JP2015132775A - 通信モニタ用受光装置とその漏洩光取得方法 - Google Patents

通信モニタ用受光装置とその漏洩光取得方法 Download PDF

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Abstract

【課題】交換所に入局することなく、所外線路の接続点にて、光ファイバの通信モニタが可能とする。
【解決手段】光回線終端装置12から出力される上り光信号を少なくとも通信継続を維持可能な状態で既設の光ファイバ13から漏洩させる曲げ部131を形成する側方光入出力部と、曲げ部131に対向配置され、上り光信号の通信速度に応じて上り光信号を受光可能な受光面積を有するアバランシェフォトダイオード221と、曲げ部に一端が対向配置され、他端がアバランシェフォトダイオード221に対向配置され、曲げ部及びアバランシェフォトダイオード221との結合効率がアバランシェフォトダイオード221の最低受光感度以上になった時点のコア直径をd1とし、結合効率が最低受光感度以下になった時点のコア直径をd2として、アバランシェフォトダイオード221の受光面積に応じてコア直径dがd1以上でかつd2以下であるプローブ21とを備える。
【選択図】図2

Description

本発明は、光ファイバの側方からの光信号を入出射する技術に関する。
光ファイバケーブルを用いた通信システムでは、支障移転工事や光ファイバケーブルの収容替え工事が行われる。支障移転工事や光ファイバケーブルの収容替え工事では、一時的に光ファイバケーブル(物理的な)切断が伴うため、時としてユーザのサービス利用中に通信を中断してしまう場合が発生する。
ユーザに対しては、予め工事予告(時間帯を限定した通信中断予告)を行うものであるが、顧客満足度の低下に繋がらないよう、光ファイバを切断する際には、ユーザがサービスを利用中であるか否かを判別できる方法が望ましい。光回線単位でサービスの利用状態が把握できれば、利用中である光ファイバの切り替えを後回しにしたり、ユーザのサービス利用状況に応じた柔軟な切り替えを行うことで個々のユーザが感じる不便を最小限に抑えることができる。
このため、光アクセスネットワークのトラフィックを監視し、ユーザのサービス利用状況を判別する技術として、ユーザの宅内に設置したONU(Optical Network Unit)から通信ビルの中に設置した光加入者線終端装置(OLT(Optical Line Terminal))への上り光信号の一部を受信して、そのデータフレームを分析することで光回線単位の利用状態を判別する方法などが提案されている。
なお、従来は通信ビル内に設置したモニタツールを用い検査を行っていた。このモニタツールとは、ユーザ宅に設置したONUからの上り信号(波長:1.31μm)を通信ビル内に設置してあるIDM(Integrated Distribution Module)カプラを介して監視する装置である。モニタツールは、ONUからの上り信号のフレームをモニタして、ONUとOLT間のリンク確立、インターネットや電話の利用状況を各ONUで判別できる(非特許文献1,2)。モニタツールの中にはアバランシェフォトダイオードが装置の中に内蔵しており、IDMカプラを介した光信号を、アバランシェフォトダイオードに受光させ、光信号を電気信号に変え、アバランシェフォトダイオードの後段の判定装置で、ONUとOLT間のリンク確立、インターネットや電話の利用状況を各ONUで判別する装置である。
蔵谷、「通信モニタ技術を用いた光線路切替工事の効率化」, 信学会技報, 光ファイバ応用技術 111(298), 37-42, 2011-11-10 磯村、「支障移転等の切替工事で通話中確認を実現するFTTH区間通信モニタ技術」, NTT技術ジャーナル, 2009.5, pp. 40
しかしながら、上記方法では、光回線をIDMカプラにモニタツールを接続して、上り光信号の一部を取得する必要があり、そのために作業者が交換局に入局しなければならない。このため、今までは、作業者が工事現場に1名配置し、ONUからの上り信号を確認するために通信ビル内に作業者を1名配置してきた。よって、合計2名の作業者が必要である。
今後、保守作業の効率化、保守コストの削減が要求されるため、より効率的な保守方法が要求される。よって、今までは2名の作業者を1名に減らすことができる保守方法が要求されることになる。
このため、光ファイバから漏れ出した上り波長1.31μmをアバランシェフォトダイオードで受光させるためにプローブを介在させるが、プローブのコア直径で光学特性が大きく変わるため、現状の通信速度に合わせたプローブコア直径が明確化されていない。
本発明の目的は、交換所に入局することなく、所外線路の接続点にて、光ファイバの通信モニタが可能な通信モニタ用受光装置とその漏洩光取得方法を提供することにある。
上記目的を達成するために本発明に係る通信モニタ用受光装置は、光回線終端装置から出力される上り光信号を少なくとも通信継続を維持可能な状態で既設の光ファイバから漏洩させる曲げ部を形成する側方光入出力部と、前記曲げ部に対向配置され、前記上り光信号の通信速度に応じて前記上り光信号を受光可能な受光面積を有するアバランシェフォトダイオードと、前記曲げ部に一端が対向配置され、他端が前記アバランシェフォトダイオードに対向配置されるプローブであって、前記曲げ部及びアバランシェフォトダイオードとの結合効率が前記アバランシェフォトダイオードの最低受光感度以上になった時点のコア直径をd1とし、前記結合効率が前記最低受光感度以下になった時点のコア直径をd2とする場合、前記アバランシェフォトダイオードの受光面積に応じてコア直径dが前記d1以上でかつ前記d2以下であるプローブとを備えるようにしたものである。
このように構成すると、上り光信号を少なくとも通信継続を維持可能な状態で既設の光ファイバから漏洩させる曲げ部を形成する側方光入出力部と、上り光信号の通信速度に応じて上り光信号を受光可能な受光面積を有するアバランシェフォトダイオードとを用い、プローブのコア直径範囲を限定することで、既設の光ファイバとアバランシェフォトダイオードとの間の光結合効率を向上し、所外線路の接続点等において、上り光信号のモニタ、つまり光回線単位の利用状態の判別を可能としたものである。従って、交換所に入局することなく、所外線路の接続点にて、光ファイバの通信モニタが可能となり、これにより今まで2名必要であった作業員を1名に減らすことができため、効率的な保守運用が実現できる。
また、本発明に係る通信モニタ用受光装置の一観点は以下のような態様を備える。
第1の態様は、前記曲げ部は、曲げ半径が4mm以上であり、曲げ中心角度が30度以下である。
第1の態様によれば、曲げ損失を低く抑えることができ、OLTとONUとの通信断が生じない。
第2の態様は、前記曲げ部は、曲げ半径が4mm以上であり、曲げ中心角度が30度以下である。
第2の態様によれば、曲げ損失を低く抑えることができ、OLTとONUとの通信断が生じない。
第3の態様は、前記上り光信号の波長が1.31μmであり、前記上り光信号の通信速度が1Gpbsであるとき、前記プローブに、コア直径dが30μm以上でかつ300μm以下のプローブを用いる。
第3の態様によれば、通信速度1Gpbsに適したコア直径dが30μm以上でかつ300μm以下のプローブを選択して用いることができる。
第4の態様は、前記上り光信号の波長が1.31μmであり、前記上り光信号の通信速度が10Gpbsであるとき、前記プローブに、コア直径dが35μm以上でかつ120μm以下のプローブを用いる。
第4の態様によれば、通信速度10Gpbsに適したコア直径dが35μm以上でかつ120μm以下のプローブを選択して用いることができる。
上記目的を達成するために本発明に係る漏洩光取得方法は、光回線終端装置から出力される上り光信号を少なくとも通信継続を維持可能な状態で既設の光ファイバから漏洩させる曲げ部を形成する第1の工程と、前記曲げ部から漏洩される漏洩光をプローブで受光する第2の工程と、前記プローブの後段に、前記漏洩光を解析するアバランシェフォトダイオードを取り付ける第3の工程とを備えるようにし、前記アバランシェフォトダイオードは、前記上り光信号の通信速度に応じて前記上り光信号を受光可能な受光面積を有するアバランシェフォトダイオードを用い、前記プローブは、前記曲げ部及びアバランシェフォトダイオードとの結合効率が前記アバランシェフォトダイオードの最低受光感度以上になった時点のコア直径をd1とし、前記結合効率が前記最低受光感度以下になった時点のコア直径をd2とする場合、前記アバランシェフォトダイオードの受光面積に応じてコア直径dが前記d1以上でかつ前記d2以下であるプローブを用いる。
本発明により、今まで2名必要であった作業員を1名に減らすことができため、効率的な保守運用が実現できる。
本発明の実施形態に適用されるシステムの構成を示す図。 本発明の第1の実施形態における光側方出力技術を示す図。 本発明の第2の実施形態における現用光を遮断しない光ファイバ曲げを示す図。 本発明の第3の実施形態におけるプローブの断面構造を示す図。 本発明の第3の実施形態における曲げファイバとプローブの漏洩光の結合効率の一例を示す図。 本発明の第3の実施形態におけるプローブとアバランシェフォトダイオードの結合効率の一例を示す図。 本発明の第3の実施形態において、図5及び図6の二カ所の結合効率を示す図。 本発明の第4の実施形態における通信速度1Gbpsのプローブコア直径を示す図。 本発明の第5の実施形態における通信速度10Gbpsのプローブコア直径を示す図。
本発明に係る実施形態を説明するに先立ち、実施形態が適用されるシステムについて説明する。
図1は、Optical Line Terminal(OLT)11とOptical Network Unit(ONU)12との関係の一例を示す図である。通信ビル1に設置されるOLT11は、IDM(光交換機)カプラ14および現用光ケーブル13を介して加入者宅2の近くのクロージャ15に接続される。クロージャ15は例えば8分岐型の光スプリッタ151を備える。そして、光スプリッタ151の下流側の端子の一つに、光ファイバを介して加入者宅2内のONU12が接続される。OLT11とONU12とを接続することで、インターネット、電話、映像配信と様々なサービスを提供している。
現用光ケーブル13の保守運用において、たとえば線路工事の前に、OLT11とONU12の通話を確認して工事をする。これは、工事をする前にユーザが通話していないことを確認してから工事を実施するためである。また、現用光ケーブル13の工事終了後、通信が行われていることを確認するために、OLT11とONU12のリンクが立っていることを確認している。
上記システムにおいて、工事現場に作業者を1名、ONU12からの上り光信号を確認するために通信ビル1内に作業者を1名を配置する必要があるが、保守作業の効率化、保守コストの削減を図るため、以下に本発明の実施形態について説明する。
(第1の実施形態)
第1の実施形態では、作業者1名での保守を実現するために、図2に示す光側方出力技術を用いる。光側方出力技術は、側方光入出力部20を用いて現用光ケーブル13の光ファイバ心線を曲げるとファイバコアを伝搬する通信光が外部に漏れだし、その漏洩光を曲げファイバ131の近傍に配置したプローブ21で受光することができる。つまり、現用光ケーブル13を曲げるだけで、ファイバコア内を伝搬している光信号が外部に取り出せる。
さらには、プローブ21の後段にアバランシェフォトダイオード221を内蔵した通信光判定装置22を配置することで、漏洩光をプローブ21を介し、アバランシェフォトダイオード221に結合できる。
このアバランシェフォトダイオード221は、漏洩光を受光し、光を電気信号に変え、通話状況を判定できる通信光判定装置22を用い、OLT11とONU12の通信状況が簡易にわかる。つまり、ONU12からの上り光(波長:1.31μm)の漏洩光を測定することで、ONU12の使用状況をファイバ曲げだけで確認できる。
漏洩光を測定する位置は、アクセス網のクロージャ15内であり、クロージャ15内は被覆が露出した光ファイバ心線が配線されている。このクロージャ15内で光ファイバを曲げることで、ONU12からの上り光信号を測定できるため、アクセス網内でONU12の通信状況が確認できる。よって、従来の通信ビル1内の作業者を減らすことができる。
(第2の実施形態)
第2の実施形態ではファイバの曲げについて述べる。本発明では、曲げを用いたことで、現用光ケーブル13のファイバコアから通信光を漏洩させる。OLT11とONU12が通信をしている現用光ケーブル13の光ファイバを曲げるため、曲げが強すぎると、ONU12からの上り光信号(波長1.31μm)、OLT11からの下り光信号(波長1.49μm、1.55μm)の曲げ損失が大きくなり、OLT11とONU12間の光通信が途切れる可能性がある。よって、通信が途絶えることがない曲げ損失を実現することが必要である。このために、緩やかな光ファイバ曲げが必要であり、その条件の一つに図3に示す曲げ半径4mm以上、角度30度以下である。図3の条件では曲げ損失を低く抑えることができ、OLT11とONU12の通信断が生じない。
(第3の実施形態)
第3の実施形態では、プローブ21のコア直径について述べる。まずは、プローブ構造を図4に定義する。プローブ21の外観は円柱状であり、コア212とクラッド211から構成される。伝搬損失を低くするため、コア212の材質は石英ガラス、もしくは、光学プラスチックである。プローブ21を曲げファイバ132とアバランシェフォトダイオード221の間に設置することで、プローブ21を介した漏洩光取得を実現できるが、プローブのコア直径が光学特性に大きく影響を与える。
図5は、プローブコア直径を変えたときの曲げファイバ133とプローブ21の結合効率を示している。図5(a)において、プローブ21は、側方光入出力部として例えば透明のゲル状部材である整合剤31を介して曲げ部132に突き当てられる。これにより曲げ部132から出射する漏洩光は、プローブ21を介して入射される。
図5(b)に示すように、プローブ21のコア212が大きくなると、より漏洩光をより多く受光できるため、コア直径が大きいほど結合能力が高くなる。プローブ21のコア直径が、漏洩光より大きくなる400μm以上では、プローブ21と漏洩光の結合効率は一定となる。
図6は、プローブ21とプローブ21後段に設置したアバランシェフォトダイオード221の結合効率を示す。アバランシェフォトダイオード221の機能は、漏洩光を受光させ、光信号を電気信号に変換させる。
アバランシェフォトダイオード221のサイズは、受光できる通信速度により様々なサイズがある。パラメータとして、アバランシェフォトダイオード221の受光面積を20〜60μm2とし、プローブ21のコア直径を変化させたときの結合効率を図6(b)に示す。アバランシェフォトダイオード221より、プローブ21のコアのサイズが大きいと、受光面以外に漏洩光が漏れてしまうため、結合効率が低下する。
そこで、本第3の実施形態では、プローブ21のコア直径の設計について述べる。図7は、図5と図6に示す二カ所の結合効率をまとめた図である。漏洩光を解析するためには、アバランシェフォトダイオード221を動作することが必要であり、アバランシェフォトダイオード221の最低受光感度が、図5と図6の二カ所の結合効率の和(図7の縦軸の結合効率と同等)より大きくなれば良い。
例えば、アバランシェフォトダイオード221の性能が、受光面積が20μm2、最低受光感度がa dBとすると、アバランシェフォトダイオード221を駆動させるためのプローブ21のコア直径は、b1μm以上でかつb2μm以下であることが分かる。図7(b)に示すように、b1μmは結合効率がアバランシェフォトダイオード221の最低受光感度adB以上になった時点のコア直径であり、b2μmは結合効率がアバランシェフォトダイオード221の最低受光感度adB以上になった時点のコア直径である。このようにプローブ21のコア直径を設計できる。
アバランシェフォトダイオードの性能は、日々進化しているため、本第3の実施形態に示す設計方法を用い、アバランシェフォトダイオード221の合わせたプローブ21のコアの設計を実施する。
(第4の実施形態)
第4の実施形態では、現在、ユーザに通信速度1Gbpsのサービスを提供しており、通信速度1Gbpsの速度に対応できるプローブコア直径について述べる。
通信速度1Gbpsを受光できるアバランシェフォトダイオード221の受光面積は、販売メーカにより若干の差はあるものの、およそ50μm2である。図8は受光面積50μm2における結合効率である。
通信速度1Gbpsを受光できるアバランシェフォトダイオード221の最低受光感度は-30dBであり、駆動させるためにはプローブ21のコア直径を30μmから300μmである。今後、さらに受光感度の高いアバランシェフォトダイオード221が市販されることもあるため、その場合はプローブ21のコア直径が拡大する。
(第5の実施形態)
第5の実施形態では、ユーザに次世代の通信速度10Gbpsのサービスを提供した場合について述べる。通信速度10Gbpsの速度に対応できるプローブ21のコア直径について記す。
通信速度10Gbpsを受光できるアバランシェフォトダイオード221の受光面積は、若干の差はあるものの、およそ30μm2である。図9は受光面積30μm2における結合効率である。
通信速度10Gbpsを受光できるアバランシェフォトダイオード221の最低受光感度は、販売メーカにより若干の差はあるものの、およそ-28dBであり、駆動させるためにはプローブ21のコア直径を35μmから120μmである。今後、さらに受光感度の高いアバランシェフォトダイオード221が市販されることもあるため、その場合はプローブ21のコア直径が拡大する。
(第1乃至第5の実施形態による作用効果)
第1乃至第5の実施形態によれば、上り光信号を少なくとも通信継続を維持可能な状態で既設の現用光ケーブル13の光ファイバから漏洩させる曲げファイバ133を形成する側方光入出力部31と、上り光信号の通信速度に応じて上り光信号を受光可能な受光面積を有するアバランシェフォトダイオード221とを用い、プローブ21のコア直径範囲を限定することで、既設の光ファイバとアバランシェフォトダイオード221との間の光結合効率を向上し、所外線路の接続点等において、上り光信号のモニタ、つまり光回線単位の利用状態の判別が可能となる。
従って、通信ビル1に足を運ぶ必要がなく、所外線路の接続点にて、光ファイバの通信モニタが可能となり、これにより今まで2名必要であった作業員を1名に減らすことができため、効率的な保守運用が実現できる。
(その他の実施形態)
上記第2の実施形態では、曲げファイバ132の曲げ半径を4mm以上、曲げ中心角度を30度以下としたが、通信継続を維持可能な状態であれば、曲げ半径を、曲げ中心角度を違う数値としてもよい。
また、将来、上記第4の実施形態の通信速度1Gbps、上記第5の実施形態の通信速度10Gbps以外の新たな通信速度が出現した場合には、新たな通信速度に合わせて使用するアバランシェフォトダイオードの最低受光感度及び受光面積に応じてコア直径dが決められたプローブを用いればよい。
要するにこの発明は、上記実施形態そのままに限定されるものではなく、実施段階ではその要旨を逸脱しない範囲で構成要素を変形して具体化できる。また、上記実施形態に開示されている複数の構成要素の適宜な組み合せにより種々の発明を形成できる。例えば、実施形態に示される全構成要素から幾つかの構成要素を削除してもよい。さらに、異なる実施形態に亘る構成要素を適宜組み合せてもよい。
1…通信ビル、2…加入者宅、11…OLT、12…光回線終端装置(ONU)、13…現用光ケーブル、14…IDMカプラ、15…クロージャ、20…側方光入出力部、21…プローブ、22…通信光判定装置、31…整合剤、131…曲げファイバ、132…曲げファイバ、133…曲げファイバ、151…光スプリッタ、211…クラッド、212…コア、221…アバランシェフォトダイオード。

Claims (8)

  1. 光回線終端装置から出力される上り光信号を少なくとも通信継続を維持可能な状態で既設の光ファイバから漏洩させる曲げ部を形成する側方光入出力部と、
    前記曲げ部に対向配置され、前記上り光信号の通信速度に応じて前記上り光信号を受光可能な受光面積を有するアバランシェフォトダイオードと、
    前記曲げ部に一端が対向配置され、他端が前記アバランシェフォトダイオードに対向配置されるプローブであって、前記曲げ部及びアバランシェフォトダイオードとの結合効率が前記アバランシェフォトダイオードの最低受光感度以上になった時点のコア直径をd1とし、前記結合効率が前記最低受光感度以下になった時点のコア直径をd2とする場合、前記アバランシェフォトダイオードの受光面積に応じてコア直径dが前記d1以上でかつ前記d2以下であるプローブとを具備することを特徴とする通信モニタ用受光装置。
  2. 前記曲げ部は、曲げ半径が4mm以上であり、曲げ中心角度が30度以下であることを特徴とする請求項1に記載の通信モニタ用受光装置。
  3. 前記上り光信号の波長が1.31μmであり、前記上り光信号の通信速度が1Gpbsであるとき、
    前記プローブに、コア直径dが30μm以上でかつ300μm以下のプローブを用いることを特徴とする請求項1または2に記載の通信モニタ用受光装置。
  4. 前記上り光信号の波長が1.31μmであり、前記上り光信号の通信速度が10Gpbsであるとき、
    前記プローブに、コア直径dが35μm以上でかつ120μm以下のプローブを用いることを特徴とする請求項1または2に記載の通信モニタ用受光装置。
  5. 光回線終端装置から出力される上り光信号を少なくとも通信継続を維持可能な状態で既設の光ファイバから漏洩させる曲げ部を形成する第1の工程と、
    前記曲げ部から漏洩される漏洩光をプローブで受光する第2の工程と、
    前記プローブの後段に、前記漏洩光を解析するアバランシェフォトダイオードを取り付ける第3の工程とを具備し、
    前記アバランシェフォトダイオードは、前記上り光信号の通信速度に応じて前記上り光信号を受光可能な受光面積を有するアバランシェフォトダイオードを用い、
    前記プローブは、前記曲げ部及びアバランシェフォトダイオードとの結合効率が前記アバランシェフォトダイオードの最低受光感度以上になった時点のコア直径をd1とし、前記結合効率が前記最低受光感度以下になった時点のコア直径をd2とする場合、前記アバランシェフォトダイオードの受光面積に応じてコア直径dが前記d1以上でかつ前記d2以下であるプローブを用いることを特徴とする通信モニタ用受光装置の漏洩光取得方法。
  6. 前記曲げ部は、曲げ半径が4mm以上であり、曲げ中心角度が30度以下であることを特徴とする請求項5に記載の通信モニタ用受光装置の漏洩光取得方法。
  7. 前記上り光信号の波長が1.31μmであり、前記上り光信号の通信速度が1Gpbsであるとき、
    前記プローブに、コア直径dが30μm以上でかつ300μm以下のプローブを用いることを特徴とする請求項5または6に記載の通信モニタ用受光装置の漏洩光取得方法。
  8. 前記上り光信号の波長が1.31μmであり、前記上り光信号の通信速度が10Gpbsであるとき、
    前記プローブに、コア直径dが35μm以上でかつ120μm以下のプローブを用いることを特徴とする請求項5または6に記載の通信モニタ用受光装置の漏洩光取得方法。
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