JP2015132306A - アンダーシール及びリニアガイド装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】アンダーシールの脱落を確実に防止できるようにする。【解決手段】リニアガイド装置のアンダーシール1は、ベアリングブロックがガイドレールに組み付けられた状態において、アンダーシール溝から取り外すことができ、かつアンダーシール溝へ取り付けることができる弾性材料のみで構成され、アンダーシール溝に挿通保持される端部3a,3bの側面一部3a1,3b1に、その挿通方向に延びアンダーシール溝の側面と接触する長尺の凸部4を少なくとも1個設ける。【選択図】図1
Description
本発明は、リニアガイド装置のアンダーシール及びこれを備えたリニアガイド装置に関
する。
する。
特許文献1には、リニアガイド装置のアンダーシール及びこれを備えたリニアガイド装
置が開示されている。
先ず、特許文献1にも開示されているが、一般に、リニアガイド(直動案内)装置10
は、図16に示すように、ガイドレール20と、ベアリングブロック30と、ガイドレー
ル20に設けられるレール側転動溝21とベアリングブロック30に設けられるベアリン
グブロック側転動溝31との間に転動自在に介装される転動体(ボール)40と、を含ん
で構成されている。
置が開示されている。
先ず、特許文献1にも開示されているが、一般に、リニアガイド(直動案内)装置10
は、図16に示すように、ガイドレール20と、ベアリングブロック30と、ガイドレー
ル20に設けられるレール側転動溝21とベアリングブロック30に設けられるベアリン
グブロック側転動溝31との間に転動自在に介装される転動体(ボール)40と、を含ん
で構成されている。
この種のリニアガイド装置10には、ガイドレール20の中心軸を挟んで両側にボール
列が配設されており、転動体(ボール)40は、ガイドレール側ボール溝21及びベアリ
ングブロック側ボール溝31、エンドキャップ50に設けられる不図示の方向転換路、ベ
アリングブロック30に設けられる循環路32を通って、無限循環するように構成されて
いる。
列が配設されており、転動体(ボール)40は、ガイドレール側ボール溝21及びベアリ
ングブロック側ボール溝31、エンドキャップ50に設けられる不図示の方向転換路、ベ
アリングブロック30に設けられる循環路32を通って、無限循環するように構成されて
いる。
そして、リニアガイド装置10には、油密の確保や異物の混入等の抑制のために、ガイ
ドレール20とベアリングブロック30との間にアンダーシール60が設けられている。
ここで、アンダーシール60は、その両端部がエンドキャップ50に設けられる不図示の
アンダーシール溝にそれぞれ挿入されて保持される。
次に、特許文献1に開示されているアンダーシール60を図17を参照しつつ説明する
。ここで、図17中、左下に示すアンダーシール60の形状は、平面視のアンダーシール
60の形状であり、左上に示すアンダーシール60の形状は、アンダーシール60の短辺
方向から視たアンダーシール60の側面形状であり、右に示すアンダーシール60の形状
は、アンダーシール60の長辺方向から視たアンダーシール60の側面形状である。
ドレール20とベアリングブロック30との間にアンダーシール60が設けられている。
ここで、アンダーシール60は、その両端部がエンドキャップ50に設けられる不図示の
アンダーシール溝にそれぞれ挿入されて保持される。
次に、特許文献1に開示されているアンダーシール60を図17を参照しつつ説明する
。ここで、図17中、左下に示すアンダーシール60の形状は、平面視のアンダーシール
60の形状であり、左上に示すアンダーシール60の形状は、アンダーシール60の短辺
方向から視たアンダーシール60の側面形状であり、右に示すアンダーシール60の形状
は、アンダーシール60の長辺方向から視たアンダーシール60の側面形状である。
このアンダーシール60は、エラストマやプラスチックス等の樹脂材料のみで構成され
ており、図17に示すように、ガイドレール20に当接されるリップ部61と、その両端
部がエンドキャップのアンダーシール溝に挿入されて保持される保持部62とを有してい
る。ここで、保持部62の端部は、エンドキャップのアンダーシール溝に差し込まれる差
込部位62a,62bを構成している。
ており、図17に示すように、ガイドレール20に当接されるリップ部61と、その両端
部がエンドキャップのアンダーシール溝に挿入されて保持される保持部62とを有してい
る。ここで、保持部62の端部は、エンドキャップのアンダーシール溝に差し込まれる差
込部位62a,62bを構成している。
そして、アンダーシール60には、そのようにエンドキャップのアンダーシール溝に挿
入される保持部62の端部(差込部位)62a,62bに略円筒形状の凸部63が設けら
れている。このようなアンダーシールの形状に対応して、エンドキャップのアンダーシー
ル溝には、アンダーシール60の凸部63と係合可能な凹部が設けられている。
次に、前述のアンダーシール60のベアリングブロック30への取り付け方法について
、図18(a)及び(b)を参照しつつ説明する。
入される保持部62の端部(差込部位)62a,62bに略円筒形状の凸部63が設けら
れている。このようなアンダーシールの形状に対応して、エンドキャップのアンダーシー
ル溝には、アンダーシール60の凸部63と係合可能な凹部が設けられている。
次に、前述のアンダーシール60のベアリングブロック30への取り付け方法について
、図18(a)及び(b)を参照しつつ説明する。
先ず、ガイドレール20に組み付けられた状態のベアリングブロック30にアンダーシ
ール60を取り付ける際には、アンダーシール60の一端側の差込部分62aを、エンド
キャップ50に隣接するベアリングブロック30側(図18(a)に示す矢印Aの方向)
から、対応する側のアンダーシール溝50aに挿入する。
ール60を取り付ける際には、アンダーシール60の一端側の差込部分62aを、エンド
キャップ50に隣接するベアリングブロック30側(図18(a)に示す矢印Aの方向)
から、対応する側のアンダーシール溝50aに挿入する。
次に、アンダーシール60を、図18(b)に示すように中央付近を下方に撓ませて、
アンダーシール60の他端側の差込部分62bを、エンドキャップ50に隣接するベアリ
ングブロック30側(図18(b)に示す矢印Bの方向)から、対応する側のアンダーシ
ール溝50aに挿入する。
ガイドレール20に組み付けられた状態のベアリングブロック30からアンダーシール
60を取り外す際は、アンダーシール60を、図18(b)に示すように下方に撓ませて
、エンドキャップ50のアンダーシール溝50aからアンダーシール60の差込部分62
a,62bを抜き取る。
アンダーシール60の他端側の差込部分62bを、エンドキャップ50に隣接するベアリ
ングブロック30側(図18(b)に示す矢印Bの方向)から、対応する側のアンダーシ
ール溝50aに挿入する。
ガイドレール20に組み付けられた状態のベアリングブロック30からアンダーシール
60を取り外す際は、アンダーシール60を、図18(b)に示すように下方に撓ませて
、エンドキャップ50のアンダーシール溝50aからアンダーシール60の差込部分62
a,62bを抜き取る。
以上のように、特許文献1に開示されているアンダーシール60は、エラストマやプラ
スチックス等の樹脂材料のみで構成されているため、所望のシール性を確保することがで
きると共に、ベアリングブロック30をガイドレール20に組み付けた状態であっても、
アンダーシール60の差込部分62a,62bを、対応する側のアンダーシール溝50a
に簡単かつ迅速に挿入或いは取り外すことを実現している。
そして、特許文献1に開示されているアンダーシール60は、保持部62の差込部位6
2a,62bに略円筒形状の凸部63を設けたことで、脱落防止を図れるようになってい
る。
スチックス等の樹脂材料のみで構成されているため、所望のシール性を確保することがで
きると共に、ベアリングブロック30をガイドレール20に組み付けた状態であっても、
アンダーシール60の差込部分62a,62bを、対応する側のアンダーシール溝50a
に簡単かつ迅速に挿入或いは取り外すことを実現している。
そして、特許文献1に開示されているアンダーシール60は、保持部62の差込部位6
2a,62bに略円筒形状の凸部63を設けたことで、脱落防止を図れるようになってい
る。
しかしながら、特許文献1に開示されているアンダーシール60の略円筒形状の凸部6
3だけでは、アンダーシール60の脱落を確実に防止できない恐れがある。
本発明は、前述の問題点に鑑みてなされたものであり、その目的は、アンダーシールの
脱落を確実に防止できるようにすることである。
3だけでは、アンダーシール60の脱落を確実に防止できない恐れがある。
本発明は、前述の問題点に鑑みてなされたものであり、その目的は、アンダーシールの
脱落を確実に防止できるようにすることである。
前記課題を解決するために、本発明のうち請求項1に係るリニアガイド装置のアンダー
シールは、ガイドレールと、転動体を介して前記ガイドレールに移動自在に配設されるベ
アリングブロックと、前記ベアリングブロックの両端に配設されるエンドキャップと、を
含んで構成されるリニアガイド装置のアンダーシールであって、各端部が対応する前記エ
ンドキャップに設けられるアンダーシール溝にそれぞれ挿入保持されて、前記ガイドレー
ルと前記ベアリングブロックとの間のシールを行うものにおいて、前記ベアリングブロッ
クが前記ガイドレールに組み付けられた状態において、前記アンダーシール溝から取り外
すことができ、かつ前記アンダーシール溝へ取り付けることができる弾性材料のみで構成
され、前記アンダーシール溝に挿通保持される端部の側面一部に、その挿通方向に延び前
記アンダーシール溝の側面と接触する長尺の凸部を少なくとも1個設けたことを特徴とす
る。
シールは、ガイドレールと、転動体を介して前記ガイドレールに移動自在に配設されるベ
アリングブロックと、前記ベアリングブロックの両端に配設されるエンドキャップと、を
含んで構成されるリニアガイド装置のアンダーシールであって、各端部が対応する前記エ
ンドキャップに設けられるアンダーシール溝にそれぞれ挿入保持されて、前記ガイドレー
ルと前記ベアリングブロックとの間のシールを行うものにおいて、前記ベアリングブロッ
クが前記ガイドレールに組み付けられた状態において、前記アンダーシール溝から取り外
すことができ、かつ前記アンダーシール溝へ取り付けることができる弾性材料のみで構成
され、前記アンダーシール溝に挿通保持される端部の側面一部に、その挿通方向に延び前
記アンダーシール溝の側面と接触する長尺の凸部を少なくとも1個設けたことを特徴とす
る。
また、本発明のうち請求項2に係るリニアガイド装置のアンダーシールは、請求項1に
係るリニアガイド装置のアンダーシールにおいて、前記アンダーシール溝に挿通保持され
る端部のその挿通方向に向く側面に、前記アンダーシール溝に設けた凹溝に嵌る凸部を設
けたことを特徴とする。
また、本発明のうち請求項3に係るリニアガイド装置は、請求項1又は2に記載のアン
ダーシールを備えたことを特徴とする。
係るリニアガイド装置のアンダーシールにおいて、前記アンダーシール溝に挿通保持され
る端部のその挿通方向に向く側面に、前記アンダーシール溝に設けた凹溝に嵌る凸部を設
けたことを特徴とする。
また、本発明のうち請求項3に係るリニアガイド装置は、請求項1又は2に記載のアン
ダーシールを備えたことを特徴とする。
本発明のうち請求項1に係るリニアガイド装置のアンダーシールによれば、アンダーシ
ールに設けた凸部が、挿通方向に延びアンダーシール溝の側面と接触する長尺の凸部であ
ることで、凸部とエンドキャップとの接触面積が広くなってエンドキャップとの摩擦を高
くすることができ、ベアリングブロックに対するアンダーシールの保持能力を高くするこ
とができる。
ールに設けた凸部が、挿通方向に延びアンダーシール溝の側面と接触する長尺の凸部であ
ることで、凸部とエンドキャップとの接触面積が広くなってエンドキャップとの摩擦を高
くすることができ、ベアリングブロックに対するアンダーシールの保持能力を高くするこ
とができる。
また、本発明のうち請求項2に係るリニアガイド装置のアンダーシールによれば、アン
ダーシールに設けた凸部がアンダーシール溝に設けた凹溝に嵌るため、ベアリングブロッ
クに対するアンダーシールの保持能力をより高くすることができる。
また、本発明のうち請求項3に係るリニアガイド装置によれば、ベアリングブロックに
対するアンダーシールの保持能力が高いため、例えば、油密の確保や異物の混入等の抑制
をより確実なものとすることができる。
ダーシールに設けた凸部がアンダーシール溝に設けた凹溝に嵌るため、ベアリングブロッ
クに対するアンダーシールの保持能力をより高くすることができる。
また、本発明のうち請求項3に係るリニアガイド装置によれば、ベアリングブロックに
対するアンダーシールの保持能力が高いため、例えば、油密の確保や異物の混入等の抑制
をより確実なものとすることができる。
以下、本発明の実施形態を図面を参照しつつ説明する。
本実施形態は、本発明を適用したアンダーシールである。
図1〜図3は、本実施形態のアンダーシール1の構成例を示す図である。図1は、平面
図であり、図2は、図1に示す矢印Cの方向から視た側面図であり、図3は、図1に示す
矢印Dの方向から視た側面図である。
本実施形態は、本発明を適用したアンダーシールである。
図1〜図3は、本実施形態のアンダーシール1の構成例を示す図である。図1は、平面
図であり、図2は、図1に示す矢印Cの方向から視た側面図であり、図3は、図1に示す
矢印Dの方向から視た側面図である。
アンダーシール1は、エラストマやプラスチックス等の樹脂材料のみによって形成され
、図1〜図3に示すように、全体として略平板形状をなしている。具体的には、アンダー
シール1は、断面形状が略湾曲形状をなしガイドレールに当接されるリップ部2と、略平
板形状をなしその両端部がエンドキャップのアンダーシール溝に挿入されて保持される保
持部3とを有している。そして、エンドキャップのアンダーシール溝に差し込まれる保持
部3の端部である差込部位3a,3bには、厚さ方向における一側面(図2で上方に向く
面)3a1,3b1に凸部4(図1〜図3中に示すハッチング部位)がそれぞれ設けられ
ている。
、図1〜図3に示すように、全体として略平板形状をなしている。具体的には、アンダー
シール1は、断面形状が略湾曲形状をなしガイドレールに当接されるリップ部2と、略平
板形状をなしその両端部がエンドキャップのアンダーシール溝に挿入されて保持される保
持部3とを有している。そして、エンドキャップのアンダーシール溝に差し込まれる保持
部3の端部である差込部位3a,3bには、厚さ方向における一側面(図2で上方に向く
面)3a1,3b1に凸部4(図1〜図3中に示すハッチング部位)がそれぞれ設けられ
ている。
凸部4は、保持部3の差込部位3a,3bの一側面3a1,3b1において長手方向に
沿って延びた凸形状をなしている。すなわち、凸部4は、保持部3の差込部位3a,3b
の一側面3a1,3b1に対し該差込部位3a,3bのアンダーシール溝への挿通方向に
横たわる長尺の四角柱部材として形成されている。
このアンダーシール1は、図16に示したようなリニアガイド(直動案内)装置のベア
リングブロックに取り付けられる。
沿って延びた凸形状をなしている。すなわち、凸部4は、保持部3の差込部位3a,3b
の一側面3a1,3b1に対し該差込部位3a,3bのアンダーシール溝への挿通方向に
横たわる長尺の四角柱部材として形成されている。
このアンダーシール1は、図16に示したようなリニアガイド(直動案内)装置のベア
リングブロックに取り付けられる。
次に、前述のアンダーシール1をベアリングブロックに取り付けた状態を説明する。
図4及び図5は、ベアリングブロックにアンダーシール1が取り付けられた状態のアン
ダーシール1とエンドキャップ50との関係を示す図である。ここで、図4は側面断面図
を示し、図5は平面断面図を示す。
図4及び図5に示すように、ベアリングブロックにアンダーシールを取り付けた状態で
は、エンドキャップ50のアンダーシール溝50a内に、アンダーシール1の差込部位3
a,3bとともに凸部4が収容される。すなわち、アンダーシール1のアンダーシール1
の差込部位3a,3bは、一側面3a1,3b1に設けた各凸部4をアンダーシール溝5
0aの内側面とで挟み込むようにして該アンダーシール溝50aに支持されている。
図4及び図5は、ベアリングブロックにアンダーシール1が取り付けられた状態のアン
ダーシール1とエンドキャップ50との関係を示す図である。ここで、図4は側面断面図
を示し、図5は平面断面図を示す。
図4及び図5に示すように、ベアリングブロックにアンダーシールを取り付けた状態で
は、エンドキャップ50のアンダーシール溝50a内に、アンダーシール1の差込部位3
a,3bとともに凸部4が収容される。すなわち、アンダーシール1のアンダーシール1
の差込部位3a,3bは、一側面3a1,3b1に設けた各凸部4をアンダーシール溝5
0aの内側面とで挟み込むようにして該アンダーシール溝50aに支持されている。
そして、凸部4が、従来のような単なる円柱形状ではなく、保持部3の差込部位3a,
3bの一側面3a1,3b1に横たわる長尺の四角柱形状であるため、アンダーシール1
は、凸部4とエンドキャップ50との接触面積が広くなってエンドキャップ3との摩擦を
高くすることができ、ベアリングブロックに対する保持能力を高くすることができる。
なお、図6には、特許文献1に開示されているように、保持部62の差込部位62a,
62bに略円筒形状の凸部63を設けたアンダーシール60を示す。
3bの一側面3a1,3b1に横たわる長尺の四角柱形状であるため、アンダーシール1
は、凸部4とエンドキャップ50との接触面積が広くなってエンドキャップ3との摩擦を
高くすることができ、ベアリングブロックに対する保持能力を高くすることができる。
なお、図6には、特許文献1に開示されているように、保持部62の差込部位62a,
62bに略円筒形状の凸部63を設けたアンダーシール60を示す。
図6に示すように、本実施形態の場合と比較して、凸部63とエンドキャップ50との
接触面積が小さくなるため、アンダーシール60とエンドキャップ50との摩擦を本実施
形態によって得られる程度まで高くすることができない。
以上、本発明の実施形態について説明したが、本発明はこれに限定されずに種々の変更
、改良を行うことができる。
接触面積が小さくなるため、アンダーシール60とエンドキャップ50との摩擦を本実施
形態によって得られる程度まで高くすることができない。
以上、本発明の実施形態について説明したが、本発明はこれに限定されずに種々の変更
、改良を行うことができる。
例えば、本実施形態では、凸部形状は前述の形状に限定されない。図7〜図9は、その
例を示す図である。
図7〜図9に示すように、本実施形態では、保持部3の各差込部位3a,3bに複数の
凸部5a,5bをそれぞれ設けることもできる。
これにより、図10に示すように、アンダーシール1は、複数の凸部5a,5bとエン
ドキャップ3との接触面積がより広くなるため、エンドキャップ3との摩擦をより高くす
ることができる。
例を示す図である。
図7〜図9に示すように、本実施形態では、保持部3の各差込部位3a,3bに複数の
凸部5a,5bをそれぞれ設けることもできる。
これにより、図10に示すように、アンダーシール1は、複数の凸部5a,5bとエン
ドキャップ3との接触面積がより広くなるため、エンドキャップ3との摩擦をより高くす
ることができる。
また、本実施形態では、保持部3の各差込部位3a,3bの一側面3a1,3b1にだ
け凸部を設けることに限定されない。図11〜図13は、その例を示す図である。
図11〜図13に示すように、本実施形態では、保持部3の各差込部位3a,3bの長
手方向側面(アンダーシール溝50aに対するアンダーシール1の挿通方向に向く側面)
にさらに凸部6をそれぞれ設けることもできる。そして、このようなアンダーシール1の
凸部6に対応して、エンドキャップ50のアンダーシール溝50aには、その凸部6が嵌
合可能な凹部を設ける。
け凸部を設けることに限定されない。図11〜図13は、その例を示す図である。
図11〜図13に示すように、本実施形態では、保持部3の各差込部位3a,3bの長
手方向側面(アンダーシール溝50aに対するアンダーシール1の挿通方向に向く側面)
にさらに凸部6をそれぞれ設けることもできる。そして、このようなアンダーシール1の
凸部6に対応して、エンドキャップ50のアンダーシール溝50aには、その凸部6が嵌
合可能な凹部を設ける。
これにより、図14に示すように、アンダーシール1は、凸部4及び凸部6とエンドキ
ャップ3との接触面積がより広くなり、さらには、凸部6がアンダーシール溝50aの凹
部50bに嵌るため、ベアリングブロックに対する保持能力をより高くすることができる
。
ャップ3との接触面積がより広くなり、さらには、凸部6がアンダーシール溝50aの凹
部50bに嵌るため、ベアリングブロックに対する保持能力をより高くすることができる
。
また、本実施形態の変形例では、保持部3の各差込部位3a,3bの一側面3a1,3b1にだけ凸部を設けることに限定されない。図19〜図22は、その例を示す図である。
図19〜図21に示すように、凸部4が、従来のような単なる円柱形状ではなく、保持部3の差込部位3a,3bの一側面3a1,3b1に設けられた多角柱形状である。多角柱形状は、アンダーシール溝50aに向って傾斜されている。多角柱形状が弾性変形するため、アンダーシール溝50аにアンダーシール1を挿入する。
図19〜図21に示すように、凸部4が、従来のような単なる円柱形状ではなく、保持部3の差込部位3a,3bの一側面3a1,3b1に設けられた多角柱形状である。多角柱形状は、アンダーシール溝50aに向って傾斜されている。多角柱形状が弾性変形するため、アンダーシール溝50аにアンダーシール1を挿入する。
凸部4の多角柱形状の頂点とエンドキャップ50のアンダーシール溝50аの上面との接触面積が広くなってエンドキャップ3との摩擦を高くすることができ、ベアリングブロックに対する保持能力を高くすることができる。 アンダーシールの材料または凸部の材料はゴムであるニトリルゴム、アクリルゴム、フッ素ゴム、シリコーンゴムが好ましい。特にゴムは耐摩耗性が要求されるフッ素ゴムが好ましい。
次に実施例を説明する。
実施例では、図3に示す凸部の高さhを変化させて、アンダーシールの脱落について検
証した。また、比較例として、凸部を略円筒形状としたアンダーシールを用いた。図15
は、その検証結果を示す。
図15に示すように、比較例に対して、本実施形態の場合には、長尺の四角柱形状の突
起としたことで、脱落しない又は脱落しにくい結果となった。また、本実施形態及び変形
例ともに、凸部を高くすると、エンドキャップが変形する結果となった。
実施例では、図3に示す凸部の高さhを変化させて、アンダーシールの脱落について検
証した。また、比較例として、凸部を略円筒形状としたアンダーシールを用いた。図15
は、その検証結果を示す。
図15に示すように、比較例に対して、本実施形態の場合には、長尺の四角柱形状の突
起としたことで、脱落しない又は脱落しにくい結果となった。また、本実施形態及び変形
例ともに、凸部を高くすると、エンドキャップが変形する結果となった。
1 アンダーシール
2 リップ部
3 保持部
3a,3b 差込部位(端部)
4,5a,5b,6 凸部
2 リップ部
3 保持部
3a,3b 差込部位(端部)
4,5a,5b,6 凸部
Claims (4)
- ガイドレールと、転動体を介して前記ガイドレールに移動自在に配設されるベアリング
ブロックと、前記ベアリングブロックの両端に配設されるエンドキャップと、を含んで構
成されるリニアガイド装置のアンダーシールであって、各端部が対応する前記エンドキャ
ップに設けられるアンダーシール溝にそれぞれ挿入保持されて、前記ガイドレールと前記
ベアリングブロックとの間のシールを行うものにおいて、
前記ベアリングブロックが前記ガイドレールに組み付けられた状態において、前記アン
ダーシール溝から取り外すことができ、かつ前記アンダーシール溝へ取り付けることがで
きる弾性材料のみで構成され、
前記アンダーシール溝に挿通保持される端部の側面一部に、その挿通方向に延び前記ア
ンダーシール溝の側面と接触する長尺の凸部を少なくとも1個設けたことを特徴とするリ
ニアガイド装置のアンダーシール。 - 前記アンダーシール溝に挿通保持される端部のその挿通方向に向く側面に、前記アンダ
ーシール溝に設けた凹溝に嵌る凸部を設けたことを特徴とする請求項1に記載のリニアガ
イド装置のアンダーシール。 - 前記アンダーシール溝に挿通保持される端部の側面一部に、その挿通方向に延び前記ア
ンダーシール溝の上面とに接触する凸部を少なくとも1個設け、凸部の形状を多角柱形状または円形柱形状とし、凸部の材料をゴムとすることを特徴とするリニアガイド装置のアンダーシール。 - 請求項1から3に記載のアンダーシールを備えたことを特徴とするリニアガイド装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2014003476A JP2015132306A (ja) | 2014-01-10 | 2014-01-10 | アンダーシール及びリニアガイド装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2014003476A JP2015132306A (ja) | 2014-01-10 | 2014-01-10 | アンダーシール及びリニアガイド装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2015132306A true JP2015132306A (ja) | 2015-07-23 |
Family
ID=53899670
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2014003476A Pending JP2015132306A (ja) | 2014-01-10 | 2014-01-10 | アンダーシール及びリニアガイド装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2015132306A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2020029917A (ja) * | 2018-08-23 | 2020-02-27 | Thk株式会社 | 運動案内装置 |
-
2014
- 2014-01-10 JP JP2014003476A patent/JP2015132306A/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2020029917A (ja) * | 2018-08-23 | 2020-02-27 | Thk株式会社 | 運動案内装置 |
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