JPH10170519A - 凝集像自動判定装置 - Google Patents

凝集像自動判定装置

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JPH10170519A
JPH10170519A JP32704296A JP32704296A JPH10170519A JP H10170519 A JPH10170519 A JP H10170519A JP 32704296 A JP32704296 A JP 32704296A JP 32704296 A JP32704296 A JP 32704296A JP H10170519 A JPH10170519 A JP H10170519A
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JP
Japan
Prior art keywords
image
well
ccd camera
microplate
judgment
Prior art date
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Withdrawn
Application number
JP32704296A
Other languages
English (en)
Inventor
Sadamiki Tachihara
定幹 立原
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Koki Holdings Co Ltd
Original Assignee
Hitachi Koki Co Ltd
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Publication date
Application filed by Hitachi Koki Co Ltd filed Critical Hitachi Koki Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 非凝集、凝集の判定は目視により行っている
ため、高度な熟練技術を必要としていた。 【解決手段】 凝集像の画像処理として、各ウエルの濃
度分布から濃度差、拡がり角度などをマイクロコンピュ
ータで計算処理し、判定基準値と比較して陽性、陰性を
自動判定する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、免疫学的凝集反応
による凝集パターンを目視法に代り、陽性、陰性を自動
判定する装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】免疫学的凝集反応による凝集パターンの
判定は、マイクロプレート上に形成された凝集像を目視
法により、非凝集、凝集の判定を行っている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】非凝集、凝集の判定は
目視によるため高度な熟練技術が必要であった。また自
動判定装置は一般に画像取り込みにCCDカメラが用い
られている。しかし、CCDカメラには対数変換したγ
補正回路が付属しているが光度計のように0%,100
%合わせができないという問題があった。そのため、凝
集像判定には複雑な画像処理が必要になっていた。更に
マイクロプレート上に形成された凝集像を自動判定する
大型装置もあるが、高価であり汎用性に欠け、中小検査
センターまで普及していない。判定法も幾つか考えられ
ているが目視により再確認する等の方法がとられている
ため、目視に近い判定法の開発が強く望まれている。
【0004】本発明の目的は、上記問題を解消し、マイ
クロプレート全体に形成された各凝集像をCCDカメラ
で精度良く取り込むことのできるコンパクトな撮影部を
提供し、またCCDカメラの出力輝度信号は指数関数的
で試料濃度に比例しないため、濃度に比例した吸光度に
変換して凝集像の拡がりを濃度差で求めるようにした画
像処理と判定基準を得ることである。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的は、マイクロプ
レート全体の照明として高周波点灯方式の平面蛍光ラン
プで底部を均等に照射し、透過光を取り出すことにより
達成される。また光学系は複数の平面鏡と組み合わせコ
ンパクトに配置し、焦点距離50mmレンズと高解像度
モノクロCCDカメラで構成し、撮影距離はマイクロプ
レート外側のウエル底まで検知できるよう1m以上とす
ることにより達成される。またCCDカメラからのNT
SC水平出力輝度信号は255階調に変換し、その常用
対数値をとることにより吸光度255階調を出力し、こ
の出力信号を処理することにより濃度に比例した正確な
濃度分布を求めることにより達成される。更に凝集像の
画像処理は各ウエルの濃度分布から濃度差、拡がり角度
などをマイクロコンピュターで求め計算処理し、判定基
準値と比較して陽性、陰性を判定することにより達成さ
れる。
【0006】
【発明の実施の形態】図1に示すように本発明になる凝
集像自動判定装置は、マイクロプレート4の撮影部1と
画像処理部2と出力部3によって構成する。撮影部1の
下部には高周波点灯方式平面蛍光ランプ6を内臓した底
部ホルダ5を設ける。底部ホルダ5は絶縁対策するため
プラスチック材などを用いる。平面蛍光ランプ6は液晶
テレビなどに用いられる全面均一な発光が得られる高周
波点灯式を用いる。点灯は画像処理部2に内臓された高
周波点灯電源7により行う。平面蛍光ランプ6の上面に
は乳白色アクリル板8を設け、拡散光でマイクロプレー
ト4全体を照射する。
【0007】マイクロプレート4は約90×130mm
の大きさで直径約6mm、深さ約9mmVまたはU底で
96穴の標準的なものを使用する。マイクロプレート4
を透過した光は上面の平面鏡9に当り、反射して下部の
平面鏡10に当る。更に反射して平面鏡11,12介し
て、レンズ14を通りモノクロCCDカメラ13に入
る。マイクロプレート4全体、特に外周部の穴底まで撮
影するためには撮影距離を1m以上にする必要がある。
装置全体をコンパクトにするため複数枚の平面鏡を用い
る。レンズ14は焦点距離50mmを用い、CCDカメ
ラ13の中心に結像するように合わせる。CCDカメラ
13は画像処理部2の電源15と接続し、出力信号を画
像処理CPU16に転送する。マイクロプレート4はト
レーホルダ17に載せ、前面より出し入れできるように
する。撮影部1全体はカバー18で覆い、開口部19は
マイクロプレート4の出し入れ口だけとし、迷光を防止
し、透過光だけ取り出せるようにする。画像処理部2は
CCDカメラ13からの画像信号を処理するためのマイ
クロコンピュータCPU16、ディスプレー21が有
り、キーボード20で検査項目、判定値などを入力する
構成になっいてる。陽性、陰性の判定は組み込まれてい
るソフトプログラムにより行われる。ソフトプログラム
はマイクロプレート4装填位置の自動割り出し、ウェル
22の中心位置検出、吸光度変換、判定値決定、判定結
果出力などの機能を有している。ウェル22の中心位置
の濃度は、図2に示すように水平に走査したウェル22
中心付近の複数本の輝度信号f,g,hから最大、最小
値を求め、図3のような中心位置の輝度信号を得る。C
CDカメラ13からの輝度信号は透過率(T)である。
輝度信号は指数関数的で試料濃度に比例しないため、濃
度に比例した吸光度に変換して図4を得る。図3のb,
c,dはウェル22の透過率Tであり、図4のb’、
c’、d’は吸光度Eである。b’,d’は最小濃度、
c’は最大濃度である。θは凝集像の広がり角度であ
る。
【0008】試料濃度(c)と透過率(T)、吸光度
(E)の関係はLambert、Beerの法則により
(1)式で表される。
【0009】 E=−logT=c・k・h…………………(1) h:試料の厚さ k:物質、波長により決まる吸収係数 透過率(T)は試料濃度(c)に比例せず、指数関数と
なる。吸光度(E)は試料濃度(c)に比例する。
【0010】以上のことから図4に示す各ウェル22の
濃度差P−Oを求めれば陰性、陽性の判定が可能とな
る。濃度差が大きれば陰性(−)、濃度差が小であれば
陽性(+)となる。更に、凝集像の広がり角度θを求め
て補正すればより正確な判定が可能となる。
【0011】例えば濃度差P−Oの値と広がり角度θの
値を基準として3段階+、±、−又は、5段階+、+’
±、−’−に分けて判定すれば目視に近い総合判定が可
能となる。検査の種類、検査項目に合わせ判定基準値を
決めておけば広範囲な応用が可能となる。
【0012】本方式では、マイクロプレート4全体の凝
集像画像も取り込んでいるので画像と総合判定値を図5
のように1つの画像としてビデオプリンタなどでプリン
トアウトすることができる。
【0013】
【発明の効果】本発明によれば、免疫学的凝集反応によ
る凝集パターンの目視判定に代わり、自動判定できるよ
うにしたので、高度な熟練技術を必要とせず個人差も少
なくすることができる。また小形で汎用性のある装置に
できるので、中小病院検査室でも使用可能になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明になる凝集像自動判定装置の一実施例
を示す構成図である。
【図2】 本発明になるウエルの走査位置を表す状態図
である。
【図3】 本発明になる凝集像の透過率を表す図であ
る。
【図4】 本発明になる吸光度を表す図である。
【図5】 本発明になる判定結果出力を示す模式図であ
る。
【符号の説明】
1は撮影部、2は画像処理部、3は出力部、4はマイク
ロプレート、5は底部ホルダ、6は平面蛍光ランプ、7
は高周波点灯電源、8は乳白色アクリル板、9,10,
11,12は平面鏡、13はCCDカメラ、14はレン
ズ、15は電源、16はCPU、17はトレーホルダ、
18はカバー、19は開口部、20はキーボード、21
はディスプレー、22はウェルである。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 マイクロプレートを用いた血球凝集像判
    定を目視法に代って自動的に判定する臨床検査装置にお
    いて、高周波点灯式平面蛍光ランプで前記マイクロプレ
    ート全域の底部面を均等に照射し、各ウエルの凝集試料
    の透過光をCCDカメラで受光し、各ウエルの中心を水
    平方向に横切った複数本の出力信号を濃度に比例する吸
    光度に変換処理して、凝集像の広がり割合、濃度を求
    め、基準値と比較して前記マイクロプレート各ウエル内
    検体の陽性、陰性を自動的に判定し、凝集像と判定結果
    を同時に出力できるようにしたことを特徴とする凝集像
    自動判定装置。
  2. 【請求項2】 順次交換される前記マイクロプレートの
    撮影位置は、機械的誤差により0.5mm前後の位置ず
    れを生ずるため、取り込んだ画像のウエル中心水平ライ
    ンの他に上下複数本の出力信号も取り込み、ウエル中心
    の最大最小出力値を自動的に求めて補正するようにした
    ことを特徴とする請求項1記載の凝集像自動判定装置。
  3. 【請求項3】 吸光度に変換して求めた凝集像の濃度分
    布からウエル中心と周辺の濃度差、ピーク角度を求め、
    基準値と比較して陽性、陰性を自動的に判定するように
    したことを特徴とする請求項1記載の凝集像自動判定装
    置。
JP32704296A 1996-12-06 1996-12-06 凝集像自動判定装置 Withdrawn JPH10170519A (ja)

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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2015132550A (ja) * 2014-01-14 2015-07-23 高電工業株式会社 検体検査装置
JP2016099281A (ja) * 2014-11-25 2016-05-30 高電工業株式会社 検体検査装置及び検体検査システム
CN105891476A (zh) * 2016-04-05 2016-08-24 上海荣盛生物药业有限公司 凝集试验分析仪
JP2017067605A (ja) * 2015-09-30 2017-04-06 高電工業株式会社 検体測定装置と検体測定方法

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