JP2015134628A - 包装装置、包装システム及び包装方法 - Google Patents

包装装置、包装システム及び包装方法 Download PDF

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Abstract

【課題】梱包紙の巻き方向の端部である尾端付近の美麗な外観を確保しつつ、短時間で円周形状の余剰部分を折り伏せる。
【解決手段】包装装置は、梱包紙95を介して被包装物90を保持する保持部20a,20bと、余剰部分96に押し込まれることで余剰部分96の一部を押さえ、梱包紙95を介して被包装物90の端面に当接する複数の押さえ部材50と、押さえ部材50を回転させることで余剰部分96を折り伏せる回転駆動部70と、複数の押さえ部材50が梱包紙95を介して被包装物90の端面に当接する前に、梱包紙95の巻き方向の端部である尾端99から梱包紙95の巻き方向と逆方向に所定の角度だけずれた位置に押さえ部材50の一つが位置するように、押さえ部材50の尾端99に対する相対的な初期位置を合わせるよう制御する制御部とを備える。
【選択図】図3

Description

本発明は、被包装物に対して巻き付けられた梱包紙のうち、被包装物が延在する方向において被包装物から突出した余剰部分を折り伏せる包装装置、包装システム及び包装方法に関する。
従来から、被包装物に対して巻き付けられた梱包紙のうち、被包装物が延在する方向において被包装物から突出した円周形状の余剰部分を折り伏せる包装装置及び包装方法が知られている。より具体的には、円周形状の余剰部分の複数個所を保持しながら、梱包紙を端面の内径方向に折り曲げ、折り曲げ完了後、耳の部分を円周方向に折り伏せることで、端面での複数の折り曲げを一度に行なう包装装置及び包装方法が知られている(例えば、特許文献1及び2参照)。また、別の例としては、被包装物又は梱包紙の端面を折り曲げる折り曲げ機構を回転させつつ、円周形状の余剰部分を一箇所ずつ端面内径方向に折り曲げ完了後、耳の部分を円周方向に折り伏せることを繰り返す包装装置及び包装方法が知られている(例えば、特許文献3乃至5参照)。
特許第4175853号 特公平6−88573号 特許第3432850号 特公平6−10008号 特開平9−301316号
しかしながら、特許文献1及び2に示すように、円周形状の余剰部分に関して、端面での複数の折り曲げを一度に行なう態様では、梱包紙の巻き方向の端部である尾端が思わぬ方向で折り伏せられてしまうことがあり、当該尾端付近で正確な折込みができないことがある。
他方、特許文献3乃至5に示すように円周形状の余剰部分を一箇所ずつ端面内径方向に折り曲げる態様でも、径に応じて折り曲げる周期を調整しないと、梱包紙の巻き方向の端部である尾端が思わぬ方向で折り伏せられてしまうことがあり、当該尾端付近で正確な折込みができないことがある。また、この態様では、余剰部分の折り込みが進み、梱包紙の残りの長さが短くなると梱包紙自身の剛性のために梱包紙の後ろ側が浮き上がりプリーツが発生しにくくなったり、仮にプリーツが発生して折り込めたとしても梱包紙が浮き上がり、プリーツが放射状にならず美麗な外観を得ることができなかったりすることがある。さらに、この態様では、複数回にわたり、端面を折り曲げて折り伏せる必要があることから、包装タクトが増大してしまう。
本発明は、このような点を鑑みてなされたものであり、梱包紙の巻き方向の端部である尾端付近の美麗な外観を確保しつつ、短時間で円周形状の余剰部分を折り伏せることができる包装装置、包装システム及び包装方法を提供する。
本発明による包装装置は、
被包装物に対して巻き付けられた梱包紙のうち、前記被包装物が延在する方向において前記被包装物から突出した余剰部分を折り伏せる包装装置であって、
前記梱包紙を介して前記被包装物を保持する保持部と、
前記余剰部分に押し込まれることで前記余剰部分の一部を押さえ、前記梱包紙を介して前記被包装物の端面に当接する複数の押さえ部材と、
前記複数の押さえ部材を回転させることで、前記余剰部分を折り伏せる回転駆動部と、
前記複数の押さえ部材が前記梱包紙を介して前記被包装物の端面に当接する前に、前記梱包紙の巻き方向の端部である尾端から前記梱包紙の巻き方向と逆方向に所定の角度だけずれた位置に前記押さえ部材の一つが位置するように、前記押さえ部材の前記尾端に対する相対的な初期位置を合わせるよう制御する制御部と、
を備える。
本発明による包装装置において、
前記制御部は、前記押さえ部材を回転させることで、前記押さえ部材の前記尾端に対する相対的な初期位置を合わせるよう制御してもよい。
本発明による包装装置において、
前記制御部は、前記保持部を駆動することで、前記押さえ部材の前記尾端に対する相対的な初期位置を合わせるよう制御してもよい。
本発明による包装装置において、
前記所定の角度は、3度〜25度であってもよい。
本発明による包装装置は、
前記回転駆動部に連結されるとともに、前記複数の押さえ部材が設置された回転板をさらに備え、
前記回転駆動部が前記回転板を回転させることで、前記押さえ部材が回転されてもよい。
本発明による包装装置において、
各押さえ部材は、エアシリンダーを介して前記回転板に連結され、
前記エアシリンダーを駆動させることで、各押さえ部材が開位置又は閉位置に位置づけられてもよい。
本発明による包装装置は、
前記尾端の位置を検出するための検出部をさらに備えてもよい。
本発明による包装システムは、
上述した包装装置と、
梱包紙の巻き方向の端部である尾端の位置を検出するための検出部と、
を備える。
本発明による包装方法は、
被包装物に対して巻き付けられた梱包紙のうち、前記被包装物が延在する方向において前記被包装物から突出した余剰部分を折り伏せる包装装置であって、前記梱包紙を介して前記被包装物を保持する保持部と、前記余剰部分に押し込まれることで前記余剰部分の一部を押さえ、前記梱包紙を介して前記被包装物の端面に当接する複数の押さえ部材と、を有する包装装置を用いた包装方法であって、
梱包紙の巻き方向の端部である尾端の位置を検出する工程と、
前記尾端から前記梱包紙の巻き方向と逆方向に所定の角度だけずれた位置に前記押さえ部材の一つが位置するように、前記押さえ部材の前記尾端に対する相対的な初期位置を合わせる工程と、
前記初期位置にある前記複数の押さえ部材が前記余剰部分に押し込まれることで、前記複数の押さえ部材が、前記余剰部分の一部を押さえて前記梱包紙を介して前記被包装物の端面に当接する工程と、
前記押さえ部材を前記梱包紙の巻き方向に沿って回転させることで、前記余剰部分を折り伏せる工程と、
を備える。
本発明によれば、複数の押さえ部材が梱包紙を介して被包装物の端面に当接する前に、梱包紙の巻き方向の端部である尾端から梱包紙の巻き方向と逆方向に所定の角度だけずれた位置に押さえ部材の一つが位置するように、押さえ部材の尾端に対する相対的な初期位置を合わせる。このため、尾端付近の美麗な外観を確保しつつ折り伏せることができる。
また、複数の押さえ部材が余剰部分に押し込まれることで余剰部分の一部を一度に押さえ、梱包紙を介して被包装物の端面に当接する。そのうえで、複数の押さえ部材が回転されて余剰部分が折り伏せられるので、短時間で円周形状の余剰部分を折り伏せることができる。
図1は、本発明の実施の形態による包装装置の構成を示す側方図である。 図2は、本発明の実施の形態による包装装置の押さえ部材の正面図である。 図3(a)は、本発明の実施の形態による包装装置の押さえ部材を側方から見た測方図であり、図3(b)は図3(a)に対応する図であって、押さえ部材側から被包装物及び梱包紙を見た正面図である。 図4(a)は、図3(a)の状態から押さえ部材で余剰部分の一部を押さえた状態に移った図であり、図4(b)は図4(a)に対応する図であって、押さえ部材側から押さえ部材で押さえられた余剰部分を見た正面図である。 図5(a)は、図4(a)の状態から余剰部分を折り伏せた状態に移った図であり、図5(b)は図5(a)に対応する図であって、押さえ部材側から折り伏せられた余剰部分を見た正面図である。 図6は、本発明の実施の形態による包装装置で採用されうる厚みセンサを示した側方図である。 図7は、本発明の実施の形態による包装装置で採用されうるカメラを示した側方図である。 図8(a)(b)は、本発明の実施の形態による包装装置で折り伏せられた余剰部分の正面図である。 図9(a)(b)は、12個の押さえ部材を有する包装装置で折り伏せられた余剰部分の正面図である。 図10(a)(b)は、従来からある包装装置で折り伏せられた余剰部分の正面図である。
実施の形態
《構成》
以下、本発明に係る包装装置及び包装方法の実施の形態について、図面を参照して説明する。ここで、図1乃至図9(a)(b)は本発明の実施の形態を説明するための図である。
図1に示すように、本実施の形態の包装装置100は、例えば直径が200mm〜250mm程度の円柱形状の被包装物90に対して巻き付けられた梱包紙95のうち、被包装物90が延在する方向(図1の左右方向)において被包装物90から突出した余剰部分96を折り伏せるために用いられる。なお、本実施の形態の被包装物90としては、例えば、各種鋼板コイル、アルミコイル、紙、ゴム又はビニール等のシート状製品をコイル状に巻いたものを挙げることができる。
本実施の形態の包装装置100は、梱包紙95を介して被包装物90を保持する保持部20a,20bを備えている。本実施の形態の保持部20a,20bは、被包装物90の軸線方向に延びた一対の受けロール20a,20bであり、図3(b)に示すように、後述する回転板40の側からその軸線方向に沿って見たときに、一方の受けロール20aの右上面と他方の受けロール20bの左上面とで、被包装物90が梱包紙95を介して保持されることとなる。
図1に示すように、本実施の形態の包装装置100は、被包装物90の軸線方向に平行に当該被包装物90に対して相対的に往復移動可能なベース部30と、余剰部分96に押し込まれることで余剰部分96の一部を押さえ、梱包紙95を介して被包装物90の端面91に当接する複数(本実施の形態では6つ)の押さえ部材50(図2参照)と、押さえ部材50を回転させることで余剰部分96を折り伏せるサーボモータ等の回転駆動部70と、回転駆動部70に連結されるとともに複数の押さえ部材50が設置された回転板40と、を備えている。なお、回転駆動部70によって回転板40を回転させることで、複数の押さえ部材50が回転されることとなる。
図1に示すように、上述した回転板40の回転軸は被包装物90の軸線方向と同軸に位置調整されている。また、各押さえ部材50は、その先端側が被包装物90の軸線方向から離れる方向で回動するように、その基端側が回動軸52で回転板40に回動可能に固定されている。
本実施の形態のベース部30は、図示しないアクチュエータに連結されており、このアクチュエータが駆動されることで、ベース部30が被包装物90の軸線方向に平行に配置された案内レール31に沿って移動されることとなる。
図2に示すように、本実施の形態では、6つの押さえ部材50が、被包装物90の側からその軸線方向に沿って見たときに、その軸線に対して点対称に配置されている。また、各押さえ部材50は、被包装物90の側からその軸線方向に沿って見たときに、その軸線から等分に(等角度に)放射状に延びる直線上に配置されている。より具体的には、本実施の形態では、各押さえ部材50は60度の角度だけずれて配置されている。
図1に示すように、各押さえ部材50は、回動軸52で回動される押さえ部51を有している。各押さえ部材50の押さえ部51は、閉位置において、被包装物90の軸線方向に対して所定の鋭角をなすようになっている。また、押さえ部51は、少なくとも被包装物90の軸線方向に対して略直角になる位置まで回動可能になっている(図4(a)及び図5(a)参照)。
図1に示すように、本実施の形態の包装装置100は回動位置保持機構60も備えている。この回動位置保持機構60は、押さえ部材50に形成され、この押さえ部材50の回動軸52を中心として円弧状に形成されたガイド孔62と、回転板40に対して固定され、押さえ部材50が回動するときにガイド孔62内を相対移動可能なストッパピン61とを有している。
本実施の形態の各押さえ部材50は、エアシリンダー63を介して回転板40に連結されている。そして、エアシリンダー63を駆動させることで、ストッパピン61がガイド孔62内を移動し、各押さえ部材50が開位置又は閉位置に位置づけられることとなる。より具体的には、エアシリンダー63で押さえ部材50の基端側を受けロール20a,20b側(図1の右側)に押すことで押さえ部材50が開位置となり、他方、エアシリンダー63で押さえ部材50の基端側を受けロール20a,20bと反対側(図1の左側)に引くことで押さえ部材50が閉位置となる。
図6及び図7に示すように、本実施の形態の包装装置100は、梱包紙95の巻き方向の端部である尾端99を検出する検出部81a,81b,82を備えている。なお、このような態様に限られることはなく、包装装置100とは別の装置に検出部が設けられていてもよい。ちなみに、図6及び図7では、尾端99は左右方向に延在している。
検出部81a,81b,82は、例えば尾端99を検出する厚みセンサ81a,81b(図6参照)やカメラ82(図7参照)等である。検出部として厚みセンサ81a,81bを採用した場合には、梱包紙95の余剰部分96の厚みを円周形状となった当該余剰部分96に沿って測定し、厚みの厚さが変わったところが尾端99として判断される。なお、この厚みセンサ81a,81bは、光を発光する発光部81aと、発光部81aからの光を梱包紙95の余剰部分96を介して受光する受光部81bとを有し、余剰部分96を透過する光の量に応じて梱包紙95の余剰部分96の厚みを検知するようになっているものを利用できる。なお、図6に示した態様では、余剰部分96の外周側に発光部81aが配置され、余剰部分96の内周側に受光部81bが配置されているが、これに限られることはなく、余剰部分96の外周側に受光部が配置され、余剰部分96の内周側に受光部が配置されても当然よい。また、検出部としてカメラ82を採用した場合には、例えば画像処理を適宜行うことで尾端99を自動で判別することができる。なお、このような検出部81a,81b,82は必ずしも必須ではなく、例えば目視によって尾端99を検出する態様を採用することもできる。
図1に示すように、本実施の形態の包装装置100は、この包装装置100を制御する制御部80と、この制御部80に接続され、操作者からの入力指示を受け付ける操作部85と、を備えている。制御部80は、複数の押さえ部材50が梱包紙95を介して被包装物90の端面91に当接する前に、押さえ部材50の尾端99に対する相対的な初期位置を合わせるよう、回転駆動部70を回転させる。そして、本実施の形態では、回転板40の側からその軸線方向に沿って見たときに、尾端99から梱包紙95の巻き方向と逆方向に所定の角度だけずれた位置に押さえ部材50の「一つ」が位置するように、サーボモータ等の回転駆動部70を回転させる。この「所定の角度」は例えば3度〜25度となっており、より好ましくは5度〜20度となっている。このため、好ましい態様では、初期位置において、上述した尾端99から梱包紙95の巻き方向と逆方向に例えば3度〜25度(より好ましくは5度〜20度)だけずれた位置に、押さえ部材50の一つが位置づけられることとなる。
そして、ベース部30が一対の受けロール20a,20bで保持された被包装物90側に移動し、ベース部30が所定の位置まで移動したときに案内レール31に設置されたセンサ35でそのことが検知される。そして、センサ35からの信号を受けて制御部80がエアシリンダー63を駆動し、エアシリンダー63で各押さえ部材50の基端側を受けロール20a,20b側(図1の右側)に押すことで、各押さえ部材50が開位置となり、その状態で6つの押さえ部材50が余剰部分96の一部に当接し、この余剰部分96が6箇所で被包装物90の端面91の内径方向に折り曲げられる(図4(a)(b)参照)。このように余剰部分96の一部が折り曲げられた状態で、回転駆動部70が回転板40を梱包紙95の巻き方向に沿って回転させることで、余剰部分96を折り伏せることができる。
ちなみに、本実施の形態では、制御部80が回転駆動部70を制御することで押さえ部材50の初期位置を合わせる態様を採用しているが、これに限られることはない。例えば一対の受けロール20a,20bのうちの一つが回転可能となっている態様を採用することもできる。この場合には、駆動部25b(図3(b)参照)でこの受けロール20a,20bを回転(駆動)することで、被包装物90を梱包紙95とともに回転し、梱包紙95の尾端99の初期位置を調整することもできる。なお、この駆動部25bは、制御部80に接続され、制御部80によって制御されることとなる。
《方法》
上述した本実施の形態の包装装置100を用いた包装方法について説明する。
まず、一対の受けロール20a,20bによって保持された被包装物90に巻き付けられた梱包紙95の尾端99を検出部81a,81b,82によって検出する。なお、この検出部81a,81b,82は包装装置100に設置されているものでもよいし、この包装装置100に持ち込まれる前の装置に設置されているものでもよい。包装装置100以外に検出部が設けられている場合には、包装装置100と、この検出部を含む装置とを合わせて包装システムを構成することとなる。
次に、制御部80が、梱包紙95の尾端99から梱包紙95の巻き方向と逆方向に所定の角度(例えば3度〜25度)だけずれた位置に押さえ部材50の「一つ」が位置するよう、上述したサーボモータ等の回転駆動部70を駆動し、押さえ部材50の尾端99に対する相対的な初期位置を合わせる(図3(a)(b)参照)。回転駆動部70としてサーボモータを採用した場合には、所定の角度だけ回転板40を容易に回転することができるので、押さえ部材50の初期位置を容易に設定することができる点で好ましい。
なお、受けロール20a,20bを回転することで押さえ部材50の尾端99に対する相対的な初期位置を合わせる場合には、制御部80からの信号を受けた駆動部25bが一対の受けロール20a,20bのうちの一つを回転(駆動)し、被包装物90を梱包紙95とともに回転し、梱包紙95の尾端99の初期位置を調整することとなる。ちなみに、上述したような検出部81a,81b,82を採用せずに目視で梱包紙95の尾端99を確認した場合には、操作部85(図1参照)からの入力に応じて制御部80が回転駆動部70を駆動することとなる。
次に、制御部80がアクチュエータを駆動することで、ベース部30が被包装物90の軸線方向に平行に配置された案内レール31に沿って移動する(図1参照)。そして、ベース部30が所定の位置まで移動したときに案内レール31上のセンサ35でそのことが検知され、エアシリンダー63で各押さえ部材50の基端側を受けロール20a,20b側(図1の右側)に押すことで、各押さえ部材50が開位置となる。そして、開位置となった6つの押さえ部材50が余剰部分96に当接し、この余剰部分96の一部を6箇所で被包装物90の端面91の内径方向に折り曲げる(図4(a)(b)参照)。
このように余剰部分96の一部が6箇所で被包装物90の端面91の内径方向に折り曲げられると、制御部80が回転駆動部70を駆動して、回転板40を360度、梱包紙95の巻き方向に沿って回転させる。このことによって、余剰部分96が折り伏せられる(図5(a)(b)参照)。以上の工程で、被包装物90の端面91の包装が完了する。
《効果》
次に、上述した構成からなる本実施の形態によって達成される効果であって、まだ述べていない効果又はとりわけ重要な効果について説明する。
本実施の形態では、梱包紙95の尾端99から梱包紙95の巻き方向と逆方向に所定の角度(好ましくは3度〜25度、より好ましくは5度〜20度)だけずれた位置に押さえ部材50の一つが位置するように、押さえ部材50の初期位置を合わせし、そのうえで、各押さえ部材50で余剰部分96を被包装物90の端面91の内径方向に折り曲げる。そして、回転板40を梱包紙95の巻き方向に沿って回転させることで、このように折り曲がった余剰部分96を折り伏せる。このため、尾端99付近の美麗な外観を確保しつつ折り伏せることができる(図6(a)(b)参照)。
この点について説明する。尾端99の位置を何ら考慮することなく、各押さえ部材50で余剰部分96を被包装物90の端面91の内径方向に折り曲げ、回転板40を梱包紙95の巻き方向に沿って回転させた場合には、図10(a)(b)示すように、梱包紙95の耳の部分が浮き上がってしまうことがある。これは、尾端99は梱包紙95の巻き方向の端部となっており他の押圧箇所と異なり向心方向への拘束力を持たないことから、尾端99を含む耳の部分が円周接線方向へ折り伏せようとする力に対し接線方向へ逃げてしまうためであると考えられる。この点、本実施の形態では、梱包紙95の尾端99から梱包紙95の巻き方向と逆方向に所定の角度だけずれた位置に押さえ部材50の一つが位置するように、押さえ部材50の初期位置を合わせし、そのうえで、各押さえ部材50で余剰部分96を被包装物90の端面91の内径方向に折り曲げる。この結果、尾端99を含む耳の部分に関しても一定程度の向心方向への拘束力を発生させることができ、尾端99を含む耳の部分が円周接線方向へ折り曲がることを防止することができる。したがって、本実施の形態によれば、押さえ部材50の一つで梱包紙95の尾端99付近を被包装物90の端面91の内径方向にしっかりと折り曲げることができ、尾端99付近の美麗な外観を確保しつつ折り伏せることができる(図8(a)(b)参照)。
また、一般には、梱包紙95の尾端99はその内面に接着剤で塗られ、尾端99の内面は当該尾端99の内周側に位置する梱包紙95の外面に貼り付けられている。この点、図10(a)(b)に示すように梱包紙95の耳の部分が浮き上がってしまうと、被包装物90や押さえ部材50にその接着剤が付着するという不都合も発生しうる。他方、本実施の形態では、上述したように押さえ部材50の一つで梱包紙95の尾端99付近を被包装物90の端面91の内径方向にしっかりと折り曲げることができ、尾端99付近の美麗な外観を確保しつつ折り伏せることができることから、被包装物90や押さえ部材50に接着剤が付着するという不都合が発生することを防止することができる。
また、本実施の形態では、複数の押さえ部材50が余剰部分96を複数箇所で被包装物90の端面91の内径方向に折り曲げ、回転板40を梱包紙95の巻き方向に沿って回転させることで、このように折り曲がった余剰部分96を一揆に折り伏せる。このため、短時間で円周形状の余剰部分96を折り伏せることができる。
なお、本実施の形態において、梱包紙95の尾端99から梱包紙95の巻き方向と逆方向に3度〜25度だけずれた位置に押さえ部材50の一つが位置するように、押さえ部材50の初期位置を合わせした場合には、より確実に、押さえ部材50の一つで梱包紙95の尾端99付近を被包装物90の端面91の内径方向にしっかりと折り曲げることができ、尾端99付近の美麗な外観を確保しつつ折り伏せることができることから好ましい。また、梱包紙95の尾端99から梱包紙95の巻き方向と逆方向に5度〜20度だけずれた位置に押さえ部材50の一つが位置するように、押さえ部材50の初期位置を合わせした場合には、さらにより確実に、押さえ部材50の一つで梱包紙95の尾端99付近を被包装物90の端面91の内径方向にしっかりと折り曲げることができ、尾端99付近の美麗な外観を確保しつつ折り伏せることができることからさらにより好ましい。
また、本実施の形態で検出部81a,81b,82を採用した場合には、尾端99の位置を自動で精度良く検出することができる。このため、より確実に、押さえ部材50の一つで梱包紙95の尾端99付近を被包装物90の端面91の内径方向にしっかりと折り曲げることができ、尾端99付近の美麗な外観を確保しつつ折り伏せることができることから好ましい。
なお、本実施の形態では、各押さえ部材50が余剰部分96に当接する前にエアシリンダー63で各押さえ部材50を開位置に位置づけ、開位置にある押さえ部材50で余剰部分96の一部を折り曲げることから、(押さえ部材50が余剰部分96に当接することで当該押さえ部材50が開位置に位置づけられる態様と比較して)余剰部分96の一部を綺麗な形状で折り曲げることができる。この結果、より確実に、押さえ部材50の一つで梱包紙95の尾端99付近を被包装物90の端面91の内径方向にしっかりと折り曲げることができ、尾端99付近の美麗な外観を確保しつつ折り伏せることができる。
ちなみに、上記では、6つの押さえ部材50を利用する態様を用いて説明したが、これに限られることはなく、例えば、8個の押さえ部材50や12個の押さえ部材50を利用することもできる。なお、図9(a)(b)は12個の押さえ部材50を利用して、円周形状の余剰部分96を折り伏せた態様を示した図である。
最後になったが、上述した実施の形態の記載及び図面の開示は、特許請求の範囲に記載された発明を説明するための一例に過ぎず、上述した実施の形態の記載又は図面の開示によって特許請求の範囲に記載された発明が限定されることはない。
20a,20b 受けロール(保持部)
40 回転板
50 押さえ部材
70 回転駆動部
80 制御部
81a 厚みセンサの発光部(検出部)
81b 厚みセンサの受光部(検出部)
82 カメラ(検出部)
90 被包装物
91 端面
95 梱包紙
96 余剰部分
99 尾端
100 包装装置

Claims (9)

  1. 被包装物に対して巻き付けられた梱包紙のうち、前記被包装物が延在する方向において前記被包装物から突出した余剰部分を折り伏せる包装装置において、
    前記梱包紙を介して前記被包装物を保持する保持部と、
    前記余剰部分に押し込まれることで前記余剰部分の一部を押さえ、前記梱包紙を介して前記被包装物の端面に当接する複数の押さえ部材と、
    前記複数の押さえ部材を回転させることで、前記余剰部分を折り伏せる回転駆動部と、
    前記複数の押さえ部材が前記梱包紙を介して前記被包装物の端面に当接する前に、前記梱包紙の巻き方向の端部である尾端から前記梱包紙の巻き方向と逆方向に所定の角度だけずれた位置に前記押さえ部材の一つが位置するように、前記押さえ部材の前記尾端に対する相対的な初期位置を合わせるよう制御する制御部と、
    を備えたことを特徴とする包装装置。
  2. 前記制御部は、前記押さえ部材を回転させることで、前記押さえ部材の前記尾端に対する相対的な初期位置を合わせるよう制御することを特徴とする請求項1に記載の包装装置。
  3. 前記制御部は、前記保持部を駆動することで、前記押さえ部材の前記尾端に対する相対的な初期位置を合わせるよう制御することを特徴とする請求項1又は2のいずれかに記載の包装装置。
  4. 前記所定の角度は、3度〜25度であることを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項に記載の包装装置。
  5. 前記回転駆動部に連結されるとともに、前記複数の押さえ部材が設置された回転板をさらに備え、
    前記回転駆動部が前記回転板を回転させることで、前記押さえ部材が回転されることを特徴とする請求項1乃至4のいずれか1項に記載の包装装置。
  6. 各押さえ部材は、エアシリンダーを介して前記回転板に連結され、
    前記エアシリンダーを駆動させることで、各押さえ部材が開位置又は閉位置に位置づけられることを特徴とする請求項5に記載の包装装置。
  7. 前記尾端の位置を検出するための検出部をさらに備えたことを特徴とする請求項1乃至6のいずれか1項に記載の包装装置。
  8. 請求項1乃至6のいずれか1項に記載の包装装置と、
    梱包紙の巻き方向の端部である尾端の位置を検出するための検出部と、
    を備えたことを特徴とする包装システム。
  9. 被包装物に対して巻き付けられた梱包紙のうち、前記被包装物が延在する方向において前記被包装物から突出した余剰部分を折り伏せる包装装置であって、前記梱包紙を介して前記被包装物を保持する保持部と、前記余剰部分に押し込まれることで前記余剰部分の一部を押さえ、前記梱包紙を介して前記被包装物の端面に当接する複数の押さえ部材と、を有する包装装置を用いた包装方法において、
    梱包紙の巻き方向の端部である尾端の位置を検出する工程と、
    前記尾端から前記梱包紙の巻き方向と逆方向に所定の角度だけずれた位置に前記押さえ部材の一つが位置するように、前記押さえ部材の前記尾端に対する相対的な初期位置を合わせる工程と、
    前記初期位置にある前記複数の押さえ部材が前記余剰部分に押し込まれることで、前記複数の押さえ部材が、前記余剰部分の一部を押さえて前記梱包紙を介して前記被包装物の端面に当接する工程と、
    前記押さえ部材を前記梱包紙の巻き方向に沿って回転させることで、前記余剰部分を折り伏せる工程と、
    を備えたことを特徴とする包装方法。
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