JP4901594B2 - 光ファイバ線路網試験システム及び光ファイバ線路網試験方法 - Google Patents

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Description

本発明は、光ファイバ線路を切り替える技術に関し、特に、光ファイバ線路の切り替えが正常に行えたかを試験する技術に関する。
近年のインターネット利用者の拡大とTV電話や映像配信といったブロードバンドアプリケーションの普及により、アクセスネットワークにも光ファイバ等の光ファイバ線路を用いた光ファイバ線路網が利用され始めている。経済的な観点から、PON(Passive Optica1 Network)型による光ファイバ線路網の構築が広く用いられている。このような光ファイバ線路網の切替方法が提案されている(例えば、特許文献1を参照。)。
一般的に光ファイバ線路網による通信サービスの提供形態は、通信事業者の拠点(以下、「セントラルオフィス」と記す。)にOLT(Optical Line Terminal)を設置し、加入者宅にONU(Optical Network Unit)を設置して、セントラルオフィス内に配置した光成端架を介して、屋外の光ファイバ線路網に接続されている。また、PON型の光ファイバ線路網では、電柱上などで光スプリッタに接続し、光信号を分岐して伝達する形態もある。
さらに、PON型の光ファイバ線路網及びSS(Single Star)型の光ファイバ線路網の場合、加入者宅の外側壁面等に光キャビネットを設置し、屋外の光ファイバ線路網から屋内への光配線を光キャビネット内で接続する形態がとられる場合がある。セントラルオフィスに配置されているOLTと加入者宅の屋内に配置されているONUとの間で光信号が送受信される。このようにセントラルオフィスから加入者宅まで、光ファイバ線路網によって通信サービスは提供される。
特開昭62−248325号公報
通信サービスを提供している間、例えば、道路工事や橋の改修等で、屋外の光ファイバ線路網の一部の経路変更(切り替え)を余儀なくされるケースがある。図5に、従来の光ファイバ線路網における光ファイバ線路の切り替えの手順を示す。光ファイバ線路網において光ファイバ線路の切り替えを行う場合、現用で使用している光ファイバ線路とは異なる予備用の光ファイバ線路を確保し(図5のS201)、現用で使用している光ファイバ線路を切断して新しい経路の光ファイバ線路に融着接続又はメカニカルスプライス等により接続し直す必要がある。光ファイバ線路の切り替えには、現用で使用している光ファイバ線路の確認や光ファイバ線路の切断(図5のS202)、さらに、新しい光ファイバ線路の再接続(図5のS203)の作業が必要なため、切り替え期間中の加入者宅への通信サービスは停止する。このサービス停止の期間は、最短でも1時間程度に及んでしまう。また、光ファイバ線路網の形態によっては、経路の切り替えに伴うサービス停止期間がより長時間に及ぶ場合がある。また、光ファイバ線路の一部の変更を実施する場合には、基本的に経路上の異なる2点で光ファイバ線路の切り替えが必要になるので、2点間に切り替えを行う人員を同時に配置しなければならない問題があった。
本発明は、光ファイバ線路網における光ファイバ線路の切り替えを容易に行うことを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明に係る光ファイバ線路網は、OLTとONUとの間で光信号を送受信している途中に、現用の光ファイバ線路と並列に予備用の光ファイバ線路を接続して、光信号の送受信が異常になったことをもって、予備用の光ファイバ線路が正常に接続されたことを確認する。
具体的には、本発明に係る光ファイバ線路網は、光ファイバ線路に接続され、1対P(Pは2以上の整数)に光を分岐する第一の光分岐手段と、前記第一の光分岐手段の分岐された1つの端子に接続される現用の光ファイバ線路と、分岐された1つの端子が前記現用の光ファイバ線路に接続されるM対N(Mは2以上の整数、Nは1以上の整数)に光を分岐する第二の光分岐手段と、を備える。
上記光ファイバ線路網は、光ファイバ線路の切り替えを容易に行うことができる。
本発明に係る光ファイバ線路網では、前記第二の光分岐手段は、2対1に光を分岐する光カプラであることが好ましい。つまり、M=2、N=1である。
上記光ファイバ線路網は、効率的に現用の光ファイバ線路から予備用の光ファイバ線路に切り替えることができる。
本発明に係る光ファイバ線路網では、前記第二の光分岐手段は、2対Nに光を分岐する光スプリッタであることが好ましい。つまり、M=2であり、Nは2以上が好ましい。
上記光ファイバ線路網では、PON型の光ファイバ線路網に使用される光スプリッタと兼用することができ、光線路設備の有効利用を図ることができる。
本発明に係る光ファイバ線路網では、前記第一の光分岐手段の分岐された他の端子と前記第二の光分岐手段の分岐された他の端子との間に接続される予備用の光ファイバ線路をさらに備えることが好ましい。
上記光ファイバ線路網は、効率的に現用の光ファイバ線路から予備用の光ファイバ線路に切り替えることができる。
具体的には、本発明に係るファイバ線路網試験システムは、上記いずれかに記載の光ファイバ線路網を試験する光ファイバ線路網試験システムであって、上記いずれかに記載の光ファイバ線路網を含む光線路網の両端に接続されるそれぞれの光送受信装置のうちの一方から、それぞれの光送受信装置間の送受信状態が正常であることを受信し、前記光ファイバ線路網の第一の光分岐手段の分岐された他の端子と前記光ファイバ線路網の第二の光分岐手段の分岐された他の端子との間に予備用の光ファイバ線路を接続した後、前記光ファイバ線路網の両端に接続されるそれぞれの光送受信装置のうちの一方から、それぞれの光送受信装置間の送受信状態が異常であることを受信することによって、前記予備用の光ファイバ線路が正常に接続されたと判定する光ファイバ線路網試験装置を含む。
上記光ファイバ線路網試験システムは、光ファイバ線路網における光ファイバ線路の切り替えを容易に行うことができる。
本発明に係る光ファイバ線路網試験システムでは、さらに携帯端末を備え、前記光ファイバ線路網試験装置が、判定した接続状況又は前記それぞれの光送受信装置間の送受信状態を当該携帯端末に送信することが好ましい。
上記光ファイバ線路網試験システムは、光ファイバ線路網における光ファイバ線路の切り替えをより容易に行うことができる。
具体的には、本発明に係る光ファイバ線路網試験方法は、光ファイバ線路に接続され、1対P(Pは2以上の整数)に光を分岐する第一の光分岐手段と、前記第一の光分岐手段の分岐された1つの端子に接続される現用の光ファイバ線路と、分岐された1つの端子が前記現用の光ファイバ線路に接続されるM対N(Mは2以上の整数、Nは1以上の整数)に光を分岐する第二の光分岐手段と、を備える光ファイバ線路網を試験する光ファイバ線路網試験方法であって、前記光ファイバ線路網の両端に接続されるそれぞれの光送受信装置のうちの一方から、それぞれの光送受信装置間の送受信状態が正常であることを受信し、前記第一の光分岐手段の分岐された他の端子と前記第二の光分岐手段の分岐された他の端子との間に予備用の光ファイバ線路を接続した後、前記光ファイバ線路網の両端に接続されるそれぞれの光送受信装置のうちの一方から、それぞれの光送受信装置間の送受信状態が異常であることを受信することによって、前記予備用の光ファイバ線路が正常に接続されたと判定することを特徴とする。
上記光ファイバ線路網試験方法は、光ファイバ線路網における光ファイバ線路の切り替えを容易に行うことができる。
本発明に係る光ファイバ線路網試験方法では、前記予備用の光ファイバ線路が正常に接続されたとの判定、又は、それぞれの光送受信装置間の送受信状態を携帯端末に送信することが好ましい。
上記光ファイバ線路網試験方法は、光ファイバ線路網における光ファイバ線路の切り替えをより容易に行うことができる。
本発明により、光ファイバ線路網における光ファイバ線路の切り替えを容易に行うことができる。
添付の図面を参照して本発明の実施の形態を説明する。以下に説明する実施の形態は本発明の構成の例であり、本発明は、以下の実施の形態に制限されるものではない。また、同一機能及び同一回路には同一符号を付した。
図1(a)1、図1(b)に、本実施形態に係る光ファイバ線路網及び光ファイバ線路網試験システムの第一形態の概略図を示した。本実施形態に係る光ファイバ線路網は、光ファイバ線路270に接続され、1対P(Pは2以上の整数)に光を分岐する第一の光分岐手段250と、第一の光分岐手段250の分岐された1つの端子に接続される現用の光ファイバ線路230と、分岐された1つの端子が前記現用の光ファイバ線路230に接続されるM対N(Mは2以上の整数、Nは1以上の整数)に光を分岐する第二の光分岐手段220とを備える。本実施形態では、第一の光分岐手段250として1対2に光を分岐する光カプラを利用し、第二の光分岐手段220として2対1に光を分岐する光カプラを利用している。つまり、P=2、M=2、N=1である。
また、本実施形態に係る光ファイバ線路網試験装置100は、光ファイバ線路網を含む光線路網の両端に接続される光送受信装置である網側光送受信装置(OLT)260及び加入者側光送受信装置(ONU)210のうちのOLT260から、OLT−ONU間の送受信状態を受信し、通信状況を確認する。
図1では、1個の加入者側光送受信装置210を示したが、2個以上であっても良い。例えば、PON型の光ファイバ線路網では、光スプリッタで分岐された光ファイバ線路の先にそれぞれ加入者側光送受信装置(ONU)が接続される。
本実施形態に係る光ファイバ線路網では、第二の光分岐手段220は柱上に設置されても、加入者宅の光キャビネットに設置されてもよい。また、2対1に光を分岐する光カプラに替えて、2対N(Nは2以上の整数)に光を分岐する光スプリッタとしてもよい。特に、PON型の光ファイバ線路網では光を分岐する光スプリッタを使用するため、この光スプリッタを2対Nの光スプリッタとすることによって、PON型の光ファイバ線路網に使用される光スプリッタと光ファイバ線路網試験用の光スプリッタを兼用して構成要素を簡略にすることができる。この場合、N=4、8、16、32等が例示できる。
第一の光分岐手段250は屋外に設置されても、セントラルオフィス内の光成端架内に設置されてもよい。
第二の光分岐手段220は、例えば、2個端子を備え、1個の端子(現用端子)は現用の光ファイバ線路230が接続され、もう1個の端子(予備用端子)は光ファイバ線路の切り替えが発生した場合の予備用の光ファイバ線路240が接続される。この予備用端子には、必要に応じて反射光を減衰する無反射端を接続しておいても良い。
第一の光分岐手段250は、例えば、2個端子を備え、1個の端子(現用端子)は現用の光ファイバ線路230が接続され、もう1個の端子(予備用端子)は光ファイバ線路の切り替えが発生した場合の予備用の光ファイバ線路240が接続される。この予備用端子には、必要に応じて反射光を減衰する無反射端を接続しておいても良い。
現用の光ファイバ線路230及び予備用の光ファイバ線路240は、それぞれ光ファイバを束ねた光ケーブルとして敷設されている。図1の光ファイバ線路網では、現用の光ファイバ線路230を用いて光信号を送受信している。また、予備用の光ファイバ線路240は両端が何も接続されておらず、現用の光ファイバ線路230を切り替える場合に第一の光分岐手段250及び第二の光分岐手段220のそれぞれの予備用端子に接続される。
加入者側光送受信装置(ONU)210と第二の光分岐手段220は、光ファイバ線路270で接続される。また、第一の光分岐手段250と網側光送受信装置(OLT)260は、光ファイバ線路271で接続される。
光ファイバ線路網試験装置100は、網側光送受信装置(OLT)260に接続される。光ファイバ線路網試験装置100は、光信号の送受信が正常に行われているかどうかは、加入者側光送受信装置(ONU)210と網側光送受信装置(OLT)260との間の送受信状態から確認することができる。送受信状態は、ONUからの光送信信号のレベルが正常であるか、ONUからの光送信信号からクロックを抽出できるか、又はONUからの光送信信号の誤りが少ないか、ONUへのループバックが正常に実施できるかによって確認することができる。加入者側光送受信装置(ONU)210と網側光送受信装置(OLT)260との間の送受信状態は、光ファイバ線路網試験装置100をOLT260に接続してOLT260から確認してもよいし、ONU210に接続してONU210から確認してもよい。図1では、光ファイバ線路網試験装置100をOLT260に接続してOLT260から確認している。光ファイバ線路網試験装置100は、OLT260とONU210との間の送受信状態が正常であることをOLT260から受信し、光ファイバ線路網の第一の光分岐手段250の分岐された他の端子と第二の光分岐手段220の分岐された他の端子との間に予備用の光ファイバ線路240を接続した後、OLT260とONU210との間の送受信状態が異常であることをOLT260から受信することによって、前記予備用の光ファイバ線路が正常に接続されたと判定する。
以下、光ファイバ線路の切り替えが必要になった場合の手順について説明する。図2に、本実施形態に係る光ファイバ線路網の光ファイバ線路の切り替えの手順を示す。
本実施形態に係る光ファイバ線路網試験方法は、網側光送受信装置(OLT)260又は加入者側光送受信装置(ONU)210のうちの一方から、それぞれの光送受信装置間の送受信状態が正常であることを受信し、第一の光分岐手段250の分岐された予備用端子と第二の光分岐手段220の分岐された予備用端子との間に予備用の光ファイバ線路240を接続した後、網側光送受信装置(OLT)又は加入者側光送受信装置(ONU)210のうちの一方から、それぞれの光送受信装置間の送受信状態が異常であることを受信することによって、予備用の光ファイバ線路240が正常に接続されたと判定する。図2には、ステップS101、S102、S103、S104、S105、S106を示した。
まず、現用の光ファイバ線路230を切り替える必要が生じたときに、予備用の光ファイバ線路240を確保する(ステップS101)。このとき、予備用の光ファイバ線路240は、第一の光分岐手段250及び第二の光分岐手段220に接続されていない。
現用の光ファイバ線路230を経由して加入者側光送受信装置(ONU)210と網側光送受信装置(OLT)260との間で正常に光信号が送受信できるか確認する(ステップS102)。なお、ステップS101とステップ102は順番が逆でもよい。
次に、第一の光分岐手段250の予備用端子と第二の光分岐手段220の予備用端子との間に予備用の光ファイバ線路240を接続する(ステップS103)。
第一の光分岐手段250の予備用端子と第二の光分岐手段220の予備用端子との間に予備用の光ファイバ線路240を接続した後、光ファイバ線路網試験装置100は、加入者側光送受信装置(ONU)210と網側光送受信装置(OLT)260との間の送受信状態が正常か否かを確認する(ステップS104)。図1(a)のように、第一の光分岐手段250の予備用端子と第二の光分岐手段220の予備用端子との間に正常に予備用の光ファイバ線路240が接続されると、現用の光ファイバ線路と予備用の光ファイバ線路の長さの異なる2ルートで光信号が送受信されることから、正常な送受信が出来なくなる。
光ファイバ線路網試験装置100は、加入者側光送受信装置(ONU)210と網側光送受信装置(OLT)260との間の送受信状態が異常であると確認すると、この確認よって予備用の光ファイバ線路240が正常に接続されたと判定する。次の段階で、第一の光分岐手段250の現用端子と第二の光分岐手段220の現用端子との間に接続されていた現用の光ファイバ線路230を切り離す(ステップS105)。
予備用の光ファイバ線路230から現用の光ファイバ線路220に切り戻すときも同様の手順を踏んで、予備用の光ファイバ線路230を切り離す。
図1(b)に示すように、第一の光分岐手段250の予備用端子と第二の光分岐手段220の予備用端子にそれぞれ異なる予備用の光ファイバ線路240−1、240−2を接続すると、加入者側光送受信装置(ONU)210と網側光送受信装置(OLT)260との間の送受信状態が正常のままである。従って、予備用の光ファイバ線路240−1、240−2の接続する第一の光分岐手段250又は第二の光分岐手段220を再度確認して、接続する予備用の光ファイバ線路240−1、240−2を変更する(ステップS106)。その後、同じ手順を繰り返す。
以上説明したように、加入者側光送受信装置(ONU)と網側光送受信装置(OLT)との間で光通信が行えなくなるのは、第一の光分岐手段250の予備用端子又は第二の光分岐手段220の予備用端子に予備用の光ファイバ線路240を接続してから、現用端子から現用の光ファイバ線路230を切り離すまでの時間なので、切り替えに要する時間が短く、容易な切り替えが可能である。また、光ファイバ線路網試験装置100により上記作業を容易に行うことができる。
光ファイバ線路網試験システムは、携帯端末をさらに備え、判定した接続状況又は加入者側光送受信装置(ONU)と網側光送受信装置(OLT)との間の送受信状況を当該携帯端末に送信することが好ましい。
本実施形態に係る光ファイバ線路網試験方法では、ステップS104において、判定した接続状況又は加入者側光送受信装置(ONU)と網側光送受信装置(OLT)との間の送受信状況をさらに携帯端末に送信することが好ましい。
図3に、本実施形態に係る光ファイバ線路網及び光ファイバ線路網試験システムの第2形態の概略図を示した。図3において、携帯端末300は、光ファイバ線路網試験システムの一部である。本実施形態に係る光ファイバ線路網試験装置100は、判定した接続状況をさらに携帯端末300に送信することが好ましい。光ファイバ線路網試験装置100は、例えば、インターネットや無線通信により、携帯電話、PDA、ノートパソコン等の携帯端末300に判定した通信状況を送信する。携帯端末を作業員が所持することにより、遠隔地の作業員が試験結果を知ることができる。このため、切り替え作業の際、作業員を予め第一の光分岐手段又は第二の光分岐手段の近くに待機させておくことが可能となり、切り替え作業をより容易にし、切り替え作業に要する時間をより短縮できる。
図4に、本実施形態に係る光ファイバ線路網試験システム101及び光ファイバ線路網試験装置100の概略図を示した。光ファイバ線路網試験装置100は、例えば、通信回路110、ONU管理回路120、OLT制御回路130及び試験回路140を備える。通信回路110は、携帯端末300と通信する機能を有する。ONU管理回路120は、光ファイバ線路網下のそれぞれの加入者側光送受信装置(不図示)に割り当てられたIDを管理する。OLT制御回路130は、網側送受信装置(不図示)の光信号を送信させる等の制御を行う。試験回路140は、上記の試験を制御する。ここで、通信回路110、ONU管理回路120及び試験回路140を備える光ファイバ線路網試験支援装置として独立して構成してもよいし、OLT制御装置の一部として構成してもよい。
通信回路110から携帯端末300に対しては、予備用の光ファイバ線路が新たに接続されることによって、網側光送受信装置と加入者側光送受信装置の間の送信状態が正常でなくなったことをもって、予備用の光ファイバ線路が正常に接続された旨を送信してもよいし、予備用の光ファイバ線路が新たに接続されることによって、網側光送受信装置と加入者側光送受信装置の間の送信状態が正常から異常になったことを直接的に送信してもよい。いずれの場合でも、携帯端末300では予備用の光ファイバが正常に接続されたか否かを知ることができる。
(切り替え作業の人員削減効果)
本発明は、以下の効果を奏する。従来では、通常、光ファイバ線路の切り替え地点の2箇所に作業者を各々配置し、光ファイバ線路を切り替える必要があった。一方、本発明では、第一の光分岐手段又は第二の光分岐手段のいずれか1箇所に作業員を配置すれば光ファイバ線路の切り替えが可能となる。例えば、切り替え作業に要する作業員を2人から1人に削減が可能となる。
(切り替え作業の時間短縮効果)
本発明では、加入者側光送受信装置(ONU)と網側光送受信装置(OLT)の通信ができない時間を短縮できる。具体的に、従来では、光ケーブルの2箇所で光ファイバ線路の切断、切り替え後の光ファイバ線路の確認、及び、切り替え後の光ファイバ線路の再接続の3工程分の時間が必要であった。一方、本発明では、第一の光分岐手段の予備用端子と第二の光分岐手段の予備用端子との間に接続する予備用の光ファイバ線路を、現用の光ファイバ線路を使用する光通信に何の影響も与えることなく予め準備することができる。また、第一の光分岐手段の予備用端子と第二の光分岐手段の予備用端子との間に予備用の光ファイバ線路を接続した時から、予備用の光ファイバ線路の接続状態の判定、及び、現用の光ファイバ線路を切り離すという2工程で切り替え作業が終了する。特に、最も時間を要する切り替え後の光ファイバ線路の再接続の工程が本発明では不要になり、切り替え作用の時間が短縮でき、通信途絶時間の短縮が可能となる、さらに、利用者の都合にあわせた切り替え作業のスケジュールの調整が容易になる。
(接続確認の簡便性)
本発明では、現用の光ファイバ線路を切り離す前に、第一の光分岐手段の予備用端子と第二の光分岐手段の予備用端子との間に予備用の光ファイバ線路を接続することで、2つの光ファイバ線路で送受信する状態になる。この状態では、正常な送受信ができず、直ちに予備用の光ファイバ線路が正常に接続されていることが確認できる。以上のような簡便な方法で、網側光送受信装置(OLT)から加入者側光送受信装置(ONU)までの物理的な光ファイバ線路の正常な接続が確認できる。
本発明に係る、光ファイバ線路網、光ファイバ線路網試験システム及び光ファイバ線路網試験方法は、光アクセス網に適用することができる。
本実施形態に係る光ファイバ線路網及び光ファイバ線路網試験システムの実施形態の概略図である。 本実施形態に係る光ファイバ線路網の切り替えの手順を示す図である。 本実施形態に係る光ファイバ線路網及び光ファイバ線路網試験システムの実施形態の概略図である。 本実施形態に係る光ファイバ線路網試験システムの概略図である。 従来の光ファイバ線路網の切り替えの手順を示す図である。
符号の説明
100 光ファイバ線路網試験装置
101 光ファイバ線路網試験システム
110 通信回路
120 ONU管理回路
130 OLT制御回路
140 試験回路
210 加入者側光送受信装置
220 第二の光分岐手段
230 現用の光ファイバ線路
240、240−1、240−2 予備用の光ファイバ線路
250 第一の光分岐手段
260 網側光送受信装置
270、271 光ファイバ線路
300 携帯端末

Claims (6)

  1. 光ファイバ線路に接続され、1対P(Pは2以上の整数)に光を分岐する第一の光分岐手段と、前記第一の光分岐手段の分岐された1つの端子に接続される現用の光ファイバ線路と、分岐された1つの端子が前記現用の光ファイバ線路に接続されるM対N(Mは2以上の整数、Nは1以上の整数)に光を分岐する第二の光分岐手段と、を備える光ファイバ線路網を試験する光ファイバ線路網試験システムであって、
    前記光ファイバ線路網の両端に接続されるそれぞれの光送受信装置のうちの一方から、それぞれの光送受信装置間の送受信状態が正常であることを受信し、前記光ファイバ線路網の第一の光分岐手段の分岐された他の端子と前記光ファイバ線路網の第二の光分岐手段の分岐された他の端子との間に予備用の光ファイバ線路を接続した後、前記光ファイバ線路網の両端に接続されるそれぞれの光送受信装置のうちの一方から、それぞれの光送受信装置間の送受信状態が異常であることを受信することによって、前記予備用の光ファイバ線路が正常に接続されたと判定する光ファイバ線路網試験装置を含むことを特徴とする光ファイバ線路網試験システム。
  2. 前記第二の光分岐手段は、2対1に光を分岐する光カプラであることを特徴とする請求項1に記載の光ファイバ線路網試験システム
  3. 前記第二の光分岐手段は、2対Nに光を分岐する光スプリッタであることを特徴とする請求項1に記載の光ファイバ線路網試験システム
  4. さらに携帯端末を備え、
    前記光ファイバ線路網試験装置が、判定した接続状況又は前記それぞれの光送受信装置間の送受信状況を当該携帯端末に送信することを特徴とする請求項1から3のいずれかに記載の光ファイバ線路網試験システム。
  5. 光ファイバ線路に接続され、1対P(Pは2以上の整数)に光を分岐する第一の光分岐手段と、前記第一の光分岐手段の分岐された1つの端子に接続される現用の光ファイバ線路と、分岐された1つの端子が前記現用の光ファイバ線路に接続されるM対N(Mは2以上の整数、Nは1以上の整数)に光を分岐する第二の光分岐手段と、を備える光ファイバ線路網を試験する光ファイバ線路網試験方法であって、
    前記光ファイバ線路網の両端に接続されるそれぞれの光送受信装置のうちの一方から、それぞれの光送受信装置間の送受信状態が正常であることを受信し、前記第一の光分岐手段の分岐された他の端子と前記第二の光分岐手段の分岐された他の端子との間に予備用の光ファイバ線路を接続した後、前記光ファイバ線路網の両端に接続されるそれぞれの光送受信装置のうちの一方から、それぞれの光送受信装置間の送受信状態が異常であることを受信することによって、前記予備用の光ファイバ線路が正常に接続されたと判定することを特徴とする光ファイバ線路網試験方法。
  6. 前記予備用の光ファイバ線路が正常に接続されたとの判定、又は、前記それぞれの光送受信装置間の送受信状態を携帯端末に送信することを特徴とする請求項に記載の光ファイバ線路網試験方法。
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