JP2015132550A - 検体検査装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】プレートの被検体の状態を検査するための検体検査装置であり、検査後であっても再度被検体の状態を確認可能とする。
【解決手段】検体検査装置1は、プレートセット部2と、光源31〜33と、撮像部4と、タッチパネル式表示部8と、記憶部9と、出力部10とを備える。プレートセット部2は、被検体が収容される複数のウェルを持つプレート12をセットする。光源31〜33は、プレートセット部2にセットされたプレート12に光を照射する。撮像部4は、プレートセット部2にセットされたプレート12を撮像する。タッチパネル式表示部8は、撮像部4で撮像して得られる画像データを表示すると共に、被検体の状態変化が発生していると判断される位置をタッチした際のタッチ位置を検出可能である。記憶部9は、表示部8でのタッチによる状態変化の検査データと、画像データと、プレート12の識別データと、を関連付けて記憶する。出力部10は、記憶部9に記憶されている検査データと画像データとを出力する。
【選択図】図2
【解決手段】検体検査装置1は、プレートセット部2と、光源31〜33と、撮像部4と、タッチパネル式表示部8と、記憶部9と、出力部10とを備える。プレートセット部2は、被検体が収容される複数のウェルを持つプレート12をセットする。光源31〜33は、プレートセット部2にセットされたプレート12に光を照射する。撮像部4は、プレートセット部2にセットされたプレート12を撮像する。タッチパネル式表示部8は、撮像部4で撮像して得られる画像データを表示すると共に、被検体の状態変化が発生していると判断される位置をタッチした際のタッチ位置を検出可能である。記憶部9は、表示部8でのタッチによる状態変化の検査データと、画像データと、プレート12の識別データと、を関連付けて記憶する。出力部10は、記憶部9に記憶されている検査データと画像データとを出力する。
【選択図】図2
Description
本発明は、被検体の状態変化を目視で検査するための検体検査装置に関する。
近年、細菌又はウイルスなどに基づく検体液の凝集をチェックする凝集像自動判定装置が提案されている(例えば、特許文献1参照)。この装置では、マトリックス状に配置された複数のくぼみ(ウェル)に検体液を収容したマイクロプレートに光を照射し、その透過光をCCDカメラで撮影し、CCDカメラによって撮影された画像データから画像認識によって被検体の凝集を自動判定している。
また、より簡便な装置として、ユーザーが目視で凝集を確認可能な状態でタッチセンサ部にマイクロプレートをセットし、ユーザーに指摘されたウェル位置をタッチセンサ部により認識するタッチ式マイクロプレートリーダもある。
しかし、上記の凝集像自動判定装置では、複雑な画像認識回路又はソフトウェアが必要となり、装置構成が複雑になると共にコストが高くなる。さらに、画像の自動認識では、極めて複雑な画像認識回路又はソフトウェアを用いても、十分な検査精度が得られない場合がある。また、タッチセンサ式マイクロプレートリーダでは、ユーザーが検体液の凝集位置を誤って入力する可能性があり、検査の信頼性が低下する場合がある。
そして、従来の凝集検査においては、マイクロプレートが廃棄された後、再度、凝集状態を確認することが困難であった。
本発明は上記事情を考慮してなされたもので、その目的とするところは、画像の自動認識を要することなく被検体の状態変化を検査することができ、ユーザーによる検査結果の誤入力を防止することができ、さらに被検体の検査後であっても再度被検体の状態を確認可能とし、コストの低減及び検査の信頼性向上を実現する検体検査装置を提供することにある。
上記課題を解決するために本発明は、プレートセット部と、光源と、撮影部と、タッチパネル式表示部と、記憶部と、出力部とを備える。プレートセット部は、被検体が収容される複数のウェルを持つプレートをセットする。光源は、プレートセット部にセットされたプレートに光を照射する。撮影部は、プレートセット部にセットされたプレートを撮影する。タッチパネル式表示部は、撮影部で撮影して得られる画像データを表示すると共に、被検体の状態変化が発生していると判断される位置をタッチした際のタッチ位置を検出可能である。記憶部は、表示部でのタッチによる状態変化の検査結果と、画像データと、プレートの識別データと、を関連付けて記憶する。出力部は、記憶部に記憶されている検査結果と画像データとを出力する。
本発明によれば、タッチパネル式表示部に表示された画像に基づく目視による検査のため、画像の自動認識のための複雑な画像認識回路などは必要とせず、ローコストに実現することができる。また、タッチパネル式表示部を用いることにより、状態変化が生じた被検体を示唆する検査結果をユーザーが表示部に直接入力できるため、ユーザーによる誤入力を防止することができ、検査の信頼性向上を実現することができる。さらに、被検体の検査後であっても再度被検体の状態を確認することができる。
以下、本発明の実施形態を、図面を参照して説明する。
[第1の実施形態]
図1は、本実施形態に係わる検体検査装置の外観構成を例示する斜視図である。
図1は、本実施形態に係わる検体検査装置の外観構成を例示する斜視図である。
図2は、本実施形態に係わる検体検査装置の構成を例示するブロック図である。
検体検査装置1は、プレートセット部2、光源31〜33、撮影部4、スライダー5、バーコードリーダー6、処理部7、表示部8、記憶部9、出力部10、筐体11、を備える。本実施形態において、検体検査装置1は凝集を検査する場合について説明するが、検体検査装置1は例えば発育などのような他の被検体を検査するとしてもよい。
プレートセット部2は、検査対象のマイクロプレート12をセットする。プレートセット部2は、例えば、マイクロプレート12をセットするためのプレート引き出しラックを含む。
光源31〜33は、例えば、図3に示される斜視図のように設置される。
光源31は、セットされたマイクロプレート12へ向けて下面側から光を照射する。
光源32は、セットされたマイクロプレート12へ向けて左側面の上方側から光を照射する。
光源33は、セットされたマイクロプレート12へ向けて右側面の上方側から光を照射する。
光源31〜33は、輝度の一様性を保つために例えばフラットタイプの白色のエレクトロルミネッセンスとしてもよく、例えば発光ダイオードとしてもよい。
撮影部4は、複数の検体液を収容したマイクロプレート12の上面画像を撮影し、マイクロプレートの上面の画像信号を処理部7に送る。撮影部4としては、例えば、CCDカメラなどが用いられる。より具体的に説明すると、撮影部4は、光源31から照射されマイクロプレート12を透過した光、光源32から照射されマイクロプレート12で反射された光、光源33から照射されマイクロプレート12で反射された光、のうちの少なくとも1つを受光し、画像データを生成する。
撮影部4は、スライダー5に搭載される。
バーコードリーダー6は、マイクロプレート12に付されたバーコードを読み取り、読み取り信号を処理部7に送る。なお、バーコードリーダー6に代えて、他の識別コード用リーダーが用いられてもよい。また、バーコードリーダー6に代えて、例えばマウスなどのようなポインティングデバイス、テンキー、キーボードなど各種の入力部が用いられてもよい。
なお、バーコードリーダー6は省略され、処理部7が、画像データに含まれているマイクロプレート識別データを画像解析により検出してもよい。
処理部7は、撮影部4からの画像信号に基づいて画像データを生成し、バーコードリーダー6からの読み取り信号に基づいてマイクロプレート識別データを生成する。
また、処理部7は、画像データを表示部8に送り、表示部8でのタッチによる被検体の状態変化の指定信号を受ける。具体的には、指定信号は、例えば、どの位置のウェルに凝集が発生したかを表すとする。処理部7は、指定信号に基づいて、凝集の発生したウェルの位置を示す検査データを生成する。
処理部7は、タッチパネル機能を持つ表示部8からの被験者識別信号に基づいて、被験者識別データを生成する。なお、処理部7は、表示部8に代えて、上記のような入力部から、被験者識別信号を受けてもよい。
そして、処理部7は、画像データと、マイクロプレート識別データと、検査データと、被験者識別データとを関連付けて記憶部9に記憶する。
処理部7は、スライダー5を制御し、撮影部4の位置を前後に移動することにより、マイクロプレート12の画像を拡大又は縮小する。
処理部7は、光源31〜33の発光を制御し、精度よく撮影可能な検体種類の範囲を広げる。例えば、処理部7は、サンプル透明度又はその他の条件に基づいて、発光させる光源31〜33を選択し、適切な照明を提供する。より具体的には、処理部7は、例えば、ユーザーの指示にしたがって、透明サンプルを検査する場合に下の光源31のみを発光させ、不透明サンプルを検査する場合に左右の光源32,33のみを発光させ、半透明サンプルを検査する場合に全ての光源31〜33を発光させる。
表示部8は、タッチパネル機能を備えている。表示部8は、画像データを表示すると共にタッチ入力を受け、被検体の状態変化の指定信号を生成する。また、表示部8は、タッチ入力による被験者識別信号を受ける。表示部8は、被験者識別信号と指定信号とを処理部7に送る。表示部8は、例えば、液晶モニタとペンタブレットを統合したいわゆる液晶タブレットとしてもよい。表示部8の表示内容に対する凝集位置の指定及び被験者の指定は、タッチパネルに代えて、上記のような各種の入力部によって行われてもよい。
記憶部9は、不揮発性メモリであり、上述のように、マイクロプレート12の画像データ、マイクロプレート識別データ、検査データ、被験者識別データを関連付けて記憶する。
出力部10は、サーバー(上位ホスト)13からの指示にしたがって、マイクロプレート12の画像データ、マイクロプレート識別データ、検査データ、被験者識別データをサーバー13に出力する。例えば、出力部10は、サーバー13から検査データ読み出し指示と読み出す対象のマイクロプレート識別データとを受けた場合に、マイクロプレート識別データに対応する検査データを記憶部9から読み出し、検査データをサーバー13へ送る。例えば、出力部10は、サーバー13から画像データ読み出し指示と読み出す対象のマイクロプレート識別データとを受けた場合に、マイクロプレート識別データに対応する画像データを記憶部9から読み出し、画像データをサーバー13へ送る。
プレートセット部2、光源31〜33、撮影部4、スライダー5、バーコードリーダー6、処理部7、記憶部9、出力部10を含む検体検査装置本体は筐体11内に収容される。図1では、表示部8は、筐体11の一側面に取り付けられているが、例えば、筐体11に直接取り付けるのではなく、フレキシブルアームに取り付け、ユーザーが使用しやすい位置に調整可能としてもよい。
図4は、本実施形態に係わるマイクロプレート12と撮影部4との配置関係を例示する図である。
光源31は、プレートセット部2にセットされたマイクロプレート12に対して、下方から光を照射する。光源32,33は、マイクロプレート12に対して側面上方から斜め方向に光を照射する。光源31〜33は、輝度の一様性を保つために、例えばフラットタイプの白色エレクトロルミネッセンスである。また、撮影部4とマイクロプレート12との間には、ミラー141〜143が設置されている。
マイクロプレート12の上面画像は、ミラー141〜143で反射され、撮影部4に入射される。これにより、撮影部4とマイクロプレート12との光学距離を確保しながら検体検査装置1を小型化することができる。上記の光学距離を長くすることにより、マイクロプレート12のウェルの底まで十分に撮影することができる。上記の光学距離が短くても十分高い精度で撮影が可能な場合は、反射ミラー141〜143の何れか又は全部を省略することも可能である。
図5は、本実施形態に係わるマイクロプレート12を例示する上面図である。
マイクロプレート12は、検体液を収容するための複数のウェル15を有している。具体的には、マイクロプレート12は、行方向に1〜12個のウェル15を持ち、列方向にA〜Hのウェル15を持ち、複数のウェル15がマトリクス状に配置されている。ここで、1行目のA〜Hが、一人の被験者に用いられる。A〜Hは、同一被験者に対する検体液の異なる条件や異なる試薬に対応する。同様に、2行目のA〜Hが、他の被験者の検査に用いられる。3〜12行目も同様である。また、本実施形態においては、マイクロプレート12の上面に、プレート番号などの識別のためのバーコード16が貼り付けられている。
検体検査装置1は、マイクロプレート12の被験者に対応するそれぞれの行において、A〜Hのどのウェル15に凝集が発生するかをチェックするための装置である。
次に、検体検査装置1を用いた凝集検査の動作について説明する。
図6は、本実施形態に係わる凝集検査の動作を例示するフローチャートである。
ステップS1において、プレートセット部2は、ユーザーの操作にしたがって、筐体11からプレート引き出しラックを引き出し、検体液が収容されたマイクロプレート12をプレート引き出しラック上に載置し、プレート引き出しラックを筐体11内の元の位置に戻す。
ステップS2において、バーコードリーダー6は、マイクロプレート12のバーコード16を読み取り、撮影部4は、マイクロプレート12の画像を撮影する。撮影部4による撮影に際しては、光源31の点灯によりマイクロプレート12の透過光を検出してもよく、光源32,33の点灯によりマイクロプレート12の反射光を検出してもよい。光源31と光源32,33との点灯を選択することにより、検体液の検査に適した点灯を実現する。撮影部4は、光源31からのマイクロプレート12の透過光と、光源32,33からのマイクロプレート12の反射光とのうちの一方又は両方を検出する。
また、撮影部4は、基本的にはマイクロプレート12の全体を1画面で撮影するが、より高い精度を要求される場合などでは、マイクロプレート12の全体を複数に分割(例えば6分割)して撮影することも可能である。この場合、検体検査装置1は、撮影部4とプレートセット部2とのうちの少なくとも一方を移動する機構を備えるとすればよい。本実施形態では、マイクロプレート12の上面にバーコード16が貼り付けられているため、必ずしもバーコードリーダー6は必要なく、処理部7が画像データに基づいて画像認識によりマイクロプレート識別データを検出することも可能である。
ステップS3において、処理部7は、撮影部4からの画像信号に基づいて、画像データを生成する。
ステップS4において、処理部7は、画像データを表示部8へ送る。表示部8は、画像データに基づいて、例えば図7に例示されるようなマイクロプレート12の画像を表示する。
マイクロプレート12の各ウェル15において、ウイルスの存在等により凝集が生じると、検体液の透過率、反射率、吸収率などが大きく変わるため、ユーザーは光照射による撮影画像から凝集を認識することができる。また、凝集によって色が変わる場合もあり、凝集による色の変化もユーザーが容易に認識することができる。
ユーザーは、表示部8に表示されたマイクロプレート12の画像を観察し、凝集が発生していると判断される検体液に対応するウェル位置を指定する。本実施形態では、ユーザーは、凝集を確認した検体液に対して表示部8の画像をタッチする。ここで、タッチしたウェル位置をブレークポイントとして認識し、更に表示画像上で該ポイントに対応するウェル上に円形マーカを表示することにより、検査状況を確認できるようにしてもよい。また、薬剤濃度範囲外の表示に関しては、円形マーカの色により識別できるようにしてもよい。
ここで、画面タッチする代わりに、マウスでウェル位置を選択することも可能である。
ステップS5において、表示部8は、ユーザーによるタッチ位置を検出し、タッチ位置を示す指定信号を処理部7に送る。処理部7は、指定信号に基づいて、例えば1行目のB列目に凝集がある、2行目のC列目に凝集があるなどの検査データを生成し、検査データを処理部7に送る。
なお、表示部8によるタッチ位置の検出は、電界方式でもよく、発光体と光センサとに基づいて光学的に検出してもよい。また、表示部8においては、マイクロプレート12の画像のウェル15以外の位置を黒色などで覆ってもよい。これにより、マイクロプレート12のウェル15における凝集状態を観察しやすくなる。
必要に応じて、例えば表示部8のタッチパネル機能、又は、図示しないキーボードなどの入力部は、マイクロプレート12の行方向の番号1〜12に対応する被験者番号などを入力する。表示部8又は入力部は、被験者識別信号を処理部7に送る。処理部7は、被験者識別信号に基づいて被験者識別データを生成する。
ステップS6において、処理部7は、検査データと、画像データと、マイクロプレート識別データと、被験者識別データとを関連付けて記憶部9に記憶する。
ステップS7において、出力部10は、サーバー13からの指示にしたがって、画像データと、マイクロプレート識別データと、検査データと、被験者識別データとのうち、指示されたデータをサーバー13に出力する。例えば、検査が終了したら、ユーザーは例えばキーボードの「送信」アイコンを押す。すると、出力部10は、検査データと被験者識別データと画像データとを関連付けて、サーバー13に送信する。サーバー13では、マイクロプレート12の検査において、目視判定された情報の収集と集計を自動化することが可能になる。
また、例えば、出力部10は、画像データのデータ量は多いため、サーバー13から画像送信命令を受けた場合にのみ、画像データをサーバー13に送信してもよい。検体検査装置1とサーバー13との間の通信は、例えば、USB端子へ出力されたデータを変換し、RS−232Cによって実行される。
そして、検体液の凝集検査が終了する。
図8は、出力部10から送信される送信データの一例を示す模式図である。
スタート(STX)、エンド(ETX)、ベリファイフラグはデータ長1ビットであり、識別子、送信モード、データ識別はデータ長2ビットであり、各列のウェル情報はデータ長10ビットである。ウェル情報では、A〜Hのタッチ位置で、タッチ無しは「0」、タッチ有りは「1」としている。
プレート管理コードは、上記のマイクロプレート識別データに相当し、プレートに貼り付けられたバーコード16の情報、又は、テンキーで入力された管理コードデータである。プレート管理コードの情報は10桁程度で、桁数が小さい場合は右詰めにする。例えば、「123456」の情報は、「0000124356」となる。
サムチェック(SUM1,SUM2)は、STXの直後からETXまで(STXは含まず、ETXは含む)の範囲をSUMした結果の開1バイトをHEX展開する。
本実施形態では、マイクロプレート12の列ごとに、ウェル情報が管理される。
以上説明した本実施形態においては、画像自動認識ではなく、タッチパネル式表示部8の画面へのタッチ操作で凝集の発生している位置が特定されるため、画像自動認識のための機構が不要であり、検体検査装置1のコストを下げることができ、さらに検査を高精度化することができる。
本実施形態においては、ユーザーは表示部8に表示された画像に対して凝集の発生したウェルの位置を直接入力するため、検査結果の誤入力を確実に防止することができ、検査の信頼性を向上させることができる。
本実施形態においては、画像データが保存されているため、プレート12が廃棄された後に検査結果を再度確認する必要が生じた場合であっても、再度凝集状態を確認することができ、有効である。
本実施形態においては、検査データとマイクロプレート12の画像データとをサーバー13に送信し、サーバー13側で管理・処理することにより、検査データと画像データとを複数人で共有することもできる。
[第2の実施形態]
本実施形態では、上記第1の実施形態の変形例について説明する。
本実施形態では、上記第1の実施形態の変形例について説明する。
図9は、スタッカーを備えた検体検査装置を例示する概略図である。
上記第1の実施形態においては、プレートセット部2にマイクロプレート12を1枚ずつセットしたが、この図9では、複数のマイクロプレート12を順次撮影位置にセット可能なスタッカー171,172が検体検出装置本体18に設置されている。検体検査装置本体18に隣接して、供給側のスタッカー171及び回収側のスタッカー172が設置されている。各々のスタッカー171,172は複数枚のマイクロプレート12を収納可能なマガジンを持つ。そして、供給側スタッカー171内に収納された複数のマイクロプレート12が1枚ずつ検体検査装置本体18のプレートセット部2に搬送され、先に説明した検査が実施される。検査が終了すると、プレートセット部2のマイクロプレート12は回収側スタッカー172に搬送され、回収側スタッカー172内のマガジンに収容される。これと同時に、供給側スタッカー171から次のマイクロプレート12が搬送され、検体検査装置本体18のプレートセット部2にセットされる。そして、次の検査が実施される。このように、スタッカー171,172を用いることにより、連続して検査を行うことが可能となり、多数のマイクロプレート12及び多数の被験者について、効率的に凝集検査を行うことができる。
図10は、取り替え可能なプレートセット部の第1の例を示す概略図である。
図11は、取り替え可能なプレートセット部の第2の例を示す概略図である
プレートセット部19,20は、マイクロプレート12の挿入方向に応じて取り替え可能としてもよい。図10の第1のプレートセット部19は、マイクロプレート12を短辺側(A〜Hの配列側)から挿入・引き出し可能である。図11のプレートセット部19は、マイクロプレート12を長辺側(1〜12の配列側)から挿入・引き出し可能である。ユーザーは、プレートセット部19,20のいずれかを適宜選択して用いることができる。
プレートセット部19,20は、マイクロプレート12の挿入方向に応じて取り替え可能としてもよい。図10の第1のプレートセット部19は、マイクロプレート12を短辺側(A〜Hの配列側)から挿入・引き出し可能である。図11のプレートセット部19は、マイクロプレート12を長辺側(1〜12の配列側)から挿入・引き出し可能である。ユーザーは、プレートセット部19,20のいずれかを適宜選択して用いることができる。
上記各実施形態において、タッチパネル式の表示部8は、必ずしも筐体11に設ける必要はない。筐体11とタッチパネル式の表示部8とを分離構造とすることにより、作業スペースが狭くても検査を効率的に行うことができ、ユーザーの作業性を向上させることができる。
上記各実施形態では、検体液の凝集による輝度や色の変化を観察したが、必ずしも免疫学的凝集反応が生じるものに限らず、例えば、形状、色変化、その他の何らかの状態変化が生じる検体の検査に適用することが可能である。
上記各実施形態において、処理部7と出力部10とは、組み合わせてもよい。
このように本発明の各実施形態は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。各実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。各実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれると同様に、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれるものである。
1…検体検査装置、2,19,20…プレートセット部、31〜33…光源、4…撮影部、5…スライダー、6…バーコードリーダー、7…処理部、8…表示部、9…記憶部、10…出力部、11…筐体、12…マイクロプレート、13…サーバー、141〜143…ミラー、15…ウェル、16…バーコード、171,172…スタッカー、18…検体検査装置本体。
Claims (6)
- 被検体が収容される複数のウェルを持つプレートをセットするためのプレートセット部と、
前記プレートセット部にセットされた前記プレートに光を照射する光源と、
前記プレートセット部にセットされた前記プレートを撮像する撮像部と、
前記撮像部で撮像して得られる画像データを表示すると共に、前記被検体の状態変化が発生していると判断される位置をタッチした際のタッチ位置を検出可能なタッチパネル式表示部と、
前記表示部でのタッチによる状態変化の検査データと、前記画像データと、前記プレートの識別データと、を関連付けて記憶する記憶部と、
前記記憶部に記憶されている前記検査データと前記画像データとを出力する出力部と、
を具備したことを特徴とする検体検査装置。 - 前記光源、前記撮像部、前記記憶部、及び前記出力部は同一の筐体に設置され、前記表示部は前記筐体とは別の筐体に設置されていることを特徴とする、請求項1記載の検体検査装置。
- 前記撮像部と前記プレートセット部との間に、光路長を確保するための反射ミラーが設置されていることを特徴とする、請求項1又は請求項2記載の検体検査装置。
- 前記出力部は、サーバーからの要求により前記検査データと前記画像データを独立に送信することを特徴とする、請求項1乃至請求項3のいずれか1項に記載の検体検査装置。
- 前記プレートを複数枚収容するスタッカーを有し、該スタッカーから前記プレートを前記プレートセット部に1枚ずつ順次搬送することを特徴とする、請求項1乃至請求項4のいずれか1項に記載の検体検査装置。
- 前記プレートは長方形状の平板体であり、前記プレートセット部は、前記プレートを長手方向と平行な方向に移動してセット、又は前記プレートを長手方向と直交する方向に移動してセットすることを特徴とする請求項1乃至請求項5のいずれか1項に記載の検体検査装置。
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