電動パワーステアリング制御装置。
  8. 前記ステアリング軸負荷推定手段は、
    前記モータの出力を前記ラックに伝達する動力伝達機構の伝達効率(η)に基づいて、前記ステアリング軸負荷の推定値を補正することを特徴とする請求項1〜7のいずれか一項に記載の電動パワーステアリング制御装置。
  9. 前記ステアリング軸負荷推定手段は、
    車速(V)に基づいて、前記ステアリング軸負荷の推定値を補正することを特徴とする請求項1〜8のいずれか一項に記載の電動パワーステアリング制御装置。
  10. 前記基本アシスト制御手段は、
    前記ステアリング軸負荷推定手段が推定したステアリング軸負荷の推定値に基づいて、前記基本アシストトルク指令値を演算することを特徴とする請求項1〜9のいずれか一項に記載の電動パワーステアリング制御装置。
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