JP2015137006A - 燃料タンク - Google Patents

燃料タンク Download PDF

Info

Publication number
JP2015137006A
JP2015137006A JP2014009522A JP2014009522A JP2015137006A JP 2015137006 A JP2015137006 A JP 2015137006A JP 2014009522 A JP2014009522 A JP 2014009522A JP 2014009522 A JP2014009522 A JP 2014009522A JP 2015137006 A JP2015137006 A JP 2015137006A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
fuel
built
fuel tank
support member
wall
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2014009522A
Other languages
English (en)
Inventor
秀一 麻生
Shuichi Aso
秀一 麻生
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toyota Motor Corp
Original Assignee
Toyota Motor Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Toyota Motor Corp filed Critical Toyota Motor Corp
Priority to JP2014009522A priority Critical patent/JP2015137006A/ja
Publication of JP2015137006A publication Critical patent/JP2015137006A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Cooling, Air Intake And Gas Exhaust, And Fuel Tank Arrangements In Propulsion Units (AREA)

Abstract

【課題】燃料タンク内に取付けられる内蔵部品の取り付け作業性を向上させると共に、移送配管による打音の発生を抑制することができる燃料タンクを得ることを目的とする。【解決手段】内部に複数設けられると共に燃料を収容する第一収容部14及び第二収容部16と、第一収容部14と第二収容部16とを連通すると共に第一収容部14及び第二収容部16よりも上部内壁46と下部内壁48との間隔が狭く設定された連通部18と、を備えた燃料タンク本体12と、連通部18内に固定され、第一収容部14と第二収容部16とに向けて開口された保持孔を有する支持部材と、保持孔により保持され、第一収容部14と第二収容部16との間で燃料を移送可能とする内蔵チューブ72と、を備えた燃料タンク。【選択図】図1

Description

本発明は、燃料タンクに関する。
自動車に搭載される燃料タンクでは、たとえば特許文献1に記載されているように、プロペラシャフト等を挿通する部分を回避するため、底部の中央部が車両上方に突出した凸形状とされたいわゆる鞍形状のものがある。この燃料タンクでは、一方の燃料収容部と他方の燃料収容部との間の連通部をまたぐように移送配管を設け、一方の燃料収容部と他方の燃料収容部との間で燃料を移送可能としている。
特開2009−209876号公報
しかしながら、特許文献1に開示された構成によると、燃料タンク内に設けられている移送配管は燃料タンク内に固定されておらず、移送配管は燃料タンク内で移動可能な状態で配置されている。このため、燃料タンク内に燃料ポンプ等の内蔵部品を固定する際に、移送配管が動くことで取り付け作業の障害となり、作業性が低下する可能性がある。また、車両走行中に発生する遠心力等によって一方の燃料収容部から連通部を介して他方の燃料収容部へ燃料が移動する際には、連通部は燃料収容部よりも内壁同士の間隔が狭くされていることから、連通部を通過する燃料の流速は速くなる。このため、流速が速くなった燃料の勢いで動かされた移送配管が燃料タンクの内壁に当たることで打音が発生する可能性があり、上記先行技術はこの点において改善の余地がある。
本発明は上記問題を考慮し、燃料タンク内に取付けられる内蔵部品の取り付け作業性を向上させると共に、移送配管による打音の発生を抑制することができる燃料タンクを得ることを目的とする。
請求項1記載の発明に係る燃料タンクは、内部に複数設けられると共に燃料を収容する燃料収容部と、当該一の燃料収容部と当該他の一の燃料収容部とを連通すると共に当該燃料収容部よりも上部内壁と下部内壁との間隔が狭く設定された連通部と、を備えた燃料タンク本体と、前記連通部内に固定され、前記一の燃料収容部と前記他の一の燃料収容部とに向けて開口された保持孔を有する支持部材と、前記保持孔により保持され、前記一の燃料収容部と前記他の一の燃料収容部との間で前記燃料を移送可能とする移送配管と、を備えている。
請求項1記載の本発明によれば、移送配管は連通部に設けられた支持部材によって連通部内に保持されている。したがって、連通部を通過することで流速が速くなった燃料による移送配管の移動が抑制される。また、移送配管は、燃料タンクの内部での位置が定まることから、内蔵部品を燃料タンク内に固定する際に移送配管が動いて取り付け作業の障害となるのを抑制することができる。
請求項1記載の本発明に係る燃料タンクは、燃料タンク内に取付けられる内蔵部品の取り付け作業性を向上させると共に、移送配管による打音の発生を抑制することができるという優れた効果を有する。
第1実施例に係る燃料タンクを示す拡大断面図である。 第1実施例に係る燃料タンクの連通部及び支持部材を示す拡大断面図である。 図2に示される燃料タンクを矢印Aに沿って見た状態を示す拡大側面図である。 (A)は第1実施例に係る燃料タンクの支持部材及び移送配管を示す分解図であり、(B)は(A)に示される支持部材を矢印Bに沿って見た状態を示す拡大平面図である。 第2実施例に係る燃料タンクの連通部及び支持部材を示す拡大断面図である。 第3実施例に係る燃料タンクの連通部及び支持部材を示す拡大断面図である。 (A)は第4実施例に係る燃料タンクの連通部及び支持部材を示す拡大断面図であり、(B)は(A)に示される連通部及び支持部材をC−C線に沿って切断した状態を示す拡大断面図である。 その他の実施例に係る燃料タンクの連通部及び支持部材を示す拡大断面図である。 対比例に係る燃料タンクを示す拡大断面図である。
(第1実施形態)
以下、図1〜4を用いて、本発明に係る燃料タンクの第1実施形態について説明する。
図1に示されるように、燃料タンク10は、内部に燃料を収容可能な燃料タンク本体12を有している。燃料タンク本体12は、本実施形態では樹脂製とされている。燃料タンク本体12には、図示しない車体のトランスアクスルの両側に配置される2つの燃料収容部として区画された第一収容部14及び第二収容部16と、トランスアクスルの上方に位置し、第一収容部14及び第二収容部16における車両上部側に設けられた連通部18とが形成されている。すなわち、燃料タンク10は、単一の連通部18に対し、その両側に第一収容部14及び第二収容部16が形成されている所謂鞍型燃料タンクとなっている。
第一収容部14は、上部内壁20と下部内壁22、及び外側内壁24と内側内壁26とで断面が略矩形状に形成されている。また、上部内壁20には、板厚方向に開口した取付穴28が設けられている。
第一収容部14内には、ポンプユニット30が配置されている。このポンプユニット30は、取付穴28から第一収容部14内に挿入されると共に、下部内壁22に取り付けられ、かつ、取付穴28の開口を塞ぐ構成とされている。ポンプユニット30は、内部にメインポンプを備えており、このメインポンプの駆動により、燃料供給配管を通じて燃料をエンジンユニットに供給することができる(いずれも不図示)。また、ポンプユニット30には、燃料ゲージ32が取り付けられている。この燃料ゲージ32は、アーム34を介してフロート36が設けられており、フロート36の位置から得られる液位に基づき第一収容部14内の燃料量を検出する構成とされている。
第二収容部16は、第一収容部14と同様、上部内壁38と下部内壁40、及び外側内壁42と内側内壁44とで断面が略矩形状に形成されている。下部内壁40には、燃料ゲージ32が設けられており、第一収容部14に設けられたポンプユニット30と同様、アーム34を介してフロート36が設けられている。これにより、第二収容部16内の燃料量を検出する構成とされている。なお、第一収容部14及び第二収容部16に設けられた燃料ゲージ32は、第一収容部14及び第二収容部16の内部の燃料量を検出できればよく、構造は特に限定されない。
連通部18は、上部内壁46と下部内壁48との間隔が第一収容部14の上部内壁20と下部内壁22との間隔よりも狭く設定されている。同様に、連通部18の上部内壁46と下部内壁48との間隔は第二収容部16の上部内壁38と下部内壁40との間隔よりも狭くされている。また、連通部18における一方の端部は第一収容部14と連通されており、他方の端部は第二収容部16と連通されている。すなわち、第一収容部14と第二収容部16とは、連通部18を介して連通されている。連通部18の上部内壁46及び下部内壁48の略中央部には、断面内側に向って凸形状に形成された取付座50が形成されている。
連通部18には、略箱状に形成された支持部材52が設けられている。支持部材52は、上部内壁46の取付座50と下部内壁48の取付座50との間に挟まれるように設けられており、それぞれの取付座50の取付座面58と支持部材52の上面60及び下面62とは、溶着等により固定されている。
支持部材52は、図4(A)に示されるように、上側支持部材54と下側支持部材56とで構成されており、上側支持部材54の下端部64にはフランジ68が設けられている。また、下側支持部材56の上端部66にはフランジ70が設けられている。このフランジ68、70同士が接合されることで、支持部材52が構成されている。また、支持部材52には、後述する移送配管としての内蔵チューブ72が車両幅方向に延在するように保持する保持孔74が形成されている(図3参照)。この保持孔74は、上側支持部材54に設けられかつ軸方向が車両幅方向に沿った反円柱状に形成された保持用溝76と、上側支持部材54と同様の構成とされた下側支持部材56の保持用溝76とが接合されることで形成されている。
さらに、図4(B)に示されるように、上側支持部材54の保持用溝76の径方向外側には補強リブ78が複数形成されている。同様に、下側支持部材56にも補強リブ78が形成されており、上側支持部材54の補強リブ78と下側支持部材56の補強リブ78とは互いに当接されると共に溶着等により接合可能な構成とされている。なお、フランジ68とフランジ70との接合面積及び補強リブ78同士の接合面積を増やすことで上側支持部材54と下側支持部材56との接合強度を向上させることができる。したがって、連通部18の上部内壁46及び下部内壁48からの入力に合わせて上側支持部材54と下側支持部材56との接合面積を調整することで、支持部材52の強度を調整することができる。
図2、3に示されるように、支持部材52の保持孔74内には、内蔵チューブ72が設けられている。内蔵チューブ72には、一方(第一収容部14側)の保持孔74及び他方(第二収容部16側)の保持孔74の近傍に拡径部82が設けられている。この拡径部82の外径は、保持孔74の内径よりも大きくされている。このため、拡径部82がいわばストッパーとなって内蔵チューブ72の経路長方向の移動が抑制されることから、内蔵チューブ72は支持部材52に対し、一定の位置で保持される。これにより、第一収容部14及び第二収容部16に対する内蔵チューブ72の経路長のばらつきを抑制することができると共に、内蔵チューブ72の摩耗を抑制して内蔵チューブ72の品質を向上させることができる。
図1に示されるように、内蔵チューブ72の一方の端部80は第一収容部14内の下部内壁22付近に配置され、他方の端部84は第二収容部16内の下部内壁40付近に配置されている。内蔵チューブ72内に燃料GSが満たされることで、サイフォン原理により、第二収容部16と第一収容部14とで燃料GSを移送することができる。
(第1実施形態の作用・効果)
次に、本実施形態の作用並びに効果を説明する。
ここで、図9に示される対比例を用いながら、本実施形態の作用並びに効果を説明することにする。なお、本実施形態と同一構成部分については同一番号を付してその説明を省略する。
図9に示されるように、燃料タンク200は、内部に燃料GSを収容可能な燃料タンク本体204を有している。燃料タンク本体204には、図示しない車体のトランスアクスルの両側に配置される2つの燃料収容部としての第一収容部14及び第二収容部16と、トランスアクスルの上方に位置し、第一収容部14及び第二収容部16における車両上部側に設けられた連通部201とが形成されている。すなわち、燃料タンク200は、所謂鞍型燃料タンクとなっている。
燃料タンク200の内部には、内蔵チューブ202が設けられている。この内蔵チューブ202は、連通部201の上部内壁206と下部内壁208との間に設けられていると共に、一方の端部80は第一収容部14内の下部内壁22付近に配置され、他方の端部84は第二収容部16内の下部内壁40付近に配置されている。
内蔵チューブ202は、燃料タンク200内に固定されておらず、燃料タンク200内で移動可能な状態で配置されている。このため、燃料タンク200内にポンプユニット30(図1参照)等の内蔵部品を固定する際に、内蔵チューブ202が内臓部品の固定位置へと動いて障害となり、内蔵部品の取り付け作業における作業性が低下する可能性がある。
また、燃料タンク200が取り付けられた車両が走行すると、走行中に発生する遠心力等により、燃料タンク200内に収容されている燃料GSが移動する。すなわち、車両幅方向で第一収容部14側から第二収容部16側へと力が加わると、第一収容部14内に収容されている燃料GSが連通部201を通って第二収容部16へと移動する。同様に、車両幅方向で第二収容部16側から第一収容部14側へと力が加わると、第二収容部16内に収容されている燃料GSが連通部201を通って第一収容部14へと移動する。
連通部201の上部内壁206と下部内壁208との間隔は、第一収容部14の上部内壁20と下部内壁22との間隔及び第二収容部16の上部内壁38と下部内壁40との間隔に対し狭くされている。このため、第一収容部14及び第二収容部16から連通部201を通過する燃料GSは、連通部201で流速が早くなる。したがって、流速の速くなった燃料GSの勢いで動かされた内蔵チューブ202が燃料タンク200の内壁と当たることで、打音が発生する可能性がある。
これに対し、本実施形態では、図1に示されるように、内蔵チューブ72は連通部18に設けられた支持部材52によって燃料タンク10内に保持されている。したがって、連通部18を通過することで流速が速くなった燃料GSによる内蔵チューブ72の移動が抑制される。また、内蔵チューブ72は、燃料タンク10の内部での位置が定まることから、ポンプユニット30等の内蔵部品を固定する際に内蔵チューブ72が動いて取り付け作業の障害となるのを抑制することができる。これにより、燃料タンク10内に取付けられる内蔵部品の取り付け作業性を向上させると共に、内蔵チューブ72による打音の発生を抑制することができる。
(第2実施形態)
次に、図5を用いて、本発明の第2実施形態に係る燃料タンクについて説明する。なお、前述した第1実施形態と同一構成部分については、同一番号を付してその説明を省略する。
図5に示されるように、この第2実施形態に係る燃料タンク94は、基本的な構成は第1実施形態と同様とされ、支持部材86に中空部88及び内蔵チューブ接続部90が設けられている点に特徴がある。
連通部18には、略箱状に形成された支持部材86が設けられている。支持部材86は、上部内壁46の取付座50と下部内壁48の取付座50との間に挟まれるように設けられており、それぞれの取付座50の取付座面58と支持部材86の上面60及び下面62とは、溶着等により固定されている。
支持部材86には、第一収容部14側の外側面92に、第一収容部14側へと突出した内蔵チューブ接続部90が設けられている。同様に、第二収容部16側の外側面92にも第二収容部16側へと突出した内蔵チューブ接続部90が設けられている。各内蔵チューブ接続部90の外周には、先端方向に向けて次第に縮径するテーパ部を有する環状の突起96が、軸方向に所定の間隔で複数形成されている。また、内蔵チューブ接続部90の内部には、支持部材連通路98が形成されており、この支持部材連通路98は、後述する中空部88と連通されている。
支持部材86は、その内部に空洞である中空部88が形成されている。この中空部88と内蔵チューブ接続部90の支持部材連通路98とは連通されていることから、第一収容部14側の内蔵チューブ接続部90の支持部材連通路98と第二収容部16側の内蔵チューブ接続部90の支持部材連通路98とは連通されている。
各内蔵チューブ接続部90には、内蔵チューブ100がそれぞれ圧入されて連結されている。したがって、一方の内蔵チューブ100内の燃料GSは、支持部材86内の中空部88を介して他方の内蔵チューブ100へと移送可能な構成とされている。
(第2実施形態の作用・効果)
次に、第2実施形態の作用並びに効果を説明する。
本実施形態においても、前述した第1実施形態と同様に、燃料タンク94内に取付けられる内蔵部品の取り付け作業性を向上させると共に、内蔵チューブ100による打音の発生を抑制することができる。すなわち、各内蔵チューブ100は連通部18に設けられた支持部材86によって燃料タンク94内に保持されている。したがって、連通部18を通過することで流速が速くなった燃料GSによる各内蔵チューブ100の移動が抑制される。また、各内蔵チューブ100は、燃料タンク94の内部での位置が定まることから、ポンプユニット30等の内蔵部品を固定する際に内蔵チューブ100が動いて取り付け作業の障害となるのを抑制することができる。これにより、燃料タンク10内に取付けられる内蔵部品の取り付け作業性を向上させると共に、各内蔵チューブ100による打音の発生を抑制することができる。
なお、本実施形態では、内蔵チューブ接続部90に突起96が軸方向に所定の間隔で複数形成されている構成とされているが、これに限らず、内蔵チューブ接続部90と内蔵チューブ100の端部にクイックコネクタを設けて、内蔵チューブ100と内蔵チューブ接続部90とがクイックコネクタにより接続される構成とされてもよい。
(第3実施形態)
次に、図6を用いて、本発明の第3実施形態に係る燃料タンクについて説明する。なお、前述した第1実施形態等と同一構成部分については、同一番号を付してその説明を省略する。
図6に示されるように、この第3実施形態に係る燃料タンク104は、基本的な構成は第1実施形態と同様とされ、支持部材106が連通部18の上部内壁108の取付座134及び下部内壁110の取付座134にかしめて取り付けられている点に特徴がある。
支持部材106は、上側支持部材112と下側支持部材114とで構成されており、上側支持部材112の下端部116にはフランジ118が設けられている。また、下側支持部材114の上端部124にはフランジ120が設けられている。このフランジ118、120同士が接合されることで、支持部材106が構成されている。さらに、支持部材106には、内蔵チューブ72が車両幅方向に延在されるように保持する保持孔122が形成されている。さらにまた、上側支持部材112の上面126には、内蔵チューブ72に対し一例として車両前後方向で前方側に設けられると共に板厚方向に貫通された取付孔128が形成されている。同様に、下側支持部材114の下面130には、内蔵チューブ72に対し一例として車両前後方向で後方側、すなわち、上側支持部材112の取付孔128と異なる位置に板厚方向に貫通された取付孔164が形成されている。また、上側支持部材112及び下側支持部材114の側面132には、一部が切り欠かれた図示しない切欠き窓が設けられている。
支持部材106は、連通部18の上部内壁108の取付座134と下部内壁110の取付座134との間に挟まれるように設けられている。上部内壁108の取付座134の取付座面136と下部内壁110の取付座134の取付座面136とには、取付座面136から突出した略円筒状の突起部138が形成されている。
上部内壁108の取付座面136の突起部138は、上側支持部材112の取付孔128内に挿入される。そして、上側支持部材112の側面132に設けられた切欠き窓から挿入された工具によって突起部138の頭部が溶融されることで、上部内壁108と上側支持部材112とがかしめられる。同様に、下部内壁110の取付座面136の突起部138は、下側支持部材114の取付孔164内に挿入され、頭部が溶融されることで、下部内壁110と下側支持部材114とがかしめられる。これにより、支持部材106が燃料タンク104に固定されている。
(第3実施形態の作用・効果)
次に、第3実施形態の作用並びに効果を説明する。
本実施形態においても、前述した第1実施形態と同様に、燃料タンク104内に取付けられる内蔵部品の取り付け作業性を向上させると共に、内蔵チューブ72により打音の発生を抑制することができる。すなわち、内蔵チューブ72は連通部18に設けられた支持部材106によって燃料タンク104内に保持されている。したがって、連通部18を通過することで流速が速くなった燃料GSによる内蔵チューブ72の移動が抑制される。また、内蔵チューブ72は、燃料タンク104の内部での位置が定まることから、ポンプユニット30等の内蔵部品を固定する際に内蔵チューブ72が動くことで取り付け作業の障害となるのを抑制することができる。これにより、燃料タンク104内に取付けられる内蔵部品の取り付け作業性を向上させると共に、内蔵チューブ72による打音の発生を抑制することができる。
さらに、本実施形態では、支持部材106は取付孔128、164に燃料タンク104の連通部18に形成された突起部138を挿入してかしめることで燃料タンク104に取り付けられている。すなわち、支持部材106の燃料タンク104への取付時の位置決めが容易となる。これにより、支持部材106の取り付け作業時の作業効率を向上させることが可能となる。
(第4実施形態)
次に、図7を用いて、本発明の第4実施形態に係る燃料タンクについて説明する。なお、前述した第1実施形態等と同一構成部分については、同一番号を付してその説明を省略する。
図7(A)に示されるように、この第4実施形態に係る燃料タンク140は、基本的な構成は第1実施形態と同様とされ、支持部材142の内部に支持リブ146、148により構成された挟持空間144が設けられている点に特徴がある。
支持部材142は、図7(B)に示されるように、上面150及び側面152、154によって断面が車両下側に開口した略U字状に形成されている。側面152の下端部156には、側面152と略直交する方向に延在した取付座面158が形成されている。この取付座面158と上面150とは略平行とされている。また、側面154の下端部166も同様の構成とされている。
側面152の下端部156には、断面内側の車両上方へ向かって斜めに突出された支持リブ146が形成されている。同様に、側面154の下端部166には、側面152の支持リブ146と対向した位置に側面152と同様に支持リブ146が形成されている。また、上面150の略中央部には、断面内側の車両下方へ向かって略垂直に突出された支持リブ148が形成されている。
支持部材142の断面の略中央部には、側面152、154に形成された支持リブ146の先端部162と上面150の支持リブ148の先端部170とで形成される挟持空間144が設けられている。支持リブ146、148の突出量は、挟持空間144のサイズが内蔵チューブ72を挟持するために内蔵チューブ72の外径より少し小さくなるようにそれぞれ調整されている。
支持部材142は、燃料タンク140の連通部172の上部内壁174の取付座176と下部内壁178の取付座176との間に挟まれるように設けられている。具体的には、上部内壁174の取付座176の取付座面180と支持部材142の上面150とが溶着等により固定されており、下部内壁178の取付座176の取付座面180と取付座面158とが溶着等により固定されている。
下部内壁178の取付座面180の略中央部には、車両下方へ突出された凹部182が車両幅方向に延在されている。これにより、内蔵チューブ72を支持部材142に固定させる際には、凹部182内に内蔵チューブ72を挿通させた後、内蔵チューブ72を車両上方側へ移動させる。このとき、内蔵チューブ72は、支持リブ146の傾斜にガイドされて挟持空間144へと導入される。そして、内蔵チューブ72を挟持空間144内にセットされることで内蔵チューブ72は挟持空間144に挟持され、支持部材142に固定されている。
(第4実施形態の作用・効果)
次に、第4実施形態の作用並びに効果を説明する。
本実施形態においても、前述した第1実施形態と同様に、燃料タンク140内に取付けられる内蔵部品の取り付け作業性を向上させると共に、内蔵チューブ72により打音の発生を抑制することができる。すなわち、内蔵チューブ72は連通部172に設けられた支持部材142によって燃料タンク140内に保持されている。したがって、連通部172を通過することで流速が速くなった燃料GSによる内蔵チューブ72の移動が抑制される。また、内蔵チューブ72は、燃料タンク140の内部での位置が定まることから、ポンプユニット30等の内蔵部品を固定する際に内蔵チューブ72が動くことで取り付け作業の障害となるのを抑制することができる。これにより、燃料タンク140内に取付けられる内蔵部品の取り付け作業性を向上させると共に、内蔵チューブ72による打音の発生を抑制することができる。
さらに、本実施形態では、燃料タンク140に取り付けられた支持部材142の挟持空間144が内蔵チューブ72を挟持することで、内蔵チューブ72が支持部材142に固定されている。すなわち、内蔵チューブ72の着脱が工具を使用することなく容易に行うことができる。これにより、内蔵チューブ72の取り付け作業時の作業効率を向上させることが可能となると共に、内蔵チューブ72の交換等が容易になることでメンテナンス性を向上させることが可能となる。
(実施形態の補足説明)
ここで、上記の第1実施形態から第4実施形態の作用について補足説明する。
支持部材52、86、106、142は、それぞれ連通部18、172の上部内壁46、108、174と下部内壁48、110、178との間に設けられている。したがって、上部内壁46、108、174と下部内壁48、110、178との間隔が狭い連通部18、172でも内蔵チューブ72、100を確実に燃料タンク10、94、104、140内に固定することができる。また、対比例では、燃料タンク200を成型する場合は、溶融した熱可塑性樹脂のパリソン内部に内蔵チューブ202を挿入してパリソン内部に空気を吹き込むことで燃料タンク200を製造していたが、上部内壁206と下部内壁208との間隔が狭い連通部201では、内蔵チューブ202が上部内壁206及び下部内壁208と接触し易く、パリソンに内蔵チューブ202が付着してしまう可能性があった。これに対し、本発明では、連通部18に支持部材52、86、106、142を設けるので、燃料タンク成型時に上部内壁46、108、174及び下部内壁48、110、178との接触を抑制できる。これにより、燃料タンク10、94、104、140と内蔵チューブ72、100との品質を安定させることができる。
また、連通部18、72の上部内壁46、108、174の取付座50、134、176と下部内壁48、110、178の取付座50、134、176との間には、支持部材52、86、106、142が設けられていることから、支持部材52、86、106、142は上部内壁46、108、174と下部内壁48、110、178とを連結するいわば支柱の役割を果たす。したがって、燃料タンク10、94、104、140に補強部材を別に設けることなく連通部18、72の変形を抑制することが可能となるので、コストを掛けずに燃料タンク10、94、104、140の強度を向上させることが可能となる。
さらに、支持部材52、86、106、142の車両上下方向の略中央部に内蔵チューブ72、100が設けられている。すなわち、燃料タンク10、94、104、140の内壁と内蔵チューブ72、100とは離間されていることから、内蔵チューブ72、100への熱の伝達が抑制される。したがって、燃料タンク10、94、104、140の成型時にパリソンの熱が内蔵チューブ72、100へと伝達しにくいため、内蔵チューブ72、100が熱による影響を受けづらい。これにより、内蔵チューブ72、100ひいては燃料タンク10、94、104、140の品質を安定させることができる。
なお、上記の第1実施形態から第4実施形態では、鞍形状の燃料タンクの連通部に支持部材が設けられている構成とされているが、これに限らず、図8に示されるように、扁平形状に形成された扁平燃料タンク186内に形成されている仕切り部184に支持部材52が設けられている構成としてもよい。
以上、本発明の実施形態について説明したが、本発明は、上記に限定されるものでなく、その主旨を逸脱しない範囲内において上記以外にも種々変形して実施することが可能であることは勿論である。
10 燃料タンク
12 燃料タンク本体
14 第一収容部(燃料収容部)
16 第二収容部(燃料収容部)
18 連通部
46 上部内壁
48 下部内壁
52 支持部材
72 内蔵チューブ(移送配管)
74 保持孔
86 支持部材
94 燃料タンク
100 内蔵チューブ(移送配管)
104 燃料タンク
106 支持部材
108 上部内壁
110 下部内壁
122 保持孔
140 燃料タンク
142 支持部材
172 連通部
174 上部内壁
178 下部内壁

Claims (1)

  1. 内部に複数設けられると共に燃料を収容する燃料収容部と、当該一の燃料収容部と当該他の一の燃料収容部とを連通すると共に当該燃料収容部よりも上部内壁と下部内壁との間隔が狭く設定された連通部と、を備えた燃料タンク本体と、
    前記連通部内に固定され、前記一の燃料収容部と前記他の一の燃料収容部とに向けて開口された保持孔を有する支持部材と、
    前記保持孔により保持され、前記一の燃料収容部と前記他の一の燃料収容部との間で前記燃料を移送可能とする移送配管と、
    を備えた燃料タンク。
JP2014009522A 2014-01-22 2014-01-22 燃料タンク Pending JP2015137006A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2014009522A JP2015137006A (ja) 2014-01-22 2014-01-22 燃料タンク

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2014009522A JP2015137006A (ja) 2014-01-22 2014-01-22 燃料タンク

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2015137006A true JP2015137006A (ja) 2015-07-30

Family

ID=53768317

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2014009522A Pending JP2015137006A (ja) 2014-01-22 2014-01-22 燃料タンク

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2015137006A (ja)

Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6247426U (ja) * 1985-09-13 1987-03-24
JPS63181534U (ja) * 1987-05-18 1988-11-24

Patent Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6247426U (ja) * 1985-09-13 1987-03-24
JPS63181534U (ja) * 1987-05-18 1988-11-24

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US8590565B2 (en) Fuel tank
CN102300739B (zh) 燃料箱的消波结构
US10520057B2 (en) Engine mount
KR100676047B1 (ko) 압력개폐밸브
WO2015146336A1 (ja) 燃料供給装置
US11248728B2 (en) Line coupling and container having the same
JP2015137006A (ja) 燃料タンク
JP2007092834A (ja) 燃料遮断弁
JP2007271149A (ja) 冷媒凝縮器の取付構造
JP2019173625A (ja) 燃料供給装置
JP6639179B2 (ja) 車両吸気ダクト
JP6344112B2 (ja) 燃料タンク
JP2007231931A (ja) 吸気音伝達装置及び吸気音伝達方法
JP2007237842A (ja) 自動車の前部車体構造
JP2018189011A (ja) インテークマニホールド
JP2018083599A (ja) フィラーネックアセンブリ及びその製造方法
US11339753B2 (en) Fuel suction inlet member
JP2007145311A (ja) 燃料タンク装置
CN109891066B (zh) 排气管
JP5394097B2 (ja) 車両用燃料タンクおよび車両用燃料タンクの製造方法
JP6236409B2 (ja) グリルシャッタ
JP2017506193A (ja) 自動車のフロントエンドキャリア上のラジエータカウリング及びバンパの取り付け装置
JP6970003B2 (ja) 燃料配管
JP2008082280A (ja) 燃料タンク用装着部品の取付構造
JP2005271795A (ja) 車両のフロントエンド構造

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20160315

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20161209

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20161220

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20170801