JP2015131324A - 送給装置、送給ローラ、およびアーク処理システム - Google Patents

送給装置、送給ローラ、およびアーク処理システム Download PDF

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Abstract

【課題】送給ローラを容易に交換することができる送給装置を提供すること。
【解決手段】外周部に溶接ワイヤ81を当接させて当該溶接ワイヤ81を送給するための送給ローラ21と、送給ローラ21が着脱可能に外嵌され、回転軸線Ox周りに回転可能な回転軸23と、を備えた送給装置20であって、送給ローラ21に設けられた第1溝部211(送給ローラ側規制部)と、回転軸23に設けられた突起231(回転軸側規制部)とが互いに係合することにより、送給ローラ21および回転軸23の回転軸線Ox周りの相対回転を規制する。
【選択図】図2

Description

本発明は、送給装置、送給ローラ、およびアーク処理システムに関する。
従来、アーク溶接等のアーク処理を行う際には、溶接ワイヤが用いられている(たとえば特許文献1を参照)。同文献に開示された装置は、ワイヤ供給源と、送給装置と、を備えている。ワイヤ供給源には溶接ワイヤが巻き付けられている。送給装置は、ワイヤ供給源に巻き付けられた溶接ワイヤを溶接トーチに送り込むためのものである。
特許文献1に開示された送給装置は、送給ローラとしての駆動用ローラ(1a)および加圧用ローラ(1b)を備えている。これら両ローラ(1a,1b)の間には溶接ワイヤ(3)が挟まれており、駆動用ローラ(1a)が回転駆動すると、両ローラのそれぞれの外周部に当接した溶接ワイヤが送給される。
上記した送給ローラは、溶接ワイヤの径に対応するものへの交換やメンテナンスを行うために、たとえば回転軸に対して着脱可能に外嵌される。そして、送給ローラおよび回転軸は、たとえばねじ部材による締結や専用の治具を用いるなどの手段によって、互いの相対回転が規制されるように固定される。
しかしながら、上記従来の構成において、送給ローラを交換する際には、ねじ部材を回すための工具や専用の治具が必要である。このため、送給ローラを交換するためには工具や治具を別途常備しておく必要があった。また、工具や治具を用いて行う送給ロールの交換は、作業性が悪かった。
特開2012−244559号公報
本発明は、上記した事情のもとで考え出されたものであって、工具等を用いることなく、送給ローラを容易に交換することができる送給装置を提供することをその主たる課題とする。
上記の課題を解決するため、本発明では、次の技術的手段を採用した。
本発明の第1の側面によると、外周部に溶接ワイヤを当接させて当該溶接ワイヤを送給するための送給ローラと、上記送給ローラが着脱可能に外嵌され、回転軸線周りに回転可能な回転軸と、を備えた送給装置であって、上記送給ローラに設けられた送給ローラ側規制部と、上記回転軸に設けられた回転軸側規制部とが互いに係合することにより、上記送給ローラおよび上記回転軸の上記回転軸線周りの相対回転を規制する、送給装置が提供される。
好ましくは、上記送給ローラ側規制部および上記回転軸側規制部の一方は、突起により構成されており、上記送給ローラ側規制部および上記回転軸側規制部の他方は、上記突起が進入しうる凹溝により構成されている。
好ましくは、上記凹溝は、上記送給ローラおよび上記回転軸のうち上記凹溝が設けられた一方において、上記回転軸線の延びる方向における端面から当該回転軸線の延びる方向に延びる第1溝部を含む。
好ましくは、上記凹溝は、上記送給ローラに設けられており、上記送給ローラには、上記回転軸線の延びる方向における一方の端面から他方の端面まで通じる追加の凹溝が設けられ、上記第1溝部は、上記回転軸の基端部に対して遠い位置にある端面から延びており、上記送給ローラを、上記回転軸線の延びる方向において上記回転軸の先端側に向けて付勢する付勢手段、を更に備える。
好ましくは、上記凹溝は、上記第1溝部につながり、上記回転軸線周りの周方向に沿って延びる第2溝部を含む。
好ましくは、上記凹溝は、上記送給ローラに設けられており、上記第1溝部は、上記送給ローラにおいて、上記回転軸線の延びる方向における一方の端面から他方の端面まで通じており、上記第2溝部は、上記回転軸線の延びる方向における中央に位置する。
好ましくは、上記第2溝部は、上記第1溝部を挟んで上記周方向の両側に延びている。
好ましくは、上記凹溝は、上記第2溝部の端部につながり、上記回転軸線の延びる方向に延びる第3溝部を含む。
好ましくは、上記第3溝部は、上記第2溝部の上記端部から、上記端面に向かって延びており、上記送給ローラを、上記回転軸線の延びる方向において上記回転軸の先端側に向けて付勢する付勢手段、を更に備える。
好ましくは、上記送給ローラ側規制部は、上記送給ローラの内周部に設けられた非円形穴により構成され、上記回転軸側規制部は、上記回転軸の外周部に設けられ、上記非円形穴に嵌合する非円形軸部により構成される。
好ましくは、上記送給ローラ側規制部は、当該送給ローラ側規制部の内周部に設けられたねじ穴により構成され、上記回転軸側規制部は、上記ねじ穴に螺合するねじ軸により構成される。
好ましくは、上記送給ローラは、上記回転軸線周りの周方向において分割された複数の部材からなる。
好ましくは、上記送給ローラの上記外周部には、上記溶接ワイヤの当接部位を避けた位置において把持用の凹部が設けられている。
本発明の第2の側面によると、回転軸に外嵌させて本発明の第1の側面に係る送給装置を構成するのに用いられる、送給ローラが提供される。
本発明の第3の側面によると、本発明の第1の側面に係る送給装置と、上記送給装置によって送給された溶接ワイヤを用いてアーク処理を行うロボットと、を備える、アーク処理システムが提供される。
本発明のその他の特徴および利点は、添付図面を参照して以下に行う詳細な説明によって、より明らかとなろう。
本発明に係るアーク処理システムの一例を示す概略構成図である。 本発明の第1実施形態に係る送給装置を示す要部正面図である。 図2のIII−III線に沿う断面図である。 本発明の第1実施形態に係る送給装置の要部分解斜視図である。 送給ローラの取付け手順を説明するための断面図である。 本発明の第2実施形態に係る送給装置を示す要部正面図である。 本発明の第2実施形態に係る送給装置の要部分解斜視図である。 本発明の第3実施形態に係る送給装置を示す要部正面図である。 本発明の第3実施形態に係る送給装置の要部分解斜視図である。 本発明の第4実施形態に係る送給装置を示す要部正面図である。 本発明の第4実施形態に係る送給装置の要部分解斜視図である。
以下、本発明の好ましい実施形態につき、図面を参照しつつ具体的に説明する。
図1は、本発明に係るアーク処理システムの一例を示す概略構成図である。アーク処理としては、たとえば、溶接および溶射が挙げられる。図1に示す本実施形態のアーク処理システムA1は、溶接システムであり、溶接ワイヤ81を消耗電極として母材Wの溶接を行うためのものである。アーク処理システムA1は、ロボット10と、送給装置20と、を備える。
ロボット10は、溶接ワイヤを用いてアーク処理を行うものであり、本実施形態では多関節アーム型のアーク溶接ロボットである。ロボット10は、3次元に設定された溶接経路に沿って、トーチ116を所定の方向姿勢をとらせつつ、誘導することができる。ロボット10は、ベース111と、第1アーム112と、第2アーム113と、トーチ支持部材114と、トーチ116と、を含む。
ベース111は、たとえば床面に固定されている。第1アーム112は、ベース111に対して回動可能に連結されている。第2アーム113は、第1アーム112に対して回動可能に連結されている。トーチ支持部材114は、第2アーム113に対して回動可能に連結されている。なお、ロボット10におけるアームの構成やトーチ支持部材114の支持機構の構成については、本実施形態で説明するものに限定されない。
トーチ116はトーチ支持部材114に支持されている。トーチ116はトーチボディおよびワイヤ送出ノズルを有する。トーチ116からは溶接ワイヤ81が送り出される。
送給装置20は、ワイヤリール80に巻かれた溶接ワイヤ81を、母材Wに向かって送給する。本実施形態では、送給装置20は、プッシュ装置である。そのため、送給装置20は、ワイヤリール80から繰り出される溶接ワイヤ81を押動送りする。
図2、図3は、本発明の第1実施形態に係る送給装置20を示している。図2、図3に示すように、本実施形態の送給装置20は、モータ25と、一対の回転軸23,23と、一対の送給ローラ21,21と、ばね部材27,27とを備える。
送給ローラ21,21は、円環状をなしており、回転軸線Oxの延びる方向(軸線方向Z1)周りに回転する。本実施形態において、送給ローラ21の外周部には、溝219が形成されている。溝219は、ローラの周面から回転軸線Oxに向かって凹んでいる。溝219は溶接ワイヤ81をガイドするために形成されている。なお、送給ローラ21の詳細については後述する。
回転軸23,23は、送給ローラ21,21の回転軸である。回転軸23は、軸線方向Z1に沿って延びている。回転軸23の延びる方向が、回転軸線Oxの延びる方向に一致する。
本実施形態では、図3に示すように、下方に位置する回転軸23は、軸線方向Z1に延びるモータ軸251に固定されており、これら回転軸23およびモータ軸251の軸心は一致する。下方に位置する回転軸23、およびモータ軸251は、軸線方向Z1周りに回転する。下方に位置する回転軸23には、送給ローラ21が着脱可能に取付けられており、回転軸23および送給ローラ21は、一体となって回転する。本実施形態では、下方に位置する回転軸23は、モータ軸251を介して支持板26に支持されている。モータ軸251は、支持板26を貫通しており、支持板26とモータ軸251との間にはベアリング252が介装される。
図3に示すように、上方に位置する回転軸23は、軸線方向Z1に延びる支持軸261に固定されており、これら回転軸23および支持軸261の軸心は一致する。上方に位置する回転軸23および支持軸261は、軸線方向Z1周りに回転する。上方に位置する回転軸23には、送給ローラ21が着脱可能に取付けられており、回転軸23および送給ローラ21は、一体となって回転する。本実施形態では、上方に位置する回転軸23は、支持軸261を介して支持板26に支持されている。支持軸261は、支持板26を貫通しており、支持板26と支持軸261との間にはベアリング262が介装される。
モータ25は、下方に位置する回転軸23を回転させるためのものである。本実施形態では、モータ25の回転は、モータ軸251と下方に位置する回転軸23とを介して、下方に位置する送給ローラ21に伝達される。本実施形態において、下方に位置する送給ローラ21は、駆動用ローラである。本実施形態とは異なり、モータ25の回転が、1又は複数のギアや1又は複数の追加の回転軸を介して、送給ローラ21に伝達されてもよい。
上方に位置する送給ローラ21は、下方に位置する送給ローラ21との間に溶接ワイヤ81を挟んでおり、加圧用ローラである。図2に示すように、たとえば下方に位置する送給ローラ21が時計回りに回転すると、上方に位置する送給ローラ21は、下方に位置する送給ローラ21と反対方向(反時計回り)に回転する。
ばね部材27,27は、たとえば圧縮コイルばねである。ばね部材27,27は、支持板26と送給ローラ21,21との間に介在しており、回転軸23,23を囲むように配置される。
次に、送給ローラ21および回転軸23の具体的構造について説明する。なお、図2、図3において下方に位置する送給ローラ21と上方に位置する送給ローラ21、下方に位置する回転軸23と上方に位置する回転軸23は、それぞれ実質的に同一の構成である。
図3に示すように、本実施形態において、回転軸23には、一対の突起231,231(回転軸側規制部)が設けられている。これら突起231,231は、回転軸23の外周部から径方向外方に突出しており、回転軸線Oxを挟んで互いに離れた位置にある。回転軸23の先端側の端面23aから突起231,231までのそれぞれの距離は、同一である。
送給ローラ21には、一対の第1溝部211,211および一対の追加の凹溝215,215が設けられている。これら第1溝部211,211および追加の凹溝215,215は、送給ローラ21の内周部に設けられる。図4に示すように、一対の追加の凹溝215,215は、軸線方向Z1に沿って延びている。一対の追加の凹溝215,215は、送給ローラ21において、回転軸線Oxの延びる方向における一方の端面21aから他方の端面21bまで通じる。一対の追加の凹溝215,215は、回転軸線Oxを挟んで互いに対向している。
一対の第1溝部211,211は、軸線方向Z1に沿って延びている。一対の第1溝部211,211は、送給ローラ21において、回転軸23の基端部に対して遠い位置にある端面21aから延びている。一対の第1溝部211,211は、一対の追加の凹溝215,215に対して、送給ローラ21の周方向において異なる位置にあり、また、回転軸線Oxを挟んで互いに対向している。一対の第1溝部211,211は、それぞれ、本発明でいう凹溝(送給ローラ側規制部)を構成する。
送給ローラ21の内径寸法は、回転軸23の外径寸法よりも僅かに大きく、送給ローラ21は回転軸23に対して外嵌されている。追加の凹溝215の幅寸法(送給ローラ21の周方向における寸法)は、突起231の幅寸法(回転軸23の周方向における寸法)よりも僅かに大きい。第1溝部211の幅寸法は、突起231の幅寸法よりも僅かに大きい。本実施形態では、図3に示すように、送給ローラ21を回転軸23に取り付けた状態において、第1溝部211に突起231が進入している。これにより、送給ローラ21と回転軸23との軸線方向Z1周りの相対回転が規制される。
次に、送給ローラ21を回転軸23に取り付ける手順について説明する。
送給ローラ21を回転軸23に取り付ける際には、まず、図4に示すように、送給ローラ21周方向における追加の凹溝215の位置と、回転軸23周方向における突起231の位置とを合わせる。次に、送給ローラ21を回転軸23基端側(図中矢印N1方向)に押し込む。ここで、図5に示すように、送給ローラ21をばね部材27の付勢力に抗して回転軸23に外嵌させつつ、突起231を追加の凹溝215に進入させる。そして、突起231が追加の凹溝215を通過するまで送給ローラ21を押し込む。次に、送給ローラ21を図4における矢印N2方向に回転させ、第1溝部211および突起231の周方向における位置を合わす。
次いで、送給ローラ21の回転軸23基端側への押し込みを開放する。そうすると、ばね部材27の復元力により送給ローラ21は回転軸23先端側(図5における矢印N1方向の反対方向)に移動しつつ、第1溝部211に突起231が進入する。そして、図3に示したように、第1溝部211の奥まで突起231が進入した状態で送給ローラ21の回転軸23先端側への移動が規制される。このとき、送給ローラ21は、ばね部材27により、軸線方向Z1における回転軸23の先端側に向けて付勢される。
送給ローラ21を回転軸23から取り外す際には、上記した送給ローラ21を回転軸23に取り付ける作業と反対の作業を行う。即ち、送給ローラ21をばね部材27の付勢力に抗して回転軸23の基端側に押し込み、突起231が送給ローラ21の第1溝部211から退避する位置まで、当該送給ローラ21を軸線方向Z1に沿って移動させる。次に、送給ローラ21を周方向に回転させ、追加の凹溝215および突起231の周方向における位置を合わす。次いで、送給ローラ21の回転軸23基端側への押し込みを開放する。そして、送給ローラ21を、突起231が追加の凹溝215を通過するまで引き出す。これにより、送給ローラ21を回転軸23から取り外すことができる。
次に、本実施形態の作用効果について説明する。
本実施形態において、送給ローラ21に設けられた第1溝部211(送給ローラ側規制部)と回転軸23に設けられた突起231(回転軸側規制部)とが互いに係合することにより、送給ローラ21と回転軸23との軸線方向Z1周りの相対回転が規制される。このような構成によれば、工具等を用いることなく回転軸23に対して送給ローラ21の取付け・取り外しを行うことができ、たとえば送給ローラ21の交換に際し、当該交換作業を容易に行うことができる。
本実施形態では、送給ローラ21を回転軸23に取り付けた状態において、回転軸23に設けられた突起231が、送給ローラ21の軸線方向Z1に延びる第1溝部211に進入することにより、突起231と第1溝部211とが軸線方向Z1周りの回転に対して互いに係合した状態となる。このような構成によれば、図2からもよく理解されるように、回転軸23が軸線方向Z1周りのいずれの方向に回転しても、送給ローラ21と回転軸23との軸線方向Z1周りの相対回転は適切に阻止される。
回転軸23への送給ローラ21の取り付け時には、第1溝部211の奥まで突起231が進入した状態で送給ローラ21の回転軸23先端側への移動が規制される。このとき、送給ローラ21は、ばね部材27により、軸線方向Z1における回転軸23の先端側に向けて付勢される。このような構成によれば、送給ローラ21の装着状態において、回転軸23に対する当該送給ローラ21の軸線方向Z1への移動が規制されており、送給ローラ21が回転軸23から不当に脱落することは回避される。
本実施形態では、一対の第1溝部211,211と一対の突起231,231との各々が互いに係合する。このような構成によれば、送給ローラ21と回転軸23との相対回転の規制および送給ローラ21の脱落の回避が、より確実になされる。
図6〜図11は、本発明に係る送給装置の他の実施形態を示している。なお、図6以降の図においては、上記実施形態と同一または類似の要素には、上記実施形態と同一の符号を付しており、適宜説明を省略する。
図6、図7は、本発明の第2実施形態に係る送給装置を示している。本実施形態の送給装置20Aは、送給ローラ21の内周部に設けられた溝の構成が上記実施形態と異なっている。また、本実施形態では、上記第1実施形態の送給装置20に設けられたばね部材27を具備していない。
本実施形態においては、送給ローラ21の内周部には、一対の第1溝部211A,211Aおよび一対の第2溝部212A,212Aが設けられている。第1溝部211Aは、軸線方向Z1に沿って延びている。第1溝部211Aは、送給ローラ21において、軸線方向Z1における一方の端面21aから他方の端面21bまで通じている。一対の第1溝部211A,211Aは、回転軸線Oxを挟んで互いに対向している。第2溝部212Aは、第1溝部211Aにつながり、回転軸線Ox周りの周方向に沿って延びている。第2溝部212Aは、軸線方向Z1における中央に位置する。一対の第1溝部211A,211Aおよび一対の第2溝部212A,212Aは、それぞれ、本発明でいう凹溝(送給ローラ側規制部)を構成する。
本実施形態において、送給ローラ21の外周部の適所には、把持用の凹部217が設けられている。凹部217は、送給ローラ21の交換等の際に作業者が当該送給ローラ21を掴み易くするためのものであり、溝219を避けた位置に複数が均等に配されている。
送給ローラ21を回転軸23に取り付ける際には、まず、図7に示すように、送給ローラ21周方向における第1溝部211Aの位置と、回転軸23周方向における突起231の位置とを合わせる。次に、送給ローラ21を回転軸23基端側(図中矢印N1方向)に押し込む。このとき、回転軸23の突起231が、送給ローラ21の端面21b側から第1溝部211Aに進入する。次に、軸線方向Z1における突起231の位置が第2溝部212Aと一致したところで、送給ローラ21を図7における矢印N2方向に回転させ、第2溝部212Aに突起231を進入させる。そして、第2溝部212Aの奥まで突起231が進入した状態で送給ローラ21の回転軸23に対する相対回転が規制される(図6における下方の送給ローラ21および回転軸23を参照)。送給ローラ21を回転軸23から取り外す際には、上記した送給ローラ21を回転軸23に取り付ける作業と反対の作業を行えばよい。
なお、図6において上方に位置する送給ローラ21は、稼働時の回転方向が下方に位置する送給ローラ21と反対である。このため、上方に位置する送給ローラ21を回転軸23に取り付ける際には、図6に示されるように、第1溝部211Aに対して第2溝部212Aの延びる方向が下方に位置する送給ローラ21と反対となるようにする。本実施形態では、第1溝部211Aが軸線方向Z1における一方の端面21aから他方の端面21bまで通じており、第2溝部212Aが軸線方向Z1における中央に位置する。このため、図6において上方に位置する送給ローラ21を取り付ける際には、端面21bが手前側となるように送給ローラ21を反転させて、回転軸23の突起231を、送給ローラ21の端面21a側から第1溝部211Aに進入させる。次いで、図7に示した矢印N2方向と反対方向に送給ローラ21を回転させればよい。
本実施形態において、送給ローラ21に設けられた第2溝部212A(送給ローラ側規制部)と回転軸23に設けられた突起231(回転軸側規制部)とが互いに係合することにより、送給ローラ21と回転軸23との軸線方向Z1周りの相対回転が規制される。このような構成によれば、工具等を用いることなく回転軸23に対して送給ローラ21の取付け・取り外しを行うことができ、たとえば送給ローラ21の交換に際し、当該交換作業を容易に行うことができる。
本実施形態では、送給ローラ21の外周部に把持用の凹部217が設けられている。このような構成によれば、送給ローラ21の取付け作業および取り外し作業に際し、作業性の向上が期待できる。
また、上記した第1溝部211Aおよび第2溝部212Aを具備する構成によれば、互いに回転方向が異なる下方と上方の送給ローラ21,21(駆動用ローラおよび加圧用ローラ)について、同一のものを兼用して用いることができる。これにより、送給ローラ21の交換等に際して、当該送給ローラ21の管理が容易となる。
図8、図9は、本発明の第3実施形態に係る送給装置を示している。本実施形態の送給装置20Bは、送給ローラ21の内周部に設けられた溝の構成が上記実施形態と異なっている。また、本実施形態では、上記第1実施形態の送給装置20に設けられたばね部材27を具備していない。
本実施形態においては、送給ローラ21の内周部には、一対の第1溝部211B,211Bおよび一対の第2溝部212B,212Bが設けられている。第1溝部211Bは、軸線方向Z1に沿って延びている。第1溝部211Bは、送給ローラ21における端面21bから延びている。一対の第1溝部211B,211Bは、回転軸線Oxを挟んで互いに対向している。第2溝部212Bは、第1溝部211Bにつながり、回転軸線Ox周りの周方向に沿って延びている。第2溝部212Bは、第1溝部211Bを挟んで回転軸線Ox周りの周方向の両側に延びている。一対の第1溝部211B,211Bおよび一対の第2溝部212B,212Bは、それぞれ、本発明でいう凹溝(送給ローラ側規制部)を構成する。
送給ローラ21を回転軸23に取り付ける際には、まず、図9に示すように、送給ローラ21周方向における第1溝部211Bの位置と、回転軸23周方向における突起231の位置とを合わせる。次に、送給ローラ21を回転軸23基端側(図中矢印N1方向)に押し込む。このとき、回転軸23の突起231が、送給ローラ21の端面21b側から第1溝部211Bに進入する。次に、突起231が第1溝部211Bの奥まで到達し、突起231の軸線方向Z1における位置が第2溝部212Bと一致したところで、送給ローラ21を図9における矢印N2方向に回転させ、第2溝部212Bに突起231を進入させる。そして、第2溝部212Bの奥まで突起231が進入した状態で送給ローラ21の回転軸23に対する相対回転が規制される(図8における下方の送給ローラ21および回転軸23を参照)。送給ローラ21を回転軸23から取り外す際には、上記した送給ローラ21を回転軸23に取り付ける作業と反対の作業を行えばよい。
なお、図8において上方に位置する送給ローラ21は、稼働時の回転方向が下方に位置する送給ローラ21と反対である。本実施形態では、第2溝部212Bが第1溝部211Bを挟んで回転軸線Ox周りの周方向の両側に延びている。このため、上方に位置する送給ローラ21を回転軸23に取り付ける際には、回転軸23の突起231を、送給ローラ21の第1溝部211Bに進入させた後、図9の矢印N2方向と反対方向に送給ローラ21を回転させればよい。
本実施形態において、送給ローラ21に設けられた第2溝部212B(送給ローラ側規制部)と回転軸23に設けられた突起231(回転軸側規制部)とが互いに係合することにより、送給ローラ21と回転軸23との軸線方向Z1周りの相対回転が規制される。このような構成によれば、工具等を用いることなく回転軸23に対して送給ローラ21の取付け・取り外しを行うことができ、たとえば送給ローラ21の交換に際し、当該交換作業を容易に行うことができる。
また、上記した第1溝部211Bおよび第2溝部212Bを具備する構成によれば、互いに回転方向が異なる下方と上方の送給ローラ21,21(駆動用ローラおよび加圧用ローラ)について、同一のものを兼用して用いることができる。これにより、送給ローラ21の交換等に際して、当該送給ローラ21の管理が容易となる。さらに、本実施形態において、第2溝部212Bは、第1溝部211Bを挟んで回転軸線Ox周りの周方向の両側に延びている。このような構成によれば、互いに回転方向が異なる下方と上方の送給ローラ21,21(駆動用ローラおよび加圧用ローラ)のいずれを取り付ける場合であっても、回転軸23の突起231を送給ローラ21の同一の端面21b側から第1溝部211Bに進入させればよく、送給ローラ21を反転させなくてよい。
図10、図11は、本発明の第4実施形態に係る送給装置を示している。本実施形態の送給装置20Cは、送給ローラ21の内周部に設けられた溝の構成が上記実施形態と異なっている。
本実施形態においては、送給ローラ21の内周部には、一対の第1溝部211C,211C、一対の第2溝部212C,212Cおよび一対の第3溝部213C,213Cが設けられている。第1溝部211Cは、送給ローラ21の端面21bから軸線方向Z1に沿って延びている。一対の第1溝部211C,211Cは、回転軸線Oxを挟んで互いに対向している。第2溝部212Cは、第1溝部211Cにつながり、回転軸線Ox周りの周方向に沿って延びている。第3溝部213Cは、第2溝部212Cの端部につながっており、軸線方向Z1に沿って延びている。第3溝部213Cは、端面21b側に向かって延びている。一対の第1溝部211C,211C、一対の第2溝部212C,212Cおよび一対の第3溝部213C,213Cは、それぞれ、本発明でいう凹溝(送給ローラ側規制部)を構成する。
本実施形態において、送給ローラ21は、回転軸線Ox周りの周方向において分割された複数(本実施形態では2つ)の部材からなる。図10、図11において、これら2つの部材の境界線が表れている。送給ローラ21を構成する2つの部材は、各々が第1溝部211C、第2溝部212C、第3溝部213Cを有する。送給ローラ21を構成する2つの部材は、たとえば溶接やねじによる締結などの適宜手段(図示略)により、一体とされている。
送給ローラ21を回転軸23に取り付ける際には、まず、図11に示すように、送給ローラ21周方向における第1溝部211Cの位置と、回転軸23周方向における突起231の位置とを合わせる。次に、送給ローラ21を回転軸23基端側(図中矢印N1方向)に押し込む。このとき、送給ローラ21をばね部材27の付勢力に抗して回転軸23に外嵌させつつ、回転軸23の突起231を、送給ローラ21の端面21b側から第1溝部211Cに進入させる。次に、突起231が第1溝部211Cの奥まで到達し、突起231の軸線方向Z1における位置が第2溝部212Cと一致したところで、送給ローラ21を図11における矢印N2方向に回転させ、第2溝部212Cに突起231を進入させる。
次いで、第2溝部212Cの奥まで突起231が進入した状態で送給ローラ21の回転軸23基端側への押し込みを開放する。そうすると、ばね部材27の復元力により送給ローラ21は回転軸23先端側(図11における矢印N1方向の反対方向)に移動しつつ、第3溝部213Cに突起231が進入する。そして、第3溝部213Cの奥まで突起231が進入した状態で送給ローラ21の回転軸23先端側への移動が規制される。また、第3溝部213Cの奥まで突起231が進入した状態で送給ローラ21の回転軸23に対する相対回転が規制される(図10における送給ローラ21および回転軸23を参照)。このとき、送給ローラ21は、ばね部材27により、軸線方向Z1における回転軸23の先端側に向けて付勢される。送給ローラ21を回転軸23から取り外す際には、上記した送給ローラ21を回転軸23に取り付ける作業と反対の作業を行えばよい。
本実施形態において、送給ローラ21に設けられた第3溝部213C(送給ローラ側規制部)と回転軸23に設けられた突起231(回転軸側規制部)とが互いに係合することにより、送給ローラ21と回転軸23との軸線方向Z1周りの相対回転が規制される。このような構成によれば、工具等を用いることなく回転軸23に対して送給ローラ21の取付け・取り外しを行うことができ、たとえば送給ローラ21の交換に際し、当該交換作業を容易に行うことができる。
本実施形態では、送給ローラ21を回転軸23に取り付けた状態において、回転軸23に設けられた突起231が、送給ローラ21の軸線方向Z1に延びる第3溝部213Cに進入することにより、突起231と第3溝部213Cとが軸線方向Z1周りの回転に対して互いに係合した状態となる。このような構成によれば、図10からもよく理解されるように、回転軸23が軸線方向Z1周りのいずれの方向に回転しても、送給ローラ21と回転軸23との軸線方向Z1周りの相対回転は適切に阻止される。
回転軸23への送給ローラ21の取り付け時には、第3溝部213Cの奥まで突起231が進入した状態で送給ローラ21の回転軸23先端側への移動が規制される。このとき、送給ローラ21は、ばね部材27により、軸線方向Z1における回転軸23の先端側に向けて付勢される。このような構成によれば、送給ローラ21の装着状態において、回転軸23に対する当該送給ローラ21の軸線方向Z1への移動が規制されており、送給ローラ21が回転軸23から不当に脱落することは回避される。
本実施形態において、送給ローラ21は、回転軸線Ox周りの周方向において分割された複数の部材からなる。このような構成によれば、送給ローラ21の内周部に設けられた第1ないし第3溝部211C〜213Cの形成が容易である。
また、上記した第1溝部211C、第2溝部212C、および第3溝部213Cを具備する構成によれば、互いに回転方向が異なる下方と上方の送給ローラ21,21(駆動用ローラおよび加圧用ローラ)について、同一のものを兼用して用いることができる。これにより、送給ローラ21の交換等に際して、当該送給ローラ21の管理が容易となる。
以上、本発明の実施形態を説明したが、本発明の技術的範囲は上記した実施形態に限定されるものではない。本発明の各部の具体的な構成は、種々に変更が可能である。
上記実施形態において、送給ローラ21に凹溝(第1溝部ないし第3溝部:送給ローラ側規制部)を設け、回転軸23に突起231(回転軸側規制部)を設けていたが、これに限定されない。たとえば、送給ローラに送給ローラ側規制部としての突起を設け、回転軸に回転軸側規制部としての、突起が進入し得る凹溝を設けてもよい。
上記第4実施形態に示した送給装置20Cにおいて、送給ローラ21が回転軸線Ox周りの周方向において分割された2つの部材からなる場合を例に挙げて説明したが、送給ローラは、分割された3つ以上の部材から構成してもよい。また、上記第1ないし第3実施形態に示した送給装置20,20A,20Bにおいて、送給ローラ21が分割されていない場合について説明したが、これら第1ないし第3実施形態に示された形状の各送給ローラ21についても、分割された複数の部材から構成することができる。送給ローラを、分割されていない1つの部材から構成するか、或いは回転軸線Ox周りの周方向において分割された複数の部材から構成するかについては、適宜選択可能である。
送給ローラに設けられる送給ローラ側規制部、および回転軸に設けられる回転軸側規制部については、突起および凹溝とは異なる構成を採用してもよい。たとえば、送給ローラ側規制部を、送給ローラの内周部に設けられた非円形穴により構成し、回転軸側規制部を、回転軸の外周部に設けられた非円形軸部により構成する。そして、当該非円形軸部を上記非円形穴に嵌合させることにより、送給ローラと回転軸との相対回転を規制するようにしてもよい。この場合、非円形穴および非円形軸部については、種々の形状を採用することができる。たとえば断面楕円形状、断面多角形状とすることができる。また、非円形軸部を先端側に向かうほど断面積が小となるテーパ状に形成し、非円形穴を、当該テーパ状の非円形軸部が嵌合し、かつ密着しうるように傾斜状に形成してもよい。
さらに、送給ローラの内周部に送給ローラ側規制部としてのねじ穴を設け、回転軸の外周部に回転軸側規制部としてのねじ軸を設け、当該ねじ軸が上記ねじ穴に螺合するように構成してもよい。この場合、上記ねじ軸およびねじ穴については、稼働時の回転軸の回転方向において互いが締まるようにねじ加工を施せばよい。
A1 アーク処理システム
Ox 回転軸線
Z1 軸線方向
W 母材
10 ロボット
111 ベース
112 第1アーム
113 第2アーム
114 トーチ支持部材
116 トーチ
20,20A,20B,20C 送給装置
21 送給ローラ
21a 端面
21b 端面
211,211A,211B,211C 第1溝部(送給ローラ側規制部)
212A,212B,212C 第2溝部(送給ローラ側規制部)
213C 第3溝部(送給ローラ側規制部)
215 追加の凹溝
217 把持用の凹部
219 溝
23 回転軸
23a 端面(回転軸の先端側の端面)
231 突起
25 モータ
251 モータ軸
252 ベアリング
26 支持板
261 支持軸
262 ベアリング
27 ばね部材(付勢手段)
80 ワイヤリール
81 溶接ワイヤ

Claims (15)

  1. 外周部に溶接ワイヤを当接させて当該溶接ワイヤを送給するための送給ローラと、
    上記送給ローラが着脱可能に外嵌され、回転軸線周りに回転可能な回転軸と、を備えた送給装置であって、
    上記送給ローラに設けられた送給ローラ側規制部と、上記回転軸に設けられた回転軸側規制部とが互いに係合することにより、上記送給ローラおよび上記回転軸の上記回転軸線周りの相対回転を規制する、送給装置。
  2. 上記送給ローラ側規制部および上記回転軸側規制部の一方は、突起により構成されており、
    上記送給ローラ側規制部および上記回転軸側規制部の他方は、上記突起が進入しうる凹溝により構成されている、請求項1に記載の送給装置。
  3. 上記凹溝は、上記送給ローラおよび上記回転軸のうち上記凹溝が設けられた一方において、上記回転軸線の延びる方向における端面から当該回転軸線の延びる方向に延びる第1溝部を含む、請求項2に記載の送給装置。
  4. 上記凹溝は、上記送給ローラに設けられており、
    上記送給ローラには、上記回転軸線の延びる方向における一方の端面から他方の端面まで通じる追加の凹溝が設けられ、
    上記第1溝部は、上記回転軸の基端部に対して遠い位置にある端面から延びており、
    上記送給ローラを、上記回転軸線の延びる方向において上記回転軸の先端側に向けて付勢する付勢手段、を更に備える、請求項3に記載の送給装置。
  5. 上記凹溝は、上記第1溝部につながり、上記回転軸線周りの周方向に沿って延びる第2溝部を含む、請求項3に記載の送給装置。
  6. 上記凹溝は、上記送給ローラに設けられており、
    上記第1溝部は、上記送給ローラにおいて、上記回転軸線の延びる方向における一方の端面から他方の端面まで通じており、
    上記第2溝部は、上記回転軸線の延びる方向における中央に位置する、請求項5に記載の送給装置。
  7. 上記第2溝部は、上記第1溝部を挟んで上記周方向の両側に延びている、請求項5に記載の送給装置。
  8. 上記凹溝は、上記第2溝部の端部につながり、上記回転軸線の延びる方向に延びる第3溝部を含む、請求項5に記載の送給装置。
  9. 上記第3溝部は、上記第2溝部の上記端部から、上記端面に向かって延びており、
    上記送給ローラを、上記回転軸線の延びる方向において上記回転軸の先端側に向けて付勢する付勢手段、を更に備える、請求項7に記載の送給装置。
  10. 上記送給ローラ側規制部は、上記送給ローラの内周部に設けられた非円形穴により構成され、
    上記回転軸側規制部は、上記回転軸の外周部に設けられ、上記非円形穴に嵌合する非円形軸部により構成される、請求項1に記載の送給装置。
  11. 上記送給ローラ側規制部は、当該送給ローラ側規制部の内周部に設けられたねじ穴により構成され、
    上記回転軸側規制部は、上記ねじ穴に螺合するねじ軸により構成される、請求項1に記載の送給装置。
  12. 上記送給ローラは、上記回転軸線周りの周方向において分割された複数の部材からなる、請求項1ないし10のいずれかに記載の送給装置。
  13. 上記送給ローラの上記外周部には、上記溶接ワイヤの当接部位を避けた位置において把持用の凹部が設けられている、請求項1ないし12のいずれかに記載の送給装置。
  14. 回転軸に外嵌させて請求項1ないし13のいずれかに記載の送給装置を構成するのに用いられる、送給ローラ。
  15. 請求項1ないし13のいずれかに記載の送給装置と、
    上記送給装置によって送給された溶接ワイヤを用いてアーク処理を行うロボットと、を備える、アーク処理システム。
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