JP2013043677A - ロール製品の包装装置及び包装方法 - Google Patents

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見 隆 辺
Teppei Yamaoka
岡 天 平 山
Hirokazu Okamoto
本 浩 和 岡
Takako Hiratsuka
塚 貴 子 平
Yoshiyuki Honma
間 良 幸 本
Tomoyuki Isozaki
崎 委 志 磯
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Abstract

【課題】折込みに対する押圧荷重の利用効率を改善すると共に、ロール製品の外周端縁を利用して折り曲げを行うことができる包装装置及び包装方法を提供する。
【解決手段】包装装置10は、ロール製品11の軸線方向に平行移動可能なベース部30と、ベース部30上に固定され、ロール製品11の軸線方向と同軸に位置調整された回転軸を有する回転板40と、先端側がロール製品11の軸線方向から離れる方向に回動するように、回転板40上に基端側が回動可能に固定された複数の押さえ部材50と、回転板40と押さえ部材50との間に更に設けられた回動位置保持機構60と、を備え、各押さえ部材の押さえ部51が、ロール製品11の軸線方向に対して所定の鋭角をなすように、各押さえ部材50の初期位置が設定されており、押さえ部51が少なくともロール製品11の軸線方向に略直角になる位置まで押さえ部材50は回動可能になっていることを特徴とする。
【選択図】図1

Description

本発明は、ロール製品の外周面を覆うように巻かれた包装シートの、前記ロール製品の端面から突出した余裕部を、前記ロール製品の端面側に折込む包装装置及び包装方法に関する。
図9を参照して、従来のロール製品の包装装置について説明する。図9は、従来のロール製品の包装装置の構成の一例を示す概略図である(特許文献1)。図9に示す包装装置100は、ロール製品101の外周面を覆うように巻かれた包装シート103の余裕部104(ロール製品101の端面102から突出した(はみ出た)包装シート103の部分)を、ロール製品101の端面102側に折込む装置である。図9に示す包装装置100は、包装シート103の余裕部104と干渉しないようにロール製品101を保持する不図示の保持機構と、ベース部130上に固定されロール製品101の軸線方向と同軸に位置調整された回転軸を有する回転部140と、先端側がロール製品101の軸線方向に近づく方向に回動するように回転部140に基端側が回動可能に固定された複数の押さえ部材150と、回転部140を前記回転軸回りに回転駆動するための駆動部170と、を備えている。
図9の矢印に示すように、各押さえ部材150の先端側がロール製品101の軸線方向に近づくように各押さえ部材150を回動させることにより、包装シート103の余裕部104がロール製品101の端面102側に押圧されて変形する。その後、駆動部170によって回転部140を回転させることにより、押さえ部材150も同様に回転して包装シート103の余裕部104が折込まれる。
実開平2−73103号公報
しかしながら、従来の包装装置100では、各押さえ部材150の先端側がロール製品101の軸線方向に近づくように各押さえ部材150を回動させるため、押圧荷重の加わる方向がロール製品101の軸線方向ではなく、当該軸線に垂直な方向となっている。このことにより、余裕部104の折込みに対する押圧荷重の利用効率がよろしくない。また、押さえ部材150の回動軌道の都合上、原理的に、ロール製品101の外周端縁において包装シート103の余裕部104を押圧することができない。このため、包装シート103の余裕部104に理想的な折り曲げを行うことができず、美しい仕上がりが達成できていない。
本発明は、以上のような問題点に着目し、これを有効に解決すべく創案されたものである。本発明の目的は、折込みに対する押圧荷重の利用効率を改善すると共に、ロール製品の外周端縁を利用して折り曲げを行うことができるような包装装置及び包装方法を提供することにある。
本発明は、ロール製品の外周面を覆うように巻かれた包装シートの、前記ロール製品の端面から突出した余裕部を、前記ロール製品の端面側に折込む包装装置であって、前記包装シートの余裕部と干渉しないように前記ロール製品を保持する保持機構と、前記ロール製品の軸線方向に平行に、前記保持機構に対して相対的に往復移動可能なベース部と、前記ベース部上に固定され、前記ロール製品の軸線方向と同軸に位置調整された回転軸を有する回転部と、先端側が前記ロール製品の軸線方向から離れる方向に回動するように、前記回転部上に基端側が回動可能に固定された複数の押さえ部材と、前記回転部と前記複数の押さえ部材の各々との間に更に設けられ、前記押さえ部材の回動位置を所定の初期位置に保持させるようになっている回動位置保持機構と、前記回転部を前記回転軸回りに回転駆動するための駆動部と、を備え、各押さえ部材は、前記ロール製品の軸線方向に対向する側に押さえ部を有しており、各押さえ部材の押さえ部が、前記ロール製品の軸線方向に対して所定の鋭角をなすように、各押さえ部材の初期位置が設定されており、前記押さえ部が少なくとも前記ロール製品の軸線方向に略直角になる位置まで前記押さえ部材は回動可能になっていることを特徴とする包装装置である。
本発明によれば、保持機構とベース部との相対移動を利用して各押さえ部材とロール製品とを互いに近接させることにより、各押さえ部材の押さえ部を、ロール製品の軸線方向に対して所定の鋭角をなす初期位置において、包装シートを介してロール製品の外周端縁に当接させることができる。そして、各押さえ部材の押さえ部が包装シートを介してロール製品の外周端縁に当接した後に、更に各押さえ部材とロール製品との間に押圧力を与える(互いを更に近接させる)ことにより、各押さえ部材の先端側をロール製品の軸線方向から離れる方向に回動させることができるが、その間ずっと、ロール製品の外周端縁を利用して折り曲げを行うことができる。さらに、前記押圧力はロール製品の軸線方向に作用することになるため、折込みに対する押圧力の利用効率が大幅に改善される。
また、ロール製品の軸方向の長さ(幅)に対して厳密な位置合せの必要が無いため、ロール製品の軸方向長さ検出機構やロール製品の軸方向位置合せ機構等を必要としない。更に、製品の規格に伴いロール製品の軸方向の長さ(幅)が変動しても、保持機構とベース部との初期位置を調整するだけで対処可能である。更に、ロール製品の径が変動しても、各押さえ部材の押さえ部を、常にロール製品の軸線方向に対して所定の鋭角という状態で、包装シートを介してロール製品の外周端縁に当接させることができる。すなわち、ロール製品の幅や径に依存することなく、包装シートの余裕部を好適に折込む性能を同様に発揮することができる。
好ましくは、前記保持機構に対する前記ベース部の往復移動及び前記駆動部による前記回転軸の回転駆動を制御する制御部を更に備え、前記制御部は、(i)前記ベース部を前記保持機構に近づけ、前記押さえ部材の押さえ部を前記包装シートの余裕部に当接させ、(ii)前記ベース部を前記保持機構に更に近づけ、前記押さえ部によって前記包装シートの余裕部を変形させ、(iii)前記ベース部を前記保持機構に更に近づけ、前記押さえ部材を前記ロール製品の外周端縁に当接させ、(iv)前記ベース部を前記保持機構に更に近づけ、前記ロール製品の外周端縁によって、各押さえ部材をその先端側が前記ロール製品の軸線方向から離れる方向に回動させ、(v)前記ベース部を前記保持機構に更に近づけ、前記押さえ部材の押さえ部が前記ロール製品の軸線方向に直角になった後、前記駆動部によって前記回転部を回転させることにより前記押さえ部材も同様に回転して前記包装シートの余裕部を折込むようになっている。
これによれば、包装シートの余裕部の折込み制御を、極めて効率よく自動的に実施することができる。
好ましくは、前記回転部と前記複数の押さえ部材の各々との間に設けられ、前記押さえ部材の回動位置を所定の初期位置に復帰させるようになっている回動位置復帰部材を更に備える。前記回動位置復帰部材は、例えば弾性部材からなる。より具体的には、例えばコイルバネ部材からなる。この場合、当該弾性部材の弾性力によって押さえ部材による包装シートへの押圧力が補助されるという利点が得られる他、押さえ部材にかかる外力(押圧力)が解除された時に、押さえ部材の回動位置を自動的に初期位置に復帰させることができる。
また、好ましくは、前記回動位置保持機構は、前記押さえ部材に、当該押さえ部材の回動軸を中心とし円弧状に形成されたガイド孔と、前記回転部に固定されると共に前記ガイド孔内に挿入されており、前記押さえ部材の回動中には前記ガイド孔内を相対移動可能なストッパピンと、を有しており、前記ストッパピンと前記ガイド孔の一端部とが当接することにより、前記押さえ部材の回動位置が所定の初期位置に保持される(位置決めされる)ようになっている。
前記包装装置において、押さえ部材の形態は、包装シートの余裕部を所望に折込むために重要である。一般には、複数の押さえ部材は、前記ロール製品の側からその軸線方向に見た時に、その軸線に対して対称になっていることが好ましい。この場合、包装シートの余裕部を軸対称にバランスよく折込むことができ、仕上がりも軸対称となって美しい。
この場合、複数の押さえ部材は、前記ロール製品の側からその軸線方向に見た時に、その軸線から放射状に延びる直線上に配置されていることが更に好ましい。この場合、押さえ部材が包装シートの余裕部に極めてバランスよく押圧力を付与できるため、より美しく包装シートの余裕部を折込むことができる。あるいは、複数の押さえ部材は、前記ロール製品の側からその軸線方向に見た時に、その軸線から放射状に延びる仮想線に対して、共通の鋭角(5°乃至30°)をなす直線上に配置されていることが更に好ましい。このような場合も、押さえ部材が包装シートの余裕部に極めてバランスよく押圧力を付与できるため、より美しく包装シートの余裕部を折込むことができる。
押さえ部材の個数については、4個乃至12個であることが好ましい。4個未満の押さえ部材では、包装シートの余裕部を充分に美しく折込むことが困難な場合がある。一方、12個より多い押さえ部材を搭載しても、包装シートの不安定性が増し、同様に美しく折込むことが困難となるため、包装シートの余裕部を折込む性能に、コストに見合うだけの利点が生じない。本件発明者の知見によれば、もっとも好適な押さえ部材の個数は、6個である。
また、好ましくは、前記押さえ部の側端縁には、アールが付されている。この場合、各押さえ部材が回動する際に、押さえ部材の側端縁が包装シートに引っ掛かること等が抑制される。極端な構成例においては、前記押さえ部材は、円筒状の部材によっても実現可能である。
また、前記所定の鋭角は、好ましくは、本件発明者の知見によれば、5°乃至30°の範囲である。この場合、包装シートの余裕部の折込みを、より確実に安定的に実施することができる。
また、本発明は、特許請求の範囲の請求項1に記載の包装装置を用いて、ロール製品の外周面を覆うように巻かれた包装シートの、前記ロール製品の端面から突出した余裕部を、前記ロール製品の端面側に折込む包装方法であって、(i)前記ベース部を前記保持機構に近づけ、前記押さえ部材の押さえ部を前記包装シートの余裕部に当接させる工程と、(ii)前記ベース部を前記保持機構に更に近づけ、前記押さえ部によって前記包装シートの余裕部を変形させる工程と、(iii)前記ベース部を前記保持機構に更に近づけ、前記押さえ部材を前記ロール製品の外周端縁に当接させる工程と、(iv)前記ベース部を前記保持機構に更に近づけ、前記ロール製品の外周端縁によって、各押さえ部材をその先端側が前記ロール製品の軸線方向から離れる方向に回動させる工程と、(v)前記ベース部を前記保持機構に更に近づけ、前記押さえ部材の押さえ部が前記ロール製品の軸線方向に直角になった後、前記駆動部によって前記回転部を回転させることにより前記押さえ部材も同様に回転して前記包装シートの余裕部を折込む工程と、を備えたことを特徴とする包装方法である。
本発明によれば、保持機構とベース部との相対移動を利用して各押さえ部材とロール製品とを互いに近接させることにより、各押さえ部材の押さえ部を、ロール製品の軸線方向に対して所定の鋭角をなす初期位置において、包装シートを介してロール製品の外周端縁に当接させることができる。そして、各押さえ部材の押さえ部が包装シートを介してロール製品の外周端縁に当接した後に、更に各押さえ部材とロール製品との間に押圧力を与える(互いを更に近接させる)ことにより、各押さえ部材の先端側をロール製品の軸線方向から離れる方向に回動させることができるが、その間ずっと、ロール製品の外周端縁を利用して折り曲げを行うことができる。さらに、前記押圧力はロール製品の軸線方向に作用することになるため、折込みに対する押圧力の利用効率が大幅に改善される。
また、ロール製品の軸方向の長さ(幅)に対して厳密な位置合せの必要が無いため、ロール製品の軸方向長さ検出機構やロール製品の軸方向位置合せ機構等を必要としない。更に、製品の規格に伴いロール製品の軸方向の長さ(幅)が変動しても、保持機構とベース部との初期位置を調整するだけで対処可能である。更に、ロール製品の径が変動しても、各押さえ部材の押さえ部を、常にロール製品の軸線方向に対して所定の鋭角という状態で、包装シートを介してロール製品の外周端縁に当接させることができる。すなわち、ロール製品の幅や径に依存することなく、包装シートの余裕部を好適に折込む性能を同様に発揮することができる。
本発明の第1の実施の形態における包装装置の、包装シート折込み動作前の状態を示す概略縦断面図である。 図1の包装装置の押さえ部材を、ロール製品の側からその軸線方向に見た時の概略図である。 図1の包装装置による包装シート折込み動作を説明するための概略縦断面図である。 図1の包装装置による包装シート折込み動作を説明するための概略縦断面図である。 図1の包装装置による包装シート折込み動作を説明するための概略縦断面図である。 図1の包装装置による包装シート折込み動作を説明するための概略縦断面図である。 図1の包装装置による包装シート折込み動作を説明するための概略縦断面図である。 複数の押さえ部材の、他の配置例を示す概略図である。 従来のロール製品の包装装置の構成例を示す概略側面図である。
以下に、添付の図面を参照して、本発明の実施の形態を詳細に説明する。
図1は、本発明の第1の実施の形態における包装装置の、包装シート折込み動作前の状態を示す概略縦断面図である。図2は、図1の包装装置の複数の押さえ部材を、ロール製品の側からその軸線方向に見た時の概略図である。図3乃至図7は、図1の包装装置による包装シート折込み動作を説明するための概略縦断面図である。
図1に示すように、本実施の形態の包装装置10は、ロール製品11の外周面を覆うように巻かれた包装シート13の余裕部14(ロール製品11の端面12から突出した(はみ出た)包装シート13の部分)を、ロール製品11の端面12側に折込む装置である。本実施の形態の包装装置10は、包装シート13の余裕部14と干渉しないようにロール製品11を保持する保持機構20と、ロール製品11の軸線方向に平行に当該ロール製品11に対して相対的に往復移動可能なベース部30と、ベース部30上に固定されロール製品11の軸線方向と同軸に位置調整された回転軸を有する回転部としての回転板40と、先端側がロール製品11の軸線方向から離れる方向に回動するように回転板40に基端側が回動可能に固定された複数の押さえ部材50と、回転板40と押さえ部材50との間に更に設けられ押さえ部材50の回動位置を所定の初期位置に保持させるようになっている回動位置保持機構60と、回転板40と押さえ部材50との間に更に設けられ押さえ部材50の回動位置を所定の初期位置に復帰させるようになっている回動位置復帰部材63と、回転板40を前記回転軸回りに回転駆動するための駆動部としての回転駆動モータ70と、を備えている。
本実施の形態の保持機構20は、ロール製品11の外周面の一部を抱持する部材によってロール製品11を保持するようになっている。
本実施の形態のベース部30は、ロール製品11の軸線方向に平行に配置された案内レール31に沿って、エアシリンダ(図示せず)によって、摺動移動可能となっている。
本実施の形態の複数の押さえ部材50については、図2を参照して説明する。図2に示すように、本実施の形態においては、6個の押さえ部材50が、ロール製品11の側からその軸線方向に見た時に、その軸線に対して点対称に配置されている。更に、各押さえ部材50は、ロール製品11の側からその軸線方向に見た時に、その軸線から等分に(等角度に)放射状に延びる直線上に配置されている。
各押さえ部材50は、ロール製品11の軸線方向に対向する側の面に押さえ部51を有している。図2に示すように、各押さえ部材50の押さえ部51が、ロール製品11の軸線方向に対して所定の鋭角αをなすように、各押さえ部材50の初期位置が設定されている。本実施の形態においては、前記所定の鋭角αは、20°に調整されている。また、押さえ部51が少なくともロール製品11の軸線方向に略直角になる位置まで、押さえ部材50は回動可能になっている。また、押さえ部51の側端縁にはアールが付されている。
図1に戻って、回動位置保持機構60は、押さえ部材50に、当該押さえ部材50の回動軸を中心として円弧状に形成されたガイド孔62と、回転板40に固定されると共にガイド孔62内に挿入されており、押さえ部材50の回動中にはガイド孔62内を相対移動可能なストッパピン61と、を有している。ストッパピン61とガイド孔62の一端部とが当接することにより、押さえ部材50の回動位置が所定の初期位置に保持されるようになっている。
本実施の形態の回動位置復帰部材63は、回転板40と複数の押さえ部材50の各々との間を張架するように設けられたコイルバネからなる。コイルバネは、図1に示す初期位置において縮もうとする弾性力が作用するように構成されて取り付けられている。これにより、図1に示す初期位置において、当該弾性力によってストッパピン61がガイド孔62の一端部に押しつけられて、押さえ部材50の回動位置が図1の初期位置に確実に保持されるようになっている。また、本実施の形態の回動位置復帰部材63は、押さえ部材50に外力がかかる際には、容易に変形(伸張)可能である一方、押さえ部材50にかかる外力が解除される際には、図1の初期位置まで収縮し、そのことによって押さえ部材50の回動位置を所定の初期位置に復帰させるようになっている。
更に、本実施の形態の包装装置10は、保持機構20に対するベース部30の往復移動及び回転駆動モータ70による回転板40の回転駆動を制御する制御部80を備えている。具体的には、本実施の形態の制御部80は、図1に示す包装シート折込み動作前の状態から、図3に示すように、(i)ベース部30を保持機構20に近づけ、押さえ部材50の押さえ部51を包装シート13の余裕部14に当接させるようになっている。次に、これに連続して、図4に示すように、(ii)ベース部30を保持機構20に更に近づけ、押さえ部51によって包装シート13の余裕部14を変形させるようになっている。次に、これに連続して、(iii)ベース部30を保持機構20に更に近づけ、押さえ部材50を包装シート13を介してロール製品11の外周端縁に当接させるようになっている。
更に、制御部80は、これに連続して、図5に示すように、(iv)ベース部30を保持機構20に更に近づけ、ロール製品11の外周端縁によって、各押さえ部材50をその先端側がロール製品11の軸線方向から離れる方向に回動させるようになっている。次に、これに連続して、図6に示すように、(v)押さえ部材50の押さえ部51がロール製品11の軸線方向に略直角になるまでベース部30を保持機構20に更に近づけた後で、回転駆動モータ70によって回転板40を回転させることにより、押さえ部材50を同様に回転させて、包装シート13の余裕部14を折込むようになっている。
折込み動作後には、制御部80は、図7に示すように、ベース部30を保持機構20から遠ざけて、ベース部30を初期位置まで戻すようになっている。
次に、以上のような構成からなる本実施の形態の作用について、図1乃至図7を参照しながら説明する。
先ず、図1に示すように、包装シート13の余裕部14と干渉しないようにロール製品11が保持機構20によって保持される。次に、図3に示すように、制御部80による制御によって、(i)ベース部30が保持機構20に近づけられ、押さえ部材50の押さえ部51が包装シート13の余裕部14に当接する。次に、これに連続して、図4に示すように、(ii)ベース部30が保持機構20に更に近づけられ、押さえ部51によって包装シート13の余裕部14が変形していく。そして、(iii)ベース部30が保持機構20に更に近づけられることにより、押さえ部材50が包装シート13を介してロール製品11の外周端縁に当接する。
そして、図5に示すように、(iv)ベース部30が保持機構20に更に近づけられると、ロール製品11の外周端縁に押圧されて、回動位置復帰部材63が容易に変形(伸張)し、各押さえ部材50がその先端側がロール製品11の軸線方向から離れる方向に回動していく。
図6に示すように、(v)押さえ部材50の押さえ部51がロール製品11の軸線方向に直角になるまでベース部30が保持機構20に更に近づけられると、回転駆動モータ70による回転板40の回転が開始される。これにより押さえ部材50が同様に回転して、包装シート13の余裕部14が周方向に折込まれていく。なお、このとき、押さえ部材50の側端縁にアールが付されていることにより、押さえ部材50の側端縁が包装シート13に引っ掛かること等が抑制されている。
折込み動作後は、図7に示すように、ベース部30が保持機構20から遠ざけられて、ベース部30が初期位置まで戻される。また、押さえ部材50にかかる外力(押圧力)が解除されるため、回動位置復帰部材であるコイルバネ63が初期位置まで収縮し、そのことによって押さえ部材50の回動位置が自動的に初期位置に復帰される。そして、当該弾性力によってストッパピン61がガイド孔62の一端部に押しつけられて、押さえ部材50の回動位置が初期位置に確実に保持される。
本実施の形態によれば、保持機構20とベース部30との相対移動を利用して各押さえ部材50とロール製品11とを互いに近接させることにより、各押さえ部材50の押さえ部51を、ロール製品11の軸線方向に対して所定の鋭角αをなす初期位置において、包装シート13を介してロール製品11の外周端縁に確実に当接させることができる。そして、各押さえ部材50の押さえ部51が包装シート13を介してロール製品11の外周端縁に当接した後に、更に各押さえ部材50とロール製品11との間に押圧力を与える(互いを更に近接させる)ことにより、各押さえ部材50の先端側をロール製品11の軸線方向から離れる方向に回動させることができるが、その間ずっと、ロール製品11の外周端縁を利用して(ロール製品11の外周端縁から押圧力を受ける状態で)折り曲げを行うことができる。さらに、前記押圧力はロール製品11の軸線方向に作用することになるため、折込みに対する押圧力の利用効率が大幅に改善される。
また、ロール製品11の軸方向の長さ(幅)に対して厳密な位置合せの必要が無いため、ロール製品11の軸方向長さ検出機構やロール製品の軸方向位置合せ機構等を必要としない。更に、製品の規格に伴いロール製品11の軸方向の長さ(幅)が変動しても、保持機構20とベース部30との初期位置を調整するだけで対処可能である。更に、ロール製品13の径が変動しても、各押さえ部材50の押さえ部51を、常にロール製品13の軸線方向に対して所定の鋭角という状態で、包装シート13を介してロール製品11の外周端縁に当接させることができる。すなわち、ロール製品11の幅や径に依存することなく、包装シート13の余裕部14を好適に折込む性能を同様に発揮することができる。
また、本実施の形態によれば、6個の押さえ部材50が、ロール製品11の側からその軸線方向に見た時に、その軸線に対して点対称に配置されているため、包装シート13の余裕部14を軸対称にバランスよく折込むことができ、仕上がりも軸対称となって美しい。更に、各押さえ部材50は、ロール製品11の側からその軸線方向に見た時に、その軸線から等分に(当角度に)放射状に延びる直線上に配置されているため、押さえ部材50が包装シート13の余裕部14に極めてバランスよく押圧力を付与できるため、より美しく包装シート13の余裕部14を折込むことができる。
また、本実施の形態においては、回動位置復帰部材63を備え、更に、回動位置復帰部材63はコイルバネからなるため、当該コイルバネが自然長に戻ろう(縮もう)とする弾性力によって押さえ部材50による包装シート13への押圧力が補助されるという利点が得られる他、押さえ部材50にかかる外力(押圧力)が解除された時に、押さえ部材50の回動位置を自動的に初期位置に復帰させることができる。
また、本実施の形態においては、前記所定の鋭角αが、20°に調整されていることにより、包装シート13の余裕部14の折込みを、より確実に安定的に実施することができる。この所定の鋭角αは、好ましくは、5°乃至30°である。
更に、本実施の形態によれば、制御部80により、包装シート13の余裕部14の折込み制御を、極めて効率よく自動的に実施することができる。
以上の実施の形態では、図2に示すように、ロール製品11の側からその軸線方向に見た時に、その軸線から等分に(等角度に)放射状に延びる直線上に押さえ部材50が配置された例を示したが、本発明はこのような例に限定されない。図8に、複数の押さえ部材の、他の配置例を示す。図8に示す例では、複数の押さえ部材50は、ロール製品11の側からその軸線方向に見た時に、その軸線から等分に(等角度に)放射状に延びる6本の仮想線R〜Rに対して、それぞれ共通の鋭角(5°乃至30°)をなす直線X〜X上に配置されている。このような配置例が採用されても、押さえ部材50が包装シート13の余裕部14に極めてバランスよく押圧力を付与できるため、より美しく包装シート13の余裕部14を折込むことができる。
なお、図8の配置例の押さえ部材50に図8の紙面上方からロール製品11が近づけられて折込み動作が行われる際、回転板40の回転方向(図8の押さえ部材50の回転方向)が図の矢印方向(時計回り)であると、より美しく包装シート13の余裕部14を折込むことができることが確認された。
なお、一対の包装装置10を互いに対向するように配置すれば、ロール製品11の両方の端面12から突出した包装シート13の余裕部14を同時に折込むことができる。そのような実施の形態も、本発明の保護範囲に含まれる。
10 包装装置
11 ロール製品
12 端面
13 包装シート
14 余裕部
20 保持機構
30 ベース部
31 案内レール
40 回転板
50 押さえ部材
51 押さえ部
52 支点ピン
60 回動位置保持機構
61 ストッパピン
62 ガイド孔
63 回動位置復帰部材
70 回転駆動モータ
80 制御部
100 包装装置
101 ロール製品
102 端面
103 包装シート
104 余裕部
130 ベース部
140 回転部
150 押さえ部材
170 駆動部

Claims (12)

  1. ロール製品の外周面を覆うように巻かれた包装シートの、前記ロール製品の端面から突出した余裕部を、前記ロール製品の端面側に折込む包装装置であって、
    前記包装シートの余裕部と干渉しないように前記ロール製品を保持する保持機構と、
    前記ロール製品の軸線方向に平行に、前記保持機構に対して相対的に往復移動可能なベース部と、
    前記ベース部上に固定され、前記ロール製品の軸線方向と同軸に位置調整された回転軸を有する回転部と、
    先端側が前記ロール製品の軸線方向から離れる方向に回動するように、前記回転部上に基端側が回動可能に固定された複数の押さえ部材と、
    前記回転部と前記複数の押さえ部材の各々との間に更に設けられ、前記押さえ部材の回動位置を所定の初期位置に保持させるようになっている回動位置保持機構と、
    前記回転部を前記回転軸回りに回転駆動するための駆動部と、
    を備え、
    各押さえ部材は、前記ロール製品の軸線方向に対向する側に押さえ部を有しており、
    各押さえ部材の押さえ部が、前記ロール製品の軸線方向に対して所定の鋭角をなすように、各押さえ部材の初期位置が設定されており、
    前記押さえ部が少なくとも前記ロール製品の軸線方向に略直角になる位置まで前記押さえ部材は回動可能になっている
    ことを特徴とする包装装置。
  2. 前記保持機構に対する前記ベース部の往復移動及び前記駆動部による前記回転軸の回転駆動を制御する制御部を更に備え、
    前記制御部は、
    (i)前記ベース部を前記保持機構に近づけ、前記押さえ部材の押さえ部を前記包装シートの余裕部に当接させ、
    (ii)前記ベース部を前記保持機構に更に近づけ、前記押さえ部によって前記包装シートの余裕部を変形させ、
    (iii)前記ベース部を前記保持機構に更に近づけ、前記押さえ部材を前記包装シートを介して前記ロール製品の外周端縁に当接させ、
    (iv)前記ベース部を前記保持機構に更に近づけ、前記ロール製品の外周端縁によって、各押さえ部材をその先端側が前記ロール製品の軸線方向から離れる方向に回動させ、
    (v)前記ベース部を前記保持機構に更に近づけ、前記押さえ部材の押さえ部が前記ロール製品の軸線方向に直角になった後、前記駆動部によって前記回転部を回転させることにより前記押さえ部材も同様に回転して前記包装シートの余裕部を折込むようになっている
    ことを特徴とする請求項1に記載の包装装置。
  3. 前記回転部と前記複数の押さえ部材の各々との間に設けられ、前記押さえ部材の回動位置を所定の初期位置に復帰させるようになっている回動位置復帰部材
    を更に備えたことを特徴とする請求項1または2に記載の包装装置。
  4. 前記回動位置復帰部材は、バネ部材からなる
    ことを特徴とする請求項3に記載の包装装置。
  5. 前記回動位置保持機構は、
    前記押さえ部材に、当該押さえ部材の回動軸を中心とし円弧状に形成されたガイド孔と、
    前記回転部に固定されると共に前記ガイド孔内に挿入されており、前記押さえ部材の回動中には前記ガイド孔内を相対移動可能なストッパピンと、
    を有しており、
    前記ストッパピンと前記ガイド孔の一端部とが当接することにより、前記押さえ部材の回動位置が所定の初期位置に保持されるようになっている、
    ことを特徴とする請求項1乃至4のいずれかに記載の包装装置。
  6. 複数の押さえ部材は、前記ロール製品の側からその軸線方向に見た時に、その軸線に対して対称になっている
    ことを特徴とする請求項1乃至5のいずれかに記載の包装装置。
  7. 複数の押さえ部材は、前記ロール製品の側からその軸線方向に見た時に、その軸線から放射状に延びる直線上に配置されている
    ことを特徴とする請求項6に記載の包装装置。
  8. 複数の押さえ部材は、前記ロール製品の側からその軸線方向に見た時に、その軸線から放射状に延びる仮想線に対して、共通の鋭角をなす直線上に配置されている
    ことを特徴とする請求項6に記載の包装装置。
  9. 前記押さえ部の側端縁には、アールが付されている
    ことを特徴とする請求項1乃至8のいずれかに記載の包装装置。
  10. 前記押さえ部材は、円筒状である
    ことを特徴とする請求項9に記載の包装装置。
  11. 前記所定の鋭角は、5°乃至30°の範囲である
    ことを特徴とする請求項1乃至10のいずれかに記載の包装装置。
  12. 請求項1に記載の包装装置を用いて、ロール製品の外周面を覆うように巻かれた包装シートの、前記ロール製品の端面から突出した余裕部を、前記ロール製品の端面側に折込む包装方法であって、
    (i)前記ベース部を前記保持機構に近づけ、前記押さえ部材の押さえ部を前記包装シートの余裕部に当接させる工程と、
    (ii)前記ベース部を前記保持機構に更に近づけ、前記押さえ部によって前記包装シートの余裕部を変形させる工程と、
    (iii)前記ベース部を前記保持機構に更に近づけ、前記押さえ部材を前記ロール製品の外周端縁に当接させる工程と、
    (iv)前記ベース部を前記保持機構に更に近づけ、前記ロール製品の外周端縁によって、各押さえ部材をその先端側が前記ロール製品の軸線方向から離れる方向に回動させる工程と、
    (v)前記ベース部を前記保持機構に更に近づけ、前記押さえ部材の押さえ部が前記ロール製品の軸線方向に直角になった後、前記駆動部によって前記回転部を回転させることにより前記押さえ部材も同様に回転して前記包装シートの余裕部を折込む工程と、
    を備えたことを特徴とする包装方法。
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JP2015134628A (ja) * 2014-01-17 2015-07-27 大日本印刷株式会社 包装装置、包装システム及び包装方法

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